JPH09508042A - 歯科用装置の送水ラインのための消毒システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 歯科用装置の送水ライン消毒システムには第一及ぴ第二の単方向逆止弁が設けられている。水は通常、第一の圧力で前記第一の逆止弁を介して該歯科用装置の送水ラインに供給される。消毒液の貯蔵容器は、既に歯科用装置を構成しているコンプレッサによって第一の圧力よりも高い第二の圧力で加圧され、第二の逆止弁を介して歯科用装置の送水ラインに消毒薬を供給する。第一の逆止弁により、消毒液が送水ラインに入り込むことは防止されている。同様に、前記第二の逆止弁により、貯蔵容器が加圧されていないときに水供給ラインからの水が消毒薬に入り込むことが防止される。前記貯蔵容器には上部ネック及び底部が形成され、かつ、該消毒システムはさらに、前記ネックにぴったりと入り込む上部ストッパと下部貯蔵容器底部支持手段とが取り付けられたハウジングを備えている。前記貯蔵容器は、この貯蔵容器を引き続き傾け、前記ストッパに前記ネックを配置し、かつ前記貯蔵容器底部を前記支持手段上でスライドさせることにより該ハウジングに取り付けられる。このスライド移動は、貯蔵容器底部の丸められたエッジ部によって容易に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科用装置の送水ラインのための消毒システム 発明の背景 １．発明の属する技術分野 本発明は、新規又は既存の歯科用装置(dental unit)に取り付けられる、送水 ライン消毒用システムに関する。２．従来の技術 当業者の間では、歯科用装置のハンドピース、及び、水／エアー注入器に水を 供給する小径の送水ラインのネットワーク内で「バイオフイルム(biofilm)」と 呼ばれるバクテリアフィルムが発達するということは周知である。このバイオフ ィルムは前記送水ラインの内壁面に付着する。このフィルムは、数週間後には裸 眼で視認することができる。 送水ライン内を水が流れると、このバイオフィルムから多量のバクテリアが分 離する。水に混入したこれらのバクテリアは患者の口腔内に直接放出され、また ハンドピースから生じるエアゾール内にも存在する。歯科用装置のハンドピース 、及び、水／エアー注入器から供給される水は、飲料水に関する公衆衛生上の微 生物学的基準に合致しないことが研究により指摘されている。かかるバクテリア が集中すれば、例え非発病性のものであっても免疫不全の患者は感染するおそれ がある。 発明の目的 従って本発明の目的は、歯科用装置の送水ラインをその内部に形成されバイオ フィルム除去することにおいて効果的に消毒することのできるシステムを提供す ることである。 発明の概要 詳細には、本発明による歯科用装置の送水ライン消毒システムは、 第一のバルブ手段と； 水を、前記第一のバルブ手段を介して第一の圧力で前記送水ラインに供給する ための手段と； 前記歯科用装置の送水ラインに、前記第一の圧力よりも大きい第二の圧力で消 毒液を供給するために作動される手段と； を備えて成る。 本発明によれば、前記第一のバルブ手段は、消毒薬が水供給手段に至るのを防 止すべく、前記第一及び第二の圧力問の差異に反応する手段を備えている。 本発明の好ましい実施の形態によれば、前記第一のバルブ手段は単方向逆止弁 を備えている。また、消毒薬供給手段は、消毒液を貯蔵するための貯蔵容器を備 えていてもよく、その場合この貯蔵容器は、歯科用装置を既に構成しているコン プレッサにより第二の圧力で加圧される。また、好ましくは、該貯蔵容器からの 消毒薬は第二の単方向逆止弁を介して歯科用装置の送水イランに供給され、これ により、この貯蔵容器が加圧されていないときに、前記第二の逆止弁によって、 前記水供給ラインからの水が消毒薬の貯蔵容器に入り込まないようになっている 。この貯蔵容器は、都合よく、上部ネックと、底部と、前記ネックにぴったりと 入り込む上部ストッパ及び下部貯蔵容器底部支持手段が取り付けられたハウジン グと、を備えている。前記貯蔵容器は、該貯蔵容器を連続的に傾け、前記ストッ パに前記ネックを位置させ、かつ前記貯蔵容器底部を前記支持手段上でスライド させることにより該ハウジングに取り付けられる。このスライド移動は、貯蔵容 器底部の丸められたエッジ部によって容易に行われる。 そして、この歯科用装置の送水ライン消毒システムは、清浄を貯蔵する第二の 貯蔵容器と、前記水供給手段からの水の供給が中断されたとき、又は水供給手段 からの水が汚染されたときに、清浄水を第三の単方向逆止弁を介して該歯科用装 置のラインに供給するためにこの水貯蔵容器を第二の圧力で加圧する手段と、を 設けることも可能である。 