JPH09502641A - 一体的なプッシュクリーンバー及びばね部材を有する動的ひげそり装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ひげそり中に出合う力に応答して移動する少なくとも１つの可動な皮膚係合部材と、カミソリヘッドの小さい空隙からひげそりくずを選択的に除去するクリーニング部材とを有するカミソリヘッド。一対の弾性的なばねフィンガは皮膚係合部材を付勢するためにクリーニング部材と一体的に形成されている。クリーニング部材はひげをそる人がクリーニング部材を前方に押してくずを除去することができるアクチュエータボタンを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 一体的なプッシュクリーンバー及びばね部材を有する動的ひげそり装置 本発明は、動的ひげそり装置、特にひげそり装置からくずを取り除くために付 勢されたクリーニング部材を有する動的なひげそり装置に関する。 発明の背景 湿式安全カミソリによる問題は、カミソリヘッドの皮膚係合エレメントの間に ひげそりくずが詰まることである。近年、市販されている大部分の安全カミソリ は、間隔を置いた関係で配置された２枚のカミソリを有するように製造されてい る。通常、ひげをそる皮膚面に前方刃が接触する角度を制御するために、前方か ら固定された角度で前刃の前方にガード部材が配置されている。２つの刃の空隙 の寸法は、切断縁-Lの皮膚の流れに影響を与えるので、この寸法は、カミソリ刃 の製造中、注意深く制御する必要がある。これらの小さい空隙に、ひげ、皮膚片 及び他のひげそりくずが詰まることは、鋭い刃の縁部土の皮膚の流れを変化させ 、ひげそりの心地よさ及び密着感に悪影響を与える。 従って、カミソリの皮膚係合エレメントによって規定される空隙からひげそり くずを選択的に除去することができる機構を提供することが非常に望ましい。 カミソリヘッドの最近の変化は、取り外し可能な刀部材を有するカミソリヘッ ドが販売されるようになったことである。カミソリヘッドの種々のエレメントは 互いに相対的に移動するが、ひげそりの全体的な品質に悪影響を及ぼすことがあ るひげそりくずを必ずしも除去しない。従って、可動な刃の間からひげそりくず を除去することができるクリーニング部材を備えた少なくとも１枚の、好ましく は、少なくとも２枚の可動刃を有するカミソリヘッドを提供することが望ましい 。 また、カミソリヘッドの迅速で廉価な製造を容易にするために最小限の部品数 の簡単な構成を提供することが非常に望ましい。特に、ひげそり中に出合う力が 解放された後に、可動な皮膚係合エレメントを元の位置に戻すために付勢部材を 別々に形成する必要がないことが望ましい。 これら及び他の利点は、図面を参照して以下に説明する本発明の達成される。 発明の要約 本発明は、ひげそり中に出合う力に応答して移動する少なくとも１つの可動な 刃を有するカミソリ刃に関する。１つの実施例によれば、可動刃に隣接した小さ い空隙からひげそりくずを選択的に除去し、ひげそり力が除去された後に除去可 能な刃を正規の「ホーム」位置に戻すために一体的に形成されたクリーニング部 材が設けられる。 本発明の好ましい実施例によれば、クリーニング部材と一体的に形成された弾 性的な一対のばねフィンガによって前方に付勢された少なくとも２つの可動刃を 有するカミソリヘッドが形成される。この実施例によれば、クリーニング部材は 、ひげをそる人がクリーニング部材を前方に押してひげそりくずを除去すること ができるように前方の突出部に接続された作動ボタンと、可動刃に接触するよう に前方突出部の上下に配置された複数の弾性フィンガとを備えている。クリーニ ング部材は、ひげそり後にアクチュエータから圧力を除去した後に刃を前方の押 しながらクリーニング部材の前方の突出部を引っ込み位置に戻す２つの目的を達 成する。 本発明は、製造し組み立てなければならない別々の部品数を低減してユーザが カミソリヘッドの空隙に詰まるひげそりくずを選択的に除去することができる動 的なひげそり装置の利点を提供する。 本発明のこれら及び他の観点を以下に説明する。