JPH09505738A - 加工ニンジンの白化を阻止する方法 - Google Patents

加工ニンジンの白化を阻止する方法

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JPH09505738A
JPH09505738A JP7515588A JP51558895A JPH09505738A JP H09505738 A JPH09505738 A JP H09505738A JP 7515588 A JP7515588 A JP 7515588A JP 51558895 A JP51558895 A JP 51558895A JP H09505738 A JPH09505738 A JP H09505738A
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チェリー,ジョー・エイチ
シング,シュー・エス
フリードソン,バリー・エル
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イーピーエル・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法であって、消費用のニンジンを加工し、次いで加工ニンジンを、クエン酸約71部対L−システインヒドロクロリド約29部〜クエン酸約90部対L−システインヒドロクロリド約10部の範囲の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該クエン酸およびL−システインヒドロクロリドを溶液の混合重量%濃度が約0.7〜少なくとも約1.7重量%になるまで希釈した残余の水との溶液に対して暴露することを含み、該暴露は、加工ニンジンと該溶液との接触が、該接触非存在下において加工ニンジンで白化生成を引き起こすであろう雰囲気に対して加工ニンジンが暴露された場合に加工ニンジンでの白化生成を阻止するように十分な時間接触させること含む上記方法。

Description

【発明の詳細な説明】 加工ニンジンの白化を阻止する方法 発明の背景 本発明は、概して、生理学的に損傷された果実および蔬菜(そさい:vegetable s)の変色を阻止する方法に関し、更に詳しくは、加工したてのニンジンでの白 化(white blush)変色の生成を阻止する方法に関する。 多くの果実(すなわち、リンゴ、ナシ、モモ、アボカドおよびバナナ)および 蔬菜(すなわち、マメ、イモ、キノコおよび多数の根菜作物)を傷付けたり若し くは切ったり、皮を剥いたり、または組織損傷を引き起こす何等かの他の方法で 加工した場合、メラノーシス反応の酵素のために、組織損傷部位において数分以 内に黒または褐色の変色が生じる。この変色の問題は、食品工業にとって明らか に経済的に重要であるので、多くの研究課題となっている。 上記に論及された果実および蔬菜とは異なり、ニンジンは、組織損傷を受けた 後にメラノーシス反応の酵素による黒または褐色の変色を生じない。したがって 、ニンジンは、収穫後すぐに加工して消費に備えられる形にするのに理想的な蔬 菜である。米国において毎年市場に出荷される推定30億ポンドのニンジンの内 約20%は、収穫後すぐに皮をむかれて、新鮮な小型ニンジン、ニンジンスティ ック、ニンジンコイン、ニンジン細片および他の形の新鮮な加工ニンジン(fres h processed carrots)として販売される。 まるのままの非加工ニンジンは、品質をほとんど損なうことなく何週間も冷蔵 下、貯蔵することができる。しかしながら、加工したてのニンジン(freshly pr ocessed carrots)は、ほんの数日間冷蔵貯蔵しただけでもそれらの削られた表 面上に白みがかったチョーク様外観を生じ始める。ニンジン加工産業において、 この白みがかったチョーク様外観は「白化」として知られている。 加工ニンジンで白化が生じる速度は、加工前のまるのままのニンジンの生理学 的状態、加工で与えられた削れの程度、ニンジンに用いられた化学処理、そして もしあれば、ニンジンが貯蔵されていた湿度および温度の一つの作用である。例 えば、熱ストレスおよび乾燥ストレスなどの成長期間中の様々な程度の環境スト レスによって引き起こされるまるのままの非加工ニンジンの生理機能の変化によ り、与えられた貯蔵条件下での白化生成の開始が種々変動する。十分に潅漑され なかった畑で成長したニンジンは、十分に潅漑された畑で成長した加工ニンジン よりも速く白化変色する傾向がある。 白化変色は見た目が悪く且つ食欲をそそらない。