JPH09506282A - 腫瘍の熱療法のためのコバルトパラジウムのシード - Google Patents

腫瘍の熱療法のためのコバルトパラジウムのシード

Info

Publication number
JPH09506282A
JPH09506282A JP7516383A JP51638395A JPH09506282A JP H09506282 A JPH09506282 A JP H09506282A JP 7516383 A JP7516383 A JP 7516383A JP 51638395 A JP51638395 A JP 51638395A JP H09506282 A JPH09506282 A JP H09506282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
temperature
magnetic field
ferromagnetic
cobalt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7516383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2860170B2 (ja
Inventor
エイ. ポーラス,ジョセフ
ディー. タッカー,ロバート
Original Assignee
ペガサス メディカル テクノロジーズ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペガサス メディカル テクノロジーズ,インコーポレイテッド filed Critical ペガサス メディカル テクノロジーズ,インコーポレイテッド
Publication of JPH09506282A publication Critical patent/JPH09506282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2860170B2 publication Critical patent/JP2860170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/40Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals
    • A61N1/403Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals for thermotherapy, e.g. hyperthermia
    • A61N1/406Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals for thermotherapy, e.g. hyperthermia using implantable thermoseeds or injected particles for localized hyperthermia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 癌化組織を治療するためのCoPdサーモシードである。合金成分はキュリー点温度が治療温度範囲に落ち着くように選定される。その磁化対温度の特性は、キュリー遷移まで実施する勾配を示し、この合金で作られたサーモシードはM−T曲線の最大位置付近で最適化される。

Description

【発明の詳細な説明】 腫瘍の熱療法のためのコバルトパラジウムのシード 発明の背景 1.発明の分野 本発明は一般に高体温(hyperthermia)熱療法によって癌化組織 を治療する装置および方法に係わり、更に詳しくは所定の周波数および磁界強度 の振動磁界を当てられたときに、そのシード(seed)が移植されている周辺 組織を制御状態のもとで加熱するようになす、組合わされた特性を示す改良した 熱シードすなわちサーモシード(thermoseed)に関する。 2.従来技術の説明 ラジオロジック クリニックス オブ ノース アメリカ誌、1989年5月 発行、第27巻、第3号に発表された「強磁性のサーモシードによる高体温の実 際の状況」と題する論文において、イワン・エー・ブレゾビッチ氏およびルビー ・エフ・メレディス氏(両名ともその後米国アラバマ州バーミンガムのアラバマ ユニバーシティーに勤務)は、強磁性合金線材の小片を組織内部に間入的(in terstitially)に移植した後、それに外部から所定の周波数および 磁界強度の振動磁界を当てて、体内の該小片すなわちサーモシードの誘導加熱を 生じるようにして行う腫瘍治療の学術論文を掲載した。この論文は、適当なキュ リー点を有する強磁性材料を選択することにより、サーモシードの温度が非磁性 となるキュリー点に接近することでそのシードが自己調整するようになすことを 指摘している。このブレゾビッチ氏他の論文は、鉄、ニッケル、コバルトなどの 強磁性元素は治療範囲を遥かに超える高いキュリー点を有しており、このキュリ ー点は非磁性元素を強磁性基金属に混合させることで低下できることを更に指摘 している。パラジウム、銅およびけい素を混合されたニッケル、ならびにプラチ ナを混合された鉄が示唆されている。 コーニング グラス ワークス(Corning Glass Works) に譲渡された「癌治療のための無線周波数による誘導高体温」と題する米国特許 第4323056号は、或る寸法、組成、濃度および磁気特性を有する磁界感応 結晶が癌化組織の内部に注入された後、その部位に高周波磁界を当ててヒステリ シス加熱を行い、結果として高体温とする方法を記載している。特に、その特許 はマトリックスとして使用される或る種の有機プラスチック材に鉄含有結晶を組 み入れての使用を開示している。 調査によれば、鉄およびニッケル合金は広く研究され、癌治療におけるサーモ シードとしての候補であるが、コバルト合金は多くの理由で十分に注目されてい なかった。第1に、コバルトのキュリー温度は、ニッケルや鉄のキュリー温度が それぞれ358°Cおよび770°Cであるのに比べて、1130°Cである。 これは、何故ニッケルの二元素合金の研究に多くの注目が注がれるのかを説明す るものと考えられる。磁性合金の金属学的理論によれば、強磁性元素に非磁性添 加物を加えると、その材料の磁化(透磁率)は低下し、同様にキュリー点も低下 する。したがって、低キュリー点の金属との合金はかなり磁気特性を弱化され、 相応にサーモシードとしてはキュリー点より低い温度での熱出力が弱化されるこ とになる。ニッケルは初期キュリー点が最も低いので、治療範囲となるようにキ ュリー温度を変化させるために添加されねばならない非磁性不純物の量は少なく て済む。したがって、この理論にしたがえば、ニッケル合金が鉄またはコバルト よりも良好な透磁率を保持することになる。 キュリー点の低下および透磁率の衰微に加えて、強磁性元素に非磁性添加物質 を加えるとキュリー遷移温度を数度から数十度に広げる傾向を示す。