JPH09509969A - 自己分散型硬化性エポキン樹脂、それを用いた分散液およびそれから製造される塗料 - Google Patents

自己分散型硬化性エポキン樹脂、それを用いた分散液およびそれから製造される塗料

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JPH09509969A JP7522927A JP52292795A JPH09509969A JP H09509969 A JPH09509969 A JP H09509969A JP 7522927 A JP7522927 A JP 7522927A JP 52292795 A JP52292795 A JP 52292795A JP H09509969 A JPH09509969 A JP H09509969A
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パパロス,ジョーン,ジー.
グリンシュタイン,ルーベン,エッチ.
シャー,シャイレッシュ
モーヴィー,ジョゼフ,エル.
ジュウェル,ブリアン,ジー.
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ヘンケル コーポレーション
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    • C08G59/226Mixtures of di-epoxy compounds

Abstract

(57)【要約】 自己分散型硬化性エポキシ樹脂組成物は、(a)1.0反応当量のエポキシ樹脂、(b)約0.65〜0.95反応当量の多価フェノール、および(c)0.005〜0.5反応当量のアミン−エポキシ付加生成物を接触させることによって得られる。ここで、アミン−エポキシ付加生成物は1.0当量の脂肪族ポリエポキシドと0.3ないし0.9反応当量のポリオキシアルキレンアミンとを接触させることによって得られる。自己分散型硬化性エポキシ樹脂は水と混合することによって水性分散液となる。水性分散液は硬化させると塗料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 自己分散型硬化性エポキシ樹脂、それを用いた分散液およびそれから製造される 塗料関連出願の参照 本出願は1994年3月1日に出願した米国特許第08/203,543号の 一部継続出願であり、その内容を参照により本出願に含むものとする。発明の分野 本発明は水性エポキシ分散液からなる塗料組成物に関するものである。より具 体的には、本発明は自己分散型硬化性エポキシ樹脂ならびに前記樹脂を含む分散 液及び塗料組成物に関するものである。発明の背景 エポキシ樹脂は塗料組成物の成分として広く使用されるようになった。硬化性 エポキシ樹脂を含む塗料はその耐久性、耐薬品性および様々な支持体に対する優 秀な密着性のため高く評価される。環境の観点から特に好ましいのは揮発性有機 化合物が全く発生せずに、もしくはほんの少量しか発生せずに支持体に塗布され るエポキシ樹脂である。この結論に至るまで、エポキシ樹脂の水性分散液やエマ ルジョンの開発につながる多くの研究が成された。 ある種の水性エポキシ分散液は分散液状態やエマルジョン状態でエポキシ樹脂 を安定させるために必要である1種以上の添加剤を使用する。その添加剤はまた 分散剤や乳化剤や界面活性剤として知られるものである。代表的なものとして米 国特許第3,301,804号に述べられている水性エポキシ分散液(乳化剤と してアルキレングリコールおよびベータジアルキル置換アミノアルカノールの両 方とホウ酸とから誘導されたホウ酸エステルの反応生成物を用いるもの)、米国 特許第3,634,348号(乳化剤として燐酸エステルを用いるもの)、米国 特許第3,249,412号(イミダゾリンとアミドからなる群から選択された カチオン乳化剤と非イオン性乳化剤とを組み合わせたもの)、およびTexas 州BellaireのTexaco Chemical Company で入 手可能な”Jeffamine(登録商標)ED−2001と Jeffamine(登録商標)M−1000を用いたエポキシ変性樹脂による 水分還元可能塗料”と題された、Specialty Chemicals B ulletin SC−021などがある。他の例はPROX−E−141、P luronic(登録商標)F88ジオールのジグリシジルエーテル(New Jersey州ParsippanyのBASF Performance C hemicals社で入手可能なエチレンオキサイド−プロピレンオキサイド− エチレンオキサイドブロック共重合体)をエポキシ樹脂の反応性分散剤として使 用することを発表したNorth Carolina州Morgantownの Synthron Inc.の技術文献により得られる。PROX−E−141 はエポキシ樹脂に対して水中で分散剤として作用するが、アミン官能基を有する 硬化剤と接触するとエポキシ樹脂と反応するだろう。 水性エポキシ分散液の安定を得るための添加剤の使用において、そのような添 加剤を加えることにつれて費用がかさむことや製造方法が複雑になることを避け ることが好ましく、また添加剤の使用は水性エポキシ分散液から得られる塗料の 性能を潜在的に妨げる可能性がある。 自己乳化型エポキシ樹脂から水性エポキシ分散液を製造することは知られてい る。例えば、米国特許第4,315,044号においては、(1)水性媒体;お よび(2)(a)重量で40〜90部の二価フェノールのジグリシジルエーテル ;(b)重量で5〜35部の二価フェノール;および(c)重量で2〜15部の ポリオキシアルキレングリコールのジグリシジルエーテルを含む反応体の付加生 成物である自己乳化型エポキシ樹脂を約50〜70重量%含み、その中のエポキ シ樹脂の分子量が約500〜20,000の範囲内であるような安定性エポキシ 分散型化合物が記載されている。分散液はまた水と混和しないC8〜C20脂肪族 モノエポキシド反応性希釈剤を樹脂固体物に対して1〜25重量%含むことがで きる。 米国特許第4,608,406号において、(1)水性媒体;および(2)( a)重量で40〜90部の二価フェノールのジグリシジルエーテル;(b)重量 で5〜35部の二価フェノール;(c)重量で2〜15部のポリオキシアルキレ ングリコールのジグリシジルエーテル;および(d)重量で2〜15部のアル キルフェノール−ホルムアルデヒド ノボラック樹脂を含む反応体の付加生成物 である自己乳化型エポキシ樹脂を約50〜70重量%含み、その中のエポキシ樹 脂の分子量が約1000から約20,000の範囲内であるような安定性エポキ シ樹脂分散液が記載されている。安定分散液は約1〜約25重量%の脂肪族モノ エポキシド反応性希釈剤を加えることによって変性することができる。 凍解安定性を高めるための試みにおいて、安定性エポキシ樹脂分散液は樹脂固 体重量に対して約5〜20重量%の水混和性溶剤、好ましくは炭素数が2〜8で あるグリコールもしくはグリコールエーテルであるが、それを加えることによっ て変性される。 エポキシ樹脂分散液の凍解抵抗性および工業用補修コーティングシステムとし ての利用に適合するエポキシ樹脂分散液から得られる塗料の耐蝕性耐薬品性の点 から、より一層の改良の必要性がある。 それ故に、本発明の主な目的は水性エポキシ分散液を安定させるための添加剤 を必要とせず、水中に分散させることができる自己分散型硬化性エポキシ樹脂を 提供することである。 本発明の他の目的は、貯蔵周囲条件下で長期間安定性を示す自己分散型硬化性 エポキシ樹脂の水性分散液を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、自己分散型硬化性エポキシ樹脂を含む塗料を提供 することであり、またその塗料は硬化したときに優秀な特性を示すものである。 本発明の他の目的や効果は付随する説明および実施例から明らかになるであろ う。 発明の概要 (a)1.0反応当量のエポキシ樹脂、(b)約0.65〜0.95反応当量 の多価フェノール、および(c)約0.005〜0.5反応当量のアミン−エポ キシ付加生成物を接触させると自己分散型硬化性エポキシ塗料が得られることが わかった。この時のアミン−エポキシ付加生成物は1.0当量の脂肪族ポリエポ キシドと約0.3〜約0.9反応当量のポリオキシアルキレンアミンとを接触さ せることにより形成される。 本発明の自己分散型硬化性エポキシ樹脂は水と混合することにより分散液を形 成する。硬化した時の自己分散型硬化性エポキシ樹脂のフイルムは塗料として有 用である。 本発明の詳細な説明 自己分散型エポキシ硬化性組成物は、(a)1.0反応当量のエポキシ樹脂、 (b)約0.65〜0.95反応当量、好ましくは約0.75〜0.90反応当 量の多価フェノール、および(c)約0.005〜0.5反応当量(一般的に約 0.005〜0.05反応当量で、より一般的には約0.005〜0.025反 応当量であり、好ましくは約0.005〜0.015反応当量)のアミン−エポ キシ付加生成物を接触させて製造されるものであり、そのアミン−エポキシ付加 生成物は1.0当量の脂肪族ポリエポキシドと約0.3〜0.9、好ましくは約 0.6〜約0.8反応当量のポリオキシアルキレンアミンとを接触させることに より形成される。ポリオキシアルキレンアミン ポリオキシアルキレンアミン反応体はアミン基および実質的に水溶性のポリエ ステル鎖の両方を有する1個以上のアミノ化合物を含む。ポリオキシアルキレン アミン反応体は水溶性もしくは少なくとも一部水溶性である。本明細に好適なポ リオキシアルキレンアミン反応体を生成する方法は既知の技術であり、例えばヒ ドロキシル基を含む反応開始剤とエチレンオキサイドおよび/もしくはプロピレ ンオキサイドの反応があげられ、その反応では末端のヒドロキシル基がアミンに 転化する。本発明において使用されたポリオキシアルキレンアミン反応体はJa ffamine(登録商標)のポリオキシアルキレンアミンで、Texas州B ellaireのTexaco Chemical Company社から入手 できるものである。 本発明のポリオキシアルキレンアミンの構造式は: R1−O−R2−CH2CH(R3)−NH2 であり、その R1はC1〜C12の脂肪族、脂環族もしくは芳香族炭化水素からなる群から選 択された一価の有機基を示しており、そして R2は以下の構造式を有するポリオキシアルキレン鎖を表し: (CH2−CH2−O)a−(CH2−CH(R4)−O)b そのR4はC1〜C4の脂肪族炭化水素からなる群から選択された一価の有機基 であり、 ’a’はエトキシル基(CH2−CH2−O)の数を示し、 ’b’は一置換のエトキシル基(CH2−CH(R4)−O)の数を示し、その一 つの一置換エトキシル基の置換はポリオキシアルキレン鎖中の他のどの一置換エ トキシル基の置換とも独立していて、’a’と’b’の合計は10もしくはそれ より多い数であるが200もしくはそれを超えない数であり、そのポリオキシア ルキレン鎖中のエトキシル基と一置換エトキシル基の配列は完全にランダムおよ び/もしくは、エトキシル基および/もしくは一置換エトキシル基のブロックで あってもよく、そして、 R3はHもしくはC1〜C4の脂肪族炭化水素からなる群から選択された一価の 有機基を示している。 好ましいポリオキシアルキレンアミンはR1、R3およびR4を有し、それぞれ はメチルと同等で、そして(i)’a’と’b’の比率は約4:1で、そのエト キシとイソプロポキシ基はランダムブロックに配列され、ポリオキシアルキレン アミンの分子量は約4,000未満であり、もしくは(ii)5つのエトキシル 基からなるブロックがエトキシとイソプロポキシ基のランダム配列で結合し、そ のランダム配列内の’a’と’b’の比率は約7:3であり、ポリオキシアルキ レンアミンの分子量は約4,000未満であり、もしくは(iii)’a’と’ b’の比率は約95:5で、そのエトキシとイソプロポキシ基は実質的に2つの ブロックとなるように配列され、ポリオキシアルキレンアミンの分子量は約6, 000未満であり、もしくは(iv)’a’と’b’の比率は約7:3で、その エトキシとイソプロポキシ基はランダムな配列示し、ポリオキシアルキレンアミ ンの分子量は約4,000未満であり、もしくは(v)’a’と’b’の比率は 約4:1で、そのエトキシとイソプロポキシ基はランダムな配列を示し、ポリオ キシアルキレンアミンの分子量は約4,000未満のいずれかである。 最も好ましいポリオキシアルキレンアミンはTexas州Bellaireの Texaco Chemical CompanyのJeffamine(登録 商標)M−2070である。Texaco社によると、このポリオキシアルキレ ンアミンはメタノールをエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとに反応さ せ、末端のヒドロキシル基をアミンに転化させることによって得られる。最も好 ましいポリオキシアルキレンアミンの分子量は約2,000であり、プロピレン オキサイドとエチレンオキサイドのモル比は10/32である。脂肪族ポリエポキシド 脂肪族ポリエポキシド反応体はそれぞれ複数のエポキシ基を有する1個以上の 化合物を含む。脂肪族ポリエポキシド反応体は分子内に少なくとも2個のエポキ シ基を有し、分子内に6個程度のエポキシ基を有することができる。好適なポリ エポキシド化合物を製造する方法は既知の技術であり、例えば適当な触媒の存在 下でのエピクロロヒドリンと複数のヒドロキシル基を有する化合物との反応があ げられる。好適な脂肪族ポリエポキシド化合物はPennsylvania州A mblerのHenkel Corporationから市販のものが入手でき 、それらの商品名は”Capcures(登録商標)”もしくは”Photom ers(登録商標)”である。 本発明に係わる典型的な級の脂肪族ポリエポキシド反応体は以下の構造式を持 つ: そのR5は’c’と’d’の合計数と同じだけの原子価を有する直鎖、分枝鎖 もしくは環状の脂肪族もしくは脂環族有機基を示し、その’c’と’d’の合計 数は2もしくはそれより多い数だが、6もしくはそれを越えない数であり、’d ’は2もしくはそれより多い数だが6もしくはそれを越えない数である。’c’ と’d’の合計数が2であるとき、R5は2〜14個の炭素原子を有する直鎖、 分枝鎖もしくは環状の脂肪族もしくは脂環族二価有機基を示し、特に、二価アル コールであるエチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール 、デ カンジオールおよびドデカンジオールのヒドロキシル基が脱離した後に残る炭化 水素部を含み、また’c’と’d’の合計数が3であるとき、R5は3〜14個 の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖もしくは環状の脂肪族もしくは脂環族三価有機 基を示し、特に、三価アルコールであるグリセロール、1,1,1−トリス(ヒ ドロキシメチル)エタン、および2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1, 3−プロパンジオールのヒドロキシル基が脱離した後に残る炭化水素部を含み、 また’c’と’d’の合計数が4であるとき、R5は5〜30個の炭素原子を有 する直鎖、分枝鎖もしくは環状の脂肪族もしくは脂環族四価有機基を示し、特に 、四価アルコールであるペンタエリトリトールのヒドロキシル基が脱離した後に 残る炭化水素部を含み、そして’c’と’d’の合計数が5であるとき、R5は 6〜30個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖もしくは環状の脂肪族もしくは脂環 族五価有機基を示し、そして’c’と’d’の合計数が6であるとき、R5は8 〜30個の炭素原子を有する直鎖、分枝鎖もしくは環状の脂肪族もしくは脂環族 六価有機基を示し、特に、六価アルコールであるジペンタエリトリトールのヒド ロキシル基が脱離した後に残る炭化水素部を含み、 R6は以下の構造式を持つ二価ポリオキシルキレン鎖であり: −O−(CH2−CH2−O)e−(CH2−CH(R7)−O)f そのR7はC1〜C4脂肪族炭化水素からなる群から選択された一価有機基であ り、 ’e’はエトキシ基(CH2−CH2−O)の数を示し、 ’f’は一置換エトキシ基(CH2−CH(R7)−O)を示し、その一つの一置 換エトキシ基の置換はポリオキシアルキレン鎖中他のどの一置換エトキシ基の置 換とも独立していて、’e’と’f’の合計数は0もしくはそれより多いが10 もしくはそれより少なく、そのポリオキシアルキレン鎖中のエトキシと一置換エ トキシ基の配列は完全にランダムおよび/または、エトキシおよび/または一置 換エトキシ基のブロックであってもよい。 最も好ましい脂肪族ポリエポキシド化合物はペンタエリトリトール、プロピレ ンオキサイドおよびエピクロロヒドリンの反応生成物であり、そのエポキシ当量 (EEW)は約230である。エポキシ樹脂 本発明の実施に際して使用されたエポキシ樹脂は、分子中に二つ以上のエポキ シド基および一つ以上の6炭素芳香環を有する一つ以上の多価フェノールのポリ グリシジルエーテルを含み、以下の構造式により表される: そのR8は少なくとも一つの6炭素芳香環(例えば’g’が2の時、R5は−C H2−O−φ−C(CH32−φ−O−CH2−もしくはR5は−CH2−O−φ− CH2−φ−O−CH2−であり得て、そのφはフェニル基を表す。)を含有する ’g’価のC6−C50有機基を示し、’g’は2もしくはそれより大きい数であ るが6もしくはそれを超えない数である。 そのようなエポキシ樹脂を製造する技術は既知の方法であり、例えば適当な触 媒の存在下でエピクロロヒドリンと二つ以上のヒドロキシル基を持つ化合物とを 反応させる方法があげられる。好適なエポキシ樹脂は様々な出所から市販のもの が入手でき、その中にはTexas州HoustonのShell Chemi cal CompanyのEPON(登録商標)、Michigan州Midl andのDow Chemical CompanyのDER(登録商標)もし くはDEN(登録商標)も含まれる。 好適なエポキシ樹脂の例としては: I)それぞれエピクロロヒドリンもしくはベータ−メチル−エピクロロヒドリ ンとカルボキシル基を分子内に少なくとも二つ含有する化合物との反応によって 得られるポリグリシジルおよびポリ(ベータ−メチルグリシジル)エステル。反 応は塩基の存在下で旨く実行される。使用できる芳香族ポリカルボン酸の例は、 例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸を含む。 II)アルカリ性条件下もしくは酸触媒の存在下で、反応を行った後にアルカ リ処理を行う条件下でそれぞれエピクロロヒドリンもしくはベータ−メチル−エ ピクロロヒドリンと遊離フェノール系ヒドロキシル基を少なくとも二つ含有する 化合物との反応によって得られるポリグリシジルおよびポリ(ベータ−メチルグ リシジル)エステル。 このタイプのエポキシ化合物は例えばレソルシノールもしくはヒドロキシノン のような単核フェノール;もしくはそれらは例えばビス(4−ヒドロキシフェニ ル)メタン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニ ル)スルホン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン 、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5− ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンのような多核フェノールから得ら れるものであってもよいが、およびホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、クロ ラールもしくはフルフリルアルデヒドのようなアルデヒド類とフェノールもしく はハロゲン原子、またはC1〜C18(好ましくはC1〜C9)のアルキル基で置換 されたフェノール類、例えば4−クロロフェノール、2−メチルフェノールもし くは4−ターシャル−ブチルフェノールのようなアルキル基によって置換された フェノールとの縮合、もしくはビスフェノールとの縮合を上記で述べた方法で行 うことによって得られるノボラックから得られるものであってもよい。 好ましく使用されるエポキシ樹脂は2〜10当量/モルのエポキシ分を有し、 芳香族もしくはアルキル芳香族化合物のグリシジルエーテルもしくはグリシジル エステルである。特に好ましいエポキシ樹脂は例えば2,2−ビス(4−ヒドロ キシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)もしくはビス(4−ヒドロキシフ ェニル)メタン(ビスフェノールF)のようなビスフェノールのポリグリシジル エーテル、もしくはホルムアルデヒドとフェノールを反応させて生成されるノボ ラックである。費用と入手しやすさの点で最も好ましいエポキシ樹脂はビスフェ ノールAを基本としたポリグリシジルエーテルである。 好ましいエポキシ樹脂の当量は、約400グラム/当量未満で、例えば約10 0グラム/当量から約350グラム/当量、より好ましくは約150グラム/当 量から約225グラム/当量であり、例えばDow Chemical社から入 手できるDER331は約182グラム/当量である。多価フェノール 多価フェノール反応体は一つ以上の6炭素芳香環と共有結合している複数のヒ ドロキシル基をそれぞれ有する一つ以上の化合物を含む。多価フェノール反応体 はアルキル、アリル、スルフィド、スルホニル、ハロゲンなどのような置換基を 有してもよい。多価フェノールは以下の構造式で表される: R9(OH)h そのR9は少なくとも一つの6炭素芳香環を有する’h’価C6〜C50有機基を 示し、’h’はフェノール性ヒドロキシル基の数を示し、’h’は2もしくはそ れより多い数だが6もしくはそれを超えない数である。 好適な多価フェノール化合物を製造する方法は既知の技術である。好適な多価 フェノール化合物は、Michigan州MidlandのDow Chemi cal CompanyおよびTexas州HoustonのShell Ch emical Companyから市販のものが入手できる。 好適な多価フェノールについての例は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル )プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、 2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2 −ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキ シフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒ ドロキシフェニル)スルフィド、レソルシノール、ヒドロキノン、フェノール− ホルムアルデヒド ノボラック樹脂等である。最も好ましい二価フェノールはそ の費用と入手しやすさから2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン( ビスフェノールA)およびビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ビスフェノ ールF)である。アミン−エポキシ付加生成物 本発明の自己分散型硬化性エポキシ樹脂はアミン−エポキシ付加生成物を用い て製造されてもよく、そのアミン−エポキシ付加生成物は次に多価フェノールお よびエポキシ樹脂と反応する。アミン−エポキシ付加生成物の構造はアミン−エ ポキシ付加生成物の製造時に使用するポリオキシアルキレンアミンと脂肪族ポリ エポキシドの構造式、および反応体の相対比率に左右される。 典型的なアミン−エポキシ付加生成物は以下の構造式を持つ: その’i’は繰り返し単位の数を示し、’i’は0もしくはそれより多い数だ が50もしくはそれを超えない数である。自己分散型硬化性エポキシ樹脂 本発明の自己分散型硬化性エポキシ樹脂はアミン−エポキシ付加生成物を多価 フェノールおよびエポキシ樹脂と反応させることによって製造される。自己分散 型硬化性エポキシ樹脂の構造や組成はアミン−エポキシ付加生成物、エポキシ樹 脂、多価フェノールの構造、および反応体の相対比率による。 上記の反応の生成物は二つの異なる基を有する高分子物質のきわめて複雑な混 合物と考えられている。もしフェノール成分が二価であり、エポキシ成分がジエ ポキシドであるとすればそれぞれの反応生成物の原子団の簡素化された構造を示 すことができる。 構造[I] その'j'は繰り返し単位の数を示し、0もしくはそれより多い数であるが20 もしくはそれを超えない数である。 構造[II] その’GE’は と定義され、他の全ての変数は上記に定義されたとおりである。有機補助溶剤 本発明の自己分散型硬化性エポキシ樹脂は非反応性で水と混和性の有機補助溶 剤と結合反応してもよい。この有機補助溶剤は自己分散型硬化性エポキシ樹脂の 粘着性を抑えるために使用される。好ましい有機補助溶剤は一価および二価アル コールのアルキルエーテルを含み、そのアルキル基はC1〜C8の直鎖もしくは分 枝した脂肪鎖もしくは脂環鎖を含む。補助溶剤の選択は自己分散型硬化性エポキ シ樹脂のポットライフに影響を及ぼす。例えば得られた樹脂について、Ekta solve EP(Eastman Chemicals)の様な補助溶剤を、 以下の補助溶剤(記載順にポットライフが増加する):1−メトキシ−2−プロ ピル アセテート、メチル n−アミル ケトンもしくはジプロピレングリコー ル n−ブチルエーテルのうちの一つと置き換えることによってポット ライフを増加させることが可能である。反応性希釈剤 本発明における好ましい安定性エポキシ樹脂分散液は、水と混和しないC8〜 C20脂肪族モノエポキシド反応性希釈剤を含有している。上記のモノエポキシド 成分はハロゲン、イオウ、リンその他のこのようなヘテロ原子の他脂環族および 芳香族構造を持つことができる。好適な反応性希釈剤はNew Jersey州 Cherry Hillの CVC Specialty Chemicals ,Inc.から入手することができる。 モノエポキシド反応性希釈剤の例は、デカンおよびシクロヘキサンの様な不飽 和炭化水素をエポキシ化したもの;2−エチルヘキサノール、ドデカノールおよ びエイコサノールのような一価アルコールのグリシジルエーテル;ヘキサン酸の ようなモノカルボン酸のグリシジルエステル;グリシドアルデヒドのアセタール などである。好ましい反応性希釈剤はC8〜C10脂肪族の一価のアルコールのグ リシジルエーテルである。 水性エポキシ樹脂分散液中に水と混和しないC8〜C20脂肪族モノエポキシド 反応性希釈剤が存在することは分散液の粘性を変えることの他ににかなり効果的 な影響を与える。例えば前記の水と混和しない反応性希釈剤はエポキシ樹脂固体 の粒子を被覆するように思われ、それにより剪断応力、凍解抵抗力、保存粘着安 定性および塗料光沢が良好な水性分散液を得ることができる。 また反応性希釈剤はエポキシ官能なので、分散液組成物に硬化剤を混ぜ、表面 に塗布した後の室温で硬化して形成されるフイルムに化学的に結合するようにな る。反応性希釈剤の総量は分散液組成物中の不揮発性分の割合を計算することに よって与えられる。自己分散型硬化性エポキシ樹脂の製造 本発明の自己分散型硬化性エポキシ樹脂の製造において、まずアミン−エポキ シ付加生成物は、ポリオキシアルキレンアミン反応体と脂肪族ポリエポキシド反 応体とを結合反応させ、加熱して約130℃までゆっくりと温度を上げていき、 約2.5時間その温度を保ち、その後反応器からアミン−エポキシ付加生成物を 取り出すことによって製造される。自己分散型エポキシ樹脂はアミン−エポキシ 付加生成物、多価フェノールおよびエポキシ樹脂の混合物を、水酸化カリウム、 トリフェニルホスフィン、ベンジルジメチルアミン等の触媒の存在下でかき混ぜ ながら約150℃まで加熱することによって製造される。その後発熱反応が起こ り、そして反応温度を約150〜160℃に保つために冷却される。混合物は発 熱反応終了後引き続き約一時間約160℃に保たれ、その後190℃まで加熱さ れる。反応を完了させるために190℃で約15分間反応させ、そして約160 ℃まで冷却し、冷却して自己分散型硬化性エポキシ樹脂を反応器から取り出す前 に少量の水溶性有機溶剤が加えられる。自己分散型硬化性エポキシ樹脂の水性分散液の製造 本発明の水性エポキシ分散液は自己分散型硬化性エポキシ樹脂を反応器に充填 し、樹脂をかき混ぜながら約50〜100℃まで加熱することによって製造され る。自己分散型硬化性エポキシ樹脂に水を徐々に加え温度を約50℃まで下げる 。この間、油中水型分散液が形成され、その後水中油型分散液に転化する。転化 後、C8〜C10アルコールモノグリシジルエーテルの形の反応性希釈剤とともに 、追加の水を加えてもよい。 水性分散液中のオイル相の粒子サイズは、粒子サイズを縮小する物理的な技術 で変化させることができる。粒子サイズ縮小は沈殿物の水性分散液に高い剪断応 力を与える方法、例えば米国特許第4,533,254号(Cook 他.)に 開示されているようなホモジナイザーを用いる方法(これに関する開示内容を参 照により本明細書に含むものとする)Massachusetts州Newto nの Microfluidics Corporationから市販されてい る MICROFLUIDIZERTMによって成し遂げられることが好ましい。 ホモジナイザーについてはW.C.Griffin,”Emulsions”, Encyclopedia of Chemical Technology, Vol.8,pp.900〜930(Kirk−Othmer,eds.,J ohn Wiley&Sons, Inc., New York,New York, 3d ed.,1979)で考察され ていて、それについての開示内容を参照により本明細書に含むものとする。 通常自己分散型樹脂の水性分散液は長期の保存期間(例えば5〜6ケ月)にわ たって優秀な化学安定性および物理安定性を示すだろう。化学安定性の一例とし ては、自己分散型樹脂の水性分散液のエポキシ当量(EEW)は実質的に一定で あり、例えば水性分散液を製造してから少なくとも一ケ月の間は分子量増加の傾 向は見られない。 エポキシ当量はクリスタルバイオレットを指示薬とし過塩素酸を使用した示差 滴定によって決定できる。(例えば、最初の試料は、クリスタルバイオレット指 示薬がまずグリーンを示す終点まで0.1N過塩素酸で滴定され、水性分散液の アミン当量はこの滴定値から計算され、第二試料は過剰のテトラエチルアンモニ ウムブロミドと混合され、0.1Nの過塩素酸で少なくとも30秒間持続するグ リーン終点まで滴定する。エポキシドとアミン総当量はこの滴定値から計算され 、そしてエポキシ当量はその差として計算される。) 物理安定性の一例として、樹脂は水性分散液の製造から少なくとも一ケ月の期 間、層形成が見られない、すなわち分散樹脂相から分離した層として肉眼で観察 できる水の相が形成されない。 他の成分を不必要に除外することを望んでいないとしても、アミン−エポキシ 付加生成物の塩を形成するための揮発性の酸の使用が必要ないということは注意 すべきであり、そういうわけで、この付加生成物やそれを伴って製造されるどん な自己分散型樹脂の水性分散液も、および/またはそのような自己分散型樹脂か ら製造されているどんな塗料組成物においても揮発性の酸の使用は除外されなけ ればならない。さらに成分の選択は硬化剤を旨く働かせるために大変重要なので 、自己分散型樹脂もしくはそれらから製造された塗料の基本的な特性に悪影響を 及ぼすような他の成分は除外されるべきである。当該技術に卓越した人は、下記 の記載の助けがあれば、基本的な方法で特定の量の特定の成分が自己分散型樹脂 の性質に悪い影響を与えるか、すなわち硬化して保護膜を製造するための使用を 禁じるか、を決めることができる。自己分散型エポキシ樹脂の水性分散液を含む塗料組成物 本発明の塗料組成物は水性エポキシ分散液を好適な硬化剤と組み合わせて反応さ せることによって製造される。この塗料は45分後には粘着性を失い、優秀な塗 膜特性を持つ。本発明の水性エポキシ樹脂塗料組成物は、有機顔料、無機顔料、 界面活性剤、増粘剤等の塗料技術において、慣用的に用いられる添加剤をさらに 含有してもよい。 室温硬化型水性塗料は上記に記した安定性分散型エポキシ樹脂組成物と、ポリ アミン硬化剤のようなエポキシ−相互作用硬化ビヒクルとを混合させることによ って製造される。混合物中の活性アミノ水素とエポキシ基との比率は0.5:1 〜2:1の範囲内、好ましくは約0.8:1〜1.5:1の範囲内である。工業 用の補修塗料としての目的においてアミノ水素は、周囲温度でエポキシ基との橋 かけ相互作用をもたらすに足りるほど十分な反応性を持たねばならない。 好適なポリアミン硬化剤は水に溶解し分散し、そして一分子に二つより多くの 活性水素原子を含む。そのような硬化剤はアルキレンポリアミンで以下の化学式 で表される: H2N−T−(NH−T)uNH2 その’T’は2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基で、’u’は0もしく はそれより多い数であるが5もしくはそれを越えない数である。そのようなアル キレン ポリアミンはエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレテ トラアミン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミン、プロ ピレンジアミン、ジブチレントリアミン、ヘキサメチレンジアミン等を含む。本 発明の実施に際し使用可能な他のポリアミン硬化剤はポリアミドアミンで、これ はアルキレンポリアミンと脂肪酸との反応生成物である。そのようなポリアミド アミンは既知の技術であり、米国特許第2,705,223号、2,811,4 95号および2,899,397号に記載され、それらの特許の開示内容を参照 により本明細書に含むものとする。他のポリアミン硬化剤はポリアミンとエポキ シ化合物の付加生成物で、米国特許第2,651,589号、2,864,77 5号および4,116,900号に記載され、それらの特許開示内容を参照によ り本明細書に含むものとする。 有益な硬化剤の例としては1993年6月30日に出願された米国特許出願番 号08/085,861のJason Chou 他による”水性エポキシ樹脂 のための硬化剤”で開示されているものがあり、この開示内容を参照により本明 細書に含むものとする。これらのエポキシ硬化剤は基本的に約12個未満の炭素 原子を有するアルキレンポリアミン、約18個未満の炭素原子を有する芳香族モ ノ−グリシジルエーテル、および平均して約3.5未満のオリゴマー化率を有す る芳香族ジオールのジグリシジルエーテルを主成分とする反応体の反応生成物を 含み、前記芳香族グリシジルエーテルおよび芳香族ジオールの前記ジグリシジル エーテルの総エポキシ当量に対するその前記アルキルポリアミンの一級アミン当 量の比率は、実質的に1を越えず、芳香族ジオールの上記ジグリシジルエーテル のエポキシ当量に対する上記芳香族モノグリシジルエーテルの比率は1を越える 。 アミン硬化剤に加えて、硬化促進剤を塗料に含むことができる。そのような促 進剤により硬化時間が短縮され、早急に粘着性を失う。アミン硬化剤に有用な促 進剤は、例えばN,N’−ビス(ジメチルアミノプロピル)尿素のような第三ア ミンがある。 本発明の組成物は特にその組成物を加熱して硬化することにより塗料を製造す る場合他の硬化剤が用いることができる。そのような付加的な硬化剤の例はアミ ノプラストやフェノプラスト樹脂である。好適なアミノプラスト樹脂は尿素とメ ラミンを、場合によってはアルデヒドと反応させアルコールでより一層エステル 化させた反応生成物である。アミノプラスト樹脂の成分の例は、尿素、エチレン 尿素、チオ尿素、メラミン、ベンゾグアナミンおよびアセトグアナミンである。 アルデヒドはホルムアルデヒド、アセトアルデヒドおよびプロピオンアルデヒド を含む。アミノプラスト樹脂はアルキロールの形で用いられるが、好ましくはそ の中のエーテル化剤が1〜8個の炭素原子を有する一価アルコールであるような エーテルの形で使用される。好適なアミノプラスト樹脂の例は、メチロール尿素 、ジメトキシメチロール尿素、ブチル化高分子ユリアホルムアルデヒド樹脂、ヘ キサメトキシメチルメラミン、メチル化高分子メラミンホルムアルデヒド樹脂お よびブチル化高分子メラミンホルムアルデヒド樹脂である。 フェノプラスト樹脂はフェノールとアルデヒドの反応生成物であり、反応性メ チロール基を有する。これらの組成物は初期濃縮反応で使用されるフェノールと アルデヒドのモル比によって性質的にモノマーもしくはポリマーで現存すること ができる。好適なフェノールの例は、フェノール、o,m,もしくはp−クレゾ ール、2,4−キシレノール、3,4−キシレノール、2,5−キシレノール、 カルダノール、p−ターシャル−ブチルフェノール等である。有用なアルデヒド はホルムアルデヒド、アセトアルデヒドそしてプロピオンアルデヒドである。特 に有用なフェノプラスト樹脂はポリメチロールフェノールで、そのフェノール基 は例えばメチルやエチル基などのアルキルでエーテル化されている。 他のエポキシ樹脂硬化剤もまた有用である。例えば、触媒硬化剤:ルイス塩基 (第三アミンのような)、ルイス酸(三フッ化ホウ素のような)、陽イオン硬化 剤(アリルジアゾニウム塩、ジアリルイオジウム塩、VIa族元素、特にイオウ のオニウム塩)および反応性硬化剤:メルカプタン、イソシアネート、カルボン 酸そして酸無水物である。通常のエポキシ樹脂の硬化剤についてはthe En cyclopedia of Polymer Science and En gineeringのvol.6,pp.340−361(John Wile y&Sons, Inc.,N.Y.,N.Y.,1986)にて、述べられて おり、その開示内容を参照により本明細書に含むものとする。 以下の実施例は本発明をより説明する。反応体および他の具体的な成分は典型 例として表され、本発明の範囲内で上記の開示を考慮して様々な変更が可能であ る。 実施例 実施例1 アミンーエポキシド付加生成物の製造(66%付加) 攪拌機、加熱マントル、窒素ライン、冷却コンデンサーおよび温度計を装着し た1リットル反応フラスコに485グラム(0.4当量)のJeffamine 2070(Texas州HoustonのTexaco Chemical C ompany)および142.2グラム(0.61当量)ポリエポキシドのプ ロポキシルペンタエリトリトール(5プロピレンオキサイド)(Henkel Corporation,Ambler,PA)のポリエポキシドを充填する。 この反応混合物をかき混ぜながら125℃〜130℃に加熱し、約2.5時間こ の温度を保つ。そしてその後70℃まで冷却し反応生成物をエポキシドとアミン の含有量を調べるために分析する。アミン−エポキシド付加生成物は0.4me q./gmの全アミンと0.33meq./gmのエポキシドを有し、このこと により約66%の初期遊離エポキシド基がアミンと反応したことがわかる。 実施例1A アミンーエポキシド付加生成物(50%付加) 75.0gm(0.063当量)のポリエトキシアミン*および35.5gm のポリエポキシド(0.126当量)のプロポキシル(5プロピレンオキサイド )ペンタエリトリトールを反応させるという違いを除いて、上記の実施例1を繰 り返した。結果として得られた付加物は、0.34me*/gmの全アミンと0 .54me/gmのエポキシドを含む製造物を生じ、これにより、50%の原エ ポキシドがアミンによって半分付加されていることがわかる。 * TEXACO社のJeffamine M−2070 * ミリ当量 実施例1B アミンーエポキシド付加生成物(75%付加) 75.0gm(0.063当量)のポリエトキシアミン*および23.6gm ポリエポキシド(0.083当量)のプロポキシル(5プロピレンオキサイド) ペンタエリトリトールを反応させるという違いを除いて、上記の実施例1を繰り 返した。結果として得られた付加物は、0.4me/gmの全アミンと0.26 me/gmのエポキシドを含む製造物を生じ、これにより、約75%の初期エポ キシドがアミンによって付加されていることがわかる。 * TEXACO社のJeffamine M−2070 実施例1C アミンーエポキシド付加生成物(66%付加) 50.0gm(0.0831当量)のポリエトキシアミン*および35.0g mポリエポキシド(0.1245当量)のプロポキシル(5プロピレンオキサイ ド)ペンタエリトリトールを反応させるという違いを除いて、上記の実施例1を 繰り返した。結果として得られた付加物は、0.61me/gmの全アミンと0 .37me/gmのエポキシドを含み、これにより、約66%の初期エポキシド がアミンによって付加されていることがわかる。 * TEXACO社のJeffamine M−1000 実施例1D 150.0gm(0.102当量)のポリエトキシアミン*および41.6g mポリエポキシド(0.153当量)のプロポキシル(5プロピレンオキサイド )ペンタエリトリトールを反応させるという違いを除いて、上記の実施例1を繰 り返した。結果として得られた付加物は、0.32me/gmの全アミンと0. 31me/gmのエポキシドを含み、これにより、約66%の初期エポキシドが アミンによって付加されていることがわかる。 * TEXACO社の実験アミン No.6940−29(MW3,000) 実施例2 自己分散型樹脂の製造 加熱マントル、窒素ライン、冷却コンデンサー、温度計および攪拌機を装着し た反応フラスコに215.0グラム(1.15当量)のビスフェノールAのジグ リシジルエーテル、105.6グラム(0.926当量)のビスフェノールA、 上記(実施例1)で製造された61.1グラムのアミン エポキシド付加生成物 および0.60グラムのトリフェニルホスファインを充填する。反応物を窒素雰 囲気中でかき混ぜながら95℃まで加熱する。0.5時間後、反応混合物を16 5℃まで加熱する。形成される樹脂のエポキシ当量が1670グラム/当量(過 塩素酸、チモールブルー指示薬による)になるのに必要な時間、すなわち50分 間混合物を165℃に保つ。165℃で1.5時間加熱した後、混合物を100 ℃に冷却するのと同時にプロポキシエタノールを加える。プロポキシエタノール 溶剤(総量で101.6グラム)は0.5時間かけて加え、その結果温度が12 0℃まで上昇する。120℃で0.5時間かき混ぜることにより、反応物を冷却 する。混合物が112℃の時点で112.2グラムの水を1時間かけて加え、最 終的な反応混合物の温度を90℃にする。その後、反応混合物を0.5時間かけ て65℃まで冷却する。65℃で油中水型分散液は水中油型分散液に変わる。6 5℃で15分間かき混ぜた後、また168.4グラムの水を50分以上かけて加 える。反応生成物を50分間63℃でかき混ぜ、その後取りだす。結果として得 られた自己分散型樹脂はプロポキシエタノール中に52.0%の固形分として存 在し、粘度2940cpsおよび1.7ミクロンの粒子サイズを持つものが総量 728グラム(95%)得られる。実施例2A−2F 一連の樹脂は実質的に実施例2の過程と類似する方法、および表1に示された 要因に従って製造される。(実施例2Aにおいて、反応体充填材料は脂肪族グリ シジルエーテルを含有し、それは7炭素脂肪族アルコールを混合したグリシジル 反応生成物であり、またNew Jersey州、Cherry HillのC VC Specialty ChemicalsからGE−7として入手できる ものである。) 