結果として、加工ニンジンの 味および栄養価は白化の外観に影響されないとしても、消費者は常に、白化をま ずくて古いニンジンと連想する。このことは、味および栄養に影響がないとして も、白化の外観のために、加工ニンジンが棚から引抜かれる場合にかなりの商業 廃棄物をもたらす。 これまで、白化は、加工したてのニンジンを通常はハイドロクーラー中におい て冷水で洗浄した後に冷蔵することによっておよび/または容器内の調節雰囲気 を維持するものを含む特殊な容器中に加工したてのニンジンを包装することによ って主に抑制されてきた。更に、衛生的にするためにおよび主として加工ニンジ ンでの微生物細菌の増殖を抑制するために、冷水処理に塩素が加えられてきた。 しかしながら、先行技術の方法を用いた場合、上記に挙げた変化に応じて、白化 の開始は数日間遅れるだけでしかない。 発明の概要 本発明の目的は、加工したてのニンジンを処理する新規の方法であって、白化 生成の開始を商業的要求に一致して適度に長期間有効に阻止する上記方法を提供 することである。本発明の方法は、白化の生成を引き起こす加工ニンジンの削ら れた細胞壁の脱水を有効に遅らせる。更に、本発明の方法は、処理された加工ニ ンジンの色または味を悪くしない十分に低濃度で有効である安全な且つ天然の化 学薬品を用いる。 本発明の一つの実施態様は、加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法であ って、消費用のニンジンを加工し且つ加工ニンジンを、クエン酸約71部対L− システインヒドロクロリド約29部〜クエン酸約90部対L−システインヒドロ クロリド約10部の範囲の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロク ロ リドと、該クエン酸およびL−システインヒドロクロリドを溶液の混合重量%濃 度が約0.7〜少なくとも約1.7重量%になるまで希釈した残余の水との溶液 に対して暴露することを含み、該暴露は、加工ニンジンと該溶液との接触が、該 接触非存在下において加工ニンジンで白化生成を引き起こすであろう雰囲気に対 して加工ニンジンが暴露された場合に加工ニンジンでの白化生成を阻止するよう に十分な時間接触させること含む上記方法である。 本発明のもう一つの実施態様は、すぐ前の段落で記載の加工ニンジンでの白化 生成を阻止する方法であり、そして更に、塩素濃度が約50ppm〜約150p pm未満の塩素処理水(chlorinated water)によって加工ニンジンを暴露工程 の前若しくは後にまたは前にも後にも処理することを含む。 本発明の方法の関連目的および利点は、以下の詳細な説明から明らかである。 好ましい実施態様の説明 本発明の原理をよく理解するために、ここで好ましい実施態様を以下の説明お よび実施例で論及し、具体的な言葉を用いてそれらを記載する。それにもかかわ らず、それによって本発明の範囲が制限されるものではなく、そこに記載された ような好ましい実施態様の変更および修正並びに発明の原理の更に別の応用は、 本発明が関する当業者が普通に考えつくものと考えられる。 以下の実施例で用いられた加工ニンジンは、カリフォルニアのニンジン加工業 者から直接入手されたインペラター(Imperator)およびナンテス(Nantes)品 種であった。ナンテス品種は、インペラター品種よりも細い細胞壁構造を有し、 加工されたナンテス品種ニンジンは白化生成に対してより感受性になる。 実施例1 中央カリフォルニア加工工場製の、ハイドロクール処理され、袋詰めされ、そ して氷中に梱包された加工したてのナンテス品種ミニ(ベビー)ニンジンを実験 施設に輸送して、そこでニンジンを加工工場から出荷後6時間以内に以下の方法 で処理した。 重さ約0.5ポンドの対照群のニンジンを、100ppm塩素含有の36°F の水浴中に30秒間浸漬して、加工したてのミニ(ベビー)ニンジンのためのニ ンジン加工業者の現行製造法に近づけた。次に、対照群を加工業者の標準的な有 孔フィルム中に袋詰めし且つ約42°Fで冷蔵貯蔵した。 食品用銘柄クエン酸71重量%およびL−システインヒドロクロリド29重量 %の溶液を36°Fの水道水によって、クエン酸およびL−システインヒドロク ロリドの最終濃度約1.7重量%まで希釈した。次に、重さも約0.5ポンドの 同様のニンジンの試験群を、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの冷 1.7重量%溶液中に約15分間浸漬した。次に、試験群もまた約36°Fの1 00ppm塩素処理水浴中に30秒間浸漬し、同様の有孔フィルム中に袋詰めし 、そして約42°Fで冷蔵貯蔵した。 