1938年 、フランス国の科学者であるビクトル マリアン(Victor Marian )はニッケル合金の数多い分析を行い、その多くの合金は強磁性成分が数パーセ ントに減少されたときに50°Cから100°Cの遷移を有しているのを発見し た。これは、たった7%のけい素がそのニッケルとの合金のキュリー点を治療範 囲に含まれている50°Cまで下げるとともに、明確な鋭いキュリー遷移を維持 しているので、それまで他の研究者たちが、ニッケル・けい素合金をサーモシー ドとして実験してきたかの理由であると考えられる。 コバルト・パラジウム(CoPd)合金はパラジウム原子の極性化によって二 元素磁性合金の標準パターンに合致しないことを見出した。僅かに5%のCoが 存在する場合であっても、その合金の磁性遷移はたった2°C〜3°C台であり 、十分な磁化、それ故に熱出力は遷移領域に達するまで保持される。しかしなが ら、CoPd材料の透磁率はサーモシードとして使用するための調査を受けた他 の幾つかの材料ほど強くない。 実施した実験ではCoPd合金の磁化が温度に対してプロットされ、興味を引 く、むしろ予想外の結果を示した。特に、この合金の透磁率はキュリー点より低 い範囲で加熱によりキュリー遷移に達するまで増大するのが見出された。この結 果、その合金で作られた移植体すなわちインプラントおよび外部の磁界発生装置 は、キュリー遷移点に達するまで、シードは加熱されて増大する出力を放射する ように設計できる。M対T曲線でのこの局部的なピークの近くでインプラントを 最適化することで、キュリー遷移の数度以内に最高出力を有する非常に有効なオ ンオフスイッチが構成できる。この性能はニッケル・銅のような他の合金では不 可能であり、そのM対T曲線は温度と共に連続的に低下する。 組織の加熱にサーモシードを使用することは、小さな(約0.5mmの半径、 1cm以上の長さ)の強磁性シードの配列を直接に組織内部に移植することを必 要とする。シードが交流磁界内に位置されると、熱が発生する。振動は治療後も 体内に残され、移植後にそれらを取出すために更に傷を与える処置をする必要は ないようにされる。サーモシードは体内に残されるという事実が与えられると、 使用された強磁性合金の潜在的な毒性を考慮することが必要である。ニッケルの 毒性は十分に立証されている。人によってはニッケルに触れた結果として厳しい アレルギー反応が生じ得るのであり、また赤血球の細胞膜とニッケル粒子面との 間のはっきりした直接的な相互作用によって人の赤血球の溶血が生じ得る。銅の 毒性の存在も多少まれであるが問題である。激しい銅の毒性は、厳しい血管内で の溶血を生じて、黄疸および激しい腎疾患を引き起こす。 CoPd合金は過去において移植可能な物質とされ、特に歯の補綴において移 植可能とされており、その材料の長期の毒性評価が行われて、このような二元素 合金がニッケル・銅合金に比べて細胞毒性が非常に弱いことが示された。 したがって本発明の主目的は腫瘍治療に使用する新規なサーモシードを提供す ることである。 本発明の他の目的は、振動磁界を当てられることで誘導加熱されたときにキュ リー点の温度に達するまでは温度によって磁化の高まる特性を示す強磁性合金で 作られたサーモシードを提供することである。 本発明の更に他の目的は、体液中で容易に腐食せず、比較的無毒の合金で構成 された誘導加熱されるサーモシードを提供することである。 本発明の更に他の目的は、合金中のパラジウムの含有量がキュリー遷移範囲を 過度に広げずにキュリー点を治療温度範囲に設定するような含有量とされたコバ ルト・パラジウム合金で形成されたサーモシードを提供することである。 発明の概要 本発明の前述した特徴、目的および利点は、治療すべき組織内部に移植できる ような予め定めた半径および長さ寸法を有する概ね円筒形の強磁性部材であって 、約41.5°Cから100°Cまでの治療温度範囲にキュリー点を示し、また 振動磁界を当てることで強磁性部材が加熱されることによってキュリー遷移領域 に達するまで増大する磁化対温度特性を更に示す磁性部材を提供することで達成 される。治療温度範囲は関係する、またその治療を行う組織の性質によって変化 する。前立腺腫瘍の治療においてはこの範囲は約42°Cから65°Cまでとさ れるのに対して、発作を起こす脳組織の一部分の切除では、脳組織の血管新生の ためにこの範囲は100°Cまで広げられる。 前述の条件に合致する強磁性材料は、コバルトの原子濃度が8.5%〜11. 0%であるコバルト・パラジウム二元素合金である。 円筒形サーモシードが発生する熱の割合は、当てられる磁界の強度および周波 数、合金の透磁率、およびその半径によって変わる。一般的に述べれば、熱発生 率はパラメータのいずれが増大しても増大する。熱出力は当てられる磁界に対す るインプラントの配向で変化することも見出された。当てられる磁界の直角成分 は熱発生にほとんど加担せず、したがって腫瘍組織内部にシードを移植する場合 にはそのシードが当てられる磁界と平行になるように配向することに努める。サ ーモシードの半径に達するが、移植時に組織に与える過大な傷は考慮することが 重要である。 図面の説明 第1図は合金中のコバルト重量パーセントの関数としてCoPd合金のキュリ ー点を示すプロット。 第2図は第1図の曲線の一部分の拡大図。 第3図はCoPd合金の二相状態図。 第4図はNiCu合金の二相状態図。 第5(a)図および第5(b)図は周辺から中心へ向かう円筒形サーモシード の半径の関数としてH磁界のプロフィルおよび電流密度プロフィルの変化をそれ ぞれ示すプロット。 第6図は誘導加熱される円筒形シードの半径の関数としての単位体積当たりの 発生出力値対誘導数のプロット。 第7図は一定のH−fでの出力値対磁界周波数のプロット。 第8(a)図はB=a(tan-1(H/b))+cHの式に合致する曲線を有 するCoPd高体温治療合金に対するB−Hのプロット。 第8(b)図は第8(a)図の曲線から導き出されたμ対Hのプロット。 第9図は線形および非線形のH磁界の減衰を比較する100kHz、4000 A/mの磁界で加熱されるときの磁界強度対CoPd円筒形合金の半径のプロッ ト。 第10図は第9図のCoPd合金に関する線形および非線形モデリングの相対 的な透磁率対半径の対比のプロット。 第11図はCoPd合金に関する出力対周波数のプロット。 第12図はキュリー遷移より低いことを特徴とする上昇するM対Tを示すCo Pdに関する磁化対温度のプロット。 第13図はNiCu合金に関する磁化対温度のプロット。 好ましい実施例の説明 本明細書は癌の治療に高体温を使用した効果を記載する。高体温治療は生体組 織の温度が41.5°Cを超えて上昇したときに結果として行われるのであり、 生体本来の温度調整を否定する。腫瘍を通って流れる血流量は正常組織を通って 流れる血流量よりも典型的に少ない。この結果、癌部位に熱を加えると、腫瘍は 熱シンクとして作用する。すなわち、腫瘍は周囲の正常組織よりも熱を大量に吸 収するので、温度の急速な、しかもより高い上昇を経験する。高体温治療はこの 原理および悪性細胞は正常細胞ほど熱に耐えることができないという事実に基づ く。細胞が再生する度合いは、治療のみならず細胞の感応性によっても阻害され る。悪性細胞の再生は熱に対する細胞内部の反応によって阻止される。