JPH09507618A - 広帯域チャンネル化装置 - Google Patents

広帯域チャンネル化装置

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JPH09507618A
JPH09507618A JP7512692A JP51269295A JPH09507618A JP H09507618 A JPH09507618 A JP H09507618A JP 7512692 A JP7512692 A JP 7512692A JP 51269295 A JP51269295 A JP 51269295A JP H09507618 A JPH09507618 A JP H09507618A
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ウイリアムズ,テリー,エル
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エアーネット・コミュニケーションズ・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 物理的に小型で、多チャンネルの無線通信受信器アーキテクチャーは、以前には、狭帯域言語解析研究に適用されたが、広帯域信号処理に対しては、重複及び加算、又は多相信号処理機能を使用する。受信器部は、複数の多重周波数通信チャンネルを受信して、その複数の多重周波数通信チャンネルの内容を表す、デジタル信号を出力する。受信器部は、広帯域デジタル受信器により出力された、デジタル信号を処理して、それぞれのチャンネル出力を、デジタル信号プロセッサに結合する、FFTに基づくチャンネル化装置を含み、デジタル信号プロセッサは、デジタルチャンネル信号のそれぞれの信号を処理(例えば、復調)して、デジタルチャンネル信号の処理済み信号を、分配用のそれぞれの出力ポートにおいて、付随する音声/データネットワークに供給する。送信側において、送信部は、複数のデジタル信号プロセッサを含み、それぞれのデジタル信号プロセッサは、それぞれ異なる周波数チャンネルを介して送信すべき、複数の到来(音声/データ)通信信号のそれぞれの信号と関連する。それら処理(変調、符号化)済み出力は、逆方向FFT複合装置に供給される。FFT複合装置は、複合した多チャンネル信号を、広帯域送信器に供給し、その送信器は、多重周波数通信チャンネル信号を送信する。チャンネル化装置、及び複合装置の各々は、重複及び加算、又は多相フィルタリングを用いて、実施され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 広帯域チャンネル化装置 発明の分野 本発明は、一般に、無線(例えば、セルラー、及びパーソナル通信システム( PCS))通信ネットワークに関し、更に詳細には、新しい、及び改善されたト ランシーバ装置に向けられ、トランシーバ装置の受信器部は、デジタル化中間周 波数(IF)信号を抽出するために、広帯域で、高速フーリエ変換に基づく(F FT)チャンネル化装置を含み、トランシーバ装置の送信器部は、送信用の単一 のIF信号へと、多数のデジタル化ベースバンドチャンネルを複合するために、 広帯域の逆方向FFT複合装置を含む。 発明の背景 広範な地形区域にわたって、多チャンネルの音声、及びデータ通信を提供する ために、無線(例えば、セルラー)通信サービスの提供業者が、現在、保護され 、保守可能な施設(例えば、ビルディング)に、トランシーバ基地局を導入して いる。単一のセルラーチャンネルに対して、信号処理機器を実施するために現在 用いられる、かなりの量のハードウェアのために、各基地局は、通常、サービス 提供業者に利用可能である、周波数スペクトラムの限定部分のみに対して、多チ ャンネル通信容量を与えるように構成される。典型的な基地局には、利用可能な (例えば、12MHz)帯域内で、全体数(例えば、400−30KHz)チャ ンネルのある規定部分(例えば、48)をサービスするために、多数組の個別受 信器、及び送 信器信号処理構成要素を収容する、3から5個の機器ラックが含まれる。基地局 の複数(例えば、48)の狭帯域(30KHz)チャンネルユニットのうちの1 つの典型的なユニットの受信器部は、図1に概略的に示され、フロントエンド低 域変換部10、中間周波数(IF)部20、及びベースバンド部を含む、信号処 理構成要素の専用の組からなる。 フロントエンド10は、トランシーバサイトでのアンテナが結合される、低雑 音増幅器11、無線周波数−中間周波数(RF−IF)低域変換混合器13、及 び関連したIF局所発振器15から構成され、一方、IF部20は、混合器13 の出力が結合される、帯域通過フィルタ21、増幅器23、IFベースバンド混 合器25、及び関連したベースバンド局所発振器27から構成される。帯域通過 フィルタ21は、図2の多チャンネルのスペクトル分布で概略的に示される、1 0MHz広音声/データ通信帯域の400個の30KHz副部分のそれぞれにお いて、中心付けられた100KHzの帯域幅を有することができよう。 ベースバンド部30は、低域通過(折り返し防止)フィルタ31、アナログ− デジタル(A−D)変換器33、復調器及び誤差訂正器として機能する、デジタ ル信号処理ユニット35、及びそれを介して、処理されたチャンネル信号が、付 随の電話通信システム設備に結合される、関連した電話通信(例えば、T1キャ リヤー)ユニット37を含む。A−D変換器33のサンプリング速度は、通常、 75キロサンプル/秒程度である。A−D変換器33によりデジタル 化されるような、狭帯域チャンネル信号は、デジタル信号処理ユニット35によ り復調されて、電話通信搬送ユニット37に適用するために、埋め込み音声/デ ータ信号が回復される。(受信器部と相補的な、同様の専用信号処理送信器部が 、電話通信システム設備からデジタル供給を受信して、トランシーバサイトのア ンテナに、広域変換されたRF信号を出力するように結合される。) 典型的な都市サービス区域において、サービス提供業者に利用可能な全体の帯 域幅(例えば、10−12MHz)内において、サービス有効範囲を最適化して 、基地局が配置される、分散トランシーバサイト間での非干渉有効範囲を保証す るために、セルラートランシーバサイトが、慣例的に、相互に隣接した6個のセ ル(7セル組に配列される)に、地理的に分配される。従って、各セルは、利用 可能(400)チャンネルのそれぞれ異なる部分組の役割を果たす、自身の制限 容量の多数ラック基地局を有し、それにより、広範な地理区域にわたって、それ ぞれのセル内の周波数割当て、及び隣接セル組間の分離が、ネットワークの任意 のチャンネル間で、相互干渉を有効に防止するように規定される。 ここから容易に認識されることは、あらゆるチャンネルが、図1を参照して上 記した、典型的なチャンネル受信器部を構築するような、多数の機器ラックにわ たる構成要素の広がりを有するので、かかる機器を地理的に設置、組み込み、保 守する際の費用、及び労力は、相当なものとなるということである。実際、サー ビス提供業者は、配置可能な場所と、それぞれのトランシーバサイトが提供可能 である、利用可能な帯域幅有効範囲の程度との両方に関連して、更に柔軟性のあ る機器を好んで使用するであろう。これは、非都市部において特に真実であり、 そこでは、慣用的な48チャンネルのトランシーバサイトの制限容量が適さない であろう、高速道路に沿って、所望のセルラー有効範囲が集中され、また必要と される多数ラックの機器に対して、比較的大きく、機密、及び保護構造は、必ず しも容易には利用可能でない。 発明の摘要 本発明によれば、上記のように、多チャンネル無線通信サービスの提供業者に より現在使用される、信号処理アーキテクチャーと関連した、制限チャンネル容 量、及びかなりのハードウェア要求が、無線通信ネットワークのトランシーバサ イトの寸法、及びハードウェアの複雑性の大幅な低減を可能にする、新規且つ改 善された、比較的小型の多チャンネルトランシーバ装置により、効果的に除去さ れ、その結果、トランシーバは、オフィスビルにおける垂下天井の上、又は電柱 上といった、多様な据え付け場所で、容易に物理的に適応可能となり、それと同 時に、利用可能なチャンネルの部分組だけではなく、サービス提供業者により与 えられるチャンネル容量全体に及ぶ、多チャンネル通信サービス(例えば、10 0チャンネルよりも多い)を提供する能力を備える。 この目的のために、本発明のトランシーバ装置には、デジタル化受信信号の多 数チャンネルを処理するために、離散フーリエ変換(DFT)チャンネル化装置 を備える、受信器部と、多数のデジタ ル化送信チャンネル信号を処理するために、広帯域逆DFT複合装置を含む、送 信器部とが含まれる。DFTチャンネル化装置、及びDFT複合装置の好適な実 施例によれば、限定ではないが、高速フーリエ変換(FFT)として実施可能で あり、実は、高速フーリエ変換は、変換サイズが2の累乗である場合に、離散フ ーリエ変換を計算するのに効率的なアルゴリズムである。 多チャンネル受信器ユニットは、複数の多重周波数通信チャンネルを受信して 、複数の多重周波数通信チャンネルの内容を表す、デジタル信号を出力するよう に動作する。DFTに基づくチャンネル化装置ユニットは、多チャンネル受信器 ユニットにより出力される、デジタル信号を受信して、多チャンネル受信器ユニ ットにより受信された、通信チャンネルのそれぞれの内容を表す、それぞれのデ ジタルチャンネル信号を出力するように結合される。それぞれのデジタルチャン ネル出力は、デジタルチャンネル信号のそれぞれを処理(例えば、復調)して、 付随の音声/データネットワークに分配するために、それぞれの出力ポートに、 デジタルチャンネル信号の処理済み信号を供給する、チャンネル化装置により出 力された、デジタルチャンネル信号とそれぞれ関連した、第1の複数のデジタル 信号プロセッサユニットに供給される。 送信側において、トランシーバは、それぞれ異なる周波数チャンネルを介して 送信すべき、複数の到来(音声/データ)通信信号のそれぞれと関連し、複数の 到来通信信号のそれぞれを処理して、逆DFT処理複合装置の適用のために、そ れぞれの出力ポートに、通 信チャンネル信号の処理済み信号を供給するよう動作する、第2の複数のデジタ ル信号プロセッサユニットを含む。離散フーリエ逆変換に基づく複合装置ユニッ トは、第2の複数のデジタル信号プロセッサユニットにより処理された、通信チ ャンネル信号を受信して、第2の複数のデジタル信号プロセッサユニットにより 処理された、通信チャンネル信号の内容を表す、複合信号を出力するように結合 される。多チャンネル送信器ユニットは、離散フーリエ変換に基づく複合装置ユ ニットにより出力された、複合信号に従って、多重周波数通信チャンネル信号を 送信するように動作する。 本発明によれば、送信、及び受信経路で使用されるフィルタ構造は、重複及び 加算フィルタユニット、又は多相フィルタユニットとして実施される。本発明の 第1の実施例によれば、広帯域チャンネル化装置は、広帯域受信器における高速 A−D変換器により出力される、デジタル化データサンプルが適用される、重複 及び加算フィルタ構造を用いる。受信データサンプルが、入力速度バッファに送 られる際に、データは、入力信号に対して利得制御を与え、A−D変換器のダイ ナミックレンジの完全利用を保証する目的のために、振幅環視ユニットにより環 視される。(この目的のために、振幅環視ユニットの出力は、広帯域受信器に帰 還されて、A−D変換器の上流にある、減衰器を制御する。) 速度バッファが、M個のサンプルの1ブロックを含む場合、速度バッファは、 制御ユニットに合図を出して、データのM個のサンプルの1「ブロック」の処理 を開始する。データのM個のサンプルの 1「ブロック」は、チャンネル化装置のデシメーション率に等しく、それは、2 倍の複素チャンネルサンプル速度で割った、入力サンプル速度の最も近い正数に より与えられる。入力サンプル速度が大きい(30MHz程度)場合、1/2帯 域フィルタが使用されて、データのクロック速度が低減される。I/2帯域フィ ルタは、データの実数/複素数変換を実行し、また2だけデータ、及びクロック 速度をデシメートする。クロック低減は、今日の集積回路でフィルタリング構造 を実施するのに必要である。入力クロック速度が大幅に低い場合、又は将来的な 技法の処理能力が増大するにつれて、I/2帯域フィルタは必ずしも必要ではな い。M個のサンプルは、Mよりも大きいN個のサンプルを必要とする、FFTプ ロセッサのサイズを適応させるために、入力サンプルクロック速度よりも高い速 度でのバーストで、速度バッファからI/2帯域フィルタへと、クロック同期出 力されるが、これは、重複及び加算フィルタが、入力サンプル速度の1/2より も高速のクロック速度で、動作する必要があることを意味する。 I/2帯域フィルタからの複素データ値は、重複及び加算フィルタ内に使用さ れる、シフトレジスタへとクロック同期入力される。重複及び加算フィルタは、 チャンネル帯域幅の1/2の遮断周波数を有する、実数値の低域通過フィルタで ある。重複及び加算フィルタの基本アーキテクチャーは、有限インパルス応答( FIR)フィルタと同じである。しかし、本発明のフィルタは、帰還マルチプレ クサ、及びフィルタタップ間の長い遅延線要素の使用により、慣用 的なFIRフィルタとは異なる。 更に特定として、フィルタのシフトレジスタは、好適には、インターリーブ型 「帰還」マルチプレクサと、遅延メモリユニットの縦続組により実施される。フ ィルタのそれぞれのタップ段は、一対の直列結合のメモリ部、帰還マルチプレク サ、係数メモリ、及び係数マルチプレクサから形成される。各係数メモリは、フ ィルタ係数のそれぞれの組を格納し、その数は、FFTプロセッサのサイズに対 応する。チャンネル化装置のフィルタ構造の例示的な実施例において、4つのフ ィルタタップ段を使用することができよう。それぞれのタップ段のマルチプレク サの出力は、互いの総和がとられる。メモリ部内で、入力メモリ段の長さは、デ シメーション率Mに等しく、出力メモリ段の長さは、フィルタ「重複」が、N− Mに等しいことを表す。ここで、Nは、FFTプロセッサのサイズである。 M個の入力サンプルの各部ロックを処理するために、FFTプロセッサに、F FT処理用に充分な数のデータサンプルを供給するには、N個のクロック信号が 必要とされる。N個のクロック信号の最初M個の間、M個のサンプルが、速度バ ッファ及び1/2帯域フィルタを介して、及びシフトレジスタに有効なフィルタ のメモリ段を介して、クロック同期される。この時間フレームの間に、データは 、シフトレジスタのメモリ部の各々を介して、左から右にシフトされる。N個の データサンプルのうちの残りのN−M個に対して、データは、速度バッファから クロック同期出力されず、各タップ段の入力メモリを介しての、データのシフト はない。すなわち、出力メモ リのみがクロック同期される際には、データは、シフトレジスタを介してシフト されない。この出力メモリのクロック同期は、意図する重複及び加算動作をもた らすのに用いられる機構である。 フィルタのタップ段により生成される、係数重み付きデータサンプルのそれぞ れの組の総和がとられる際に、それらは、Nサンプルで、偽似化の、重畳出力デ ータ列を生成し、これは、FFTプロセッサへの適用のための準備で、RAM内 に格納される。高い処理速度のためのスループットを維持するために、FFTプ ロセッサは、問題とする信号処理パラメータと関連した、適切なFFTサイズで プログラムされている、複数のFFTエンジンを含む。複数のエンジンでFFT プロセッサを実施することは、単一エンジンに対する処理時間が、通常、処理に 必要なN個のサンプルを集めるのに必要な時間よりも長い場合に、データスルー プットを維持する。 実用的な実施例によれば、FFTエンジンは、4の累乗であるFFTサイズを 有する、基数4(ブロック浮動小数点)のアルゴリズムを用いることができよう 。512点FFTプロセッサに対して、全ての512個の周波数ビンの生成は、 周波数デシメーション基数2バタフライが先行する、2つの256点FFTを用 いることにより実行される。 512点FFTに関して、サンプルは、RAMから読み出されて、算術演算論 理ユニット(ALU)に供給され、これは、偶数データサンプルの連続した対の 総和をとり、奇数データサンプルの連続した対の差をとる。偶数データサンプル 処理のために、ALU出力の 総和の値が、FFTプロセッサエンジンに直接供給される。512点FFTの奇 数ビンを生成するために、奇数ビンデータが、RAMから読み出される際に、A LUにより与えられるデータサンプル間の差が、数値制御発振器、変調器により 、WN nだけ乗算されて、FFTプロセッサへとクロック同期入力される。 FFTエンジンは、ブロック浮動小数点アルゴリズム(複素FFTデータと共 に、4ビットの換算係数を出力する)を使用するので、スケーリング論理回路が 用いられて、FFTエンジンの出力が結合される、バレル型シフト回路が制御さ れる。バレル型シフト回路は、データが、換算係数に従って、FFTエンジンか ら読み出される際に、そのデータを調整し、その結果、連続したFFTが、同一 スケールに整合されるのを保証する。バレル型シフト回路の出力は、出力RAM に結合される。 FFTプロセッサの出力は、複素指数WN -kmMだけ乗算される必要がある。こ こで、mは、デシメーション率であり、kは、FFTビン数であり、mは、FF T(ブロック)数である。等価演算を実行するために、重複及び加算チャンネル 化装置は、X[(n−r)N]=FFT(WN -rk×X[k])という等式を用い る。ここで、X[n]は、FFT入力列であり、X[(n−r)N]は、rモジ ュロNだけ、X[n]の循環シフトであり、それにより、デュアルポート出力R AMが、FFT入力データ列の循環シフトをもたらす程度に、処理済みデータ値 をアクセスするようにして、アドレスせしめられる。 各チャンネル(周波数ビン)に対するFFT処理済みデータが、出力RAM内 に書き込まれている場合、付随の時間分割多重化(TDM)バスインターフェー ス回路が、TDMバス上にデータを表明し、その結果、データは、チャンネルデ ータから音声、又はデータを復調、及び抽出するように動作する、バス上のデジ タル信号プロセッサに適用可能となる。TDMバス上のデータは、好適には、複 数の時間スロットへと分割される。バス接続のプロセッサは、慣用的なフーレー ム化信号により、TDMバスに同期化され、そのためプロセッサは、正確な時間 スロットを知ることになり、そこからデータが読み出される。 