JPH0950666A - チェンジャ−型ディスク再生装置 - Google Patents

チェンジャ−型ディスク再生装置

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Publication number
JPH0950666A
JPH0950666A JP21965895A JP21965895A JPH0950666A JP H0950666 A JPH0950666 A JP H0950666A JP 21965895 A JP21965895 A JP 21965895A JP 21965895 A JP21965895 A JP 21965895A JP H0950666 A JPH0950666 A JP H0950666A
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JP
Japan
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disc
disk
sleeve
stocker
lock
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Application number
JP21965895A
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English (en)
Inventor
Niro Nakamichi
仁郎 中道
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Nakamichi Corp
Original Assignee
Nakamichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイドスリ−ブとロックスリ−ブの対向位置ズ
レを修正し、スム−ズなストッカ移動を達成する。 【構成】複数枚のディスクをそのスピンドル孔が同軸と
なるよう収納するストッカ41と、選択された一のディ
スクD1をストッカ41内に収納される収納位置と再生
位置との間で移送させるディスク移送手段と、ディスク
再生手段と、ディスクD1の上面側に位置したディスク
スピンドル孔を貫通するガイドスリ−ブ6と、ガイドス
リ−ブ6をクッション部材7を介して支持するトップカ
バ−3と、ディスクD1の下面側に位置したディスクス
ピンドル孔を貫通するアンロック位置とガイドスリ−ブ
6の先端と嵌合するロック位置との間を移動し、ロック
位置への移動によりガイドスリ−ブ6を案内するロック
スリ−ブ62と、から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストッカ内に収納された
複数枚のディスクの選択的な再生が可能なチェンジャ−
型ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先にストッカ内のディスクの
移動を規制するディスクロック機構を備えたチェンジャ
−型ディスク再生装置を特開平6−349185号公報
により提案した。この装置は、選択された一のディスク
の上面側に位置したストッカ内のディスクスピンドル孔
を貫通するガイドスリ−ブと、選択された一のディスク
の下面側に位置したストッカ内のディスクスピンドル孔
を貫通するアンロック位置とガイドスリ−ブの先端と嵌
合するロック位置との間を移動可能なロックスリ−ブを
備え、外部振動や装置の傾斜によるストッカ内のディス
ク移動を規制する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製造上
の寸法誤差や組立誤差等により、ガイドスリ−ブをロッ
クスリ−ブに対して完全に対向した位置に取付けること
が困難であり、対向位置ズレが発生しやすかった。する
と、ロックスリ−ブがロック位置に移動した時、ガイド
スリ−ブとの間に隙間や段差が発生し、ディスク選択動
作時に、ディスクがその隙間や段差に引っかかって、ス
ム−ズなディスク選択動作が行われない他、各種の問題
が発生した。
【0004】図76〜図78はその一例を図示したもの
であり、トップカバ−3が装置前方側に0.5mmズレ
た位置に取付けられることにより、ガイドスリ−ブ6と
ロックスリ−ブ62の間には対向位置ズレが発生してい
る。ガイドスリ−ブ6はストッカ41の上方に配置され
たトップカバ−3に対してネジ9により強固に固定され
ており、ロックスリ−ブ62はメインシャシ20に対し
てアンロック位置(図76)とロック位置(図77)の
間を移動可能に支持されている。図76に示されるよ
う、ロックスリ−ブ62がアンロック位置にある時、ガ
イドスリ−ブ6及びロックスリ−ブ62の各先端は移送
ディスクD1の上面及び下面より正規の距離(0.8m
m)離隔しており、ストッカ41へのディスク挿脱に支
障はない。しかしながら、ロックスリ−ブ62がロック
位置に向けて上昇駆動されると、図77に示されるよう
にロックスリ−ブ62は対向位置ズレによりガイドスリ
−ブ6の先端と偏って嵌合し、正規のロック位置まで上
昇しきれない状態となる。よって、ロックスリ−ブ62
とガイドスリ−ブ6の先端の間には隙間6Aが発生し、
図78に示されるようにストッカ41が上昇すると、ス
トッカ41がスム−ズに上昇移動しないばかりか、外部
振動が与えられたり、装置が後方に傾けられているとデ
ィスクD1のスピンドル孔周辺がガイドスリ−ブ6の先
端に引っかかり、ディスクD1を破損させたり、ストッ
カ移動が停止してしまう等の問題が発生した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決したディスク再生装置を提供するものであり、複数枚
のディスクをそのスピンドル孔が同軸となるよう収納す
るストッカと、複数枚のディスクの内、選択された一の
ディスクをストッカ内に収納される収納位置と再生位置
との間で移送させるディスク移送手段と、再生位置に持
ち来された一のディスクを再生するディスク再生手段
と、一のディスクの一方の面側に位置したストッカ内の
ディスクのスピンドル孔を貫通するガイドスリ−ブと、
一のディスクの他方の面側に位置したストッカ内のディ
スクのスピンドル孔を貫通するアンロック位置とガイド
スリ−ブの先端と嵌合するロック位置との間を移動し、
ロック位置への移動によりガイドスリ−ブを案内するロ
ックスリ−ブと、ガイドスリ−ブとロックスリ−ブの少
なくとも一方を柔軟に支持する支持手段と、から構成さ
れる。
【0006】
【作用】上述した本発明装置によれば、支持手段はガイ
ドスリ−ブとロックスリ−ブの少なくとも一方を柔軟に
支持し、ロックスリ−ブはロック位置への移動により相
対位置ズレを招いたガイドスリ−ブを案内する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、本実施例装置はディスク挿入口から
挿入されたディスク(CD−ROM)を装置内に配置さ
れたストッカに収納することにより、ストッカ内に収納
された複数枚のディスクの選択的な再生が可能なストッ
カ方式のチェンジャ−型ディスク再生装置を構成してい
る。また、コンピュ−タ本体への内蔵を達成すべく、そ
の外形は周辺機器の規格サイズである5−1/4イン
チ、ハ−フハイトのフォ−ムファクタ(H×幅W×奥行
きDが41.5×146×208(mm))に形成され
ている。
【0008】《シャシ》図1に本ディスク再生装置10
00のシャシ構成が示されている。ディスク再生装置1
000はフロントシャシ2、メインシャシ20、ロ−デ
ィングシャシ100の3シャシから基本構成されてお
り、フロントシャシ2はメインシャシ20の前面に、ロ
−ディングシャシ100はメインシャシ20の上面に固
定される。また、フロンシャシ2の前面にはフロントパ
ネル1が取付けられ、メインシャシ20の上端及び下端
には夫々トップカバ−3及びボトムカバ−4が装着され
る。フロントパネル1はディスク挿入口1Aが形成され
ており、ディスク挿入口1Aはディスク挿脱時にディス
ク記録面を損傷させることがないよう、左右両端から中
心に向かうに従ってその上下間隔が広げられている。
【0009】《ディスク移送機構》図2〜図8にディス
ク移送機構1001の詳細が示されている。ディスク移
送機構1001は装置左側に配置される駆動側ディスク
ガイド部1002(図3参照)と装置右側に配置される
固定側ディスクガイド部1003(図4参照)から構成
され、ディスク挿入口1Aに挿入されたディスク周縁を
挾持すべくロ−ディングシャシ100の下面に左右移動
可能に支持される。
【0010】L字状のロ−ディングプレ−ト104、1
40は夫々駆動側ディスクガイド部1002、固定側デ
ィスクガイド部1003のベ−スとなるプレ−トであ
り、その上面に固定されたロ−ディングカラ−120A
〜120C、120D〜120Fがロ−ディングシャシ
100のガイド溝100A〜100C、100D〜10
0Fに挿入されることにより、ロ−ディングシャシ10
0の下面に左右移動可能に吊り下げられる。ロ−ディン
グプレ−ト104、140の対向する側面にはラック1
04A、140Aが形成され、シャシ100の下面に軸
支されたピニオンギア143により対向移動するよう連
結される。また、ロ−ディングプレ−ト104、140
の間にはバネ160が掛けられ、近接する方向に付勢さ
れる。
【0011】また、ロ−ディングプレ−ト104Lの装
置前方側にはシャッタ片104Bが折曲げ形成されてお
り、ロ−ディングシャシ100の下面に突出した光学セ
ンサ−163Bによりその閉鎖位置が検出される。光学
センサ−163Bの出力はロ−ディング・イン信号(I
N)を形成し、図46に示されるようにプレ−ト10
4、140に支持されたベルト107、142の間隔が
115.7mm以下になると“H”状態となる。
【0012】図3に駆動側ディスクガイド部1002の
詳細が示されている。上部ディスクガイド121はジュ
ラコン等の摩擦係数の低い樹脂により形成され、その下
面はディスク周縁左側の上下移動を規制するガイド溝1
21’の上半分を形成する(図5参照)。上部ディスク
ガイド9の下面は45度傾斜した傾斜面121Aをその
長手方向に備え、傾斜面121Aの下端には水平面12
1Bが形成されている。一方、下部ディスクガイド12
2はガイド溝121’の下半分を形成し、上述した傾斜
面121Aと逆方向に45度傾斜した傾斜面122Aを
その長手方向に備え、その上端には水平面122Bが形
成されている。水平面121Bと122Bの間隔はディ
スクの厚み(1.2mm)よりも僅かに幅広の1.5m
mとされ、水平面121Bと122Bは夫々ディスク上
面Du、下面Dlにおけるエッジ部分(未記録部分)と
係合し、ディスク左側の上下移動を規制する。
【0013】また、上部ディスクガイド121の前端及
び後端には夫々タイミングプ−リ106、108が軸1
05、109により軸支され、両プ−リ間には上述した
水平面121B、122Bの間にガイドされたディスク
周縁を駆動するタイミングベルト107が張架される。
下部ディスクガイド122はタイミングベルト107の
内面(歯)107Bに摺接する規制壁122Cを備え、
タイミングベルト107の内側への変位を防止する(図
7参照)。
【0014】上述したタイミングプ−リ105を回転駆
動するプ−リ駆動機構1004が図9に示されている。
駆動モ−タ190Aはその後端にラバ−グロメット19
6Aが装着され、モ−タブラケット195とモ−タシャ
シ180の切り起こし部180Aとの間に固定される。
ギア部材188は軸181によりシャシ180に軸支さ
れ、その下部に形成されたギア188Bがモ−タ190
Aの回転軸に圧入されたウォ−ム191Aに噛合する。
ロ−ディングリンク123と124はギア125Bの回
転軸により回動自在に連結されており、リンク124の
自由端にはプ−リ106の軸105が回動自在に取付け
られる。一方、リンク123の自由端には軸128が固
定され、軸181の中心孔181Aに挿入される。ま
た、プレ−ト124はプ−リ106の下端に形成された
ギア106Bとギア125Bを連結するギア125Aが
軸支され、プレ−ト123Aはギア125Bとギア部材
188の上方に形成されたギア188Aを連結するギア
125Cが軸支される。
【0015】以上の構成によれば、ロ−ディングリンク
123、124はタイミングプ−リ106の左右移動に
連動して回動し、ギア部材188の回転をギア125A
〜125Cを介してタイミングプ−リ106に伝達す
る。よって、駆動モ−タ190Aはタイミングプ−リ1
06と共に装置内を移動する必要がなく、装置の小型化
に貢献する。また、ロ−ディングプレ−ト104の荷重
負荷が軽くなるため、ロ−ディングプレ−ト104と1
40の間に掛けられたバネ160を弱く設定することが
でき、ディスク挿入をスム−ズに行うことができる。
【0016】また、ギア部材188はその下端にシャッ
タ188Cを備え、モ−タシャシ180に取付けられた
光学センサ−163Cによりその回転が検出される。光
学センサ−163Cの出力はロ−ディングパルス信号
(バ−L.PULSE)を形成し、本実施例装置によれ
ば1パルスあたりディスクが略0.46mm移動したこ
とを示す。
【0017】また、装置故障時や装置がパソコン本体か
ら取り外される等、モ−タへ通電することができない状
態において、装置内のディスクの取り出しを可能にする
ため、上述したウォ−ムギア191Aの端部にはギア1
91A2が形成され、モ−タブラッケット195の軸1
95Aには係るギア191A2と噛合するエマ−ジェン
シ−ギア193が取付けられている。そして、メインシ
ャシ20の側面にはギア193に対向する位置に開口2
0Aが形成され、エマ−ジェンシ−ギア193を装置外
部に露呈させている。よって、操作者は装置故障時やパ
ソコン本体から装置が取り外された状態においても、開
口20Aを介してエマ−ジェンシ−ギア193をマニュ
アル回転させれば、装置内に取り残された移送途中のデ
ィスクをディスク挿入口から容易に取り出すことができ
る。
【0018】一方、図4に固定側ディスクガイド部10
03の詳細が示されている。ディスクガイド141は上
述したディスクガイド104、122と同様に摩擦係数
の低い樹脂材により形成され、ディスク周縁右側の垂直
移動を規制するガイド溝141’がその長手方向に形成
されている。ガイド溝141’は図6に示されるよう
に、傾斜面141A、141Bとコ字状の溝141Cと
から構成され、ガイド前端にはテ−パ−形状のディスク
導入部141D(図8参照)が形成されている。なお、
溝141Cの上下間隔は上述したガイド溝9’と同一の
1.5mmとされている。
【0019】溝141Cにはディスク外周面Deとのす
べりを防止すべく、摩擦係数の高い材料(プラスチック
ゴム等)により形成されたフリクションベルト142が