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の１つの実施例のカミソリヘッドの斜視図である。 第２図は、第１図に示す実施例と共に使用するクリーニング部材の斜視図であ る。 第３図は、第１図の線３−３に沿った断面図である。 第４図は、前方の作動位置にクリーニング部材を有する第３図と同様の断面図 である。 第５図は、第１図に示すカミソリヘッド部分分解図である。 第６図は、本発明の他の実施例のクリーニング部材の斜視図である。 第７図は、第６図に示すクリーニング部材を使用するカミソリヘッドの断面図 である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明は、少なくとも１つの動的に可動する皮膚係合エレメントと、一部が可 動な部材によって形成され、空隙からひげそりくずを取り出すクリーニング部材 とを有するカミソリヘッドに関する。第１図乃至第４図に示す実施例は、クリー ニング部材の前方突出部によって分離された２つの可動な刃を有するカミソリヘ ッドを有する。ここに使用する、用語の「カミソリヘッド」は、分離したカミソ リに取り付けるように設計及び製造されたカートリッジと、皮膚係合部分がハン ドル部分に一体的に形成された使い捨てカミソリの作動部分とを含むことを意味 する。 第１図乃至第５図を参照すると、この図示した実施例は、キャップ１０と、ガ ード部分２０と、側壁２５とを有する。刃の支持構造体は、例えば射出成形によ って１つの一体的な成形部品として形成されることが好ましい。シート刃３０と 、キャップ刃４０と、クリーニング部材５０とが支持構造体によって支持され、 リテーナ６０によって支持構造体内に維持される。本構造は、キャップ刃４０及 びシート刃３０が前方及び後方運動が可能なように支持構造体の側壁２５によっ て支持することができる。 クリーニング部材５０は、アクチュエータ５５に接続されている前方突出部５ １を有し、アクチュエータ５５から上方のばねフィンガ５６，５７と下方のばね フィンガ５８，５９とが伸びている。本発明の図示した好ましい実施例によれば 、全体のクリーニング部材５０は、一体的なユニットとして射出成形することが できる熱可塑性材料から成形することができる。適当な材料は、カミソリヘッド の寿命の間に通常出合う状態で十分な弾性、耐食性、クリープ（ｃｒｅｅｐ）抵 抗性、ばね品質及び潤滑性を有しなければならない。例えば、ホーキストセラニ 社によってＣＥＬＣＯＭ（登録商標）で販売されているアセタルコボリマーが適 している。図示したばねフィンガは、アクチュエータ５５の側方に前方突出部５ １の上下に配置されている。このようにばねフィンガは、キャップ刃４０とシー ト刃３０を前方に付勢するように適切に整合されている。 本発明の図示した実施例によれば、支持構造体の側壁の内側部分は、刃の前方 及び後方部分の動きを制限するために構成された内側に突出する突出部を備えて いる。図示するようにキャップ刃４０は、刃４０の両側に配置された一対のノッ チ４２を有する。ノッチ４２は、突出部２７とノッチ４２の前壁及び後壁との係 合によって制限されるまで刃が後方及び前方まで摺動することができるように構 成されている。同様にシート刃３０は、内側突出した突出部２７に係合するよう に構成されているノッチ３２を備えている。本発明の実施例によれば、カミソリ ヘッドは上下同じように構成されることが好ましい。それは、支持構造体が形成 された後に、上下逆にして反対にして配置される。キャップ刃のノッチ４２は、 突出部２７に摺動するように整合し、キャップ刃４０が支持構造体に下方に配置 される。次にキャップ１０の下側に形成された補完的なレセプタクル１２と上方 に突出したペグ５２を整合させることによってクリーニング部材５０が配置され る。レセプタクル１２は、ペグ５２がレセプタクル１２内を案内されながらクリ ーニング部材５０が前後に移動することができるように構成されている。クリー ニング部材５０を配置した後、シート刃３０が突出部２７に整合したノッチ３２ によって支持構造体に下方に配置される。作動組立体は、支持構造体に圧力ばめ またはスナップばめされるリテーナ６０によって所定の位置に維持される。