結果的に 生じる腫瘍内部の血管の損傷はその領域を酸性にして栄養分を奪い、これが損傷 修復を更に困難にする。 全ての高体温装置に共通した問題は熱耐性を生じることであり、1回目の熱衝 撃の後に幾分かの生き残っている細胞は熱に対する一層の抵抗力を有するように なり、しばしば熱衝撃蛋白質と称する或る種の蛋白質の合成を増大することにな る。熱耐性の程度は治療後の時間と共に低下し、これは細胞がプリショック(p reschock)に敏感になるまでに治療後100時間もの長い時間がかかる 。熱耐性の低下速度は、細胞がより高い温度を作用され、および(または)速い 速度で温度上昇され、および(または)長い時間にわたり熱に曝されるときに、 観察される。 癌化組織を高温に曝すためにサーモシードを使用することは、長期間の周期的 な治療をもたらす。これにおいて、サーモシードは癌化組織に永久的に移植され 、患者は熱耐性を最少限に抑える間隔でサーモシードを作用させるようにスケジ ュールを組むことができる。組織を加熱するためのサーモシードの使用は、小さ な、典型的には1mm径で長さが1〜2cmの強磁性合金部材を治療すべき組織 内部に直接に移植することを必要とする。このシードは交流磁界の中に置かれる とシード温度が上昇し、熱が癌化組織へ伝達される。 本発明によれば、サーモシードはCoPd合金で形成され、外部磁界が皮膚を 通して移植したサーモシードに作用するときに、温度はその治療温度範囲に落ち 着くように、特に温度上昇を自己調整するようになされる。 高体温治療での使用をもたらすCoPd強磁性合金の組成は、合金のキュリー 温度の遷移によって決定される。第1図はCoPd合金によるキュリー点を合金 中のコバルトの重量パーセントの関数として示している。第2図は、誘導サーモ シードとしての応用を考える場合に第1図の曲線の関心を引く領域の拡大図であ る。このプロットから、40°C〜100°Cの温度範囲にキュリー温度を有す る合金は、たったの約2重量%だけコバルトの重量パーセントを調整する、すな わち合金中のコバルトを約5重量%から7重量%へ調整することで、達成できる ことが分かるであろう。これにおいて第2図のプロットは真に線形であり、感応 性を約1°C/0.033重量%として計算することができる。これは、これま で使用されていたNiCu合金よりもほぼ3倍も組成上の感応性が高い。 サーモシードを形成するCoPd合金は従来の合金化工程で製造できる。コバ ルトおよびパラジウムのペレットまたは粉末は、炭素アーク炉において不活性ガ ス(窒素またはアルゴン)のもとでアークにより溶融できる。この工程で、合金 は水冷される銅プレート上にてアークで溶融され、その後再溶融されて円筒形の モールド成形体に鋳造される。 特定のキュリー点を生むために必要な組成上の精度は、正確なキュリー温度の ためにはアークによる溶融は困難となる。強烈な熱の発生は金属粉末を溶融部か ら放出する傾向を示し、同様に高温アークによる金属の蒸発は組成を更に変化さ せてしまう。パラジウムは液相で高い蒸気圧を有し、これはそのような溶融時に Coよりも多量のPdを蒸発させることになり、これにより予期されるよりも一 貫して高いCoを組成にもたらす。 誘導溶融技術はより均一で予測できる合金を生じることを見出した。この工程 において、CoおよびPdの金属ペレットまたは粉末は不活性ガスのもとに密閉 される坩堝の中に置かれ、誘導コイルを使用して溶融される。包囲されることで 粉末は飛散せず、散乱せず、その上この容器は蒸発も最少限にするようにPdの 蒸気圧より高い圧力をかけることができる。インゴットが形成される坩堝は、イ ンゴットが円筒形となるように成形される。 合金化されたインゴットシリンダは、引き抜き線材の径が典型的に6.35m m(1/4インチ)〜12.7mm(1/2インチ)であるので機械的にスエー ジ加工され、所望径の線材に引き抜き加工される。意図する限定はなく、直径は 0.8mm〜1.2mmの範囲とされる。サーモシードを作るために長さを切断 される線材に合金インゴットを冷間加工するこの加工は、オリジナルの円筒形イ ンゴットに不均質性が存在していないかの配慮を生じる。第3図を参照すれば、 CoPd合金の二相状態図が示されている。この状態図では、94重量%のPd 合金に関して1450°C付近に小さな間隙(LS間隙)が液相線と固相線との 間に存在するのが見られる。これらの線の上側では、合金は完全な液相状態で存 在する。線の下側では、固体である。線の間は、液体と固体とが共存する。この 領域を冷却することで、CoPd合金組成が与えられる。最初に凝固する合金は パラジウムに富むが、最後に凝固する合金はコバルトに富む。先に述べたが、組 成におけるたった0.033重量%の変化がキュリー点を1°Cも変化させるの で、したがってこの間隙は磁気遷移特性に影響するのに十分大きい。NiCuの 同様な状態図が第4図に比較のために示されている。ここでは、LS間隙は非常 に大きいが、その合金の組成上の感応性は1°C当たりわずかに0.10重量% であり、これはCoPd合金よりもほぼ3倍の感応性である。 材料組成の変化は線材が小径となるように引き抜かれるときに悪化する。した がって、それらが完全に均質化された後に合金の冷間加工を開始するのが有利で あると見出された。溶融点より僅かに低い1000°C〜1100°Cでの1時 間にわたる高温焼鈍は、CoPdにとって十分であることが立証されている。冷 間加工で急速硬化した金属は、線材引き抜き工程でも焼鈍が行われる。 線材が完全に引き抜かれて適当長さ、すなわち1〜2cmに切断された後、こ のシードは最終熱処理を行われて、冷間加工後の再結晶および粒成長を可能にさ れる。この焼鈍段階は不活性ガスのもとで単一ゾーン炉内で行われる。合金はそ の後炉内で冷却され、大気解放の環境に曝されての酸化を防止される。冷却速度 は、金属特性に影響するような局部的熱応力を金属に生じるほどの高速でなけれ ば、無関係であることが見出されている。 サーモシードの製造方法を説明したが、これによって強磁性合金シリンダが振 動磁界を当てられたときに熱を発生するメカニズムは、この合金の磁気特性が加 熱に作用することの背景を提供すべく、与えられる。強磁性シリンダの加熱をモ デル化した分析解法は比較的複雑であるので、透磁率は不変で、当てられた磁界 によらないと仮定することで限定する。この導出は、シリンダ内部の磁界の減衰 を与えるため、組をなすベッセル関数に頼る。強磁性シリンダによる当てられる H磁界の減衰は渦電流加熱を生じる。第5(a)図および第5(b)図に示すよ うに、誘導された渦電流密度は半径に対するH磁界の勾配に直接に依存する。第 5(b)図の電流密度曲線に生じる最大値は第5(a)図に示したこの範囲にわ たるほぼ一定した磁界減衰と矛盾するように見える。この最大値はシリンダの周 囲面積または横断面積も減少することで生じ、またこの範囲の誘導電流はほぼ一 定であるが電流密度は僅かに増大することで生じる。H磁界はR=0において0 でないが、電流密度はシリンダの中心で0でなければならないことを注目すべき である。 