挿入固定される。フリクションベルト142の左側面は
図6に示されるように傾斜面142A1、142A2か
らなるV字溝142Aとされ、傾斜面142B1、14
2B2は夫々ディスク上面DuのエッジDc1、ディス
ク下面DuのエッジDc2と係合し、ディスク右側の上
下移動を規制する。
【0020】以上のディスク移送機構1001によれ
ば、図10に示されるようにディスクが挿入されていな
い時、ロ−ディングプレ−ト104、140はバネ16
0の付勢力によりプレ−ト104の右端104Bがディ
スクガイド141のストッパ部141D(図4参照)に
係合し、ロ−ディングプレ−ト104、140に支持さ
れたベルト107と142の離間距離W1が直径120
mmのディスクよりの幅狭の112mmとなるディスク
受入位置POS.1に位置決めされる。
【0021】ディスク挿入口1Aにディスクが挿入され
ると、ディスクは先ずその周縁Deがタイミングベルト
107のプ−リ巻付部107Cと導入部141D(図8
参照)の周面に係合する。上述したように導入部141
Dは摩擦係数の低い樹脂材により形成されているためデ
ィスク周縁と滑りやすく、ロ−ディングプレ−トの開放
移動をスム−ズなものとする。図11のP1に示される
位置までディスクが挿入されると、ロ−ディングプレ−
ト104、140はベルト間隔W2が115.7mmと
なる位置まで広げられ、光学センサ−163Bの出力
(ロ−ディング・イン信号IN)が“L”変化し、ディ
スクロ−ディングが開始される。
【0022】ディスク移送機構1001はディスクDを
装置内に引き込むべく、タイミングベルト107を反時
計方向に回転移動させるが、ディスクの周縁Deが導入
部141Dと係合しているために、ディスクを略位置P
1のまま時計方向に回転させてしまい、ディスクロ−デ
ィングのためには以後もなお操作者によるディスク挿入
操作の補助を必要とする。ここで、操作者は一般的にデ
ィスクDを右手の人差指(又は中指)と親指でディスク
スピンドル孔Dsとディスク周縁Deを挾持してディス
ク挿入口に挿入するが、その右手はディスクDが時計方
向に回転駆動されることにより捩じられる方が無理が少
ない。このために、ディスク移送装置1001はディス
クDを時計方向に回転させながら装置内にロ−ディング
するよう、ディスク駆動を行う駆動側ディスクガイド部
1002が装置左側に、固定側ディスクガイド部100
3が装置右側に配置されている。
【0023】ディスク移送機構1001はディスクDの
左右両端をタイミングベルト107とフリクションベル
ト142の間に挾持する状態になると、以後ディスクD
を安定して移送することができ、図12に示されるごと
く、再生位置P3を介してストッカ本体41に収納する
ストック位置P4に持ち来すことができる。なお、本実
施例装置によれば、装置奥行寸法を短くするため、再生
位置は再生ディスクの一部がストッカ内に収納されたデ
ィスクとオ−バ−ラップするよう配置されている。ま
た、ディスク移送機構1001はタイミングベルト10
7を時計方向に回転移動させることにより、図14に示
されるようにストック位置(P4)のディスクを再生位
置P3を介してディスク取り出しを行うためのイジェク
ト位置P5まで持ち来すことができる。本実施例装置に
よれば、イジェクト位置において、ディスクのスピンド
ル孔Dsはディスク挿入口1Aから装置外部に突出し、
ベルト14と12の間隔W1は上述したディスク受入状
態と略同一の間隔(112mm)まで閉鎖する。
【0024】《光学メカ》図15に光学メカ1006の
詳細が示されている。光学メカ1006はメカシャシ2
00、タ−ンテ−ブル222、光学ピックアップ21
0、光学ピックアップ送り機構233等から構成され、
タ−ンテ−ブル222上に載置されたディスクD(図示
しない)を回転駆動し、光学的な再生を行うものであ
る。
【0025】タ−ンテ−ブル222はメカシャシ200
の下面に固定されたスピンドルモ−タ211の回転軸に
固定されている。タ−ンテ−ブル222の上面にはディ
スクDをセンタリングする凸状のセンタリング部223
が形成され、その内側には後述するクランパ1009を
吸引するマグネット224が固定されている。光学ピッ
クアップ210はメカシャシ200に固定されたガイド
ロッド220、221により、装置前面に対して25度
の傾斜角を持って移動可能にガイドされている。また、
メカシャシ200の下面にはフィ−ドモ−タ212が固
定されており、その回転はギア206B、207A、2
07B、208A、208Bを介してスレッドラック2
09に伝達され、光学ピックアップ210をディスク半
径方向に駆動する。なお、ギア206Bの上面にはシャ
ッタ206Aが形成されており、光学センサ−213に
より光学ピックアップの移動距離が検出される。
【0026】《光学メカの支持》光学メカ1006に外
部振動が伝達されるのを防止するため、メカシャシ20
0の四隅に形成された丸孔200Aには夫々ダンパ21
4が装着され、ねじ215によりダンパ214を介して
サスベ−ス230に固定される。一方、サスベ−ス23
0の左右側面にはピン231、232が固定され、後述
されるUDカム197、82のガイド溝に挿入される。
【0027】《光学メカ上下機構》上述した光学メカ1
006をディスク再生を行うためのアップ位置と再生デ
ィスクの下方に退避したダウン位置との間で移動させる
光学メカ上下機構1008が図16に示されている。U
Dカム197、82は夫々モ−タシャシ180とメイン
シャシ20の右側面に固定されたガイドプレ−ト19
8、83により装置前後方向にガイドされている。UD
カム197、82の後端側にはピン197C、82Cが
下方に向けて突出形成されており、軸21によりメイン
シャシ20の下面に回動自在に軸支されたUDリンクア
−ム85の孔85A、85Bに挿入される。結果、UD
カム197と82はUDリンクア−ム85により互いに
逆方向に移動するよう連結される。
【0028】また、UDカム197、82は上述したサ
スベ−ス230のピン231、232をガイドするガイ
ド溝197A、82Aが形成されている。上述したよう
に、UDカム197、82は互いに逆方向に移動するた
め、ガイド溝197Aはガイド溝82Aに対して逆方向
に傾斜している。ガイドプレ−ト198、83はまた、
サスベ−ス230のピン231、232を垂直方向にガ
イドするガイド溝198A、83Aが形成されている。
以上により、UDカム197、82はその移動によりサ
スベ−ス230、即ち、光学メカ1006を上下移動さ
せる。
【0029】一方、駆動モ−タ190Bはその底面にラ
バ−グロメット196Bが装着され、モ−タブラケット
194とモ−タシャシ180の切り起こし部180Bの
間に固定されている。ギア部材187は軸182により
シャシ180に軸支されており、その下部に形成された
ギア187がモ−タ190Bの回転軸に圧入されたウォ
−ムギア191Bに噛合する。ギア187Cの上方には
ウォ−ム187Bが形成されており、ギア部材185の
ギア185Aに噛合している。ギア部材185は軸18
4によりシャ−シ180の右側面の内側から左側に向け
て軸支され、その底面に形成されたギア185BはUD
カム197のラック197Dに噛合する。以上により、
モ−タ190Bの回転はウォ−ム191B1、ギア18
7C、ウォ−ム187B、ギア185A、185B、ラ
ック197Dと伝達され、UDカム197とUDリンク
ア−ム85を介してUDカム82とを移動させる。
【0030】以下、UDカム82と光学メカ1006の
位置関係を説明すると、図17に示される位置DOWN
−2と図18に示される位置DOWN−1の間を移動す
る間、UDカム82はガイド溝82Aの水平部G1によ
りサスベ−ス230のピン232をガイドし、光学メカ
1006を再生位置のディスクDより下方に退避したダ
ウン位置に保つ(図47参照)。図18に示される位置
DOWN−1と図19に示される位置UP−1の間を移
動する間、UDカム82はガイド溝82Aの傾斜部G2
によりピン232をガイドし、光学メカ1006を上下
移動させる。図19に示される位置UP−1と図20に
示される位置UP−2の間を移動する間、UDカム82
はガイド溝82Aの水平部G3によりピン232をガイ
ドし、光学メカ1006をディスク再生を行うためのア
ップ位置に保つ。本実施例装置によれば、タ−ンテ−ブ
ル222のディスク載置面はアップ位置に持ち来された
時、再生位置に持ち来されたディスクDの下面と同一高
さまで上昇する。よって、タ−ンテ−ブル222はトレ
イ方式のディスク再生装置のように再生ディスクを持ち
上げることはない。
【0031】一方、ギア部材187はその下端にシャッ
タ187Dが形成され、モ−タシャシ180に取付けら
れた光学センサ−163Dによりその回転が検出され
る。光学センサ−163Dの出力はUDカム移動パルス
信号(バ−P.PULSE)を形成し、1パルスあたり
略0.19mmUDカム197が移動したことを示す。
また、UDカム197はシャッタ片197Eが形成さ
れ、フロントシャシ2(図示しない)に固定された光学
センサ−163Eによりその基準位置が検出される。セ
ンサ−163Eの出力はUDカム基準位置信号(バ−
P.REF)信号を形成し、図47に示されるように、
UDカム197が位置DOWN−1と位置UP−2の略
中間位置よりDOWN方向の位置にある時、“L”状態
になる。
【0032】よって、上述したUDカムの各位置はバ−
P.REF信号の状態変化を基準とし、以後、バ−P.
PULSE信号をパルスカウントすることにより検出さ
れる。図47に示されるように、位置DOWN−1はU
Dカム197をDOWN方向に移動させ、バ−P.RE
Fが“L”変化してからバ−P.PULSE信号を11
パルスカウントすることにより検出され、位置DOWN
−2はバ−P.PULSE信号を32パルスカウントす
ることにより検出される。一方、位置UP−1はUDカ
ム197をUP方向に移動させ、バ−P.REFが
“H”に変化してからバ−P.PULSE信号を26パ
ルスカウントすることにより検出され、位置UP−2は
バ−P.PULSE信号を47パルスカウントすること
により検出される。
【0033】また、装置故障時やパソコン本体から装置
が取り外される等、モ−タへ通電することができない状
態において、ディスククランプを解除するため、上述し
たウォ−ムギア191Bの下端にはギア191B2が形
成されており、モ−タブラケット194の軸194Aに
は係るギア191B2と噛合するエマ−ジェンシ−ギア
192が取付けられる。また、メインシャシ20の側面
にはこのギア192に対向した位置に開口20B(図9
参照)が形成され、エマ−ジェンシ−ギア192を装置
外部に露呈させる。よって、操作者は装置故障時に開口
20Bを介してエマ−ジェンシ−ギア192をマニュア
ル回転させれば、ディスククランプを解除することがで
き、引き続いて、上述した開口20Aを介してエマ−ジ
ャンシ−ギア193をマニュアル回転させれば(図9参
照)、クランプを解除したディスクをディスク挿入口1
Aから取り出すことができる。
【0034】《ロ−ディングプレ−ト開閉機構》また、
駆動モ−タ190Bの回転により上述したロ−ディング
プレ−ト104、140を開閉移動させるよう構成され
ている。以下、ロ−ディングプレ−ト開閉機構1005
の構成を説明すると、図16に示されるようにウォ−ム
187Bの上方にはギア187Aが形成されており、ロ
−ディングプレ−トカム186の周面に形成されたギア
186Aに噛合している。ロ−ディングプレ−トカム1
86は軸183によりモ−タシャシ180の上面に軸支
されており、その上面には上述したディスクガイド12
2の下面に突出形成されたピン122A(図3参照)に
係合可能なカム186Bが形成されている。
【0035】UDカム197が位置DOWN−2にある
時、ロ−ディングプレ−トカム186は図21に示され
る角度に持ち来される。この時、カム186Bはディス
クガイド122のピン122Aに係合することはなく、
ロ−ディングプレ−ト104、140はバネ160の付
勢力によりプレ−ト104の右端104Bがディスクガ
イド141のストッパ部141Dに係合したディスク受
入位置POS.1に持ち来された状態が保たれる(図1
0参照)。モ−タ190Bが回転し、UDカム197が
位置DOWN−1まで移動すると、ロ−ディングプレ−
トカム186は図22に示される角度まで反時計方向に
回動するが、カム186Bは未だピン122Aに係合す
ることはない。
【0036】UDカム197が位置UP−1まで移動す
ると、ロ−ディングカム186は図23に示される角度
まで反時計方向に回転する。すると、カム186Bはそ
の外周面がディスクガイド122のピン122Aに係合
し、ディスク受入位置POS.1にあるロ−ディングプ
レ−ト104、140をバネ160の付勢力に抗して僅
かに開放移動させる。なお、図24に示されるように、
ロ−ディングプレ−ト104、140がディスクを挾持
するディスク挾持位置POS.2(図12参照)にある
場合、カム186Bは未だピン122Aに係合すること
はない。UDカム197が位置UP−2まで移動する
と、ロ−ディングカム186は図25に示される角度ま
で反時計方向に回転し、その外周面によりピン122A
を押圧し、ロ−ディングプレ−ト104、140を開放
位置POS.3まで移動させ、ベルト107、142を
ディスク外周面Deから離隔させる(図13参照)。
【0037】《クランパ》図2にタ−ンテ−ブル上にデ
ィスクをクランプするクランパ1009が示されてい
る。クランパ1009はクランパベ−ス225とクラン
プトップ227から構成され、クランパベ−ス225の
下面には上述したマグネット223(図15参照)に対
向する磁性プレ−ト111が装着される。クランプトッ
プ227は断面が略T字形状とされ、そのフランジ部2
27Aは周縁に向かうに従って先細りに形成されてい
る。軸部227Bはロ−ディングシャシ100の開口1
00Iを貫通し、ロ−ディングプレ−ト100の下面に
固定されるディスクガイドアッパ−144を介してクラ
ンパベ−ス225と一体化される。ディスクガイドアッ
パ−144はクランパガイド部144Bによりクランパ
の過剰な傾斜を防止し、また、その下面の傾斜面144
Aによりディスク挿入口1Aに挿入されたディスク前端
のあおりを防止する。
【0038】《クランパ保持機構》また、ロ−ディング
プレ−ト100の上面にはクランパ1009を再生ディ
スクDより0.5mm上方となる退避位置に保持するク
ランパ保持機構1010が設けられている。クランパホ
ルダ145、146は対向する端部に上述したフランジ
部227Aを挾持する保持部145C、146Cが形成
され、その下面に形成されたピン145A、146Aが
ロ−ディングシャシ100の開口100G、100Hを
