JPH09508194A - 磁気ラッチング弁 - Google Patents

磁気ラッチング弁

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JPH09508194A JP7519607A JP51960795A JPH09508194A JP H09508194 A JPH09508194 A JP H09508194A JP 7519607 A JP7519607 A JP 7519607A JP 51960795 A JP51960795 A JP 51960795A JP H09508194 A JPH09508194 A JP H09508194A
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エッチ. ライニッケ,ロバート
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マロッタ サイエンティフィック コントロールズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 2位置弁の磁気ラッチングは、離間した環状内壁および環状外壁(A,B)により構成されるとともに、入口(10)および出口(11)を備えた略トロイド状磁気回路を利用して行なわれる。内壁には、軸方向に離間した第一および第二の環状磁極面(17,18)の間にギャップが設けられている。1つの励磁コイル(14)が、ギャップの一側において環状内壁と重なって磁気回路に結合されている。アーマチュア(25)が、ギャップ内で軸方向に往復移動できるように支持されている。環状外壁内側に固定的に搭載された径方向分極手段が、外壁に至る磁気回路を完成させる。入口から出口への流れのオン/オフ制御を行う弁手段が、アーマチュアに搭載された弁部材(24)と共働する、磁極面の径方向内側の環状弁座により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気ラッチング弁 背景技術 本発明は、選択された弁開あるいは弁閉状態をラッチすなわち保持するために 永久磁石の作用を利用した、電磁作動式弁構造に関する。 米国特許第3,814,376号に開示された磁気作動式2位置ラッチング弁 は、弁動作にともなって、移動可能な弁要素としても働くアーマチュア(電機子 )と、流入側および流出側接続部とを備え、これらすべては弁構造の軸方向一端 に設けられている。アーマチュアはその2つの位置を磁束のみにより移動可能で あるとともにその2つの位置の一方または他方にラッチされる。細長いアーマチ ュアは、2つのソレノイドコイルを第一の極性関係に励磁することにより一方の 位置から他方の位置に駆動され、2つのソレノイドコイルを第二のすなわち逆の 極性関係に励磁することにより前記他方の位置から前記一方の位置へ復帰される 。アーマチュアは、重い円筒であり、細長い穴の中を案内されている。したがっ て、弁動作により制御される流体によって塵埃その他の粒子が運ばれた場合には 、摩擦を受け、動作の信頼性を損なうおそれがある。アーマチュアの重量により 、弁構造は、機械的ショックに対して慣性反応を起こしやすくなる。その場合、 不本意な弁開状態が突然生じてしまったり、弁開状態から急に閉じてしまったり するおそれがある。発明の概要 本発明の目的は、先行技術の問題点を防止することのできる、改良された電磁 作動式の磁気ラッチング弁構造を提供することである。 本発明の特別な目的は、誤動作、すなわち、不本意な動作の可能性を大幅に少 なくすることにより、上記の目的を達成することである。 本発明の別の特別な目的は、小形化に適した構成をもって、上記の目的を達成 することである。 本発明のさらに特別な目的は、摩擦を実質的に絶対最小値まで低減する構成を もって、上記の目的を達成することである。 上記の目的を達成し、さらなる特徴を提供する本発明の好ましい実施例によれ ば、間隔をおいて設けられるとともに、軸方向端部において連結された環状内壁 および外壁により、略トロイド状の磁気回路が構成され、内壁の内側へ続く流体 流入口側接続部が一方の端部に設けられ、内壁の内側からの流体流出口側接続部 が設けられている、構造が得られる。内壁は、軸方向に離間した第一および第二 の環状磁極面の間にギャップを有している。1つの電気的励磁コイルが、ギャッ プの一側の環状内壁に重なって磁気回路に結合されている。円盤形アーマチュア が、ギャップの内部で軸方向に往復移動を行なえるように従動的に支持され、交 互に磁極面の一方に当接し、他方から外れるようにされている。環状外壁の内側 に固定搭載された径方向分極手段により、アーマチュアの周辺部と、アーマチュ アの往復位置に応じて磁極面の一方または他方とを経由して外壁に至る磁気回路 が完成される。さらに、入口から出口への流れのオン/オフ制御を行なう弁手段 が環状弁座により構成されており、この環状弁座は磁極面の一方の内側に放射状 に設けられ、アーマチュアに搭載された弁部材と共働する。図面の簡単な説明 以下、好ましい実施例について、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する 。 