JPH09504846A - 水回収装置及び回転ユニオンを有する改良移動サイクロン動力洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 サイクロン動力洗浄装置（１０）は平らなコンクリート又はアスファルトの表面を清掃するために高圧高温の水を使用する。噴霧された水は、これを移動サイクロン噴霧器（５０）の回収リング（６２）の穴（６３）から吸い込み、吸い込んだ水をろ過し、それを装置（１０）による再使用のために貯水タンク（２０）に戻すことによって回収される。ろ過タンク（４００）は流入トラフ（４２０）で大きな物をろ過し、小さい物を複数のカスケードチャンバ（４３０）でろ過する。噴霧器（５０）の回転ユニオン（１００）は、一対の硬質の耐久性の、例えば炭化珪素の密封面を互いに押しつけることによって回転ユニオン（１００）の流入口（１４０）からその排出端まで水を通し、密封面の一方は回転ユニオンの固定ハウジングの上凹部（１１５）内に非回転的に摺動自在に受け入れられ、他方の密封面はハウジング（１３０）の下凹部（１４５）に回転自在に受け入れられ且つ保持されたスピンドル（１７０）に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】 水回収装置及び回転ユニオンを有する 改良移動サイクロン動力洗浄装置 発明の背景 1. 発明の分野 本発明は、一般的には、コンクリート、アスファルト及びその他の種々の硬い 表面のような平らな表面を清掃するため噴霧水を使用する移動サイクロン動力洗 浄装置に関し、特に、噴霧した水を回収してろ過し、清掃に更に使用するために ろ過した水を装置に再循環させる動力洗浄装置に関する。本発明は又、高圧高温 の水を、高速度で回転する噴霧バーに通す改良回転ユニオンを有する移動サイク ロン噴霧器に関し、特に、水が漏れるのを防止する、非回転炭化珪素シール面と 回転可能な炭化珪素シール面との間に形成された改良水漏れ防止回転ユニオンシ ールに関する。これらの新規且つ改良特徴をもった動力洗浄装置は平らな表面の より効果的な具合の良い清掃を行う。 2.背景技術の説明 移動サイクロン動力洗浄装置を使用して平らな選択的に清掃するための装置及 び方法は当該技術において良く知られていいる。移動サイクロン動力洗浄装置は 一般的には、高い回転速度で水を噴霧して表面を清掃する。代表的な移動サイク ロン動力洗浄装置は、清掃に使用されるべき水を入れるための貯水手段と、貯水 手段からの水を送水し、且つ加圧するのに用いられる送水装置と、水を表面に噴 霧するための水サイクロン噴霧器とを含む。この動力洗浄装置は更に、表面を清 浄するための高温高圧の水を作るように水を加熱するための温水装置を含むこと がある。 ハルスなどの米国特許第４，１９１，５８９号（「ハルス」）及び、サンドヘ イムの米国特許第４，１９１，５９０号（「サンドヘイム」）は各々、真空装置 を使用する動力洗浄装置を開示し、これらの装置は、カーペット及び道路や床の ような硬い表面を清掃するのに用いられるように設計されていた。ゴエルスの米 国特許第４，３３７，７８４号（「ゴエルス」）は、床面や床格子を清掃するの に用いられるように設計されている高圧水装置を開示した。 先行技術の動力洗浄装置の問題点の１つは、それらのどれも、動力洗浄装置に よって噴霧された水を回収してろ過し、そして再循環させるための装置を備えて いないことである。先行技術の装置は、動力洗浄装置による更なる使用のために 水を連続的に回収し、ろ過しそして再循環させる独立の自己収容装置であるよう に設計されていなかった。従って、先行技術の装置の作動は、装置によって貯え られ又は移送しうる水の量によって（即ち、貯水手段の容量によって）制限され 、装置のオペレータは、貯えた水が減らされたとき、追試の水を外側の水源から 補充しなければならない際に不便であった。その結果、これらの先行技術の装置 は、大量の水の使用を必要とし、これらの装置は、貯えた水を回収して再使用す る能力を有していなかったから、貯えた水を無だにした。その上、有害な廃水が 局部的な排水装置に落されていることに対する環境上の反対が増々持ち上がって いる。かくして、屋外清掃装置に用いられた噴霧水を回収する必要性がある。 移動サイクロン動力洗浄装置の水サイクロン噴霧器に用いられた回転ユニオン は当該技術において良く知られている。 図６に示すように、１つの代表的な先行技術の回転ユニオン２００は単に、円 形ハラジング２１０と、中立回転スピンドル２２０とからなっていた。スピンド ル２２０は、これをハラジング２１０内に支持する平らなラジアルシールリング フランジ２４０を有する。噴霧バー５４はスピンドル２２０の底部に取付けられ る。フランジ２４０の流入口側にバッキンググランド２５０が置かれ、フランジ ２４０の流出口側にパッキングユニット及びナット２６０が置かれる。フランジ ２４０を支持するためと、回転ユニオン２００の下端をシールするために、ねじ 山によって、ハラシング２１０にパッキングユニット２６０がねじ込まれる。グ ランド２５０が摩耗したとき、回転ユニオン２００の漏れを防止するためにパッ キングユニット２６０のナットを連続的に締付けなければならなかった。高圧高 温のもとでは、グランドは急速に摩耗した。 回転シャフトをシールするＯ−リング又は同様な密封手段の使用は先行技術に おいて良く知られている。しかしながら、本発明のサイクロン動力洗浄噴霧器の 高圧高温及び高い回転速度の環境により、先行技術のＯ−リングそれ自体は、噴 霧器の定置部材と回転部材との間の主密封手段として機能しない。その上、バイ パスシールとして高圧、高温水流路内に直接位置決めされたとき、先行技術は、 Ｏ−リング自体がこれを通り越えて流れる水で運び去られるのを防止するのに必 要とされる追加の手段を開示しそこねている。 ベックの米国特許第４，３９１，４５０号は、回転ユニオンに対するシールを 作るために、一方が回転でき、他方が定置である２つのシール面を使用するシャ フトシールを開示した。この装置の問題点は、該装置が、回転シール面には炭化 珪素のような硬質材料を使用し、定置のシール面には窒化ボロンのような軟質材 料を使用していることである。かくして、軟質シール面は硬質アール面に対して 急速に摩耗する。従って、回転ユニオンを密封するためのより効果的な手段はこ れらの問題点を解消するのに望まれる。 高圧水及び噴霧バーの高速回転が、表面から汚れ、グリース、オイル、あか等 をこすり落すために移動動力洗浄器に要求される。