上記の重複及び加算フィルタ構造を有する、広帯域チャンネル化装置に対して 相補的な、多チャンネル複合装置の信号処理アーキテクチャーは、比較的高いデ ータ速度で、多数のチャンネルに対して、データを集めるために、カスタムTD Mバスを使用する。というのは、全チャンネルからの総合データ速度は、通常、 標準バスプロトコル(例えば、VMEバス)のバス帯域幅を越えるためである。 TDMバス上に表明される、チャンネル化(音声/データ)信号の供給源は、付 随の電話網からの到来音声、又はデータ信号をフォーマット(例えば、セルラー 規格に)、及び変調し、それによりベースバンド解析信号が与えられる。各デー タ源は、それが、複合装置により要求された場合に、単一の複素サンプルを転送 することになる、1つ以上の時間スロット間に割当てられる。同一の時間スロッ トに割当て可能な2つの供給源はない。時間スロットは、システム初期 化時に、システムコントローラ(VMEバス上の別個の中央処理ユニット(CP U))により割当てられる。システムコントローラは又、複合装置をプログラム して、有効データを含む全ての時間スロットを特定する。 各DSPプロセッサからのサンプルが、TDMバスコントローラ、及び関連し たバッファ/ドライバから、TDMバスに加えられる制御信号を介して要求され る。このサンプルは、入力(RAM)バッファ内に書き込まれる。TDMバスコ ントローラは、RAMバッファのアドレス指定を、TDMバスのフレーム化信号 に同期させ、それにより各チャンネルが、デュアルポートRAMの適切なアドレ スに書き込まれる。複合装置が、全作動チャンネルからのデータ収集を完了した 場合、TDMバスコントローラは、制御信号をFFT制御論理ユニットに結合し 、それによりFFT制御論理ユニットのFFT処理が開始せしめられる。 重複及び加算チャンネル化装置の順方向FFTプロセッサの機能性と相補的な 、重複及び加算複合装置により、逆方向FFTが実行せしめられる。実用的な実 施例に関連して、逆方向FFTの生成は、順方向FFTを用いてもたらされる。 FFTプロセッサは、複合すべきチャンネル数よりも大きな、次の「2の累乗」 に等しいサイズを有するように構成される。スループットを維持するために、F FTプロセッサは、問題とする信号処理パラメータと関連した、適切なFFTサ イズでプログラムされている、複数のFFTエンジンを含む。複数のエンジンで FFTプロセッサを実施することは、単一 エンジンに対する処理時間が、通常、処理に必要なN個のサンプルを収集するの に必要とされる時間よりも長い場合に、データスループットを維持する。 ゼロが、規定された(比較的制限された)数の周波数ビンに対して、FFTエ ンジン内に、連続して書き込まれる。続く複数のビンに対して、データが、活性 チャンネルに対する入力デュアルポートRAMから読み出される。そのチャンネ ルが、活性チャンネルでない場合、制御論理ユニットは、1つのゼロをそのビン 内に書き込む。活性であるそれらのチャンネルの身元が、システム初期化時に、 制御論理ユニット内にプログラムされる。残りの(比較的制限された)数のビン に対して、ゼロが、それらのビン内に書き込まれる。 順方向FFTを用いて、逆方向FFTを生成するために、以下の等式が用いら れる。 X[n]=K×FFT(X[((−k))K]) ここで、X[n]は、X[k]の逆方向FFTで、nは、サンプル数で、kは、 FFTビン数で、Kは、FFTサイズで、X[((−k))K]は、モジュロK による、反転順の列X[k]である。ビン0について、FFTへの入力データの 鏡像を生成することにより、順方向FFTが、FFTサイズにより換算された、 逆方向FFTとなる。FFT制御論理ユニットは、FFTエンジン内にデータを 書き込む場合に、反転順に、入力RAMをアドレスする。 重複及び加算チャンネル化装置のように、複合装置アーキテクチャーで、51 2点FFTを生成するために、FFTエンジンは、4 の累乗であるサイズを有する、基数4(ブロック浮動小数点)アルゴリズムを使 用する。基数2のデシメーション時間バタフライを用いて、N/2点FFTが、 512点入力列の偶数、及び基数サンプルから生成される。奇数サンプルのFF Tデータ値の乗算は、数値制御発振器、変調器(NCOM)により実行される。 512点FFTの最初の256ビンを処理するために、デュアルポートRAMの 最初の半分の出力が、ALUの手段により、RAMの第2の半分の出力と総和が とられる。第2の256ビンに対しては、2つのRAMの半分の出力の差が、互 いからとられる。NCOMを介する遅延時間を適合させて、適切な対のサンプル が、ALUにより処理されるのを保証するために、1組の遅延レジスタが、RA MからALUへの出力経路に結合される。 複合装置アルゴリズムは、逆方向FFTの入力列が、以下の複素指数により乗 算されることを必要とする。 WK kmR ここで、kは、入力周波数ビンであり、Kは、逆方向FFTサイズであり、mは 、逆方向FFT数であり、Rは、複合装置の補間率であり、 Wk=e-j×2×π/K である。数学的等式を用いると、この乗算演算は、逆方向FFTの出力サンプル の循環回転によりもたらすことができ、すなわち、 X[((n−r)k)]=逆方向FFT(W-rk×X[k]) となる。ここで、rは、−mRに等しい。−mRだけ逆方向FFT 出力サンプルを回転させることにより、複素指数の位相シフトが生成される。こ の回転は、FFT出力アドレッシング論理により実行される。 FFTエンジンは、入力データの特性に依存した換算係数を与える、ブロック 浮動小数点アルゴリズムを用いて、幾つかのFFTを生成するので、後に続く処 理に対して、データを適切に整合させるように、同一スケールにFFTデータを 調整するために、バレル型シフト回路が、ALUへの信号流れの入力経路に結合 される。 チャンネル化装置に類似して、複合装置の重複及び加算フィルタは、複数のフ ィルタタップ段からなる。FFTサイズ、及び段数は、フィルタの全体長を設定 する。このフィルタは、チャンネル帯域幅の半分に等しい遮断周波数を備えた、 実数低域通過フィルタとして設計される。フィルタのそれぞれの段は、シフトレ ジスタ、帰還マルチプレクサ、係数メモリ、乗算器、及び内部加算器の一対の遅 延メモリ要素の1つ、又は両方から形成される。各係数メモリは、それぞれの組 のN個のフィルタ(重み)係数を格納し、その数は、FFTプロセッサのサイズ に対応する。ALUからのFFTプロセッサの出力は、全てのフィルタ段のマル チプレクサに分配されて、同時に、各段の係数により乗算される。タップ段マル チプレクサの出力は、フィルタの次の段への適用のために、タップ段加算器にお ける遅延メモリを介して、累算、及びシフトされているデータとの総和がとられ る。 フィルタの第1のフィルタタップ段は、ゼロが、第1のフィルタ 段へとシフトされるので、入力遅延メモリ部を必要としない。各遅延メモリの長 さは、フィルタ補間率により決定され、これは、チャンネル、及び出力サンプル 速度に従って規定される。フィルタ補間率Rは、出力サンプル速度と、チャンネ ルサンプル速度の商の最も近い整数であり、 R=丸め(出力サンプル速度/チャンネルサンプル速度) となる。 出力遅延メモリ部の各々の長さはRであり、一方、フィルタ重複としても知ら れる、各入力遅延メモリ部の長さは、以下により与えられる。 重複=(N−R) 補間率は又、重複及び加算フィルタの必要とされる信号処理速度を特定する。 フィルタが、スループットを維持するように、データを処理しなければならない 、最小クロック速度は、以下により与えられる。 フィルタ処理速度=出力速度×N/R 逆方向FFTプロセッサにより出力されるあらゆるN個のサンプルに対して、 重複及び加算フィルタは、R個のサンプルを出力する。各逆方向FFTの第1の R個のサンプルに対して、マルチプレクサを介する第1の入力ポートが選択され る。この時間の間、全てのデータがクロック同期にされ、フィルタの最後の段の 加算器により生成される総和の値が、I/2帯域フィルタに入力される。残りの N−R個のサンプルに対して、各マルチプレクサの第2のポートが選 択されて、それぞれの段の内部加算器の出力は、それらの遅延メモリ部に帰還さ れる。この時間の間、入力メモリ部はシフトされず、最後の段の加算器からのデ ータは、1/2帯域フィルタ内にはクロック同期入力されない。やはり、チャン ネル化装置の重複及び加算フィルタのように、最後のN−R個のサンプルの帰還 が、フィルタ重複を与える。 1/2帯域フィルタは、出力サンプル速度を2倍にする、複素数/実数データ 変換を与える、集積回路として構成される。複合装置の完全体は、完全実数シス テムとして実施可能であるが、これは、2倍にすべきサンプル速度、処理速度、 及びFFTサイズの全てを必要とし、複雑性、及び費用が増大することになる。 複合装置からのデータの連続流れを可能にするために、速度バッファが結合され る。速度バッファに格納されたデータは、トランシーバサイトの送信側のD−A 変換器への適用のために、出力ドライバユニットを経由して、出力データリンク に結合される。速度バッファからの半完全フラグが、いつデータを要求するかを 、TDMバスインターフェースに指示するために、制御信号線を介して、制御論 理ユニットに供給される。速度バッファに格納されたデータ量が、その容量の半 分よりも少なくなった場合、フラグは非活性となり、これにより、TDMバスに 合図が出され、出力データの連続流れを維持するために、その活性チャンネルか らのチャンネルデータが要求される。 重複、及びチャンネル化装置アーキテクチャーのように、それぞれの発振器は 、必要とされる各出力サンプル速度に対して設けられ る。更なる組の論理回路が含まれ、複合装置により使用される、追加のクロック 信号が生成される。高速度の発振器の出力は、カウンタにより分周されて、必要 なフィルタ処理クロック、TDMバスクロック、及びFFTエンジン・システム クロックが生成される。 本発明の広帯域チャンネル化装置の第2の実施例は、多相フィルタ構造として 構成される。重複及び加算チャンネル化装置の実施例のように、FFTに基づく 多相フィルタバンク解析(チャンネル化装置)システムのアーキテクチャーは、 実時間広帯域IF(中間周波数)信号を受け取って、多数の個々の狭いベースバ ンド解析信号への、周波数変換、及びチャンネル化を実施する。多相フィルタの チャンネル化装置は、標準VMEバスインターフェース(アメリカ電気・電子技 術者協会(IEEE)規格 Std 1014-1987により規定される)を経由した、シス テムパラメータの完全プログラマブル制御、及びカスタムの時分割多重化(TD M)データバスを介した、チャンネル化データ分配を与える。 多相チャンネル化装置アーキテクチャーにおいて、入力サンプル速度は、チャ ンネルサンプル速度の整数倍であり、このことは、チャンネルサンプル速度が、 チャンネル帯域幅の倍数でなければならない、ということを意味する。チャンネ ル化データは、解析ベースバンド信号として、チャンネル化装置により分配され る。チャンネル化装置の入力は、上流の広帯域デジタル受信器のA−D変換器か らの、デジタルデータ出力リンクとインターフェースする。入力サンプルクロッ ク速度は、受信されるチャンネル数、及びそれらチャ ンネルの帯域幅により決定される。重複及び加算の実施例のように、入力信号の 自動利得制御を与えて、受信器におけるA−D変換器の完全ダイナミックレンジ が、利用されているのを保証するために、振幅監視論理回路が、入力データを監 視する。 入力サンプルは、入力データの実数/複素数変換を実行する、1/2帯域フィ ルタ内にクロック同期入力される。1/2帯域フィルタは又、2だけデータをデ シメートし、それにより、データのクロック速度が半分だけ低減される。次に、 複素データサンプルが、多相フィルタのシフトレジスタ内に送られ、特に、第1 のフィルタ段内で、シフトレジスタの一部を形成する、遅延メモリ内にクロック 同期入力される。各遅延メモリの長さは、チャンネル化装置のFFTサイズに等 しい。各遅延メモリの出力は、シフトレジスタのクロック速度のI倍である速度 で動作する、係数乗算器に加えられる。ここで、Iは、2のオーバーザンプリン グ係数である。このことは、遅延メモリの出力での各サンプルが、2つの(I= 2)フィルタ係数と乗算され、その後に、次の遅延メモリ内にクロック同期入力 されるという意味を含んでいる。 多相フィルタアーキテクチャーの例示的な実施例において、4つのフィルタ段 が使用される。FFTサイズ、オーバーサンプリング係数、及び段数は、フィル タの全体長を確立する。N個のフィルタ係数が、各フィルタタップ段の係数RA Mに格納される。このフィルタ係数は、係数RAMのロード時に、タップ数(例 えば、4)だけデシメートされる。それぞれの係数/データ乗算器の出力は、総 和がとられ、デュアルポートRAM内に書き込まれて、多相チャンネル化装置の FFTプロセッサへの適用のために準備される。 多相チャンネル化装置のFFTプロセッサは、上記の重複及び加算チャンネル 化装置のFFTプロセッサと、実際に同じ構成を有し、また実質的に同じように して動作する。各チャンネルに対するFFT処理済みデータが、出力RAM内に 書き込まれると、FFT制御論理ユニットが、付随のTDMバスインターフェー スに合図を出して、TDMバス上にデータを表明し、その結果、データは、バス 上の付随のデジタル信号プロセッサに加えられることができ、このデジタル信号 プロセッサは、チャンネルデータから、音声、又はデータを復調、及び抽出する ように動作する。多相チャンネル化装置は又、試験メモリ内に、データの1つ以 上のチャンネルを書き込むように構成でき、これにより、VMEバス上のCPU が、カスタムTDMバスとインターフェースすることなく、チャンネルデータを 収集、及び解析することが可能になる。 上記の多相フィルタ構造を有する、広帯域チャンネル化装置と相補的な、多相 複合装置の信号処理アーキテクチャーは又、多数のデジタル音声/データ信号の 実時間処理を可能にし、IF(中間周波数)出力サンプル速度に対して、周波数 変換、及び信号複合を実施し、それによりやはり、VMEバスインターフェース を経由した、システムパラメータの完全プログラマブル制御、及びカスタムの時 分割多重化(TDM)データバスを介した、チャンネル化データ収集がもたらさ れる。 多相複合装置のフロントエンド(FFTプロセッサ)は、上記の重複及び加算 アーキテクチャーのフロントエンドと同じであるが、異なるフィルタ構造を使用 し、そのフィルタ構造において、加算器は、重複及び加算複合装置のフィルタの ように、それぞれの遅延メモリと内部的には縦続接続されない。その代わりに、 多相複合装置のフィルタ構造は、多相チャンネル化装置で使用したフィルタ構造 に対応する。多相フィルタの出力は、1/2帯域フィルタに結合されて、複素数 /実数データ変換を与え、これは、出力サンプル速度を2倍にする。1/2帯域 フィルタの出力は、トランシーバサイトの送信側のD−A変換器への適用のため に、出力データリンクに結合される。 図面の簡単な説明 図1は、慣用的なセルラー通信基地局チャンネルユニットの受信器部を概略的 に示す。 図2は、12MHzの広い音声/データ通信帯域の400個の30KHz副部 分の多チャンネルスペクトル分布プロットである。 図3は、本発明による、広帯域多チャンネルトランシーバ装置を概略的に示す 。 図4、4A、4B及び4Cは、本発明の第1の実施例に従って、図3のトラン シーバ装置に使用される、重複及び加算チャンネル化装置の構成を概略的に示す 。 図5は、図4から4Cの重複及び加算チャンネル化装置により実行される、信 号処理機構と関連した機能図である。 図6は、図4から4Cの重複及び加算フィルタ構造を有する、広帯域チャンネ ル化装置と機能的に相補的である、多チャンネル重複及び加算複合装置の信号処 理アーキテクチャーを概略的に示す。 図7、7A、7B及び7Cは、本発明の第2の実施例に従って、多相フィルタ を使用する、チャンネル化装置の構成を概略的に示す。 図8、8A、8B及び8Cは、本発明の第2の実施例に従って、多相フィルタ を使用する、複合装置の構成を概略的に示す。 図9は、図6から6Cの重複及び加算複合装置により実行される、信号処理機 構と関連した機能図である。 詳細な説明 本発明による、特定の改善型広帯域多チャンネルのトランシーバ装置を詳細に 説明する前に、注意されたいことは、本発明は、市販品が入手可能な、通信、及 び信号処理回路と、構成要素の斬新な構造的組合せに主眼を置くものであって、 その特定の詳細な構成ではないということである。従って、これら慣用的な回路 と構成要素の構造、制御、及び配置を、本発明に関係する特定の詳細のみを示す 、容易に理解可能なブロック図により、図面において例示しているが、本明細書 の記載が利益を受ける当業者に対して、容易に明らかとなるような構造的詳細で 、本発明の開示を曖昧なものとする意図はない。従って、図面のブロックによる 図示は、代表的なシステムの機械的、構造的配置を必ずしも表わすものではなく て、そのシステムの主要な構造的構成要素を、簡便な機能グループにおいて、例 示することを主に意図するものであり、それにより、本発明を更に容易 に理解することができよう。 図3を参照すると、本発明のトランシーバ装置が、受信器部100、及び送信 器部200からなるものとして、概略的に図示されている。受信器部100は、 通信サービス提供業者により与えられる、チャンネルのいずれかを受信可能な、 広帯域受信器101へのアンテナ38に結合される。非限定例として、広帯域受 信器101は、Watkins-Johnson Company 社(700 Quince Orchard Road,Gaithe rsburg Maryland 20878-1794)製の WJ-9104受信器から構成できる。 問題とするスペクトラムは、以前に記載した、例えば、400チャンネルから なり、その各々は30KHz幅である、10−12MHzのスペクトラムとする ことができる。しかし、注意されたいのは、本発明は、このスペクトラム、又は 他の任意の通信システムパラメータを有した使用には限定されない、ということ である。ここで与えられる値は、単に、例示的な例を与えるという目的のために すぎない。また、「広帯域」という用語は、いずれの特定のスペクトル範囲にも 限定されず、理解されたいのは、それは、システムが動作可能である(例えば、 10−12MHz)通信範囲の有効な範囲の少なくとも全体のスペクトル有効範 囲、という意味を含むことである。