H磁界の減衰プロフィルの形状は、したがって渦電流のプロフィルの形状は、 シリンダの放出した出力値を決定する。シヌソイダル磁界を当てられた長いシリ ンダでは、単位長さ当たりの出力値は次式、すなわち で計算できる。 ここで、変数X、すなわち誘導数は、ベル関数(ber関数)およびベイ関数( bei関数)がケルビンの式のベッセル関数であるならば次のように定義される 。 X=r・√ω・μo・μr・σ X<<1であると仮定するならば、出力式は次のようになる。 また、X>>1であるならば、出力式は次のようになる。 これらの式の対誘導数すなわちπRで単位体積当たりの出力を割って正規化した 値の比較が第6図に示されている。最大値はX=2.5でプロットに生じており 、材料の単位体積当たりの最適出力カップリングは恐らくこの位置である。第6 図は誘導加熱される円筒形シードに関する単位体積当たりの出力発生値対誘導数 (半径の関数)を示している。曲線Aは真の分析解法を与えるが、曲線BはXが 1よりも格段に小さいと仮定したときの概算値であり、曲線CはXが1よりも格 段に大きいと仮定したときの概算値である。特定の材料に関して、誘導数は導電 性および透磁率によって決定され、制御できる変数として作動周波数およびシリ ンダ半径を導き出す。 前述の分析は1つの重要な要素、すなわちXの値を減少するために変化される 作動周波数を考慮していない。4.85×108amp/mm・秒のH−f積の 上限が人の患者の安全許容値として設定された。この制限は、患者の体内で加熱 する渦電流の誘導、および大きな直径の患者のための皮膚表面での熱発生によっ て生まれた。この関係は周波数の変化が当てられる磁界の反転変化に伴うことを 示している。このH−f積を変数として保持することで、最適化の分析はかなり 変化する。 第7図は典型的な材料定数を有する1mm径のシリンダに関する一定H−fに おける出力対磁界周波数を示すプロットである。サーモシードシリンダに関して 半径(したがって体積)を一定に保持すること、および導電性および透磁率の典 型的な値を使用することにより(ρ=2.4×106Ω-1-1、μr=15)、一 定H−f積に関する単位長さ当たりの出力対周波数のプロットは、出力に最大値 を示さない。出力発生値はH2に比例するので、出力は周波数の減少およびHの 増大で増大する。 上述の分析は、それでの作業のためにインプラント寸法の制限すなわち範囲を 与えられると、一定H−f積における最低周波数が円筒形サーモシードの最高出 力を発生することを示している。この分析はμが当てられる磁界強度で変化しな いと線形性を仮定することで制限される。 これまでの導出および分析はすべて透磁率に関して不変モデルに基づいている 。しかしながら、既に示したように、これは強磁性材料では一般に正当でなく、 サーモシードとして使用される弱磁性合金ではかなりの最適化誤差が生じる。非 線形に関する修正方法の1つは、当てられる磁界範囲での全ての磁界強度で透磁 率を決定することである。第8(a)図は室温でのCoPd高体温治療合金のB −Hプロットであり、曲線は式B=a(tan-1(H/b))+cHに合致する 曲線を有し、ここでa,bおよびcは定数である。続く式B(H)は次式、すな わち μr(H)= B(H)/μoH を使用して関連する透磁率を概算するのに使用でき、第8(b)図に示されてい る。関連する透磁率は、4×108のH−f積に関して100および50kHz で使用される最大磁界にそれぞれ相当する4000〜8000A/mの磁界強度 において十分低下すること、が見られる。 非線形の渦電流加熱の分析は、H磁界プロフィルの計算、最新透磁率の値の引 き渡し、およびこれを解法によって収束するまで繰返す段階を含む反復法により 概算できる。H磁界のプロフィル数値は半径の関数として電流密度を見出すのに 使用され、また全出力を推測するために積分される。非線形概算および線形解に おけるCoPdシリンダでのH磁界および相対透磁率プロフィルの比較が第8図 および第9図に示されている。非線形分析はシリンダを通るH磁界の減衰に明確 な変化を示しており、したがって電流密度および出力の変化を予測する。第9図 は線形および非線形の解に関するシリンダの磁界依存透磁率を示しており、線形 値は当てられた磁界強度に相当する。この非線形分析は、1mm径のサーモシー ドをモデル化した第7(a)図のCoPdデータによれば、線形の場合よりもイ ンプラントの出力が10%実施するのを予測する。 第9図および第10図から各種周波数で反復法を使用した、4×108amp /m・秒の一定なH−f積に関する分析は、第11図のプロットに示されるよう に加熱のための最適周波数のあることを示している。出力は依然としてH2に従 属するが、高磁界(第8(b)図参照)での相対透磁率の減少はこの影響をオフ セットしている。周波数の最適化のより完全な分析は、1つのB−H波からのデ ータだけでなく、関心を引く範囲内で多くの磁界強度においてB−H曲線からの データ点を使用する。 CoPd合金の分析は、磁気特性に依存する温度を考慮しないことに注目する ことが重要である。インプラントの最適化は最も有効な加熱を遷移点付近で与え ねばならない。CoPd合金に関する磁化対温度をプロットした実験データは興 味を引く、予期しなかった結果を示している。55°CにおけるCoPdの磁化 対温度のプロットを示す第12図を参照すれば、キュリー点に近づくにつれて透 磁率に鋭い上昇を示している。これにおいて合金の透磁率はキュリー点より僅か に低い温度範囲で温度とともに増大し、インプラントおよび加熱装置はキュリー 遷移点に達するまで加熱される際に一層の出力を放出するように設計できる。M −T曲線のこの局部的ピーク付近でインプラントを最適化することで、高効率の オンオフスイッチ特性が得られ、最大出力は遷移時の数度の温度範囲内とされる 。これは当てられる磁界範囲に関してのピーク温度における合金のB−H曲線を 必要とする。このような最適化は、比較のためにM対T曲線を第13図に示して いるNiCu合金では不可能である。キュリー温度に達するまでH対Tを高めた 特性は、移植可能なサーモシードとしてCoPdを優れた候補にする。CoPd の他の利点は耐食性である。生体外でのこの合金の研究は標準的な電気化学腐食 容器を使用してほ乳類のリンゲル液中で行われた。この装置はこれと同時に溶液 と試料電極との間の電位を測定され、調整されて、その特定溶液中での材料の電 気腐食の電位および腐食電流を正確に分析できるようになされた。シミュレート された身体環境に相当する体温(37°C)およびほぼ正常なpHの6.5〜7 .0で最初の試験が行われ、CoPd合金に関して0.030mm/1年間の腐 食速度を得た。これはNiCuの0.0508mm/1年間に比較される。これ らの数値は1年間の腐食で表面から失われた深さを反映し、試料全面で均一であ っ た。強磁性CoPd合金は極端に腐食速度が遅いので、また毒性が最少限である ので、体内に良好に適用でき、この合金は長期間の移植用に優れた候補となる。 本発明は特許要件にしたがって、また当業者にはこの新規な原理を適用し、構 成し、必要に応じてこの特別な要素を使用できるようにする情報を与えるために 、本明細書でかなり詳細に記載された。