かかる装置の回転ユニオンの 主な目的は、高温、高圧水を、回転ユニオンを通して又はそのまわりに水漏れす ることなく、高速回転噴霧バーに通すためのカップリングとして作用することで ある。上記の先行技術の回転ユニオンの問題点は、装置を高圧高温のもとに、そ して高い回転速度で作動させるために、回転ユニオンの部品が非常に早く摩耗し たことである。これらの部品の急速な摩耗により回転ユニオンのシールから漏れ させ、その結果、水サイクロン噴霧器は適確に又は効果的に機能しないことがあ った。 先行技術の問題点及び制限を解消するに当って、本発明の目的は、移動サイク ロン洗浄装置によって噴霧された水を回転しろ過し、ろ過した水を、動力洗浄装 置による清掃に更に用いられるように戻す水回収及びろ過再循環装置を備えた移 動サイクロン洗浄装置を使用して平らな表面を清掃することにある。 本発明の更なる目的は、非回転密封面と高速回転可能な密封面との間に形成さ れた改良回転ユニオンシールを有し、高圧高温水がユニオンの中の中央ボアの中 を流れるようにした移動サイクロン動力洗浄装置を使用して平らな表面を清掃す ることにある。 本発明の他の目的は、高圧高温水を高速回転ユニオンのまわりに迂回するのを 防止するＯ−リングを有する改良回転ユニオンを備えた移動サイクロン動力洗浄 装置を使用して平らな表面を清掃することにある。 発明の概要 ここに概略説明するように、本発明の目的に従って、上記の問題を解決しかつ 上記の目的及び他の目的、利益並びに利点を達成するために、発明の概要を以下 に説明する。 本発明の１つの観点は、平らな表面を選択的に清掃するために高圧水を使用す るサイクロン動力洗浄装置にある。この装置は、清掃に用いられるべき水を入れ るための貯水手段と、貯水手段から水を送水しかつ加圧するための送水装置と、 水を表面上へ噴霧するための水サイクロン噴霧器とを含む。装置の改良は、装置 によって噴霧された水を回収しかつろ過し、ろ過した水を装置による清掃に更に 使用することができるようにろ過した水を貯水手段に再循環させるための水回収 及びろ過再循環装置を含む。装置は又、水を加熱するための温水器を含むのが好 ましい。 本発明のこの観点の更なる特徴は、サイクロン噴霧器の底に取付けられ、底側 に、噴霧した水を回収する複数の穴を有する中空回収リングを、回収リングに連 結された水ろ過タンク、ろ過タンクに連結され、噴霧した水を吸引してそれをろ 過タンクに移送するための低圧を回収リングに与える真空源、及びろ過かした水 を再使用のために貯水手段に移送する手段である。 本発明のこの観点のなお更なる特徴は、頂部の流入口、流入口より下の取り外 し可能な斜めトラフ、水から大きな物をろ過するための、トラフの底のスクリー ン付き流出口、水をチャンバに次々に満し、水の中に依然として存在するより小 さい物を残して隣接したチャンバに流入させ、よりきれいな水を次のチャンバに 連続的に通すようになった複数のチャンバ、及び物及び水が真空ポンプ装置の流 入口に直接吸い込まれるのを防止するための複数のバッフルを含む。 本発明のこの観点のなお更なる特徴は、装置の構成部品を、仕事場への輸送の ために取付ける移動プラットホームである。 本発明の更なる観点は、高圧高温水を高い回転速度で噴霧する動力洗浄装置の 水サイクロン噴霧器にある。この噴霧器の改良は、一方が定置であり、他方が高 い回転速度で回転できる２つの炭化珪素シール面間に形成された回転ユニオンシ ールにあり、水は、回転ユニオンシールを通る水漏れを防止する密封部材の中の 中央ボアの中を通り、更に回転ユニオンシールのまわりの水漏れを防止するＯ− リングを備えることにある。 本発明のこの観点の更なる特徴は、一端に第１炭化珪素シール面を固定した円 筒形支持部材を、ハラジングの中央ボア内に非回転的にそして摺動自在に取付け ることを含む、回転ユニオンにシールを行なう方法である。支持部材は中央ボア を有し、摺動する取付けは、ハラジングの中央ボアと円筒形支持部材の外面との 間に界面を形成する。この方法は更に、円筒形支持部材の他端と下方に押された ワッシャとの間にＯ−リングをサンドイッチにすることによって界面を摺動自在 に密封することを含み、Ｏ−リングはハラジングの中央ボアに摺動自在に係合し 、ハラジングの他方の中央ボア内にスピンドルを回転自在に支持し、スピンドル は、円筒形支持部材に隣接してスピンドルのその端に固定され、排出端まで中央 ボアを有する第２の炭化珪素シール面を有し、更に、第１の炭化珪素シール面と 第２の炭化珪素シール面を密封的に係合させることによって回転ユニオンを形成 することを含む。この方法では、ハラジングの流入端に入る流体、即ち水は、部 材、Ｏ−リング、スピンドル及び回転ユニオンの中央ボアの中を通り、回転ユニ オンにおけるシールのまわり又はシールを通して水漏れすることなくスピンドル の排出端から流出する。 本発明のこの観点の更なる特徴は、押されたワッシャの軸線方向下方に延びた 内ボア部分および円筒形支持部材の他端の軸線方向上方に延びた内ボア部分によ ってＯ−リングの内ボアを支持することを含む。この構造は、Ｏ−リングが界面 に存在する高圧水によって円筒形支持部材の中央ボアの中へ吹き込まれるのを防 止する。 本発明のこの観点のなお更なる特徴は、中空噴霧バーに固定されたノズルから 出る流体の下向きの力に反応してスピンドルに上向きの力を加えてシール面に更 に密封的に係合させ、噴霧バーの各末端に固定されたノズルから周方向に出る水 の水平な力に反応して、水平な回転力を加えてスピンドル及び噴霧バーを高い回 転速度で回転させることを含む。 図面の簡単な説明 図１─ 本発明の水回収及びろ過再循環装置及び改良回転ユニオンを有する移動 サイクロン動力洗浄装置の正面斜視図。 図２─ 図１の２─２線における、水回収及びろ過再循環装置及び改良回転ユニ オンを有する移動サイクロン動力洗浄装置の背面立面図。 図３─ 水回収リングを取り付けた本発明の水サイクロン噴霧器の底面斜視図。 図４─ 本発明の水回収及びろ過再循環装置用の真空源の断面図。 図５─ 本発明の水回収及びろ過再循環装置用の水ろ過タンクの正面断面図。 図５Ａ─ 図５の５Ａ─５Ａ線における、水回収及びろ過再循環装置用の水ろ過 タンクの側面断面図。 図６─ 回転ユニオンのシール用のパッキンググランド及びパッキングユニット からなる先行技術の回転ユニオンの断面立面図。 図７─ 本発明の改良回転ユニオン用の第１構成部品副組立体の断面立面図。 図７Ａ─ 図７に示す改良回転ユニオンの一部である第１の浮動炭化珪素シール 部材の部分断面の拡大立面図。 