JPH09508468A - 不安定なガスの温度を測定する方法及び装置 - Google Patents

不安定なガスの温度を測定する方法及び装置

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JPH09508468A JP7519931A JP51993195A JPH09508468A JP H09508468 A JPH09508468 A JP H09508468A JP 7519931 A JP7519931 A JP 7519931A JP 51993195 A JP51993195 A JP 51993195A JP H09508468 A JPH09508468 A JP H09508468A
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Abstract

(57)【要約】 不安定なガスの温度を測定する装置は、(a)感知素子を有する温度プローブを備えている。上記感知素子は、第1のアドレス光ファイバの一端に光学的に結合された光学的干渉計を有する。この干渉計は、アドレスファイバの端に画成された第1の部分反射面と、この第1の部分反射面から光学路の長さ1だけ離間された第2の部分反射面とを有する。上記装置は、更に、(b)アドレスファイバの第2端に光学的に結合された光源と、(c)ビームスプリッタによりアドレスファイバに光学的に結合された質問光学路とを備え、これにより、上記感知素子からの光学的位相信号の一部分が質問経路の第1端に向けられると共に、光源からの入力光の一部分が質問経路の第2端に向けられ、更に、(d)上記質問経路の第1の端に接続された第1の光検出器と、(e)該光検出器手段に接続されたデータ収集・処理手段とを備え、該データ収集・処理手段は、上記位相信号から上記感知素子の温度を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】 不安定なガスの温度を測定する方法及び装置発明の分野 本発明は、光ファイバを使用した干渉測定に基づいて広帯域巾の不安定なガス の温度を測定するセンサ及びそれに関連した装置並びに方法に係る。より詳細に は、本発明は、ターボマシン、特に、例えば、航空機エンジンに使用されるガス タービン及びコンプレッサにおけるガスの全温度測定に関する。先行技術の説明 航空機エンジンの開発は、コンプレッサの性能の厳格な改善を要求し続けてい る。軍事用の航空機エンジンは、推力対重量比を高めそして所有者の経費を低減 する一方、充分なレベルの安定運転範囲及び効率を維持することを要求する。効 率の改善は、民生用エンジンの開発の主たる目的である。これらの要求は、近代 的なコンプレッサ設計における一般的な傾向である。使用されるロータステージ は少なくなる傾向にあり、これは、空気力学ステージ負荷を増大する。ブレード の行は、更に接近離間される傾向にあり、これは、増大した空気力学的負荷とあ いまって、各行がその隣接行に及ぼす影響を増大する。又、ブレードの縦横比は 減少する傾向にあり、これは、ブレード及び端壁における境界層流の複雑さを増 大する。これらの傾向から、コンプレッサ内の不安定な流れフィールドが更に大 きくなり、将来のコンプレッサの設計及び開発において考慮することが必要とな っている。 これらの傾向に応じて、ターボマシンにおける不安定なブレード行の相互作用 に益々注意が払われるようになっている。しかしながら、高速度のターボマシン において不安定な空気力学測定を行うことに関連した問題のために、エンジンに 関連したコンプレッサの測定は僅かであり、従って、関連する基本的な流れプロ セスの実験的な理解が不充分である。しかしながら、1980年代の半ば以来の 共同の努力により、高速度のコンプレッサにおいて広帯域圧力測定を行うことに 関連した多くの問題が克服され、エンジンに関連したマシンにセンサが使用され ている。不都合なことに、不安定な温度の測定に関しては、あまり満足な状態で はない。不安定な圧力及び温度の測定は、コンプレッサの効率及びエントロピー 束を正確に測定すべき場合に必要となる。更に、定常状態のブレード行の性能を 導出するために使用される測定システムは、ロータ行の後方の高い脈動フィール ドに対して適切に応答しない。それ故、より正確な定常状態の測定値を導出でき るように、変動する流れフィールドを分析することのできる圧力及び特に温度の 測定システムが要望される。発明の要旨 従って、本発明は、このような用途において急速に変化する温度を測定するの に使用するための光ファイバセンサをベースとする測定プローブを含む測定装置 及び方法に係る。ここでの開示は、連続流コンプレッサテストリグにおけるプロ ーブの実施形態の実証の結果を含む。同様の技術を、高い帯域巾での圧力の測定 にも適用できる。 本発明の目的は、高速コンプレッサにおける不安定な温度変動を測定できるよ うにする光ファイバベースのセンサを提供することである。このようなコンプレ ッサにおける不安定な圧力の測定は、周期的及びランダムな流れ作用を示した。 同じ条件のもとで動作する同じコンプレッサにおいて不安定な温度について対応 する測定値が求められた。このため、光ファイバセンサは、次のものを有するこ とが必要であった。 (i)12kHzまでの周波数を通すブレードに関連した主流れ特徴を分析す るために60kHzまでの広い周波数帯域巾; (ii)至近離間されたコンプレッサブレード行の間にプローブを挿入できるよ うにするための小さな物理的サイズ(直径6mm);及び (iii)過酷な物理的環境(即ちオイルの煙霧が負荷された高い遷音速のマッ ハ数の流れ)に耐える頑丈さ。 センサが600Kまでの範囲で動作する状態でガス温度の分解能が1K未満で あるのが望ましい。 上記の性能パラメータは、本発明の典型的なターボマシンの用途に対して望ま しいものであるが、本発明は、これらの要件を満足する装置又は方法に限定され るものではない。特に、60kHz未満の帯域巾を与える本発明の実施形態は、 他の用途にも有用であり、既知の不安定温度感知技術に勝る顕著な効果を発揮す る。 ターボマシンにおける不安定温度の測定のために種々の温度センサが知られて いるが、60kHzという広い帯域巾を有するものはない。例えば、サーモカッ プルの応答は、約1kHzに制限され、定電流ホットワイヤセンサは、ガス速度 の変動を交差感知し、細いワイヤの抵抗温度計は、速度をほとんど感知せず、流 れ速度の関数としての補償を必要とし且つ使用中にエージング作用を示す。別の 技術は、約20kHzの報告帯域巾を有する吸入プローブである。このプローブ は、チョーク付きオリフィスの上流で異なる過熱比で動作する一対のホットワイ ヤより成る。この構成は、分離されたホットワイヤよりも丈夫である(且つ圧力 測定も行うことができる)が、これらのワイヤは、依然としてエージングがある ことが分かっており、必要とされる校正手順も複雑である。 