図1は、本発明による、弁を内蔵した完成品の斜視図である。 図2は、弁閉状態について示した、図1の弁の拡大縦断面図である。 図3は、弁開状態について示した、図2と同様な図である。 図4は、弁を動作させるための電気回路を概略的に示した図である。 図5は、図1〜図3に示した弁について、アーマチュア位置の関数としてのア ーマチュア力を示すグラフである。 図6は、その時点での弁開状態もしくは弁閉状態を示す信号を遠隔操作でとり だすための監視回路を概略的に示す電気回路図である。発明の詳細な説明 本発明の好ましい実施例による磁気ラッチ弁は、図1に示すような外観を備え ている。すなわち、流入口側および流出口側の接続部10および11が、円筒形 ハウジング12の軸方向両端部に形成され、フレキシブルケーブル接続部13を 経由して、ハウジング12内部に収容された電気コイルすなわち巻線14(図2 )に至る電気的駆動機構が備えられている。 図2において、図1の弁ハウジングは、略トロイド構造の固定磁気回路部を有 し、この磁気回路部は、磁束伝導材料からなる径方向における内外壁を備え、こ れらの内外壁の環状端部連結部により完成され、図示のように、磁気回路の内壁 の上部15に嵌合された励磁コイル14を備えている。さらに詳しくは、この磁 気回路は、2つの入れ子式に組み合わさった略環状のカップ形状部AおよびBを 備えており、これらはそれぞれ、たとえば上部Aの内壁部15のような環状内壁 部を有している。下部Bの内壁部16は、内壁15の環状磁極面18と軸方向に 離間して対向する環状磁極面17に至るまで上方に延在し、これにより、これら 磁極面17および18の間に内壁ギャップが形成される。 固定された略トロイド状磁気回路の環状外壁は、上部Aの環状スカート部19 と、これに組み合わされた下部Bのスカート部20とを備えている。環状内壁部 および外壁部の間の環状軸方向端部接続部は、上部Aの環状カップ形接続部21 と下部Bの環状カップ形接続部22により完成される。 円盤形アーマチュア25は、弁部材24(後述する)を支持し、磁極面17お よび18の間のギャップに軸方向に従動的に設置され、これら磁極面と接触する 限界点の間で往復移動可能にされている。アーマチュア25は、アーマチュアが 「上昇」位置(図3を参照)にある時に、磁極面18と環状面接触する小径環状 ハブ部26と、「下降」位置(図2を参照)にある時に磁極面17と環状面接触 する平坦な下面27とを有している。アーマチュア25の軸方向に従動的な懸架 と中央位置決めは、略円形で窓つきダイヤフラム部材28により与えられる(is provided)。この部材は、環状外壁部20の開口部に安定して保持された外側リ ムと、アーマチュアハブ26の肩形成部に安定して保持された内側リムと、これ ら内側リムおよび外側リムの間に一体に形成されたフレキシブルで、好ましくは 若干らせんアーチ状の脚状接続部とを備えている。 アーマチュア25の周辺部は円筒形で、外壁部20から半径方向内向きに片寄 って固定的に支持された環状リング29の円筒状開口に対して比較的狭い径方向 クリアランスを持って配置されている。外壁20からリング29の半径方向の片 寄りの範囲内に角度間隔をおいて複数の永久磁石部材30が設けられ、リング2 9の円筒状内面が円筒状磁極面を構成している。この磁極面は、外壁20の極性 (ここでは北の「N」として示す)の逆の極性(ここでは南の「S」として示す )に永久的に極性を与えられている。リング29の軸方向長さは、アーマチュア 25が「上昇」位置(図2)にあっても「下降」位置(図3)にあってもアーマ チュアの周辺部を十分に囲めるような長さである。 図2及び図3において、ステンレススチール、アルミニウム、成形プラスチッ クなどの磁気的に中性の物質からなる適当な形状の環状ブロック31が、部分B の環状カップの「底面」を埋め、円筒状永久磁石30を収容配置するための径方 向開口を提供するとともに、リング29を位置決め保持している。ブロック31 はまた、軸方向に従動的な部材28の外側リムを位置決めして支持するのにも役 立つ。 上述の磁気回路から、以下のことが理解される。すなわち、図2の「下降」位 置については、磁石30のS極から始まる永久極性回路が、リング29からアー マチュア25へのクリアランスを越え、アーマチュア25から磁極面17を経て 下部Bの環状内壁部16に下り、つぎに、環状閉鎖部22を経て径方向外側に、 そして外壁部20内を上方に向かい、磁石30の「N」極に到達して完成する。 一方、図3の「上昇」位置については、磁石30のS極から始まる別の永久極性 回路が、リング29からアーマチュア25へのクリアランスを越え、磁極面18 を経由して上部Bの環状内壁部15へ、つぎに、環状閉鎖部21を経て径方向外 側に、そして外壁部19および20内を下方に向かい、磁石30の「N」極に到 達して完成する。 流入口および流出口側接続部10および11の間の流体の流れのための機構に 注目すると、流入口はキャップ構造33に設けられ、このキャップ構造は、弁を 通過する流体流とともに微粒子が通過するのを遮断するろ過手段34を収容する ための拡大空間を形成している。