JPH09505782A - 車輪直接駆動式の小型エンジンの流体継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 小型エンジンＥで車輪Ｗを直接に駆動するための流体継手Ｃである。この流体継手は小型エンジンで片持ち支持された支持部、または２端軸受支持部に取り付けられ、小径の内部シャフト１４と、車輪に接触して直接駆動する大径の車輪駆動シャフト１６とを有する。内部シャフトは、被駆動または駆動シャフトのいずれよりも比較的大きな外径を有するポンプ１８に連結されている。このポンプは被駆動車輪に対してエンジンとは反対側に取り付けられており、またこのポンプはトロイダル通路の半体の内部に回転羽根Ｖ_Pを含み、該トロイダル通路は偏心して取り付けられたトロイダルプラグＰを有して、該トロイダルプラグのまわりに流体Ｆの螺旋回転を生じるようになされることが好ましい。タービン２０がポンプに組み合わされ、このタービンはトロイダル通路の他方の半体の内部に回転羽根Ｖ_Tを含み、これらの羽根はポンプのトロイダルプラグを取り巻く形状とされている。トロイダルプラグおよびトロイダル空間は互いに偏心して取り付けられて、ポンプおよびタービンの外径部２２に高速度な流れを、またポンプおよびタービンの内径部２４に低速度の流れを生じるようになされる。典型的にはオイルである流体は適当なシール（３０，３２）によってポンプおよびタービンに密封されて、ポンプおよびタービンの間のトルク変換を生じるようになされる。エンジンの燃料タンクＴが被駆動車輪に重ねて取り付けられて、車輪および駆動スピンドルの界面をシールドするようになされる。同時に、被駆動ポンプの外部は羽根４４を与えられて流体継手の適当な空冷を生じるようになされる。

Description

【発明の詳細な説明】 車輪直接駆動式の小型エンジンの流体継手 本発明は、車輪に直結されて駆動するように使用される小型エンジン用の流体 継手すなわちトルクコンバータに関する。本発明の流体継手は、小型スクーター の後輪を直接駆動する小型エンジンから延在された片持ち式支持部に取り付けら れるか、またはこれに代えて該流体継手の外部軸受が燃料タンク取付け部を補強 するプレートのようなストラットによって支持されるようにして、ビーム形式の 支持部に取り付けられることができる。 発明の背景 １９８９年４月１８日付けでスチーヴン・ジェー・パトモント（Ｓｔｅｖｅｎ Ｊ．Ｐａｔｍｏｎｔ）氏に付与された折り畳み式ハンドルおよび摩擦駆動装置 を備えたモータースクーターと題する米国特許第４８２１８３２号には、流体圧 作動継手すなわちトルクコンバータが開示されている。この流体継手は、モータ ー被駆動内部シャフト、車輪駆動外部シャフト、およびモータースクーターの流 体駆動装置を構成する外被駆動および駆動シャフト間の流体継手を含んでいる。 以下に、この流体クラッチの改良が開示される。 流体継手は周知である。特に、トルクコンバータはあらゆる種類の機械、殊に 自動車に使用されている。このようなトルクコンバータによれば、被駆動シャフ ト、ポンプ、タービンおよび駆動シャフトを含むことが普通である。一般に、こ れらのユニットは一直線に並んで配列される。したがって、エンジンからその被 駆動部分へ至る動力伝達路の全体は、一直線に配列される被駆動および駆動伝達 路の間の流体継手のためにかなりの長さの直線距離を必要とする。 発明の概要 流体継手が小型エンジンによる車輪の直接駆動について開示される。この流体 継手は小型エンジンから延在された片持ち式支持部または２端軸受支持部に取り 付けられ、またこの流体継手は小径の被駆動内部シャフトと、車輪に接触してこ れを直接に駆動する大径の車輪駆動外部シャフトとを有している。被駆動内部シ ャフトは、該被駆動または駆動シャフトのいずれよりも大きな外径を有するポン プに連結されている。このポンプは被駆動車輪に対してエンジンとは反対側に取 り付けられており、またこのポンプはトロイダル通路の半体の内部に回転羽根を 含み、該トロイダル通路は偏心して取り付けられたトロイダルプラグを有して、 該トロイダルプラグのまわりに流体の螺旋回転を生じるようになされることが好 ましい。タービンがポンプと組み合わされ、このタービンはトロイダル通路の他 方の半体の内部に回転羽根を含み、これらの羽根はポンプのトロイダルプラグを 取り巻く形状とされる。トロイダルプラグおよびトロイダル空間は互いに偏心し て取り付けられて、ポンプおよびタービンの外径部に高速度な流れを、またポン プおよびタービンの内径部に低速度の流れを生じるようになされる。