本発明の第1の特徴によれば、不安定なガスの温度を測定する装置において、 (a)第1のアドレス光ファイバの第1の端に光学的に結合された光学的干渉計 手段を含む感知素子を有する温度プローブを備え、上記干渉計手段は、上記アド レスファイバの上記第1の端に画成された第1の部分反射面と、この第1の部分 反射面から離間された第2の部分反射面とを備え、(b)上記アドレスファイバ の第2の端に光学的に結合された光源を更に備え、(c)ビームスプリッタ手段 により上記アドレスファイバに光学的に結合された質問光学路を更に備え、これ により、上記感知素子からの光学的位相信号の一部分が上記質問経路の第1端に 向けられると共に、上記光源からの入力光の一部分が上記質問経路の第2端に向 けられ、(d)上記質問経路の上記第1端に接続された第1の光検出器手段を更 に備え、そして(e)該第1の光検出器手段に接続されたデータ収集・処理手段 を更に備え、該データ収集・処理手段が、上記位相信号から上記感知素子の温度 を導出することを特徴とする装置が提供される。 好ましくは、上記干渉計手段は、上記アドレスファイバの第1端においてその 端面に付着された薄い光学フィルムを備え、このフィルムと上記端面との界面に 第1の部分反射面が設けられると共に、上記ファイバの端面から離れた上記フィ ルムの外面に第2の部分反射面が設けられる。薄い光学フィルムは、5ミクロン までの厚みを有するのが好ましい。薄いフィルムの使用は、薄いフィルムが高い 熱光学係数を有するので、装置に優れた信号対雑音比を与える傾向となる。又、 光学フィルムは、セレン化亜鉛又は二酸化チタンより成るのが好ましい。 本発明の第2の特徴によれば、不安定なガスの温度を測定する方法において、 (a)必要な位置に温度プローブを配置し、この温度プローブは、第1のアドレ ス光ファイバの第1の端に光学的に結合された光学的干渉計手段を含む感知素子 を有し、上記干渉計手段は、上記アドレスファイバの上記第1の端に画成された 第1の部分反射面と、この第1の部分反射面から離間された第2の部分反射面と を備え、(b)上記アドレスファイバの第2端に光学的に結合された光源からの 光で上記感知素子を照射し、(c)ビームスプリッタ手段により上記アドレスフ ァイバに光学的に結合された質問光学路により上記感知素子を質問し、これによ り、上記感知素子からの光学的信号の一部分が上記質問経路の第1端に向けられ ると共に、上記光源からの入力光の一部分が上記質問経路の第2端に向けられ、 (d)上記質問経路の上記第1端に接続された第1の光検出器手段によって上記 感知素子からの光学信号を監視し、そして(e)該第1の光検出器手段に接続さ れたデータ収集・処理手段により上記感知素子の温度を導出するように上記光学 信号を処理することを特徴とする方法が提供される。図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態を詳細に説明する。 図1は、光ファイバの端面に配置された薄膜感知素子を含む本発明の1つの特 徴によるセンサの実施形態の概略側面断面図である(正しいスケールでない)。 図2は、図1のセンサを組み込んだ本発明による温度測定システムの実施形態 を示す回路図である。 図3は、本発明による2.4μmのセレン化亜鉛フィルムのファイバセンサの 計算された周波数応答を空気の温度の単位振幅振動に対して示すグラフである。 図4は、薄膜センサの2波長動作に対する図2の測定システムの変形を示す概 略図である。 図5は、試験用コンプレッサに使用するための本発明による光ファイバ直角プ ローブの構成を概略的に示す図である。 図6は、9.6kHzの渦流発生周波数で本発明によるセンサの実験評価に使 用される渦流発生ワイヤにビート電流を付与した状態のファイバセンサ信号のス ペクトルを示す図である。 図7は、(a)コンプレッサの試みにおいて第1段ロータの後方のハブに接近 した本発明によるファイバ温度センサからの位相固定平均出力信号と、(b)温 度信号のランダムな不安定さを示す図である。 図8は、(a)図7と同様の運転条件のもとで得られた位相固定平均圧力トラ ンスジューサ信号と、(b)圧力信号のランダムな不安定さを示す図である。 図9は、10%のスパンに位置されている間のファイバセンサ信号の電力スペ クトルを示す図である。 図10は、本発明のセンサの第2の実施形態を示す概略側面断面図である。 図11は、図10に示すセンサ例の計算された周波数応答を空気の温度の単位 振幅振動に対して示すグラフである。 図12は、図10のセンサに対するソース及び検出器光学系の構成を示す図で ある。 図13は、渦流発生周波数における温度振動を検出するために加熱ワイヤの伴 流中に装備される図10のセンサの実験構成を示す回路図である。 図14は、(a)3.10kHzの渦流発生周波数で図13の構成の渦流発生 ワイヤに加熱電流を付与した場合、及び(b)3.46kHzの渦流発生周波数 でその渦流発生ワイヤに加熱電流を付与しない場合のセンサ信号のスペクトルを 示す図である。 図15は、(a)3.10kHzの渦流発生周波数で図14の構成の渦流発生 ワイヤに加熱電流を付与した場合、及び(b)3.46kHzの渦流発生周波数 でその渦流発生ワイヤに加熱電流を付与しない場合のホットワイヤ風速計信号の スペクトルを示す図である。好ましい実施形態の詳細な説明 添付図面を参照すれば、図1は、光ファイバ12の端面に付着された薄い光学 フィルム10より成る感知素子を含む本発明のセンサの第1の実施形態を示す。 ファイバ12は、コア14及びこれを取り巻くクラッド16を含む。ファイバコ ア14の入力端へ放射されたレーザ光線は、フィルムの両面で部分反射され、即 ちファイバ12とフィルム10との界面で第1の部分反射が生じ、そしてファイ バ12の端から離れたフィルム10の外面で第2の部分反射が生じる。その2つ の反射されたビームは、フィルム10の光学的な厚みに比例する量だけ位相が異 なる。2本のビーム間の干渉は、それらビーム間の光学的位相差の周期的関数で ある全反射光強度を生じる。この位相差は、フィルムの平均温度の直線関数であ る。というのは、以下に詳細に述べるように、フィルムの厚み及び屈折率は温度 に直線的に依存するからである。それ故、反射された信号は、フィルム温度の尺 度として使用することができる。図示されたように、フィルム厚み=1;フィル ムの屈折率=n;そしてnc及びnoは、各々、ファイバコアの屈折率、及びファ イバが浸漬する媒体の屈折率である。この例では、使用する光学的フィルムはセ レン化亜鉛(ZnSe)で形成され、これは、屈折率が比較的大きく且つ温度係 数が強力である。セレン化亜鉛よりも屈折率が若干高いが温度係数が弱い二酸化 チタン(TiO2)のような他の適当な材料を使用することもできる。 