貫通してロ−ディングプレ−ト104、140に形成さ
れたガイド溝104D、140Dに、また下面に形成さ
れた逆T字形状のガイド片145B、146Bが開口1
00Iから左右に延びた溝に挿入されることにより、ロ
−ディングシャシ100の上面に左右移動可能にガイド
される。また、クランパホルダ145、146はバネ1
61により近接付勢されている。
【0039】以上の構成によれば、クランパホルダ14
5、146はロ−ディングプレ−ト104、140がデ
ィスク受入位置POS.1(図10参照)とディスク挾
持位置POS.2(図12参照)の間を移動する間、そ
のピン145A、146Aがロ−ディングプレ−ト10
4、140のガイド溝104D、140D内を相対移動
する。よってこの間、クランパホルダ145、146は
バネ161の付勢力により、保持部145C、146C
の間にフランジ部227Aを挾持し、クランパ1009
を再生位置のディスクDより0.5mm上方となる退避
位置に保持し続ける(図17参照)。
【0040】ロ−ディングプレ−ト104、140がデ
ィスク挾持位置POS.2から広げられると、クランパ
ホルダ145、146のピン145A、146Aはガイ
ド溝104D、140Dの終端に係合するため、ロ−デ
ィングプレ−トの移動と共に開放移動する。ロ−ディン
グプレ−ト104、140が開放位置POS.3に持ち
来された時、クランパホルダ145、146はフランジ
部227Aの保持を完全に解除し、クランパ1009は
タ−ンテ−ブル222のマグネット224に吸引され、
再生位置に持ち来されたディスクDをタ−ンテ−ブル2
22との間に挾持する。
【0041】《ストッカ》図26、27にストッカ10
11が図示されている。ストッカ本体41は上面から見
て略三日月形状とされ、ディスク移送機構1001によ
り移送されたディスクを4枚収納可能とすべく、3mm
ピッチのディスク収納スロット41A〜41Dが形成さ
れている。スロット41A〜41Dはその前端が断面テ
−パ−形状とされており、各スロットの下面41A’〜
41D’によりディスク周縁を支持する(図30参
照)。また、ストッカ本体41はスロット41A〜41
Dと背面を貫通する開口41E〜41Hが形成されてお
り、各開口には後述されるくさび部材51A、51Bが
挿入される。
【0042】くさび部材51A、51Bは各スロットに
収納されたディスクのがたつきを取り除くものであり、
その長さが若干異なるものの略対称に形成され、ねじ5
0によってベ−スプレ−ト40へのストッカ本体41の
固定と共に、取付部41’の上面に固定される。くさび
部材51A、51Bはくさび部510A〜510D、バ
ネ部511A〜511D、取付部512から構成され、
樹脂材により一体に成形されている(図28〜図30参
照)。ばね部511A〜511Dは取付部512からフ
ォ−ク先端のように薄く延びて形成され、その先端に形
成されたくさび部510A〜510Dを傾斜面510
A’〜510D’がディスク上面のエッジと係合する方
向に付勢する。くさび部510A〜510Dはディスク
上面Duに対して略30度の角度をもって傾斜し、ディ
スク上面のエッジと係合可能な傾斜面510A’〜51
0D’と、ディスク収納スロットの下面41A’〜41
D’と係合可能な平面510A”〜510D”を夫々備
え、ストッカに形成された開口41E〜41Hを介して
各スロットに挿入されたディスク上面Duとディスク収
納スロットの上面41A”〜41D”の間に挿入され
る。
【0043】以上の構成によれば、くさび部510A〜
510Dはばね部511A〜511Dの付勢力によりデ
ィスクを記録面Dlに対して垂直となる下方に向けて押
圧し、スロットに挿入されたディスクのガタツキを取り
除く。なお、くさび部510A〜510Dはディスクを
ストッカから押し出す分力を発生するが、上述したよう
にその傾斜面がディスク上面Duに対して略30度の角
度をもって傾斜しているためにディスクを押し出す分力
は小さく、ディスク下面とスロット下面との摩擦抵抗も
あってディスクを押し出すことは殆どない。また、本実
施例装置によれば例えくさび部材がディスクを押し出す
力を発生しても、後述するようにストッカ内に収納され
たディスクスピンドル孔にはディスクガイドスリ−ブ6
又はディスクロックスリ−ブ62が挿入されるので、デ
ィスクがストッカ内から押し出されるようなことはない
(図36〜図38参照)。
【0044】《ストッカ上下機構》一方、ストッカ10
11の下方にはストッカ41を各スロット41A〜41
Dがディスク移送機構により移送されるディスクと整列
する高さ位置POS(1)〜POS(4)に持ち来すス
トッカ上下機構1012が配置されている。駆動モ−タ
190Cはモ−タブラケット49を介してメインシャシ
20に固定され、その回転軸にはウォ−ムギア191C
が圧入されている。ギア部材45は軸27により回転自
在に軸支されており、その上部に形成されたギア45A
がウォ−ムギア191Cと噛合している。ギア部材45
の下端に形成されたギア45Bはスクリュ−ギア440
の下端に形成されたギア440Aに噛合し、軸260に
軸支されたスクリュ−ギア440を回転駆動する。スク
リュ−ギア440の回転はギア46A、47A、47B
を介してスクリュ−ギア441、442のギア441
A、442Aに伝達され、軸262、263に軸支され
たスクリュ−ギア441、442をスクリュ−ギア44
0と連動回転させる。スクリュ−ギア440〜442は
ベ−スプレ−ト40に装着されたナット42A、42
B、43に螺合し、その回転に応じてストッカ1011
を上下移動させる。
【0045】ストッカ1011の移動位置を検出するた
め、ストッカポジションギア48が軸23によりメイン
シャシ20の下面に軸支されている。ストッカポジショ
ンギア48は上述したギア46の下面に形成されたギア
46Bに噛合し、ストッカ上下と連動して回転駆動され
る。ストッカポジションギア48はその上面にストッカ
基準位置を検出するためのシャッタ片48Aと、位置P
OS(1)〜POS(4)に対応したスリットが形成さ
れたシャッタ片48Bが形成されており、夫々メインシ
ャ−シ20の下面に突出した光学センサ−163F、1
63Gによりその位置が検出される。
【0046】光学センサ−163Gの出力はストッカの
基準位置を検出するストッカ基準位置信号(バ−S.R
EF)を形成し、ストッカ1011がディスク収納位置
POS(1)と、その上に位置したディスク収納位置P
OS(2)との略中間位置より上方に持ち来されている
時に“H”状態となる。光学センサ−163Fの出力は
ストッカ位置信号(バ−S.POS)を形成し、ストッ
カ1011が各位置POS(1)〜POS(4)を通過
する毎に“L”になる。よって、位置POS(1)はス
トッカを下方に移動させ、バ−S.REF信号が“H”
になった後のバ−S.POS信号の“L”変化により検
出され、残る位置POS(2)〜(4)は位置POS
(1)を基準として、バ−S.POS信号をパルスカウ
ントすることにより検出される。
【0047】《ディスク位置規制機構》上述したように
ストッカのディスク収納ピッチは3mmと非常に狭く、
再生ディスクとその上下にオ−バラップしたストッカ内
のディスクとの間隔が1.8mmと極めて狭くなる。こ
のような状況下において、デ−タ転送速度を上げるべく
再生ディスクを高速にて回転させると、再生ディスクの
回転による気流により再生ディスクとその上下に対向し
たストッカ内のディスクとの間の気圧が下がり、係るス
トッカ内のディスクが再生ディスクに吸い寄せられ、デ
ィスク係合を招く。この問題を解消するため、上述した
駆動側ディスクガイド部1002はディスク係合を防止
するディスク位置規制手段1017を備える。
【0048】図3に示されるように、ディスク位置規制
手段1017はディスクキャッチア−ム130、13
1、ディスクキャッチピニオン132、板バネ133、
リタ−ンバネ134から構成されている。上部ディスク
キャッチア−ム130はその回転軸130Bが上部ディ
スクガイド121の孔121Dに挿入され、その先端1
30Aは再生ディスクD2の上面に対向したストッカ内
のディスクD1の噛めんエッジのみと係合するよう傾斜
面とされている(図64、図65参照)。ア−ム130
の回転軸130Bは上部ディスクガイド121の下面か
ら突出して延び、タイミングベルト107に噛合可能な
ピニオンギア132Aを備えるキャッチア−ムピニオン
132が挿入固定され、更に下部ディスクガイド122
の孔122Dを貫通し、その下端に下部ディスクキャッ
チア−ム131が挿入固定される。下部ディスクキャッ
チア−ム131の先端131Aもア−ム130の先端1
30A同様に、ストッカ内のディスクD3の上面エッジ
のみと係合するよう傾斜面とされている(図64、図6
5参照)。
【0049】一方、ロ−ディングプレ−ト104の上面
にはメインシャシ20の内壁に係合可能な先端133A
とキャッチア−ムピニオン132に対向したタイミング
ベルト107の周面を押圧する押圧部133Bを備える
板バネ133が固定されている。板バネ133は図6
0、図61に示されるようにロ−ディングプレ−ト10
4がディスク挾持位置POS.2より内側にある時(同
図はディスク挾持位置POS.2の状態を示す)、その
一端133Aがメインシャシ20の内壁に係合しない。
よって、ピニオンギア132Aとタイミングベルト10
7は噛み合うことなく、ディスクキャッチア−ム13
0、131はア−ム131に掛けられたリタ−ンバネ1
34により、ア−ム130の垂直面130A’が上部デ
ィスクガイド121の側面121Cに係合する退避位置
に位置決めされる。
【0050】ロ−ディングプレ−ト104が開放位置P
OS.3に持ち来されると、板バネ133はその一端1
33Aがメインシャシ20の内面に係合して変形し、そ
の押圧部133Bによりタイミングベルト107の側面
を押圧し、タイミングベルト107をピニオンギア13
2Aと噛合する位置まで変位させる(図62、図63参
照)。この状態において、タイミングベルト107が反
時計方向に回転駆動されると、ディスクキャッチア−ム
130、131は時計方向に回動して、ア−ム130の
側面が上部ディスクガイド121の垂直壁121Eに係
合するディスクキャッチ位置まで持ち来され、ア−ム1
30はその先端130AによりディスクD1を僅かに持
ち上げ、ア−ム131は先端131AによりディスクD
3を僅かに押し下げ、ディスクD1、D3と再生ディス
クD2の係合を防止する。
【0051】ロ−ディングプレ−ト104が閉じられ、
タイミングベルト107とピニオンギア132Aの噛合
が解除されると、ディスクキャッチア−ム130、13
1はリタ−ンバネ134により退避位置に戻るが、その
先端130A、131AとディスクD1、D3の係合状
態によってはリタ−ンバネ134の力のみでは退避位置
に戻らない可能性がある。この為、本実施例装置におい
ては、ロ−ディングプレ−ト104が開放位置POS.
3にある状態において、タイミングベルト107を時計
方向に回転駆動させることにより、ディスクキャッチア
−ム130、131を強制的に時計方向に回転移動さ
せ、その後にロ−ディングプレ−ト104を閉鎖移動さ
せる。
【0052】《ディスクロック機構》図31にストッカ
41内に収納されたディスクの移動を規制するディスク
ロック機構1013の詳細が示されている。トップカバ
−3の下面にはガイドスリ−ブ6がウレタンやフェルト
等の圧縮変形可能なクッション部材7を介して螺子9に
より柔軟に固定されている。ガイドスリ−ブ6の先端
(図面下端)は移送ディスクD1の上面Duよりも0.
8mm上方の位置まで延び、移送ディスクD1の上面側
に位置したストッカ内のディスクスピンドル孔を貫通す
る(図38、図39参照)。また、ガイドスリ−ブ6の
先端は後述するロックスリ−ブ62の先端を受入るべく
凹形状とされている。
【0053】一方、メインシャシ20上にはガイドスリ
−ブ6に対向するロックスリ−ブ62が配置される。ロ
ックスリ−ブ62は移送ディスクD1の下面側に位置し
たストッカ内のディスクスピンドル孔を貫通するアンロ
ック位置(図37参照)と上述したガイドスリ−ブ6の
先端と嵌合するロック位置(図36参照)との間を移動
可能にガイドされる。アンロック位置において、ロック
スリ−ブ62の先端はガイドスリ−ブ6と対称的に移送
ディスクD1の下面よりも0.8mm下方の位置まで延
びる。また、ロックスリ−ブ62の先端は先細り形状と
され、ロック位置への移動により、移送ディスクD1の
僅かな位置ズレを修正し、また、ガイドスリ−ブ6の先
端を案内する。
【0054】一方、ロックベ−ス61はその下端に形成
されたフランジ61Aによりメインシャシ20の開口2
0Cに挿入固定され、ロックスリ−ブ62をガイドす
る。ロックベ−ス61のガイド部61Bには垂直に延び
たガイド溝61Cが形成され、ロックスリ−ブ62の内
面に突出形成されたピン62Aを上下方向にガイドす
る。ロックカム63はその外周面にピン62Aをガイド
する螺旋カム63Aが形成され、ガイド部61Bの内側
に挿入される。ロックカム63はその回転によりピン6
2Aをガイドし、ロックスリ−ブ62を上述したアンロ
ック位置とロック位置の間で上下移動させる。カム63
の下端にはねじ67によりロック解除ピニオン64が固
定され、ロックア−ム65のギア65Bに噛合してい
る。ロックア−ム65は軸22によりメインシャシ20
の下面に軸支され、バネ66により反時計方向に付勢さ
れている。また、ロックア−ム65の下面には上述した
UDリンクア−ム85の先端85Cに係合可能な突起6
5Cが突出形成されている。
【0055】以上のディスクロック機構1013によれ
ば、ロックスリ−ブ62は図47に示されるようにUD
カム197、82の移動に基づき上下移動する。先ず、
UDカム197、82が位置DOWN−2にある時、U
Dリンクア−ム85は図32に示される回動位置に持ち
来され、その先端85Cはロックア−ム65の突起65
Cの右側方に位置している。よって、ロックア−ム65
はバネ66の付勢力によりギア64を介してロックカム
63(図31)を時計方向に回動させ、ロックスリ−ブ
62をガイドスリ−ブ6と嵌合するロック位置まで上昇
させる(図36、図38参照)。よって、ストッカ本体
41に収納されたディスクDはそのスピンドル孔にガイ
ドスリ−ブ6とロックスリ−ブ62の何れかが挿入さ
れ、ディスク半径方向への移動が規制される。
【0056】次に、UDカム197、82が位置DOW
N−1に持ち来されると、UDリンクア−ム85は図3
3に示される位置まで反時計方向に回動し、その先端8
5Cによりロックア−ム65をバネ66の付勢力に抗し
て時計方向に回動させる。よって、ロックカム63は時
計方向に回転し、螺旋カム63Aによりロックスリ−ブ
62をその上面が移送ディスクD1の下面Dlより0.