しかしながら、本発明は特別異なる形式 および装置で実施できること、および組成の細部および作動手順の両方に対して 様様な変更が本発明の範囲から逸脱せずになし得ることが理解されねばならない 。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年3月30日 【補正内容】 1.腫瘍組織を治療するための移植可能な強磁性サーモシードであって、 予め定めた半径および長さ寸法を有し、治療温度範囲にキュリー点温度を示し 、前記キュリー点温度に達するまで温度とともに磁化が増大する特性を示してお り、振動磁界を当てることで誘導熱を発生するようになされた概ね円筒形の強磁 性部材を含む移植可能な強磁性サーモシード。 2.前記強磁性部材がコバルト・パラジウム合金である請求項1記載の移植可 能な強磁性サーモシード。 3.前記合金が二元素合金であり、コバルトの重量%が4%〜7%の範囲内で ある請求項2記載の移植可能な強磁性サーモシード。 4.腫瘍組織を治療するための移植可能な強磁性サーモシードであって、 予め定めた長さおよび半径を有し、コバルトの原子濃度がキュリー点温度を約 42°Cから約100°Cの範囲内に設定するようになされたコバルト・パラジ ウム合金で作られ、振動磁界を当てることで誘導熱を発生するようになされた概 ね円筒形の強磁性部材を含む移植可能な強磁性サーモシード。 5.前記予め定めた半径が0.2mm〜2.0mmの範囲内であり、前記予め 定めた長さが5mm〜50mmの範囲内である請求項4記載の移植可能な強磁性 サーモシード。 6.前記合金が前記キュリー点温度に達するまで温度と共に磁化が増大する特 性を示す請求項4記載の移植可能な強磁性サーモシード。 7.患者の体内の癌化組織を熱治療する方法であって、 (a)予め定めた半径および長さ寸法を有し、コバルトの重量%がキュリー点 温度を治療温度範囲内に設定するようになされたコバルト・パラジウム合金で作 られ、前記キュリー点温度に達するまで温度と共に増大する磁化を示す複数の円 筒形の強磁性部材を準備する段階、 (b)前記癌化組織内部に規則的に間隔を隔てた位置に前記部材を移植する段 階、 (c)前記部材の前記長さ寸法にほぼ平行に整合して患者の体外から振動磁界 を当てる段階であって、合金のキュリー点に達するまで、前記振動磁界の周波数 および磁界強度が連続的に増大する熱エネルギーを前記移植部材から周囲組織へ 伝導によって発生するようになす振動磁界を当てる段階、 を含む方法。 8.前記振動磁界の周波数が50kHz〜200kHzの範囲内である請求項 7記載の方法。 9.前記キュリー点温度が40°C〜100°Cの範囲内である請求項7記載 の方法。 10.合金が二元素合金であり、コバルトの重量%が約4%〜約7%の範囲内で ある請求項7記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.腫瘍組織を治療するための移植可能な強磁性サーモシードであって、 予め定めた半径および長さ寸法を有し、治療温度範囲にキュリー点温度を示し 、前記キュリー点温度に達するまで温度とともに磁化が増大する特性を示してお り、振動磁界を当てることで誘導熱を発生する概ね円筒形の強磁性部材を含む移 植可能な強磁性サーモシード。 2.前記強磁性部材がコバルト・パラジウム合金である請求項1記載の移植可 能な強磁性サーモシード。 3.前記合金が二元素合金であり、コバルトの重量%が4%〜7%の範囲内で ある請求項2記載の移植可能な強磁性サーモシード。 4.腫瘍組織を治療するための移植可能な強磁性サーモシードであって、 予め定めた長さおよび半径を有し、コバルトの原子濃度がキュリー点温度を約 42°Cから約100°Cの範囲内に設定するようになされたコバルト・パラジ ウム合金で作られ、振動磁界を当てることで誘導熱を発生する概ね円筒形の強磁 性部材を含む移植可能な強磁性サーモシード。 5.前記予め定めた半径が0.2mm〜2.0mmの範囲内であり、前記予め 定めた長さが5mm〜50mmの範囲内である請求項4記載の移植可能な強磁性 サーモシード。 6.前記合金が前記キュリー点温度に達するまで温度と共に磁化が増大する特 性を示す請求項4記載の移植可能な強磁性サーモシード。 7.患者の体内の癌化組織を熱治療する方法であって、 (a)予め定めた半径および長さ寸法を有し、コバルトの重量%がキュリー点 温度を治療温度範囲内に設定するようになされたコバルト・パラジウム合金で作 られ、前記キュリー点温度に達するまで温度と共に増大する磁化を示す複数の円 筒形の強磁性部材を準備する段階、 (b)前記癌化組織内部に規則的に間隔を隔てた位置に前記部材を移植する段 階、 (c)前記部材の前記長さ寸法にほぼ平行に整合して患者の体外から振動磁界 を当てる段階であって、前記振動磁界の周波数および磁界強度が前記移植部材の 誘導加熱を発生させ、前記移植部材からの伝導によって周囲の組織を加熱するよ うになす振動磁界を当てる段階、 を含む方法。 8.前記振動磁界の周波数が50kHz〜200kHzの範囲内である請求項 7記載の方法。 9.前記キュリー点温度が40°C〜100°Cの範囲内である請求項7記載 の方法。 10.合金が二元素合金であり、コバルトの重量%が約4%〜約7%の範囲内で ある請求項7記載の方法。
JP7516383A 1993-12-09 1994-12-07 移植可能なサーモシード Expired - Fee Related JP2860170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/164,468 1993-12-09
US164,468 1993-12-09
US08/164,468 US5429583A (en) 1993-12-09 1993-12-09 Cobalt palladium seeds for thermal treatment of tumors
PCT/US1994/014272 WO1995015786A1 (en) 1993-12-09 1994-12-07 Cobalt palladium seeds for thermal treatment of tumors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09506282A true JPH09506282A (ja) 1997-06-24
JP2860170B2 JP2860170B2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=22594628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7516383A Expired - Fee Related JP2860170B2 (ja) 1993-12-09 1994-12-07 移植可能なサーモシード

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5429583A (ja)
EP (1) EP0732962B1 (ja)
