JPH0949307A - 床暖房用床材及び床構造 - Google Patents

床暖房用床材及び床構造

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JPH0949307A
JPH0949307A JP20223495A JP20223495A JPH0949307A JP H0949307 A JPH0949307 A JP H0949307A JP 20223495 A JP20223495 A JP 20223495A JP 20223495 A JP20223495 A JP 20223495A JP H0949307 A JPH0949307 A JP H0949307A
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JP
Japan
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floor
floor heating
heating
foam
floor material
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JP20223495A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ariga
貴弘 有我
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床暖房用として熱伝導性に優れ、且つ遮音特
性がよい床暖房用遮音性床材を提供する。 【解決手段】 建物の床面等を暖房するための床暖房用
パネルの上に敷設される床暖房用遮音性床材10であっ
て、木質系床材11の裏面に遮音材12が空間13を設
けて間歇的に配列して張着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床面等を暖
房するための床暖房用パネルの上に敷設される床暖房用
床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近年普及が進んでいる住宅等の建
物の床暖房においては、一般的に耐熱フローリングやカ
ーペット等床表面材の表面床材の下に床暖房用パネルを
敷設し、この床暖房用パネルの下に断熱材を敷設した構
造が採用されている。
【0003】上記の床暖房用パネルの例として、例え
ば、特開昭60−189886号公報に、下面板の表面
に設けられた溝に発熱体である電熱線を埋設し、この上
より上面板を押圧して下面板と一体化した床暖房用発熱
パネルが記載されている。
【0004】又、実開平4−12202号公報に、木質
板の間に遮音用発泡体を介在させた複合層よりなり、最
下部にも遮音用発泡体を具備させた遮音性木質床材が記
載されいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の特開昭60−189886号公報に記載されている
床暖房用発熱パネルにおいては、上面材よりの表面への
熱伝導性は優れているが、上面材のみでは遮音性能が劣
り、周囲への音の伝播を防止することができないといっ
た問題がある。
【0006】又、上記後者の実開平4−12202号公
報に記載されている遮音性木質床材においては、発泡体
による遮音性は期待できるが、床暖房用パネルの上に敷
設された場合には、発泡体は、熱伝導性が低く、熱を遮
断するといった特性があるために、この種の遮音性木質
床材は、床暖房用の床材として用いることができなかっ
た。
【0007】本発明は、上記のこのような種々の問題点
に着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、これらの問題点を解消し、床暖房用として熱伝導性
に優れ、且つ遮音特性がよい床暖房用床材を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
床暖房用床材においては、床暖房用パネルの上に敷設さ
れる床暖房用床材であって、木質系床材の裏面に遮音材
が空間を設けて間歇的に配列して張着されていることを
特徴とする。
【0009】又、請求項2記載の本発明の床暖房用床材
においては、請求項1記載の本発明の床暖房用床材の遮
音材が発泡体により構成されていることを特徴とする。
【0010】更に、請求項2記載の本発明の床暖房用床
材においては、請求項1記載の本発明の床暖房用床材の
遮音材が線状材の密集体、或いはこの密集体と発泡体と
により構成されていることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の床構造においては、床暖房
用パネルの上に請求項1から請求項3記載のいずれかの
床暖房用床材が敷設されていることを特徴とする。
【0012】(作用)本発明の床暖房用床材において
は、木質系床材と、この木質系床材の裏面に遮音材−発
泡体が空間を設けて間欠的に配列して張着されるか、又
は、発泡体、更には、線状材の密集体、或いはこの密集
体と発泡体とにより構成されて設けられているので、空
気層、或いは介在した空気による熱伝導により床暖房が
効率よく行われ、又、発泡体、更には、線状材の密集
体、或いはこの密集体と発泡体とにより遮音が効果的に
行われる。従って、熱伝導性に優れ、且つ遮音特性がよ
い床暖房用床材、及び床暖房の床構造とすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の床暖房用床材
(請求項1、2記載)の一例を示す断面図である。この
床暖房用床材は、パーチクルボード15の上面に配設ら
れた床暖房用パネル14の上面に敷設されて用いられる
ものである。
【0014】図1において、床暖房用床材10は、単
体、或いは積層された木質系床材11と、この木質系床
材11の裏面に空間を設けて間歇的に配列して張着され
た遮音材である発泡体12、更に発泡体12、12間に
設けられた空気層13とにより構成されている。
【0015】上記発泡体12の材質としては、ポリプロ
ピレン樹脂やポリエチレン樹脂の厚手のシートを裁断し
たものが好適に用いられる。この発泡体12の発泡倍率
としては、ポリエチレン樹脂の場合、5倍から40倍の
範囲のものが用いられるが、発泡倍率が低い程質量が大
きく、遮音性の点で優れている。
【0016】この発泡体12を木質系床材11の裏面に
設けることにより、住宅等の建物の上階の衝撃音の発泡
体12による緩衝効果と、発泡体12、12間の空気層
13による熱伝導により、効果的な暖房が得られる。
【0017】即ち、空気層13の空気の存在により、発
泡体12より熱伝導率がよい空気を効果的に利用したこ