10日後、対照群および試験群ニンジンを貯蔵から取出し且つ白化生成につい て調べた。対照群はすでに白化を生成していた。対照的に、試験群はまだ湿って いて、十分な色および味があり、そして白化が示されなかった。試験群を冷蔵貯 蔵に戻し、そして冷蔵貯蔵から17日後および26日後に再試験した。再度、そ れぞれの試験において試験群はまだ湿っていて、十分な色および味があり、そし て白化生成がなかった。 実施例2 中央カリフォルニア加工工場によって製造された、ハイドロクール処理され、 袋詰めされ、そして氷中に梱包された加工したてのナンテス品種四分割ニンジン スティックを実験施設に輸送して、そこでニンジンを加工工場から出荷後6時間 以内に以下の方法で処理した。 重さ約0.5ポンドの対照群のニンジンを、100ppm塩素含有の36°F の水浴中に30秒間浸漬して、加工したての四分割ニンジンスティックのための ニンジン加工業者の現行製造法に近づけた。次に、対照群を加工業者の標準的な 無孔フィルム中に袋詰めし且つ約42°Fで冷蔵貯蔵した。 食品用銘柄クエン酸71重量%およびL−システインヒドロクロリド29重量 %の溶液を36°Fの水道水によって、クエン酸およびL−システインヒドロク ロリドの最終濃度約1.7重量%まで希釈した。次に、同様のニンジンの0.5 ポンド試験群を、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの冷1.7重量 %溶液中に約15分間浸漬した。次に、試験群もまた約36°Fの100ppm 塩素含有水浴中に30秒間浸漬し、同様の無孔フィルム中に袋詰めし、そして約 42°Fで冷蔵貯蔵した。 10日後、対照群および試験群ニンジンを貯蔵から取出し且つ白化生成につい て調べた。対照群はすでに白化を生成していた。対照的に、試験群はまだ湿って いて、十分な色および味があり、そして白化を示さなかった。試験群を冷蔵貯蔵 に戻し、そして冷蔵貯蔵から17日後および26日後に再試験した。再度、それ ぞれの試験において試験群はまだ湿っていて、十分な色および味があり、そして 白化生成がなかった。 実施例3 中央カリフォルニア加工工場製によって加工された加工したてのインペラター 品種ミニ(ベビー)ニンジンを、加工中に以下の方法で処理した。 食品用銘柄クエン酸75重量%およびL−システインヒドロクロリド25重量 %の溶液を水道水によって、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの最 終濃度約1.32重量%まで希釈した。試験群のニンジンには、クエン酸および L−システインヒドロクロリドの1.32重量%溶液を用いて、該溶液を約38 〜42°Fまで冷却したハイドロクーラー中において約10分間シャワーを浴び せた。次に、試験群には、固定スプレーヘッドから3分の1〜2分の1ガロン/ 分の速度で流れる90〜100ppm塩素含有の50°Fの水浴によって1秒間 シャワーを浴びせた。ニンジンはスプレーヘッド下を1ポンド/秒の速度で移動 した。次に、試験群を加工業者の標準的な有孔フィルムの1ポンド包装中に袋詰 めし且つ約38〜55°Fで冷蔵貯蔵した。 23日後、試験群の白化を調べた。試験群はまだ湿っていて、十分な色および 味があり、そして白化を示さなかった。 実施例4 中央カリフォルニア加工工場によって製造された、ハイドロクール処理され、 袋詰めされ、そして氷中に梱包された加工したてのインペラター品種ミニ(ベビ ー)ニンジンを実験施設に輸送して、そこでニンジンを加工工場から出荷後36 時間以内に以下の方法で処理した。 重さ約1.0ポンドの対照群のニンジンを、100ppm塩素含有の40°F の水浴中に1分間浸漬して、加工したてのミニ(ベビー)ニンジンのための加工 業者の現行製造法に近づけた。次に、対照群を加工業者の標準的な有孔フィルム 中に袋詰めし且つ約42°Fで冷蔵貯蔵した。 最初に、同様のニンジンの1.0ポンド試験群を、100ppm塩素含有の4 0°Fの水浴中に1分間浸漬した。食品用銘柄クエン酸90重量%およびL−シ ステインヒドロクロリド10重量%の溶液を40°Fの水道水によって、クエン 酸およびL−システインヒドロクロリドの最終濃度約1.1重量%まで希釈した 。次に、試験群を、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの冷1.1重 量%溶液中に25分間浸漬した。次に、試験群を、100ppm塩素含有の40 °F水浴中に再度1分間浸漬し、同様の有孔フィルム中に袋詰めし、そして42 °Fで冷蔵貯蔵した。 26日後、対照群および試験群の白化を調べた。対照群は乾燥し且つ白化を生 成していた。