JP (1) JP2860170B2 (ja)
AT (1) ATE203421T1 (ja)
CA (1) CA2177034C (ja)
DE (1) DE69427830T2 (ja)
DK (1) DK0732962T3 (ja)
ES (1) ES2158074T3 (ja)
GR (1) GR3036976T3 (ja)
PT (1) PT732962E (ja)
WO (1) WO1995015786A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727363B2 (ja) * 2005-09-21 2011-07-20 Necトーキン株式会社 磁気加温素子及びその温度制御方法

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPN978296A0 (en) 1996-05-10 1996-05-30 Gray, Bruce N Targeted hysteresis hyperthermia as a method for treating cancer
US5976067A (en) 1997-05-28 1999-11-02 Ablation Technologies, Inc. Combination radioactive and temperature self-regulating thermal seed implant for treating tumors
US6007474A (en) * 1997-10-20 1999-12-28 Ablation Technologies, Inc. Radioactive and/or thermal seed implantation device
US6148236A (en) * 1998-11-04 2000-11-14 Urologix, Inc. Cancer treatment system employing supplemented thermal therapy
AUPP899899A0 (en) 1999-03-03 1999-03-25 Paragon Medical Limited Magnetic material
US7416554B2 (en) 2002-12-11 2008-08-26 Usgi Medical Inc Apparatus and methods for forming and securing gastrointestinal tissue folds
SE9903185D0 (sv) * 1999-09-08 1999-09-08 Europ I Of Science Ab Terapeutisk metod och anordning baserad på magnetism
EP1545705A4 (en) 2000-11-16 2010-04-28 Microspherix Llc FLEXIBLE AND / OR ELASTIC BRACHYTHERAPY SEED OR STRAND
US6497647B1 (en) 2001-07-18 2002-12-24 Ati Medical, Inc. Radiation and thermal energy source
US7951061B2 (en) * 2001-07-25 2011-05-31 Allan Foreman Devices for targeted delivery of thermotherapy, and methods related thereto
US7731648B2 (en) * 2001-07-25 2010-06-08 Aduro Biotech Magnetic nanoscale particle compositions, and therapeutic methods related thereto
WO2003037202A1 (en) * 2001-10-29 2003-05-08 Triton Biosystems Inc. Systems containing temperature regulated medical devices, and methods related thereto
US6993394B2 (en) 2002-01-18 2006-01-31 Calfacion Corporation System method and apparatus for localized heating of tissue
US6850804B2 (en) * 2002-01-18 2005-02-01 Calfacior Corporation System method and apparatus for localized heating of tissue
US7048756B2 (en) * 2002-01-18 2006-05-23 Apasara Medical Corporation System, method and apparatus for evaluating tissue temperature
US6979420B2 (en) * 2002-03-28 2005-12-27 Scimed Life Systems, Inc. Method of molding balloon catheters employing microwave energy
US7163655B2 (en) * 2002-03-28 2007-01-16 Scimed Life Systems, Inc. Method and apparatus for extruding polymers employing microwave energy
JP2005521570A (ja) * 2002-03-28 2005-07-21 シメッド ライフ システムズ インコーポレイテッド 強磁性粒子を用いるポリマー溶接
US7967839B2 (en) * 2002-05-20 2011-06-28 Rocky Mountain Biosystems, Inc. Electromagnetic treatment of tissues and cells
AU2003256815A1 (en) * 2002-07-25 2004-02-16 Triton Biosystems, Inc. Method and device to treat back pain
US20040156846A1 (en) * 2003-02-06 2004-08-12 Triton Biosystems, Inc. Therapy via targeted delivery of nanoscale particles using L6 antibodies
US8862203B2 (en) * 2003-03-27 2014-10-14 Boston Scientific Scimed Inc. Medical device with temperature modulator for use in magnetic resonance imaging