典型的には オイルである流体は適当なシールによってポンプおよびタービンに密封されて、 ポンプおよびタービンの間のトルク変換を生じるようになされる。好ましい実施 例では、エンジンの燃料タンクが被駆動車輪に重ねて取り付けられて、車輪およ び駆動スピンドルの界面をシールドするようになされる。同時に、被駆動ポンプ の外部は羽根を与えられて流体継手の適当な空冷を生じるようになされる。好ま しい実施例が開示され、これにおいて流体継手の取付け部は流体継手の外端部に 軸受を含む。 図面の簡単な説明 第１図は、後輪に本発明の駆動装置を有するスクーターの斜視立面図。 第２図は、スクーターシャーシおよび車輪軸が省略されて、被駆動車輪に対し て懸架されたエンジンおよび流体継手を示す流体継手の拡大した斜視図。 第３図は、流体継手が取り付けられたエンジンに対する流体継手の分解図。 第４図は、ポンプ、タービンおよびポンプカバーの側立面図。 第５図は、組み立てられた流体継手の軸線を折り曲げて流体継手のそれぞれの 組み立てられた部分の相対位置を示す分解斜視図。 第６図は、継手を覆う燃料タンクカバーを備えた流体継手を示す、駆動車輪に おける組み立てられたスクーターの斜視図。 第７図は、取り外された燃料タンクおよびプレートに取り付けられた軸受によ って補強された流体継手の斜視図。 第８図は、モーターから離れた継手の先端における軸受位置を示す、流体継手 から取り外されたプレートの斜視図。 好ましい実施例の説明 第１図および第２図を参照すれば、流体継手Ｃは小型エンジンＥで車輪Ｗを直 接に駆動することに関して開示されている。この流体継手は小型エンジンＥで片 持ち支持された支持部に取り付けられており、第１図はエンジンおよびスクータ ー後輪を示し、第２図は車輪およびエンジンだけを示している。 第３図の分解図を参照すれば、流体継手Ｃは小径の被駆動内部シャフト１４と 、車輪Ｗに接触して直接にこれを駆動する大径の車輪駆動外部シャフト１６を有 する。被駆動内部シャフト１４は、該被駆動シャフト１４または駆動シャフト１ ６のいずれよりも比較的大きな外径を有するポンプ１８に連結されている。この 連結は被駆動シャフト１４に螺合されるボール５によって行われている。更に、 回転伝達を保証するために必要な回転軸受を通常のボール軸受１７およびニード ル軸受１９が担っていることが判る。 第１図および第２図に戻って参照すれば、このポンプ１８は被駆動車輪Ｗに対 してエンジンＥと反対側に取り付けられていることが見られる。 第５図を参照すれば、このポンプ１８はトロイダル通路の半体の内部に回転羽 根Ｖ_Pを含み、該トロイダル通路は偏心して取り付けられたトロイダルプラグＰ を有して、該トロイダルプラグのまわりに流体の螺旋回転を生じるようになされ ることが判る。タービンＴがポンプ１８に組み合わされ、このタービンはトロイ ダル通路の他方の半体の内部に回転羽根Ｖ_Tを含み、これらの羽根はポンプのト ロイダルプラグＰを取り巻く形状とされている。 第４図を参照すれば、トロイダルプラグＰおよび羽根Ｖ_PおよびＶ_T間のトロイ ダル空間は互いに偏心して取り付けられている。このような取り付けは、ポンプ およびタービンの外径部２２に高速度な流れを、またポンプ１８およびタービン ２０の内径部２４に低速度の流れを生じさせる。 羽根Ｖ_PおよびＶ_Tについて重要なことがある。これらのそれぞれの羽根は、曲 面形状を与えられていない。このような形状は、開示する流体継手の効率を高め る一方、過度に製造費を増大させる。この理由で、羽根Ｖ_PおよびＶ_Tはポン プ１８およびタービン２０の回転軸線と本質的に平行な壁面を有する。 典型的にはオイルである流体は、適当なシール３０，３２によってポンプおよ びタービンに密封されて、ポンプおよびタービンの間のトルク変換を行う。 第１図および第２図を参照すれば、好ましい実施例では、エンジンの燃料タン ク４０が被駆動車輪に重ねて取り付けられて、車輪および駆動スピンドルの界面 をシールドするようになされていることが見られる。同時に、被駆動ポンプの外 部は空気羽根４４を与えられて流体継手の適当な空冷を生じるようになされる。 第６図を参照すれば、タンクＴでエンジンＥをカバーすることが好ましい。こ れは、本発明の片持ち式の実施例または第７図および第８図に説明するような軸 受を微た代替例で行える。 