他方で、狭帯域とは、スペクトラムの単に一 部、例えば個々のチャンネル幅(例えば、30KHz)、という意味を含む。 広帯域受信器101の出力は、問題とする通信システム、又はネットワークに おいて、現在のところ動作可能な、(30KHz)音声/データチャンネルの全 ての内容を含む、低域変換された、多チ ャンネル(ベースバンド)信号である。この多チャンネルベースバンド信号は、 Analog Devices社(one Technology Way,Norwood,Masschusetts 02062-9106) 製の型名AD9032のA−D変換器のような、高速A−D変換器103に結合される 。好都合なことに、上記に参照したような、現在、市販品の入手可能なA−D変 換器のダイナミックレンジ、及びサンプリング速度能力は、充分に高く(例えば 、サンプリング速度は、25メガサンプル/秒程度にある)、下流のデジタル信 号処理(DSP)の構成要素を可能にし、これには、デジタル離散フーリエ変換 (DFT)チャンネル化装置111が含まれて、図4から8を参照して以下で説 明するように、システムの任意の(400−30KHz)チャンネル内の信号を 処理して、かかる信号を、電話通信ネットワークのキャリヤー・インターフェー ス(例えば、T1キャリヤー・デジタル・インターフェース)へのそれぞれのチ ャンネル上に出力する。 高速フーリエ変換(FFT)チャンネル化装置111は、A−D変換器103 の出力を処理するように動作し、このA−D変換器は、デジタル同相/直交(I /Q)変換器107の手段により、チャンネル化装置に結合される。I/Q変換 器107は、それぞれ、Iリンク、及びQリンク107I、及び107Qにわた って、それぞれのI、及びQチャンネル(すなわち、複素数)のデジタル的にフ ォーマットされた信号を出力する。FFTチャンネル化装置は、複合デジタル化 多チャンネル(I/Q)信号から、広帯域受信器101により受信された、(3 0KHz)通信チャンネルのそれぞれの内 容を表す、それぞれの狭帯域チャンネル信号を抽出する。それぞれのチャンネル 信号は、N個の出力リンク(例えば、本発明の例においては、N=400)を経 由して、それぞれのデジタル受信器処理ユニット113−1…113−Nに結合 され、その各々は、まさに図1の慣用的なトランシーバユニットのように、変調 信号を復調して、変調信号に埋め込まれた、任意の関連した誤差訂正処理を実施 するように動作する。この目的のために、デジタル受信器処理ユニット113の 各々は、Texas Instruments 社(Post Office Box 655303,Dallas,Texas 75365 )製のTexas Instruments TMS320C50 デジタル信号プロセッサから構成できる。 デジタル受信器処理ユニット113により得られる復調信号は、それぞれのチャ ンネルリンク115−1…115−Nを介して、付随の電話通信ネットワーク( 不図示)の電話通信キャリヤー・インターフェース(例えば、T1キャリヤー・ デジタル・インターフェース)に結合される。 送信器部200には、第2の複数のデジタル信号処理ユニット、特に、送信器 信号処理ユニット121−1…121−Nが含まれ、それらは、多チャンネルネ ットワークのそれぞれ異なる狭帯域(30KHz)周波数チャンネルにわたって 、送信すべき複数のチャンネルのデジタル音声/データ通信信号のそれぞれを受 信するように結合される。デジタル受信器処理ユニット113のように、それぞ れのデジタル送信器処理ユニット121は、Texas Instruments 社製の型名 TMS 320C50デジタル信号プロセッサから横成できる。送信器信号処理ユニット121 は、複数の到来通信信号のそれぞれに関 して、変調を行って、送信に先立つ誤差訂正処理を実施し、またそれぞれの出力 ポート123−1…123−Nに、狭帯域通信チャンネル信号の処理済み信号を 供給するように動作する。 送信器信号処理ユニット121の出力ポート123−1…123−Nから、変 調された狭帯域チャンネル信号が、チャンネルリンク125−1…125−Nを 介して、逆方向FFTに基づく多チャンネル複合装置ユニット131の入力ポー トに結合されるが、この複合装置ユニットは、以下で説明するように、デジタル 送信器信号処理ユニット121により処理された、それぞれの狭帯域通信チャン ネル信号を複合した、広帯域信号の内容を表す、複合信号を出力する。多チャン ネル複合装置ユニット131の出力は、I/Q変換器ユニット132に結合され る。I/Q変換器は、リンク131I、及び131Q上で、複合装置131から の同相、及び直交信号成分をそれぞれ受信して、デジタル/アナログ(D−A) 変換器133に、複合出力信号を与える。デジタル/アナログ(D−A)変換器 133は、受信器部100の高速A−D変換器103のように、好適には、Anal og Devices社製の型名AD9712A D−A変換器のような、現在、市販品の入手可能 なユニットからなる。D−A変換器133の出力は、広帯域(多チャンネル)送 信器ユニット141に結合され、この広帯域送信器ユニットは、高速フーリエ逆 変換に基づく複合装置ユニット131により出力された複合信号を含む、広帯域 (多チャンネル)通信チャンネル信号を送信するように動作する。送信器ユニッ ト141の出力は、送信のために、アンテナ39に結 合される。 増大した(完全スペクトラム)容量のセルラー・トランシーバサイトに対して 、広い有効範囲を提供するのに必要なハードウェアの量を縮減する、本発明の特 徴の1つは、広帯域多チャンネル信号抽出アーキテクチャー(チャンネル化装置 111)、及び広帯域多チャンネル信号複合アーキテクチャー(複合装置131 )の各々に、畳込み的な、すなわちデシメーション・スペクトル解析技法を適用 することである。サービス提供業者に利用可能な、作動通信帯域のチャンネルの 全てが、今日の無線通信システムの実際の帯域幅に適応する、非常に高いデータ 速度で動作する、デジタル処理構成要素を用いて処理可能であるので、もはや、 各チャンネルに対して、個別の狭帯域信号処理ユニットを構成することも、また ネットワークの全容量よりも少なく、サイト当たりのチャンネル数を制限するこ とも、必ずしも必要ではない。 更に詳細には、本発明は、重複及び加算、又は多相のチャンネル化装置、及び 複合装置アーキテクチャーの使用により、無線通信ネットワークのトランシーバ サイトの寸法、及びハードウェア複雑性を大幅に低減することを可能にし、それ らチャンネル化装置、及び複合装置の基本的な信号処理の機能性は、prentice-H all,Incにより刊行され、R.E.Crochiere 他による教科書、「Multirate Digita l Signal Processing」の第7章に、数学的に詳述されている。これら2つの型 式のフィルタ変換機能の各々に対するアルゴリズムは、Crochiere の教科書に、 きわめて厳密に記載されているので、ここ では繰り返さないことにする。重複及び加算信号処理、及び多相信号処理自体に 関わる、更に詳細な記載については、Crochiere の教科書に注意を向けられたい 。この後に続く記載は、複数の個々の狭帯域ベースバンド信号への変換、及びそ のチャンネル化を実施する、実時間広帯域無線IF信号処理のために、本発明の トランシーバ装置に使用される、チャンネル化装置、及び複合装置の各々の重複 及び加算、及び多相の両方を実現する、実用的な実施例を詳述するものである。 重複及び加算チャンネル化装置(図4、4A、4B及び4C) 図4、4A、4B及び4Cのチャンネル化装置の実施例は、標準VMEバスイ ンターフェースの手段による、システムパラメータの完全プログラマブル制御、 及びカスタムの時分割多重化(TDM)データバスを介した、チャンネル化デー タ分配を与える。限定ではない例示的な例を与える目的のために、400チャン ネル、30KHzシステム(これは、アメリカ電子工業会、及び電気通信工業会 規格TIA/EIA IS-54 で規定される、北米デジタル・セルラー(NADC)におい て使用される)と、50チャンネル、200KHzシステム(これは、欧州統一 群特定移動(GSM)セルラー規格で使用される)の両方について、システムパ ラメータ(チャンネル帯域幅、チャンネル数、サンプリング及び処理速度、等) と、チャンネル化装置自体の制御パラメータの間の関係の理解を容易にするため に説明する。400チャンネル、30KHzシステムに対しては、50KHzの サンプル速度が前提となる。200KHzシステムに 対しては、300KHzのサンプル速度が前提となる。チャンネル化データは、 解析ベースバンド信号として、チャンネル化装置により出力され、チャンネルサ ンプル速度は、以下で説明するように、チャンネル化装置のフィルタ設計に、依 存することになる。 上記において指摘したように、チャンネル化装置が操作すべき生データは、広 帯域受信器101(図3)から導かれる。受信器の関連A−D変換器(103) のサンプリング速度は、制御ユニット405の制御の下で、バッファ/ドライバ インターフェース403から、リンク401を介して供給される、サンプル速度 クロック信号により制御される。制御ユニット405は、好適には、関連したク ロック源407により駆動される、1組の組合せ論理、及びフリップ・フロップ から構成され、その結果、以下で説明するが、状態マシーンシーケンス制御機能 が実施される。入力サンプリング速度は、受信しようとするチャンネル数、及び 受信チャンネルの帯域幅により決定される。 フィルタシステム、FFTプロセッサ、及び出力TDMバス用のクロック信号 は、以下で説明するが、高速度(例えば、200MHz)の基準発振器412、 及び関連した低域変換器414及び416から導かれる。 チャンネル化装置111は、FFTに基づくので、チャンネルの全体数は、2 の累乗でなければならない。広帯域受信器に含まれる、折り返し防止フィルタの 特性に起因して、帯域のエッジに近いチャンネルは、通常役に立たない。400 個の30KHzチャンネルを 処理するために、FFTチャンネル化装置のサイズは、512点プロセッサでな ければならない。50個の200KHzチャンネルを処理するためには、64点 FFTプロセッサが必要になる。 サンプリングすべき全体の入力帯域幅は、チャンネル帯域幅のN倍となり、こ こでNは、FFTプロセッサのサイズである。チャンネル化装置のアルゴリズム は、2×N×チャンネル帯域幅に等しい、サンプル速度を必要とし、これは、ナ イキスト標本化定理により必要とされる、最小速度に等しいサンプル速度である 。 従って、30KHzチャンネル化装置に対して、最小クロック速度は、25. 62MHzであり、一方200KHzチャンネル化装置に対するフィルタ最小ク ロック速度は、19.05MHzである。本発明の例において、これらのサンプ リング速度の各々に適応させるために、クロックユニット407は、図示のよう に、それぞれ専用の発振器407−1、及び407−2を含む。どちらの発振器 を使用するかは、システムコントローラ(例えば、システムVMEバス410に 取り付けられるCPU(不図示))により、初期化時に決定される。 30KHzチャンネルに対して、512点FFTチャンネル化装置は、15. 36MHzの帯域幅をカバーし、一方400個の30KHzチャンネルは、12 MHzをカバーする。受信器は、15.36MHz帯域の中心に、400個の3 0KHzチャンネルを中心付けねばならず、それにより帯域の両端に、ガード帯 域の56チャンネル、又は1.68MHzが設けられて、折り返し歪みを許容す る。同様に、200KHzチャンネルに対して、64点FFTチャンネル化装置 は、12.8MHzの帯域幅をカバーする。50個のチャンネルを中心付けるこ とにより、帯域の両端に、7チャンネル、又は1.4MHzガード帯域間隔が設 けられて、折り返し歪みが許容される。 受信器の高速A−D変換器により出力される、デジタル化データサンプルは、 リンク411にわたり、バッファ/ドライバインターフェース403を介してク ロック同期にされ、コントローラ405からの双方向リンク415上の制御信号 により、速度バッファFIFO(ファーストイン、ファーストアウト)メモリ4 13内にロードされる。データが、速度バッファFIFOに送られる際に、その 2つの最上位ビットが、論理回路416により監視され、その論理回路は、入力 信号に対して利得制御を与え、A−D変換器のダイナミックレンジの完全利用を 保証する目的のために、振幅監視ユニットとして機能する。ユニット416の出 力は、広帯域受信器に帰還されて、A−D変換器の上流にある、減衰器(不図示 )を制御する。 FIFO速度バッファが、M個のサンプルの1ブロックを含む場合、それは、 制御ユニット405に合図を出して、データのブロック処理を開始する。これら M個のサンプルは、次いで、N個のサンプルを必要とする、FFTプロセッサの サイズに適応させるために、入力サンプルクロック速度よりも高い速度での、バ ースト型式で、FIFO413からクロック同期出力され、リンク417を介し て、1/2帯域フィルタ419へと入力される。以下で詳細に説明する ように、N>Mには、重複及び加算フィルタが、入力サンプル速度の1/2より も速い速度で、動作せねばならないという意味が含まれる。 1/2帯域フィルタ419は、入力データの実数/複素数変換を実施し、また 2の倍数により、データをデシメートし、それによりクロック速度が1/2に分 周される。これらの複素データ値は、リンク421を介して、重複及び加算フィ ルタ420内に使用される、シフトレジスタ422へとクロック同期入力される 。フィルタ420は、チャンネル帯域幅の1/2の遮断周波数を有する、2つの 実数低域通過フィルタからなる。フィルタ420の全体長は、以下により与えら れる。 フィルタ長=N×フィルタタップ数 シフトレジスタ422は、好適には、図示のように、インターリーブ型「帰還 」マルチプレクサ433を備えた、縦続組の遅延メモリユニット431により実 現される。フィルタ420のそれぞれのタップ段430は、メモリ要素431A と431B、帰還マルチプレクサ433、係数メモリ435、及び乗算器437 から形成される。各係数メモリ435は、それぞれの組のフィルタ係数を格納し 、その数は、FFTプロセッサのサイズに対応する。初期化時に、係数が、VM Eバス410を経由したシステムコントローラにより、係数メモリにダウンロー ドされる。 図示の実施例では、4つのタップ段430−1…430−4がある。それぞれ のタップ段の乗算器437の出力は、総和演算段43 2、434、436を経由して、互いに総和がとられる。従って、図5に機能的 に示すように、シフトレジスタ422は、1組のJ縦続K段のシフトレジスタ( 好適な実施例では、Jは4に等しい)、又はJ×K段の長さである、単一のシフ トレジスタから形成されると見なすことができ、そのシフトレジスタに、デジタ ルデータサンプル出力が供給される。シフトレジスタ422の全体長は、重畳フ ィルタの所望の(時間領域)ウィンドウ長であるため、レジスタが長くなる(レ ジスタの段数が多くなる)ほど、フィルタ特性は急峻になる。本発明の例の30 KHzチャンネル化装置に対して、50KHzのチャンネル速度を有する、51 2点FFTは、20マイクロ秒毎に生成されねばならず、一方300KHzのサ ンプル速度を有する、200KHzチャンネル化装置に対して、64点FFTは 、3.33マイクロ秒毎に生成されねばならない。200KHzチャンネル化装 置に対しては、それは、64点FFTを使用するが、フィルタ420は、256 段の全体長を有する。 図4、4A及び図5に示すように、重複及び加算フィルタの基本アーキテクチ ャーは、有限インパルス応答(FIR)フィルタのアーキテクチャーと類似して いる。しかし、本発明のフィルタは、フィルタタップ間に、帰還マルチプレクサ 433、及び長い遅延要素(メモリ431)を使用することで、慣用的なFIR フィルタとは異なる。メモリ431の長さは、上記に参照したように、初期化時 に、システムコントローラにより構成され、フィルタのデシメーション率Mに従 って決定される。 デシメーション率は、以下のように規定される。 M=丸め(入力サンプル速度/2×チャンネルサンプル速度) 従って、30KHzチャンネル化装置の例では、デシメーション率は、 M=3.072×107/(2×5.0×104)=307 となる。200KHzチャンネル化装置の例では、デシメーション率は、 M=2.56×107/(2×3×105)=43 となる。 メモリ431内において、メモリ431Bの長さは、デシメーション率Mであ り、メモリ431Aの長さは、これはフィルタ「重複」を表すが、N−Mに等し く、ここでNは、FFTプロセッサのサイズである。従って、30KHzチャン ネル化装置の例では、それぞれのメモリ431Aの長さ、すなわち「重複」は、 512−307=205サンプルであり、一方、200KHzチャンネルの場合 では、メモリ431Aの重複長は、64−43=21である。 上記で指摘したように、入力データは、データのM個サンプルの「ブロック」 で処理され、これらは、N個のサンプルを必要とする、FFTプロセッサのサイ ズに適応させるために、入力サンプルクロック速度よりも高い速度での、バース ト型式で、FIFO413からクロック同期出力される。すなわち、N>Mには 、重複及び加算フィルタが、入力サンプル速度の1/2よりも速いクロック速度 で、動作せねばならないという意味が含まれる。フィルタの最小クロッ ク速度は、以下のように規定できよう。 フィルタサンプリング速度=入力サンプル速度×N/(2×M) 従って、30KHzチャンネル化装置では、最小サンプリング速度は、25. 62MHzであり、一方200KHzチャンネル化装置に対する、最小サンプリ ング速度は、19.05MHzである。 M個の入力サンプルの各ブロックを処理するためには、N個のクロック信号が 、FFT処理に充分な数のデータサンプルを、FFTプロセッサに供給するのに 必要となる。N個のクロック信号の最初のM個の間、M個のサンプルが、速度バ ッファ413、及び1/2帯域フィルタを介して、シフトレジスタ422内にク ロック同期入力される。この時間フレームの間、状態マシーン実施のフィルタ制 御ユニット440が、リンク442を介して、マルチプレクサ433の選択入力 ポート433Sに、選択制御信号を加えて、マルチプレクサの上部ポート433 −、及び遅延メモリ431への、リンク444を介するクロック信号が選択され るため、データは、遅延メモリ431の各々を介して、左から右にシフトされる 。N個のデータサンプルの残りのN−M個のサンプルに対しては、ゲート制御ユ ニット440により、各マルチプレクサが、その下部ポート433−2を選択さ せられるため、データは、速度バッファメモリ413からクロック同期出力され ず、遅延メモリ431Bを介する、データのシフトはない。すなわち、データは 、シフトレジスタを介して、左から右にシフトされないので、メモリ431Aの みが、クロック同期にされる。メモリ431Aのこのクロック同期化は、図5の 機 能フローに概略的に示す、フィルタ重複をもたらすのに用いられる機構である。 更に詳細には、N個のクロック時間の間、遅延メモリ431Aの出力は、4つ のタップ段430−1…430−4の係数メモリ435に格納されている、フィ ルタ係数により乗算される。第1のN個の係数は、タップ段430−1の係数メ モリ435に格納されており、第2のN個の係数は、タップ段430−2の係数 メモリ435に格納されており、第3のN個の係数は、タップ段430−3の係 数メモリ435に格納されており、第4のN個の係数は、タップ段430−4の 係数メモリ435に格納されている。注意されたいのは、タップ段の数は、4、 又は任意の他の数に限定されない、ということである。より多くの段を使用して 、フィルタの長さを増大可能であり、その結果、チャンネル内の折り返し歪みが 低減され、チャンネル選択性が増大し、チャンネルサンプル速度の低減が可能に なる。すなわち、データが、重畳フィルタ演算子内にシフトされる速度は、フィ ルタのデシメーション率Mに対応し、それにより、フィルタ減衰の急峻度が制御 される。最適化されたシステム性能に対するMの設定は、FFT処理能力、及び デジタル化の5個の構成要素(A−D変換器103)の利用可能なサンプリング 速度に依存する。 重複及び加算FFTプロセッサ フィルタ段430−1…430−4により生成される、4組の係数重み付きデ ータサンプルが、総和演算段432、434、及び4 36を介して、互いの総和がとられる際に、それらは、Nサンプル偽似重畳デー タ列を生成し、それは、RAM部451A及び451Bからなる、デュアルポー トRAM451に格納されるので、FFTプロセッサ460に加えることができ る。デュアルポートRAM451のアドレッシング、及びFFTプロセッサの動 作は、論理ゲートアレー468として実現される、状態マシーンにより制御され る。 FFTプロセッサの処理速度は、以下のように規定される。 FFT速度=1/(チャンネルサンプル速度) 考慮中の30KHzチャンネル化装置の例では、50KHzのチャンネルサン プル速度を有する、512点FFTの生成は、20マイクロ秒を必要とし、一方 、64点FFTが、300KHzのサンプル速度を有する、200KHzチャン ネル化装置に対して、生成せねばならない速度は、3.333マイクロ秒である 。現在のところ利用可能な典型的なFFT素子は、上記の速度で動作しないので 、スループットを維持するために、FFTプロセッサ460は、問題とする信号 処理パラメータと関連した、適切なFFTサイズでプログラムされている、複数 のFFTエンジン(図示の例では、461、462、463の3個)を含んでい る。3個のFFTエンジンでFFTプロセッサを実現することにより、512点 FFTプロセッサに対しては、60マイクロ秒に、64点FFTプロセッサに対 しては、10マイクロ秒に、FFT回復時間が減少して、FFTプロセッサが、 現在利用可能な集積回路を用いて、実時間のデータスルー プットを維持するのが可能になる。 好適な実施例によれば、FFTエンジンは、4の累乗であるFFTサイズを有 する、基数4(ブロック浮動小数点)アルゴリズムを使用する。512点FFT プロセッサでは、512個の周波数ビン全ての生成は、周波数デシメーション基 数2バタフライが先行する、2つの256点FFTの使用により実行される。N /2点FFTを用いる、N点FFTの偶数ビンを生成するには、次の関係である ことが必要である。 X[2k]=FFT(X[n]+X[n+N/2]) ここで、X[n]は、FFTのN点入力列であり、kは、FFTビン数であり、 X[k]は、FFTビンサンプルである。512点FFTの場合では、サンプル が、デュアルポートRAM451から読み出されて、算術演算論理ユニット(A LU)453に供給され、これは、FFT制御論理ユニット468の制御の下、 データサンプルX[n]と、X[n+N/2]の総和をとる。この時間の間、下 流の数値制御発振器/変調器455は、その出力はALUの出力により駆動でき るが、FFT制御論理ゲートアレー468により、禁止にされる。総和の値は、 FFTプロセッサ460に供給され、偶数周波数ビンのFFT、すなわち上記の X[2k]=FFT(X[n]+X[n+N/2])が生成される。 N点FFTの奇数ビンを生成するためには、以下の式が使用される。 X[2k+1]=FFT((X[n]−X[n+N/2]) ×WN n ここで、WN=e-j×2×π/Nである。 奇数ビンに対して、512点FFTを生成するために、奇数ビンデータサンプ ルが、デュアルポートRAM451から読み出される際に、算術演算論理ユニッ ト(ALU)453が、データサンプルX[n]と、X[n+N/2]の差分を とるように、FFT制御論理ユニット468により制御される。この差分は、数 値制御発振器/変調器455により乗算されて、FFTプロセッサ460内にク ロック同期入力され、これは、奇数周波数ビンのFFT、すなわちX[2k+1 ]=FFT((X[n]−X[n+N/2])×WN n)を生成する。200KH zチャンネル化装置の場合には、それは、64点で4の累乗のFFTエンジンを 使用するが、ALU453も、発振器455も必要とされないので、それらは、 FFT制御論理ユニット468により禁止にされる。以前に説明したように、F FTエンジン460は、ブロック浮動小数点アルゴリズムを用いて、複素FFT データと共に、4ビットの換算係数を出力する。この換算係数は、スケーリング 論理回路466に送られて、バレル型シフト回路470を制御するが、これには 、FFTエンジンの出力が結合される。バレル型シフト回路470は、連続した FFTが、同一スケールに整合するのを保証するために、データがFFTエンジ ンから読み出される際に、データを調整する。バレル型シフト回路471の出力 は、デュアルポートRAM473に結合される。 上記に参照したCrochiere の教科書に記載されるように、フーリ エ変換演算子(ここでは、プロセッサ460のFFTエンジン)の出力は、複素 指数WN -kmMにより乗算され、ここで、Mは、デシメーション率であり、kは、 FFTビン数であり、mは、FFT(ブロック)数(すなわち、第1のFFTを 生成するには、m=0であり、第2のFFTを生成するには、m=1であり、第 3のFFTを生成するには、m=2であり、等の)である。デシメーション率M は、初期化時に、FFTの制御論理ユニット内にプログラムされる。等価演算を 実行するために、図4から図4Cのチャンネル化装置では、以下の等式を用いる 。 X[((n−r))N]=FFT(WN -rk×X[k]) ここで、X[n]は、上記のようなFFT入力列であり、X[((n−r))N ]は、rモジュロNによる、X[n]の循環シフトである。図4から図4Cに図 示の実施例では、rは、NMに等しい。 FFTの下流で、複素乗算を実施するのではなく、制御論理ユニット468は 、デュアルポートRAM473を、制御可能にアドレス指定するので、FFTの 入力データ列の循環シフトをもたらす順番で、処理済みデータ値がアクセスされ る。 各チャンネル(周波数ビン)に対するFFT処理済みデータの、デュアルポー トRAM473への書き込みが完了すると、FFT制御論理ユニット468は、 付随の時分割多重化(TDM)バスインターフェース回路475に合図を出して 、TDMバス480上に、データを表明するので、TDMバス上の付随のプロセ ッサ113 (図3)に、データを供給することができる。かかるプロセッサは、以前に参照 したように、プロセッサ113に対応して、チャンネルデータから、音声、又は データを復調、及び抽出するように動作する、デジタル信号プロセッサから構成 できる。 TDMバス480上のデータは、複数の時間スロット(例えば、TDMフレー ム当たり400個の時間スロット)に分割される。TDMバスは、20MHzク ロックにより駆動でき、それにより、単一の時間スロットが使用されて、最大で 50KHzのサンプル速度の、データの単一チャンネルを出力することが可能に なる。より高いチャンネルサンプル速度が必要な場合、多数の時間スロットを、 単一チャンネルに割り当てることも可能である。例えば、300KHzのサンプ ル速度は、6個の時間スロットに、割り当てられることになる。時間スロットは 、システムコントローラにより、動的に割り当てることも可能であり、システム コントローラは、全ての時間スロットを用いて、チャンネル化装置を構成する。 データが、デュアルポートRAM473において利用可能であり、且つ時間スロ ットが活性である場合、チャンネル化装置は、TDMバス480上に、バッファ ユニット481を介するデータを、及びデータ利用可能信号を出力する。その時 間スロットから、データを収集する全てのデジタル信号プロセッサは、TDMバ スから、データを読み取ることになる。バス接続のプロセッサは、慣用的なフレ ーミング信号により、TDMバスとの同期がとられるので、プロセッサ113( 図3)は、データが読み取られる、正確な時間スロットを知るこ とになる。 重複及び加算複合装置(図6、6A、6B及び6C) 図6から図6Cは、多チャンネル複合装置131の信号処理アーキテクチャー を概略的に示し、この多チャンネル複合装置は、上記のように、図4から図4C の重複及び加算フィルタ構造を備えた、広帯域チャンネル化装置とは相補的であ る。チャンネル化装置の場合のように、多チャンネル複合装置の信号処理機能は 、上記に参照したCrochiere の教科書の図7.20に対応する、図9に示す信号 処理フロー図に、基本的に対応し、機能的には等価である。 上記のように、図4から図4Cに示す、重複及び加算チャンネル化装置に類似 して、複合装置ユニット131は、多数のデジタル音声、又はデータ信号の実時 間処理を可能にして、IF(中間周波数)出力サンプル速度への周波数変換、及 び信号複合を実施する、実用的な実施形態を用いる。図6から図6Cの実施形態 は、標準VMEバスインターフェース601、603を介した、システムパラメ ータの完全プログラマブル制御、及びカスタムの時分割多重化(TDM)データ バス605を介した、チャンネル化データ収集を提供する。 図4から図4Cのチャンネル化装置の上記の説明のように、図6から図6Cの 重複及び加算複合装置を、NADC(TDMA)セルラーシステムに使用可能な 、400チャンネル/30KHzシステム、及び欧州GSMセルラー規格で使用 可能な、50チャンネル/200KHzシステムの非限定例に対して説明する。 30KHzチ ャンネルでは、50KHzのサンプル速度が前提となる。200KHzでは、3 00KHzのサンプル速度が前提となる。チャンネル化データは、複合装置によ り、解析ベースバンド信号として受信される。チャンネルサンプル速度は、複合 装置の設計に依存する。 図6から図6Cの複合装置アーキテクチャーは、比較的高いデータ速度で、多 数のチャンネルに対するデータを収集するために、カスタムTDMバス610を 使用する。というのは、全チャンネルからの総合データ速度は、通常、VMEバ ス605、及び他の標準バスプロトコルのバス帯域幅を超えるためである。TD Mバス610のクロックは、20MHzに設定されるので、フレーム当たり40 0個の時間スロットが可能になる。各時間スロットは、上記に参照したように、 最大で50KHzのサンプル速度の単一チャンネルを転送可能である。より高い 速度では、フレーム当たり多数のスロットを、単一の供給源に割り当てることが できる。図4から図4Cのチャンネル化装置のTDMバスを参照して、上記のよ うに、300KHzのサンプル速度では、フレーム当たり6個のスロットが必要 となる。というのは、各スロットは、50KHzのサンプル速度を扱うため(、 及び50KHzの6倍が、300KHzであるので)である。 TDMバス上に表明される、チャンネル化データの供給源は、付随の電話ネッ トワークから到来する、音声、又はデータ信号をフォーマット(例えば、セルラ ー規格に)、及び変調する、DSPプロセッサ113(図3)であり、それによ りベースバンド解析信号が 与えられる。各データ源は、1つ以上の時間スロットに割り当てられ、その時間 スロットの間に、各データ源は、複合装置により要求された場合に、単一の複素 サンプルを転送することになる。同一の時間スロットに、2つの供給源を割り当 てることはできない。時間スロットは、システム初期化時に、システムコントロ ーラ(VMEバス上の別個のCPU)により割り当てられる。システムコントロ ーラは又、複合装置をプログラムして、有効データを含む、全ての時間スロット を特定する。 各DSPプロセッサからのサンプルは、TDMバスコントローラ611(論理 アレーで実施される状態マシーン)、及び関連したバッファ/ドライバ613か ら、TDMバス610に供給される、制御信号により要求される。このサンプル は、バスバッファユニット617を介して、デュアルポートRAMバッファ61 5内に書き込まれる。TDMバス制御ユニット611は、RAMバッファ615 のアドレッシングと、TDMバスのフレーミング信号との同期をとり、それによ り、各チャンネルが、デュアルポートRAM615内の適切なアドレスに書き込 まれるのが保証される。複合装置が、全動作チャンネルからのデータ収集を完了 した場合、TDMバスコントローラ611は、リンク612を介して、FFT制 御論理ユニット620に、制御信号を結合し、それによりFFT制御論理ユニッ ト620のFFTが、開始させられる。チャンネル化装置における論理ゲートア レー468と類似して、FFT制御論理ユニット620は、好適には、論理ゲー トアレーとして実現される。図4から図 4Cのチャンネル化装置の順方向FFTプロセッサ機能とは相補的に、図6から 図6Cの複合装置により、逆方向FFTが実行させられる。しかし、実用的な実 施形態に関連して、逆方向FFTの生成は、以下で説明するように、順方向FF Tを用いてもたらされる。 FFTプロセッサ FFTプロセッサは、630で示されるが、複合すべきチャンネル数よりも多 い、次の「2の累乗」に等しいサイズを有するように、構成される。上記のよう に、400個の30KHzチャンネルは、512点FFTを必要とし、一方、5 0個の200KHzチャンネルは、64点FFTを必要とする。FFTサイズは 、初期化時に、FFTエンジン内にプログラムされる。チャンネル速度は又、以 下の式に従って、FFT処理速度を特定する。 FFT速度=1/(チャンネルサンプル速度) 以前に説明したように、30KHzチャンネルに対する50KHzサンプル速度 では、512点FFTが、20マイクロ秒毎に生成される必要があり、一方、3 00KHzサンプル速度では、3.333マイクロ秒毎に、64点FFTを必要 とする。現在のところ利用可能な典型的なFFT素子は、これらの速度で動作し ないので、スループットを維持するために、FFTプロセッサ630は、問題と する信号処理パラメータと関連した、FFTサイズでプログラムされている、複 数のFFTエンジン(例えば、図示の例では、631、632、633の3個) を含む。複数のエンジンでFFTプロセッサ630を実施することにより、FF T回復時間が、512点FF Tプロセッサでは、60マイクロ秒に、64点FFTプロセッサでは、10マイ クロ秒に低減される。 512点逆方向FFTは、512個のサンプルを必要とする。しかし、時間ス ロットは400個しかない。これら400個の時間スロットは、FFTプロセッ サ630の512個のビンウィンドウ内に、中心付けられる。制御論理ユニット 620は、ゼロを、最初の56個のビンに対して、1つのFFTエンジン内に、 連続して書き込ませる。次の400ビンに対しては、データは、活性チャンネル に対して、デュアルポートRAM615から読むことができる。そのチャンネル が、活性チャンネルでない場合、制御論理ユニット620は、そのビン内に、ゼ ロを書き込むことになる。活性であるそれらチャンネルの身元は、システム初期 化時に、制御論理ユニット620内にプログラムされる。最後の56個のビンに 対しては、ゼロが、それらのビン内に書き込まれる。(64点FFTでは、ゼロ が、最初、及び最後の7個のFFTビン内に書き込まれ、50個の200KHz チャンネルが許容される。) 内蔵試験機能を与えるために、試験データが、VMEバス605を介して、1 つ以上のビン内に書き込み可能である。この目的のために、試験機能用に専用化 された、ファーストイン・ファーストアウト(FIFO)メモリ635が、トラ ンシーバユニットを介して、VMEバスに結合されるので、VMEバス上のCP Uが、複合装置に試験信号を書き込むことが可能になる。更に、システムコント ローラは、FFT制御論理ユニット620を制御して、特定のビンに 対するデュアルポートRAM615ではなく、FIFOメモリ635から、デー タを読み出すことができる。試験データを、最初、及び最後の7個のFFTビン 内に書き込み可能であり、従って、50個の200KHzチャンネルが、到来す る活性データチャンネルに対して、利用可能な状態にされる。 順方向FFTを用いて、逆方向FFTを生成するために、以下の等式が用いら れる。 X[n]=K×FFT(X[((−k))K]) ここで、X[n]は、X[k]の逆方向FFTで、nは、サンプル数で、kは、 FFTビン数で、Kは、FFTサイズであり、X[((−k))K]は、モジュ ロKによる、列X[k]の順番の反転を有する列を表す。ビン0について、FF Tへの入力データの鏡像を生成することにより、順方向FFTが、FFTサイズ により換算された、逆方向FFTとなる。制御論理ユニット620は、FFTエ ンジン内にデータを書き込む場合に、反転順に、入力デュアルポートRAM61 5をアドレスする。 図4から図4Cのチャンネル化装置の実施形態のように、図6から図6Cの複 合装置アーキテクチャーにおいて、512点FFTを生成するために、FFTエ ンジンは、4の累乗であるFFTサイズを有する、基数4(ブロック浮動小数点 )アルゴリズムを使用する。N/2点FFTを用いて、N点FFTの偶数ビンを 生成するために、以下の関係が必要となる。 X[k]=G[k]+H[k]×WN k ここで、X[k]は、入力列X[n]のN点FFTで、kは、FFTビン数で、 Nは、FFTサイズ(512)で、G[k]は、X[n]の偶数サンプルのN/ 2点FFTで、H[k]は、X[n]の偶数サンプルのN/2点FFTであり、 WN=e-j×2×π/Nである。図4から図4Cのチャンネル化装置のように、複合 装置に対する512点FFTは、2つの256点FFTから生成される。 N/2点FFTは、512点入力列の偶数、及び奇数サンプルから生成される 。図6から図6Cのアーキテクチャーにおいて、第1の(図で見た場合、上部の )FFTデータ・デュアルポートRAM641が、G[k]を格納する。第2の (図で見た場合、下部の)FFTデータ・デュアルポートRAM642が、H[ k]×WN kを格納する。H[k]とWN kの乗算は、k=0から255について、 数値制御発振器/変調器(NCOM)651により実施される。512点FFT の最初の256個のビンを処理するために、RAM641の出力は、算術演算論 理ユニット(ALU)655の手段により、RAM642の出力と総和がとられ る。k−256から511に対して、WN kの=−WN k-N/2であるので、RAM6 42の出力Nは、512点FFTの残りの256個のビンに対して、RAM64 1の出力から減算される。NCOM651を介する伝搬遅延を適応させて、適切 な対のサンプルが、ALU655により処理されるのを保証するために、1組の 遅延レジスタ657が、デュアルポートRAM641からALUへの出力経路に 結合される。(200KHzチャンネルでは、64点FFTが使用される。64 は4の累乗で あるので、NCOM651、デュアルポートRAM642、及びALU655は 必要ではなく、制御ユニット620からの制御信号により、禁止にされる。) 上記に参照したCrochiere の教科書に記載されるように、複合装置アルゴリズ ムは、逆方向FFTの入力列が、複素指数WK kmRにより乗算されることを必要と し、ここで、kは、入力周波数ビン数に等しく、Kは、逆方向FFTサイズに等 しく、mは、逆方向FFT数(すなわち、第1のFFTを生成するには、m=0 であり、第2のFFTを生成するには、m=1であり、等の)であり、Rは、複 合装置の補間率であり、Wk=e-j×2×π/Kである。 数学的等式を用いると、この乗算演算は、逆方向FFTの出力サンプルの循環 回転によりもたらすことができ、すなわち、 X[((n−r)k)]=逆方向FFT(W-rk×X[k]) となる。ここで、rは、−mRに等しい。−mRだけ逆方向FFT出力サンプル を回転させることにより、複素指数の位相シフトが生成される。この回転は、F FT制御論理ゲートアレー620において、FFT出力アドレッシング論理によ り実行される。回転の量は、複合装置の初期化時に、予めプログラムされる。 以前に注記したように、FFTエンジンは、ブロック浮動小数点アルゴリズム を用いて、FFTを生成する。ブロック浮動小数点FFTは、入力データの特性 に依存する、換算係数を与える。512点FFTを生成するのに用いられる、2 つの256点FFTは、同一の換算係数を有し得ない、又は連続したFFTは、 同一の換算係 数を有し得ないので、バレル型シフト回路658、659が、ALU655への 信号流れの入力経路に結合される。図4から図4Cのチャンネル化装置の動作に 関連して、以前に説明したように、バレル型シフタは、同一スケールに、FFT データを調整して、後に続く処理に対して、そのデータを適切に整合させる。 重複及び加算フィルタリング 図4から図4Cのチャンネル化装置のように、図6から図6Cの複合装置の重 複及び加算フィルタは、660で示されるが、4つのフィルタタップ段660− 1、660−2、660−3、及び660−4からなる。FFTサイズ、及び段 数は、フィルタの全体長を設定し、これは、以下により規定される。 フィルタ長=N×段数 ここで、NはFFTサイズである。 フィルタ620は、チャンネル帯域幅の半分に等しい遮断周波数を備えた、実 数低域通過フィルタとして設計される。注意されたいのは、このフィルタは、4 段フィルタに限定されないということであり、所望であれば、より多くの段を用 いることができ、これは、チャンネル選択性を増大させることになり、それによ り、チャンネル内の折り返し歪みが低減され、チャンネルサンプル速度を増大さ せることができる。フィルタ630のそれぞれの段630−iは、メモリ要素6 31Aと631Bの1つ又は両方、帰還マルチプレクサ633、係数メモリ63 5、及び乗算器637から形成される。各係数メモリは、それぞれの組のN個の フィルタ(重み)係数を格 納し、その数は、FFTプロセッサのサイズに対応する。係数は、初期化時に、 VMEバス605を介して、係数メモリ635にダウンロードされる。係数メモ リに対するアドレス入力は、(ゲートアレー論理で実施される)フィルタ制御状 態マシーン670から、リンク629を介して結合され、一方、データ入力は、 データリンクを介して結合される。 第1のN個の係数は、第1の、又は最も左の段630−1の係数メモリ635 内にロードされ、第2のN個の係数は、タップ段630−2の係数メモリ635 内に格納され、第3のN個の係数は、タップ段630−3の係数メモリ635内 に格納され、第4のN個の係数は、タップ段630−4の係数メモリ635内に 格納される。ALU635からのFFTプロセッサの出力は、リンク656を介 して、全てのフィルタ段の乗算器637に分配されて、同時に、各段の係数によ り乗算される。乗算器637の出力は、加算器639に結合されて、遅延メモリ を介して、累積、及びシフトされているデータが加算される。 図4から図4Cのチャンネル化装置のフィルタのように、各段の遅延メモリは 、第1の段630−1を除いて、2つのメモリ部631A、及び631Bに分割 される。第1のフィルタタップ段630−1は、遅延メモリ部631Bを必要と しない。というのは、リンク632を介して、マルチプレクサ633に供給され る、ゼロが、第1のフィルタ段内にシフトされるためである。各遅延メモリの長 さは、フィルタ補間率により決定され、このフィルタ補間率は、チ ャンネル、及び出力サンプル速度に従って規定される。複合装置の出力サンプル 速度は、以下により与えられる。 出力サンプル速度=N×チャンネル帯域幅 30KHzチャンネルでは、出力サンプル速度は、3.0×104×512= 15.36MHzである。200KHzチャンネルでは、出力サンプル速度は、 2.0×105×64=12.8MHzである。フィルタ補間率Rは、以下の商 の最も近い整数である。 R=丸め(出力サンプル速度/チャンネルサンプル速度) 上記のように、50KHzチャンネルサンプル速度を有する、30KHzチャ ンネルを用いる例では、補間率は、R=307であり、300KHzチャンネル サンプル速度を有する、200KHzチャンネルでは、補間率は、R=43であ る。遅延メモリ部631Aの各々の長さはRであり、一方、遅延メモリ部631 Bの長さは、フィルタ重複としても知られているが、以下により与えられる。 重複=(N−R) 従って、30KHzチャンネルでは、フィルタ重複は205であり、200K Hzチャンネルでは、フィルタ重複は21である。補間率は又、重複及び加算フ ィルタの必要とされる信号処理速度を特定する。フィルタが、スループットを維 持するように、データを処理しなければならない、最小クロック速度は、以下に より与えられる。 フィルタ処理速度=出力速度×N/R 30KHzチャンネルシステムでは、最小速度は25.62MHzである。2 00KHzチャンネルシステムでは、速度は19.05MHzである。 逆方向FFTプロセッサにより出力される、あらゆるN個のサンプルに対して 、重複及び加算フィルタ660は、R個のサンプルを出力する。各逆方向FFT の第1のR個のサンプルに対して、フィルタ制御状態マシーン670が、選択制 御リンク671を経由して、マルチプレクサ633を介する第1の、又は上部の 入力ポート633−1を選択する。この時間の間、全てのデータが、図6から図 6Cで見られるように、左から右へとクロック制御リンク669を介して、シフ ト、又はクロック同期にされて、フィルタの最後の段630−4の加算器639 により生成される、総和の値が、I/2帯域フィルタ672に入力される。 残りのN−R個のサンプルに対しては、各マルチプレクサ633の第2の、又 は下部のポート633−2が選択されて、加算器639の出力は、リンク638 を介して、遅延メモリ部631Aに帰還される。この時間の間、メモリ部631 Bはシフトされず、最後の段630−4でのデータは、1/2帯域フィルタ内に はクロック同期入力されない。やはり、チャンネル化装置のフィルタのように、 最後のN−R個のサンプルの帰還が、フィルタ重複を与える。 1/2帯域フィルタ、及び速度バッファ フィルタ630の出力は、1/2帯域フィルタ672に結合される。というの は、RF送信器励振装置は、通常、複素信号ではなく 実信号を必要とするからである。1/2帯域フィルタ630は、出力サンプル速 度を2倍にする、複素数/実数データ変換を与える、集積回路として構成される 。図6から図6Cの複合装置の完全体は、完全実数システムとして実施可能であ るが、これは、2倍にすべきサンプル速度、処理速度、及びFFTサイズの全て を必要とし、複雑性、及び費用が増大することになる。複合装置からのデータの 連続流れを可能にするために、速度バッファFIFOメモリ674が、1/2帯 域フィルタ672の出力に結合される。FIFOメモリ674に格納されたデー タは、トランシーバサイトの送信側のD−A変換器133(図3)への適用のた めに、出力ドライバユニット675を経由して、出力データリンク690に結合 される。 以前に注記したように、重複及び加算フィルタ630は、Nクロック周期毎に 、R個のサンプルからなるバーストを与え、FIFO674の出力は、実出力サ ンプル速度でのデータの連続流れを与える。更に、いつデータを要求するかを、 それぞれの状態マシーン間に分配される、制御リンクを介して、TDMバスイン ターフェースユニット611に指示するために、FIFOからの半完全フラグが 、制御信号線673を介して、制御論理回路に供給される。FIFO674に格 納されたデータ量が、そのFIFO容量の半分よりも少なくなった場合、フラグ は非活性となり、これにより、TDMバスインターフェースに合図が出されて、 その活性チャンネルからのチャンネルデータが要求され、出力データの連続流れ を維持するために処理される。 図4から図4Cのチャンネル化装置アーキテクチャーのように、それぞれの発 振器は、必要とされる各出力サンプル速度に対して設けられる。30KHz、又 は200KHzチャンネルのどちらかを処理可能である、複合装置の本発明の例 では、それぞれ30.72MHz、及び25.6MHz(2×出力サンプル速度 )クロック676、及び677が与えられる。システムコントローラによる複合 装置の初期化時に、適切な発振器が、関連した制御論理ユニット678により選 択される。 更なる組の論理回路が含まれ、複合装置により使用される、追加のクロック信 号が生成される。図4から図4Cのチャンネル化装置アーキテクチャーのように 、高速度(約200MHz)発振器681のクロック出力は、カウンタ682、 及び683により分周されて、必要なフィルタ処理クロック、TDMバスクロッ ク、及びFFTエンジン・システムクロックが生成される。 多相フィルタを用いるチャンネル化装置(図7、7A、7B及び7C) 本発明の広帯域チャンネル化装置の第2の実施例は、多相フィルタ構造として 構成され、これは、上記に参照したCrochiere の教科書の図7.15に示される 、信号処理フロー図により、機能的に表現可能である。やはり、フィルタ変換機 能(それぞれ、図3のチャンネル化装置111、及び複合装置131に含まれる 、フィルタ構造の多相実施形態により使用される)の各々に対するアルゴリズム は、Crochiere の教科書に、厳密に記載されているので、ここでは 繰り返さないことにする。信号処理関係の更に詳細な説明が必要ならば、Crochi ere の教科書に注意を向けられたい。 図4から図4Cの重複及び加算チャンネル化装置の実施例のように、図7のF FTに基づく多相フィルタのバンク解析(チャンネル化装置)システムのアーキ テクチャーは、実時間の広帯域IF(中間周波数)信号を受け取り、多数の個々 の狭いベースバンド解析信号への、周波数変換、及びチャンネル化を実行する。 多相フィルタのチャンネル化装置は、標準VmEbustmインターフェースを介 した、システムパラメータの完全プログラマブル制御、及びカスタムの時分割多 重化(TDM)データバスを介した、チャンネル化データ分配を与える。(以前 の例を続けて、以下の多相フィルタの実施例の説明は、400チャンネル/30 KHzシステム、及び50チャンネル/200KHzシステムの特定例を扱うこ とにする。) 多相チャンネル化装置アーキテクチャーの特徴は、入力サンプル速度が、チャ ンネルサンプル速度の整数倍となることである。このことは、チャンネルサンプ ル速度が、チャンネル帯域幅の倍数でなければならない、という意味を含んでい る。本発明の説明において、チャンネルは、2の倍数によりオーバーサンプリン グされる。従って、30KHzチャンネルでは、60KHzが前提となり、20 0KHzチャンネルでは、400KHzが前提となる。チャンネル化データは、 チャンネル化装置により、解析ベースバンド信号として分配される。 1/2帯域フィルタ、及び振幅監視 チャンネル化装置の入力は、バッファ/ドライバユニット701を介して、上 流の広帯域デジタル受信器、特に、図3のA−D変換器103からのデジタルデ ータ出力リンク703とインターフェースする。クロック線705は、変換器の 符号化クロックに使用されることになる、サンプルクロックを供給する。入力サ ンプルクロック速度は、受信されているチャンネル数、及びそれらチャンネルの 帯域幅により決定される。振幅監視論理回路708が、入力信号の自動利得制御 を与えるために、データリンク703上のデジタル受信器のA−D変換器からの 、入力データの2つの最上位ビットを監視する。これにより、受信器におけるA −D変換器103の完全ダイナミックレンジを利用することが保証される。振幅 監視論理回路は、リンク709上の受信器に、制御ワードを出力し、これを用い て、A−D変換器の上流のデジタル減衰器が制御可能となる。 それぞれの発振器702、704が、チャンネル化装置により使用される、各 入力速度を与える。選択及び1/2分周論理回路706が、フィルタ制御状態マ シーン707の制御の下、発振器702、704に結合される。初期化時に、シ ステムコントローラ(VmEbustm上のCPU)が、適切な発振器を選択する ように、チャンネル化装置を構成する。発振器クロックは又、出力クロックリン ク712上に、クロックを生成するために分周されて、後ほど説明するが、チャ ンネル化装置のシフトレジスタの遅延メモリを駆動する。データリンク703上 の入力サンプルは、1/2帯域フィルタ711内にクロック同期入力され、この 1/2帯域フィルタは、入力デ ータの実数/複素数変換を実施する、有限インパルス応答(FIR)フィルタと して構成される。1/2帯域フィルタは又、2だけデーメートして、データのク ロック速度を、1/2に低減する。複素サンプルは、次いで、多相フィルタ71 5のシフトレジスタ713内に送られる。特に、1/2帯域フィルタ711の出 力は、フィルタ715の第1のフィルタ段715−1のシフトレジスタ713の 遅延メモリ721内に、クロック同期入力される。各遅延メモリ721の長さは 、チャンネル化装置のFFTサイズに等しい。各遅延メモリ721の出力は、係 数乗算器723に適用される。係数乗算器723、及び他のハードウェア構成要 素は、シフトレジスタ713のクロック速度のI倍である速度で動作し、ここで 、Iは、オーバーサンプリング係数である。上述のように、オーバーサンプリン グ係数は、2に等しい。これが意味することは、遅延メモリの出力での各サンプ ルが、2つの(I=2)フィルタ係数により乗算され、その後に、次の遅延メモ リ内にクロック同期入力される、ということである。 図7から図7Cのフィルタアーキテクチャーにおいて、多相フィルタ715は 、4つのフィルタ段715−1、715−2、715−3、及び715−4から 構成される。FFTサイズ、オーバーサンプリング係数、及び段数は、フィルタ の全体長を確立する。フィルタの長さは、以下のようになる。 フィルタ長=I×N×S ここで、Sは、フィルタタップ数である。以前に注記したように、 より多くのフィルタ段は、チャンネル選択性を増大させ、またチャンネル内の折 り返し歪みを低減する。フィルタ係数は、フィルタ制御ゲートアレー707の手 段により、VMEバスインターフェース710から、バストランシーバ731を 介して供給され、係数RAM725にダウンロードされる。各段715−1のR AM725は、N個の係数を格納する。フィルタ係数は、係数RAM725のロ ード時に、以下の式に従って、タップ数(ここでは、4)だけデシメートされる 。 Ca[n]=C[S×n+a],n=0からN×I−1 ここで、C[n]は、フィルタ係数の列で、aは、タップ数(a=0からS−1 )で、Ca[n]は、タップ内にロードすべき係数である。例えば、第1のフィ ルタタップ段715−1の係数RAM725は、以下の係数でロードされる。 C0[n]={C[0]、C[4]、C[8]、C[12] …C[I×N−S]} 係数乗算器723の出力は、次いで、加算器732、734、及び736の手段 により、総和がとられて、メモリ部741、及び742からなる、デュアルポー トRAM740内に書き込まれる。 FFTプロセッサ 多相複合装置のFFTプロセッサは、上記のように、図4から図4Cの重複及 び加算チャンネル化装置のFFTプロセッサと、実際に同じ構成を有し、実質的 に同じようにして動作する。N個のサンプルの、デュアルポートRAM740へ の書き込みが完了した後、 フィルタ制御ユニット707が、リンク719を介して、(ゲートアレー論理で 実施される状態マシーン)FFT制御ユニット735に、制御信号を結合して、 FFT処理が開始される。FFTプロセッサ750内において、1組の3つのF FTエンジン751、752、753が、初期化時に、適切なFFTサイズで、 既にプログラムされている。 図4から図4Cの重複及び加算チャンネル化装置のように、多相複合装置に使 用されるFFTエンジンは、基数4のアルゴリズムを用いて、4の累乗であるF FTサイズを生成する。図7から図7Cのアーキテクチャーにおいて、FFTの 512個のビンの全ては、周波数デシメーション基数2のFFTバタフライが先 行する、2つの256点FFTの使用により生成される。 FFTの偶数ビンを生成する場合は、データサンプルが、デュアルポートRA M740から読み出されて、算術演算論理ユニット(ALU)内に送られる。A LU743は、X[n]とX[n+N/2]の総和をとり、その総和を、FFT プロセッサに直接に結合するが、それは、偶数ビンの処理時に、数値制御発振器 /変調器(NCOM)745が、禁止にされている際になされる。奇数ビンの処 理に対しては、FFT制御論理ユニット735が、X[n]とX[n+N/2] の差分をとるように、制御リンク744を介して、ALU743を構成する。こ の差分値は、NCOM745により、WN nだけ乗算されて、FFTエンジン内に クロック同期入力され、512点FFTの奇数ビンが生成される。(200KH zチャンネ ル化装置では、4の累乗としての64点FFTしか必要としないので、ALU7 43、及びNCOM745は、必要ではなく、FFT制御ユニット735により 禁止にされる。) 以前に説明したように、FFTエンジン751、752、753は、ブロック 浮動小数点アルゴリズムを用いて、複素FFTデータと共に、4ビットの換算係 数を出力する。換算係数が用いられて、スケーリング論理回路762の制御下で 、下流のバレル型シフタ761が制御される。やはり、バレル型シフタが使用さ れて、連続したFFTからのデータが、同一スケールに整合するのを保証するた めに、データが、FFTエンジンから読み出される際に、そのデータが調整され る。バレル型シフタ761から、データは、デュアルポートRAM765内に書 き込まれる。 上記に注記したように、チャンネル化装置アルゴリズムでは、FFTプロセッ サの出力が、複素指数WN -kmMにより乗算されることが必要であり、ここで、M は、デシメーション率であり、kは、FFTビン数であり、mは、FFT(ブロ ック)数(すなわち、第1のFFTを生成するには、m=0であり、次のFFT を生成するには、m=1であり、等の)である。デシメーション率Mは、初期化 時に、FFTの制御論理ユニット内にプログラムされる。すなわち、以下の等式 を用いて、チャンネル化装置は、等価演算を実行する。 X[((n−r))N]=FFT(WN -rk×X[k]) ここで、X[n]は、FFT入力列であり、X[((n−r))N]は、rモジ ュロNによる、X[n]の循環シフトである。ここでは、 mM=rである。 FFTの下流で、複素指数を乗算するのではなく、チャンネル化装置のFFT 制御論理ユニット735は、デュアルポートRAM765を、制御可能にアドレ ス指定するので、FFTの入力データ列の循環シフトをもたらす順番で、処理済 みデータ値がアクセスされる。 各チャンネル(周波数ビン)に対するFFT処理済みデータの、デュアルポー トRAM765への書き込みが完了すると、FFT制御論理ユニット735は、 付随の時分割多重化(TDM)バスインターフェース回路767に合図を出して 、TDMバス770に、データを表明するので、バス上の付随のデジタル信号プ ロセッサに、データを供給することができ、これらのプロセッサは、チャンネル データから、音声、又はデータを復調、及び抽出するように動作する。 多相チャンネル化装置は又、試験FIFOメモリ771内に、データの1つ以 上のチャンネルを書き込むように、構成することができる。FIFOメモリ77 1により、VMEバス710上のCPUが、カスタムTDMバス710とインタ ーフェースすることなく、チャンネルデータを収集、及び解析することが可能に なる。 各チャンネルからのデータの、FFTエンジンから、デュアルポートRAM7 65内への書き込みが完了すると、FFT制御論理ユニット735は、TDMバ スインターフェース論理回路767に合図を出して、バス上のデジタル信号プロ セッサに、そのデータを分 配する。これらのプロセッサは、チャンネルデータから、音声、又はデータを復 調、又は抽出するように動作する。バスバッファユニット775が、デュアルポ ートRAM765とTDMバス770の間に結合される。TDMバス上のデータ は、高速基準発振器782により駆動される、カウンタ回路781により供給さ れる、フレーム当たり400個の時間スロット内に分割され、それにより、単一 の時間スロットが用いられて、最大で60KHzのサンプル速度で、データの単 一チャンネルを出力することが可能になる。より高いサンプル速度が必要である 場合は、多数の時間スロットを、単一チャンネルに割り当てることができる。例 えば、上記のように、400KHzのサンプル速度では、7個の時間スロットが 割り当てられることになる。 時間スロットを、システムコントローラにより、動的に割り当てることも可能 である。チャンネル化装置は、コントローラにより、全ての活性な時間スロット について、構成される。データが、デュアルポートRAMにおいて利用可能であ り、且つ時間スロットが、活性である場合は、チャンネル化装置は、TDMバス 770上に、データ、及びデータ利用可能信号を出力する。その時間スロットか ら、データを収集する全てのプロセッサは、TDMバスから、データを読み取る ことになる。プロセッサは、フレーミング信号により、TDMバスと同期がとら れるので、プロセッサは、データを読み取る、適切な時間スロットを知ることに なる。 多相複合装置(図8、8A、8B及び8C) 図8から図8Cは、複合装置131の多相での実施形態の信号処理を概略的に 示し、これは、上記した、図7の多相フィルタ構造を備えた、広帯域チャンネル 化装置とは相補的である。多相複合装置の特徴は、入力サンプル速度が、チャン ネルサンプル速度の整数倍となることである。このことは、チャンネルサンプル 速度が、チャンネル帯域幅の倍数でなければならない、という意味を含んでいる 。本発明の説明において、チャンネルは、2の倍数によりオーバーサンプリング される。従って、30KHzチャンネルでは、60KHzが前提となり、200 KHzチャンネルでは、400KHzが前提となる。チャンネル化データは、多 相複合装置により、解析ベースバンド信号として受信される。 上記したように、図8から図8Cに示す重複及び加算チャンネル化装置に類似 して、多相複合装置は、多数の音声、又はデータ信号の実時間処理を可能にする 、実用的な実施形態を使用して、IF(中間周波数)出力サンプル速度への、周 波数変換、及び信号複合を実行する。図8から図8Cの実施形態は、標準VmE bustmインターフェース801、803を介した、システムパラメータの完全 プログラマブル制御、及びカスタムの時分割多重化(TDM)データバス805 を介した、チャンネル化データ収集を提供する。 やはり、チャンネル化装置の以前の説明のように、多相複合装置を、NADC (TDMA)セルラーシステムで使用可能な、400チャンネル/30KHzシ ステム、及び欧州GSMセルラー規格で使用可能な、50チャンネル/200K Hzシステムの非限定例に 対して説明する。30KHzチャンネルでは、60KHzのサンプル速度が前提 となる。200KHzでは、400KHzのサンプル速度が前提となる。チャン ネル化データは、複合装置により、解析ベースバンド信号として受信される。チ ャンネルサンプル速度は、複合装置の設計に依存する。 図8から図8Cの複合装置アーキテクチャーは、比較的高いデータ速度で、多 数のチャンネルに対するデータを収集するために、カスタムTDMバス810を 使用する。というのは、全チャンネルからの総合データ速度は、通常、VMEバ ス805、及び他の標準バスプロトコルのバス帯域幅を超えるためである。 多相複合装置(及びチャンネル化装置)を使用する、トランシーバシステムを 実施するためには、TDMバス810クロックを24MHzに等しく設定すると 都合が良く、その結果、フレーム当たり400個の時間スロットが可能になり、 各時間スロットは、最大で上記参照の60KHzサンプル速度で、データの単一 チャンネルを転送する。このクロック速度は、50KHzチャンネルサンプル速 度として与えた、トランシーバシステムの重複及び加算複合装置/チャンネル化 装置の実施例の、クロック速度とは異なる。クロック速度は、この値に限定され るものでなく、トランシーバシステムの実施の簡略化例を提供するために、選択 したものである。 より高い速度に対しては、フレーム当たり、多数のスロットを、単一の供給源 に割り当てることができる。図8から図8Cのチャンネル化装置のTDMバスを 参照して上記したように、400KHz サンプル速度では、フレーム当たり7個のスロットが必要となる。 TDMバス上に表明される、チャンネル化データの供給源は、付随の電話ネッ トワークから到来する、音声、又はデータ信号をフォーマット(例えば、セルラ ー規格に)、及び変調する、DSPプロセッサであり、それによりベースバンド 解析信号が与えられる。各データ源は、1つ以上の時間スロットに割り当てられ 、その時間スロットの間に、複合装置により要求された場合に、データ源は、単 一の複素サンプルを転送することになる。同一の時間スロットに、2つの供給源 を割り当てることはできない。時間スロットは、システム初期化時に、システム コントローラ(VMEバス805上の別個のCPU)により割り当てられる。シ ステムコントローラは又、複合装置をプログラムして、有効データを含む、全て の時間スロットを特定する。各DSPプロセッサからのサンプルが、TDMバス コントローラ811(論理アレーで実施される状態マシーン)、及び関連したバ ッファ/ドライバ813から、TDMバス810に供給される、制御信号により 要求される。このサンプルは、バスバッファユニット817を介して、デュアル ポートRAMバッファ815内に書き込まれる。TDMバス制御論理ユニット8 11は、RAMバッファ815のアドレッシングを、TDMバスのフレーミング 信号に同期させ、それにより、各チャンネルが、デュアルポートRAM815内 の適切なアドレスに、書き込まれるのが保証される。 複合装置の、全ての作動チャンネルからのデータ収集が完了した場合、TDM バスコントローラ811は、リンク812を介して、 FFT制御論理ユニット820に、制御信号を結合し、それによりFFT制御論 理ユニット820が、FFT処理を開始せしめられる。FFT制御論理ユニット 820は、論理ゲートアレーとして、好適に実現される状態マシーンである。図 7から図7Cのチャンネル化装置の順方向FFTプロセッサ機能とは相補的に、 図8から図8Cの多相複合装置により、逆方向FFTが実行せしめられる。しか し、図6から図6Cの重複及び加算複合装置のように、実用的な実施形態に関連 して、逆方向FFTの生成は、これから説明するように、順方向FFTを用いて もたらされる。 FFTプロセッサ FFTプロセッサは、830で示されるが、複合すべきチャンネル数よりも多 い、次の「2の累乗」に等しいサイズを有するように、構成される。注記したよ うに、400個の30KHzチャンネルは、512点FFTを必要とし、一方、 50個の200KHzチャンネルは、64点FFTを必要とする。FFTサイズ は、初期化時に、FFTエンジン内にプログラムされる。チャンネル速度は又、 以下の式に従って、FFT処理速度を特定する。 FFT速度=1/(チャンネルサンプル速度) 以前に説明したように、30KHzチャンネルに対する60KHzサンプル速度 では、512点FFTが、16.667マイクロ秒毎に生成される必要があり、 一方、400KHzサンプル速度では、2.5マイクロ秒毎に、64点FFTを 必要とする。現在のところ利用可能な典型的なFFT素子は、これらの速度で動 作しないので、 スループットを維持するために、FFTプロセッサ830は、問題とする信号処 理パラメータと関連した、FFTサイズでプログラムされている、複数のFFT エンジン(例えば、図示の例では、831、832、833の3個)を含む。複 数のエンジンでFFTプロセッサ830を実施することにより、FFT回復時間 が、512点FFTプロセッサでは、50マイクロ秒に、64点FFTプロセッ サでは、7.5マイクロ秒に低減される。 以前に説明したように、512点逆方向FFTは、512個のサンプルを必要 とする。しかし、時間スロットは400個しかない。これら400個の時間スロ ットは、FFTプロセッサ830の512個のビンウィンドウ内に、中心付けら れる。制御論理ユニット820は、ゼロを、最初の56個のビンに対して、1つ のFFTエンジン内に、連続して書き込ませる。次の400ビンに対しては、デ ータは、活性チャンネルに対して、デュアルポートRAM815から読み出すこ とができる。そのチャンネルが、活性チャンネルでない場合、制御論理ユニット 820は、そのビン内に、ゼロを書き込むことになる。活性であるそれらチャン ネルの身元は、システム初期化時に、制御論理ユニット820内にプログラムさ れる。最後の56個のビンに対しては、ゼロが、それらのビン内に書き込まれる 。(64点FFTでは、ゼロが、最初、及び最後の7個のFFTビン内に書き込 まれ、50個の200KHzチャンネルが許容される。) 内蔵試験機能を与えるために、試験データが、VMEバス805を介して、1 つ以上のビン内に書き込み可能である。この目的のた めに、試験機能用に専用化された、ファーストイン・ファーストアウト(FIF O)メモリ835が、トランシーバユニットを介して、VMEバスに結合される ので、VMEバス上のCPUが、複合装置に試験信号を書き込むことが可能にな る。更に、システムコントローラは、FFT制御論理ユニット820を制御して 、特定のビンに対するデュアルポートRAM815ではなく、FIFOメモリ8 35から、データを読み出すことができる。試験データを、最初、及び最後の7 個のFFTビン内に書き込み可能であり、従って、50個の200KHzチャン ネルが、到来する活性データチャンネルに対して、利用可能な状態にされる。 順方向FFTを用いて、逆方向FFTを生成するために、FFT制御論理ユニ ット820は、FFTエンジンへのデータ書き込み時とは、逆の順番で、入力デ ュアルポートRAM815をアドレス指定する。 図6から図6Cの重複及び加算複合装置の実施形態のように、図8から図8C の複合装置アーキテクチャーにおいて、512点FFTを生成するために、FF Tエンジンは、4の累乗であるFFTサイズを有する、基数4(ブロック浮動小 数点)アルゴリズムを使用する。図6から図6Cの複合装置のように、複合装置 に対する512点FFTは、2つの256点FFTから生成される。N/2点F FTは、512点入力列の偶数、及び奇数サンプルから生成される。 図8から図8Cのアーキテクチャーにおいて、第1の(図で見た場合、上部の )FFTデータ・デュアルポートRAM841が、G [k]を格納する。第2の(図で見た場合、下部の)FFTデータ・デュアルポ ートRAM842が、H[k]を格納する。H[k]とWN kの乗算は、k=0か ら255について、数値制御発振器/変調器(NCOM)851により実施され る。512点FFTの最初の256個のビンを処理するために、RAM841の 出力は、算術演算論理ユニット(ALU)855の手段により、RAM842の 出力と総和がとられる。k=256から511に対して、WN kの=−WN k-N/2で あるので、RAM842の出力は、512点FFTの残りの256個のビンに対 して、RAM841の出力から、NCOMを経由して減算される。 NCOM851を介する伝搬遅延を適応させて、適切な対のサンプルが、AL U855により処理されるのを保証するために、1組の遅延レジスタ857が、 デュアルポートRAM841からALUへの出力経路に結合される。(200K Hzチャンネルでは、64点FFTが使用される。64は4の累乗であるので、 NCOM851、デュアルポートRAM842、及びALU855は必要ではな く、制御ユニット820からの制御信号により、禁止にされる。) 上記で指摘したように、Crochiere の教科書を参照すると、複合装置アルゴリ ズムは、逆方向FFTの入力列が、複素指数WK kmRにより乗算されることを必要 とし、ここで、kは、入力周波数ビン数に等しく、Kは、逆方向FFTサイズで あり、mは、逆方向FFT数であり、Rは、複合装置の補間率であり、Wk=e- j×2×π/K である。 数学的等式を用いると、この乗算演算は、逆方向FFTの出力サンプルの循環 回転によりもたらすことができ、すなわち、 X[((n−r)k)]=逆方向FFT(W-rk×X[k]) となる。ここで、rは、−mRに等しい。−mRだけ逆方向FFT出力サンプル を回転させることにより、複素指数の位相シフトが生成される。この回転は、F FT制御論理ゲートアレー820において、FFT出力アドレッシング論理によ り実行される。回転の量は、複合装置の初期化時に、予めプログラムされる。 やはり、FFTエンジンは、ブロック浮動小数点アルゴリズムを用いて、FF Tを生成する。ブロック浮動小数点FFTは、入力データの特性に依存する、換 算係数を与える。512点FFTを生成するのに用いられる、2つの256点F FTは、同一の換算係数を有し得ない、又は連続したFFTは、同一の換算係数 を有し得ないので、バレル型シフト回路858、859が、ALU855への信 号流れの入力経路に結合される。図6の複合装置の動作に関連して、以前に説明 したように、バレル型シフタは、同一スケールに、FFTデータを調整して、後 に続く処理に対して、そのデータを適切に整合させる。 多相フィルタ FFTの出力は、ALU855により供給されるが、フィルタ865の第1の フィルタ段865−1のシフトレジスタ863の遅延メモリ861内にクロック 同期入力される。各遅延メモリ861の長さは、チャンネル化装置のFFTサイ ズに等しい。各遅延メモリ 861の出力は、それぞれの係数乗算器869に供給される。係数乗算器869 、及び他のハードウェア構成要素は、シフトレジスタ863のクロック速度のI 倍である速度で動作し、ここで、Iは、オーバーサンプリング係数である。上述 のように、オーバーサンプリング係数は、2に等しい。これが意味することは、 遅延メモリの出力での各サンプルが、2つの(I=2)フィルタ係数により乗算 され、その後に、次の遅延メモリ内にクロック同期入力される、ということであ る。 図8から図8Cのフィルタアーキテクチャーにおいて、多相フィルタ865は 、4つのフィルタ段865−1、865−2、865−3、及び865−4から 構成される。