US8293349B1 (en) 2003-07-18 2012-10-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Balloon forming process and balloons made therefrom
US20070135907A1 (en) 2003-10-02 2007-06-14 The Regents Of The University Of California Stent with expandable foam
US8133256B2 (en) 2003-10-02 2012-03-13 Lawrence Livermore National Security, Llc Shape memory polymer foams for endovascular therapies
DE10359252A1 (de) * 2003-12-17 2005-07-28 Siemens Ag Navigierte Wärmebehandlung von Tumoren mit enzymumhüllten Eisenpartikeln
US7703459B2 (en) 2004-03-09 2010-04-27 Usgi Medical, Inc. Apparatus and methods for mapping out endoluminal gastrointestinal surgery
US7591834B2 (en) 2004-03-26 2009-09-22 Lawrence Livermore National Security, Llc Shape memory system with integrated actuation using embedded particles
US7918869B2 (en) 2004-05-07 2011-04-05 Usgi Medical, Inc. Methods and apparatus for performing endoluminal gastroplasty
US7632601B2 (en) * 2005-02-10 2009-12-15 Brookhaven Science Associates, Llc Palladium-cobalt particles as oxygen-reduction electrocatalysts
US8726909B2 (en) 2006-01-27 2014-05-20 Usgi Medical, Inc. Methods and apparatus for revision of obesity procedures
EP2134293A4 (en) 2007-04-06 2012-12-12 Stephen Flock INDUCTIVE HEATING OF WOVEN FABRIC WITH ALTERNATING MAGNETIC FIELDS AND THEIR USES
US10441346B2 (en) 2007-04-06 2019-10-15 Rocky Mountain Biosystems, Inc Inductive heating of tissues using alternating magnetic fields and uses thereof
US8550979B2 (en) 2010-06-15 2013-10-08 Coloplast A/S Method of treating incontinence
EP4062875B1 (en) 2017-03-14 2024-05-08 Shape Memory Medical, Inc. Shape memory polymer foams to seal space around valves
CN114214526B (zh) * 2021-12-21 2023-04-07 甘肃金麓银峰冶金科技有限公司 一种利用偏析结晶法从含钴合金中分离钴的装置及方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3653385A (en) * 1970-10-20 1972-04-04 Charles Burton Production of focal brain lesions by inductive heating
US4106488A (en) * 1974-08-20 1978-08-15 Robert Thomas Gordon Cancer treatment method
US4323056A (en) * 1980-05-19 1982-04-06 Corning Glass Works Radio frequency induced hyperthermia for tumor therapy
US4371272A (en) * 1980-08-29 1983-02-01 Aisin Seiki Company, Limited Thermodetector
FR2508802A1 (fr) * 1981-07-03 1983-01-07 Thomson Csf Procede d'hyperthermie medicale utilisant une poudre magnetique par voie sanguine, et dispositif de mise en oeuvre de ce procede
US4735796A (en) * 1983-12-08 1988-04-05 Gordon Robert T Ferromagnetic, diamagnetic or paramagnetic particles useful in the diagnosis and treatment of disease
WO1985002779A1 (en) * 1983-12-27 1985-07-04 Board Of Trustees Of Leland Stanford Junior Univer Catheter for treatment of tumors and method for using same
US4610241A (en) * 1984-07-03 1986-09-09 Gordon Robert T Atherosclerosis treatment method
US5087438A (en) * 1984-07-03 1992-02-11 Gordon Robert T Method for affecting intracellular and extracellular electric and magnetic dipoles
US4889120A (en) * 1984-11-13 1989-12-26 Gordon Robert T Method for the connection of biological structures
NL8503284A (nl) * 1985-11-27 1987-06-16 Elephant Edelmetaal Bv Palladium-kobaltlegeringen; vervaardiging van een wortelkap.