第６図を参照すれば、タンクＴは適当なワッシャおよびロックナットを有する それぞれのボルト１０１，１０２，１０３で図示スクーターの後輪の該当側方に 保持されて示されている。第７図を参照すれば、タンクＴがボルト１０１〜１０ ３から取り外されると、プレート１０５が露出される。プレート１０５は全体的 に三角形のプレート１０５の中央に軸受取付け部を有している。 プレート１０５が取り外されると、軸受取付け部１１０が露出され、この軸受 取付け部はエンジンから離れた流体継手の外方先端の軸受１２０内に挿入されて 保持される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年９月２６日 【補正内容】 第８図は、モーターから離れた継手の先端における軸受位置を示す、流体継手 から取り外されたプレートの斜視図。 好ましい実施例の説明 第１図および第２図を参照すれば、流体継手Ｃは小型エンジンＥで車輪Ｗを直 接に駆動することに関して開示されている。この流体継手は小型エンジンＥで片 持ち支持された支持部に取り付けられており、第１図はエンジンおよびスクータ ー後輪を示し、第２図は車輪およびエンジンだけを示している。 第３図の分解図を参照すれば、流体継手Ｃは小径の被駆動内部シャフト１４と 、車輪Ｗに接触して直接にこれを駆動する大径の車輪駆動外部シャフト１６を有 する。被駆動内部シャフト１４は、該被駆動シャフト１４または駆動シャフト１ ６のいずれよりも比較的大きな外径を有するポンプ１８に連結されている。この 連結は被駆動シャフト１４に螺合されるボール５によって行われている。更に、 回転伝達を保証するために必要な回転軸受を通常のボール軸受１７およびニード ル軸受１９が担っていることが判る。 第１図および第２図に戻って参照すれば、このポンプ１８は被駆動車輪Ｗに対 してエンジンＥと反対側に取り付けられていることが見られる。 第５図を参照すれば、このポンプ１８はトロイダル通路の半体の内部に回転羽 根Ｖ_Pを含み、該トロイダル通路は偏心して取り付けられたトロイダルプラグＰ を有して、該トロイダルプラグのまわりに流体の螺旋回転を生じるようになされ ることが判る。タービンＴがポンプ１８に組み合わされ、このタービンはトロイ ダル通路の他方の半体の内部に回転羽根Ｖ_Tを含み、これらの羽根はポンプのト ロイダルプラグＰを取り巻く形状とされている。 第４図を参照すれば、トロイダルプラグＰおよび羽根Ｖ_PおよびＶ_T間のトロイ ダル空間は互いに偏心して取り付けられている。このような取り付けは、ポンプ およびタービンの外径部２２に高速度な流れを、またポンプ１８およびタービン ２０の内径部２４に低速度の流れを生じさせる。 羽根Ｖ_PおよびＶ_Tについて重要なことがある。これらのそれぞれの羽根は、回 転軸線に実質的に平行である壁を設けている。このような形状は、開示する流体 継手の効率を高める一方、過度に製造費を増大させる。この理由で、羽根Ｖ_P およびＶ_Tはポンプ１８およびタービン２０の回転軸線と本質的に平行な壁面を 有する。 典型的にはオイルである流体は、適当なシール３０，３２によってポンプおよ びタービンに密封されて、ポンプおよびタービンの間のトルク変換を行う。 第１図および第２図を参照すれば、好ましい実施例では、エンジンの燃料タン ク４０が被駆動車輪に重ねて取り付けられて、車輪および駆動スピンドルの界面 をシールドするようになされていることが見られる。同時に、被駆動ポンプの外 部は空気羽根４４を与えられて流体継手の適当な空冷を生じるようになされる。 第６図を参照すれば、タンクＴでエンジンＥをカバーすることが好ましい。こ れは、本発明の片持ち式の実施例または第７図および第８図に説明するような軸 受を微た代替例で行える。 第６図を参照すれば、タンクＴは適当なワッシャおよびロックナットを有する それぞれのボルト１０１，１０２，１０３で図示スクーターの後輪の該当側方に 保持されて示されている。第７図を参照すれば、タンクＴがボルト１０１〜１０ ３から取り外されると、プレート１０５が露出される。プレート１０５は全体的 に三角形のプレート１０５の中央に軸受取付け部を有している。 プレート１０５が取り外されると、軸受取付け部１１０が露出され、この軸受 取付け部はエンジンから離れた流体継手の外方先端の軸受１２０内に挿入されて 保持される。（第８図参照）。 請求の範囲 １． 