FFTサイズ、オーバーサンプリング係数、及び段数は、フィルタ の全体長を確立する。フィルタの長さは、以下のようになる。 フィルタ長=N×S ここで、Sは、フィルタタップ数である。以前に注記したように、より多くのフ ィルタ段は、チャンネル選択性を増大させ、またチャンネル内の折り返し歪みを 低減する。フィルタ係数は、フィルタ制御ゲートアレー871の手段により、V MEバスインターフェース803から、バストランシーバ801を介して供給さ れ、係数RAM867にダウンロードされる。各段865−iのRAM867は 、N個の係数を格納する。フィルタ係数は、係数RAM867のロード時に、以 下のデシメーション式に従って、タップ数(ここでは、4)だけデシメートされ る。 Ca[n]=C[S×n+a],n=0からN−1 ここで、C[n]は、フィルタ係数の列で、aは、タップ数(a=0からS−1 )で、Ca[n]は、タップ内にロードすべき係数である。例えば、第1のフィ ルタタップ段865−1の係数RAM867は、以下の係数でロードされる。 C0[n]={C[0]、C[4]、C[8]、C[12] …C[N−S]} 係数乗算器869の出力は、次いで、加算器872、874、及び876の手 段により、総和がとられて、1/2帯域フィルタ872に適用される。 1/2帯域フィルタ、及び速度バッファ 図6から図6Cの複合装置のように、1/2帯域フィルタ672が使用される 。というのは、RF送信器励振装置は、通常、複素信号ではなく実信号を必要と するからである。1/2帯域フィルタ872は、出力サンプル速度を2倍にする 、複素数/実数データ変換を与える、集積回路として構成される。図8の複合装 置の完全体は、完全実数システムとして実施可能であるが、これは、2倍にすべ きサンプル速度、処理速度、及びFFTサイズの全てを必要とし、複雑性、及び 費用が増大することになる。 1/2帯域フィルタ872の出力は、トランシーバサイトの送信側のD−A変 換器133(図3)への適用のために、出力ドライバユニット874を経由して 、出力データリンク866に結合される。図6から図6Cの複合装置アーキテク チャーのように、それぞれの 発振器は、必要とされる各出力サンプル速度に対して設けられる。30KHz、 又は200KHzチャンネルのどちらかを処理可能である、複合装置の本発明の 例では、それぞれ30.72MHz、及び25.6MHz(2×出力サンプル速 度)クロック876、及び877が与えられる。システムコントローラによる複 合装置の初期化時に、適切な発振器が、関連した制御論理ユニット878により 選択される。 更なる組の論理回路が含まれ、複合装置により使用される、追加のクロック信 号が生成される。図6から図6Cの複合装置アーキテクチャーのように、高速度 (約200MHz)発振器のクロック出力は、カウンタ882、及び883によ り分周されて、必要なフィルタ処理クロック、TDMバスクロック、及びFFT エンジン・システムクロックが生成される。 以上の説明から認識されるように、多数チャンネル無線通信(例えば、セルラ ー)サービス提供業者により、目下のところ使用される、制限されたチャンネル 容量、及び信号処理アーキテクチャーと関連した相当なハードウェアの必要性が 、本発明の多チャンネルトランシーバ装置により、うまく不要にされ、そのこと が、広帯域多チャンネル抽出アーキテクチャー、及び広帯域信号複合アーキテク チャーの各々に、重畳デシメーションのスペクトル解析技法を適用することによ り、増大した(完全スペクトラム)容量のセルラー・トランシーバーサイトに対 して、広い有効範囲を提供するのに必要とされる、ハードウェアの量を削減する 。サービス提供業者に利用 可能な稼働通信帯域のチャンネルの全てが、今日の無線通信システムの現実の帯 域幅に適応する、非常に高いデータ速度で動作する、デジタル処理構成要素を用 いて、処理可能であるので、もはや、各チャンネルに対して、別個の狭帯域信号 処理ユニットを構成する必要はなく、またネットワークの完全な容量よりも少な く、サイト当たりのチャンネル数を限定する必要もない。本発明の小型設計によ り、トランシーバ装置は、オフィスビルにおける垂下天井の上、又は電柱上とい った、多様な据え付け場所で、容易に物理的に適応可能となり、それと同時に、 利用可能なチャンネルの部分組だけではなく、サービス提供業者により与えられ るチャンネル容量全体に及ぶ、多チャンネル通信サービスを提供する能力を備え る。 本発明に従った幾つかの実施例を図示、且つ説明したが、理解されたいのは、 本発明は、それらの実施例に限定されず、当業者に周知の多数の変形、及び修正 の余地があるということであり、従って、本明細書に図示、且つ記載した詳細に 限定されることを望まず、通常の知識を有する者に明白であるような、変形、及 び修正の全てを保護することを意図するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI H04J 4/00 7605−5J H04B 7/26 M (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,F I,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,PL, RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,V N 【要約の続き】 FT複合装置に供給される。FFT複合装置は、複合し た多チャンネル信号を、広帯域送信器に供給し、その送 信器は、多重周波数通信チャンネル信号を送信する。チ ャンネル化装置、及び複合装置の各々は、重複及び加 算、又は多相フィルタリングを用いて、実施され得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1つ以上のトランシーバサイトとして、複数の地理的に分布された第1の サイト間で、実時間通信を支援するための、多重周波数通信チャンネルを含む、 無線通信ネットワーク用のトランシーバ装置であって、該トランシーバ装置は、 前記1つ以上のトランシーバサイトのそれぞれにおいて、据え付け可能であり、 隣接した複数の前記多重周波数通信チャンネルを受信して、前記複数の多 重周波数通信チャンネルの内容を表す、デジタル信号を出力する、受信器ユニッ トと、 前記受信器ユニットから、デジタル信号を受信するために結合されて、前 記受信器ユニットにより受信された、通信チャンネルのそれぞれの内容を表す、 それぞれのデジタル信号を、実時間で、出力するように動作する、フーリエ変換 に基づくチャンネル化装置ユニットと、 第1の複数の信号プロセッサユニットであって、それぞれ、前記チャンネ ル化装置ユニットにより出力された、デジタルチャンネル信号と関連して、前記 デジタルチャンネル信号のそれぞれを処理し、前記デジタルチャンネル信号のう ちの処理済み信号を、出力ポートに供給するように動作する、第1の複数の信号 処理プロセッサユニットと、 第2の複数の信号プロセッサユニットであって、それぞれ、前記ネットワ ークのそれぞれ異なる隣接した周波数チャンネル にわたって、送信すべき複数の到来通信信号のそれぞれと関連して、前記複数の 到来通信信号のそれぞれを処理し、前記通信チャンネル信号のうちの処理済み信 号を、それぞれの出力ポートに供給するように動作する、第2の複数の信号プロ セッサユニットと、 前記第2の複数のデジタル信号プロセッサユニットにより処理された、通 信チャンネル信号を受信して、前記第2の複数のデジタル信号プロセッサユニッ トにより処理された、通信チャンネル信号の内容を表す、複合信号を、実時間で 出力するために結合される、フーリエ変換に基づく複合装置ユニットと、 前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットにより出力された、複合信号 に従って、多重周波数通信チャンネル信号を送信するように動作する、送信器ユ ニットと、 からなるトランシーバ装置。 2.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記多チャンネ ル受信器ユニットにより出力された、デジタル信号が結合される、重複及び加算 フィルタと、該重複及び加算フィルタの出力に結合される、N点高速フーリエ変 換に基づくプロセッサとを含む、請求項1に記載のトランシーバ装置。 3.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可 能に結合され る、複数の遅延メモリからなる、請求項2に記載のトランシーバ装置。 4.前記重複及び加算フィルタは、デシメーション率Mを有し、前記複数の遅 延メモリは、M個のデータサンプルの長さを有する、第1の遅延メモリと、N− M個のデータサンプルの長さを有する、第2の遅延メモリとからなる、請求項3 に記載のトランシーバ装置。 5.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記重複及び加 算フィルタの奇数、及び偶数番号のフィルタリング済みデータサンプル出力の連 続した組を処理するように、構成される、請求項4に記載のトランシーバ装置。 6.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記重複及び加 算フィルタのフィルタリング済みデータサンプル出力を、複素指数信号により乗 算するように構成され、結果としての積は、前記N点高速フーリエ変換に基づく プロセッサに結合される、請求項5に記載のトランシーバ装置。 7.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、数値制御発振器 /変調器を含み、その出力は、複素指数信号により、前記フィルタリング済みデ ータサンプル出力を、効率的に乗算するために、前記重複及び加算フィルタのフ ィルタリング済みデータサンプル出力により制御される、請求項6に記載のトラ ンシーバ装置。 8.前記各フィルタタップ段は、前記段の複数の遅延メモリ間の、 信号流れ経路に結合される、制御可能なスイッチを含み、該制御可能なスイッチ は、前記段の複数の遅延メモリが、互いと直列に、それにより前記フィルタの他 のタップ段と、縦続の信号流れ経路に接続されるか、又は前記複数の遅延メモリ の1つの内容を、それ自体に帰還するかのどちらかを、選択的に許可するように 動作する、請求項4に記載のトランシーバ装置。 9.前記フィルタタップ段は更に、複数のN重み係数を格納する、係数メモリ と、前記遅延メモリを介した、信号流れ経路からのデータサンプル値により、前 記係数メモリに格納されている、それぞれの重み係数を乗算するように動作する 、乗算器とを含む、請求項8に記載のトランシーバ装置。 10.前記重複及び加算フィルタは更に、前記フィルタタップ段のそれぞれの乗 算器により出力された、積の総和を互いに演算するための総和演算段を含み、前 記総和演算段の出力は、前記N点高速フーリエ変換プロセッサに結合される、請 求項9に記載のトランシーバ装置。 11.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記重複及び加 算フィルタの奇数、及び偶数番号のフィルタリング済みデータサンプル出力の連 続した組を処理するように、構成される、請求項2に記載のトランシーバ装置。 12.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記重複及び加 算フィルタのフィルタリング済みデータサンプル出力を、複素指数信号により乗 算するように構成され、結果と しての積は、前記N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサに結合される、請求 項11に記載のトランシーバ装置。 13.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、数値制御発振器 /変調器を含み、その出力は、複素指数信号により、前記フィルタリング済みデ ータサンプル出力を、効率的に乗算するために、前記重複及び加算フィルタのフ ィルタリング済みデータサンプル出力により制御される、請求項12に記載のト ランシーバ装置。 14.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、前記第2の複数のデジタ ル信号プロセッサユニットにより処理された、通信チャンネル信号を受信するた めに結合される、N点高速フーリエ変換プロセッサと、前記N点高速フーリエ変 換プロセッサの出力が結合される、重複及び加算フィルタとを含む、請求項1に 記載のトランシーバ装置。 15.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可 能に結合される、複数の遅延メモリからなる、請求項14に記載のトランシーバ 装置。 16.前記重複及び加算フィルタは、デシメーション率Mを有し、前記複数の遅 延メモリは、M個のデータサンプルの長さを有する、第1の遅延メモリと、N− M個のデータサンプルの長さを 有する、第2の遅延メモリとからなる、請求項15に記載のトランシーバ装置。 17.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、複素指数信号により、フ ーリエ処理されたデータサンプルを乗算するように動作し、結果としての積の値 が、前記重複及び加算フィルタに結合される、請求項16に記載のトランシーバ 装置。 18.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、数値制御発振器/変調器 を含み、その出力は、複素指数信号により、前記フーリエ処理されたデータサン プルを、効率的に乗算するために、前記フーリエ処理されたデータサンプルによ り制御される、請求項17に記載のトランシーバ装置。 19.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列で制御可能に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、 切り換え可能に結合される、複数の遅延メモリからなる、請求項18に記載のト ランシーバ装置。 20.前記各フィルタタップ段は、フーリエ処理されたデータサンプルにより、 それぞれが乗算されることになる、複数の重み係数を格納する、係数メモリと、 前記乗算器の出力、及び前記複数の遅延メモリの1つが結合される、加算器とを 含み、該加算器は、連続したフィルタタップ段の第2の前記複数の遅延メモリに 結合される出力を有する、請求項19に記載のトランシー バ装置。 21.前記各フィルタタップ段は、前記段の複数の遅延メモリ間の、信号流れ経 路に結合される、制御可能なスイッチを含み、該制御可能なスイッチは、前記段 の複数の遅延メモリが、互いと直列に、それにより前記フィルタの他のタップ段 と、縦続の信号流れ経路に接続されるか、又は前記複数の遅延メモリの1つの内 容を、それ自体に帰還するかのどちらかを、選択的に許可するように動作する、 請求項20に記載のトランシーバ装置。 22.前記重複及び加算フィルタは、複数のN重み係数を格納する係数メモリと 、フーリエ処理されたデータサンプルにより、前記係数メモリに格納されている 、それぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、所定のデータ値の 列を受信するために結合される第1の入力ポート、前記加算器の出力に結合され る第2の入力ポート、及びN−Mサンプル遅延メモリに結合される出力ポートを 有する、制御可能なスイッチとを含む、第1のタップ段を有し、前記N−Mサン プル遅延メモリは、前記乗算器の出力との総和を演算する、前記加算器に結合さ れる出力を有し、 前記第1のフィルタタップ段の乗算器の出力は、前記重複及び加算フィル タの連続したフィルタタップ段に結合され、 前記制御可能なスイッチは、前記N−Mサンプルメモリに、所定のデータ 値の前記列を結合するか、又はそれ自体に、前記遅延メモリの内容を帰還するか のどちらかで動作する、 請求項21に記載のトランシーバ装置。 23.前記複数iのフィルタタップ段のi番目の段は、前記第2の複数のデジタ ル信号プロセッサユニットにより処理された、通信チャンネル信号の内容を表す 、複合信号を与えるように結合される、その加算器出力を有する、請求項22に 記載のトランシーバ装置。 24.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、前記第2の複数のデジタ ル信号プロセッサユニットにより供給される、奇数、及び偶数番号のフィルタリ ング済みデータサンプルの連続した組を処理するように構成される、請求項23 に記載のトランシーバ装置。 25.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、前記N点高速フーリエ変 換プロセッサにより出力されたデータ値を、複素指数により乗算するように動作 し、結果としての積の値は、前記重複及び加算フィルタの各第1のフィルタタッ プ段に結合される、請求項14に記載のトランシーバ装置。 26.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、数値制御発振器/変調器 を含み、その出力は、複素指数信号により、前記変換プロセッサの出力を、効率 的に乗算するために、前記N点高速フーリエ変換プロセッサにより制御される、 請求項25に記載のトランシーバ装置。 27.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、複数のブロック浮動小数 点の高速フーリエ変換エンジンからなり、その出 力は、エンジンの出力を、共通スケールに整合させるためにシフトされる、請求 項25に記載のトランシーバ装置。 28.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記多チャンネ ル受信器ユニットにより出力されるデジタル信号が結合される、多相フィルタと 、前記多相フィルタの出力に結合される、N点高速フーリエ変換に基づくプロセ ッサとを含む、請求項1に記載のトランシーバ装置。 29.