本発明の目的、優位点、及びその他の特徴は、下記の本発明の好ましい実施の 形態の記載によりさらに明かにする。ただし、本発明は記載の実施形態のものに 限定されるものではなく、添付図面も単なる例である。 図面の簡単な説明 図において、 図１は、本発明に係る、歯科装置の送水ラインを消毒するためのシステムの該 略構成図； 図２は、本発明に係る消毒システムの漏斗を示す図； 図３は、本発明による消毒システムが収納される縦型ハウジングの立面図； 図４は、消毒液用貯蔵容器を収納した図３に示したハウジングの水平断面図； 図５は、図３の縦型ハウジングの一部断面立面図で、貯蔵消毒液がどのように してハウジングに装填されかつ取り外されるかを示したものである。 好ましい実施形態の詳細な説明 添付の図面において、歯科用装置の送水ラインを消毒するための本発明による システムは全体して符号１で示してある。 図１に示すように、歯科用装置（図示せず）の送水ラインは、概して、 − フットコントローラ５に接続され、送水ライン３，４を介して歯科用ハン ドピースに水を供給する送水ライン２； − 歯科用エアー／水注入器（図示せず）に供給するための送水ライン６；及 び、 − 水コップへの自動注水装置（図示せず）に供給するための送水ライン７、 を備えている。 図１に示すように、前記送水ライン２，６，７自体には、供給ライン８，単方 向逆止弁９，及び送水ライン１０を介して清水が供給される。送水ラインにおけ る標準的な圧力は４５ｐｓｉ(pounds pcr square inch)である。詳細には、清水 は、（ａ）ライン８，バルブ９，及びライン１０，２を介してフットコントロー ラへ、（ｂ）ライン８，バルブ９，及びライン１０，７を介して水コップへ、そ して（ｃ）ライン８，バルブ９，及びライン１０，６を介して歯科用エアー／水 注入器に、供給される。 本発明に係る歯科用装置の送水ラインを消毒するためのこのシステム１は、さ らに、消毒液１２を入れておく貯蔵容器１１、及び、機械式又は電気機械式とな る二方エアバルブ１６を備えている。 歯科用装置は従来より、歯科用ハンドピース及び注入器に圧縮空気を供給する ためのコンプレッサ１３を備えている。既に利用可能なこのコンプレッサ１３を 利用して、前記貯蔵容器１１に５５ｐｓｉの圧縮空気を供給し、消毒液を、ライ ン１９及び単方向逆止弁２０を介してライン２，６，７に供給することができる 。 詳細には、前記二方エアバルブ１６の第一の位置においては、コンプレッサ１ ３からの圧縮空気はエアライン１４，１５、バルブ１６、及びエアライン１７を 介して貯蔵容器１１に供給される。バルブ１６が第二の位置にあるときには、圧 縮空気は、ライン１７、バルブ１６、エアライン１８を介して脱圧される。 歯科用装置のライン２〜４，６，７等の送水ラインの消毒は、その日の作業の 終了時に実施するのが都合がよい。使用者はまず制御弁１６を、通常位置である 第二の位置から、５５ｐｓｉの圧縮空気をコンプレッサ１３から貯蔵容器１１に 供給する第一の位置に回す。次いで使用者は、フットコントローラ５、歯科用注 入器（図示せず）、及び水コップ注水装置（図示せず）を引き続き又は一斉に作 動させると、消毒薬１２が貯蔵容器１１から、ライン１９、逆止弁２０、及びラ イン２，３，４，６，７を介して流れ、歯科用ハンドピース及び注入器、及び水 コップ注水装置に至る。供給ライン８における消毒薬の圧力（５５ｐｓｉ）は水 の圧力（４５ｐｓｉ）よりも高いため、逆止弁９により消毒薬が供給ライン８の 方にまで及ぶことはない。好ましくは、消毒薬が歯科用ハンドピース及び注入器 、及び水コップ注水装置から流れ出るのを使用者が確認できるように消毒液１２ は着色されている。歯科用装置の送水ラインが消毒薬により満たされたら、フッ トコントローラ５、歯科用注入器及び水コップ注水装置を閉じてよい。二方エア バルブ１６が第二の位置に戻され、貯蔵容器１１への圧縮空気の供給が停止され る。そして、貯蔵容器１１からの圧縮空気は、ライン１７，１８及びバルブ１６ を介して脱圧される。そして、毎日、仕事の終了時に行うように、歯科用装置の 水、空気、電源を切ればよい。 次の日に、歯科用装置の水、空気、電源のスイッチが入れられる。次いで、フ ットコントローラ５、歯科用注入器及び水コップ注入装置がＯＮとされ、歯科用 装置の送水ラインから消毒薬１２を排出する。この時点で貯蔵容器１１にはコン プレッサ１３からの圧力は付加されていないので、供給ライン８から逆止弁９及 びライン２，３，４，６，７を介して水が流れることができる。ただし、逆止弁 ２０が設けられているので、水が貯蔵装置１１に入り込むことはない。消毒薬が 完全に排出されれば、ハンドピース、注入器、及び水コップ注水器からの液体に 色が付いていることはない。これで、歯科用装置は通常通りに使用することがで きる。 本発明の消毒システム１の使用を容易にするために、図２に示す漏斗２１が用 いられる。漏斗２１は、歯科用装置の吸入装置（図示せず）に直に取り付けるこ とのできる円筒管２２の形成された狭端部を備えている。また、漏斗２１は拡端 部２３を備え、該拡端部は、ハンドピース、歯科用注入器、水コップ注水装置そ の他の出口チューブ、あるいは送水管の自由端を受け入れる複数の開口２４を含 んでいる。好ましくは、この漏斗２１は透明なプラスチック製のものであり、使 用者はその中を流れる液体の色を見ることができる。 本発明に係る歯科用装置の送水ライン消毒用の該システム１は、さらに、清浄 水２６を貯蔵するための貯蔵容器２６、及び、機械式又は電気機械式の二方エア バルブ２７を備えている。既に使用可能なコンプレッサ１３は５５ｐｓｉの圧縮 空気を該貯蔵容器２５に供給し、清浄水を、送水ライン２８、単方向逆止弁２９ 、及び送水ライン３０を介してライン２，６，７に供給する。 詳細には、前記二方エアバルブ２７の第一の位置においては、コンプレッサ１ ３からの圧縮空気はエアライン１４，３１、バルブ２７、及びエアライン３２を 介して貯蔵容器２５に供給される。バルブ２７が第二の位置にあるときには、圧 縮空気は、ライン３２、バルブ２７、エアライン３３を介して脱圧されろ。 供給ライン８からの水が汚染されるか、ライン８からの水の供給が中断された ときには、バルブ２７を、通常の第二の位置から、圧縮空気を５５ｐｓｉでコン プレッサ１３から貯蔵容器１１に供給する第一の位置に回すだけでよい。貯蔵容 器２５からの清浄水は、送水ライン２８、逆止弁２９、及び送水ライン３０を介 してライン２，６，７に供給され、これにより、歯科医又は歯科助手は歯科用ハ ンドピース、注入器、及び水コップ注水装置を引き続き使用することができる。 貯蔵容器２５における圧力（５５ｐｓｉ）は水供給ライン８内の水の圧力（４５ ｐｓｉ）よりも高いため、逆止弁９により貯蔵容器２５からの水２６が供給ライ ン８に至ることはない。 ライン８からの水の供給が回復すると、二方向エアバルブ２７が第二の位置に 戻され、貯蔵容器２５への圧縮空気の供給が停止される。次いで、貯蔵容器２５ からの空気は、ライン３２，３３，及びバルブ２７を介して排出される。 あるいは、貯蔵容器２５に、前記貯蔵容器１１と同様に消毒薬を入れることも できる。 図３に示すように、本発明に係る該システム１は、断面略楕円形の中空コラム 状（図４）を呈すハウジング３４内に都合よく収められている。コラム３４は、 水／エアー接続部において歯科医用椅子（図示せず）の近傍に簡単に取り付ける ことができる。よって、本発明の該消毒システム１が邪魔になることはほとんど ない。 図３及び図４に示すように、ハウジング３４は三つの押し出し成形部材３５， ３６，３７より形成されている。外側の押し出し成形部材３７は中央の押し出し 成形部材３６にヒンジ結合されており、従ってハウジング３４は、その中に貯蔵 容器１１，２５を装填すべく開くことができる。 可撓性を有したプラスチック材から成り略円錐状をしたストッパ３８がハウジ ング３４に柔軟に取り付けられている。より詳しくは、このストッパ３８は、押 し出し成形部材３６の内側に固定された金属シートから成るサポート３９に取り 付けられている。貯蔵容器１１，２５に圧縮空気を供給するライン１７，３２、 及び、その貯蔵容器１１，２５から液体を供給するライン１９，２８がストッパ ３８を貫通している。ライン１９，２８は柔軟なもので、ストッパ３８から下方 に延び、貯蔵容器１１，２５の底部に至っている。 貯蔵容器１１，２５は、都合よくプラスチック製のものとなっている。また、 これら貯蔵容器は略平行六面体形状を呈し、ストッパ３８に適合する寸法の円筒 ネック４１が形成されている。貯蔵容器１１，２５の底部エッジ４２は丸められ ており、該底部には複数の凹部４３が形成されている。 金属シートから成り、中央押し出し成形部材３６の内側に固定されたサポート ４０が、この貯蔵容器１１，２５の底部を受けている。 従って、貯蔵容器１１，２５をハウジング３４内に装填するには、この貯蔵容 器１１，２５を傾け、かつネック４１をストッパ３８の周囲に位置さる。次いで 、貯蔵容器１１，２５の底部をハウジング３４の内側に押してサポート４０状を スライドさせる。これにより貯蔵容器１１，２５の底部はサポート４０上に載り 、ストッパ３８によりネック４１がきつくシールされる。最後に、押し出し成形 部材３７を回動させてハウジング３４を閉じ、貯蔵容器１１，２５はハウジング 内に適正に保持される。ここで、前記底部エッジ３４により満タン状態の貯蔵容 器１１，２５が容易にハウジング３４内に装填でき、かつ空となった貯蔵容器１ １，２５を前記凹部４３により手で簡単に取り外せることが理解できる。 