対照的に、試験群はまだ湿っていて、十分な色および味があり、そ して白化していなかった。 実施例5 中央カリフォルニア加工工場によって製造された、ハイドロクール処理され、 袋詰めされ、そして氷中に梱包された加工したてのインペラター品種四分割ニン ジンスティックを実験施設に輸送して、そこでニンジンを加工工場から出荷後3 6時間以内に以下の方法で処理した。 重さ2.0オンスの対照群のニンジンを、100ppm塩素含有の40°Fの 水浴中に1分間浸漬して、加工したての四分割ニンジンスティックのための加工 業者の現行製造法に近づけた。次に、対照群を加工業者の標準的な無孔フィルム 中に袋詰めし且つ約42°Fで冷蔵貯蔵した。 最初に、同様のニンジンの2.0オンス試験群を、100ppm塩素含有の4 0°Fの水浴中に1分間浸漬した。食品用銘柄クエン酸90重量%およびL−シ ステインヒドロクロリド10重量%の溶液を40°Fの水道水によって、クエン 酸およびL−システインヒドロクロリドの最終濃度約1.1重量%まで希釈した 。次に、試験群を、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの冷1.1重 量%溶液中に約15分間浸漬し、そして最後に、100ppm塩素含有の40° Fの水浴中に1分間浸漬した。次に、試験群を同様の無孔フィルム中に袋詰めし 、そして約42°Fで冷蔵貯蔵した。 26日後、対照群および試験群の白化を調べた。対照群は乾燥し且つ白化を生 成していた。対照的に、試験群はまだ湿っていて、十分な色および味があり、そ して商業的に許容しうる限度内の僅かな白化を示しただけであった。 実施例6 中央カリフォルニア加工工場によって製造された加工したてのインペラター品 種ニンジンスティックを、製造ラインから大量に得られた後にハイドロクール処 理され且つ実験施設に輸送して、そこでニンジンを加工工場から出荷後すぐに以 下の方法で処理した。 重さ約0.5ポンドの対照群のニンジンを、34°Fの水道水浴中に15分間 浸漬して、加工したてのニンジンスティックのための加工業者の現行製造法に近 づけた。次に、対照群を、小ピンホール1個を有するジップ・ロック(zip-lock )銘柄ポリエチレンバッグ中に袋詰めし、そして約42°Fで冷蔵貯蔵した。 食品用銘柄クエン酸90重量%およびL−システインヒドロクロリド10重量 %の溶液を冷水によって、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの最終 濃度約1.1重量%まで希釈した。溶液の温度を測定して約28°Fであるよう にした。次に、同様のニンジンの0.5ポンド試験群を、クエン酸およびL−シ ステインヒドロクロリドの冷1.1重量%溶液中に約15分間浸漬した。次に、 小ピンホール1個を有するジップ・ロック銘柄ポリエチレンバッグ中に袋詰めし 、そして約32°Fで冷蔵貯蔵した。 28日後、対照群および試験群の白化生成を調べた。対照群は白化を生成して いた。対照的に、試験群はまだ湿っていて、十分な色および味があり、そして白 化していなかった。 本発明の方法で用いられた溶液は、上記実施例で記載のように、ニンジン加工 業者によって用いられる慣用的なハイドロクーラー中においてニンジンと溶液と を接触させることを含む慣用的な方法で、例えば、浸漬、噴霧またはシャワーに よって加工したてのニンジンと接触させることができる。 本発明を上記実施例および説明において記載してきたが、それらは例示するも のとして考えられるべきであり且つ特性を制限するものと考えられるべきではな く、好ましい実施態様のみが記載されていることおよび発明の趣旨の範囲内にあ る変更および修正はいずれも保護されるのが望ましいことが理解されよう。異な る栽培地域由来のまるのままのニンジンの生理機能の違いおよび加工前のまるの ままのニンジンが履歴した熱および乾燥ストレスの違いにより、前述の実施例で 記載の方法において、白化の開始を最も効率よく阻止するためには僅かな修正が 必要である。例えば、これまでに達成された試験において、食品用銘柄クエン酸 90重量%およびL−システインヒドロクロリド10重量%の溶液を水道水によ って希釈して、クエン酸およびL−システインヒドロクロリドの最終濃度を約0 .7重量%程度まで下げ、冷却し、そして慣用的な方法で加工ニンジンと接触さ せると、この処理環境による苛酷なストレスを加えられなかった加工ニンジンで の白化の開始を有効に遅らせた。