用途によっては、キャップ構造33を端面閉鎖 部21に着脱可能にとりつけることが望ましいが、図示された形態においては、 キャップ33(およびこれに保持されたろ過手段34)は永久的に閉鎖部21に 固定されている。内壁部15の内側に通過するろ過済みの流体は、径方向におい ては内壁部と外壁部の間に、軸方向においてはコイル14とアーマチュア25に 設けられた比較的大きい容積空間35に、常に連通している。そして、複数の角 度間隔をおいた傾斜通路36が磁極面18の接触領域をバイパスし、これにより 、図3の「上昇」位置がこの連通に影響を及ぼさないことを保証している。 流れのオン/オフ制御について、弁部材24は、アーマチュア25の開口の肩 部に当接した通常の着座位置すなわち「下降」位置を有しており、弁部材24の 底面は、ポリテトラフルオロエチレンなどのエラストマー材料からなるライニン グ24´で被覆するか、その他の方法でライニング24´を備えることが好まし い。これは、内壁部16の中央すなわち出口側通路37の上端部において環状弁 座構造と低摩擦状態で共働させるためである。弾性手段38が、アーマチュア2 5に対して着座する方向に弁部材24を常時付勢している。ただし、弁座構造へ のコーティング24´の接触による弁の閉鎖が固定された下方の磁極面17にア ーマチュアが当接する直前に起こるように、内壁部16の弁座構造を、弁部材2 4のアーマチュア着座位置に対して配置することが好ましい。 図2に示された弁閉状態において、弁の通過待ちをしているろ過済みの圧力流 体は、弁座に対して弁部材24、24´を密閉することにより閉じ込められる。 そして、弁が開状態(図3)に作動されると、ろ過済みの圧力流体は、即座に、 アーマチュア25とリング29の間の半径方向のクリアランスを通過するととも に、アーマチュア25の円盤状部内に角度間隔をおいて設けた一連の開口39に よっても通過することができるようになる。 上記弁の作動には、1つのコイル14に対して電気エネルギーの作動パルスを 瞬時的に供給するだけでよく、一方の極性のパルスにより、磁気的にラッチされ た図2の「下降」すなわち弁閉位置から、磁気的にラッチされた図3の「上昇」 すなわち弁開位置に、アーマチュア25を移動させる。逆の極性をもつ同様な瞬 時励磁パルスにより、図3の「上昇」ラッチ位置すなわち弁開位置から、図2の 「下降」ラッチ位置すなわち弁閉位置に、アーマチュア25を移動させる。 図4は、コイル14をそのように励磁させるための押しボタン作動式極性反転 二極双投(DPDT)手段40を介して、選択的な手動操作ベースによる回路手 段の一例の概略図である。しかしながら、所定の弁開および弁閉パルスをいつ、 そしてどの極性において送出すのかを命令する手段は、本発明の用途に応じて、 コンピュータでも、その他の駆動手段でもよいことは言うまでもない。 図5は、上記の磁気ラッチ弁の動作中に働く、相対的な磁気的派生力を定量的 に評価するためのグラフである。図5の数値データは、10および11における 3.2mm直径のライン寸法に対して最大直径1.25インチで、その直径にお ける軸方向長さが0.75インチで、比較的小型の弁構造についての以下に示し た具体的データに対応する。 −−印加電圧パルス;直流電圧24〜32ボルト、持続時間100ms(ミリ 秒) −−ケーブル13;2線反転極性 −−位置表示;電子的、閉鎖位置(図2)表示、外部電子回路経由 −−重量;約0.075Kg(0.17ポンド)、そのうち、0.07ポンド (約0.003 2Kg)は、アーマチュア25による。 図5のグラフは、アクチュエータ力(正味アーマチュア力)を、アーマチュア 25の0.011インチまでの全軸方向移動において0.001インチきざみの 関数としてポンドで示している。ここで、「プラス」の力は弁を開くように作用 し、「マイナス」の力は弁を閉じるように作用する。横軸は、アクチュエータの ストロークであり、アーマチュアは、0.000インチのストロークにおいて、 「閉鎖」極27に磁気的にラッチされる。「コイル開方向励磁」という表示を付 した曲線1から、図3の3本の曲線について、順次説明する。 図5における曲線1は、コイル14が持続時間100ms(ミリ秒)の+24 ボルト直流方形パルスで駆動された場合の正味の(開極から閉極を引いた値)ア クチュエータ磁気力を示している。弁開設計点ストロークとしては最悪の場合で あるが、0.002インチの移動における力は、+1.9ポンドであり、弁を開 くために必要な力を十分上回っている。そして、この「コイル開方向励磁」のア クチュエータ力は、弁の全開移動位置である0.011インチで+6.7ポンド まで増加する。 図5における曲線2は、上述の永久的に極性を与えられた状況、すなわち、ア クチュエータコイル14に電力を供給しない状況に対してのみ生じる正味磁気力 を示している。この曲線は、弁開位置(図3)および弁閉位置(図2)の一方ま たは他方に弁をラッチするのに用いられる終端位置磁気力を決定するのに有用で ある。ここで、全閉位置(0.000インチ)におけるラッチ力は−2.9ポン ドであり、アーマチュア25が弁開方向に移動するにつれて、弁閉力は低下して 中間ストローク(0.0055インチ)で0になり、つぎに方向を変えて全開位 置(0.011インチ)におけるラッチ力である+2.8ポンドに到達する。 