8mm下方となるアンロック位置まで下降させる(図3
7、図39参照)。上述したように、ガイドスリ−ブ6
の下面は移送ディスクD1の上面Duより0.8mm上
方までしか延びていないため、移送ディスクD1のスピ
ンドル孔Dsはガイドスリ−ブ6とロックスリ−ブ62
の何れも貫通してなく、ストッカ本体41に対して装脱
自在とされる。
【0057】UDカム197、82が位置UP−1に持
ち来されると、UDリンクア−ム85は図34に示され
るように、その先端85Cがロックア−ム65の突起6
5Cの左側方に位置する。よって、ロックア−ム65は
再びバネ66の付勢力によりギア64を介してロックカ
ム63を時計方向に回転させ、ロックスリ−ブ62をガ
イドスリ−ブ6と嵌合するロック位置まで上昇させる
(図36、図38参照)。UDカム197、82が位置
UP−2に持ち来されると、リンクア−ム85は図35
に示されるように更に反時計方向に回動し、ロックスリ
−ブ62はロック位置に保たれる。
【0058】次に、トップカバ−3が装置前方側に0.
5mmズレた位置に取付けられたことにより、ガイドス
リ−ブ6がロックスリ−ブ62に対して対向位置ズレを
招いている場合の動作を図73〜図75を参照しながら
説明する。図73に示されるように、ロックスリ−ブ6
がアンロック位置にある時、上述した図37同様にガイ
ドスリ−ブ6及びロックスリ−ブ62の各先端は移送デ
ィスクの上面及び下面より正規の距離(0.8mm)離
隔している。ロックスリ−ブ62がロック位置に向けて
上昇駆動されると、上述したようにガイドスリ−ブ6が
トップカバ−3に対して柔軟に固定されていることによ
り、ロックスリ−ブ62はガイドスリ−ブ6の先端との
係合により、ガイドスリ−ブ6を装置方向に向けて傾斜
させながらロック位置まで上昇する(図74参照)。同
図に示される状態によれば、ロックスリ−ブ62はロッ
ク位置においてガイドスリ−ブ6を装置後方に向けて略
1.5度傾斜させている。この傾斜によりガイドスリ−
ブ6とロックスリ−ブ62の間には殆ど隙間や段差が発
生することなく、図75に示されるように、ディスク選
択のためにストッカ41が上昇する間、例え振動が加え
られたり、装置が傾けられたりしても、ストッカ内のデ
ィスクのスピンドル孔周辺がガイドスリ−ブ6の先端に
引っかかることはない。
【0059】一方、ディスク移送ミスにより移送ディス
クD1がストック位置から大きくズレた位置において、
UDカム197、82が位置DOWN−2に移動する
と、ロックスリ−ブ62はその先端傾斜面により移送デ
ィスクの位置ズレを修正できなくなり、移送ディスクD
の下面に衝突してロック位置まで上昇しない状態とな
る。この状態のままでストッカが上下駆動されると、ガ
イドスリ−ブ6又はロックスリ−ブ62により移送ディ
スクD1を損傷させるだけでなく、装置の故障を引き起
こす。このようなトラブルを未然に防止するため、ロッ
クア−ム65は図31に示されるようにその端部にシャ
ッタ片65Aが形成されており、メインシャ−シ20の
下面に突出した光学センサ−163Hによりロック位置
に持ち来されているか検出される。光学センサ−163
Hの出力はディスクロック信号(バ−D.LOCK)を
形成し、ロックスリ−ブ62がロック位置に持ち来され
ている時、“L”状態となる。
【0060】《ディスク誤挿入防止機構》図40にディ
スクDの誤挿入を防止するディスク誤挿入防止機構10
14が図示されている。シャッタ147は軸150によ
りロ−ディングシャシ100の折曲部100Jに軸支さ
れている。シャッタ147はディスク挿入口1A(図1
参照)へのディスク挿入を禁止するフラップ147Aが
下方に向けて形成され、右端には略180度の角度に亘
ってピニオンギア147Bが形成されている。なお、フ
ラップ147Aの下端はディスクDのロ−ド/イジェク
ト動作時にディスク上面と係合するため、ディスク損傷
を防止するためのフェルトや圧縮ウレタン等が貼付され
る(図示しない)。
【0061】一方、シャッタア−ム148はロ−ディン
グシャシ100の下面に軸102により軸支されてお
り、バネ149により反時計方向に付勢されている。ア
−ム148の一端、下面にはシャッタ147のピニオン
ギア147Bと噛合するラック148Aが形成され、そ
の側面148Bはロ−ディングプレ−ト104に固定さ
れたピン129(図2参照)の側面に対向している。
【0062】以上のディスク誤挿入防止機構1014に
よれば、シャッタ147は図46に示されるようにロ−
ディングプレ−ト104、140の位置に応答し、その
開閉位置が制御される。ロ−ディングプレ−ト104、
140がディスク受入位置POS.1(図10参照)に
持ち来されている時、ア−ム148はロ−ディングプレ
−ト104のピン129に押圧されることにより装置上
面から見て時計方向に回動され、シャッタ147を装置
外側に向けて回動させる。よって、ロ−ディングプレ−
ト104、140がディスク受入位置POS.1にある
時、シャッタ147はディスク挿入口1Aへのディスク
挿入を許容する。
【0063】ディスク挿入によりロ−ディングプレ−ト
104、140が押し広げられると、ア−ム148はバ
ネ149の付勢力によりロ−ディングプレ−ト104
(ピン129)の移動と共に反時計方向に回動し、シャ
ッタ147を装置内側に向けて回動させる。ロ−ディン
グプレ−ト104、140がある程度まで押し広げられ
ると、シャッタ147はそのフラップ147Aがディス
クDの上面に係合するため半開きの状態になり、ディス
クが装置内に移送されるまでの間、ディスク上面を摺動
する。ディスクが装置内に移送されると、シャッタ14
7はバネ149の付勢力により閉じられ、その上面に形
成されたストッパ片147Cがロ−ディングシャ−シ1
00の折曲部100Kの内面に係合する閉鎖位置に持ち
来される。よって、以後、シャッタ147はそのストッ
パ片147Cが折曲部100Kに係合するため装置内側
に回動することができず、ディスク挿入口1Aへのディ
スク挿入を禁止する。
【0064】一方、シャッタ147は装置外側への回動
が自由であるので、ロ−ディングプレ−トの位置に拘ら
ず装置内のディスク排出を禁止することはない。ディス
クが装置前方に移送され、ディスク周縁がフラップ14
7Aに係合すると、シャッタ147は押し開けられ、以
後ディスク上面を摺動する。ディスクの排出によりロ−
ディングプレ−ト104、140が近接移動し、プレ−
ト104のピン129がア−ム148の側面148Bに
係合すると、ア−ム148はロ−ディングプレ−ト10
4の移動に連動して時計方向に回動し、シャッタ147
をディスク上面から離隔させる。ディスクが図14に示
されるイジェクト位置P5まで持ち来されると、ロ−デ
ィングプレ−ト104、140はディスク受入位置PO
S.1に持ち来され、ア−ム148はシャッタ147を
ディスク挿入口1Aへのディスク挿入を許容する位置ま
で開放させる。
【0065】また、シャッタ147の上部にはシャッタ
片147Dが形成され、ロ−ディングシャシ100の下
方に突出した光学センサ−163Bにより、シャッタ1
47の閉鎖が検出される。光学センサ−163Bの出力
はシャッタクロ−ズ信号(S.CLOSE)を形成し、
シャッタ147が閉鎖している時、“H”状態になる。
【0066】本実施例装置によればディスク再生位置P
3、ストック位置P4はS.CLOSE信号の“H”変
化を基準とし、以後上述したディスク移送距離を示す光
学センサ−163C(図9)の出力(バ−L.PULS
E)をパルスカウントすることにより検出される。S.
CLOSE信号はディスクDが図12に示される基準位
置P2まで挿入されるとと“L”変化し、再生位置P3
はこの基準位置からバ−L.PULSE信号を7パルス
カウントすることにより検出され、ストック位置P4は
167パルスカウントすることにより検出される。
【0067】《ドア開閉機構》図41にディスク挿入口
1Aを閉鎖可能なドア開閉機構1015が示されてい
る。ドア11はその内面に補強プレ−ト12が固定さ
れ、ディスク挿入口1Aを閉鎖すべく軸15A、15B
によってフロントパネル1に開閉自在に取付けられてい
る。ドア11の上端11Cはディスク損傷を防止するた
め、その左右から中心に向かうに従ってその高さが低く
なるよう傾斜している。ドア11の内面、右端にはバネ
掛け部11Aが形成され、フロントパネル1の孔1Bを
貫通し、後述するバネ13が掛けられる。ドアの内面、
左端にはフロントパネル1の孔1Cを貫通可能なシャッ
タ片11Bが形成され、ロ−ディングシャ−シ100に
固定された光学センサ−163Iによりドア11の閉鎖
が検出される。光学センサ−163Iの出力はドア・ク
ロ−ズ信号(D.CLOSE信号)を形成し、ドア11
が閉鎖している時、“H”状態となる。また、フロント
パネル1の内面にはスリット8Aが切られたフェルトか
らなるディスク脱落防止材8が貼付され、ディスク脱落
防止材8はそのスリット8Aによりイジェクト位置に持
ち来されたディスクを挾持し、ディスク挿入口1Aから
のディスク脱落を防止する。
【0068】一方、バネ13は連結部13Cにより接続
された2つのコイルバネ部13’、13”から構成さ
れ、軸16によりフロントパネル1の内側に軸支されて
いる。ドア11を閉鎖する方向に付勢すべく、コイルバ
ネ部13”の他端はバネ掛け部11Aに形成された孔に
挿入され、コイルバネ部13’の一端13Cはフロント
パネル1の内面に係合している。接続部13Cは上述し
たUDカム82の前端に形成された押圧部82Dに対向
しており、後述するようにUDカム82が位置DOWN
−1よりも装置前方に移動すると押圧部82Dと係合
し、ドア11を開放する方向に押圧される。
【0069】以上のドア開閉機構1015によれば、ド
ア11は図47に示されるようにUDカム82の移動位
置に応答してその開閉位置が制御される。即ち、UDカ
ム82が位置DOWN−2にある時、バネ13はその連
結部13CがUDカム82の押圧部82Dによりドア開
放方向に押圧され、コイルバネ部131を介してドア1
1を装置外側に向けて開放させる(図42)。よって、
ドア11は操作者により強制的に閉じられてもコイルバ
ネ部131が弾性変形するため閉鎖方向に回動でき、破
損することはない。一方、UDカム82が図43〜図4
5に示されるように位置DOWN−1〜UP−2に持ち
来されると、押圧部82Dはバネ13の連結部13Cか
ら離隔し、バネ13はその付勢力によりドア11をディ
スク挿入口1Aを閉鎖する位置まで回動させる。
【0070】《駆動制御回路》図48に上述した本実施
例装置の駆動制御回路1016が示されている。システ
ムコントロ−ラ300はROM、RAM、インタ−フェ
−ス回路等を含み1個若しくは複数個のマイクロプロセ
ッサにより構成されている。コントロ−ラ300はスト
ッカ41の各スリット41A〜41Dに収納されたディ
スクDを夫々イジェクトするためのEJECTキ−1〜
EJECTキ−4からなるモ−ドキ−301と、インタ
−フェイス回路302を介してコンピュ−タ機器303
とに接続され、後述される図49〜図60のフロ−チャ
−トに従って、モ−ドキ−の操作やコンピュ−タ機器3
03からのリ−ドコマンドに対応したメカニズムの動作
制御を行う。
【0071】コントロ−ラ300は上述した光学センサ
−163A〜163Cから出力されたS.CLOSE信
号、IN信号、バ−L.PULSE信号を夫々入力し、
これら信号に基づいてモ−タ駆動回路304を制御する
FRONT信号とREAR信号を出力し、ディスク移送
位置を制御する。モ−タ駆動回路304はタイミングプ
−リ駆動機構1004(図9参照)の駆動モ−タ190
Aに所定の駆動電圧を出力するドライバ回路であり、F
RONT信号が“H”になるとタイミングプ−リ106
を時計方向に回転させる駆動電圧を出力し、REAR信
号が“H”になるとその逆方向の駆動電圧を出力する。
また、モ−タ駆動回路304は、両信号が共に“H”に
なるとその出力をショ−トしてモ−タ190Aに電磁ブ
レ−キを掛け、両信号が共に“L”になるとその出力を
オ−プン状態とする。
【0072】また、コントロ−ラ300は光学センサ−
163D、163Eから出力されたバ−P.PULSE
信号、バ−P.REF信号を入力し、これら信号に基づ
いてモ−タ駆動回路305の出力を制御するP.UP信
号とP.DOWN信号を出力し、UDカム197、82
の位置を制御する。モ−タ駆動回路305は光学メカ上
下機構1008(図16)の駆動モ−タ190Bに所定
の駆動電圧を出力するドライバ回路であり、P.UP信
号が“H”になるとUDカム197をアップ方向(装置
前方側)に移動させる方向の駆動電圧を出力し、P.D
OWN信号が“H”になるとその逆方向の駆動電圧を出
力する。また、モ−タ駆動回路305は、両信号が共に
“H”になるとその出力をショ−トしてモ−タ190B
に電磁ブレ−キを掛け、両信号が共に“L”になるとそ
の出力をオ−プン状態とする。
【0073】また、コントロ−ラ300は光学センサ−
163F、163Gから出力されたバ−S.REF信
号、バ−S.POS信号を入力し、これら信号に基づい
てモ−タ駆動回路306の出力を制御するST.UP信
号とST.DOWN信号を出力し、ストッカ1011の
上下移動を制御する。モ−タ駆動回路306はストッカ
上下機構1012(図26)の駆動モ−タ190Cに所
定の駆動電圧を出力するドライバ回路であり、ST.U
P信号が“H”になるとストッカ1011を上昇させる
方向の駆動電圧を出力し、ST.DOWN信号が“H”
になるとその逆方向の駆動電圧を出力する。また、モ−
タ駆動回路306は、両信号が共に“H”になるとその
出力をショ−トしてモ−タ190Cに電磁ブレ−キを掛
け、両信号が共に“L”になるとその出力をオ−プン状
態とする。また、コントロ−ラ300は光学センサ−1
63H、163Iから出力されたバ−D.LOCK信
号、D.CLOSE信号を入力し、ロックスリ−ブ62
及びドア11の状態を検出する。なお、コントロ−ラ3
00には電源オフ時に、RAMにメモリされたストッカ
位置やディスク有無等のフラッグを保持するため、図示
しないバックアップ電源が接続されている。
【0074】一方、光学ピックアップ210により読み
取られた読取信号はRFアンプ309を介して信号処理
回路307に供給され、EFM復調、デインタ−リブ、
誤り訂正等が行なわれた後、インタ−フェイス回路30
2を介して外部接続されたコンピュ−タ機器303に供
給される。サ−ボ回路308は光学ピックアップ210
から得られたサ−ボエラ−信号に基づき、光学ピックア
ップ210のフォ−カスサ−ボ、トラッキングサ−ボ、
フィ−ドサ−ボ制御を行い、光ビ−ムをディスクDの情
報トラックに追従させる。また、信号処理回路307及
びサ−ボ回路308はコントロ−ラ300に接続され、
動作モ−ドに応じた制御が行われる。
【0075】《動作説明》以下、上述した本実施例装置
の動作を図49〜図66のフロ−チャ−トに従って説明
する。なお、フロ−チャ−ト内において、“n”はスト
ッカ位置を示し、ストッカ位置に応答してセットされ
る。D.FLAG(n)はストッカの各スロット41A
〜41D(図26参照)のディスク有無を示すフラッグ
である。例えば、D.FLAG(1)が“1”にセット
されている時、スロット41Aにはディスクが収納され
ている。
【0076】一方、M.FLAGは装置の動作状態を示
すフラッグである。M.FLAGが“READY”にセ
ットされている時、装置はロ−ディングプレ−ト10
4、142がディスク受入位置POS.1に持ち来さ
れ、ドア11が開放したディスク受入状態にある。M.