図５に示すように、二つの貯蔵容器１１，２５はハウジング３４内に同様に置 かれ、取り付けられる。 貯蔵容器１１，２５及び／又はハウジング３４は、好ましくは遮光のために不 透明とされ、消毒薬をできるだけ非活性状態にしている。貯蔵容器１１，２５は 、薄く細長くかつ縦方向に設けられた半透明の窓によって不透明とされ、これら 貯蔵容器内の消毒薬のレベルを目視確認できれば都合がよい。 歯科医の歯科用装置、及び、歯科助手の歯科用装置が共通の水供給源を有して いる場合には、本発明に係る消毒システム１は一つでよい。 また、本発明に係る該消毒システム１は、前記バイオフィルムが成長する歯科 用装置のビニール製送水ラインの下流側に設置されるべきである。 以上、本発明の好ましい実施の一形態について説明したが、この実施形態は、 本発明の精神及び本質を逸脱しない範囲で随意変更が可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (71)出願人 シャーロン， ロベール カナダ国 ケベック Ｊ４Ｂ ２Ｓ９ ブ シェヴィル 1072 ドゥ ランドネー (71)出願人 サヴェッジ， ゲイリー カナダ国 ケベック Ｈ１Ｘ ２Ｒ７ モ ントリオール 17イー アヴェニュー 5625 (71)出願人 スイフト， ミシェル カナダ国 ケベック Ｈ２Ｐ ２Ｎ４ ウ ートラモン エドワード シャールズ 444 (72)発明者 プレヴォスト， アンドレ カナダ国 ケベック Ｈ４Ｂ ２Ｈ１ モ ントリオール ローズデイル 4541 (72)発明者 バルボー， ジャン カナダ国 ケベック Ｈ１Ｘ ３Ｈ４ モ ントリオール ユークリード ブリオン 4582 (72)発明者 コトゥ， ルジェー カナダ国 ケベック Ｇ４Ｗ ２Ｎ４ マ タヌ サン−ジャン 451 (72)発明者 シャーロン， ロベール カナダ国 ケベック Ｊ４Ｂ ２Ｓ９ ブ シェヴィル 1072 ドゥ ランドネー (72)発明者 サヴェッジ， ゲイリー カナダ国 ケベック Ｈ１Ｘ ２Ｒ７ モ ントリオール 17イー アヴェニュー 5625 (72)発明者 スイフト， ミシェル カナダ国 ケベック Ｈ２Ｐ ２Ｎ４ ウ ートラモン エドワード シャールズ 444 【要約の続き】 行われる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 歯科用装置の送水ライン消毒システムであって、 第一のバルブ手段と； 水を、前記第一のバルブ手段を介して第一の圧力で前記送水ラインに供給する ための手段と； 前記歯科用装置の前記送水ラインに、前記第一の圧力よりも大なる第二の圧力 で消毒液を供給するために作動される手段と； を備え、 前記第一のバルブ手段は、前記第一及び第二の圧力間の差異に反応して、消毒 薬が前記水供給手段に至るのを防止する手段を備えていることを特徴とする歯科 用装置の送水ライン消毒システム。 ２． 請求項１記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記第 一のバルブ手段は単方向逆止弁を備えていることを特徴とする歯科用装置の送水 ライン消毒システム。 ３． 請求項２記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記水 供給手段が、前記単方向逆止弁を介して前記歯科用装置の送水ラインに接続され た水供給ラインを備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム。 ４． 請求項１記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記消 毒薬供給手段が、消毒液を貯蔵するための貯蔵容器、及び、該貯蔵容器を前記第 二の圧力で加圧するための手段を備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒システ ム。 ５． 請求項４記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記加 圧手段が、前記歯科用装置を既に構成しているエアコンプレッサを備えて成る歯 科用装置の送水ライン消毒システム。 ６． 請求項４記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、第二の バルブ手段を備え、該第二のバルブ手段を介して前記貯蔵容器からの消毒薬が前 記歯科用装置の前記ラインに供給され、該第二のバルブ手段は、前記貯蔵容器が 加圧されていないときに、前記第一の圧力に反応して前記水供給手段からの水が 前記貯蔵容器に至るのを防止する手段を備えている、歯科用装置の送水ライン消 毒システム。 ７． 