図5における曲線3は、曲線1と類似しており、逆極性のパルスすなわち持続 時間100msの−24ボルト直流方形パルスで同様に励磁された場合に、コイ ル14が−1.8ポンドの正味磁気力を発生し、弁閉移動を開始させる。この力 はやはり、弁を閉じるためのこの方向のアーマチュア移動に必要な力を十分上回 っている。 上述のように、非励磁全閉状態での磁気ラッチ力は−2.1ポンドであり、ア ーマチュア25の重量は、0.007ポンドである。すなわち、アーマチュアは 、414G(すなわち、2.9/0.007)に達する加速レベルでラッチされ たままとなる。例えば、20Gのランダム振動の打上げロケット設計基準は60 −Gピーク(すなわち、3シグマ)を課している。したがって、弁は、打上げ振 動中、安全性に十分な余裕をもって、しっかりとラッチされた状態にある。 本発明のさらなる特徴として、図6に示した外部電子回路は、弁が位置を変え たときにコイル14で発生したインダクタンスの変化を感知することにより、ア ーマチュア25の磁気的にラッチされた位置(ひいては、弁の開閉状態)を検出 し、表示するものである。弁を閉ラッチ状態から開ラッチ状態に作動させるコイ ル14の直流励磁に続いて、駆動電流が停止される。発振器50から交流信号が コイル14に印加されるが、弁を作動させるには非常に低い電力レベルと非常に 高い周波数においてである。コンデンサ51と、インダクタとして働くコイル1 4を備えたLC回路は、弁開状態において見られるわずかに低下したコイルイン ダクタンスで共振するように設計され、同調した回路の出力が大きくなるように されている。この同調した回路の出力は、52で整流されて積分される。このよ うに処理された出力は、比較回路53によって監視され、54において「弁開」 出力論理信号を発生する。 弁が命令を受けて閉ラッチ状態に戻り、直流駆動電流が停止された後、低レベ ル交流信号が弁コイル14に再び印加される。弁閉位置において見られる増加し たコイルインダクタンスは、LC回路の出力を低下させ、これは、その周波数が 変化し、LC回路がはもはや共振しないからである。このような状況により、反 転比較回路55が、56における「弁閉」出力論理信号を発生する。 本発明による上記磁気ラッチ弁により、先に述べた目的を全て達成することが できる。特に、 1. 弁は、すべり嵌め動作を含まない。 2. 切換えや機械的検出を一切必要とすることなく、弁位置を外部から電子 的にとりだせる。 3. 従来よりも本質的に簡単で、経済的な構造。 4. 優れた固有の性能。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月18日 【補正内容】 内壁15の環状磁極面18と軸方向に離間して対向する環状磁極面17に至るま で上方に延在し、これにより、これら磁極面17および18の間に内壁ギャップ が形成される。 固定された略トロイド状磁気回路の環状外壁は、上部Aの環状スカート部19 と、これに組み合わされた下部Bのスカート部20とを備えている。環状内壁部 および外壁部の間の環状軸方向端部接続部は、上部Aの環状カップ形接続部21 と下部Bの環状カップ形接続部22により完成される。 円盤形アーマチュア25は、弁部材24(後述する)を支持し、磁極面17お よび18の間のギャップに軸方向に従動的に設置され、これら磁極面と接触する 限界点の間で往復移動可能にされている。アーマチュア25は、アーマチュアが 「上昇」位置(図3を参照)にある時に、磁極面18と環状面接触する小径環状 ハブ部26と、「下降」位置(図2を参照)にある時に磁極面17と環状面接触 する平坦な下面27とを有している。アーマチュア25の軸方向に従動的な懸架 と中央位置決めは、略円形で窓つきダイヤフラム部材28により与えられる(are provided)。この部材は、環状外壁部20の開口部に安定して保持された外側リ ムと、アーマチュアハブ26の肩形成部に安定して保持された内側リムと、これ ら内側リムおよび外側リムの間に一体に形成されたフレキシブルで、好ましくは 若干らせんアーチ状の脚状接続部とを備えている。 アーマチュア25の周辺部は円筒形で、外壁部20から半径方向内向きに片寄 って固定的に支持された環状リング29の円筒状開口に対して比較的狭い径方向 クリアランスを持って配置されている。外壁20からリング29の半径方向の片 寄りの範囲内に角度間隔をおいて複数の永久磁石部材30が設けられ、リング2 9の円筒状内面が円筒状磁極面を構成している。この磁極面は、外壁20の極性 にこでは北の「N」として示す)の逆の極性(ここでは南の「S」として示す) に永久的に極性を与えられている。リング29の軸方向長さは、アーマチュア2 5が「上昇」位置(図2)にあっても「下降」位置(図3)にあってもアーマチ ュアの周辺部を十分に囲めるような長さである。 図2及び図3において、ステンレススチール、アルミニウム、成形プラスチッ クなどの磁気的に中性の物質からなる適当な形状の環状ブロック31が、部分B の環状カップの「底面」を埋め、円筒状永久磁石30を収容配置するための径方 向開口を提供するとともに、リング29を位置決め保持している。ブロック31 はまた、軸方向に従動的な部材28の外側リムを位置決めして支持するのにも役 立つ。 