図1のセンサを組み込んだ温度測定システムの基本的な光学構成が図2に示さ れている。この構成体は、第1のアドレス光ファイバ20と、第2の質問光ファ イバ21とを含み、これらは方向性カプラー22によって一緒に結合される。レ ーザダイオードの光線は、レーザダイオード18から、第1のコリメートレンズ 24、光学アイソレータ26及び第2の収束レンズ28(この技術で良く知られ た)を経てアドレスファイバ20の第1アーム30へ放射される。方向性カプラ ー22は、到来する光線を、図1に示すセンサを組み込んだ測定プローブ34へ 通じているアドレスファイバ20の第2アーム32(図1のファイバ12に対応 する)と、強度基準検出器36へ通じている質問ファイバ21の第1アーム38 との間で各々分割する。強度基準検出器36は、レーザダイオード18からの出 力を、プローブ34自体からの信号と比較するために監視できるようにする。 プローブ34のセンサから反射された信号は、カプラー22へ戻り、そこで、 分離光学系26(反射信号の光線がレーザダイオード18へ到達するのを防止す る)へ通じるアドレスファイバ20の第1アーム30と、信号検出器42へ通じ る質問ファイバ21の第2アーム40との間で分割される。強度基準検出器36 及び信号検出器42からの出力信号は、データ収集・処理手段44へ送られて、 所要の温度測定値を与えるように処理される。 従来のセンサとは異なり、光ファイバプローブ34は、測定エリアへの電気的 な接続をもたず、従って、電気的な干渉を排除する。200mという接続ファイ バ長さが可能であり、これにより、放射及び検出光学系や、信号処理を、運転中 のコンプレッサリグの甚だしいノイズや振動から離れたところに配置することが できる。 ファイバセンサは、広帯域巾の温度測定に対するその潜在性を意味する多数の 特徴を有している。センサに質問するのに必要な光学的出力は、著しい加熱作用 を与えるには著しく小さなもので、速度に対するクロス感度を無視することがで きる。フィルムの厚みは数μmに過ぎず、熱質量が低く、熱的な時定数を小さな ものにする。干渉測定は、光学経路の長さにおける非常に僅かな変化を分析する ことができ、従って、高い温度感度を確保する。センサの誘電体特性は、多数の ノイズ源を回避し、従って、固有の高温度分析の技術を利用できるようにする。 本発明に係る形式の光ファイバ干渉測定温度センサの動作の背景にある理論的 な基礎を詳細に説明する。以下の用語を使用する。 C=停滞点速度勾配 D=直径 I=光学強度 N=ロータ回転数 a、b、c=光学伝達関数の定数 h=熱伝達係数 k=熱的空間周波数 l=センサの長さ又は厚み n=感知フィルムの屈折率 t=時間 u=平均流速 x=位置 α=熱拡散性 φ=光学位相 κ=熱導電率 λ=光学波長 ν=運動速度 ω=光学角周波数 A0=波振幅 Pr=プラントル数 P(t)=アンサンブル平均信号 P’(t)=ランダム不安定さ nc=ファイバコアの屈折率 no=ガスの屈折率 Tm=感知素子の平均温度 Tq=ガスの全温度 φo=位相定数 κf=流体熱伝導率 センサは、反射に使用される薄膜干渉計で、単一モード光ファイバの面に付着 される。前面反射と後面反射との間の光学的位相差は、次の通りである。 λ=4πnl/λ (1) 但し、nはフィルムの屈折率、lはフィルムの厚み、そしてλは照射の波長であ る。それ故、フィルムの平均温度変化ΔTmは、次の位相変化を生じる。 Δφ=4π(l/λ)〔dn/dt+(n/l)(dl/dt)〕ΔTm (2) 但し、dn/dTはフィルムの熱−光学係数を表し、そしてdl/dTはその熱 膨張率である。フィルムの吸収性を無視できる場合には、通常の入射において反 射される光学的な強度は、次の式となる。 I(φ)=I0〔(a−b+c cosφ)/(a+b+c cosφ)〕 (3) 但し、a、b、cは、屈折率に関して定義される。 a=(nc 2+n2)(n2+no 2) b=4nc2o c=(nc 2−n2)(n2−no 2) (4) nc及びnoは、光ファイバコアの屈折率、及びフィルムに接触する媒体の屈折率 である。従って、位相φの温度依存性は、信号の光検出器において温度に依存す る光学強度を生じ、これは、式(3)の周期関数に従う。位相変化Δφ<<1ラ ジアンを生じるに充分な小さな温度変化Tmに対する応答は、ほぼ直線的であり 、その感度は、動作点のコサイン関数の傾斜に基づく。所与のレーザ波長及び周 囲温度に対し、動作点は、フィルム厚み1によって決定され、これは、感度が0 に接近するコサインの遷移点付近での動作を回避するように選択することができ る。 使用した光学的被膜は、セレン化亜鉛であった。この材料は、比較的大きな熱 −光学係数dn/dTを有し、そして以下に述べるように蒸着により薄膜で付着 するのに適している。レーザ波長は、約830nmであり、この波長において、 nは約2.6でありそしてdn/dTは約1.0x10-4であり、光学的吸収度は低 い。溶融シリカ及び空気の場合は、各々、nc=1.46そしてno=1.00であ る。式(2)を使用し、そして熱膨張項が熱−光学係数に比して小さいことに注 目すると、約1700Kの平均センサ温度変化が2πの光学位相変化に対応する ことが分かる。それ故、ここに取り上げる用途では、センサは、常に、小さな信 号方式で動作する。 ガス流に曝されるファイバ端面(図1)の熱応答は、最も簡単な場合は、セン サファイバへと軸方向に熱が伝導する1次元の問題と考えることができる。ガス の全温度が時間と共に変化するTg(t)場合には、熱の擾乱がフィルムを経て 伝播して、センサの長さに沿って平均化された時間と共に変化する平均温度Tm (t)を生じ、これは、式(2)に基づいて測定することができる。熱的な振動 に対する周波数応答は、高調波振動する周囲温度にその端が曝された半無限ロッ ドへの熱伝導に対する分析解決策から計算することができる。ガスの全温度が、 Tg(t)=cos ωtのように単位振幅と共に変化する場合には、フィルム に対して距離xにおける温度は、次の式で与えられる。 T(x、t)=A0-kxcos(ωt−kx−φo) (5) 但し、A0=〔1+2k/H+2k2/H2-1/2 (6) k=(ω/2α)1/2及びH=h/κ ここで、α及びκは、薄いフィルムの熱拡散率及び熱伝導率であり、hは、セン サ表面における熱伝達係数であり、そしてφ0は、周波数に依存する位相定数で ある。フィルム厚み1によりT(x、t)を積分すると、周波数ωにおける平均 温度振動が与えられ、振幅Amは、次のように与えられる。 Am(ω)=(A0/2kl)〔2(1+e-2kl)−4e-klcos kl〕1/2 (7) 振動するガス温度に対する予想されるセンサ応答は、ガスからセンサへの熱伝 達係数hが既知であれば、計算することができる。