FLAGが“CLOSE”にセットされている時、装置
はロ−ディングプレ−ト104、142をディスク受入
位置POS.1に持ち来されているものの、ドア11が
閉鎖している状態にある。M.FLAGが“PLAY”
にセットされている時、装置はディスクを再生している
再生状態にあり、“STAND−BY”にセットされて
いる時、装置は光学メカ上にディスクをクランプしてい
るものの、ディスク再生を停止したスタンバイ状態にあ
る。また、M.FLAGが“STOCK”にセットされ
ている時、装置はディスクがストック位置に移送され、
ロ−ディングプレ−ト104、142が開放位置PO
S.3に持ち来した停止状態にある。
【0077】《メインフロ−》電源が投入されると、コ
ントロ−ラ300は所定のイニシャライズ処理を行なっ
た後、図49に示されるメインル−チンに進み、ステッ
プS1〜S8のル−プにより、IN信号の“L”変化
(ディスク挿入検出)、EJECTキ−1〜4の操作、
コンピュ−タ機器303からのリ−ドコマンド出力、リ
−ドエンド、D.CLOSE信号の“H”変化(ドア1
1の強制閉鎖検出)を繰返し監視する。
【0078】《ディスク・ロ−ディング動作》ディスク
受入状態において、ディスク挿入口1AにディスクDが
挿入されると、ロ−ディングプレ−ト104、140は
ディスク挿入に伴い押し広げられ、図11に示される位
置P1までディスクDが挿入されると、光学センサ−1
63Bの出力(IN)が“L”に変化する。すると、コ
ントロ−ラ300はステップS1から図50に示される
フロ−チャ−トJOB LOADに進み、以後、挿入さ
れたディスクをストック位置P4に移送させるロ−ディ
ング制御を開始する。一方、プレ−ト104の開放移動
に伴い、シャッタレバ−148は反時計方向に回動し、
シャッタ−147を装置内側に向けて回動させる。よっ
て、フラップ147はディスクがある程度まで挿入され
ると、フラップ147Aがディスク上面に係合し、以
後、ディスクが装置内に移送されるまでの間、ディスク
Dの上面を摺動する。
【0079】ここで、操作者が閉鎖したドア11を強制
的に引き開けてディスクを挿入し、IN信号が“L”に
変化するケ−スが考えられられる。この場合、ドア11
はディスクが装置内に移送されるまでの間、バネ13の
付勢力によりディスク下面と係合することになる。上述
したようにドア11の上端11Cはその左右から中心に
向かうに従ってその高さが低くなるよう傾斜して形成さ
れ、ディスク下面のエッジとのみ係合し、ディスク記録
面を損傷させることはないはずであるが、操作者がディ
スクを下方に押圧しながら挿入しやすく、ディスクの反
りによりディスク記録面とドアの上端が係合し、ディス
ク記録面を損傷させる問題がある。
【0080】この問題を解消するため、コントロ−ラ3
00は先ずステップS20でM.FLAGが“CLOS
E”であるかチェックし、“CLOSE”の場合にはス
テップS21〜S27によりUDカム197、82を位
置DOWN−1からDOWN−2に移動させ、ドア11
を開放させる。
【0081】先ず、コントロ−ラ300はステップS2
1でP.UP信号を“H”にし、ステップS22でバ−
P.REF信号の“H”変化を待つ。P.UP信号が
“H”とされることにより、光学メカ上下機構1008
は駆動モ−タ190B(図16)が回転駆動され、UD
カム197、82をUP位置方向に移動させる。バ−
P.REF信号が“H”変化すると、コントロ−ラ30
0はステップS23でP.UP信号を“L”にすると共
に、P.DWN信号を“H”にし、ステップS24でバ
−P.REF信号の“L”変化を待つ。よって、光学メ
カ上下機構1008は駆動モ−タ190Bが反転駆動さ
れ、UDカム197、82をDOWN位置方向に移動さ
せる。UDカムの反転移動によりバ−P.REF信号が
“L”変化すると、コントロ−ラ300はステップS2
5でバ−P.PULSE信号のカウントを開始し、ステ
ップS103でカウント値が“32”になるのを待つ。
なお、UDカムを反対方向に移動させて基準位置に持ち
来した後、位置DOWN−2に移動させたのは、UDカ
ムを位置DOWN−2とDOWN−1の間で繰返し移動
させた時、バ−P.PULSE信号のカウントミス等に
よりUDカムの位置ズレが発生してしまうからである。
【0082】カウント値が“32”になると、コントロ
−ラ300はUDカムが位置DOWN−2に持ち来され
たと判断し、ステップS27によりP.UP信号とP.
DWN信号を50msecの間“H”にし、モ−タ19
0Bに電磁ブレ−キを掛け、UDカムの移動を停止させ
る。このようにして、UDカムが位置DOWN−2に持
ち来されると、上述したようにドア11は開放される
(図42参照)。
【0083】上述したステップS27が終了するか、
M.FLAGが“CLOSE”でない時(通常は“EJ
ECT”である)、コントロ−ラ300は図51のステ
ップS28に進み、REAR信号を“H”にした後、ス
テップS29、S30のル−プで3秒以内にS.CLO
SE信号が“H”に変化するのを待つ。REAR信号が
“H”とされることにより、ディスク搬送機構1001
は駆動モ−タ190A(図9)が回転駆動され、タイミ
ングベルト107を反時計方向に回転移動させることに
より、挿入されたディスクDをフリクションベルト14
2に対して時計方向に転がし、装置後方に向けて移送す
る。3秒以内にS.CLOSE信号が“H”にならない
場合、コントロ−ラ300はディスク移送機構が挿入さ
れたディスクを装置内に移送できないと判断し、ステッ
プS52でREAR信号を“L”にしてロ−ディング制
御を中止し、図49のメインル−チンに戻る。
【0084】ディスクの移送が正常に行われ、ディスク
が図12に示される基準位置P2まで持ち来されると、
シャッタ−147が閉鎖し始め、S.CLOSE信号が
“H”に変化する。すると、コントロ−ラ300はステ
ップS31でディスク有無フラッグD.FLAG(n)
を“1”にセットした後、ステップS32によりFRO
NT信号とREAR信号を50msecの間“H”にし
てモ−タ190Aに電磁ブレ−キを掛け、ディスクの移
送を一時停止させ、ステップS33〜S36によりUD
カム197、82を位置DOWN−2からDOWN−1
に移動させ、ドア11を閉鎖させる。
【0085】即ち、コントロ−ラ300はステップS3
3でP.UP信号を“H”にした後、ステップS34で
光学センサ−163Dの出力(バ−P.PULSE信
号)のカウントを開始し、ステップS28でカウント値
が“21”になるのを待つ。P.UP信号が“H”とさ
れることにより、光学メカ上下機構1008は駆動モ−
タ190B(図16)が回転駆動され、UDカム19
7、82をUP位置方向に移動させる。カウント値が
“21”になると、コントロ−ラ300はUDカムが位
置DOWN−1に持ち来されたと判断し、ステップS3
6によりP.UP信号とP.DWN信号を50msec
の間“H”にし、モ−タ190Bに電磁ブレ−キを掛
け、UDカムの移動を停止させる。UDカムが位置DO
WN−1に持ち来されると、上述したようにしてドア1
1は閉鎖され(図43参照)、また、ロックスリ−ブ6
2がアンロック位置(図33、図37参照)に持ち来さ
れ、ストッカへのディスク移送が可能な状態となる。
【0086】コントロ−ラ300はステップS37によ
りFRONT信号を“H”にしてディスク移送を再開さ
せ、ステップS38によりS.CLOSE信号が“L”
に変化するのを待つ。FRONT信号が“H”とされる
ことにより、ディスク移送機構1001はタイミングベ
ルト14を時計方向に回転移動させ、挿入ディスクDを
装置前方に向けて反転移動させる。ディスクDの押圧に
よりシャッタ147が装置外側に向けて開放し始め、
S.CLOSE信号が“L”に変化すると、コントロ−
ラ300はステップS39によりFRONT信号を
“L”に戻すと共にREAR信号を“H”にして、ステ
ップS40により再びS.CLOSE信号の“H”変化
を待つ。REAR信号が“H”とされることにより、デ
ィスク移送機構1001はタイミングベルト14を反時
計方向に回転移動させ、挿入ディスクを再び装置後方に
向けて反転移動させる。
【0087】ディスクDの反転移動により、シャッタ−
120が再び閉鎖し始め、S.CLOSE信号が“H”
に変化すると、コントロ−ラ300はステップS41に
より光学センサ−163Cの出力(バ−L.PULS
E)のパルスカウントを開始し、ステップS42でカウ
ント値が“137”になるのを待つ。なお、ディスクを
反転移動させたのは、ディスク移送の一時停止時(ステ
ップS32)に発生したディスクオ−バ−ランがストッ
ク位置へのカウント値に影響を及ぼすことがないように
するためである。カウント値が“137”になると、コ
ントロ−ラ300はディスクDがストック位置P4の近
傍まで持ち来されたと判断し、ステップS43でREA
R信号を30%デュ−ティにてパルス変化させてディス
クの移送速度を下げ、ステップS44によりカウント値
が“167”にまで上昇するのを待つ。カウント値が
“167”になると、コントロ−ラ300はディスクが
ストック位置P4に持ち来されたと判断し、ステップS
45によりFRONT信号とREAR信号を50mse
cの間“H”にして、モ−タ190Aに電磁ブレ−キを
掛け、ディスク移送を停止させる。
【0088】引き続いてコントロ−ラ300はステップ
S46〜S50によりUDカム197、82を位置DO
WN−1から位置UP−2に移動させ、ロ−ディングプ
レ−ト104、140を開放位置POS.3(図13参
照)まで広げる。即ち、コントロ−ラ300はステップ
S46でP.UP信号を“H”にして、ステップS47
によりバ−P.REF信号が“H”変化するのを待つ。
P.UP信号が“H”とされることにより、光学メカ上
下機構1008は駆動モ−タ190B(図16)が回転
駆動され、UDカム197、82をUP位置方向に移動
させる。バ−P.REF信号が“H”変化すると、コン
トロ−ラ300はステップS48によりバ−P.PUL
SE信号のカウントを開始し、ステップS49でカウン
ト値が“47”になるのを待つ。カウント値が“47”
になると、コントロ−ラ300はUDカムが位置UP−
2に持ち来されたと判断し、ステップS50によりP.
UP信号とP.DWN信号を50msecの間“H”に
し、モ−タ190Bに電磁ブレ−キを掛け、UDカムの
移動を停止させる。UDカム197、82が位置UP−
2に持ち来されると、ロ−ディングプレ−ト104、1
40はロ−ディングプレ−トカム186により開放位置
POS.3まで押し広げられ、ベルト107、142を
移送ディスクの周縁Deから離隔する(図25参照)。
【0089】以上により、コントロ−ラ300はディス
クロ−ディング制御を終了し、最後にステップS51で
M.FLAGを“STOCK”にセットし、図49に示
すメインル−チンに戻る。
【0090】《EJECTキ−対応動作》次にEJEC
Tキ−1〜EJECTキ−4が操作された時の動作を説
明する。先ず、EJECTキ−に対する装置の概略動作
を説明すると、現在のストッカ位置と同一番号のEJE
CTキ−が操作された場合、コントロ−ラ300はドア
を開放してストック位置又は再生位置にあるディスクを
イジェクト位置に持ち来す。なお、EJECTキ−番号
に対応するディスクがない場合、コントロ−ラはEJE
CTキ−の操作に応答して、ドア11のみを開閉させ
る。一方、現在のストッカ位置と異なる番号のEJEC
Tキ−が操作された場合、コントロ−ラ300はストッ
カを対応する位置に移動させ、ドアを開放してストッカ
内のディスクをイジェクト位置に持ち来す。また、EJ
ECTキ−に対応するディスクがない場合、コントロ−
ラはストッカを対応する位置に移動させた後、ドアを開
放させ、ディスク受入状態とする。
【0091】《ストック状態におけるEJECTキ−対
応動作》先ず、ストック状態において、EJECTキ−
が操作された場合の動作を説明する。EJECTキ−1
〜EJECTキ−4の何れかが操作されると、コントロ
−ラ300は夫々対応するステップS9〜S12により
定数mを“1”〜“4”にセットした後、図52〜図5
8に示されるフロ−チャ−トJOB EJECTに進
む。M.FLAGが“STOCK”にセットされている
場合、コントロ−ラ300はステップS70からS71
に進み、mとnの値が同一かをチェックし、現在のスト
ッカ位置と同一番号のEJECTキ−が操作されたかを
判断する。
【0092】mとnが同一の場合、コントロ−ラ300
は図53のステップS90〜S94により、UDカム1
97、82を位置UP−2からDOWN−1に移動させ
る。即ち、コントロ−ラ300はステップS90でP.
DWN信号を“H”にして、ステップS91によりバ−
P.REF信号の“L”変化を待つ。P.DWN信号が
“L”になると、光学メカ上下機構1008は駆動モ−
タ190B(図16)が回転駆動され、UDカム19
7、82をDOWN位置方向に移動させる。バ−P.R
EF信号が“L”変化すると、コントロ−ラ300はス
テップS92によりバ−P.PULSE信号のカウント
を開始し、ステップS93でカウント値が“11”にな
るのを待つ。カウント値が“11”になると、コントロ
−ラ300はUDカムが位置DOWN−1に持ち来され
たと判断し、ステップS94によりP.UP信号とP.