駆動される車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるように前記車 輪を取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ且つ前記車輪の回転軸 線に実質的に平行な出力シャフトを有するエンジンと、前記駆動される車輪およ び前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記流体継手の改良点 が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 外側部材を有し、前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エン ジンとは反対側で前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、前記ポンプを通して流れる前記流 体から回転エネルギーを受け止めるために前記車輪の反対側で前記ポンプに隣接 されて流体連結されたタービンと、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 と、 前記エンジンにより取り付けられ、前記車輪の上を延在して該車輪と前記車輪 駆動外部シャフトを遮蔽するようになされたシールドと、 前記ポンプの外側部材に取り付けられて前記流体継手に隣接させて冷却空気を 循環させる空冷羽根とを組み合わせて含む組合せ。 ２． 請求項１の組合せであって、前記ポンプおよび前記タービンがトロイダ ル通路にて、前記内部および外部シャフトのまわりで軸線方向に配置されたフィ ンを含む組合せ。 ３． 請求項２の組合せであって、前記フィンが前記両シャフト軸線に鉛直な 壁面内に配置された組合せ。 ４． 駆動される車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるように前記車 輪を取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ且つ前記車輪の回転軸 線に実質的に平行な出力シャフトを有するエンジンと、前記駆動される車輪およ び前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記流体継手の改良点 が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 外側部材を有し、前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エン ジンとは反対側で前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプであって、トロ イダル通路内で前記内部シャフトのまわりに同芯的に配置された羽根を有し、該 羽根が前記ポンプのまわりで円形平面にて前記シャフトに鉛直な平面に沿って終 端している前記ポンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、前記ポンプのトロイダル通路と同 じ直結のトロイダル通路内に配置された羽根を有するタービンであって、該羽根 が前記ポンプのまわりで円形平面にて前記駆動外部シャフトに鉛直な平面に沿っ て終端しており、前記タービンの羽根が前記ポンプを通して流れる前記流体から 回転エネルギーを受け止めるために前記車輪の反対側で前記ポンプの羽根に隣接 されて流体連結されたタービンと、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 と、 前記エンジンにより取り付けられ、前記車輪の上を延在して該車輪と前記車輪 駆動外部シャフトを遮蔽するようになされたシールドと、 前記ポンプの外側部材に取り付けられて前記流体継手に隣接させて冷却空気を 循環させる空冷羽根とを組み合わせて含む組合せ。 ５． 請求項４の発明であって、 前記ポンプの前記フィンのある前記トロイダル通路内に取り付けられたトロイ ダルプラグであって、前記ポンプおよびタービン間が流体連結されている時に前 記プラグのまわりに流体が螺旋流動を生じるように前記トロイダルプラグが前記 トロイダル通路内に配置された発明。 ６． 請求項５の発明であって、前記トロイダルプラグが前記シャフトの軸線 から離れた前記通路の部分で前記トロイダル通路に隣接されて流体を前記シャフ ト軸線から離して流動させ、前記流体通路の軸線に近い箇所より高速度で流動さ せるようになされた発明。 ７． 請求項４の組合せであって、 前記界面の上を延在する前記シールドがモールド成形された燃料タンクを含む 組合せ。 ８． 駆動されるスクーター車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるよ うに前記車輪を取り付けるスクーターフレームと、前記スクーターフレームに取 り付けられ且つ前記スクーター車輪の回転軸線に実質的に平行な出力シャフトを 有するエンジンと、前記駆動されるスクーター車輪および前記スクーターフレー ムに取り付けられた前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記 流体継手の改良点が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エンジンとは反対側で 回転軸線上にて前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプであって、前記内 部シャフトの直径より大きいが、前記車輪の直径よりは小さい直径を有する前記 ポンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 回転軸線上にて回転できるように前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、 前記ポンプを通って流れる前記流体から回転エネルギーを受け止めるために前記 車輪の反対側で前記ポンプの羽根に隣接されて流体連結されたタービンであって 、前記タービンが前記駆動シャフトの直径よりは大きいが、前記被駆動車輪の直 径よりは小さい直径を有すタービンと、 前記エンジンにより取り付けられ、前記車輪の上を延在して該車輪と前記車輪 駆動外部シャフトを遮蔽するようになされたシールドと、 前記ポンプおよび前記タービンの各々がそれらの回転軸線に本質的に平行な壁 面を有する羽根を備えており、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 とを組み合わせて含む組合せ。 ９． 請求項８の発明であって、前記タービンを回転させるための前記タービ ンのまわりのハウジングで、前記継手の作動時に空気を移動させるための冷却フ ィンを外面に形成され、前記ポンプおよびタービン間を流れる流体を冷却するよ うになすハウジングを含む発明。 １０． 請求項８の組合せであって、 前記車輪駆動外部シャフトの軸受手段が備えられた組合せ。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ２４に低速度の流れを生じるようになされる。典型的に はオイルである流体は適当なシール（３０，３２）によ ってポンプおよびタービンに密封されて、ポンプおよび タービンの間のトルク変換を生じるようになされる。エ ンジンの燃料タンクＴが被駆動車輪に重ねて取り付けら れて、車輪および駆動スピンドルの界面をシールドする ようになされる。同時に、被駆動ポンプの外部は羽根４ ４を与えられて流体継手の適当な空冷を生じるようにな される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 駆動される車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるように前記車 輪を取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ且つ前記車輪の回転軸 線に実質的に平行な出力シャフトを有するエンジンと、前記駆動される車輪およ び前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記流体継手の改良点 が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エンジンとは反対側で 前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、前記ポンプを通して流れる前記流 体から回転エネルギーを受け止めるために前記車輪の反対側で前記ポンプに隣接 されて流体連結されたタービンと、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 とを組み合わせて含む組合せ。 ２． 請求項１の組合せであって、前記ポンプおよび前記タービンがトロイダ ル通路にて、前記内部および外部シャフトのまわりで軸線方向に配置されたフィ ンを含む組合せ。 ３． 