前記多相フィルタは、複数のフィルタタップ段を含む、有限インパルス応 答フィルタからなり、フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の 遅延メモリが、直列に結合されるような、遅延メモリからなり、各フィルタタッ プ段は更に、複数のN重み係数を格納する、係数メモリと、前記遅延メモリを介 した、信号流れ経路からのデータサンプル値により、前記係数メモリに格納され ている、それぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、前記フィル タタップ段のそれぞれの乗算器により出力された、積の総和を互いに演算するた めの総和演算段とを含み、前記総和演算段の出力は、前記N点高速フーリエ変換 プロセッサに結合される、請求項28に記載のトランシーバ装置。 30.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記多相フィル タの奇数、及び偶数番号のフィルタリング済みデータサンプルの連続した組を処 理するように構成される、請求項29に記載のトランシーバ装置。 31.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、複素指数信号に より、前記多相フィルタのデータサンプル出力を乗算するように構成され、結果 としての積の値が、前記N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサに結合される 、請求項30に記載のトランシーバ装置。 32.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、数値制御発振器 /変調器を含み、その出力は、複素指数信号により、フィルタリング済みデータ サンプル出力を、効率的に乗算するために、前記多相フィルタの前記フィルタリ ング済みデータサンプル出力により制御される、請求項31に記載のトランシー バ装置。 33.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、前記多相フィル タの奇数、及び偶数番号のフィルタリング済みデータサンプルの連続した組を処 理するように構成される、請求項28に記載のトランシーバ装置。 34.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、複素指数信号に より、前記多相フィルタのデータサンプル出力を乗算するように構成され、結果 としての積の値が、前記N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサに結合される 、請求項33に記載のトランシーバ装置。 35.前記フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットは、数値制御発振器 /変調器を含み、その出力は、複素指数信号により、フィルタリング済みデータ サンプル出力を、効率的に乗算 するために、前記多相フィルタの前記フィルタリング済みデータサンプル出力に より制御される、請求項34に記載のトランシーバ装置。 36.前記フーリエ変換に基づく複合装置ユニットは、前記第2の複数のデジタ ル信号プロセッサユニットにより処理された、通信チャンネル信号を受信するた めに結合される、N点高速フーリエ変換プロセッサと、前記N点高速フーリエ変 換プロセッサの出力が結合される、多相フィルタとを含む、請求項1に記載のト ランシーバ装置。 37.前記多相フィルタは、複数のフィルタタップ段を含む、有限インパルス応 答フィルタからなり、フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の 遅延メモリが、直列に結合されるような、遅延メモリからなり、各フィルタタッ プ段は更に、複数のN重み係数を格納する、係数メモリと、前記遅延メモリを介 した、信号流れ経路からのデータサンプル値により、前記係数メモリに格納され ている、それぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、前記フィル タタップ段のそれぞれの乗算器により出力された、積の総和を互いに演算するた めの総和演算段とを含み、前記総和演算段の出力は、前記多チャンネル送信器ユ ニットに結合される、請求項36に記載のトランシーバ装置。 38.1つ以上のトランシーバサイトとして、複数の地理的に分布された第1の サイト間で、実時間通信を支援するための、多重 周波数通信チャンネルを有する、無線通信ネットワークで使用するために、前記 1つ以上のトランシーバサイトのそれぞれにおいて、広帯域通信信号を送信、及 び受信する方法において、 (a) 隣接した複数の前記多重周波数通信チャンネルを受信して、前記複数の 前記多重周波数通信チャンネルの内容を表す、複数のデジタル信号を生成するス テップと、 (b) ステップ(a) で生成された、前記複数のデジタル信号をフーリエ変換処 理して、そこから、ステップ(a) で受信された、通信チャンネルのそれぞれの内 容を表す、それぞれのデジタルチャンネル信号を、実時間で生成するステップと 、 (c) 前記デジタルチャンネル信号のそれぞれを処理するステップと、 (d) 前記ネットワークのそれぞれ異なる隣接した周波数チャンネルにわたっ て送信すべく、複数の到来するデジタル通信信号のそれぞれを処理するステップ と、 (e) ステップ(d) で処理された、デジタル通信信号をフーリエ変換処理して 、そこから、ステップ(d) で処理された、デジタル通信チャンネル信号の内容を 表す、複合信号を、実時間で生成するステップと、 (f) ステップ(e) で生成された複合信号に従って、多重周波数通信チャンネ ル信号を送信するステップと、 を含む方法。 39.ステップ(b) は、重複及び加算フィルタの手段により、ステ ップ(a) で生成された前記複数のデジタル信号をフィルタリングして、その結果 としてのフィルタリング済み信号を、N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサ により処理するステップを含む、請求項38に記載の方法。 40.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可 能に結合される、複数の遅延メモリからなる、請求項39に記載の方法。 41.前記重複及び加算フィルタは、デシメーション率Mを有し、前記複数の遅 延メモリは、M個のデータサンプルの長さを有する、第1の遅延メモリと、N− M個のデータサンプルの長さを有する、第2の遅延メモリとからなる、請求項4 0に記載の方法。 42.ステップ(b) は、前記重複及び加算フィルタの奇数、及び偶数番号のフィ ルタリング済みデータサンプル出力の連続した組を、フーリエ変換処理するステ ップを含む、請求項41に記載の方法。 43.ステップ(b) は更に、前記重複及び加算フィルタのフィルタリング済みデ ータサンプル出力を、複素指数信号により乗算するステップを含み、結果として の積は、前記N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサにより処理される、請求 項42に記載の方法。 44.ステップ(e) は、ステップ(d) で処理された通信チャンネル信号を、N点 高速フーリエ変換プロセッサに適用して、重複及び加算フィルタにより、前記N 点高速フーリエ変換プロセッサの出力をフィルタリングするステップを含む、請 求項38に記載の方法。 45.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可 能に結合される、複数の遅延メモリからなる、請求項44に記載の方法。 46.前記重複及び加算フィルタは、デシメーション率Mを有し、前記複数の遅 延メモリは、M個のデータサンプルの長さを有する、第1の遅延メモリと、N− M個のデータサンプルの長さを有する、第2の遅延メモリとからなる、請求項4 5に記載の方法。 47.ステップ(e) は、複素指数信号により、フーリエ変換処理済みのデジタル 通信信号を乗算して、その結果としての積の信号を、前記重複及び加算フィルタ に適用するステップを含む、請求項46に記載の方法。 48.前記重複及び加算フィルタは、複数の縦続フィルタタップ段を含み、その 複数の縦続フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリ が、直列に結合されるのを選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可 能に結合され る、複数の遅延メモリからなる、請求項45に記載の方法。 49.前記各フィルタタップ段は、複数のN重み係数を格納する係数メモリと、 フーリエ処理されたデータサンプルにより、前記係数メモリに格納されているそ れぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、前記乗算器の出力、及 び前記複数の遅延メモリの1つが結合される、加算器とを含み、該加算器は、連 続したフィルタタップ段の第2の前記複数の遅延メモリに結合される、出力を有 する、請求項48に記載の方法。 50.前記各フィルタタップ段は、前記段の複数の遅延メモリ間の、信号流れ経 路に結合される、制御可能なスイッチを含み、該制御可能なスイッチは、前記段 の複数の遅延メモリが、互いと直列に、それにより前記フィルタの他のタップ段 と、縦続の信号流れ経路に接続されるか、又は前記複数の遅延メモリの1つの内 容を、それ自体に帰還するかのどちらかを、選択的に許可するように動作する、 請求項49に記載の方法。 51.前記重複及び加算フィルタは、複数のN重み係数を格納する係数メモリと 、フーリエ処理されたデータサンプルにより、前記係数メモリに格納されている 、それぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、所定のデータ値の 列を受信するために結合される第1の入力ポート、前記加算器の出力に結合され る第2の入力ポート、及びN−Mサンプル遅延メモリに結合される出力ポートを 有する、制御可能なスイッチとを含む、第1のタップ段を有し、前記N−Mサン プル遅延メモリは、前 記乗算器の出力との総和を演算する、前記加算器に結合される出力を有し、 前記第1のフィルタタップ段の乗算器の出力は、前記重複及び加算フィル タの連続したフィルタタップ段に結合され、 前記制御可能なスイッチは、前記N−Mサンプルメモリに、所定のデータ 値の前記列を結合するか、又はそれ自体に、前記遅延メモリの内容を帰還するか のどちらかで動作する、 請求項50に記載の方法。 52.前記複数iのフィルタタップ段のJ番目の段は、ステップ(f) で送信すべ き、複合信号を与えるために結合される、その加算出力を有する、請求項51に 記載の方法。 53.ステップ(b) 及び(e) において、フーリエ変換処理は、ブロック浮動小数 点の高速フーリエ変換エンジンで実行され、その出力は、共通スケールに整合さ せるためにシフトされる、請求項38に記載の方法。 54.ステップ(b) は、多相フィルタの手段により、ステップ(a) で生成された 前記複数のデジタル信号をフィルタリングして、その結果としてのフィルタリン グ済み信号を、N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサにより処理するステッ プを含む、請求項38に記載の方法。 55.前記多相フィルタは、複数のフィルタタップ段を含む、有限インパルス応 答フィルタからなり、フィルタタップ段の各々は、連続したフィルタタップ段の 遅延メモリが、直列に結合される ような、遅延メモリからなり、各フィルタタップ段は更に、複数のN重み係数を 格納する、係数メモリと、前記遅延メモリを介した、信号流れ経路からのデータ サンプル値により、前記係数メモリに格納されている、それぞれの重み係数を乗 算するように動作する、乗算器と、前記フィルタタップ段のそれぞれの乗算器に より出力された、積の総和を互いに演算するための総和演算段とを含み、前記総 和演算段の出力は、前記N点高速フーリエ変換プロセッサに結合される、請求項 54に記載の方法。 56.ステップ(b) は、前記重複及び加算フィルタの奇数、及び偶数番号のフィ ルタリング済みデータサンプル出力の連続した組を、フーリエ変換処理するステ ップを含む、請求項55に記載の方法。 57.ステップ(b) は更に、前記重複及び加算フィルタのフィルタリング済みデ ータサンプル出力を、複素指数信号により乗算するステップを含み、結果として の積は、前記N点高速フーリエ変換に基づくプロセッサにより処理される、請求 項56に記載の方法。 58.ステップ(e) は、前記デジタル通信チャンネル信号を、N点高速フーリエ 変換プロセッサに適用して、多相フィルタにより、前記N点高速フーリエ変換プ ロセッサの出力をフィルタリングするステップを含む、請求項38に記載の方法 。 59.複数の縦続フィルタタップ段からなる、重複及び加算フィルタアーキテク チャーであって、その複数の縦続フィルタタップ 段の各々は、連続したフィルタタップ段の遅延メモリが、直列に結合されるのを 選択的に許可するように、相互に直列で、切り換え可能に結合される、複数の遅 延メモリからなり、各フィルタタップ段は、複数のN重み係数を格納する、係数 メモリと、フィルタリングすべきデータサンプルにより、前記係数メモリに格納 されているそれぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、前記乗算 器の出力、及び前記複数の遅延メモリの1つが結合される、加算器とを含み、該 加算器は、連続したフィルタタップ段の第2の前記複数の遅延メモリに結合され る、出力を有することを特徴とする、重複及び加算フィルタアーキテクチャー。 60.前記各フィルタタップ段は、前記段の複数の遅延メモリ間の、信号流れ経 路に結合される、制御可能なスイッチを含み、該制御可能なスイッチは、前記段 の複数の遅延メモリが、互いと直列に、それにより前記フィルタの他のタップ段 と、縦続の信号流れ経路に接続されるか、又は前記複数の遅延メモリの1つの内 容を、それ自体に帰還するかのどちらかを、選択的に許可するように動作する、 請求項59に記載の重複及び加算フィルタアーキテクチャー。 61.前記重複及び加算フィルタは、複数のN重み係数を格納する係数メモリと 、フィルタリングすべきデータサンプルにより、前記係数メモリに格納されてい る、それぞれの重み係数を乗算するように動作する、乗算器と、所定のデータ値 の列を受信す るために結合される第1の入力ポート、前記加算器の出力に結合される第2の入 力ポートへ、及び遅延メモリに結合される出力ポートを有する、制御可能なスイ ッチとを含む、第1のタップ段を有し、前記遅延メモリは、前記乗算器の出力と の総和を演算する、前記加算器に結合される出力を有し、 前記第1のフィルタタップ段の乗算器の出力は、前記重複及び加算フィル タの連続したフィルタタップ段に結合され、 前記制御可能なスイッチは、前記N−Mサンプルメモリに、所定のデータ 値の前記列を結合するか、又はそれ自体に、前記遅延メモリの内容を帰還するか のどちらかで動作する、 請求項60に記載の重複及び加算フィルタアーキテクチャー。 62.前記フィルタの出力は、前記複数iのフィルタタップ段のうちの、J番目 の段の加算器の出力から導かれる、請求項60に記載の重複及び加算フィルタ。 63.前記チャンネル化装置ユニットにより出力される、デジタルチャンネル信 号のサンプリング速度は、フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットの寸 法とは独立である、請求項1に記載のトランシーバ装置。 64 前記受信器ユニットにより出力される、デジタル信号のサンプリング速度 は、前記チャンネル化装置ユニットにより出力される、個々のデジタルチャンネ ル信号のサンプリング速度の整数倍ではない、請求項1に記載のトランシーバ装 置。 65.到来する通信信号のサンプリング速度は、フーリエ逆変換に 基づく複合装置ユニットの寸法とは独立である、請求項1に記載のトランシーバ 装置。 66.前記複合装置により出力される、複合信号のサンプリング速度は、個々の 到来する通信信号のサンプリング速度の整数倍ではない、請求項1に記載のトラ ンシーバ装置。 67.前記チャンネル化装置ユニットにより出力される、デジタルチャンネル信 号のサンプリング速度は、フーリエ変換に基づくチャンネル化装置ユニットの寸 法とは独立である、請求項38に記載の方法。 68.前記受信器ユニットからのデジタル信号のサンプリング速度は、前記チャ ンネル化装置ユニットにより出力される、個々のデジタルチャンネル信号のサン プリング速度の完全倍ではない、請求項38に記載の方法。 69.到来する通信信号のサンプリング速度は、フーリエ逆変換に基づく複合装 置ユニットの寸法とは独立である、請求項38に記載の方法。 70.前記複合装置により出力される、複合信号のサンプリング速度は、個々の 到来する通信信号のサンプリング速度の完全倍ではない、請求項38に記載の方 法。 71.チャンネル化装置ユニットにより出力される、デジタルチャンネル信号は 、時分割多重(TDM)バスを介して、第1の複数の信号プロセッサに接続され る、請求項1に記載のトランシーバ装置。 72.前記第2の複数の信号プロセッサユニットにより出力された、処理済みの 通信チャンネル信号は、時分割多重(TDM)バスを介して、前記フーリエ変換 に基づく複合装置ユニットに接続される、請求項1に記載のトランシーバ装置。 73.前記第2の複数の信号プロセッサユニットにより出力された、処理済みの 通信チャンネル信号は、時分割多重(TDM)バスを介して、前記フーリエ変換 に基づく複合装置ユニットに接続される、請求項71に記載のトランシーバ装置 。 74.チャンネル化装置ユニットにより出力された、デジタルチャンネル信号は 、時分割多重(TDM)バスを介して、第1の複数の信号プロセッサに接続され る、請求項38に記載の方法。 75.前記第2の複数の信号プロセッサユニットにより出力された、処理済みの 通信チャンネル信号は、時分割多重(TDM)バスを介して、前記フーリエ変換 に基づく複合装置ユニットに接続される、請求項38に記載の方法。 76.前記第2の複数の信号プロセッサユニットにより出力された、処理済みの 通信チャンネル信号は、時分割多重(TDM)バスを介して、前記フーリエ変換 に基づく複合装置ユニットに接続される、請求項74に記載の方法。
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