US4923437A (en) * 1986-07-18 1990-05-08 Gordon Robert T Process for applying a localized magnetic or electric field
US4813399A (en) * 1986-07-18 1989-03-21 Gordon Robert T Process for the treatment of neurological or neuromuscular diseases and development
US4996991A (en) * 1986-07-18 1991-03-05 Gordon Robert T Method for following the distribution of particles in neurological or neuromuscular tissue and cells
US4950221A (en) * 1986-07-18 1990-08-21 Gordon Robert T Process for affecting molecules in tissue
EP0333381A3 (en) * 1988-03-16 1990-07-04 Metcal Inc. Thermal seed for treatment of tumors
JPH0549704A (ja) * 1991-08-26 1993-03-02 Riken Corp 癌治療用温熱素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4727363B2 (ja) * 2005-09-21 2011-07-20 Necトーキン株式会社 磁気加温素子及びその温度制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2177034C (en) 2001-08-07
JP2860170B2 (ja) 1999-02-24
GR3036976T3 (en) 2002-01-31
DE69427830T2 (de) 2002-04-04
DK0732962T3 (da) 2001-09-24
WO1995015786A1 (en) 1995-06-15
DE69427830D1 (de) 2001-08-30
EP0732962A1 (en) 1996-09-25
CA2177034A1 (en) 1995-06-15
PT732962E (pt) 2001-11-30
US5429583A (en) 1995-07-04
EP0732962B1 (en) 2001-07-25
ES2158074T3 (es) 2001-09-01
ATE203421T1 (de) 2001-08-15
EP0732962A4 (en) 1999-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09506282A (ja) 腫瘍の熱療法のためのコバルトパラジウムのシード
Burton et al. The RF thermoseed-A thermally self-regulating implant for the production of brain lesions
US4574782A (en) Radio frequency-induced hyperthermia for tumor therapy
EP2192953B1 (en) Hyperthermia devices using nanoparticles and nanoparticles for use in hyperthermia
JPH06254168A (ja) 組織内加温温熱療法
EP2441849A2 (en) Selective case depth thermo-magnetic processing and apparatus
Lee et al. Crystallization and properties of Fe2O3—CaO—SiO2 glasses
Chen et al. Development of Ni‐4 wt.% Si thermoseeds for hyperthermia cancer treatment
Paulus et al. Evaluation of inductively heated ferromagnetic alloy implants for therapeutic interstitial hyperthermia
Park et al. The induction of hyperthermia in rabbit liver by means of duplex stainless steel thermoseeds
Akin et al. Ni1‐x Crx alloy for self controlled magnetic hyperthermia
US20020183829A1 (en) Material for medical stents and device for the intracorporeal inductive heating of these stents
Lilly et al. Hyperthermia induction with thermally self-regulated ferromagnetic implants.
Lee et al. Effect of ferrite thermoseeds on destruction of carcinoma cells under alternating magnetic field
Burton et al. Induction thermocoagulation of the brain: a new neurosurgical tool
Sato et al. Heat characteristics of micro magnetic heat elements for advanced hyperthermia
JPH0261036A (ja) 感温性アモルファス合金
JP2599619B2 (ja) 温熱療法用インプラント材
JPH0443971B2 (ja)
JP4727363B2 (ja) 磁気加温素子及びその温度制御方法
JPS61154680A (ja) 低周波加温治療装置
Giroux et al. Electromagnetic heating of a shape memory alloy translator
JPH0257264A (ja) 温熱療法用複合形磁性体
JPH04116146A (ja) ポリマー被覆した感温性アモルファス合金
Ahmad et al. Tuning of gadolinium based compounds for potential application in self-controlled hyperthermia treatment of cancer

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees