JPH09503134A - コンタクトレンズ保護溶液 - Google Patents

コンタクトレンズ保護溶液

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JPH09503134A
JPH09503134A JP7509579A JP50957995A JPH09503134A JP H09503134 A JPH09503134 A JP H09503134A JP 7509579 A JP7509579 A JP 7509579A JP 50957995 A JP50957995 A JP 50957995A JP H09503134 A JPH09503134 A JP H09503134A
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biodegradable
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JP7509579A
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ニエミネン,オラヴィ
Original Assignee
オイ フィンサスプ アーベー
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    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
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    • A61L12/141Biguanides, e.g. chlorhexidine
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Abstract

(57)【要約】 本発明はコンタクトレンズ保護溶液中への生分解性洗剤の用途に関する。また、本発明は生分解性洗剤を含有するコンタクトレンズ保護溶液、およびコンタクトレンズの保護方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 コンタクトレンズ保護溶液 本発明は、コンタクトレンズ保護溶液中への生分解性洗剤の用途、そのような 洗剤を含む保護溶液およびコンタクトレンズの保護方法に関する。 最適なコンタクトレンズ殺菌方法は未だ開発されていない。過酸化水素は消毒 用に幅広く使用されてきたが、その毒性作用の可能性があり一般的に普及してい なかった。過酸化物を用いない消毒系は提案されているが、そのような系は注意 深い洗浄および濯ぎを必要とすることが知られている(Shih等、CLAO− J,1991,17,165−168を参照)。また、腸内バクテリアにより生 成されるバイオフィルム(biofilms)は効率的な消毒を妨げることが知 られている(Parment等、Acta Ophtalmol,1986,6 4,456−462を参照)。コンタクトレンズ上に形成されるバイオフィルム に関する研究は、過酸化水素が他の消毒剤よりも効果的であること、および、非 過酸化物はバイオフィルムの効果的な除去方法を必要とすることを示している( Wi1son等、Arch Ophtalmol、1991,109,1155 −1157を参照)。 洗剤と消毒剤の別々の使用はコンタクトレンズの保護を面倒にしている。その ため、有効な洗剤と有効な消毒剤との両方からなる混合製剤を提供することが極 めて望ましい。前述の洗剤は目に対して有毒であり、それ故洗浄後別個の濯ぎ溶 液を使用することが必要であった。 本発明により、予期しないことに、コンタクトレンズ保護溶液において生分解 性洗剤が使用されるとき、得られる溶液はコンタクトレンズの洗浄、濯ぎ、消毒 および貯蔵に適することが発見された。 本発明は、コンタクトレンズ保護溶液における生分解性洗剤の使用に関する。 また、本発明は生分解性洗剤を含むことを特徴とするコンタクトレンズ保護溶 液に関する。 さらに、本発明はコンタクトレンズの保護方法に関する。この方法は生分解性 洗剤を含む保護溶液によってコンタクトレンズを処理することを特徴付けられる 。 本発明に従い、何れの生分解性洗剤も使用可能である。しかしながら、好まし い生分解性洗剤は6−O−アルカノイルグルコシド類、特に下記一般式(I)の ものを含んでなる有効な群を含む。 上記式中、Rは炭素数7〜17のアルキルを表し、R1はエチルまたはプロピル を表す。式(I)の好ましい6−O−アルカノイルグルコシド類は、エチル−6 −O−オクタノイルグルコシド、エチル−6−O−デカノイルグルコシド、エチ ル−6−O−ドデカノイルグルコシド、エチル−6−O−テトラデカノイルグル コシド、プロピル−6−O−デカノイルグルコシド、プロピル−6−O−ドデカ ノイルグルコシドを含む。特に有効な6−O−アルカノイルグルコシドはエチル −6−O−デカノイルグルコシドであり、これは商標BioSurfTMでNov o Nordisk社により市販されている。 本発明に従い、生分解性洗剤は全てのタイプのコンタクトレンズ保護溶液に使 用できる。しかしながら、好ましくは、それはビグアニド(biguanide )、特にクロルヘキシジンアセテートを含有する保護溶液において使用される。 クロルヘキシジンは、幅広い抗菌性範囲を有するカチオン性N15−置換ビビス グアニド(bibisguanide)である。生分解性洗剤、例えば、エチル −6−O−デカノイルグルコシドの有効作用は、そのような洗剤が、それ自体の 抗菌作用に加えて他の物質、例えば、クロルヘキシジンの抗菌作用を改善すると いう事実に起因すると考えられる。加えて、生分解性洗剤はバイオフィルムを分 解し、それで消毒剤に好適な微細環境を生じさせる。 保護溶液中のビグアニド、好ましくは、クロルヘキシジンアセテートのような 抗菌剤の量は、好ましくは0.000025〜0.0025重量%、最も好まし くは約0.00025重量%である。 生分解性洗剤、水および抗菌剤に加えて、本発明による保護溶液は従来の添加 物、例えば、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)、緩衝剤を含有することがで きる。一般的に、本発明による保護溶液は0.001〜0.1重量%、好ましく は約0.005重量%の生分解性洗剤を含有する。 実施例1 1リットルのコンタクトレンズ保護溶液が調製された。この溶液は、イオン交 換水と、 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドルート 0.14重量% エチル−6−O−オクタノイルグルコシド 0.005重量% を含有する。 この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。 実施例2 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドレート 0.14重量% エチル−6−O−デカノイルグルコシド 0.005重量% この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。 実施例3 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドルート 0.14重量% エチル−6−O−ドデカノイルグルコシド 0.005重量% この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。 実施例4 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドルート 0.14重量% エチル−6−O−テトラデカノイルグルコシド 0.001重量% この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。 実施例5 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドレート 0.14重量% プロピル−6−O−デカノイルグルコシド 0.005重量% この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。 実施例6 クロルヘキシジンアセテート 0.00025重量% EDTA 0.1重量% NaCl 0.47重量% Na−テトラボレートデカヒドレート 0.14重量% プロピル−6−O−ドデカノイルグルコシド 0.005重量% この溶液のpHは、濃塩酸で7.0〜8.0に調節する。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年2月14日 【補正内容】 補正書の翻訳文(19条) 1.コンタクトレンズ保護溶液中への生分解性洗剤の用途であって、前記生分解 性洗剤は6−O−アルカノイルグルコシドである、用途。 2.前記6−O−アルカノイルグルコシドは下記一般式(I)を有することを特 徴とする、請求項1記載の用途。 上記式中、Rは炭素数7〜17のアルキルを表し、R1はエチルまたはプロピル を表す。 3.前記生分解性洗剤は、エチル−6−O−オクタノイルグルコシド、エチル− 6−O−デカノイルグルコシド、エチル−6−O−ドデカノイルグルコシド、エ チル−6−O−テトラデカノイルグルコシド、プロピル−6−O−デカノイルグ ルコシド、またはプロピル−6−O−ドデカノイルグルコシドであることを特徴 とする、請求項2記載の用途。 4.前記生分解性洗剤はエチル−6−O−デカノイルグルコシドであることを特 徴とする、請求項3記載の用途。 5.前記洗剤の量は、前記保護溶液に対して計算して0.001〜0.1重量% であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の用途。 6.前記洗剤の量は、前記保護溶液に対して計算して約0.005重量%である ことを特徴とする、請求項5に記載の用途。 7.前記保護溶液は0.000025〜0.0025重量%のビグアニドを含有 することを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の用途。 8.前記保護溶液は約0.00025重量%のクロルヘキシジンアセテートを含 有することを特徴とする、請求項7に記載の用途。 9.生分解性洗剤である6−O−アルカノイルグルコシドを含有することを特徴 とするコンタクトレンズ保護溶液。 10.