これは、センサが到来する流 れの停滞点に配置されると仮定することにより推定でき、これは、ファイバのコ アがその直径に比して小さいので良好な近似である。軸対称形状をもつ本体の停 滞点における熱伝達係数は、次のように書き表すことができる。 h=κf0.762 Pr0.4(C/ν)1/2 (8) 但し、κfは熱伝導率であり、Prはプラントル数であり、νは流体の運動速度 であり、そしてCは停滞点速度勾配である。1より小さなマッハ数に対し平均流 速uにおける直径Dの平らな先端付き本体の場合に、ホワイトは次のように推定 する。 C=1.35u/D (9) 式(8)及び(9)を使用して、特定の平均流状態において円筒状ファイバの 端面に対する熱伝達係数を計算することができ、次いで、式(7)からセンサの 応答を見出すことができる。 単位振幅熱振動に対する計算された周波数応答が、2.4μm長さのセンサに対 して図3に示されている。この応答は、実際の用途における光学出力レベルとし て1μラジアン/√Hzのショットノイズに匹敵し得る(このノイズ源は、強度 測定を行う光子フラックスのランダムなポアソン統計学的情報に関連した基本的 な限界である)。1μラジアン/√Hzのノイズレベルは、現在の信号検出シス テムにおいて達成し得るノイズレベルである。 式(3)の伝達関数は周期的であり、そしてその傾斜、即ち位相変動に対する 小信号感度も同様に周期的である。単一波長動作における出力信号(図2に示す システムの場合のように)は、動作点に依存する。図4は、得られる伝達関数の 間にπ/2の位相シフトを与えるように選択された異なる波長λ1及びλ2を有す る2つの個別のソース46及び48からの光を干渉計に照射し、直角位相の2つ の信号が記録されるようにすることにより、出力が動作点に関わりないものにさ れた変形システムを示している。2つの個別のレーザダイオード46、48から の光は、アドレスファイバ52へ放射される前に方向性カプラー50によって合 成され、そしてλ1及びλ2出力I1及びI2は回折格子54により2つの光検出器 56及び58へと空間的に分離される。 空間的な分離とは別に、一時的な復調を使用してもよく、これは、単一の光検 出器と、異なる周波数における2つのレーザソースの振幅変調とを必要とする。 電子的な復調は、各波長の戻り信号を発生する。変調周波数は、次のものを回避 するように選択されねばならない。(i)復調された信号間のクロストーク、そ して(ii)全センサシステムの帯域巾の妥協。 センサの温度変化ΔTは、振幅(ΔI1 2+ΔI2 21/2によって与えられ、こ れは、センサから得られるデータからソフトウェアで計算することができる。 実際に、λ1出力とλ2出力との間の位相差は、厳密にπ/2ではない。しかし ながら、光学的位相、ひいては、ΔTは、I1及びΔI2の分析関数を保持する。 更に、ΔTは、3つ以上の波長を用いてセンサを照射する場合に、位相が分離さ れた3つ以上の出力ΔI1...ΔInを与えるように正確に得ることができ、即 ちΔTは、ΔI1...ΔInの分析関数である。各信号間の位相差は、π/2に できるだけ接近するのが好ましいが、0又はπ(又はその倍数)以外の異なる値 を使用することができる。 図1のセンサの感知素子10を形成するために、ZnSeフィルムが、真空蒸 着技術により光ファイバ12の劈開端に付着される。これは、例えば、全自動の バルザーズ(Balzers)550ボックス被覆装置で行うことができ、この場合に、 高純度(99.99%)ZnSe粉末を含むモリブデンのボートが約900℃に 抵抗加熱される。蒸着中には約2x10-4Torrの基本圧力が維持され、これ は、0.5nms-1の付着率に制御される。付着フィルムの被覆接着性及び光学 的な質を改善するために、被覆の前に、劈開したファイバ端が被覆装置内の放射 ヒータによって熱浸漬される。 蒸着中に、フィルムの厚みは、クオーツクリスタルモニタにより監視される。 2.4μmまでのフィルム厚みが首尾良く付着された。溶融シリカ基板(直径約2 5mm)が被覆の目印として同時に被覆され、分光測光分析により被覆の屈折率 及び厚みを測定できるようにした。 コンプレッサの測定に使用するためのプローブが図5に示されている。プロー ブの主たる要件は、光学センサをしっかりと取り付けると共に、光ファイバのフ ィードアウトを保護することである。プローブ本体60は、隣接するシールド式 サーモカップルセンサ62が取り付けられた従来の空気くさびプローブから応用 される。このような構成は、高速コンプレッサーのテストに日常使用される典型 的なものである。このような既存のプローブの設計は、広帯域巾の温度センサに 更に適するように変更することができる。 プローブ設計の主たる問題は、光ファイバ64を屈曲半径が約3mmの90° 屈曲部を経て支持し、その感知光ファイバ64の端を固定することに関連してい る。これは、ガラス又は金属の毛細管66のプリフォーム屈曲部にファイバ64 を支持することにより達成される。金属の毛細管をベースとするプローブが図5 に概略的に示されている。 図示された金属の毛細管をベースとするプローブは、次のように構成される。 (i)5m長さの単一モードの光ファイバをその一端で劈開する。(ii)この端 に2.4μm厚みのZnSeフィルム68を真空被覆する。(iii)ある長さの金属 毛細管66を硬化処理し、半径3mm長さ90°の屈曲部を形成する。(iv)4 0mmの支持ステム及び3mm長さの前方突出を与える長さに毛細管を切断する 。(v)毛細管66を経てファイバ64を引っ張り、ZnSeフィルム68が管 66の平らな端から20μmだけ引っ込む状態に配置する。(vi)ファイバ64 を位置保持するように管66を軽くクランプする。(vii)毛細管66をステン レススチールのくさび形プローブ60内にエポキシ接着剤で固定する。 空気力学テストの目的で、kHz周波数の熱発振を生じる方法がテスト装置に 必要とされる。このような熱発振を形成するための幾つかの従来報告されている 技術は、加熱された乱流ジェットにおける熱的変動のスペクトルの測定及び空気 流におけるワイヤの直流及び交流電気加熱である。本発明の場合には、加熱され たブラッフボディーからの渦流発生(vortex shedding)が使用され、特に、直流 を搬送する金属ワイヤが空気流に対して横方向に露出される。渦は、流速により 決定される周波数においてワイヤから発生され、温かい空気と周囲の空気が渦流 発生周波数で混合するところの伴流において熱的な変動が生じる。又、この構成 は、空気の速度に対するクロス感度も示す。というのは、加熱電流を取り去った ときに渦流発生周波数において速度の変動が依然存在するからである。 渦流発生ワイヤは、小さな開いた噴射風トンネルの出口の下流20mmに配置 された。出口の作用区分は80mm平方であり、流速は5ないし12ms-1であ りそして測定された乱流強度は0.4%であった。