DWN信号を50msecの間“H”にし、モ−タ19
0Bに電磁ブレ−キを掛け、UDカムの移動を停止させ
る。UDカムが位置DOWN−1に持ち来されると、ロ
−ディングプレ−ト104、140はバネ160の付勢
力によりディスク挾持位置POS.2まで閉鎖してスト
ッカ内のディスクを挾持し、また、ロックスリ−ブ62
がアンロック位置(図33、図37参照)に持ち来さ
れ、挾持したディスクをストッカから引き出すことが可
能となる。
【0093】次に、コントロ−ラ300はステップS9
5〜S107によりストッカ内のディスクをイジェクト
位置に持ち来す。先ず、コントロ−ラ300はステップ
S95でFRONT信号を“H”にし、ステップS96
でS.CLOSE信号が“L”変化するのを待つ。FR
ONT信号が“H”とされることにより、ディスク搬送
機構1001は駆動モ−タ190A(図9)が回転駆動
され、タイミングベルト107を反時計方向に回転移動
させることにより、挿入されたディスクDをフリクショ
ンベルト142に対して反時計方向に転がし、装置前方
に向けて移送させる。ディスクが図12に示される位置
P2まで持ち来されると、ディスクの押圧によりシャッ
タ−147が開放し始め、S.CLOSE信号が“L”
に変化する。すると、コントロ−ラ300はステップS
97によりFRONT信号とREAR信号を50mse
cの間“H”にしてモ−タ190Aに電磁ブレ−キを掛
け、ディスクの移送を一時停止させ、ディスクがドア1
1に係合するのを防止する。
【0094】引き続いて、コントロ−ラ300は上述し
たステップS20〜S27(図50)と同一のステップ
S98〜S104によりUDカムを位置DOWN−1か
らDOWN−2に移動させ、ドア11を開放させる。な
お、その詳細は重複するので省略する。コントロ−ラ3
00はステップS105でFRONT信号を“H”にし
てディスク移送を再開させ、ステップS106でIN信
号が“H”変化するのを待つ。FRONT信号が“H”
になると、ディスク移送機構1001はディスクを反時
計方向に回転させながら装置前方に向けて移動させる。
ディスク挿入口1Aからのディスク突出量に応じてロ−
ディングプレ−ト104、140は徐々に閉鎖し始め、
図11に示される位置P1までディスクがイジェクトさ
れると、IN信号が“H”変化する。すると、コントロ
−ラ300はディスクが略イジェクト位置に持ち来され
たと判断し、ステップS107によりFRONT信号と
REAR信号を50msecの間“H”にしてモ−タ1
90Aに電磁ブレ−キを掛け、ディスク移送を停止させ
る。位置P1まで持ち来されたディスクはその慣性より
僅かにオ−バ−ランし、ロ−ディングプレ−ト104、
142がディスク受入位置POS.1まで閉鎖するイジ
ェクト位置P5にて略停止する。
【0095】以上により、コントロ−ラ300はディス
クイジェクト制御を終了し、ステップS108により
D.FLAG(n)を“0”(クリア)し、ステップS
109でM.FLAGを“READY”にセットして、
図49に示すメインル−チンに戻る。
【0096】一方、図52のステップS71でmとnの
値が同一でなかった場合、コントロ−ラ300はステッ
プS72により光学センサ−163Hの出力(バ−D.
LOCK)が“L”である(ロックスリ−ブ62がロッ
ク位置に持ち来されている)ことを先ずチェックする。
バ−D.LOCK信号が“L”を確認すると、コントロ
−ラ300はステップS73によりストッカ基準位置信
号(バ−S.REF)とストッカ位置信号(バ−S.P
OS)を監視して、ストッカ1011をイジェクトキ−
により指定された位置POS(m)、例えば、イジェク
トキ−4が操作された場合、ストッカを位置POS
(4)に移動させる。ストッカを指定された位置に持ち
来すと、コントロ−ラ300はステップS74でストッ
カ現在位置を示す定数nをmの値にセットし、ステップ
S75によりD.FLAG(n)が“1”、即ち、移送
ディスクが有ることをチェックする。“1”の時、コン
トロ−ラ300は上述した図53に示されるステップS
90に進み、ディスクイジェクト制御を開始する。
【0097】一方、D.FLAG(n)が“0”(ディ
スク無)の時、コントロ−ラ300はステップS76に
進み、装置をディスク受入状態とすべくディスク受入制
御を開始する。先ず、コントロ−ラはステップS76で
P.DWN信号を“H”にし、ステップS77でバ−
P.REF信号が“L”変化するのを待つ。P.DWN
信号が“H”になると、光学メカ上下機構1008は駆
動モ−タ190Bが回転駆動され、UDカム197、8
2をDOWN位置方向に移動させる。UDカムの移動に
よりバ−P.REF信号が“L”変化すると、コントロ
−ラ300はステップS78でバ−P.PULSE信号
のカウントを開始し、ステップS79でカウント値が
“32”になるのを待つ。カウント値が“32”になる
と、コントロ−ラ300はUDカムが位置DOWN−2
に持ち来されたと判断し、ステップS80によりP.U
P信号とP.DWN信号を50msecの間“H”に
し、モ−タ190Bに電磁ブレ−キを掛け、UDカムの
移動を停止させる。UDカムが位置DOWN−2に持ち
来されると、ロ−ディングプレ−ト104、140はバ
ネ160の付勢力によりディスク受入位置POS.1ま
で閉鎖してシャッタ−147を開放させ、ドア11が開
放される。
【0098】以上により、コントロ−ラ300はディス
ク受入制御を終了し、ステップS81によりM.FLA
Gを“EJECT”にセットして、図49に示すメイン
ル−チンに戻る。
【0099】《ディスクロックミス・再ロ−ド動作》一
方、図52のステップS72でD.LOCKが“H”
(ロックスリ−ブ62がロック位置まで上昇しない)の
時、コントロ−ラ300は図54のステップS110に
進み、以後、位置ずれを起こしているディスクDを基準
位置P2(図12参照)まで移動させ、再度ストック位
置P4に持ち来す再ロ−ド制御を行う。先ず、コントロ
−ラ300はステップS110で再ロ−ド回数をチェッ
クした後、上述したステップS90〜S94(図53参
照)と同一ステップからなるステップS111〜S11
5によりUDカム197、82を位置UP−2からDO
WN−1に移動させることにより、ロ−ディングプレ−
ト104、140をディスク挾持位置POS.2に移動
させ、ロックスリ−ブ62をアンロック位置に移動させ
る。なお、その詳細は上述の記載と重複するので省略す
る。
【0100】引き続いて、コントロ−ラ300はステッ
プS116〜S124により、位置ズレを起こしている
ディスクを一旦基準位置P2に移動させ、再度ストック
位置P4に持ち来す。先ず、コントロ−ラ300はステ
ップS116でFRONT信号を“H”にし、ステップ
S117によりS.CLOSE信号が“L”変化するの
を待つ。FRONT信号が“H”とされることにより、
ディスク移送機構1001は駆動モ−タ190A(図
9)が回転駆動され、タイミングベルト107を反時計
方向に回転移動させることにより、ディスクをフリクシ
ョンベルト142に対して反時計方向に転がしながら装
置前方に向けて移送する。ディスクが図12に示される
基準位置P2まで持ち来されると、ディスクの押圧によ
りシャッタ−147が開放し始め、S.CLOSE信号
が“L”に変化する。すると、コントロ−ラ300はス
テップS118によりFRONT信号を“L”にすると
共に、REAR信号を“H”にし、ステップS119に
よりS.CLOSE信号が“H”変化するのを待つ。
【0101】ディスクDの反転移動によりシャッタ14
7が閉鎖し始め、S.CLOSE信号が“H”に変化す
ると、コントロ−ラ300はステップS120によりバ
−L.PULSE信号のカウントを開始し、ステップS
121でカウント値が“137”になるのを待つ。カウ
ント値が“137”になると、コントロ−ラ300はデ
ィスクがストック位置近傍に持ち来されたと判断し、ス
テップS122でREAR信号を30%デュ−ティにて
パルス変化させてディスク移送速度を低下させ、ステッ
プS123によりカウント値が“167”になるのを待
つ。カウント値が“167”になると、コントロ−ラ3
00はディスクがストック位置に持ち来されたと判断
し、ステップS124によりFRONT信号とREAR
信号を50msecの間“H”にして、モ−タ190A
に電磁ブレ−キを掛け、ディスク移送を停止させる。
【0102】次に、コントロ−ラ300は上述したステ
ップS46〜S50(図51参照)と同一ステップから
なるステップS125〜S129によりUDカム19
7、82を位置DOWN−1からUP−2に移動させる
ことにより、ロ−ディングプレ−ト107、142を開
放位置POS.3(図13参照)に移動させ、また、ロ
ックスリ−ブ62を上昇させる。なお、ステップS12
5〜S129の詳細は重複するので省略する。
【0103】以上により、コントロ−ラ300は再ロ−
ド制御を終了し、上述したステップS72(図52)に
戻り、バ−D.LOCK信号が“L”であることを確認
し、“L”になれば、ストッカを指定された位置POS
(m)に移動させ、ディスク有無に応答して、ディスク
イジェクト制御、或いはディスク受入制御を行う。
【0104】《ディスクロックミス・イジェクト動作》
一方、上述した再ロ−ド制御を3回繰り返してもバ−
D.LOCK信号が“L”にならない場合、コントロ−
ラ300は図54のステップS110から上述した図5
3のステップS90に進み、ディスクイジェクト制御を
行う。
【0105】《スタンバイ状態におけるイジェクトキ−
対応動作》次にスタンバイ状態において、イジェクトキ
−が操作された時の動作を説明する。スタンバイ状態に
おいて、イジェクトキ−1〜イジェクトキ−4の何れか
が操作されると、コントロ−ラ300は対応するステッ
プS9〜S12(図49)により定数mを“1”〜
“4”にセットし、ステップS70(図52)、S13
0(図55)を介してステップS131に進み、mとn
の値が同一かをチェックする。
【0106】同一の場合、コントロ−ラ300はステッ
プS132〜S134により先ずディスクキャッチア−
ム130、131を図69に示される退避位置(ディス
クアンキャッチ位置)まで時計方向に回動させる。即
ち、コントロ−ラ300はステップS132でFRON
T信号を50%デュ−ティにてパルス変化させ、ステッ
プS133で50msec経過するのを待つ。
【0107】スタンバイ状態において、ロ−ディングプ
レ−トは開放位置POS.3に持ち来されているため、
タイミングベルト107はバネ134の押圧によりピニ
オンギア132Aに噛合している。よって、FRONT
信号が50%デュ−ティにてパルス変化すると、ディス
ク移送機構1001はタイミングベルト107を時計方
向に低速にて回転移動させることにより、ディスクキャ
ッチア−ム130、131を時計方向に回転させる。5
0msec経過すると、コントロ−ラ300はディスク
キャッチア−ム130、131が退避位置まで回動した
と判断して、ステップS134により、FRONT信号
とREAR信号を50msecの間“H”にしてモ−タ
190Aに電磁ブレ−キを掛け、タイミングベルト10
7の移動を停止させる。
【0108】引き続いて、コントロ−ラ300は上述し
たステップS76〜S80(図52)と同一のステップ
S135〜S139により、UDカム197、82を位
置UP−2からDOWN−2に移動させ、光学メカ10
06をダウン位置に下降させ、また、ドア11を開放さ
せる。そして、コントロ−ラ300は上述したステップ
S105〜S107(図53)と同一のステップS14
0〜S142により、ディスクをイジェクト位置P5に
持ち来す。
【0109】以上により、コントロ−ラ300はスタン
バイ状態からのディスクイジェクト制御を終了し、ステ
ップS143でD.FLAG(n)をリセットし、ステ
ップS144でM.FLAGを“READY”にセット
して、図49に示すメインル−チンに戻る。
【0110】一方、上述したステップS131でmとn
の値が同一でなかった場合、コントロ−ラ300は図5
6に示されるステップS150に進み、(1)上述した
ステップS132〜S134(図55)と同一のステッ
プS150〜S152により、ディスクキャッチア−ム
130、131を退避位置まで回動させ、(2)ステッ
プS111〜S115(図54)と同一ステップからな
るステップS153〜S157により、UDカム19
7、82を位置UP−2からDOWN−1に移動させ、
(3)ステップS116〜S124(図54)と同一ス
テップからなるステップS158〜S166により、再
生位置P3のディスクDをストック位置P4に移送し、
(4)ステップS125〜S129(図54)と同一ス
テップからなるステップS167〜S171により、U
Dカム197、82を位置DOWN−1からUP−2に
移動させ、図52のステップS72に戻り、バ−D.L
OCK信号が“L”であることを確認した後、ストッカ
を指定された位置POS(m)に移動させ、ディスク有
無に応答して、ディスクイジェクト制御、或いはディス
ク受入制御を行う。
【0111】《イジェクト状態におけるイジェクトキ−
対応動作》次にイジェクト状態において、イジェクトキ
−が操作された時の動作を説明する。イジェクト状態に
おいて、イジェクトキ−1〜イジェクトキ−4の何れか
が操作されると、コントロ−ラ300は対応するステッ
プS9〜S12(図49)により定数mを“1”〜
“4”にセットし、ステップS70(図52)、S13
0(図55)、図57のステップS180を介してステ
ップS181に進む。
【0112】先ず、コントロ−ラ300は上述したステ
ップS33からS36と同一のステップS181〜S1
84により、UDカム197、82を位置DOWN−2
からDOWN−1に移動させ、ドア11を閉鎖させる。
そして、コントロ−ラ300はステップS185でmと
nの値が同一であるかチェックし、同一である時にはス
テップS186によりM.FLAGを“CLOSE”に
セットして、図49に示されるメインル−チンに戻る。
【0113】一方、mとnの値が同一でない時、コント
ロ−ラ300はステップS187によりD.CLOSE
信号が“H”になるのを待つ。このステップは、イジェ