請求項２の組合せであって、前記フィンが前記両シャフト軸線に鉛直な 壁面内に配置された組合せ。 ４． 駆動される車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるように前記車 輪を取り付けるフレームと、前記フレームに取り付けられ且つ前記車輪の回転軸 線に実質的に平行な出力シャフトを有するエンジンと、前記駆動される車輪およ び前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記流体継手の改良点 が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エンジンとは反対側で 前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプであって、トロイダル通路内で前 記内部シャフトのまわりに同芯的に配置された羽根を有し、該羽根が前記ポンプ のまわりで円形平面にて前記シャフトに鉛直な平面に沿って終端している前記ポ ンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、前記ポンプのトロイダル通路と同 じ直結のトロイダル通路内に配置された羽根を有するタービンであって、該羽根 が前記ポンプのまわりで円形平面にて前記駆動外部シャフトに鉛直な平面に沿っ て終端しており、前記タービンの羽根が前記ポンプを通して流れる前記流体から 回転エネルギーを受け止めるために前記車輪の反対側で前記ポンプの羽根に隣接 されて流体連結されたタービンと、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 とを組み合わせて含む組合せ。 ５． 請求項８の発明であって、 前記ポンプの前記フィンのある前記トロイダル通路内に取り付けられたトロイ ダルプラグであって、前記ポンプおよびタービン間が流体連結されている時に前 記プラグのまわりに流体が螺旋流動を生じるように前記トロイダルプラグが前記 トロイダル通路内に配置された発明。 ６． 請求項８の発明であって、前記トロイダルプラグが前記シャフトの軸線 から離れた前記通路の部分で前記トロイダル通路に隣接されて流体を前記シャフ ト軸線から離して流動させ、前記流体通路の軸線に近い箇所より高速度で流動さ せるようになされた発明。 ７． 請求項１の組合せであって、前記車輪駆動外部シャフトの軸受手段が備 えられた組合せ。 ８． 駆動されるスクーター車輪と、軸線のまわりに回転可能に駆動されるよ うに前記車輪を取り付けるスクーターフレームと、前記スクーターフレームに取 り付けられ且つ前記スクーター車輪の回転軸線に実質的に平行な出力シャフトを 有するエンジンと、前記駆動されるスクーター車輪および前記スクーターフレー ムに取り付けられた前記エンジンを連結する流体継手との組合せにおいて、前記 流体継手の改良点が、 駆動される前記車輪の片側で前記エンジンに連結され、該駆動される車輪を横 切って該車輪の反対側へ延在した被駆動内部シャフトと、 前記被駆動シャフトに連結され、前記車輪に対して前記エンジンとは反対側で 前記被駆動シャフトのまわりに回転するポンプであって、前記内部シャフトの直 径より大きいが、前記車輪の直径よりは小さい直径を有する前記ポンプと、 前記エンジンからの回転エネルギーを受け止めるために前記ポンプに通じてい る流体と、 前記被駆動内部シャフトのまわりに同芯的に取り付けられた車輪駆動外部シャ フトと、 前記車輪駆動外部シャフトに取り付けられ、前記ポンプを通って流れる前記流 体から回転エネルギーを受け止めるために前記車輪の反対側で前記ポンプの羽根 に隣接されて流体連結されたタービンであって、前記タービンが前記駆動シャフ トの直径よりは大きいが、前記被駆動車輪の直径よりは小さい直径を有すタービ ンと、 流体が前記ポンプおよびタービン間を循環して該ポンプおよびタービン間でト ルクを伝達させ、したがって前記入力シャフト間でトルクを伝達して前記車輪を 駆動するようになすために、前記ポンプおよびタービン間に流体を密封する手段 とを組み合わせて含む組合せ。 ９． 請求項１２の発明であって、前記タービンを回転させるための前記ター ビンのまわりのハウジングで、前記継手の作動時に空気を移動させるための冷却 フィンを外面に形成され、前記ポンプおよびタービン間を流れる流体を冷却する ようになすハウジングを含む発明。 １０． 請求項１２の組合せであって、 前記車輪駆動外部シャフトの軸受手段が備えられた組合せ。