センサは、渦流発生ワイヤの 約1mm後方にファイバ軸を水平にして上流に向けて配置し、平均流がファイバ の端面に直角に入射するようにした。渦を監視するために、従来のホットワイヤ 風速計プローブを取り付け、その感知ワイヤがセンサの端面と同一平面になり且 つ片側に対して約5mmの同じ高さになるようにした。ファイバ及びホットワイ ヤプローブの両方は、渦流発生ワイヤに対して垂直に一緒に並進移動できるよう にされた。 渦流発生ワイヤは、0.15mm直径のニクロム合金であり、得られる流速に 対し、周波数は、熱を付与しない状態で4ないし13kHzの範囲であった。渦 流発生ワイヤを周囲温度より高く加熱した場合には、ワイヤに接近した空気のレ イノルズ数が減少され、そして渦流発生周波数は、ここに使用するものと同様の 流れ方式に対して減少される。 10.5ms-1(Re=104)の空気速度において、渦流発生周波数は加熱 電流を付与しない状態で11.3kHzであった。9Wの直流加熱電力では、渦 流発生周波数は、9.6kHzに減少した。出力信号は、ライン巾設定が125 Hzのスペクトル分析器で監視され、その結果を図6に示す。ノイズフロアより 10dB上の明確なスペクトルピークが、熱付与状態で渦流発生周波数において 現れる。加熱を除去して、渦流発生ワイヤを周囲温度に戻したときには11.3 kHzに信号がなく、これは、薄膜センサが空気速度の変動に対して著しいクロ ス感度を有しておらず、空気温度の変動にのみ応答することを意味する。 高い負荷がかけられた5段コアコンプレッサの第1段ロータの後方の流れフィ ールドに温度センサを露出する試みがなされた。多数のスパン方向のステーショ ンにおいて測定が行われ、その間、マシンは、設計速度特性のピーク効率の付近 で動作した。この状態において第1段に対する典型的な空気力学的パラメータを 以下のテーブル1に示す。不安定な圧力の測定も行った。これは、このマシンに おいて初めて不安定な温度の測定が試みられたものであった。 テーブル1:第1コンプレッサ段の後方の典型的な流れパラメータ パラメータ 流速(ms-1) 225 平均全温度(K) 339.5 平均全圧力(kPa) 112 圧力及び温度の両方の測定中に、データは2つのモードで記録した。即ち、連 続的にサンプリングされたデータと、1回転に1度のトリガーパルスに位相固定 されて記録された多数のデータである。後者は、その後、データに見られるアン サンブル平均温度変動及びランダム不安定さを表すように処理された。両方のモ ードにおいて、信号は、500kHzでサンプリングされた。 不連続な位相固定データをオンラインで処理して、以下のパラメータを決定し た。 a)アンサンブル平均信号、即ち b)ランダムな不安定さ、即ち 但し、P(n,t)は、瞬時AC結合信号であり、Nは、1回転あたり1度のパルス に応答して位相固定データ捕獲が行われた連続ロータ回転の数であり、そしてt は、セグメント化されたデータ記録(典型的に、記録モジュールの容量に基づき 512又は2048個のサンプル)の各々の一時的な巾である。 このような処理は、ロータに相関した周期的な不安定さを強調する確立された 技術である。データは、1回転あたり1度の信号に応答して捕獲されるので、ロ ータは、記録サイクルが開始されるたびに同じ位置にあり、個々のロータ通過に 関連した流れフィールドの差が保持される。 ハブに接近して得た(10%スパンで)アンサンブル平均停滞温度測定値が図 7(a)に示されている。これらは、同じスパン方向の位置で異なる運転中に得 た図8(a)の対応する停滞圧力測定値と比較し得るものである。又、対応する ランダムな温度及び圧力不安定さも示されている(図7(b)及び8(b))。 温度及び圧力データの間には、特に、ブレードの伴流に関連した増加したランダ ムな不安定さに関して著しい質的な一致がある。 フーリエ変換により計算された連続的にサンプルされたデータの一部分の電力 スペクトルが図9に示されている。このスペクトルの主たる成分は、9.2kH zのブレード通過周波数である。しかしながら、ブレード通過周波数の2倍、3 倍及び4倍の成分も、約36kHzのセンサ帯域巾の下限を示すノイズフロアの 上に明確に観察されている。更に別の信号処理により、74kHzまでの潜在的 な帯域巾を示す第8高調波までの応答成分が示される。 信号が失われるまで、約1時間流れに完全に露出する間に、データが記録され た。その後にプローブを検査し、ZnSe被覆の一部分がおそらくは流れにおけ る粒子又はオイル小滴によってダメージを受けたことが示された。 上記したコンプレッサの試みは、コンプレッサにおける不安定な温度フィール ドの詳細な試験としてではなく、現実的な空気力学テスト設備に光ファイバセン サを使用する実現性を実証するために行われた。これらの試みで得られたデータ の校正は、重要な問題ではなく、不安定温度のコンプレッサデータを加熱された 渦流発生データと比較することによって行われた。9.6kHzの渦流発生信号 は、ラジアル方向の横断において9.2kHzのブレード通過周波数に接近して おり、それ故、センサの応答の周波数依存性は、比較に影響を及ぼすものではな かった。感知フィルムは、両方の場合に2.4μmのZnSeであった。渦流発 生ワイヤに付与される9Wの加熱電力は、対流により放熱される場合は、約10 Kの伴流の平均空気温度上昇、又は周囲空気及び加熱空気の混合の場合には5K の振幅を生 じる。この振幅のガス温度振動に対するZnSeフィルムの光学応答が、渦流発 生の実験で決定された。従って、コンプレッサにおいて観察されるセンサ応答は 、2つの実験においてガス対センサの熱伝達係数が同じであると仮定すれば、ガ ス温度振幅に対して目盛付けすることができる。データは、ブレード通過周波数 において明確な構造を示すが、ブレード通過周波数より上の周波数においても構 造は存在する。ブレード通過周波数の2倍及び3倍において著しい成分が観察さ れた。 センサの被覆は、コンプレッサ内の流れに約1時間露出した後にダメージを受 けた。しかしながら、この試みのセンサにおけるZnSe被覆は、保護がなされ ておらず、高周波数の熱的応答に対する悪影響を防止するために充分に薄い適当 な保護被覆を施す技術が存在する。それ故、この新たな技術は、連続する流れに おいて広帯域巾の不安定な温度を測定する基礎をもたらす。 干渉測定をベースとする光ファイバセンサは、空気力学試験設備における他の 応用も考えられる。例えば、ファイバのファブリ・ペロー干渉計は、過渡的な流 れの風のトンネルにおいてビートフラックスを測定するのに適していることがこ れまで示されている。更に、特殊な光学的被覆における歪光学作用や小型の空気 離間干渉計のような他の変換原理も、広帯域巾の圧力測定に適用できる。 