クト位置にディスクが取り残されていないかをチェック
するために設けられたものであり、イジェクト位置にデ
ィスクが取り残された状態において、後述するステップ
によりロ−ディングプレ−トを開放位置POS.3に開
放させると、イジェクト位置のディスクが不安定な状態
となり、追って、ストッカ内の他のディスクによりイジ
ェクト位置に取り残されたディスクを装置外に押し出す
ため、ディスクを損傷させる心配があるからである。
【0114】上述のステップS181〜S184により
UDカムを位置DOWN−1に移動させたので、イジェ
クト位置にディスクがなければ、ドア11は閉じる。よ
って、D.CLOSE信号が“H”の時、コントロ−ラ
300はイジェクト位置にディスクがないと判断し、上
述したステップS46〜S50(図51)と同一のステ
ップS188〜S192によりUDカムを位置DOWN
−1からUP−2に移動させて、ロ−ディングプレ−ト
を開放位置POS.3まで開放させ、上述した図52の
ステップS72に戻り、バ−D.LOCK信号が“L”
であることを確認した後、ストッカを指定された位置P
OS(m)に移動させ、ディスク有無に応答して、ディ
スクイジェクト制御、或いはディスク受入制御を行う。
【0115】一方、イジェクト位置にディスクがある
と、ドア11はディスク下面に係合するために閉鎖でい
ない。よって、D.CLOSE信号が“L”の時、コン
トロ−ラ300はイジェクト位置にディスクがあると判
断し、ディスクが取り出され、D.CLOSE信号が
“H”になるのを待ち続ける。
【0116】《クロ−ズ状態におけるイジェクトキ−対
応動作》次にクロ−ズ状態において、イジェクトキ−が
操作された時の動作を説明する。クロ−ズ状態におい
て、イジェクトキ−1〜イジェクトキ−4の何れかが操
作されると、コントロ−ラ300は対応するステップS
9〜S12(図49)により定数mを“1”〜“4”に
セットし、ステップS70(図52)、S130(図5
5)、ステップS180(図57)、図58のステップ
S200を介してステップS201に進む。
【0117】先ず、コントロ−ラ300はmとnの値が
同一であるかチェックし、同一である時には上述したス
テップS21〜S27(図50)と同一のステップS2
02〜S208により、UDカム197、82を位置D
OWN−1からDOWN−2に移動させてドアを開放さ
せ、ステップS209によりM.FLAGを“READ
Y”にセットして、図49に示されるメインル−チンに
戻る。
【0118】一方、mとnの値が同一でない時、コント
ロ−ラ300は上述したステップS187〜S192と
同一のステップS210〜S215により、D.CLO
SE信号の“H”を確認した後、UDカムを位置DOW
N−1からUP−2に移動させてロ−ディングプレ−ト
を開放位置POS.3まで開放移動させ、上述した図5
2のステップS72に戻り、バ−D.LOCK信号が
“L”であることを確認した後、ストッカを指定された
位置POS(m)に移動させ、ディスク有無に応答し
て、ディスクイジェクト制御、或いはディスク受入制御
を行う。
【0119】《ストック状態におけるリ−ドコマンド対
応動作》次に、ストック状態において、外部接続された
コンピュ−タ機器303(図48)から出力されたリ−
ドコマンドを検出すると、コントロ−ラ300は図49
のステップS6から図59に示されるフロ−チャ−トJ
OB PLAYに進む。なお、コンピュ−タ機器303
はリ−ドコマンドと共に、再生指示されたディスク番号
“m”、読出しファイル等のファイル読出しに必要なデ
−タを本ディスクチェンジャ−に送信する。
【0120】先ず、コントロ−ラ300はステップS2
20によりD.FLAG(m)が“1”かを見て、再生
指示されたディスクがあるかチェックする。ディスクが
ない時、コントロ−ラ300はこのリ−ドコマンドを無
視して、図49のメインル−チンに戻る。なお、図示し
ないがディスクがないことをコンピュ−タ機器303に
送信し、コンピュ−タ機器303に接続されたディスプ
レイ上に再生指示したディスクがないことを警告表示す
ることが望ましい。また、ディスク有無情報を逐次コン
ピュ−タ機器303に送信することができるのであれ
ば、本ディスクチャンジャ−をコントロ−ルするためコ
ンピュ−タ機器303側に組み込まれるソフトウェア
(デバイスドライバ)でディスク有無を判断し、ディス
プレイ上にディスクなしを警告表示したり、再生指示さ
れたディスクが有る場合のみリ−ドコマンドをディスク
チェンジャ−に出力するようにしても良い。この場合、
ステップS220は不要となる。
【0121】一方、再生指示されたディスクが有る時、
コントロ−ラ300はM.FLAGが“STOCK”で
あるかを判断するステップS221を介して、ステップ
S222に進み、mとnの値が同一かをチェックし、再
生指示されたディスク番号が現在のストッカ位置と同一
かを判断する。
【0122】mとnが同一の場合、コントロ−ラ300
は図60のステップS240に進み、上述したステップ
S90〜S94(図53)と同一のステップS240〜
S244により、UDカム197、82を位置UP−2
からDOWN−1に移動させる。よって、ロ−ディング
プレ−ト104、140はバネ160の付勢力によりデ
ィスク挾持位置POS.2まで閉鎖してストッカ内のデ
ィスクを挾持し、また、ロックスリ−ブ62がアンロッ
ク位置(図33、図37参照)に持ち来され、ディスク
移送が可能な状態となる。
【0123】次に、コントロ−ラ300はステップS2
45〜S250によりストッカ内のディスクを再生位置
に持ち来す。先ず、コントロ−ラ300はステップS2
45でFRONT信号を“H”にし、ステップS246
でS.CLOSE信号が“L”変化するのを待つ。FR
ONT信号が“H”とされることにより、ディスク搬送
機構1001はタイミングベルト107を反時計方向に
回転移動させることにより、挿入されたディスクDをフ
リクションベルト142に対して反時計方向に転がし、
装置前方に向けて移送させる。ディスクが図12に示さ
れる位置P2まで持ち来されると、ディスクの押圧によ
りシャッタ−147が開放し始め、S.CLOSE信号
が“L”に変化する。すると、コントロ−ラ300はス
テップS247によりFRONT信号を“L”にすると
共に、REAR信号を30%デュ−ティにてパルス変化
させ、ステップS123によりS.CLOSE信号が
“H”変化するのを待つ。
【0124】REAR信号が30%デュ−ティにてパル
ス変化することにより、ディスク移送機構1001はタ
イミングベルト14を時計方向に低速にて反転移動さ
せ、ディスクを装置後方に向けて移動させる。ディスク
が反転移動することによりシャッタ−147が閉鎖し始
め、S.CLOSE信号が“H”に変化すると、コント
ロ−ラ300はステップS249でバ−P.PULSE
信号のカウントを開始し、ステップS250でカウント
値が“7”になるのを待つ。カウント値が“7”になる
と、コントロ−ラ300はディスクが再生位置に持ち来
されたと判断し、ステップS251によりFRONT信
号とREAR信号を50msecの間“H”にして、モ
−タ190Aに電磁ブレ−キを掛け、ディスク移送を停
止させる。
【0125】次に、コントロ−ラ300は上述したステ
ップS46〜S50(図51)と同一ステップからなる
ステップS252〜S256によりUDカム197、8
2を位置DOWN−1からUP−2に移動させる。UD
カムが位置UP−1まで移動すると、光学メカ1006
はタ−ンテ−ブル222上に再生ディスクを載置するア
ップ位置まで上昇し(図19)、更に、UDカムが位置
UP−2まで移動すると、ロ−ディングプレ−ト10
7、142が開放位置POS.3(図13)まで広げら
れることにより、ベルト107と142がディスク周縁
から離隔すると共に、クランパ1009の保持が解除さ
れ、タ−ンテ−ブル上に再生ディスクを挾持する(図2
0)。
【0126】続いて、コントロ−ラ300はステップS
257〜S259によりディスクキャッチア−ム13
0、131をディスクキャッチ位置(図71)まで回動
させ、再生ディスクの上下に対向したストッカ内のディ
スクが再生ディスクに係合するのを防止する。先ず、コ
ントロ−ラ300はステップS257でREAR信号を
“H”にし、ステップS258で50msec経過する
のを待つ。
【0127】ロ−ディングプレ−トが開放位置POS.
3まで広げられたことにより、タイミングベルト107
はバネ134の押圧によって変位し、ピニオンギア13
2Aに噛合している。よって、REAR信号が“H”と
されると、ディスク移送機構1001はタイミングベル
ト107を反時計方向に回転移動させることにより、デ
ィスクキャッチア−ム130、131を反時計方向に回
転させ、先端130A、131Aを再生ディスクの上下
に近接した上ディスクの下面、下ディスクの上面に滑り
込ませる。50msec経過すると、コントロ−ラ30
0はディスクキャッチア−ム130、131がディスク
キャッチ位置(図71)まで回動したと判断して、ステ
ップS259により、FRONT信号とREAR信号を
50msecの間“H”にしてモ−タ190Aに電磁ブ
レ−キを掛け、タイミングベルト107の移動を停止さ
せる。
【0128】続いてコントロ−ラ300はステップS2
60で信号処理回路307及びサ−ボ回路308(図4
8)を制御して、指定されたファイルの読出しを開始さ
せる。なお、光学ピックアップ2から出力された読取信
号はRFアンプ309を介して信号処理回路307に入
力され、EFM復調、デインタ−リブ、誤り訂正等が行
なわれた後、インタ−フェイス回路302を介して外部
接続されたコンピュ−タ機器303に供給される。
【0129】以上により、コントロ−ラ300はストッ
ク状態におけるディスク再生制御を終了し、ステップS
261でM.FLAGを“PLAY”にセットして、図
49に示すメインル−チンに戻る。
【0130】一方、図59のステップS222でmとn
の値が同一でなかった場合、コントロ−ラ300はステ
ップS2223によりバ−D.LOCK信号が“L”
(ロックスリ−ブ62がロック位置に持ち来されてい
る)であるかをチェックする。バ−D.LOCK信号が
“L”になっている時、コントロ−ラ300はステップ
S224によりストッカを再生指示されたディスクを選
択する位置POS(m)に移動させる。ストッカを指定
された位置に持ち来すと、コントロ−ラ300はステッ
プS225で現在のストッカ位置を示す定数nをmの値
にセットし、上述した図60のステップS240に進
み、ディスク再生制御を開始する。
【0131】《ディスクロックミス・再ロ−ド動作》一
方、図59のステップS223でD.LOCKが“H”
(ロックスリ−ブ62がロック位置まで上昇していな
い)の時、コントロ−ラ300は図61のステップS2
70に進み、上述したステップS110〜S129(図
54)と同一のステップS270〜S289により、位
置ずれを起こしているディスクDを基準位置P2(図1
2参照)まで移動させ、再度ストック位置P4に持ち来
す再ロ−ド制御を行う。なお、その詳細は上述の記載と
重複するので省略する。
【0132】《スタンバイ状態におけるリ−ドコマンド
対応動作》次にスタンバイ状態において、リ−ドコマン
ドを検出すると、コントロ−ラ300はステップS6
(図49)、S220(図59)に進み、再生指示され
たディスクがあることを確認した後、ステップS221
を介して図62のステップS290、S291を進み、
mとnの値が同一かをチェックする。
【0133】mとnの値が同一の場合、再生指示された
ディスクは光学メカ上に装着された状態にあるので、コ
ントロ−ラ300は直ちにステップS292により、信
号処理回路307及びサ−ボ回路308(図48)を制
御して、指定されたファイルの読出しを開始させ、ステ
ップS293でM.FLAGを“PLAY”にセットし
て、図49に示すメインル−チンに戻る。
【0134】一方、mとnの値が異なる時、コントロ−
ラ300は上述したステップS150〜S171(図5
6)と同一のステップS295〜S316により、
(1)ディスクキャッチア−ム130、131をディス
クキャッチ位置(図71)からディスクアンキャッチ位
置(図69)に回動させ、(2)UDカム197、82
を位置UP−2からDOWN−1に移動させ、(3)再
生位置P3のディスクDをストック位置P4に移送し、
(4)UDカム197、82を位置DOWN−1からU
P−2に移動させる。以上が終了すると、コントロ−ラ
300は図59のステップS223に戻り、バ−D.L
OCK信号が“L”であることを確認した後、ストッカ
を指定された位置POS(m)に移動させ、ディスク再
生制御を開始する。
【0135】《イジェクト状態におけるリ−ドコマンド
対応動作》次にイジェクト状態において、リ−ドコマン
ドを検出すると、コントロ−ラ300はステップS6
(図49)、S220(図59)に進み、再生指示され
たディスクがあることを確認した後、ステップS221
(図59)、S290(図62)、ステップS320
(図63)を介してステップS321に進み、上述した
ステップS33〜S36(図51)と同一のステップS
321〜S324により、UDカムを位置DOWN−2
からDOWN−1に移動させ、ステップS325により
D.CLOSE信号が“H”になっていることを確認す
る。
【0136】ドア11が閉鎖しており、D.CLOSE
信号が“H”であることを確認すると、コントロ−ラ3
00は上述したステップS46〜S50(図51)と同
一のステップS326〜S330により、UDカムを位
置DOWN−1からUP−2に移動させ、上述した図5
9のステップS223に戻り、バ−D.LOCK信号が
“L”であることを確認した後、ストッカを指定された
位置POS(m)に移動させ、ディスク再生制御を開始
する。
【0137】《クロ−ズ状態におけるリ−ドコマンド対
応動作》次にクロ−ズ状態において、リ−ドコマンドを
検出すると、コントロ−ラ300はステップS6(図4
9)、S220(図59)に進み、再生指示されたディ
スクがあることを確認した後、ステップS221(図5
9)、S290(図62)、S320(図63)、S3
40(図64)を介してステップS341に進み、D.