図示 した実施例によれば、リテーナの側方突出部６２は、側壁の内側に形成された補 完的な凹部２２にスナップばねされるように構成されている。さらに、図示した ２枚刃パッケージを支持構造体内にしっかりと維持するためにリテーナ６０は、 刃とクリーニング部材をキャップ１０に向かって上方に付勢するように上方に伸 びる付勢部材を備えており、それによって、ひげそり中、皮膚係合エレメントの 望ましくない動きを生じる場合がある製造公差によって生じる悪影響を小さくす る。 この説明から、クリーニング部材５０の図示したばねフィンガは、可動刃に作 用する予め付与された前方を向く力を提供し、この力がひげそり中に刃に作用す る力によって克服されたときに刃が後方に移動する。この予め負荷された力の大 きさは、本発明のカミソリヘッドの製造中に変化することができる。例えば、刃 を移動するために必要な力は、クリーニング部材を形成する際に多少の弾性材料 を使用することによって変化する場合がある。別の案として、ばねフィンガの形 状は、予め負荷された力の大きさを増減するように変化することができる。例え ば、各ばねフィンガの形状及び寸法の少なくとも一方は、変化することができる 。 第６図の実施例に示したばねフィンガは、第２図に示されたばねフィンガより比 較的に小さい抵抗を提供するように構成された小さいばねフィンガを有し、それ らの小さい寸法に応じた力でひげをそる間に皮膚係合エレメントに対して後方に 押される。 本発明の第１図乃至第２図に示した実施例は、ひげそり中に出合う力に応答し て後方に移動する刃を有するが、少なくとも１つの付勢部材を一体的に形成する クリーニング部材を備えた本発明の利点を有するカミソリヘッドを提供し、ひげ そり中に出合う力に応答して下方に移動する１つまたはそれ以上の皮膚係合エレ メントを提供することも本発明の範囲である。また、刃ではなく、皮膚係合部材 を付勢する一体的に係合された付勢部材を有するクリーニング部材を提供するこ とも本発明の範囲である。例えば、ガード部材またはキャップはクリーニング部 材に形成された付勢部材によって弾性的に付勢することができる。 第３図は、クリーニング部材５０の引っ込んだホーム位置を示している。第５ 図は、第１図に示したカミソリヘッドの部分分解図である。当業者は、本発明の 範囲から逸脱せずに他の方法で皮膚係合エレメントの動きを制限することができ ることを理解できよう。 第６図及び第７図に示す本発明による他の実施例によればクリーニング部材１ ５０は、４組のばねフィンガを有する。中央に配置されたばねフィンガは、第１ 図乃至第５図の実施例に示すものと同様な機能を実行する。皮膚係合エレメント に作用する予め負荷された前方を向いた圧力の大きさを小さくするために、第６ 図及び第７図の実施例に示すばねフィンガは、第２図に示すばねフィンガより比 較的に小さい。クリーニング部材１５０は、ばねフィンガの対の２つの中央に配 置されたものに追加して、ばねフィンガの２つの追加的な組を備えている。一方 の対は、上に配置され、一方対は、刃を付勢するばねフィンガの下に配置されて いる。第７図に示すように、ばねフィンガの追加的な対は、可動なガードバー１ ２０と可動なキャップバー１１０とに接触するように配置される。本発明の図示 した実施例によれば、キャップ部材１１０と、キャップ刃１４０と、シート刃１ ３０と、ガードバー１２０とは、ひげそり中に出合う力に応答して他の可動な皮 膚係合エレメントとは独立して移動する。 本発明の実施例は、ひげそり中に出合う力に応答して移動し、ひげそり力を除 去するとき、クリーニング部材の弾性フィンガによって「ホーム」位置まで戻る ように構成された複数の可動刃と、可動なキャップ部材と、可動なガードバーと を有する。 本発明の種々の実施例は、ひげそり中は、カミソリヘッドの小さい空隙にたま るひげそりくずを除去する機構を有するひげそりを行う簡単で有効に製造された 動的なカミソリヘッドを提供する。 本発明の図示した実施例は、独立して可動する２つの可動刃の間に伸びる前方 突出部を有するクリーニング部材を有するが、カミソリヘッドの他の空隙からひ げそりくずを除去するように配置された１つまたはそれ以上の突出部を有するク リーニング部材を提供することも本発明の範囲内である。例えば、クリーニング 部材の突出部は、可動ガードバーと、固定刃、すなわち非可動刃との間に伸びて いる。また、可動ガードバー部材と可動キャップバーとを有する固定刃を有する カミソリヘッドを形成することが望ましいので本発明の利点を得るために１つま たはそれ以上の刃が移動することは必ずしも必要ではない。この場合、クリーニ ング部材が少なくとも１つの付勢部材を形成するように一体的に形成された本発 明の利点は等しく有効である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．側壁を有する刃の支持構造体と、 ひげそり中に出合う力に応答して動くことができるように支持されかつ第１の 位置に付勢された少なくとも１つの可動な皮膚係合エレメントと、 前記カミソリヘッドからひげそりくずを除去するために可動なクリーニング部 材であって、前記可動な皮膚係合エレメントを前記第１の位置に付勢する装置を 有し、前記付勢装置は前記皮膚係合エレメントに接触して皮膚係合エレメントを 前記第１の位置に押す装置を有するクリーニング部材とを有するカミソリヘッド 。 ２．前記カミソリヘッドは、間隔を置いた状態で配置されかつその間に空隙を 形成する少なくとも２枚の刃を有し、前記クリーニング部材は、前記スペースに 伸びている突出部を有する請求項１に記載のカミソリヘッド。 ３．前記付勢部材は、少なくとも１つのばねフィンガを有する請求項１に記載 のカミソリヘッド。 ４．前記クリーニング部材は、前記アクチュエータが移動するとき、前記突出 部が前記空隙内を移動するように前記突出部に接続されたアクチュエータを有す る請求項１に記載のカミソリヘッド。 ５．前記付勢装置は、少なくとも１つのばねフィンガを有する請求項４に記載 のカミソリヘッド。 ６．前記ばねフィンガは、前記アクチュエータ部分に接続された第１の端部と 、前記可動な皮膚係合エレメントに接触する第２の端部とを有するカミソリヘッ ド。 ７．前記可動な皮膚係合エレメントは、前方切断縁と少なくとも１つの開放部 分を有する刃を有し、前記刃の支持構造体は、前記可動刃の移動を制限するため に開放部分内に受けられた保持部材を有する請求項１に記載のカミソリヘッド。 ８．前記開放部分は、前記可動な刃の側面にノッチを有する請求項７に記載の カミソリヘッド。 ９．前記開放部分は、前記可動な刃の動きを制限するために前記可動刃に固定 ピンを受けるスロットを有する請求項７に記載のカミソリヘッド。 １０．前記少なくとも１つの可動な皮膚係合エレメントは、複数の可動刃を有 求項１に記載のカミソリヘッド。 １１．前記可動な皮膚係合エレメントはガード部材を有する請求項１に記載の カミソリヘッド。 １２．前記可動な皮膚係合エレメントはキャップ部材を有する請求項１に記載 のカミソリヘッド。 １３．前記カミソリヘッドは前記キャップ部材にひげそり補助剤を有する請求 項１２に記載のカミソリヘッド。 １４．支持構造体と、 ひげそり中に出合う力に応答して動くことができるように支持されかつ前記支 持構造体に関して第１の位置に付勢された少なくとも１つの可動な皮膚係合エレ メントと、 アクチュエータ、可動の突出部、及び前記クリーニング部材を他の方向に押し ながら少なくとも１つの前記可動な皮膚係合エレメントを第１の方向に付勢する 少なくとも１つの付勢部材を有するクリーニング部材とを有するカミソリヘッド 。 １５．前記クリーニング部材は熱可塑性材料を有する請求項１４に記載のカミ ソリヘッド。 １６．少なくとも２つの刃はひげそり中に出合う力に応答して可動である請求 項１４に記載のカミソリヘッド。 １７．可動なガード部材を有する請求項１４に記載のカミソリヘッド。 １８．可動なキャップ部材を有する請求項１４に記載のカミソリヘッド。 １９．前記カミソリヘッドは、間隔を置いた状態で配置されかつその間に空隙 を形成する少なくとも２枚の刃を有し、前記クリーニング部材は、前記空隙に伸 びている突出部を有する請求項１に記載のカミソリヘッド ２０．前記可動な皮膚係合部材は、ガード部材を有する請求項１４に記載のカ ミソリヘッド。 ２１．前記可動な皮膚係合部材は、キャップ部材を有する請求項１４に記載の カミソリヘッド。