本発明の上記実施形態は、低速度の渦流発生装置において約10kHzで5K の振幅と推定される空気温度変動に対する応答が実証された全光学温度センサを 提供する。このセンサは、速度の変動には不感である。この光学センサは、プロ ーブに組み込まれ、試験用のコンプレッサにおいてマッハ0.7の平均流で運転 された。センサと、遠隔配置される関連信号処理手段との間に電気的接続は必要 とされない。ノイズより充分に上の信号がアンサンブル平均化データにおいて得 られ、これは、ハブから先端までのラジアル方向横断において1ないし6K温度 振幅範囲と推定される強力な成分を9.2kHzのブレード通過周波数に示して いる。 光ファイバ干渉測定センサの第2の実施形態を、図10ないし15を参照して 説明する。 本発明の第1の実施形態においては、ファイバの端面の光学的被覆によりファ ブリ・ペロー型の干渉計が形成され、被覆の厚みは、被覆の部分反射面間に光学 的経路長さを与えるものであった。第2の実施形態では、図10に示すように、 干渉計の光学経路は、アドレスファイバ92の端へと繋がれた短い長さのファイ バ90によって与えられ、アドレスファイバ92及び短い感知ファイバ90の隣 接端の間に部分反射被覆94が挿入される。又、繋ぎ部から離れた感知ファイバ の反対の端面96に第2の部分反射被覆が付与されてもよい。この形式の繋がれ たファイバ干渉計は、これまで、熱フラックスセンサとして使用されており、こ の場合に、感知ファイバの繋ぎ端からの熱損失を防止するために感知ファイバは 充分に長い(約1−2mm)のが望ましい。この形式のセンサを、熱フラックス センサとしてではなく、温度センサとして使用すべき場合には、干渉計の経路長 さを比較的短くして、センサ本体が比較的短い時間スパン内に熱的平衡に達する ようにするのが望ましい。光学的被覆を干渉計本体として使用する第1の実施形 態は、最短の実際的な経路長さを与える。しかしながら、繋ぎ式ファイバセンサ は、有効な温度センサを形成するに充分なほど短い感知ファイバと共に形成する ことができる。 この第2の実施形態による繋ぎ式ファイバセンサは、2本の溶融したシリカの 単一モードファイバを溶融繋ぎすることによって形成することができ、その一方 は、繋ぎを形成するときに内部ミラーとして働くようにその端面に例えば二酸化 チタンの被覆を有する。一方のファイバは、感知素子を形成し、他方の長いファ イバは、光学システムの他部分に接続されるダウンリード(アドレスファイバ) である。この被覆は、真空中で電子ビーム蒸着することにより付着することがで き、その厚みは、繋ぎ部の最適な反射率及び強度を得るためには40ないし80 nmの範囲である。溶融繋ぎの後に、ファイバは並進移動段に取り付けられ、繋 ぎ部から必要な距離において劈開される。ここに示す例では、干渉計の外側のミ ラーは、感知素子90の劈開した端面96によって形成された。より高い反射率 が必要とされる場合には、外面96を被覆することができる。入念に、ファイバ クラッド直径(125μm)より小さいセンサ長さが達成することができ、その 最短は14μmであり、典型的な長さは数十ミクロンである。高速応答の温度計 ではなくて熱量計(熱フラックス)ゲージとして使用するために従来製造されて いるFFPセンサは、200μmないし2mmの範囲のセンサ長を有する。 光学的構成体が図13に示されており、これは、第1の実施形態で使用された ものと同様である。光源100は、レーザダイオード(λ=780nm、20m W光学出力のシャープ製LTO24)であり、放射光学系102は、第1の実施 形態の場合と同様に、コリメート光学系と、ファラディアイソレータの形態の分 離光学系とを含んでいる。レーザダイオード100からの光は、顕微鏡の対物レ ンズを経てファイバの方向性カプラー106の一方のアーム104へ50/50 分割比で放射される。センサ107は、カプラーアーム108の端に配置され、 信号は、アーム110の端において光検出器109により検出され、基準検出器 112は、アーム114の端に配置される。ファイバの端は、反射を最小にする ために検出器に対して屈折率整合される。 この例では、単一レーザ波長が使用され、その目的は、周波数ドメインにおけ るガス温度振動を検出するセンサの能力を実証することである。以下に述べるよ うに、温度振動は、既知の狭い周波数帯域において付与され、センサの出力信号 のスペクトルを検査することによりその存在を露呈できるようにした。この場合 には、温度の校正は不要であり、小さな温度振動が一定の出力信号を与えるよう に、センサがその伝達関数(式(2))の変異点で動作しないように確保すれば 充分である。応答は、センサにホットエア流(約200℃)を付与することによ りチェックした。 又、この実施形態も、第1の実施形態と同様に渦流発生テストリグにおいてテ ストされた。このテストリグは、以下に詳細に述べるが、第1の実施形態に用い たものと同じであった。 この場合も、渦流発生ワイヤ115は、小さな開放噴射風トンネル116(図 13)の出口に配置された。トンネル本体は、長方形断面及び10:1の面積収 縮をもつポリスチレンで構成された。トンネルの入口において40Wの遠心送風 機(図示せず)により空気を供給した。トンネル出口117の作用区分は、80 mm平方であり、流速は5ないし12ms-1の範囲であり、測定された乱流強度 は0.4%であった。渦流発生ワイヤ115は、その軸を水平にした状態でトン ネル出口117から20mm下流にあり、105mmのワイヤ長さの中央70m mにわたって流れに露出された。 ファイバセンサ120は、ファイバ軸を水平にした状態で上流に向けて渦流発 生ワイヤの約1mm後方に配置され、図13に示すように、平均流がファイバ端 面に直角に入射するようにした。ファイバは、並進移動段122に取り付けられ た堅牢なワイヤ支持体に平行に取り付けられ、最終的に2mmのファイバが非支 持の状態で空気流へと突出された。渦の存在を監視するために、従来のホットワ イヤ風速計プローブ(DISA形式55、5μmのワイヤ直径)(図示せず)が 取り付けられ、その感知ワイヤがセンサ端面と同一平面にされ且つ片側に対して 5mmの同じ高さにされた。ファイバセンサ120及びホットワイヤプローブの 両方は、渦流発生ワイヤ115に対して垂直に一緒に並進移動できるようにされ た。 渦流発生ワイヤ115は、0.37mm直径のニクロム合金であった。流速u において直径dの円筒から予想される渦流発生周波数は、次の通りである。 f=0.198〔1−(19.7/Re)〕u/d (10) 但し、Reは、円筒に対する流れのレイノルズ数である。Reが40より大きい とすれば、渦流が発生し、使用できる流速に対し、d=0.37mmの場合の周 波数は、渦流発生ワイヤに熱が加えられない状態で2.2ないし6.0kHzの範 囲である。渦流発生ワイヤが周囲温度より高く加熱される場合には、ワイヤの近 くの空気のレイノルズ数が減少され、上記したように、渦流発生周波数は減少す る。しかしながら、Reが以上であり、これらの実験において条件を満たす場合 には、周波数の減少は大きくない。 40μm長さのセンサ120が渦流発生ワイヤ115の伴流に露出された。ホ ットワイヤプローブは、渦流発生周波数を監視した。7.28ms-1の一定のト ンネル空気速度(Re=178)において、渦流発生周波数は、加熱電流を付与し ない状態で3.46kHzであった。28WのDC加熱電力を渦流発生ワイヤ1 15に付与したときには、渦流発生周波数が3.10kHzに減少した。反射信 号を監視する光検出器109(図13)からの電気信号は、有効ライン巾が8H zのFFTスペクトル分析器(図示せず)で記録され、その結果を図14に示す 。渦流発生ワイヤにビート電力を付与したときには図14(a)の渦流発生周波 数に明確なスペクトルピークが見られた。電力を取り去り(図14(b))、渦 流発 生ワイヤ115を周囲温度に戻したときは、3.46kHzに信号が存在せず、 これは、光ファイバセンサが空気速度の変動に対して著しいクロス感度をもたず 、空気温度の変動のみに応答することを意味する。比較のために、ホットワイヤ 風速計からの速度信号のスペクトルが図15に示されている。 光ファイバセンサにより検出された熱信号に対応するスペクトルピークは、約 7.5ms-1までの空気流速については予想されたように渦流発生周波数と共に変 化した。しかしながら、12ms-1のトンネル最大値までの高い空気速度におい ては、増加した乱流によりセンサ応答がマスクされた。渦流発生の実験の主たる 目的は、短い長さのファイバセンサが、停滞プローブとして配備されたときに速 度に対して観察し得るクロス感度をもたずに空気流の温度変動に応答し得ること を実証することである。適当な比較センサがない場合には、渦の伴流における温 度変動の振幅が正確に分からず、従って、センサの温度校正を決定することがで きない。しかしながら、空気温度変動のおおよその推定は、上記実験の流れ条件 において渦流発生ワイヤから対流する熱から行うことができる。経験的な表現は 、クロス流における円筒のレイノルズ数及びプラントル数に対する熱伝達係数に 係り、ここから対流熱損失が160Wm-1であると推定される。この電力入力が 渦伴流の体積流に均一に付与された場合には、それにより得られる空気の温度上 昇がほぼ11Kである。従って、センサは、この大きさの約半分即ち約5Kの温 度振動振幅に露出される。センサの位相信号の振幅は、センサがホットエアガン によって周囲温度から約500Kまで加熱されたときに干渉計出力の変異点の観 察により推定された。図15の電圧信号のピークは、7.1μVの振幅又は37 μラジアン位相振幅に対応する。図11から、3kHzにおける単位振幅空気温 度振動に対して予想される応答は、約8μラジアンであり、約5Kの推定観察温 度振幅を与える。観察された信号振幅は、3kHzにおける計算された応答から 予想されるものと良好に一致する。 図14のノイズフロアは、7.5μrad Hz-1/2であり、その主たる作用 は、レーザ強度ノイズからのものであり、これは、この実施形態では補償されな い。レーザ周波数ノイズは、干渉計の経路不平衡に比例する位相ノイズ成分に作 用する。使用したレーザダイオードの既知の周波数ノイズ特性から40μmのセ ンサ に対し0.1μrad Hz-1/2より大きい位相ノイズが予想される。検出器の 光学出力により決定されるショットノイズ(これらの実験では、約8μW)は、 ノイズフロアの実際の下限を約1μrad Hz-1/2にセットする。この値のノ イズフロアでは、5Kのガス温度振幅に対する40μmセンサの帯域巾が、2. 5kHzである。 上記実験では、FFTスペクトル分析を用いた狭帯域信号処理によりセンサの 応答が実証された。センサの帯域巾を10ないし60kHz範囲に増加するため に、ノイズを最小にしそしてセンサの応答を最大にしなければならない。相対的 なショットノイズは、検出器の光学出力を増加することにより減少することがで き、これは、反射率の高い被覆を使用することにより便利に行うことができる。 レーザ位相ノイズの影響は、短いセンサを使用することによって減少できるが、 高精度の劈開によりファイバのファブリ・ペロー空洞を形成すると、長さが10 μmという実際的でない短いものになる。 或いは又、センサは、第1実施形態の場合と同様に、数ミクロン厚みのセレン 化亜鉛フィルムのような光学的被覆から形成することもできる。このような薄膜 センサは、溶融シリカより熱−光学係数の高い被覆材料を選択できるようにし、 従って、短いセンサ長さに関連した感度の低下を相殺することができる。 ターボマシンのテストにおいて全温度測定に望ましく適用するには、ファイバ センサを頑丈にパッケージしながら、流れに最小の干渉で露出することを必要と する。第1実施形態の場合と同様に、ファイバはガラス又は金属の毛細管にしっ かり保持し、その先端は、サーモカップルのビード又は圧力トランスジューサと 同様に金属プローブステムの端に露出させ、プローブの空気力学的な特性を従来 設計と同一にすることができる。 第2のセンサ実施形態による非常に長さの短いファイバのファブリ・ペロー干 渉計は、渦の伴流において3.1kHzの周波数で約5Kの振幅の振動する空気 温度に応答できる能力を実証した。このセンサは、空気の速度に対し観察し得る クロス感度を示さなかった。観察された応答は、停滞点に適用できる熱伝達係数 を用いて、ファイバの軸方向に伝播する熱波の1次元モデルから予想されるもの と一致した。 かくて、本発明は、例えば、ターボマシンにおいて遭遇するような比較的広い 帯域巾の不安定なガスの温度を測定する装置及び方法を提供する。本発明の範囲 から逸脱せずに、改良及び変更を組み込むことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バートン ジェームズ スティーヴン イギリス ゴアブリッジ イーエイチ23 4エスキュー テンプル ヴィレッジ 33 (72)発明者 キッド スティーヴン ロバート イギリス エディンバラ イーエイチ10 4キュージー モーリングサイド スプリ ング ヴァリー ガーデンス 16−2エフ 1 (72)発明者 チャーナ カーマリート シング イギリス ハンプシャー ジーユー14 8 アールエックス ファーンボロー コーヴ チェーン ウェイ 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.