JPH09503735A - テープ分配器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は解放ライナー（50）上の分離可能なストリップの中に取付けられた接着テープ（53）を有する裏張りされたテープ材料（52）を供給するための携帯可能複式前進分配器（10）に関する。この分配器は裏張りされたテープ材料の供給源を支持するフレーム（20）と裏張りされたテープの所望部分を分配するための分配装置（12）とを含んでいる。この分配装置はライナーの一部を接着テープとは異なる方向に案内する回転自在のライナー分配部材（24）と、接着テープを分配するための回転自在の接着テープ材料分配装置（22）と、ライナーを接着テープから分離するための分離部材（30）と、回転自在の接着テープ材料分配装置と回転自在のライナー分配部材との間に相互作用を生じる駆動移送機構（40，44）とを含んでいる。使用者が第１の分配作用を選択した場合、接着テープ（53）が接着テープ分配装置から引出され、そしてライナー（50）がライナー分配装置を通って前進される。使用者が第２の分配作用を選択した場合はライナー（50）がライナー分配装置から引出され、そして接着テープ（53）が接着テープ分配装置を通って前進される。裏張りされたテープ（52）はライナー又は接着テープのいずれかを掴むことにより分配される。

Description

【発明の詳細な説明】 テープ分配器 発明の分野 本発明は接着テープのストリップを分配するための手動分配器に関する。特に 、本発明はロールから個々に分離された長さの接着テープを手で分配するのに用 いられるベルト分配器に関する。 発明の背景 手動分配器は、テープ、ラベル又はその他の製品の接着面の上に置かれた解放 ライナー（解放裏張り）からのテープ、ラベル又は他の製品の便利な分離と取外 しのために用いられてきた。例えば、手動ラベル分配器は所望のラベルをライナ ー材料から分離するのに用いることができる。これらのラベルは典型的には剥が しプレートの周りに縫うように通されたライナーを引張ることにより分配される 。この剥がしプレートはラベルをライナーから分離させる。ラベルは空中に吊る され、そして使用者によって取外される。これらの機械は自動化されそれにより ラベルが分配された時供給が自動的に停止する。手動ラベル分配器の一例がスラ グターに与えられた米国特許第4,813,571号である。 ライナー材料をテープから分離するのに用いられるもう１つの方法はプラウ（ すき形の器具）として知られている機構を用いる。このプラウ機構は鋭い刃の型 式である。テープは貼りつけ器又は分配器上でこのプラウ機構へと前進されそし てプラウ機構がライナーをテープから剥がす。使用者はライナーでなくテープを 引張りライナーとテープを分離する。ライナーが引張られたならば、テープはラ イナーに付着したままとなる。 使用者が接着テープを分配しこれを目的物に貼付けることを必要とする事態の 一例が、国立ハイウエイ交通安全局が、1993年12月１日に又はそれ以降に制定さ れた一定の幅と重量の制限を超えるトレーラーに逆反射被覆又は逆戻り反射器を 取付けることを要求する特別規則を発布した米国において出現した。トラックト レーラーに適用されるこの特別規則の基本的な要件は、反射被覆が白色部分と赤 色部分が交互に存在する模様でトレーラーの側面と後面に施されまた白色部分だ けがトレーラーの上側後方隅部に施されることを要求している。 この後側の反射標識はできるだけ縁に接近しまた道路の表面から1.25メートル （約４フィート１インチ）に接近してトレーラーの全幅を横切る交互の色の水平 方向のストリップを含んでいる。さらに、トレーラーの車体の右と左の上側の外 形に水平方向と垂直方向にできるだけ頂部に近くまた離れるように施された２対 の白色の被覆ストリップが必要とされている。後部アンダーライド防止装置の全 幅を横切る交互の色の被覆のストリップがまた必要とされる。 側方反射被覆は、実際上は前端部と後端部とに接近しまた道路の表面の上方1. 25メートルで始まりそして終わる交互の色の水平のストリップを含んでいる。こ れに加え、逆戻り反射器は、同じ場所にまた逆反射被覆と同じ長さで２つ又は３ つの赤色の反射器が交互に存在する２つ又は３つの白色の反射器の模様を用いて 取付けられる。 上記のようにトラックトレーラーにある長さのテープを貼付けることは、適当 なテープ分配用具が与えられない時は困難となりまた時間を要することになる。 テープのトラックトレーラーへの貼付けに加えて、裏張りされたテープ製品の使 用者にとってテープの分配 を容易にする携帯可能の手動操作のテープ分配器を有することが有利であるテー プ貼付け産業において種々の他の事態が存在する。 