塗料の製造 25mlのプラスチックカップに実施例2に従って製造した水性分散液を12 .4g(52%固形分)充填し、Hi−Techから入手したエポキシ硬化剤8 290(水素当量163の変性ジエチレントリアミン)を同当量加える。その後 十分な水を配合物が精度良く塗布できるよう加える。エポキシ分散/硬化剤混合 物を10分間熟成しその後、配合物をあらかじめ研磨しロールにしてある#34 線巻コールドスチールロッドを使用したTRU COLD冷間圧延鋼(3×6× 0.32インチ)に流し込むことによってフィルム流延を行う。 本発明の原理、好ましい実施例および作業方法は、上述の明細に記述された。 本発明は本明細書により保護される意図を持つものであるが、これらが制約的な ものではなく説明上のものであるから、開示された特有の形式に制約されるもの ではないと解釈されるものである。当業者によって本発明の精神に反することな く変更が行われるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP (72)発明者 シャー,シャイレッシュ アメリカ合衆国,ペンシルバニア州 19025,ドレッシャー,セント ジョージ ズ ロード 1704 (72)発明者 モーヴィー,ジョゼフ,エル. アメリカ合衆国,ペンシルバニア州 19446,ランズデール,フィールド テラ ス 109 (72)発明者 ジュウェル,ブリアン,ジー. アメリカ合衆国,ペンシルバニア州 19454,ノース ウェールズ,チャーチ ロード 131,アパートメント 4ジェー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)1.0反応当量のエポキシ樹脂、(b)約0.65〜0.95反応当 量の多価フェノール、および(c)約0.005〜0.5反応当量のアミン−エ ポキシ付加生成物からなる反応体の付加生成物を含み、そのアミン−エポキシ付 加生成物が1.0反応当量の脂肪族ポリエポキシドと約0.3〜0.9反応当量 のポリオキシアルキレンアミンからなる反応体の付加生成物を含む自己分散型硬 化性エポキシ樹脂組成物。 2.前記エポキシ樹脂が約400グラム/当量未満のエポキシ当量を有する、請 求の範囲第1項に記載の組成物。 3.前記エポキシ樹脂が約100〜約350グラム/当量のエポキシ当量を有す る、請求の範囲第1項に記載の組成物。 4.前記エポキシ樹脂が約150〜約225グラム/当量のエポキシ当量を有す る、請求の範囲第1項に記載の組成物。 5.前記多価フェノールが前記エポキシ樹脂1.0反応当量に対して、約0.7 5〜約0.85反応当量の割合で存在する、請求の範囲第1項に記載の組成物。 6.前記ポリオキシアルキレンアミンが主としてエチレンオキシ基からなる、請 求の範囲第1項に記載の組成物。 7.前記ポリオキシアルキレンアミンのオキシアルキレン基の約70から95重 量%がエチレンオキシ基である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 8.前記のポリオキシアルキレンアミンが以下の化学式を持ち: R1−O−R2−CH2CH(R3)-NH2 1はC1〜C12の脂肪族、脂環族もしくは芳香族炭化水素からなる群から選択 された一価の有機基を示しており、そして R2は以下の構造式を有するポリオキシアルキレン鎖を表し: (CH2−CH2−O)a−(CH2−CH(R4)−O)b そのR4はC1〜C4の脂肪族炭化水素からなる群から選択される一価の有機基 を示しており、 であり、 ’a’はエトキシル基(CH2−CH2−O)の数を示し、 ’b’は一置換のエトキシル基(CH2−CH(R4)−O)の数を示し、その一 つの一置換エトキシル基の置換はポリオキシアルキレン鎖中の他のどの一置換エ トキシル基の置換とも独立していて、’a’と’b’の合計は10もしくはそれ より多い数であるが200もしくはそれを超えない数であり、そのポリオキシア ルキレン鎖中のエトキシル基と一置換エトキシル基の配列は完全にランダムおよ び/またはエトキシおよび/または一置換エトキシル基のブロックであり、そし て、 R3はHもしくはC1〜C4の脂肪族炭化水素からなる群から選択された一価の 有機基を示している、請求の範囲第1項に記載の組成物。 9.50〜100重量%の水および0〜50重量%の水溶性有機補助溶剤を含む 約20〜80重量%の溶剤相と、約80〜20重量%の前記自己分散型硬化性エ ポキシ樹脂組成物とをさらに含む、請求の範囲第1項に記載の組成物。 10.前記エポキシ樹脂の当量に対して0.005〜0.025反応当量の前記 アミン−エポキシ付加生成物が反応する、請求の範囲第1項に記載の組成物。 11.前記エポキシ樹脂の当量に対して0.005〜0.015反応当量の前記 アミン−エポキシ付加生成物が反応する、請求の範囲第1項に記載の組成物。 12.(a)1.0反応当量のエポキシ樹脂、(b)約0.01〜1.0反応当 量の多価フェノール、および(c)約0.005〜0.5反応当量のアミン−エ ポキシ付加生成物(このアミン−エポキシ付加生成物は1.0反応当量の脂肪族 ポリエポキシドと約0.3〜0.9反応当量のポリオキシアルキレンアミンとを 含む)を反応させることによって得られる自己分散型硬化性エポキシ樹脂組成物 。 13.(a)ポリオキシアルキレンアミンとポリエポキシドの反応当量の割合が 約0.3:1〜0.9:1の範囲内で、ポリオキシアルキレンアミンとポリエポ キシドを接触させることによってアミン−エポキシ付加生成物を製造する工程と 、 (b)多価フェノールと多価フェノールのポリグリシジルエーテルの反応当 量の割合が約0.65:1〜約0.95:1の範囲内であり、アミン−エポキシ 付加生成物と多価フェノールのポリグリシジルエーテルの反応当量の割合が約0 .005:1〜約0.5:1の範囲内で、アミン−エポキシ付加生成物を多価フ ェノールとエポキシ樹脂とに接触させる工程と、 を含む製造方法によって得られる自己分散型エポキシ樹脂を含む水性分散液。 14.50〜100重量%の水および0〜50重量%の水溶解性の有機補助溶剤 を含む約20〜80重量%の溶剤相と、約80〜20重量%の前記自己分散型硬 化性エポキシ樹脂組成物とをさらに含む、請求の範囲第13項に記載の組成物。 15.請求の範囲第1項に記載の自己分散型硬化性エポキシ樹脂を含む塗料組成 物。
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