不安定なガスの温度を測定する装置において、 (a)第1のアドレス光ファイバの第1の端に光学的に結合された光学的干渉計 手段より成る感知素子を有する温度プローブを備え、上記干渉計手段は、上記ア ドレスファイバの上記第1の端に画成された第1の部分反射面と、この第1の部 分反射面から離間された第2の部分反射面とを備え、 (b)上記アドレスファイバの第2端に光学的に結合された光源を更に備え、 (c)ビームスプリッタ手段により上記アドレスファイバに光学的に結合された 質問光学路を更に備え、これにより、上記感知素子からの光学的信号の一部分が 上記質問経路の第1端に向けられると共に、上記光源からの入力光の一部分が上 記質問経路の第2端に向けられ、 (d)上記質問経路の上記第1の端に接続された第1の光検出器手段を更に備え 、そして (e)該第1の光検出器手段に接続されたデータ収集・処理手段を更に備え、該 データ収集・処理手段は、上記位相信号から上記感知素子の温度を導出すること を特徴とする装置。 2.上記干渉計手段は、上記アドレスファイバの第1の端においてその端面に付 着された薄い光学フィルムを備え、このフィルムと上記端面との界面に第1の部 分反射面が設けられると共に、上記ファイバの端面から離れた上記フィルムの外 面に第2の部分反射面が設けられる請求項1に記載の装置。 3.上記薄い光学フィルムの厚みは、5ミクロンまでである請求項2に記載の装 置。 4.上記光学フィルムは、セレン化亜鉛又は二酸化チタンより成る請求項2又は 3に記載の装置。 5.上記干渉計手段は、上記アドレスファイバの第1の端に繋がれた短い長さの 光ファイバと、上記アドレスファイバの第1の端においてその端面に付着された 薄い光学フィルムとを備え、上記アドレスファイバと上記短いファイバ長さとの 界面に第1の部分反射面が設けられると共に、上記ファイバの端面から離れた上 記短いファイバ長さの外面に第2の部分反射面が設けられる請求項1に 記載の装置。 6.上記質問経路の第2端に接続されると共に、上記データ収集・処理手段に接 続された第2の光検出器手段を更に含む請求項の前記いずれかに記載の装置。 7.上記光源は、少なくとも1つの発光ダイオードより成る請求項の前記いずれ かに記載の装置。 8.上記光源は、少なくとも1つのレーザ光源より成る請求項の前記いずれかに 記載の装置。 9.上記少なくとも1つのレーザ光源は、少なくとも1つのレーザダイオードよ り成る請求項8に記載の装置。 10.上記少なくとも1つの光源からの光出力は、コリメート光学系及び光学アイ ソレータ手段を経て上記アドレスファイバの上記第2端に接続される請求項の前 記いずれかに記載の装置。 11.上記少なくとも1つの光源は、対応する各感知素子の出力信号間に位相シフ トを与えるように選択された複数の波長の光で上記感知素子を照射する請求項の 前記いずれかに記載の装置。 12.単一の光源が上記第1及び第2の波長を与えるように制御される請求項11 に記載の装置。 13.上記光源は、上記複数の波長を与える複数の光源より成る請求項11に記載 の装置。 14.上記複数の光源は、方向性カプラー手段を経て上記アドレスファイバに接続 される請求項13に記載の装置。 15.上記複数の波長の光は、上記質問経路の第1端からの出力において空間的に 分離され、そして上記データ収集・処理手段に接続された対応する複数の各光検 出手段に接続される請求項13又は14に記載の装置。 16.上記複数の光源は、対応する複数の各周波数において振幅変調され、そして 上記第1及び第2の波長は、上記データ収集・処理手段により一時的に復調され る請求項13又は14に記載の装置。 17.上記感知素子を含む上記アドレスファイバの上記第1端は、予め形成された 屈曲部を有する毛細管に取り付けられ、これにより、上記ファイバの上記第1 端は、ファイバの他部分に対し実質的に90°曲げられる請求項の前記いずれか に記載の装置。 18.上記毛細管は、金属又はガラスで形成される請求項17に記載の装置。 19.上記ファイバは、接着剤により及び/又は上記毛細管のクランプにより上記 毛細管に固定される請求項18に記載の装置。 20.上記毛細管は、プローブ本体に形成された対応的な形状のチャンネルに取り 付けられる請求項17ないし19のいずれかに記載の装置。 21.上記プローブ本体は、更に、上記感知素子に隣接してサーモカップルが取り 付けられる第1のチャンネルを含む請求項20に記載の装置。 22.上記質問光学路は光ファイバを備え、そして上記ビームスプリッタ手段は、 方向性カプラー手段を備えている請求項の前記いずれかに記載の装置。 23.不安定なガスの温度を測定する方法において、 (a)必要な位置に温度プローブを配置し、この温度プローブは、第1のアドレ ス光ファイバの第1の端に光学的に結合された光学的干渉計手段より成る感知素 子を有し、上記干渉計手段は、上記アドレスファイバの上記第1の端に画成され た第1の部分反射面と、この第1の部分反射面から離間された第2の部分反射面 とを備え、 (b)上記アドレスファイバの第2端に光学的に結合された光源からの光で上記 感知素子を照射し、 (c)ビームスプリッタ手段により上記アドレスファイバに光学的に結合された 質問光学路により上記感知素子に質問し、これにより、上記感知素子からの光学 的信号の一部分が上記質問経路の第1端に向けられると共に、上記光源からの入 力光の一部分が上記質問経路の第2端に向けられ、 (d)上記質問経路の上記第1端に接続された第1の光検出器手段により上記感 知素子からの光学信号を監視し、そして (e)該第1の光検出器手段に接続されたデータ収集・処理手段により上記感知 素子の温度を導出するように上記信号を処理することを特徴とする方法。 24.上記質問経路の第2端に接続されると共に、上記データ収集・処理手段に接 続された第2の光検出器手段により、上記光源からの光出力を監視することを 更に含む請求項23に記載の方法。 25.上記光源は、対応する各感知素子の出力信号間に位相シフトを与えるように 選択された複数の波長の光で上記感知素子を照射する請求項23又は24に記載 の方法。 26.単一の光源が上記複数の波長を与えるように制御される請求項25に記載の 方法。 27.上記複数の波長は、対応する複数の光源により与えられる請求項25に記載 の方法。 28.上記複数の光源は、方向性カプラー手段を経て上記アドレスファイバに接続 される請求項27に記載の方法。 29.上記複数の波長の光は、上記質問経路の第1端からの出力において空間的に 分離され、そして上記データ収集・処理手段に接続された対応する複数の各光検 出手段に接続される請求項27又は28に記載の方法。 30.上記複数の光源は、対応する複数の各周波数において振幅変調され、そして 上記複数の波長は、上記データ収集・処理手段により一時的に復調される請求項 27又は28に記載の方法。 31.実質的に添付図面を参照して説明した不安定なガスの温度を測定する装置。 32.実質的に添付図面を参照して説明した不安定なガスの温度を測定する方法。
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