とにある。因みに、ポリエチレン発泡体(1mm厚さ)
の熱伝導率は、0.03m2h℃/kalであり、空気の熱
伝導率は、0.01m2h℃/kalである。
【0018】図2〜図4は、本発明の床暖房用床材の他
の例を示す斜視図である。図2に示す床暖房用床材20
は、長尺の木質系床材21の裏面の長手方向に、帯状の
発泡体22、22、・・が適宜間隔で配列されて張着さ
れ、この間に空気層23、23、・・が設けられて構成
されたものである。
【0019】図3に示す床暖房用床材30は、長尺の木
質系床材31の裏面に、角ブロック形状の発泡体32、
32、・・が適宜間隔で千鳥配列により張着され、この
間に空気層33、33、・・が設けられて構成されたも
のである。
【0020】図4に示す床暖房用床材40は、長尺の木
質系床材41の裏面に、シート状の発泡体42が張着さ
れ、この発泡体42に適宜間隔で千鳥配列により丸形に
打ち抜かれた空気層43、43、・・が形成されて構成
されたものである。
【0021】上記いずれの床暖房用床材20、30、及
び40においても、上記実施例と同様に、住宅等の建物
の上階の衝撃音の発泡体による緩衝効果と、発泡体間の
空気層による熱伝導により、効果的な暖房が得られるも
のである。
【0022】図5は、本発明の床暖房用床材(請求項
1、3記載)の一例を示す断面図である。図5におい
て、床暖房用床材50は、単体、或いは積層された木質
系床材51と、この木質系床材51の裏面に比較的体積
の小さい無数の線状材の密集体52、52、・・・が張
着されて構成されている。
【0023】上記線状材の密集体52としては、例え
ば、金属繊維(スチールウール)等が好適に用いられ
る。従って、この線状材の密集体52により、住宅等の
建物の上階の衝撃音の緩衝効果が得られ、又、高い熱伝
導率により、下面の床暖房パネルより熱が効果的に伝導
され、床面の効果的な暖房が確保される。
【0024】図6、及び図7は、本発明の床暖房用床材
の他の例を示す斜視図である。図6に示す床暖房用床材
60は、長尺の木質系床材61の裏面に金属繊維(スチ
ールウール)製のマット62が張着されて構成されてい
る。従って、上記実施例と同様、このマット62によ
り、住宅等の建物の上階の衝撃音の緩衝効果が得られ、
又、高い熱伝導率により、下面の床暖房パネルより熱が
効果的に伝導され、床面の効果的な暖房が確保される。
【0025】図7に示す床暖房用床材70は、長尺の木
質系床材71の裏面に、シート状の発泡体72が張着さ
れ、この発泡体72に適宜間隔で千鳥配列により丸形に
打ち抜かれた発泡体72の欠落部が設けられ、この欠落
部に金属繊維(スチールウール)製の密集体73が埋設
されて構成されている。
【0026】従って、本実施例では、住宅等の建物の上
階の衝撃音の緩衝効果が発泡体72により得られ、又、
金属繊維(スチールウール)製の密集体73により、衝
撃音の緩衝効果とともに、高い熱伝導率により、下面の
床暖房パネルより熱が効果的に伝導され、床面の効果的
な暖房が確保される。
【0027】本発明において、木質系床材の裏面の発泡
体、及び線状材の密集体、更には発泡体と線状材の密集
体の構成方法は、上記実施例に限定されるものではな
く、請求項の範疇を逸脱しない範囲において、いかなる
変形例も包含されるものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の床暖房用床材においては、木質
系床材と、この木質系床材の裏面に遮音材−発泡体が空
間を設けて間欠的に配列して張着されるか、又は、発泡
体、更には、線状材の密集体、或いはこの密集体と発泡
体とにより構成されて設けられているので、空気層、或
いは介在した空気による熱伝導により床暖房が効率よく
行われ、又、発泡体、更には、線状材の密集体、或いは
この密集体と発泡体とにより遮音が効果的に行われる。
従って、熱伝導性に優れ、且つ遮音特性がよい床暖房用
床材、及び床暖房の床構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房用床材(請求項1、2記載)の
一例を示す断面図。
【図2】本発明の床暖房用床材の他の例を示す断面図。
【図3】本発明の床暖房用床材の他の例を示す断面図。
【図4】本発明の床暖房用床材の他の例を示す断面図。
【図5】本発明の床暖房用床材(請求項1、3記載)の
一例を示す断面図。
【図6】本発明の床暖房用床材の他の例を示す断面図。
【図7】本発明の床暖房用床材の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70 床暖房
用床材 11、21、31、41、51、61 木質系床材 12、22、32、42、72 発泡体 13、23、33、43 空気層 14 床暖房用パネル 15 パーチクルボード 52、73 密集体 62 マット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床暖房用パネルの上に敷設される床暖房
    用床材であって、木質系床材の裏面に遮音材が空間を設
    けて間欠的に配列して張着されていることを特徴とする
    床暖房用床材。
  2. 【請求項2】 前記遮音材が発泡体により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の床暖房用床材。
  3. 【請求項3】 前記遮音材が線状材の密集体、或いはこ
    の密集体と発泡体とにより構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の床暖房用床材。
  4. 【請求項4】 床暖房用パネルの上に請求項1から請求
    項3のいずれかの床暖房用床材が敷設されていることを
    特徴とする床構造。
JP20223495A 1995-08-08 1995-08-08 床暖房用床材及び床構造 Pending JPH0949307A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2440204A (en) * 2006-07-15 2008-01-23 Proctor Group Ltd A Acoustic flooring for underfloor heating

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2440204A (en) * 2006-07-15 2008-01-23 Proctor Group Ltd A Acoustic flooring for underfloor heating

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