上述の磁気回路から、以下のことが理解される。すなわち、図2の「下降」位 置については、磁石30の「S」極から始まる永久極性回路が、リング29から アーマチュア25へのクリアランスを越え、アーマチュア25から磁極面17を 経て下部Bの環状内壁部16に下り、つぎに、環状閉鎖部22を経て径方向外側 に、そして外壁部20内を上方に向かい、磁石30の「N」極に到達して完成す る。一方、図3の「上昇」位置については、磁石30の「S」極から始まる別の 永久極性回路が、リング29からアーマチュア25へのクリアランスを越え、磁 極面18を経由して上部Bの環状内壁部15へ、つぎに、環状閉鎖部21を経て 径方向外側に、そして外壁部19および20内を下方に向かい、磁石30の「N 」極に到達して完成する。 流入口および流出口側接続部10および11の間の流体の流れのための機構に 注目すると、流入口はキャップ構造33に設けられ、このキャップ構造は、弁を 通過する流体流とともに微粒子が通過するのを遮断するろ過手段34を収容する ための拡大空間を形成している。用途によっては、 0.011インチまでの全軸方向移動において0.001インチきざみの関数と してポンドで示している。ここで、「プラス」の力は弁を開くように作用し、「 マイナス」の力は弁を閉じるように作用する。横軸は、アクチュエータのストロ ークであり、アーマチュアは、0.000インチのストロークにおいて、「閉鎖 」極27に磁気的にラッチされる。「コイル開方向励磁」という表示を付した曲 線1から、図3の3本の曲線について、順次説明する。 図5における曲線1は、コイル14が持続時間100ms(ミリ秒)の+24 ボルト直流方形パルスで駆動された場合の正味の(開極から閉極を引いた値)ア クチュエータ磁気力を示している。弁開設計点ストロークとしては最悪の場合で あるが、0.002インチの移動における力(Cとマークをした箇所)は、+1 .9ポンドであり、弁を開くために必要な力を十分上回っている。そして、この 「コイル開方向励磁」のアクチュエータ力は、弁の全開移動位置である0.01 1インチで+6.7ポンドまで増加する。 図5における曲線2は、上述の永久的に極性を与えられた状況、すなわち、ア クチュエータコイル14に電力を供給しない状況に対してのみ生じる正味磁気力 を示している。この曲線は、弁開位置(図3)および弁閉位置(図2)の一方ま たは他方に弁をラッチするのに用いられる終端位置磁気力を決定するのに有用で ある。ここで、全閉位置(0.000インチ、Aとマークをした箇所)における ラッチカは−2.9ポンドであり、アーマチュア25が弁開方向に移動するにつ れて、弁閉力は低下して中間ストローク(0.0055インチ)で0になり、つ ぎに方向を変えて全開位置(0.011インチ、Bとマークをした箇所)におけ るラッチ力である+2.8ポンドに到達する。 図5における曲線3は、曲線1と類似しており、逆極性のパルスすなわち持続 時間100msの−24ボルト直流方形パルスで同様に励磁された場合に、コイ ル14が−1.8ポンドの正味磁気力を発生し、弁閉移動を開始させる。この力 はやはり、弁を閉じるためのこの方向のアーマチュア移動に必要な力を十分上回 っている。 請求の範囲 1. 軸方向端部において接続する径方向に離間した環状内壁および外壁と、 前記軸方向一端部において前記内壁の内側に続く入口側接続部と、前記軸方向他 端部において前記内壁の内側に続く出口側接続部とを有し、前記環状内壁は軸方 向に離間した第一および第二の環状磁極面の間のギャップを有し、さらに前記ギ ャップの軸方向一側において前記環状内壁に嵌合された電気的励磁コイルと、前 記ギャップ内で軸方向に往復移動に従動的に支持され、交互に前記磁極面の一方 と当接し他方と離れるようにされ、周方向に連続する外周磁極面を有する円盤形 アーマチュアとを有する略トロイド状磁気回路と、前記アーマチュアの軸方向往 復移動の範囲全体にわたって前記アーマチュアの前記磁極面と径方向に離れて対 向する関係に、前記環状外壁によりその内側に支持された永久的に分極され、前 記アーマチュアの往復位置に応じて、前記磁極面の一方または他方を経由して前 記環状外壁に至る磁気回路を完成させるための径方向分極手段とを含む手段と、 前記磁極面の一方の半径方向内側に設けられた環状弁座と、一方の往復位置にお いて前記弁座に対して弁閉関係となり、他方の往復位置において前記弁座に対し て弁開関係となるように前記アーマチュアに搭載された弁部材とを有する入口・ 出口間の流れのオン/オフ制御のための弁手段とを備えたことを特徴とする磁気 ラッチ弁。 2. 前記径方向分極手段は、前記環状外壁に対して固定的に設置されている ことを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 3. 