CLOSE信号が“H”になっていることを確認する。
【0138】ドア11が閉鎖しており、D.CLOSE
信号が“H”であることを確認すると、コントロ−ラ3
00は上述したステップS46〜S50(図51)と同
一のステップS342〜S347により、UDカムを位
置DOWN−1からUP−2に移動させ、上述した図5
9のステップS223に戻り、バ−D.LOCK信号が
“L”であることを確認した後、ストッカを指定された
位置POS(m)に移動させ、ディスク再生制御を開始
する。
【0139】《ファイルリ−ド終了対応動作》指定され
たファイル読出しが終了すると、コントロ−ラ300は
図49のステップS7から図65に示されるフロ−チャ
−トJOB STAND−BYに進み、ステップS40
0で信号処理回路307及びサ−ボ回路308(図4
8)を制御して、ディスク再生を停止させ、ステップS
401でM.FLAGを“STAND−BY”にセット
して、図49のメインル−チンに戻る。
【0140】《ドア強制閉じ対応動作》操作者により開
放されたドア11が強制的に閉じられた時、ドア11を
閉鎖制御すべく、コントロ−ラ300はD.CLOSE
信号が“H”変化すると、図49のステップS8から図
66に示されるJOB D−CLOSEに進み、ステッ
プS500でM.FLAGが“EJECT”であるかチ
ェックする。M.FLAGが“EJECT”の時のみ、
コントロ−ラ300はドア11が強制的に閉じられたと
判断し、上述したステップS33〜S36(図51)と
同一のステップS501〜S504により、UDカムを
位置DOWN−2からDOWN−1に移動させてドア1
1を閉鎖させ、ステップS505によりM.FLAGを
“CLOSE”にセットして、図49のメインル−チン
に戻る。なお、M.FLAGが“EJECT”でない
時、コントロ−ラは操作者が閉じられているドアを強制
的に引き開けた後に閉じ、D.CLOSE信号が“H”
変化したと判断し、これを無視して、図49のメインル
−チンに戻る。
【0141】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ことなく種々の変形が可能である。例えば、ガイドスリ
−ブ6とトップカバ−3の間にクッション部材7を配置
することによりガイドスリ−ブ6をトップカバ−3に対
して柔軟に支持したが、トップカバ−3の上面とネジ9
の間にクッション部材を配置しても良く、また、クッシ
ョン部材7をコイルバネや板バネに置き換えても良い。
また、ガイドスリ−ブ6を柔軟に支持する代わりにロッ
クスリ−ブ62を上下ガイドするロックベ−ス61をシ
ャシ20に対して柔軟に取付ける等して、ロックスリ−
ブ62を柔軟に支持しても良い。また、ロックスリ−ブ
62の先端を先細り形状としたが、ロック位置への上昇
時に移送ディスクD1の位置ズレ修正の必要がないので
あれば、逆にガイドスリ−ブの先端を先細り形状とし、
ロックスリ−ブの先端を凹部としても良い。また、上述
した実施例によれば、ストッカを上下移動させてディス
ク選択動作を達成したが、ストッカをメインシャシに固
定し、ディスク移送機構を上下移動させても良い。この
場合、ディスク移送機構を上下移動させるシャシ上にデ
ィスクロック機構を配置する。
【0143】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、ロック
スリ−ブがロック位置に持ち来された時、ガイドスリ−
ブとロックスリ−ブの間に大きな隙間や段差が発生する
ことがない。よって、スム−ズなディスク選択動作を得
ることができ、例えディスク選択動作時に装置が外部振
動を受けたり、傾けられてもストッカ内のディスクがこ
れら隙間や段差に引っかかることがなく、ディスクを破
損させたり、ディスク選択動作が停止するようなことが
ない。
【0144】また、本発明によれば、ガイドスリ−ブと
ロックスリ−ブの対向位置精度を出すために各パ−ツの
寸法精度や組立精度を上げる必要がないので、コスト低
減をもたらし、量産に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本ディスク再生装置1000のシャ−シ構成を
示す展開斜視図。
【図2】ロ−ディングシャ−シ100に取付けられる各
機構の構成を示す展開斜視図。
【図3】駆動側ディスクガイド部1002の構成を示す
展開斜視図。
【図4】固定側ディスクガイド部1003の構成を示す
展開斜視図。
【図5】駆動側ディスクガイド部1002の要部垂直断
面図。
【図6】固定側ディスクガイド部1003の要部垂直断
面図。
【図7】固定側ディスクガイド部1003の要部水平断
面図。
【図8】固定側ディスクガイド部1003の要部水平断
面図。
【図9】プ−リ駆動機構1004の構成を示す展開斜視
図。
【図10】ディスク受入位置POS.1に持ち来された
ディスク移送機構1001を示す装置上面図。
【図11】ロ−ディング開始位置P1を示す装置上面
図。
【図12】ロ−ディング基準位置P2、再生位置P3、
ストック位置P4を示す装置上面図。
【図13】開放位置POS.3に持ち来されたディスク
移送機構1001を示す装置上面図。
【図14】イジェクト位置P5を示す装置上面図。
【図15】光学メカ1006の構成を示す展開斜視図。
【図16】光学メカ上下機構1008及びロ−ディング
プレ−ト開閉機構1005の構成を示す展開斜視図。
【図17】位置DOWN−2に持ち来されたUDカム8
2と光学メカ1006の位置関係を示す側面図。
【図18】位置DOWN−1に持ち来されたUDカム8
2と光学メカ1006の位置関係を示す側面図。
【図19】位置UP−1に持ち来されたUDカム82と
光学メカ1006の位置関係を示す側面図。
【図20】位置UP−2に持ち来されたUDカム82と
光学メカ1006の位置関係を示す側面図。
【図21】位置DOWN−2に持ち来されたUDカム8
2とロ−ディングプレ−トカム186の位置関係を示す
上面図。
【図22】位置DOWN−1に持ち来されたUDカム8
2とロ−ディングプレ−トカム186の位置関係を示す
上面図。
【図23】位置UP−1に持ち来されたUDカム82と
ロ−ディングプレ−トカム186の位置関係を示す上面
図。
【図24】移送ディスクがある時、位置UP−1に持ち
来されたUDカム82とロ−ディングプレ−トカム18
6の位置関係を示す上面図。
【図25】位置UP−2に持ち来されたUDカム82と
ロ−ディングプレ−トカム186の位置関係を示す上面
図。
【図26】ストッカ1011とストッカ上下機構101
2の構成を示す展開斜視図。
【図27】ストッカ本体41の構成を示す図。
【図28】くさび部材51Aの構成を示す図。
【図29】くさび部材51A、51Bとストッカ内に収
納されたディスクの位置関係を示す上面図。
【図30】図29におけるA−A線断面図。
【図31】ディスクロック機構1013の構成を示す展
開斜視図。
【図32】位置DOWN−2に持ち来されたUDカム1
97、82とディスクロック機構1013の位置関係を
示す上面図。
【図33】位置DOWN−1に持ち来されたUDカム1
97、82とディスクロック機構1013の位置関係を
示す上面図。
【図34】位置UP−1に持ち来されたUDカム19
7、82とディスクロック機構1013の位置関係を示
す上面図。
【図35】位置UP−2に持ち来されたUDカム19
7、82とディスクロック機構1013の位置関係を示
す上面図。
【図36】ロック位置に持ち来されたロックスリ−ブ6
2と位置POS(1)に持ち来されたストッカ内のディ
スクとの位置関係を示す要部断面図。
【図37】アンロック位置に持ち来されたロックスリ−
ブ62と位置POS(1)に持ち来されたストッカ内の
ディスクとの位置関係を示す要部断面図。
【図38】ロック位置に持ち来されたロックスリ−ブ6
2と位置POS(4)に持ち来されたストッカ内のディ
スクとの位置関係を示す要部断面図。
【図39】アンロック位置に持ち来されたロックスリ−
ブ62と位置POS(4)に持ち来されたストッカ内の
ディスクとの位置関係を示す要部断面図。
【図40】ディスク誤挿入防止機構1014の構成を示
す展開斜視図。
【図41】ドア開閉機構1015の構成を示す展開斜視
図。
【図42】位置DOWN−2に持ち来されたUDカム8
2とドア開閉機構1015の位置関係を示す要部断面
図。
【図43】位置DOWN−1に持ち来されたUDカム8
2とドア開閉機構1015の位置関係を示す要部断面
図。
【図44】位置UP−1に持ち来されたUDカム82と
ドア開閉機構1015の位置関係を示す要部断面図。
【図45】位置UP−2に持ち来されたUDカム82と
ドア開閉機構1015の位置関係を示す要部断面図。
【図46】ロ−ディングプレ−ト104、140の開閉
位置に連動する他の機構の動作状態を示すタイミングチ
ャ−ト。
【図47】UDカム197、82の位置に連動する他の
機構の動作状態を示すタイミングチャ−ト。
【図48】本ディスク再生装置1000の駆動制御回路
1016を示すブロック図。
【図49】システムコントロ−ラ300のメインル−チ
ンを示すフロ−チャ−ト。
【図50】JOB LOADを示すフロ−チャ−ト。
【図51】JOB LOADを示すフロ−チャ−ト。
【図52】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図53】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図54】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図55】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図56】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図57】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図58】JOB EJECTを示すフロ−チャ−ト。
【図59】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図60】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図61】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図62】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図63】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図64】JOB PLAYを示すフロ−チャ−ト。
【図65】JOB STAND−BYを示すフロ−チャ
−ト。
【図66】JOB D−CLOSEを示すフロ−チャ−
ト。
【図67】ロ−ディングプレ−トがディスク挾持位置に
ある状態のディスク位置規制機構1017の上面図。
【図68】ロ−ディングプレ−トがディスク挾持位置に
ある状態のディスク位置規制機構1017の正面図。
【図69】ロ−ディングプレ−トがディスク開放位置に
広げられた時のディスク位置規制機構1017の上面
図。
【図70】ロ−ディングプレ−トがディスク開放位置に
広げられた時のディスク位置規制機構1017の正面
図。
【図71】ディスクキャッチ位置まで回動した状態を示
すディスク位置規制機構1017の上面図。
【図72】ディスクキャッチ位置まで回動した状態を示
すディスク位置規制機構1017の正面図。
【図73】対向位置ズレを起こしているガイドスリ−ブ
6とアンロック位置のロックスリ−ブ62の位置関係を
示す要部断面図。
【図74】対向位置ズレを起こしているガイドスリ−ブ
6とロック位置に持ち来されたロックスリ−ブ62の位
置関係を示す要部断面図。
【図75】対向位置ズレを起こしているガイドスリ−ブ
6と上昇途中にあるストッカ41との位置関係を示す要
部断面図。
【図76】従来装置における対向位置ズレを起こしてい
るガイドスリ−ブ6とアンロック位置のロックスリ−ブ
62の位置関係を示す要部断面図。
【図77】従来装置における対向位置ズレを起こしてい
るガイドスリ−ブ6とロック位置に持ち来されたロック
スリ−ブ62の位置関係を示す要部断面図。
【図78】従来装置における対向位置ズレを起こしてい
るガイドスリ−ブ6と上昇途中にあるストッカ41との
位置関係を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 フロントパネル 1A ディスク挿入口 2 フロントシャシ 3 トップカバ− 4 ボトムカバ− 6 ガイドスリ−ブ 7 クッション部材 9 ネジ 11 ドア 11A バネ掛け部11A 12 補強プレ−ト 13 コイルバネ 13’ 第1のコイルバネ部 13” 第2のコイルバネ部 13C 連結部 15A、15B、16 軸 20 メインシャシ 20A、20B 開口 40 ベ−スプレ−ト 41 ストッカ本体 41’ 取付部 41A〜41D ディスク収納スロット 41A’〜41D’ スロット上面 41A”〜41D” スロット下面 50 ねじ 51A、51B くさび部材 510A〜510D くさび部 510A’〜510D’ 傾斜面 510A”〜510D” 平面 511A〜511D ばね部 512 取付部 61 ロックベ−ス 62 ロックスリ−ブ 63 ロックカム 64 ロック解除ピニオン 65 ロックア−ム 66 バネ 82、197 UDカム 85 UDリンクア−ム 100 ロ−ディングシャシ 104、140 ロ−ディングプレ−ト 106 タイミングギア 107 タイミングベルト 108 タイミングプ−リ 121、122、141 ディスクガイド 130 上部ディスクキャッチア−ム 131 下部ディスクキャッチア−ム 132 ディスクキャッチピニオン 133 板バネ 134 リタ−ンバネ 142 フリクションベルト 160 バネ 163A〜163I 光学センサ− 180 モ−タシャシ 190A、190B、190C 駆動モ−タ 191A ウォ−ム部材 191A1 ウォ−ム 191A2 ギア 192、193 エマ−ジェンシ−ギア 200 メカシャシ 210 光学ヘッド 211 スピンドルモ−タ 214 ダンパ 222 タ−ンテ−ブル 225 クランプベ−ス 227 クランプトップ 230 サスベ−ス 300 システムコントロ−ラ 301 モ−ドキ− 302 インタ−フェイス回路 303 パソコン 304〜306 モ−タ駆動回路 307 信号処理回路 308 サ−ボ回路 309 RFアンプ 1000 ディスク再生装置 1001 ディスク移送機構 1002 駆動側ディスクガイド部 1003 固定側ディスクガイド部 1004 プ−リ駆動機構 1005 ロ−ディングプレ−ト開閉機構 1006 光学メカ 1008 光学メカ上下機構 1009 クランパ 1010 クランパ保持機構 1011 ストッカ 1012 ストッカ上下機構 1013 ディスクロック機構 1014 ディスク誤挿入防止機構 1015 ドア開閉機構 1016 駆動制御回路 D ディスク Du ディスク上面 Dl ディスク下面 De ディスク周縁 Ds スピンドル孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のディスクをそのスピンドル孔が同
    軸となるよう収納するストッカと、 上記複数枚のディスクの内、選択された一のディスクを
    上記ストッカ内に収納される収納位置と再生位置との間
    で移送させるディスク移送手段と、 上記再生位置に持ち来された上記一のディスクを再生す
    るディスク再生手段と、 上記一のディスクの一方の面側に位置した上記ストッカ
    内のディスクのスピンドル孔を貫通するガイドスリ−ブ
    と、 上記一のディスクの他方の面側に位置した上記ストッカ
    内のディスクのスピンドル孔を貫通するアンロック位置
    と上記ガイドスリ−ブの先端と嵌合するロック位置との
    間を移動し、上記ロック位置への移動により上記ガイド
    スリ−ブを案内するロックスリ−ブと、 上記ガイドスリ−ブと上記ロックスリ−ブの少なくとも
    一方を柔軟に支持する支持手段と、からなるチェンジャ
    −型ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】上記支持手段は、圧縮変形可能なクッショ
    ン部材を介して上記ガイドスリ−ブを支持することを特
    徴とする請求項1記載のチェンジャ−型ディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】上記ロックスリ−ブの先端は先細り形状と
    され、上記ロック位置に持ち来された時、上記ガイドス
    リ−ブの先端内に挿入されることを特徴とする請求項1
    記載のチェンジャ−型ディスク再生装置。
JP21965895A 1995-08-04 1995-08-04 チェンジャ−型ディスク再生装置 Pending JPH0950666A (ja)

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