発明の概要 本発明は、操作者が接着テープ又は裏張りされたテープ製品を引出しテープを 分配することができるため従来の分配器よりも使用が容易となる携帯可能な手動 操作の分配器を提供することにより従来技術の分配器の短所と欠点を解消させる ものである。特に、本発明は解放ライナー上に取付けられた複数の分離可能な接 着テープストリップを具備する裏張りされたテープの供給のための携帯可能の複 式前進分配器に関する。ここで用いられるように、複式前進なる用語はライナー 又は接着テープのいずれかが引出されテープ製品を分配することを意味する。 この分配器は裏張りされたテープの供給源を支持するフレームと、接着テープ とライナーの所望の部分を分配するための分配手段とを含んでいる。この分配手 段はライナーの一部を接着テープとは異なる方向に案内する回転自在のライナー 分配手段と、回転自在のライナー分配手段に近接して位置する回転自在の接着テ ープ分配手段とを含んでいる。回転自在の接着テープ分配手段と回転自在のライ ナー分配手段との近くの分離部材が接着テープからライナーを分離するのに用い られる。駆動移送手段が回転自在の接着テープ分配手段と回転自在のライナー分 配手段との間に設けられそれにより分配手段の回転する一方の手段が分配手段の 他方の手段を回転させるようにする。使用者が第１の分配作用を選択した場合は 、接着テープが回転自在の接着テープ分配手段から引出され、駆動移送手段がラ イナーを回転自在のライナー分配手段を通って前進させる。使用者が第２の分配 使用を選択した場合は、回転自在のライナーが回転自 在のライナー分配手段から引出され、駆動移送手段が接着テープを回転自在のテ ープ分配手段を通って前進させる。有利には、裏張りされたテープがライナー又 は接着テープを掴むことにより分配される。好ましくは、分配器手段の一方が他 方の分配器手段よりも速く駆動され性能を向上させるようにする。 本発明はまた接着テープライナーと供給源からのライナーとを具備する裏張り されたテープを手動で分配する分配器に関する。この分配器は、分配器上に設け られ裏張りされたテープの供給を維持するテープ支持体を含んでいる。分配器は さらに裏張りされたテープを接着テープとライナーとに分離する分配器に設けら れた分離手段を含んでいる。分離手段に近接したテープ案内手段がこの分離され た接着テープを受取るのに用いられる。分配器はまた接着テープをテープ案内手 段の上に案内する案内手段を含んでいる。テープ案内手段に近接するライナー前 進手段が分離されたライナーを受け取るのに用いられる。相互作用手段がテープ 案内手段とライナー前進手段との間に設けられそれによりテープ案内手段又はラ イナー前進手段が作動された時テープ案内手段又はライナー前進手段の他方が作 動されるようにする。延在する接着剤裏打ちテープが使用者により引出されテー プを分配し、それによりライナーをライナー前進手段を通って前進させる。これ に代え、ライナーが使用者によって掴まれたならば、接着テープはテープ案内手 段の上に前進される。好ましくは、分配器手段の一方が他方の分配器手段よりも 速く駆動され性能を向上させるようにする。 本発明はまた分配器から裏張りされたテープを手で分配する方法に関する。裏 張りされたテープが解放ライナー上に取付けられた分離可能な接着テープストリ ップで作られた裏張りされたテープの供給装置が設けられる。接着テープはライ ナーから分離されそしてラ イナーがライナー前進部材を通して縫うように通される。接着テープは駆動移送 手段を通してライナー前進部材と相互に作用する接着テープ分配部材に案内され る。次にライナーが引出され接着テープを接着テープ分配部材を通って駆動移送 手段により部分的に前進させそれによりテープがテープ分配部材を越えて延びま たライナーがライナー分配部材を越えて延びるようにする。ライナー又は接着テ ープがついで引出されテープを分配する。 図面の簡単な記載 図１は一部が仮想線で示される本発明の手動ベルト分配器の斜面図である。 図２は図１に示すベルト分配器の前面図である。 図３は図２の３−３線に沿ったピンチローラーの破截断面図である。 図４は図１に示すベルト分配器の側面図である。 図５は図２の円部分５の破截図である。 好適な実施態様の詳細な記載 本発明は好ましくは使用者の身体に着用されるのに適した手動テープ貼付け器 又は分配器に関する。１つの好適な実施態様では、本発明は、分離可能な（すな わち、型切断と突合わせ切断を含む予め切断された、又はミシン目を含む弱くさ れた）長さの裏張りされたテープを分配する、使用者の腰周りに着用される携帯 可能なベルトに取付けられる複式前進手動テープ貼付け器又は分配器に関する。 しかし、本発明の分配器がベルト上に取付けられて作動されることを必要としな いことが理解されるべきである。本明細書の全体にわたって用いられるように、 裏張りされたテープなる用語は好ましく は反射被覆、フィルムテープ、発泡体裏打ちテープ、ラベル、転写模様紙、装飾 ストリップ、及び類似物を含む、解放ライナー上に取付けられた任意の接着テー プを含むことを意味する。さらに、複式前進なる用語は、貼付け器を通る裏張り されたテープの供給が、ライナーを引張り、接着テープ自体を引張り、又はライ ナーと接着テープとを同時に引張ることにより達成できることを意味する。この 分配器は裏張りされたテープからライナーを剥がしある長さの接着テープを分配 しそれによりこれらの接着テープが容易に使用者によって掴まれるようにするの に用いられる。 図１と２を参照すると、裏張りされたテープ52のためのテープベルト貼付け器 又は分配器10の斜面図と前面図がそれぞれ示されている。テープ分配器10は自動 車又は他の目的物に手で貼付けるための反射被覆を分配するのに用いられ、また 他の型の製品を分配するのに用いることができる。テープベルト分配器10は一般 に、分配組立体12、刃組立体14、テープドラム組立体16、ベルト組立体18、及び 細長い取付けフレーム20からなっている。 図１と２に示されるように、分配組立体12は取付けフレーム20の一端の近くに 位置している。分配組立体12は一般にぎざぎざのつけられたテープ駆動ローラー 22、ライナーローラー24、遊動ローラー26と28、剥がしローラー30、及びピンチ ローラー32からなっている。テープローラー22は一端が取付けフレーム20に取付 けられているスピンドル又はシャフト31に取付けられている。テープローラー22 はシャフト31上で好ましくは時計方向に自由に回転することができる。テープロ ーラー22は任意に、分配器10のライナー50の戻りを阻止しまたテープローラー22 の反時計方向の回転を阻止する一方向クラッチ（図示しない）を含むことができ る。案内フランジ34がテープローラー22の端部36に位置し、それによりシャフト 31が案内フラ ンジ34を通って延びるようにする。案内フランジ34は接着テープ53の横方向への 動き、すなわちシャフト31とテープローラー22に対し軸方向に動くのを制限し、 また接着テープ53がテープローラー22から滑るのを阻止する。テープローラー22 の端部38は取付けフレーム20に近接する歯車40に回転自在に連結される。テープ ローラー22は寸法を変えることができる。 ライナーローラー24がテープローラー22から離間されまたテープローラー22に 近接して位置している。ライナーローラー24は一端が取付けフレーム20に取付け られたスピンドル又はシャフト42に取付けられる。ライナーローラー24はシャフ ト42上で好ましくは反時計方向に自由に回転することができる。ライナーローラ ー24は任意に、ライナーの時計方向の回転を阻止しライナー50の分配器10への後 退を阻止する一方向クラッチ（図示しない）を含むことができる。ライナーロー ラー24は歯車44に、取付けフレーム20に近接するライナーローラー24の端部46に おいて回転自在に取付けられる。歯車44はテープローラー22に連結された歯車40 と噛み合う。シャフト42がライナーローラー24を通って延びている。ライナーロ ーラー24は好ましくはゴムその他のような弾性材料からなる外側シース48を含み 解放ライナー50に対するけん引力を向上させるようにする。しかし、ライナーロ ーラー24が外側シースを有しないこと又はライナーローラー24自体がライナーロ ーラー24と解放ライナー50との間の摩擦を促進させる材料で構成されることがま た意図される。ライナーローラー24は所望のように寸法を変えることができる。 ライナーローラー24の表面速度は好ましくは分配器の性能を向上させるためテ ープローラー22の表面速度よりも大きくなる。接着テープ53はライナー50を図２ の矢示49によって示される方向に引くことにより剥がしローラー30、テープ案内 80及びテープローラー22を 通って供給される。ライナーローラー24の表面速度（Ｖ_L）とテープローラー22 の表面速度（Ｖ_T）との間の関係は歯車40，44の歯の数の比とライナーローラー2 4とテープローラー22の直径の比との積によって、下記（Ｉ）の式に記載される ように（歯車駆動移送機構を用いる時）決定される。 上記式において、Ｎ_Tはテープ供給歯車40の歯の数であり、Ｎ_Lは供給歯車44の 歯の数であり、Ｄ_Tはテープローラー22の直径であり、Ｄ_Lはライナーロール24の 直径である。ライナーロール24の表面速度（Ｖ_L）のテープローラー22の表面速 度（Ｖ_T）に対する好ましい比は１：１より大きく、さらに好ましくは約1.5：１ である。 他の駆動移送機構が意図され、チエーンとスプロケット、プーリー、ベルトそ の他のような機械的な機構と、電気的及び電気機械的装置とを含んでいる。いず れの場合も、上記の比が用いられるのが好ましい。 ピンチローラー32はライナーローラー24に近接して位置している。図１，２及 び３を参照すると、ピンチローラー32がさらに詳細に示されている。ピンチロー ラー32はオーバーセンター、偏心スピンドル又はシャフト54に回転自在に取付け られる。シャフト55は一端が取付けフレーム20に、シャフト55に螺合されるボタ ンヘッドねじのような適当な締結部材56によって固定するよう取付けられる。ピ ンチローラー32はシャフト54上で自由に回転することができる。ピンチローラー 32は好ましくはまた随意の外側シース58を含んでいる。外側シース58はゴムのよ うな弾性材料からなり裏張りされたテープ52上のライナー50のけん引作用を改善 するが、ピンチローラー32 と裏張りされたテープ52上のライナー50との間のけん引作用を容易にする任意の 公知のロール覆いからなるようにすることができる。弾性付勢手段が偏心シャフ ト54をフレーム20に装着するために設けられる。弾性付勢手段は１つの実施態様 では偏心シャフト54と取付けフレーム20との間でスペーサ62の周りに配置された スプリング60からなっている。この実施態様では、スプリング60は好ましくは捩 りスプリングである。スプリング60は偏心シャフト54に、スプリング60の端部64 をシャフト54の開口65の中に挿入することによって取付けられる。ピン66と関連 のフランジ68がピンチローラ32をシャフト54に固く取付ける。ピンチローラー32 は寸法を変えることができる。 偏心シャフト54上のピン66はピンチローラー32を図２の矢示72により示される ように開いた位置に回転させるのに用いられ、それにより弾性付勢手段が圧縮さ れ又はより堅く巻かれ偏心シャフト54が反時計方向に回転されるようにする。ピ ン66は、ピンチローラー32を開放位置に置き、ライナー50をライナー50がベルト 分配器10を通って供給されるときにピンチローラー32とライナーローラー24との 間に挿入するのに用いられる。ピン66の解放後、弾性付勢手段、この実施態様で は捩りスプリング60が、ピンチローラー32を図２に示されるようにライナーロー ラー24に当接する挾持位置に付勢する。この挾持はライナー50を分配器10を通っ て駆動し、ライナー50とライナーローラー24との間の滑りを維持し、それにより ライナーローラー24の表面速度が常に滑り状態にあるようにするのに十分である ようにすべきである。他の弾性的に付勢されるピンチローラーの構造が本発明の 範囲内で用いられ、ピンチローラーとライナーローラーとの間に適当な挾持作用 をもたらしライナーを各ローラーを通って供給する人間工学的供給手段を提供す ることが認識される。 剥がしローラー30が好ましくはテープローラー22とライナーローラー24とに近 接しまたこれらローラーの間に位置している。シャフト74は一端が取付けフレー ム20に取付けられる。剥がしローラー30はシャフト74に回転自在に取付けられま たシャフト74の周りに位置している。剥がしローラー30はシャフト74の周りに自 由に回転することができる。このほかに、静止した縁又は棒（図示しない）を剥 がしローラー30の代わりに用いることができる。裏張りされたテープ52が剥がし ローラー30によって分離され、それにより接着テープ53がテープローラー22に向 って前進され、またライナー50がライナーローラー24に向って案内される。ライ ナー50の裏張りされたテープ52からの分離は、剥がしローラー30が接着テープ53 の第１の経路部分57とライナー50の第２の経路部分59との間の方向に突然の変化 を区画形成するために起きる。さらに、接着テープ53は通常は、接着テープ53を ライナー50とは異なった経路上を又はライナー50とは異なった方向に進めるよう にするライナー50よりも堅い材料である。しかし接着テープ53が十分に剛性であ る限り、接着テープ53とライナー50は堅さを同じにし又はライナー50を接着テー プ53より堅い材料とすることがまた意図される。剥がしローラー30又は静止した 縁は寸法を変えることができるが、接着テープ53とライナー50の経路の方向の変 化を行うための直径を十分に小さくすべきである。 遊動ローラー26，28は剥がしローラー30とテープローラー22に近接してそれぞ れが位置している。遊動ローラー26，28はシャフト76，78上に回転自在に位置し またシャフト76，78の周りに時計方向に又は反時計方向に自由に回転することが できる。遊動ローラーは裏張りされたテープ52と接着テープ53とを分配中に案内 するのに用いられる。遊動ローラー26，28は寸法を変えることができる。さらに 、裏張りされたテープ52と接着テープ53を案内するための追加の遊 動ローラー及び／又は遊動ローラー26，28の異なった位置が本発明によって意図 される。 テープ案内80がテープローラー22に近接して位置している。テープ案内80の端 部82，84がそれぞれ剥がしローラー30と遊動ローラー28に近接して延びている。 好ましくは、テープ案内80が耐久性材料で作られまた接着テープ53をテープロー ラー22の周りに案内するため種々の形状とすることができる。テープ案内80は歯 車40を邪魔しないような形状にされる。テープ案内80は取付けフレーム20にフラ ンジ86，88と締結部材90，92又はその他の適当な手段により固く取付けられる。 テープ案内80は接着テープ53をライナー50が取外される剥がしローラー30から遊 動ローラー28に向って案内し接着テープ53が使用者により分配されるようにする 。間隙81がテープ案内80とテープローラー22との間に設けられ接着テープ53が図 １に最も良く見られるようにテープローラー22の上に位置できるようにする。接 着テープ53はライナー50を図２の矢示49で示す方向に引くことにより剥がしロー ラー30、テープローラー22、及びテープ案内80を通って供給される。 刃組立体14は取付けフレーム20に固く取付けられている。刃組立体14はハウジ ング94、切断刃96及び刃96を所定位置に挾持し又は保持する刃締結具97（図示し ない）を含んでいる。切断組立体14はライナーローラー24に近接して位置してい る。切断組立体14は裏張りされたテープ52から分離されたライナー50の余分の長 さを全て容易に切断するのに用いられる。 図１と２を参照すると、テープドラム組立体16がさらに詳細に示されている。 テープドラム組立体16はハブ98、圧縮スプリング抑え装置100、及びテープドラ ム組立体16のハブ98に取付けられた仮想線で示すテープ供給ロール102を具備し ている。ハブ98は車軸104 上に位置している。車軸104は一端が取付けフレーム20に取付けられる。ハブ98 はプラスチック、金属又は他の公知の耐久性物質のような任意の耐久性材料で作 られ、またハブは図１と２に示される３つの先端を有する構造のほかに種々の形 状を有することができる。先端106，108，110は把持溝又は通路112を含みテープ 供給ロール102の内側芯114を堅く掴むようにする。溝112の数は各先端106，108 ，110について変えることができる。 圧縮スプリング抑え装置100は一般に圧縮スプリング116とノブ118を具備して いる。ノブ118は圧縮スプリング116の張力を調節し裏張りされたテープ52の巻戻 し張力を調節するのに用いられる。巻戻し張力を制御する他の手段を本発明の範 囲内で用いることのできることが認められる。しかし、好適な実施態様は使用者 にとって有利な人間工学的に最も効果的なものとする。 図４において、ベルト分配器10の側面図は、ピンチローラー32、テープローラ ー22、ライナーローラー24、及びベルト貼付け器又は分配器10の取付けフレーム 20に取付けられた遊動ローラー28を含む分配組立体12の構成要素を開示している 。テープローラー22の歯車40は遊動ローラー24の歯車44と噛み合う。切断刃組立 体14は取付けフレーム20の側部119に固定されライナー50の長さを便利に切断す るようになっている。テープドラム組立体16は取付けフレーム20の端部121に位 置している。圧縮スプリング116とノブ118はテープドラム組立体16から延びてい る。ベルト組立体18は取付けフレーム20の端部123の近くで取付けフレーム20に 取付けられている。 テープ供給ロール102はテープ供給ロール102の端部表面領域120がハブ98のフ ランジ101に当接して位置するようにハブ98上に位置する。テープ供給ロール102 の内側芯114はハブ98の溝112の領域に固く係合する。 裏張りされたテープ52は複数のストリップに分離可能であり好ましくは突合わ せ切断、型切断され又は所望の連続した長さのミシン目が形成される。突合わせ 切断と型切断なる用語は裏張りされたテープ52の全ての層が、ロールが製造され つつある時に完全には切断されないことを意味する。むしろ、裏張りされたテー プ52の接着テープ53だけが切断され、一方ライナー50はこれが使用者により切断 されるまで単一のシートのままである。接着テープ53は、国立ハイウエイ交通安 全局の特別規則に従うようトラックトレーラーに貼付けるのに必要とされる約１ フィートの長さの反射テープのような、特定の目的物に貼付けるため変動する長 さで、突合わせ切断、型切断され又はミシン目がつけられる。裏張りされたテー プ52の幅は変えることができる。裏張りされたテープ52は着色することができ、 又は例えば前記の特別規則に添うよう交互の色の配列で供給ロール102上に蓄積 することができる。裏張りされたテープ52はまた典型的には型切断工程を用いて 作られるラベル貯蔵部又は他の接着テープ製品を含むことができる。本発明の分 配器が、ラベルが取外された後に接着テープ53の一部がライナー50に取付けられ たままとなっているこれらの型切断ラベルのために用いられることがまた意図さ れる。この場合、ラベルが取外された後にライナー50上に残っている接着テープ 53の部分がライナーローラー24に向ってライナー50と共に進められる。 図５に図示されるように、テープ供給ロール102の一例がさらに詳細に示され ている。裏張りされたテープ52は逆反射面、紙その他で裏張りするフィルムのよ うな頂面層122を具備している。裏張りされたテープ52はまた好ましくは頂面層1 22の一側に取付けられた感圧接着剤層124を具備する。解放ライナー50が裏張り されたテープ52の他の層として接着剤層124に当接して位置している。テープ 構造の他の実施態様が当該技術において周知のように本発明の範囲内で用いられ 、例えば基材層の両側の接着剤とこの両側の接着剤層を被覆するライナーを有す るテープを用いることのできることが認められる。 さらにまた、本発明の分配器は好ましくはベルト上に取付けられるが、ベルト 上に機能を果たすように取付ける必要がないことが理解されるべきである。図１ を再び参照するとベルト組立体18がさらに詳細に示されている。ベルトハンガー 126がリベット128又は他の適当な締結手段のような締結部材によって取付けフレ ーム20に固定される。ベルトハンガー126は腰周りベルト130に固く取付けられる 。ベルト組立体18は実用小袋132のような使用者の便利のためのポケット又は小 袋を含むことができる。腰周りベルト130は腰周りベルト130の一部を受け入れる ための摺動体134を含むことができる。雄摺動バックル136と雌摺動バックル138 又は他の周知の締結手段が腰周りベルト130の端部140，142に位置しテープベル ト分配器10を使用者の胴の周りに取付けるようにする。 図示の実施態様の作用に当り、裏張りされたテープ52の供給ロール102がハブ9 8の上にハブ98のフランジ101と当接するように配置される。圧縮スプリング116 が必要に応じ調節され分配作用の間テープ供給ロール102の繰出し過ぎのないよ うにする。テープ供給ロール102の前端は巻かれず分配組立体12に向って案内さ れる。図２に最も良く示されるように、裏張りされたテープ52が分配組立体12を 通って案内される。裏張りされたテープ52は遊動ローラー26を通り剥がしローラ ー30に向って縫うように通される。 ライナー50は剥がしローラー30を通って供給され、そしてライナーローラー24 とピンチローラー32とに向って案内される。ピン66は図２に示すように矢示72の 方向に回転され、それにより引張りスプ リング60が堅く巻かれるようにする。この結果、ピンチローラー32が開放通し位 置へと回転され内側ローラー24から分離され内側ローラー24とピンチローラー32 との間に間隙を形成する。開放位置のピンチローラー32はライナー50が内側ロー ラー24とピンチローラー32との間を通るのを容易かつ便利にする。ライナー50が 内側ローラー24とピンチローラー32との間を通された後、ピン66が解放され、そ してピンチローラー32が図１と２に示されるように、内側ローラー24に当接する 挾持作動位置に戻る。ライナー50は図１と２に示されるように切断組立体14に向 って案内される。ライナー50が切断組立体14に向って引かれるにしたがって、接 着テープ53は、接着テープ53のストリップの前縁が遊動ローラー28を部分的に越 えて延びるまで、テープローラー22、テープ案内80及び遊動ローラー28を通って 前進される。余分のライナー50はこれを切断組立体14の切断刃96の中に引込むこ とにより切断されそして廃棄される。 接着テープ53は分配器10から分配され種々の方法で手による貼付けをすること ができる。１つの方法においては、使用者がライナー50を引張り、それにより接 着テープ53を剥がしローラー30を通って供給し、接着テープ53が案内されライナ ー50を引張り続けることによりテープ案内80によってテープローラー22の周りに 導かれる。テープローラー22の表面速度は接着テープ53がテープ案内80によって 案内されるので接着テープ53の直線速度より小さい。接着テープ53は遅いテープ ローラー22の上に押されるのに十分な堅さである。テープローラー22のより遅い 表面速度と接着テープ53の堅さとの組合せは接着テープ53がテープローラー22の 表面にくっつくことなくテープローラー22の上に押されるのを助ける。ライナー 50の連続した引張り作用は接着テープ53を分配器10からの完全に分配しそれによ り使用者は簡単にこの分離されたテープ53を分配器10から離れる方 向に引張り所望の目的物に貼付けるようにする。 このほかに、ライナー50は引張られ、それにより接着テープ53が、剥がしロー ラー30を通って供給されそしてライナー50を引張り続けることによりテープロー ラー22の周りにテープ案内80により案内されかつ導かれるようにする。この結果 、接着テープ53は図１と２に見られるように、テープ案内80の端部84と遊動ロー ラー28とを部分的に越えて延びる。使用者はしたがって接着テープ53の前縁を掴 み引張りこのテープの部分を分配することができる。接着テープ53が手で引張ら れるにつれて、接着テープはライナーローラー24を回転駆動するテープローラー 22に押しつけられる。ライナーローラー24の表面速度はこの第２の方法ではライ ナー50より速くそのためライナーローラー24はライナー50を通って滑る。これは ライナー50上の張力を保持するのを助けまた接着テープ53が使用者により引張ら れている同じ速度でライナー50を取除くのを助ける。 本発明のテープベルト分配器はいくつかの方面において有利である。第１に、 使用者はライナー50を引張りそれにより接着テープ53が遊動ローラー28を越えて 延びる。次に、使用者はライナー50か接着テープ53のいずれか一方を引張り接着 テープ53を分配することができる。これは、それぞれが適用する装置に依存して 使用者がライナー又は製品のみを引張ることを必要とする特別の機構を有してい る他の公知の貼付け器又は分配器に勝る顕著な利点である。いかなる製品も使用 者にライナー又は接着テープを同じ分配の容易さで引張るという選択の自由を与 えるものではない。ベルト分配器は使用者により腰又は身体の他の部分の周りに 着用することができ、それによりさらに良好な携帯可能な貼付け器をこの分野の 使用者に提供することができる。本発明におけるような手動ベルト分配器は使用 者が自動車の上側の縁で又は接着テープをとどくのが困難な部分に 貼付けるのを必要とする他の大きな目的物上で作業するような状態において特に 有用である。これらの場合において、手動ベルト分配器は使用者が梯子又は他の 装置の上にあり小さな動きができることを望むような場合に接着テープを容易に 分配できるようにする。使用者は好ましくはその腰の周りに固定されたテープの 装填されたテープベルト分配器に簡単に手がとどき、そして接着テープ又はライ ナーの延出する端部を引張る。実際にこれは分配器を見ないで行うことができる 。携帯可能の手動ベルト分配器は典型的には一定の使用者にとって、大きな高価 な貼付け器よりもコスト面で有利である。さらに、このテープ分配器は、手で担 持し台の上に取付け可能なテープ分配器その他のようなベルトに取付けるのとは 異なる多くの方面に用いるのに携帯可能で提供することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルーマン，ロバート エー. アメリカ合衆国，ミネソタ 55133―3427, セント ポール，ポスト オフィス ボッ クス 33427 （番地なし) 【要約の続き】 る。裏張りされたテープ（52）はライナー又は接着テー プのいずれかを掴むことにより分配される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．解放ライナー上の複数の分離可能なストリップからなる裏張りされたテー プを供給するための携帯可能な複式前進分配器であって、裏張りされたテープの 供給源を支持するフレームと接着テープの所望の部分を分配するための分配手段 とを具備し、前記分配手段が、 （ａ）ライナーの一部を接着テープとは異なる方向に案内する回転自在のライ ナー分配手段と、 （ｂ）分離可能な接着テープストリップを分配するための、回転自在のライナ ー分配手段に近接した回転自在の接着テープ分配手段と、 （ｃ）ライナーを接着テープから分離するための、回転自在の接着剤テープ分 配手段と回転自在のライナー分配手段とに隣接する分離手段と、 （ｄ）回転自在のライナー分配手段と回転自在の接着テープ分配手段との間の 駆動移送手段であって、回転自在のライナー分配手段と回転自在の接着テープ分 配手段の一方が回転された時回転自在のライナー分配手段と回転自在の接着テー プ分配手段の他方が回転するようになっている、駆動移送手段、 とを具備し、 使用者が、接着テープが回転自在の接着テープ分配手段から引張られ駆動移送 手段がライナーを回転自在のライナー分配手段を通って前進させる第１の分配作 用、又はライナーが回転自在のライナー分配手段から引張られ駆動移送手段が接 着テープを回転自在の接着テープ分配手段を通って前進させる第２の分配作用の いずれかを選択できるようになっている、 携帯可能の複式前進分配器。 ２．回転自在の接着テープ分配手段がテープローラーとテープ案内とを具備し ている請求項１に記載の分配器。 ３．回転自在のライナー分配手段がライナーローラーとピンチローラーとを含 んでいる請求項１に記載の分配器。 ４．ピンチローラーが弾性付勢手段と偏心シャフトとを含んでいる請求項３に 記載の分配器。 ５．ピンチローラーが、ライナーを受け取りライナーをライナー分配手段を縫 うように通すため回転される請求項４に記載の分配器。 ６．分離手段が剥がしローラーを含んでいる請求項１に記載の分配器。 ７．ライナーを切断するための切断組立体をさらに具備している請求項１に記 載の分配器。 ８．分配器を衣服用品に取付け分配器が使用者によって着用されるようにする のに適したベルト組立体をさらに具備している請求項１に記載の分配器。 ９．フレームが、裏張りされたテープの供給ロールを分配器上に保持するドラ ム組立体を具備している請求項１に記載の分配器。 10．駆動移送手段がさらに、回転自在の接着テープ分配手段と回転自在のライ ナー分配手段が分配中に異なった速度で回転するような差動手段を具備している 請求項１に記載の分配器。 11．差動手段が歯車機構を具備している請求項10に記載の分配器。 12．接着テープとライナーとを有する裏張りされたテープを供給源から手で分 配する分配器であって、 （ａ）裏張りされたテープの供給源を保持するための、分配器上 に設けられたテープ支持体と、 （ｂ）裏張りされたテープを接着テープとライナーとに分離するための、分配 器上に設けられた分離手段と、 （ｃ）分離後のテープ駆動手段を越えて延びている接着テープを受け取るため の、分離手段に近接したテープ駆動手段と、 （ｄ）接着テープをテープ駆動手段の上に案内する案内手段と、 （ｅ）分離されたライナーを受け取るための、テープ駆動手段に近接したライ ナー前進手段と、 （ｆ）テープ駆動手段とライナー前進手段との間の相互作用手段であって、テ ープ駆動手段とライナー前進手段の一方が作動された時テープ駆動手段とライナ ー前進手段の他方が作動されるようになっている、相互作用手段、 とを具備し、 テープ駆動手段を越えて延びる接着テープが接着テープを分配するため使用者 によって引張られ、ライナーをライナー前進手段を通って前進させ、また交互に 、ライナーが使用者により掴まれ接着テープをテープ駆動手段の上に前進させる ようになっている、 裏張りされたテープを手で分配する分配器。 13．ライナー前進手段が、ライナーを分配器を通って案内する手段と、ライナ ーを受け取りライナーを案内する手段とピンチローラー手段との間でライナーと 共働するよう係合するピンチローラー手段、とを具備している請求項12に記載の 分配器。 14．ライナー前進手段を通過するライナーを切断するための切断手段をさらに 具備している請求項13に記載の分配器。 15．分配器を衣服用品に取付け分配器が使用者の周りに位置するようになるの に適したベルト組立体をさらに具備している請求項12に記載の分配器。 16．相互作用手段がさらに、回転自在の接着テープ分配手段と回転自在のライ ナー分配手段とが分配中異なる速度で回転するような差動手段を具備している請 求項12に記載の分配器。 17．差動手段が歯車機構を具備している請求項16に記載の分配器。 18．裏張りされたテープを分配器から手で分配する方法であって、 （ａ）解放ライナー上の分離可能なストリップの中に取付けられた接着テープ を有する裏張りされたテープの供給源を用意する段階と、 （ｂ）接着テープをライナーから分離する段階と、 （ｃ）ライナーをライナー前進手段を縫うように通過させる段階と、 （ｄ）接着テープを、駆動移送手段によりライナー前進手段と相互に作用する 接着テープ分配部材に案内する段階と、 （ｅ）ライナーを引張り、接着テープを駆動移送手段により接着テープ分配部 材を通って部分的に前進させ、それにより接着テープが接着テープ分配部材を越 えて延びるようにする段階、 とを含む裏張りされたテープを手で分配する方法。 19．（ｆ）接着テープ分配部材を越えて延びる接着テープを引張り接着テープ を分配する段階をさらに含んでいる請求項18に記載の方法。 20．（ｆ）ライナーを接着テープが完全に分配されるまで引張る段階をさらに 含む請求項18に記載の方法。