前記6−O−アルカノイルグルコシドは下記一般式(I)を有することを 特徴とする、請求項9記載の保護溶液。 上記式中、Rは炭素数7〜17のアルキルを表し、R1はエチルまたはプロピル を表す。 11.前記生分解性洗剤は、エチル−6−O−オクタノイルグルコシド、エチル −6−O−デカノイルグルコシド、エチル−6−O−ドデカノイルグルコシド、 エチル−6−O−テトラデカノイルグルコシド、プロピル−6−O−デカノイル グルコシド、またはプロピル−6−O−ドデカノイルグルコシドであることを特 徴とする、請求項10記載の保護溶液。 12.前記生分解性洗剤はエチル−6−O−デカノイルグルコシドであることを 特徴とする、請求項11記載の保護溶液。 13.0.001〜0.1重量%の生分解性洗剤を含有することを特徴とする、 請求項9〜12の何れか1項に記載の保護溶液。 14.約0.005重量%の生分解性洗剤を含有することを特徴とする、請求項 13に記載の保護溶液。 15.0.000025〜0.0025重量%のビグアニドを含有することを特 徴とする、請求項9〜14の何れか1項に記載の保護溶液。 16.約0.00025重量%のクロルヘキシジンアセテートを含有することを 特徴とする、請求項15に記載の保護溶液。 17.コンタクトレンズが請求項9〜16の何れか1項に記載の保護溶液で処理 されることを特徴とする、コンタクトレンズの保護方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (A01N 47/44 43:16) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR, LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI ,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンタクトレンズ保護溶液中への生分解性洗剤の用途。 2.前記生分解性洗剤は6−O−アルカノイルグルコシドであることを特徴とす る、請求項1記載の用途。 3.前記6−O−アルカノイルグルコシドは下記一般式(I)を有することを特 徴とする、請求項2記載の用途。 上記式中、Rは炭素数7〜17のアルキルを表し、R1はエチルまたはプロピル を表す。 4.前記生分解性洗剤は、エチル−6−O−オクタノイルグルコシド、エチル− 6−O−デカノイルグルコシド、エチル−6−O−ドデカノイルグルコシド、エ チル−6−O−テトラデカノイルグルコシド、プロピル−6−O−デカノイルグ ルコシド、またはプロピル−6−O−ドデカノイルグルコシドであることを特徴 とする、請求項3記載の用途。 5.前記生分解性洗剤はエチル−6−O−デカノイルグルコシドであることを特 徴とする、請求項4記載の用途。 6.前記洗剤の量は、前記保護溶液に対して計算して0.001〜0.1重量% であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の用途。 7.前記洗剤の量は、前記保護溶液に対して計算して約0.005重量%である ことを特徴とする、請求項6に記載の用途。 8.前記保護溶液は0.000025〜0.0025重量%のビグアニドを含有 することを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の用途。 9.前記保護溶液は約0.00025重量%のクロルヘキシジンアセテートを含 有することを特徴とする、請求項8に記載の用途。 10.生分解性洗剤を含有することを特徴とするコンタクトレンズ保護溶液。 11.前記生分解性洗剤は6−O−アルカノイルグルコシドであることを特徴と する、請求項10記載の保護溶液。 12.前記6−O−アルカノイルグルコシドは下記一般式(I)を有することを 特徴とする、請求項11記載の保護溶液。 上記式中、Rは炭素数7〜17のアルキルを表し、R1はエチルまたはプロピル を表す。 13.前記生分解性洗剤は、エチル−6−O−オクタノイルグルコシド、エチル −6−O−デカノイルグルコシド、エチル−6−O−ドデカノイルグルコシド、 エチル−6−O−テトラデカノイルグルコシド、プロピル−6−O−デカノイル グルコシド、またはプロピル−6−O−ドデカノイルグルコシドであることを特 徴とする、請求項12記載の保護溶液。 14.前記生分解性洗剤はエチル−6−O−デカノイルグルコシドであることを 特徴とする、請求項13記載の保護溶液。 15.0.001〜0.1重量%の生分解性洗剤を含有することを特徴とする、 請求項10〜14の何れか1項に記載の保護溶液。 16.約0.005重量%の生分解性洗剤を含有することを特徴とする、請求項 15に記載の保護溶液。 17.0.000025〜0.0025重量%のビグアニドを含有することを特 徴とする、請求項10〜16の何れか1項に記載の保護溶液。 18.約0.00025重量%のクロルヘキシジンアセテートを含有することを 特徴とする、請求項17に記載の保護溶液。 19.コンタクトレンズが請求項10〜18の何れか1項に記載の保護溶液で処 理されることを特徴とする、コンタクトレンズの保護方法。
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