同様に、これまでに達成された試験において、 好ましい実施態様の実施例のいくつかで用いられた冷水浴の塩素濃度は50pp m程度に低く、そしていくつかは150ppmよりほんの僅かに少ない程度に高 く、そして約28°F〜約55°Fの温度まで冷却されたが、なお依然として、 様々な程度の環境ストレスを履歴した加工ニンジンでの白化生成および微生物細 菌増殖の阻止に効率よく寄与していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シング,シュー・エス アメリカ合衆国ペンシルバニア州16803, ステイト・カレッジ,ウエスト・アーロ ン・ドライブ,1101−エイチ (72)発明者 フリードソン,バリー・エル アメリカ合衆国インディアナ州46280,イ ンディアナポリス,ノース・セントラル・ アベニュー 10301

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法であって、消費用のニンジ ンを加工し、次いで加工ニンジンを、クエン酸約71部対L−システインヒドロ クロリド約29部〜クエン酸約90部対L−システインヒドロクロリド約10部 の範囲の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該クエ ン酸およびL−システインヒドロクロリドを溶液の混合重量%濃度が約0.7〜 少なくとも約1.7重量%になるまで希釈した残余の水との溶液に対して暴露す ることを含み、該暴露は、加工ニンジンと該溶液との接触が、該接触非存在下に おいて加工ニンジンで白化生成を引き起こすであろう雰囲気に対して加工ニンジ ンが暴露された場合に加工ニンジンでの白化生成を阻止するように十分な時間接 触させること含む上記方法。 2. 前記暴露の溶液が、クエン酸約75部対L−システインヒドロクロリド 約25部の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該ク エン酸およびL−システインヒドロクロリドを該溶液の混合重量%濃度が約1. 32重量%になるまで希釈した残余の水とから成る請求項1に記載の加工ニンジ ンでの白化の生成を阻止する方法。 3. 前記暴露の溶液が、クエン酸約90部対L−システインヒドロクロリド 約10部の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該ク エン酸およびL−システインヒドロクロリドを該溶液の混合重量%濃度が約1. 1重量%になるまで希釈した残余の水とから成る請求項1に記載の加工ニンジン での白化の生成を阻止する方法。 4. 前記暴露の溶液が、クエン酸約90部対L−システインヒドロクロリド 約10部の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該ク エン酸およびL−システインヒドロクロリドを該溶液の混合重量%濃度が約0. 7重量%になるまで希釈した残余の水とから成る請求項1に記載の加工ニンジン での白化の生成を阻止する方法。 5. 前記暴露の溶液が、クエン酸約71部対L−システインヒドロクロリド 約29部の重量%比率のクエン酸およびL−システインヒドロクロリドと、該ク エン酸およびL−システインヒドロクロリドを該溶液の混合重量%濃度が約1. 7重量%になるまで希釈した残余の水とから成る請求項1に記載の加工ニンジン での白化の生成を阻止する方法。 6. 前記暴露の溶液を約28°F〜約55°Fの温度まで冷却する請求項1 〜5のいずれか1項に記載の加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法。 7. 前記暴露工程前に、前記加工ニンジンを塩素濃度が約50ppm〜約1 50ppm未満の塩素処理水によって処理することを更に含む請求項6に記載の 加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法。 8. 前記暴露工程後に、前記加工ニンジンを塩素濃度が約50ppm〜約1 50ppm未満の塩素処理水によって処理することを更に含む請求項6に記載の 加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法。 9. 前記暴露工程前及び暴露工程後に、前記加工ニンジンを塩素濃度が約5 0ppm〜約150ppm未満の塩素処理水によって処理することを更に含む請 求項6に記載の加工ニンジンでの白化の生成を阻止する方法。
JP7515588A 1993-11-30 1994-07-19 加工ニンジンの白化を阻止する方法 Pending JPH09505738A (ja)

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