軸方向端部において接続する径方向に離間した環状内壁および外壁と、 前記軸方向一端部において前記内壁の内側に続く入口側接続部と、前記軸方向他 端部において前記内壁の内側に続く出口側接続部とを有し、前記環状内壁は軸方 向に離間した第一および第二の環状磁極面の間のギャップを有し、さらに前記ギ ャップの軸方向一側において前記環状内壁に嵌合された電気的励磁コイルと、前 記ギャップ内で軸方向に往復移動に従動的に支持され、交互に前記磁極面の一方 と当接し他方と離れるようにされた円盤形アーマチュアとを有する略トロイド状 磁気回路と、前記円盤形アーマチュアと、前記アーマチュアの往復位置に応じて 、 前記磁極面の一方または他方を経由して前記環状外壁に至る磁気回路を完成させ るための径方向分極手段とを含む手段と、角度間隔をおいた複数の分極された磁 性部材からなる前記径方向分極手段と、前記磁極面の一方の半径方向内側に設け られた環状弁座と、一方の往復位置において前記弁座に対して弁閉関係となり、 他方の往復位置において前記弁座に対して弁開関係となるように前記アーマチュ アに搭載された弁部材とを有する入口・出口間の流れのオン/オフ制御のための 弁手段とを備えたことを特徴とする磁気ラッチ弁。 4. 前記分極された磁気部材は、前記環状外壁に対して固定的に設置されて いることを特徴とする請求項3に記載の磁気ラッチ弁。 5. 磁束伝導材料からなる環状部材が、前記環状外壁に対して固定的に設置 され、上記磁気部材は第1の極性側で前記環状外壁と接触し、上記磁気部材は逆 極性側で前記環状部材と接触し、前記アーマチュアは、前記アーマチュアの往復 移動可能な範囲内で、前記環状部材と半径方向クリアランスをおいた関係にある 周辺部を有していることを特徴とする請求項3に記載の磁気ラッチ弁。 6. 前記弁部材は、低摩擦エラストマー材料からなる弁閉鎖面を有すること を特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 7. 前記低摩擦エラストマー材料は、ポリテトラフルオロエチレンであるこ とを特徴とする請求項6に記載の磁気ラッチ弁。 8. 前記弁部材は、前記アーマチュア、および、前記アーマチュア内部の着 座位置に前記弁部材を弾性的にかつ軸方向に付勢する手段によって軸方向に移動 可能に支持され、アーマチュアの往復の弁閉位置のために、前記弁部材は、前記 弾性手段の従動的な動作に抗してそのアーマチュアの着座位置から解放されるこ とを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 9. 前記アーマチュアの従動的な支持は、前記環状外壁において軸方向に保 持された外側限界と、前記アーマチュアにより軸方向に保持された内側限界とを 有する軸方向に従動的な環状部材により得られることを特徴とする請求項1に記 載の磁気ラッチ弁。 10. 前記アーマチュアは、前記磁極面の一方と共働するような大きさの小 径環状ハブを有し、前記軸方向に従動的な環状部材の内側限界は前記環状ハブに おいて軸方向に保持されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気ラッチ弁 。 11. 前記内壁の、前記弁座から軸方向に離れた部分には、前記内壁の該部 分の磁極面に対してバイパス関係に、流体を流通させるための少なくとも一つの 通路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 12. 前記通路は、角度間隔をおいた複数の同様な通路の一つであることを 特徴とする請求項11に記載の磁気ラッチ弁。 13. 前記励磁コイルに接続された制御手段は、前記磁極面の一方に対して 磁気的にラッチされた関係から前記磁極面の他方に対して磁気的にラッチされた 関係に前記アーマチュアを移動させるために、十分なエネルギーと第一の複数を もつ瞬時なパルスを供給する動作と、前記他方の磁極面に対して磁気的にラッチ された関係から前記磁極面の一方に対して磁気的にラッチされた関係に前記アー マチュアを移動させるために、十分なエネルギーと第二の複数をもつ瞬時パルス を供給する動作を選択的に行なうことができることを特徴とする請求項1に記載 の磁気ラッチ弁。 14. 前記入口から前記内壁の内側への前記接続部内にろ過手段を設けたこ とを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 15. 径方向外側環状体が径方向内側環状体を囲んで軸方向端部閉鎖部によ り完結され、前記端部閉鎖部の一方を貫通する流体流入口側接続部と、前記端部 閉鎖部の他方(other)を貫通する流体流出口側接続部とを備え、前記内側環状体 には、一方の端部閉鎖部に接続される第一の内側環状体部分と他方の端部閉鎖部 に接続される第二の内側環状体部分との間に軸方向ギャップが設けられ、前記第 一の内側環状体部分は、前記第二の内側環状体部分の環状磁極面構造に対してギ ャップを開けた関係にある環状磁極面構造を有し、前記第二の内側環状体部分は 、前記第一の内側環状体部分の軸方向に離間して対面する環状弁座を有した構成 を持つ磁束伝導材料からなる略トロイド状磁気回路と、前記第一および第二の内 側環状体部分の間に介在させた磁束伝導材料からなる円盤形アーマチュアであっ て、前記内側環状体部分における磁極面接触により交互に決定される限界の間で 軸方向に往復移動可能であるように従動的に支持されたアーマチュアと、前記ア ーマ チュアに搭載され、前記アーマチュア移動可能限界の一方において上記弁座との 弁閉関係を有し、前記アーマチュア移動可能限界の他方において前記弁座との弁 開関係を有する弁部材と、前記アーマチュアの往復移動可能範囲全体にわたって 前記アーマチュアを囲むとともに、前記アーマチュアに対してクリアランスをお いた関係にある永久的に径方向に分極された環状体を備え、前記分極された環状 体は前記径方向外側環状体に対して固定的に近接して配置され、さらに、前記径 方向外側環状体内側に収容されるとともに前記内側環状体部分の一方と誘導結合 関係にある電気コイルを含み、一方向のアーマチュア移動を起こさせる第一の複 数のパルスと、反対方向のアーマチュア移動を起こさせる逆極性のパルスを用い て、前記コイルを選択的に励磁する手段を有することを特徴とする磁気ラッチ弁 。 