請求項６記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記第 二のバルブ手段は単方向逆止弁を備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒システ ム。 ８． 請求項４記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記貯 蔵容器は上部ネック及び底部を備え、かつ、該消毒システムはさらに、前記ネッ クにぴったりと入り込む土部ストッパと下部貯蔵容器底部支持手段とが取り付け られたハウジングを備え、 前記貯蔵容器を連続的に傾け、前記ストッパに前記ネックを配置し、かつ前記 貯蔵容器底部を前記支持手段土でスライドさせることにより前記貯蔵容器を該ハ ウジングに取り付けるよう構成されて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム 。 ９． 請求項８記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記貯 蔵容器の底部は、該底部が前記支持手段土で容易にスライドできるようにエッジ 部が丸められて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム。 １０． 請求項１記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、清浄 水を貯蔵するための貯蔵容器と、 前記水供給手段からの水の供給か中断されたとき、又は前記水供給手段からの 水が汚染されたときに、前記貯蔵容器から前記歯科用装置の前記送水ラインに水 を供給するために、前記貯蔵容器を前記第一の圧力よりも高い第三の圧力で加圧 するための手段と、 をさらに備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム。 １１． 請求項１０記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前 記加圧手段が、前記歯科用装置を既に構成しているエアコンプレッサを備えて成 る歯科用装置の送水ライン消毒システム。 １２． 請求項１０記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、第 二のバルブ手段をさらに備え、該第二のバルブ手段を介して前記貯蔵容器からの 水が前記歯科用装置の送水ラインに供給され、該第二のバルブ手段が、前記貯蔵 容器が加圧されていないときに、前記第一の圧力に反応して前記水供給手段から の水が前記貯蔵容器に至るのを防止する手段を備えて成る、歯科用装置の送水ラ イン消毒システム。 １３． 請求項１２記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前 記第二のバルブ手段が単方向逆止弁を備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒シ ステム。 １４． 請求項１０記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前 記貯蔵容器は上部ネック及び底部を有し、かつ、該消毒システムはさらに、前記 ネックにぴったりと入り込む上部ストッパと下部貯蔵容器底部支持手段とが取り 付けられたハウジングを備え、 前記貯蔵容器を引き続き傾け、前記ストッパに前記ネックを配置し、かつ前記 貯蔵容器底部を前記支持手段上でスライドさせることにより前記貯蔵容器を該ハ ウジングに取り付けるよう構成されて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム 。 １５． 請求項１４記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前 記貯蔵容器の底部は、該底部が前記支持手段土で容易にスライドできるようにエ ッジ部が丸められて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム。 １６． 請求項１記載の歯科用装置の送水ライン消毒システムにおいて、前記 消毒薬供給手段が消毒液を貯蔵するための第一の貯蔵容器を備え、かつ、該消毒 システムはさらに、 消毒液又は清浄水を貯蔵する第二の貯蔵容器と、 前記第二の貯蔵容器からの消毒薬又は水を該歯科用装置の前記送水ラインに供 給するために、前記第二の貯蔵容器を前記第一の圧力よりも高い第三の圧力で加 圧する手段と、 中空コラム状に形成されたハウジングと、 前記第一及び第二の貯蔵容器を前記中空コラム内に載置するための手段と、 を備えて成る歯科用装置の送水ライン消毒システム。