図７Ｂ─ 上浮動シール支持部材の非回転係合を示す、図７の７Ｂ─７Ｂ線にお ける底面図。 図８─ 改良回転ユニオン用の第２の構成部品副組立体の断面立面図。 好ましい実施形態の詳細説明 図１及び２はそれぞれ移動サイクロン動力洗浄装置１０の正面図及び背面図を 示し、この洗浄装置は、前記装置によって噴霧された水を回収してろ過するため と、ろ過した水を、清掃に再使用するために貯水装置２０へ再循環させるための 新規な水回収及びろ過再循環装置６０（図３に全体的に示すが、図３Ａ、４及び ５に示す要素をも含む）を備える。図７、７Ａ及び８はそれぞれ、動力洗浄装置 １０のサイクロン動力噴霧器５０に使用される改良回転ユニオン１００（図７及 び８に全体的に示す）の第１構成部品副組立体１１０及び第２構成部品副組立体 １５０の立面図を示す。動力洗浄装置１０のこれらの特徴を今もっと詳細に説明 する。 動力洗浄装置 図１及び２で分かるように、移動サイクロン動力洗浄装置１０は、装置１０に よる清掃に使用されるべき水を入れるための貯水装置２０と、貯水装置２０から の水を送水し且つこれを加圧するための送水装置３０と、清掃すべき表面に水を 噴霧するための水サイクロン噴霧器５０と、移動プラットホーム７０とを含み、 装置１０の種々の構成部品はこのプラットホームに取り付けられ、従って、動力 洗浄装置１０は仕事場から仕事場へ移動できる。温水器４０も水を加熱するため に動力洗浄装置の部品として含められるのがよい。 さらなる選択として、動力洗浄装置１０は化学処理装置９０を含むことが出来 る。処理装置９０は、これらの表面から、取り除きにくい汚れ、グリース、オイ ル、あか等をゆるめるために、清掃すべき表面に化学薬品を与えるために、動力 洗浄装置１０を作動するに先立って使用される。処理装置９０は、化学薬品をホ ース９２を通して噴霧ガン９３まで圧送する独立動力式ポンプ９１を有する。 動力洗浄装置１０は、貯水装置２０の中の水を送水装置３０によって送水させ て加圧させることによって作動する。送水装置３０は代表的には、ガス内燃機関 ３１によって駆動される水ポンプであり、ガス内燃機関は又発電機３５をも駆動 する。水は、水を加熱する温水器４０に送水されるか、加熱を望まなければ、水 サイクロン噴霧器５０に直接送水されるかのいずれかである。水は温水器４０に 差し向けられるならば、発電機３５によって給電される温水器４０は燃料タンク ４１に貯えられたジーゼル燃料を燃焼させて水を２５０°Ｆの作業温度まで加熱 する。サーモスタット電気スイッチ（図示せず）は、オイルバーナーを、水温が ２３０°Ｆまで下がるときに「オン」にし、水温が２５５°Ｆまで上昇するとき に「オフ」にする。 次いで、水は水移送ホース５１及びレバー型オン／オフバルブ５８を介して水 サイクロン噴霧器５０に差し向けられる。高圧及び又は高温の水は噴霧器５０か ら清掃すべき表面に噴霧される。図１に示すように、噴霧器５０は移動ベース５ ２及びこの移動ベースに取り付けられたハンドル５３を有し、従って作業者は噴 霧器５０を種々の表面上を移動させることができる。図３は、噴霧器５０（図３ では引っ繰り返されている）が、ベース５２内で噴霧器５０の下に取り付けら れた噴霧バー５４を有していることを示す。噴霧バー５４はその端に、水平に対 して６°乃至２０°の下向き角度にノズル５５を有し、これらのノズルから清掃 すべき表面に水を下向きに噴霧する。図６に示す回転ユニット２００又は図７、 ７Ａ及び８に示す回転ユニット１００のような回転ユニットがカバー５７の下で ベース５２の中央部分に取り付けられ、噴霧バー５４は回転ユニオンのスピンド ル（即ち、回転ユニオン１００又は２００のスピンドル）に取り付けられる。回 転ユニオンの中を通り、噴口５５から出る高圧高温の水に対する水平反力により 、噴霧バー５４を大変高速度で回転させ、その結果、水は高速度で回転するノズ ル５５から表面へ下向き角度で噴霧される。この動力洗浄装置１０は、アスファ ルトの駐車場やコンクリートの床のような平らな表面から汚れ、グリース、オイ ル、あか等を取ることができる。動力洗浄装置１０は又、移動プラットホーム７ ０に取り付けられた発電機３５によって給電されるライト８０を有することによ って夜間に使用されるようになっている。 水回収及びフイルター再循環装置 この動力洗浄装置１０になされている改良は、水回収及びフイルター再循環装 置６０が装置１０の一部として含められて、動力洗浄装置１０によって噴霧され た水を回収し且つろ過し、さらにろ過した水を、動力洗浄装置１０による清掃に さらに使用するために貯水装置２０に戻すことである。水回収及び再循環装置６ ０は図３に示すように取り外し可能な水回収リング６２と、図４に示すように真 空源３００と、図５に示すようにろ過タンク４００とを有する。 図３に示すように、リング６２は噴霧バー５４を取り囲む噴霧器５０のベース ５２の底側周囲に取り付けられる。噴霧器５０が水を表面に噴霧した後、水はこ のリング６２によって表面から回収することができる。図３及び３Ａに示すよう に、リング６２は中空であり、リング６２の底側にある複数の穴６３を有し、こ れらの穴６３は清掃すべき表面に面している。移送ホース６１がリング６２の端 に取り付けられ、従って、水をろ過タンク４００に移送することができる。 水は（穴６３の中を通るのに十分小さい石、破片及びその他の物と一緒に）、 図４に示す真空源３００の使用によって、穴６３及びホース６１を通してろ過タ ンク４００に吸引される。真空源３００は真空ポンプ３１０と、このポンプ ３１０を駆動し且つ作動するガス駆動式モータ３２０とを有する。真空源３００ はさらに、ポンプ３１０に取り付けられた消音器３３０と、モータ３２０に取り 付けられた排気マフラー３４０とを有し、従って、真空源３００は少ない騒音で （即ち、住宅地で又はその近くで静かな運転のために）作動される。 次いで、 水はろ過タンク４００の中に通されて、水は動力洗浄装置１０による再使用のた めに、ろ過されそして浄化される。図４及び５に示すように、水をろ過タンク４ ００の中に通す１つの方法は、真空源３００の流入口３６０を取り付け手段３５ ０を使用してタンク４００の浄水端（即ち、図５においてタンク４００の右側） に取り付けることによる。真空源はタンク４００、移送ホース６１、回収リング ６２の中に低圧を生じさせ、これにより、水をリング６１の穴６３、ホース６１ 、そしてタンク４００全体の中に吸引する。 図５及び５Ａに示すように、ろ過タンク４００は頂部に位置した流入口４１０ と、タンクの上部分に位置した取り外し可能な斜めのトラフ４２０と、トラフ４ ２０の底に位置したスクリーン付きトラフ流出口４２５と、タンクの下部分に位 置した複数のカスケードチャンバ４３０と、チャンバ４３０毎のドレイン４３２ と、トラフ流出口４２５と真空源流入口３６０との間でタンクの中央部分に位置 したバッフル４３３とを有する。 回収された水は流入口４１０からタンク４００に通され、水はトラフ４２０に 沿ってスクリーン付き流出口４２５まで下方に流れる。大きな破片や粒子は、水 がスクリーン付き流出口４２５を通過するときに水から取り除かれ、破片や粒子 はタンク４００の上部分のトラフ４２０内に取り残される。トラフ４２０はタン ク４００から取り外せるから、大きな破片や粒子をトラフから容易に除くことが できる。 次いで、水は複数のカスケードチャンバ４３０に次々に通される。チャンバ４ ３０は各々、高さが低くなっている一連の分割壁４３１によって分離されている 。水は各チャンバを次々に満たし、次いで、次の隣接したチャンバに流れ、従っ て、水の中に依然として存在する破片や粒子はチャンバ４３０内に取り残され、 よりきれいな水が次のチャンバに連続的に通される。次いで水は、それが最後の チャンバ４３６に達するとき再使用のために十分浄化される。 濾過された水は、一方ばね負荷形の水チェックバルブ（図示せず）を通過した 後最後のチャンバ４３６内に位置した流出口４３５からタンク４００を出て、重 力送りにより又はポンプ（図示せず）によって移送手段４４０を介して貯水手段 ２０に移送され、その結果、濾過された水は動力洗浄装置１０による清掃に更に 使用されるように戻される。ポンプが用いられるときには、ポンプは、水位を所 定高さ（ポンプオン）と低水位（ポンプオン）との間に調整するフロートスイッ チ（図示せず）によって自動的に作動される。各チャンバ４３０にはドルイン４ ３２が設けられているから、これらのチャンバの中にとどまる破片や粒子を取り 出すことができる。 トラフの下でチャンバ４３０の上には、破片や粒子及び水が真空源３００の流 入口３６０に直接吸い込まれないように複数のバッフル４３３が設けられている 。これらのバッフル４３３は、真空源３００と回収及び再循環装置６０が的確に 作動するのを確保する。 改良回転ユニオンの詳細な説明 前に述べたように、回転ユニオンは、典型的には、噴霧器５０のヘース５２の 頂上の中央部分に取り付けられ、高圧高温の水を噴霧バー５４に通すためのシー ル・カップリングとして作用する。回転ユニオンは、水圧を、噴霧バー５４が水 を高速度で下方に回転噴霧するように十分に高く維持するのに用いられる。 先行技術の回転ユニオン（即ち、図６の回転ユニオン２００）の問題点は、装 置が高圧高温下で作動されるために、回転ユニオンの部品が相当に早く磨耗する ことであった。これらの部品の磨耗により、これらの回転ユニオンのシールをリ ークさせ、その結果水サイクロン噴霧器５０は的確に或いは効果的に機能しなく なる。 図７、７Ａ、７Ｂ及び８は本発明による改良回転ユニオン１００の構成部品副 組立体を示す。この回転ユニオン１００は高温高圧の水を、噴霧器５０に漏れを 引き起こすことなく、噴霧バー５４に通すための、且つ水圧を、噴霧バー５４の 高速度回転を行わせるのに十分高く維持するためのより効果的なカップリングで ある。この改良回転ユニオン１００は又、その構成部品が先行技術の回転ユニオ ンの構成部品ほど早く磨耗しないから、もっと耐久性があるように設計される。 改良回転ユニオン１００は、噴霧器５０のベース５２に取り付けられたフレー ムに固定的にそして非回転的に取り付けられた第１の構成部品副組立体１１０と 、第１の構成部品副組立体１１０内に回転自在に取り付けられた第２の構成部品 副組立体１５０とを含む。第１の構成部品副組立体１１０は、固定される第１の 炭化珪素シール面１２５を与え、第２の構成部品副組立体１５０は第２の炭化珪 素シール面１６５を与え、この第２の炭化珪素シール面１６５は高速度で回転し 、そして第１の炭化珪素シール面１２５に押しつけられて回転ユニオン１００の 中央ボアの中を通る水に対するもっと効果的なシールを作る。 図７に示すよう に、第１の構成部品副組立体１１０は、噴霧器５０のベース５２に取り付けられ た固定ハウジング１３０と、第１の炭化珪素シール部材１２０とからなり、第１ の炭化珪素シール部材は、ハウジング１３０の円筒形凹部１１５内に、流入口１ ４０より下で、凹部１４５より上に非回転可能にそして摺動可能に取り付けられ る。ハウジング１３０はその上部分に、噴霧器５０によって噴霧される水を受け 入れるための流入口１４０を有し、また、その下部分に、第２の構成部品副組立 体１５０を受け入れるための凹部１４５を有する。 図７Ａは、第１の浮動する炭化珪素シール部材１２０の拡大側面図を示す。シ ール部材１２０は逆さまのＴ形円筒形支持部材１２１と、支持部材１２１の排出 端に固定された炭化珪素構成部品１２４と、Ｏ−リング１２８と、平らなワッシ ャ１２６である流入口側端部材と、鋼製ばね１２７となる。ばね１２７がワッシ ャ１２６、Ｏ−リング１２８及び支持部材１２１を下方に押すから、面１２５は 、ユニットとして取り付けられたとき、面１６５に押しつける。図７Ｂで最も良 く分かるように、部材１２１はその下端に一対の凹部１３２を有し、これらの凹 部はハウジング１３０の一対のラグ１３３に係合して凹部１１５内での部材１２ １の摺動（浮動）可能なしかし非回転的な運動を可能にする。（変形例として、 部材１２１には、ハウジング１３０の凹部に嵌まり込む一対のラグが形成されて もよい）。他端のＴ形部材１２１は又、その上部分に、Ｏ−リング１２８の中央 ボア１２１の中へ延び、そして内面を支持する隆起リップ１２３を有する。炭化 珪素構成部品１２４はＴ形円筒部材１２１の底に固定され、そして下方に面する 第１の炭化珪素シール面１２５を作る。Ｏ−リング１２８が円筒部材１２１の隆 起 リップ１２３の頂部に置かれ、Ｏ−リング１２８の内ボアが隆起リップ１２３に 当接する。 平らなワッシャ１２６がＯ−リング１２８の頂部に置かれる。平らなワッシャ １２６は内ボア１２９を有し、この内ボアはＯ−リング１２８の内ボアの中へ一 部延び、そしてその内面に当接してこれを支持する。その結果、Ｏ−リング１２ ８は、、一方では、円筒部材１２１の端及び隆起リップと、他方では、平らなワ ッシャ１２６の端及びボア１２９との間にサンドイッチにされる。ワッシャ１２ ６の垂直縁１３１は図７に示すように、凹部１１５の内壁に滑動自在に係合する 。このサンドイッチの特徴は、Ｏ−リング１２８が、一方では、Ｏ−リングの縁 １３１及び部材１２１の外径と、他方では、凹部１１５の壁との間の界面に存在 する高圧高温の水によって円筒部材１２１の内ボア１２２の中へ吹き込まれない ようにする。この特徴は、高圧又は高温の水によって内ボアの中へ容易に吹き込 まれるＯ−リングを有する先行技術の回転ユニオンの問題点を解消する。このサ ンドイッチの特徴は、回転ユニオンの適正な作動のためにＯ−リング１２８をそ の設定位置に保持する新規な方法を提供する。このようにして、Ｏ−リング１２ ８は、上記の界面を効果的にシールし、高圧水が凹部１１５と円筒部材１２１と の間の界面（すべり嵌め）を通して部材１２１を通ろうとして面１２５、１６５ における回転ユニオンシールを迂回するのを防止する。 図８は、第２の構成部品副組立体１５０を示す。第２の構成部品副組立体１５ ０は、回転スピンドル１７０と、炭化珪素構成部品１６０と、ローラベアリング ユニット１８０と、シヤフトカラー１８５と、ばねクリップ保持ワッシャ１９０ と、密封リング１９５とからなる。回転スピンドル１７０は水を回転ユニオン１ ００の中に流れさせる中央ボア１６１を有する。炭化珪素構成部品１６０が回転 スピンドル１７０の頂部に取り付けられて第２の炭化珪素シール面１６５をなし ている。作動中、第２の炭化珪素シール面１６５は第１の炭化珪素シール面１２ ５に押しつけられて回転し、回転ユニオン１００の中を通る高圧水がシールから 水漏れするのを防止する効果的なシールを形成する。 密封面を好ましい実施の形態では、炭化珪素であるとして説明した。密封面は また、炭化タングステン又は密封面にシールを効果的に作るのに十分軟質である が、本発明の操作条件下で炭化珪素によって作られるような密封面に長い寿命を 与えるほど硬い密封面として用いられるその他の硬い耐久性のある材料で作られ てもよい。炭化珪素の密封面を用いると、密封面の寿命は３０００ｐｓｉ、２５ ０°Ｆ及び１５００ｒｐｍで作動して１６，０００時間以上である。 ローラベアリングユニット１８０は回転スピンドル１７０の中央部分に取り付 けられ、このユニット１８０は回転スピンドル１７０に対する回転支持を行う。 シヤフトカラー１８５はまたローラベアリングユニット１８０を回転スピンドル １７０に対して保持し且つ支持するために回転スピンドル１７０の上部分に取り 付けられる。ローラベアリングユニット１８０は、一対のローラベアリング１８ ２と、シヤフトカラー１８５に取り付けられたベアリング支持体１８１と、２つ のベアリングリング１８２間に取り付けられたベアリングスペーサ１８３とから なる。一方のローラベアリングリングはスピンドル１７０の中央部分で他方のロ ーラベアリングリングの上に取り付けられる。ローラベアリングリング１８２は スピンドル１７０を回転させるための転がり機能を行い、ベアリング支持体１８ １はローラベアリングリング１８２を回転スピンドル１７０の所定位置に保持す る。ベアリングスペーサ１８３は２つのローラベアリング１８２を分離してこれ らのローラベアリングが独立に回転できるようにする。 ばねクリップ保持ワッシャ１９０はローラベアリングユニット１８０の下に取 り付けられ、このワッシャ１９０は第２の構成部品副組立体１５０を第２の構成 部品副組立体１１０内に保持する。ワッシャ１９０は第１の構成部品副組立体１ １０の下部分の凹部１４６内に保持されて第２の構成部品副組立体１５０を第１ の構成部品副組立体１１０内に保持する。 回転スピンドル１７０はその下端に、回転噴霧バー５４を取り付け且つこれに 係合するためのねじ部分１９８を有する。噴霧バー５４の各端にはノズル５５が 固定され、各ノズルの開口端は噴霧バーと実質的に垂直な平面に、次のおおり噴 霧バーの長さに応じて約６°乃至２０°の下向きの角度をなして、反対方向に向 いている。 噴霧バーの長さ 下向きの角度 １８インチ ６° ３０インチ １２° ４８インチ ２０° 噴霧バー５４のノズル５５から出る高圧水の下向きの力の成分に対する上向き の反力により、第２の構成部品副組立体１５０を第１の構成部品副組立体１１０ に向かって上方に移動させて面１６５をばね１２７の下向きの作用に抗して上方 に押して面１２５と接触させる。噴霧バー５４のノズル５５から出る高圧水の水 平な力の成分に対する水平な反力により、噴霧バーを大変高速度で、即ち１５０ ０ｒｐｍの作動速度及び２０００ｒｐｍの定格最大速度で回転させる。作動中、 第２の炭化珪素面１６５は第１の炭化珪素面１２５に対して回転し、２つの面の 間に、回転ユニオンシールを通して又はそのまわりに漏れることなく高温高圧で 回転ユニオン１００の中を通る水のための密封関係が確立される。２５０°Ｆ及 び１５００ｒｐｍで３０００ｐｓｉの作動圧力が本発明で容易に達成できる。 本発明の使用モデルを次の仕様を用いて作ることが出来る。 トレーラー： 長さ１０フート、１／８インチスチールデッキを伴って１２０ ０ポンドの重量、容量７０００ポンド（アリゾナ州グレンデール所在のフレミン グトレイラーズ社(Fleming Trailers)製） 貯蔵タンク： 容量３００ガロン、ファイバグラス又はポリ材料（アリゾナ州 フェニックス所在のデザート・サン・ファイバグラス社(Desert Sun Fiberglass )製） 水ポンプ： 三重ピストン、３００psi 、８ガロン／分のポンプ容量、ファン ベルト駆動式（ジャイアント・インダストリー社(Giant Indus.)製） 電気発電機： ２２００ワット、２７００rpm において１１０ボルト、ファン ベルト駆動式（ワイオミング州オシュコシュ所在のT&J マニファクチャリングカ ンパニー社製） 水ポンプ用ガスエンジン及び発電機： ２０−２５馬力、２気筒ガスエンジン 、２７００rpm 定速度、複プーリ出力(double pully output)、（ワイオミング 州 コーラー所在のコラー社(Kohler)製） オイルバーナー： ４５０，０００−１，０００，０００BTU（燃料ノズルの 寸法による）、５２０，０００BTU 'sを生ずる３．５０ノズル（オハイオ州エリ ーヤ所在のベッケット・インダストリー社(Beckett Indus.)製） 加熱コイル： 1/2 インチの鋼製パイプ、スケジュール８０、１５０フィート のコイル（アリゾナ州シロアム・スプリングス所在のファーリーズ社(Farley's) 製） サイクロン噴霧器： ４５００psi 最大値、２５０°Ｆで１０ガロン／分、２ ０００rpm 最大値、１５００rpm 運転速度、１８インチ、３０インチ又は４８イ ンチのいずれかのスプレーバー装備、No.