16. 前記入口側接続部に隣接したろ過手段が、前記弁内側の流体の流れに 対して設けられていることを特徴とする請求項15に記載の磁気ラッチ弁。 17. 軸方向端部において接続する径方向に離間した環状内壁および外壁と 、前記軸方向一端部において前記内壁の内側に続く入口側接続部と、前記軸方向 他端部において前記内壁の内側に続く出口側接続部とを有し、前記環状内壁は軸 方向に離間した第一および第二の環状磁極面の間のギャップを有し、さらに前記 ギャップの軸方向一側において前記環状内壁に嵌合された電気的励磁コイルと、 前記ギャップ内で軸方向に往復移動に従動的に支持され、交互に前記磁極面の一 方と当接し他方と離れるようにされた円盤形アーマチュアとを有する略トロイド 状磁気回路と、前記円盤形アーマチュアと、前記アーマチュアの往復位置に応じ て、前記磁極面の一方または他方を経由して前記環状外壁に至る磁気回路を完成 させるための径方向分極手段とを含む手段と、前記磁極面の一方の半径方向内側 に設けられた環状弁座と、一方の往復位置において前記弁座に対して弁閉関係と なり、他方の往復位置において前記弁座に対して弁開関係となるように前記アー マチュアに搭載された弁部材とを有する入口・出口間の流れのオン/オフ制御の ための弁手段と、前記コイルと並列に電気的に接続されるとともに、前記弁のア ーマチュア位置の一方で他方でない位置に対してLC回路として共振するように 同調されたキャパシタと、前記アーマチュアが前記一方の位置にあることを示す ものと して前記LC回路の発振を反映する出力信号を発生するための手段を含む外部電 子回路を有することを特徴とする磁気ラッチ弁。 18. 前記最後に定義した手段はさらに、前記アーマチュアが前記他方の位 置にあることを示すものとして、発振周波数出力より小さいLC回路動作の別の 出力信号を発生する手段を含むことを特徴とする請求項17に記載の磁気ラッチ 弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 軸方向端部において接続する径方向に離間した環状内壁および外壁と、 前記軸方向一端部において前記内壁の内側に続く入口側接続部と、前記軸方向他 端部において前記内壁の内側に続く出口側接続部とを有し、前記環状内壁は軸方 向に離間した第一および第二の環状磁極面の間のギャップを有し、さらに前記ギ ャップの軸方向一側において前記環状内壁に嵌合された電気的励磁コイルと、前 記ギャップ内で軸方向に往復移動に従動的に支持され、交互に前記磁極面の一方 と当接し他方と離れるようにされた円盤形アーマチュアとを有する略トロイド状 磁気回路と、前記円盤形アーマチュアと、前記アーマチュアの往復位置に応じて 、前記磁極面の一方または他方を経由して前記環状外壁に至る磁気回路を完成さ せるための径方向分極手段とを含む手段と、前記磁極面の一方の半径方向内側に 設けられた環状弁座と、一方の往復位置において前記弁座に対して弁閉関係とな り、他方の往復位置において前記弁座に対して弁開関係となるように前記アーマ チュアに搭載された弁部材とを有する入口・出口間の流れのオン/オフ制御のた めの弁手段とを備えたことを特徴とする磁気ラッチ弁。 2. 前記径方向分極手段は、前記環状外壁に対して固定的に設置されている ことを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 3. 前記径方向分極手段は、角度間隔をおいた複数の分極された磁気部材か らなることを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 4. 前記分極された磁気部材は、前記環状外壁に対して固定的に設置されて いることを特徴とする請求項3に記載の磁気ラッチ弁。 5. 磁束伝導材料からなる環状部材が、前記環状外壁に対して固定的に設置 され、上記磁気部材は第1の極性側で前記環状外壁と接触し、上記磁気部材は逆 極性側で前記環状部材と接触し、前記アーマチュアは、前記アーマチュアの往復 移動可能な範囲内で、前記環状部材と半径方向クリアランスをおいた関係にある 周辺部を有していることを特徴とする請求項3に記載の磁気ラッチ弁。 6. 前記弁部材は、低摩擦エラストマー材料からなる弁閉鎖面を有すること を特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 7. 前記低摩擦エラストマー材料は、ポリテトラフルオロエチレンであるこ とを特徴とする請求項6に記載の磁気ラッチ弁。 