JPH09503984A - 容器に取り付けられる１つの部分から成る定量配分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 パッキング組立体は、容器（１１）と１つの部分の定量配分装置（５）とを有する。定量配分装置（５）は、容器（１１）に確実にではあるが着脱可能に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 容器に取り付けられる１つの部分から成る定量配分装置 発明の分野 本発明は、容器にしっかりと着脱可能に取り付けることができる一回分の分量 を配分する装置、すなわち定量配分装置に関する。 発明の背景 洗濯機の液体洗剤用の配分機構が適当ではないという理由によって、洗剤メー カは、洗濯機とは独立して他の定量配分する他の装置を開発した。これらの定量 配分装置は、洗濯機のドラムに直接配置され、洗濯の間に洗剤を放出する際に非 常に有効であることが分かった。 また、定量配分装置は、粒状体、特に洗濯水に容易に溶解しない簡単な組成の 粒状体に使用される。 使用していないときは、定量配分装置は、容易に収納される必要がある。好ま しくは、定量配分装置は、この定量配分装置が配分する繊維トリートメント剤を 含む容器に取り付けられる。それによって、定量配分装置は、最も小さいスペー スを占め、スペースのロスを防止する。特にびんにおいて、もっとも有効な手段 は、定量配分装置をびんのネックの上に配置して固定装置によってびんに固定す ることである。 特許第２１５７７１８号は、容器に取り付けられる２つの部分から成る定量配 分装置を示す。これらの２つの部分から成る装置は、定量配分装置の開口部に配 置されるじょうごと称される部分を有する。定量配分装置は、例えば、特許第Ｅ Ｐ−Ｏ−２０１３７６号において説明されているように容器のネックに配置され 、じょうごは容器のふたに固定される。 しかしながら、この装置には多数の欠点がある。その第１は、２つの部分から 成る定量配分装置が、メーカーにとって製造上高価なものになり、コストが追加 されることである。１つの部分から成る定量配分装置の場合は、製造する材料を 低減し、環境に与える影響が小さい。さらにこのような２つの部分から成る定量 配分装置は、容器に確実には取り付けられず、きわめて容易に外れる場合がある 。さらに、２つの部分からなる定量配分装置は、装置に必要な繊維トリートメン ト剤を消費者が正確に測定することを困難にする。 従って、本発明の目的は、１つの部分から成る定量配分装置を容器に確実にし かも着脱可能に取り付けることである。 本発明の他の目的は、滴下防止自己排出遷移部分と協働するネックを有する容 器に定量配分装置を取り付けることである。自己排出遷移部分は、放出後に余分 な液体が容器に戻ることを補助するものである。従って、容器の外面に広がり滴 下する残留液体の量は、減少する（例えば、米国特許出願第６５４５５７９号参 照）。 これらの目的は、自己排出遷移部分と１つの部分から成る定量配分装置とを有 する容器から成るパッキング組立体によって達成される。前記定量配分装置は、 可撓性材料から製造される。前記遷移部分の底縁の周縁は、非拡張状態において 配分装置の開口部の周縁より大きく、遷移部分の底縁の周縁は、前記底縁に接触 する点で容器のネックの周縁より大きく従って隆起部を形成する。このように、 定量配分装置は、遷移部分の上に押すことができ、隆起部を越えて容器に固定す ることができ、遷移部分と前記容器のネックとの間に確実にくさびで締め付けら れる。 他の利点は、定量配分装置がそれらが同じ遷移部分を使用するものと仮定すれ ば、種々の容器に固定することができることである。この理由は、容器への一回 分の放出装置の取付が遷移部分の底縁の周縁に依存し、容器の寸法とは独立する からである。これは製造上の柔軟性に関して特に有利である。 発明の要約 本発明は繊維トリートメント剤をつめるのに適しているパッキング組立体（第 １図）である。前記組立体は、繊維トリートメント剤の容器（第１図，１）と定 量配分装置（第１図，２）とを有し、前記容器は、配分オリフィスを有するネッ ク（第１図，３）と、隆起部（第１図，６）を形成するように前記ネック（第１ 図，３）と協働する自己排出遷移部分（第１図，５）とを有し、隆起部の上縁部 は、前記遷移部分（第１図，７）の底縁によって形成されており、前記装置（第 １図，２）は、少なくとも１つの拡張可能な開口部（第１図，８）を有する１つ の部品の装置であり、前記開口部は、非拡張状態で前記遷移部分（第１図，９） の上縁部の周縁より大きく、前記遷移部分（第１図，７）の底縁の周縁よりわず かに小さい周縁を有し、前記定量配分装置は前記容器の前記隆起部に着脱可能に 固定することができる。 図面の簡単な説明 本発明は、図面を参照して次の詳細な説明からさらに容易に理解できよう。 第１図は、本発明の包装用組立体の正面図である。 第２図は、本発明の溝の詳細を示す容器のネック部分の正面図である。 発明の詳細な説明 本発明は、繊維トリートメント剤をつめるに適しているパッキング組立体（第 １図）である。前記組立体は、繊維トリートメント剤の容器（第１図，１）と定 量配分装置（第１図，２）とを有し、前記容器は、配分オリフィスを有するネッ ク（第１図，３）と、隆起部（第１図，６）を形成するように前記ネック（第１ 図，３）と協働する自己排出遷移部分（第１図，５）とを有し、隆起部の上縁部 は、前記遷移部分（第１図，７）の底縁によって形成されており、前記装置（第 １図，２）は、少なくとも１つの拡張可能な開口部（第１図，８）を有す る１つの部品の装置であり、前記開口部は、非拡張状態で前記遷移部分（第１図 ，９）の上縁部の周縁より大きく、前記遷移部分（第１図，７）の底縁の周縁よ りわずかに小さい周縁を有し、前記定量配分装置は前記容器の前記隆起部に着脱 可能に固定することができる。 本発明によれば、包装用組立体は、繊維トリートメント剤を詰めるために適し ている。ここに使用するような繊維処理剤は、洗剤、柔軟剤、その混合物及び漂 白剤を含む。 容器 本発明によれば前記容器（第１図，１）は、液体または粒状繊維トリートメン ト剤を含むのに適している容器である。好ましくは、容器は、液体を収納するの に適しており、もっとも好ましいのはびんである。この容器は、ポリエチレンま たはポリプロピレンのような材料から製造される。容器は、種々の形状とること ができ、本体部分（第１図、１１参照）と、ネック部分（第１図、１２参照）と を有する。本発明のような好ましい実施例において、前記容器の前記本体部分は 、中に収容された成分の配分及び放出を容易にするために一体的に成形されたハ ンドルを有する。 ネック及び遷移部分 本発明によれば、ネック部分（第１図、１２）は、配分オリフィス（第１図、 １０）を備えたネックを有する。前記ネックは、滴下防止自己排出遷移部分（第 １図１，５）と協働する。このような部分は、よく知られており、この技術分野 で説明される。ここで使用される適当な自己排出遷移部分は、米国特許第２，６ ０１，０３９号、米国特許第２，０６１，６８５号、フランス特許第１，４４８ ，２７５号及び米国特許第Ａ６５４５５７９号に示されている。 本発明によれば、前記遷移部分の上縁部の周縁は、その拡張状態で配分及び放 出装置の開口部の周縁より小さい。 本発明の好ましい実施例において、前記容器は、自己排出放出口及び閉鎖キャ ップを有する（第１図，１３）。 本発明によれば、前記遷移部分は隆起部を形成するように前記容器のネックと 協働する。 遷移部分は、上縁部（第１図、９）及び底縁部（第１図、７）を有する。この 用語の隆起部は、前記ネックが前記底縁部に接触する点で容器の周縁のネックに 対する遷移部分の前記底縁部の周縁を言う。底縁部の周縁は、ネックが遷移部分 の底縁部と接触する点で測定してネックの周縁よりわずかに大きい。 好ましくは、前記底縁対前記ネックの周縁の比は４７：４６またはそれ以上で ある。 本発明の好ましい実施例において、遷移部分の底縁部の下でそれとは直接接触 しない容器のネックの周縁は遷移部分の底縁と接触するネックの周縁より大きい 。遷移部分の底縁の下でそれとは接触しない容器のすべてのネック部分は、前記 底縁の周縁より大きい周縁を有する。本発明の好ましい実施例において、遷移部 分の底縁の下でそれとは接触しないネックの周縁は、溝（第２図、１）を形成す るように遷移部分の底縁（第２図、２）の周縁と少なくとも同じである。前記溝 の寸法は、少なくとも定量配分装置の開口部のリムに対応するように十分に大き い。 前記底縁で測定した前記遷移部分の外周は、その非拡張状態で定量配分装置の 開口部の内周より大きい。好ましくは、前記上縁部及び底縁を有する遷移部分の 外面は、前記上縁部から前記底縁部に円滑に次第に外側に湾曲するようになって いる。 本発明の特に好ましい実施例において、遷移部分の外面は、ほぼ垂直方向にあ るか、部分の下半分は、底縁に向かって外側に広がっているか湾曲している。本 発明の特に好ましい実施例において、前記上縁部から下縁部に向かう周縁の寸法 の変化は連続的で円滑であり、急ではなく、直線的かまたは湾曲している。これ によって望ましくない力を加えることなく、定量配分装置を遷移部分上に容易に 押すことができる。それによって、前記開口部の周縁は、それが前記遷移部分の 底縁の周縁よりわずかに大きくなるようにまた前記底縁上を通過することができ るように拡張する。定量配分装置は、底縁上を通過し前記隆起部を越えるとき、 拡張されない周縁の寸法まで収縮する。 さらに本発明によれば、定量配分装置は、それが望ましくない力を受けること なく、容易に除去することができるように、容器に着脱可能に取り付けることが できる。 本発明によれば、遷移部分は、成形可能なプラスティック材料、好ましくは、 ポリエチレンまたはポリプロピレンから製造することができる。 定量配分装置 本発明によれば、パッケージ組立体は、一部の定量配分装置を有する。ここに 使用する定量配分装置は、定量配分装置を容器に固定する追加的な部品を有しな い。定量配分装置は、１つの部品のみを有し、特許第２０１３７６号に説明され ているじょうごを有しない。このましくは、ここに使用する１つの部品の定量配 分装置は、追加的な部品を有しない。前記装置は、いかなる形状をもとることが できるが、好ましくは楕円である。前記装置は、少なくとも１つの開口部を有し 、この開口部を通って装置が充填され、それによって繊維トリートメント剤を洗 濯機のドラムの中に放出することができる。オリフィスは、それが遷移部分と協 働するようないかなる形状をもとることができる。従って、開口部の形状は遷移 部分をオリフィスに挿入することができるような形状である。オリフィスは、ほ ぼ類似しており、好ましくは、遷移部分の外面の形状及び寸法と同一である。非 拡張状態における前記開口部の周縁は、前記遷移部分の上縁部の周縁より大きい 。非拡張状態において配分装置の開口部の周縁は、前記遷移部分の底縁の周縁よ りわずかに小さい。配分装置の開口部は、前記遷移部分の底縁の周縁の寸法より わ ずかに大きい寸法まで拡張することができる。 配分装置は、わずかな圧力が加わったときに拡張可能な成形可能なポリマー材 料から製造される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 繊維トリートメント剤の容器と定量配分装置とを有し、 前記容器は、配分オリフィスを有するネックと、隆起部を形成するように前記 ネックと協働する自己排出遷移部分とを有し、隆起部の上縁部は、前記遷移部分 の底縁によって形成されており、 前記装置は、少なくとも１つの拡張可能な開口部を有する１つの部分の装置で あり、前記開口部は、非拡張状態で前記遷移部分の上縁部の周縁より大きく、前 記遷移部分の底縁の周縁よりわずかに小さい周縁を有し、 前記定量配分装置は前記容器の前記隆起部に着脱可能に固定することができる 遷移トリートメント剤を詰めるのに適しているパッキング組立体。 ２． 前記遷移部分の前記底縁の外面は、前記遷移部分が前記定量配分装置と 協働するように前記定量配分装置の開口部と形状がほぼ同じである請求項１に記 載のパッキング組立体。 ３． 前記底縁に接触しないネックの周縁は、前記底縁に接触する前記ネック の周縁よりわずかに大きい請求項１または２のいずれか１項に記載のパッキング 組立体。