２（０.０３４内径ノズル）から No．1 0（０.０８０内径ノズル）までのいずれの寸法のノズル、スプレーバー長手方向 軸線に対して垂直方向に対して下向きに６°から２０°に配向されたノズル、No ．305 ステンレス鋼製スプレーバー、４ １０インチの標準防錆ラバータイヤ、 Ｔ−６エアークラフト級アルミニウムカバー及びデック、軟鋼ハンドル、７２０ ０psi のレバー式シャットオフバルブ、サイクロンの底部周囲の３６０°ラバー ロックガード 回収リング： ０．１２０インチ肉厚、直径１インチの軟鋼管、直径３０イン チの回収リングの直径約１７０ 1/8 インチの孔 真空ポンプ： １４インチHg、２インチのスパインドポリホース(spined poly hoses）を通る２８０ft³ ／分の空気流（イリノイ州シカゴ所在のガーンダーズ −デンバーのサッタービルト部(Suttorbuilt Div．of Ganders-Denver)製のポン プ） 真空ポンプ用ガスエンジン駆動装置： ２０−２５HP、１２ボルト電池始動式 、コーラー２気筒ガスエンジン(Kohler ２ cylinder gas engine)、２７００rpm 低速度、ダイレクトドライブ、ワイオミング州コーラー所在のコーラー社(Kohl er)製） 真空ポンプサイレンサー： ３インチモデル Ｄ−３３（イリノイ州グレース レーク所在のストダード・サイレンサーズ社(Stoddard Silencers)製） 回収タンク： 容量１７０ガロン、1/2 インチ absプラスチック（アリゾナ州 グレンデール所在のプロト・プラスチックス社(Proto Plastics)製）、水が約７ インチに達するとき「オン」、また、水がタンクの底部から約３インチに達する とき「オフ」となる１２インチ電池駆動式フロート作動オン／オフスイッチ、バ ルブの流入口に設けられた、水の重量で開放される1/2 インチ一方向バネ荷重式 水チックバルブ ガスエンジンマフラー： 標準シボレーマフラー フィルタータンクから貯蔵タンクへの管路用水ポンプ： ガスエンジン電池か ら供給される１２ボルト電池、容量６ガロン/分 好ましい実施例及び本願の出願時に出願人が知る本発明の最良実施例の上記の 説明は、例示及び説明の目的で提示されている。本発明は、開示されたままの形 態に尽きるものではなく、またこれに限定されるものではないことを意図し、明 らかに、上記教示に照らして、多くの修正及び変更が可能であることが明らかで あろう。実施例は、本発明の思想及びその合理的な適用を最も良く説明するため に選択され、また説明され、それにより、当業者は、本発明を種々の実施例で、 また考えられる特定の使用に適するように種々の修正を行って、本発明を最善に 利用することができる。本発明の範囲は、本明細書に添付の請求の範囲によって 決定されることを意図している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＵ， ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＦＩ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ジェイコブソン ジュディス メイ アメリカ合衆国 アリゾナ州 85018 フ ェニックス ノース サーティセカンド ストリート 336―5104

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．平らな表面を選択的に清掃するために高圧水を使用するサイクロン動力洗浄 装置であって、清掃に用いられるべき水を入れるための貯水手段と、貯水手段か ら水を送水しかつ加圧するための送水装置と、水を加熱するための温水装置と、 水を表面上へ噴霧するための水サイクロン噴霧器とを含む上記装置において、噴 霧された水を回収しかつろ過し、ろ過した水を装置による清掃に更に使用するこ とができるようにろ過した水を貯水手段に再循環させるための水回収及びろ過再 循環装置を含むことを特徴とするサイクロン動力洗浄装置。 ２．水を加熱するための温水装置を更に特徴とする請求の範囲１に記載のサイク ロン動力洗浄装置。 ３．水回収及びろ過再循環装置は、サイクロン噴霧器の底に取付けられ、底側に 、 噴霧した水を回収する複数の穴を有する中空回収リングと、 回収された水をろ過するための水ろ過タンクと、 水回収リングをろ過タンクに連結する第１の水移送部と、 噴霧した水を回収リングの穴から吸引してそれを第１の水移送部を介してろ 過タンクに移送するため、低圧を回収リングに与えるためのろ過タンク連結され た真空源と、 ろ過した水をろ過タンクから貯水手段に移送するための、ろ過タンクの流出 口と貯水手段の流入口を連結する第２の水移送部とを特徴とし、それにより、噴 霧した水が再循環され、動力洗浄装置による更なる清掃に使用される利用できる 、請求の範囲１に記載のサイクロン動力洗浄装置。 ４．水回収及びろ過再循環装置の水ろ過タンクは、 噴霧し回収された水を受け入れるための、ろ過タンクの頂部の流入口、 流入口より下で、ろ過タンクの上部分に取り付けられ、水回収及びろ過再循 環装置が下方に流れ、水から大きな物をろ過するためのスクリーン付き流出口を 底に有する取り外し可能な斜めのトラフ、 スクリーン付きの流出口からの水を受け入れ、水でチャンバを次々に満たし 、水の中に依然として存在する小さな物をチャンバ内に取り残し、よりきれいな 水を、再循環のために十分に浄化された水が最後のチャンバ内に取り残される まで次のチャンバに連続的に通すようにするため、水を隣接したチャンバに流入 させるようにした、ろ過タンクの下部分内に位置した複数のカスケードチャンバ 、 チャンバから物を取り出すための、チャンバの各々用のドレイン、及び 物及び水が真空ポンプ装置の流入口に直接吸い込まれるのを防止するための 、ろ過タンク内に位置した複数のバッフル、を特徴とする請求の範囲３に記載の 移動サイクロン動力洗浄装置。 ５．仕事場への輸送のために、装置構成部品を取り付ける移動プラットホームを 特徴とする請求の範囲１に記載のサイクロン動力洗浄装置。 ６．高圧を生じさせるサイクロン動力洗浄装置を使用して平らな表面を清掃する 方法であって、該方法が、清掃に用いられるべき水を貯水手段に貯える段階と、 貯水手段からの水を送水し且つ加圧する段階と、水を加熱する段階と、水を水サ イクロン噴霧器によって清掃すべき表面に噴霧する段階とを含むものにおいて、 表面に噴霧された水を回収し、 回収された水を、その中に存在する物を取り除くことによってろ過し、 ろ過した水を動力洗浄装置による清掃にさらに使用するために、ろ過した水 を貯水手段へ再循環させる、ことを特徴とする平らな表面の清掃方法。 ７．水を高温に加熱する段階を特徴とする、請求の範囲６に記載のサイクロン動 力洗浄装置を使用して平らな表面を清掃する方法。 ８．水を回収する段階は、 真空ポンプ装置を使用して、サイクロン噴霧器に取り付けられた中空回収リ ングの複数の穴から水を吸い込む段階を特徴とし、 水をろ過する段階は、 回収した水をろ過タンクの中に引く段階を特徴とし、 水を再循環する段階は、 動力洗浄装置による清掃にさらに用いられるべくろ過した水を貯水手段に差 し向ける段階を特徴とする、請求の範囲６に記載のサイクロン動力洗浄装置を使 用して平らな表面を清掃する方法。 ９．ろ過する段階は、 大きな物を水から取り除くために水をスクリーン付き流入口から流下させる 段階と、 チャンバを次々に満たし、水の中に依然として存在する小さな物をチャンバ 内に取り残し、よりきれいな水を、再循環のために十分に浄化された水が最後の チャンバ内に取り残されるまで次のチャンバに連続的に通すようにするため、水 を隣接したチャンバに流入させることによって水を複数のカスケードチャンバの 中に流す段階と、 物及び水が真空ポンプ装置の流入口に直接吸い込まれるの防止し、それによ って水の回収、ろ過及び再循環の正常な操作を許す段階と、を特徴とする請求の 範囲８に記載のサイクロン動力洗浄装置を使用して平らな表面を清掃する方法。 10．装置構成部品を移動プラットホームで仕事場にそして仕事場から輸送する段 階を特徴とする、請求の範囲６に記載のサイクロン動力洗浄装置を使用して平ら な表面を清掃する方法。 11．動力洗浄装置の噴霧器に取りつけでき、噴霧した水を回収する複数の穴を有 する中空水回収リングと、 回収した水を受け入れてろ過するため、一端が水回収リングに連結され、ろ 過した水を動力洗浄装置による清掃にさらに用いられるべく再循環させるために 、他端が動力洗浄装置の貯水手段に連結された水ろ過タンクと、 水を十分にろ過して浄化するために、水を回収リングからろ過タンクに送水 するための、水ろ過タンクに連結された真空ポンプ装置と、を特徴とする動力洗 浄装置によって噴霧された水を回収し、ろ過し、再循環させるための、サイクロ ン動力洗浄装置に用いられる水回収及びろ過再循環装置。 12．水ろ過タンクは、 噴霧し回収された水を受け入れるための、ろ過タンクの頂部の流入口、 流入口より下で、ろ過タンクの上部分に取り付けられ、水回収及びろ過再循 環装置が下方に流れ、水から大きな物をろ過するためのスクリーン付き流出口を 底に有する取り外し可能な斜めのトラフ、 スクリーン付きの流出口からの水を受け入れ、水でチャンバを次々に満たし 、水の中に依然として存在する小さな物をチャンバ内に取り残し、よりきれいな 水を、再循環のために十分に浄化された水が最後のチャンバ内に取り残されるま で次のチャンバに連続的に通すようにするため、水を隣接したチャンバに流入さ せるようにした、ろ過タンクの下部分内に位置した複数のカスケードチャンバ、 チャンバから物を取り出すための、チャンバの各々用のドレイン、及び 物及び水が真空ポンプ装置の流入口に直接吸い込まれるのを防止するための 、ろ過タンク内に位置した複数のバッフル、を特徴とする請求の範囲１１に記載 の水回収及びろ過再循環装置。 13．清掃すべき表面上を移動でき、高速度で回転できる噴霧器から高圧の水を噴 霧するようになっており、噴霧器が、表面領域上を輸送できる移動フレームと、 移動フレームに取り付けられ、スピンドルを取り付けた回転ユニオンと、スピン ドルに取り付けられた回転可能な噴霧バーとを含んでいる、移動サイクロン動力 洗浄装置に用いられる水サイクロン噴霧器であって、回転ユニオンが、 第１の炭化珪素シール面を提供するための、移動フレームに取り付けられた 第１の構成部品副組立体と、 回転ユニオンの中を通る水に対するシールをつくるために、第１炭化珪素シ ール噴霧に対して回転しかつこれに押しつける第２の炭化珪素シール面を提供す るための、第１の構成部品副組立体内に取り付けられた第２の構成部品副組立体 と、を特徴とする水サイクロン噴霧器。 14．噴霧器は更に高温に加熱された水を噴霧するようになっていることを特徴と する請求の範囲１３に記載の回転ユニオンを有する水サイクロン噴霧器。 15．第１の構成部品副組立体は、 移動フレームに固定して取り付けられ、上部分に、噴霧すべき水を受け入れ るための流入口を有し、下部分に、第２の構成部品副組立体を受け入れるための 凹部を有する回転ユニオンハウジングと、 ハウジング内に流入口より下で回転ユニオンの下部分より上に位置した円筒 形凹部内に設定され垂直方向に移動できる、第１の炭化珪素シール面を提供す るための第１の浮動炭化珪素シール部材と、を特徴とする請求の範囲１３に記載 の回転ユニオンを有する水サイクロン噴霧器。 16．第１の浮動炭化珪素シール部材は、 ハウジングの円筒形凹部内に設定され、中央内ボア及び上部分に隆起リップ を有する逆さのＴ形円筒部材と、 第１の炭化珪素シール面を提供するための、円筒部材の底に取り付けられた 炭化珪素構成部品と 隆起リップを内ボアの下端に当接させるための、円筒部材の隆起リップの頂 部に位置したＯ−リングと、 Ｏ−リングの頂部に設けられ、内ボアを有する平らなワッシャと、を特徴と し、ワッシャの内ボアをＯ−リングの内ボアの上端に当接させてＯ−リングを隆 起リップと平らなワッシャとの間にサンドイッチにし、 ワッシャ、Ｏ−リング及びＴ形円筒部材を下方に押す、平らなワッシャの頂 部に設けられた鋼製ばねをさらに特徴とする請求の範囲１５に記載の回転ユニオ ンを有する水サイクロン噴霧器。 17．第２の構成部品副組立体は、 水を回転ユニオンの中を流れさせる中空シヤフトを有する回転可能なスピン ドルと、 第１の炭化珪素シール面に対して回転する第２の炭化珪素シール面を提供す るための、回転スピンドルの頂部に固定された炭化珪素構成部品と、 回転スピンドルに対する回転支持を提供するための、回転スピンドルに取り 付けられたローラベアリングユニットと、 第２の構成部品副組立体を第１の構成部品副組立体内に保持するための、ロ ーラベアリングユニットの下に取り付けられたばねクリップ保持ワッシャと、を 特徴とする請求の範囲１３に記載の回転ユニオンを有する水サイクロン噴霧器。 18．回転スピンドルに対するローラベアリングユニットを保持し且つ支持するた めの、回転スピンドルの上部分に取り付けられたシヤフトカラーと、 回転噴霧バーに係合するための、回転スピンドルの下ねじ部分より上に取り 付けられた密封ワッシャと、を特徴とする請求の範囲１７に記載の水サイクロン 噴霧器。 19．ローラベアリングユニットは、更に、 回転スピンドルの中央部分に上下にして取り付けられ、スピンドルを回転さ せるために転がり機能を行う一対のローラベアリングリングと、 回転スピンドルに対してローラベアリングリングを保持するための、シャフ トカラーに取り付けられたベアリング支持体と、 ２つのリングを分離するための、２つのベアリングユニット間に取り付けら れたベアリングスペーサと、を特徴とする請求の範囲１７に記載の回転ユニオン を有する水サイクロン噴霧器。 20．第２の構成部品副組立体の底に取り付けられた噴霧バーを特徴とし、第２構 成部品副組立体に加えられた上向きの力が噴霧バーを出る水サイクロン噴霧器に よって作られ、これらの力は、第２の炭化珪素シール面を上方に駆動して第１の 炭化珪素シール面と密封関係にする、請求の範囲１３に記載の水サイクロン噴霧 器。 21．噴霧器に固定して取り付けられたハウジング内に摺動自在に設けられ、第１ の下方に向いた炭化珪素シール面を有する第１の下方に押された非回転構成部品 副組立体を設ける段階と、 ハウジング内に保持して取り付けられ、第２の炭化珪素シール面を有する第 ２の回転可能な構成部品副組立体を設ける段階と、 第２の炭化珪素シール面を第１の炭化珪素シール面に回転可能に押しつけて それらの間にシールを形成し、それによって回転ユニオンの中に向けられた水が シールを通して又はその周りに水漏れするのを防止する段階と、を特徴とする水 サイクロン噴霧器の回転ユニオンの中に高圧水を密封的に差し向ける方法。 22．回転自在に押しつける段階は、更に、噴霧器から水を下方に出し、これによ り第２の構成部品副組立体に上向きの力を生じさせる段階を特徴とし、 上向きの力が第２お炭化珪素シール面を駆動して第１の炭化珪素シール面と 更に密封関係にする、請求の範囲２１に記載の方法。 23．非回転のハウジングの第１の中央ボア内に非回転的に摺動可能に取り付けら れた円筒形支持部材を備え、円筒形支持部材の一端には第１の炭化珪素シール面 が固定され、円筒形支持部材は中央ボアを有し、かつ円筒形支持部材の外面と第 １の中央ボアの内面との間に界面を形成し、 円筒形支持部材の外端と下方に押された流入端部材との間にサンドイッチに され、中央ボアを有するＯ−リングを備え、Ｏ−リングは第１の中央ボアに摺動 自在に係合し且つ界面を摺動自在に密封し、 ハウジングの中央ボア内に摺動自在に支持されたスピンドルを備え、スピン ドルは、円筒形支持部材に隣接してスピンドルの端に固定された第２の炭化珪素 シール面を有し、且つ排出端まで中央ボアを有し、 スピンドルをハウジング内に保持するばねクリップを有し、 第１の炭化珪素シール面と第２の炭化珪素シール面との密封係合によって形 成された回転可能なオニオンを備え、 ハウジングの流入端に入る水は部材、Ｏ−リング、スピンドル及び回転ユニ オンの中を通り、回転ユニオンのシールのまわり又はこれを通して水漏れするこ となく、スピンドルの排出端を出る、ことを特徴とする非回転流入口から流出口 まで高圧水を通すため、高い回転速度で回転できる回転ユニオン。 24．Ｏ−リングの内ボアは、押された流入端部材の軸線方向下方に延びた内ボア 部分及び円筒形支持部材の他端の軸線方向上方に延びた内ボア部分によって支 持され、 Ｏ−リングが界面に存在する高圧水によって円筒形支持部材の中央ボアの中 へ吹き込まれるのを防止する、請求の範囲２３に記載の回転ユニオン。 25．スピンドルの排出端に中央が固定された中空噴霧バーの各末端に固定された 少なくとも１つのノズルから出る水の下向きの力に反動してシール面を更に密封 的に係合させるようにスピンドルに上向きの力が加えられ、 少なくとも１つのノズルから出る水の水平な力に反動してスピンドル及び噴 霧バーを高い回転速度で回転させるように回転力が加えられる、請求の範囲２３ に記載の回転ユニオン。 26．ハウジングは、大きな平らな表面を清掃するようになった移動サイクロン動 力洗浄装置に固定して取り付けられている、請求の範囲２５に記載の回転ユニ オン。 27．非回転のハウジングの第１の中央ボア内に非回転的に摺動可能に取り付けら れた円筒形支持部材を備え、円筒形支持部材の一端には第１の炭化珪素シール面 が固定され、円箇形支持部材は中央ボアを有し、かつ円筒形支持部材の外面と第 １の中央ボアの内面との間に界面を形成し、 円筒形支持部材の外端と下方に押された流入端部材との間にサンドイッチに され、中央ボアを有するＯ−リングを備え、Ｏ−リングは第１の中央ボアに摺動 自在に係合し、 ハウジングの中央ボア内に摺動自在に支持されたスピンドルを備え、スピン ドルは、円筒形支持部材に隣接してスピンドルの端に固定された第２の炭化珪素 シール面を有し、且つ排出端まで中央ボアを有し、 スピンドルをハウジング内に保持し、 第１の炭化珪素シール面と第２の炭化珪素シール面との密封係合によって形 成された回転可能なオニオンを備え、 ハウジングの流入端に入る水は部材、Ｏ−リング、スピンドル及び回転ユニ オンの中を通り、回転ユニオンのシールのまわり又はこれを通して水漏れするこ となく、スピンドルの排出端を出る、ことを特徴とする高い回転速度で回転でき 、非回転流入口から回転ユニオンを通して流出口まで高圧水を通す方法。 28．押された流入端部材の軸線方向下方に延びた内ボア部分及び円筒形支持部材 の他端の軸線方向上方に延びた内ボア部分によってＯ−リングの内ボアを支持す る段階を特徴とし、 Ｏ−リングが界面に存在する高圧水によって円筒形支持部材の中央ボアの中 へ吹き込まれるのを防止する、請求の範囲２７に記載の方法。 29．スピンドルの排出端に中央が固定された中空噴霧バーの各末端に固定された 少なくとも１つのノズルから出る水の下向きの力に反動してシール面を更に密封 的に係合させるようにスピンドルに上向きの力を加える段階と、 少なくとも１つのノズルから出る水の水平な力に反動してスピンドル及び噴 霧バーを高い回転速度で回転させるように回転力を加える段階とを特徴とする、 請求の範囲２７に記載の方法。 30．大きな平らな表面を清掃するようになった移動サイクロン噴霧器にハウジン グを固定して取り付ける段階をさらに特徴とする請求の範囲２９に記載の方法。 31．高温に加熱された水を回転ユニオンの中に通す段階を更に特徴とする請求の 範囲２７に記載の方法。