8. 前記弁部材は、前記アーマチュア、および、前記アーマチュア内部の着 座位置に前記弁部材を弾性的にかつ軸方向に付勢する手段によって軸方向に移動 可能に支持され、アーマチュアの往復の弁閉位置のために、前記弁部材は、前記 弾性手段の従動的な動作に抗してそのアーマチュアの着座位置から解放されるこ とを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 9. 前記アーマチュアの従動的な支持は、前記環状外壁において軸方向に保 持された外側限界と、前記アーマチュアにより軸方向に保持された内側限界とを 有する軸方向に従動的な環状部材により得られることを特徴とする請求項1に記 載の磁気ラッチ弁。 10. 前記アーマチュアは、前記磁極面の一方と共働するような大きさの小 径環状ハブを有し、前記軸方向に従動的な環状部材の内側限界は前記環状ハブに おいて軸方向に保持されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気ラッチ弁 。 11. 前記内壁の、前記弁座から軸方向に離れた部分には、前記内壁の該部 分の磁極面に対してバイパス関係に、流体を流通させるための少なくとも一つの 通路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 12. 前記通路は、角度間隔をおいた複数の同様な通路の一つであることを 特徴とする請求項11に記載の磁気ラッチ弁。 13. 前記励磁コイルに接続された制御手段は、前記磁極面の一方に対して 磁気的にラッチされた関係から前記磁極面の他方に対して磁気的にラッチされた 関係に前記アーマチュアを移動させるために、十分なエネルギーと第一の複数を もつ瞬時なパルスを供給する動作と、前記他方の磁極面に対して磁気的にラッチ された関係から前記磁極面の一方に対して磁気的にラッチされた関係に前記アー マチュアを移動させるために、十分なエネルギーと第二の複数をもつ瞬時パルス を供給する動作を選択的に行なうことができることを特徴とする請求項1に記載 の磁気ラッチ弁。 14. 前記入口から前記内壁の内側への前記接続部内にろ過手段を設けたこ とを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 15. 径方向外側環状体が径方向内側環状体を囲んで軸方向端部閉鎖部によ り完結され、前記端部閉鎖部の一方を貫通する流体流入口側接続部と、前記端部 閉鎖部の外方(outer)を貫通する流体流出口側接続部とを備え、前記内側環状体 には、一方の端部閉鎖部に接続される第一の内側環状体部分と他方の端部閉鎖部 に接続される第二の内側環状体部分との間に軸方向ギャップが設けられ、前記第 一の内側環状体部分は、前記第二の内側環状体部分の環状磁極面構造に対してギ ャップを開けた関係にある環状磁極面構造を有し、前記第二の内側環状体部分は 、前記第一の内側環状体部分の軸方向に離間して対面する環状弁座を有した構成 を持つ磁束伝導材料からなる略トロイド状磁気回路と、前記第一および第二の内 側環状体部分の間に介在させた磁束伝導材料からなる円盤形アーマチュアであっ て、前記内側環状体部分における磁極面接触により交互に決定される限界の間で 軸方向に往復移動可能であるように従動的に支持されたアーマチュアと、前記ア ーマチュアに搭載され、前記アーマチュア移動可能限界の一方において上記弁座 との弁閉関係を有し、前記アーマチュア移動可能限界の他方において前記弁座と の弁開関係を有する弁部材と、前記アーマチュアの往復移動可能範囲全体にわた って前記アーマチュアを囲むとともに、前記アーマチュアに対してクリアランス をおいた関係にある永久的に径方向に分極された環状体を備え、前記分極された 環状体は前記径方向外側環状体に対して固定的に近接して配置され、さらに、前 記径方向外側環状体内側に収容されるとともに前記内側環状体部分の一方と誘導 結合関係にある電気コイルを含み、一方向のアーマチュア移動を起こさせる第一 の複数のパルスと、反対方向のアーマチュア移動を起こさせる逆極性のパルスを 用いて、前記コイルを選択的に励磁する手段を有することを特徴とする磁気ラッ チ弁。 16. 前記入口側接続部に隣接したろ過手段が、前記弁内側の流体の流れに 対して設けられていることを特徴とする請求項15に記載の磁気ラッチ弁。 17. 外部電子回路が、前記コイルと並列に電気的に接続されるとともに、 前記弁のアーマチュア位置の一方で他方でない位置に対してLC回路として共振 するように同調されたキャパシタと、前記アーマチュアが前記一方の位置にある ことを示すものとして前記LC回路の発振を反映する出力信号を発生するための 手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の磁気ラッチ弁。 18. 前記最後に定義した手段はさらに、前記アーマチュアが前記他方の位 置にあることを示すものとして、発振周波数出力より小さいLC回路動作の別の 出力信号を発生する手段を含むことを特徴とする請求項17に記載の磁気ラッチ 弁。
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