JPH0948184A - 中綴じ本の製本方法及び製本装置 - Google Patents

中綴じ本の製本方法及び製本装置

Info

Publication number
JPH0948184A
JPH0948184A JP20307595A JP20307595A JPH0948184A JP H0948184 A JPH0948184 A JP H0948184A JP 20307595 A JP20307595 A JP 20307595A JP 20307595 A JP20307595 A JP 20307595A JP H0948184 A JPH0948184 A JP H0948184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signature
wire
stitcher
pusher
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20307595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fukushima
隆 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosho Printing Co Ltd
Original Assignee
Tosho Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosho Printing Co Ltd filed Critical Tosho Printing Co Ltd
Priority to JP20307595A priority Critical patent/JPH0948184A/ja
Publication of JPH0948184A publication Critical patent/JPH0948184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中綴じ本の折丁を綴じるための針金を正確且
つ簡便に打ち込むこと。 【解決手段】 折丁14は入紙機28から搬送レール1
2上に放下され、背部分を上に向けて逆V字状に吊垂懸
架される。積層された折丁14はギャザリングチェーン
16のプッシャ26で押動搬送される。ステッチャー部
Sに設けられたスライダ30は、2つのステッチャーヘ
ッド38を搭載している。折丁の紙端寸法、完成印刷物
の紙端寸法及びステッチャー比率が制御装置に入力され
ると、プッシャを基準として針金打ち込み位置が算出さ
れる。ギャザリングチェーン16とスライダ30の位相
を調節するとともに、ステッチャーヘッド38の位置を
調節することにより、折丁14に対して所定の位置に針
金18を打ち込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中綴じ本の製本方
法及び製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷物、特に、中綴じ本は、積層された
折丁を針金で綴じた後、三方断裁を行って製造される。
しかし、印刷物には種々の寸法のものがある。A4版や
B5版の規格品だけでなく、インチ系列の印刷物もあ
る。これらの印刷物では、針金の打ち込み位置や三方断
裁の際の断ち落とし寸法が異なってくる。そのため、1
つの装置で種々の寸法の印刷物を製造する際、印刷物の
寸法に応じて、針金の打ち込み位置を変更しなければな
らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、各種寸法の折丁
における針金の打ち込み位置は、熟練者の技量や技能に
頼るしかなかった。すなわち、手丁合した折丁を何冊か
準備して、おおよその比率で針金を打ち込んだ後、折丁
を三方断裁し、完成品となった印刷物の針金打ち込み位
置を確認してその位置を微調節を行っていた。このよう
な作業を繰り返し行って、初めて所定の位置で針金を打
ち込むこととしていた。
【0004】この作業は熟練者でもかなりの時間を要す
るため、印刷物の規格変更の度に装置が長期間停止し、
生産効率の低下という問題を招いていた。しかも、作業
者の目視により針金の打ち込み位置が定められるので、
必ずしも正確な位置に針金が打ち込まれているとは限ら
ない。また、繰り返し微調節が行われるので、ある程度
の精度がでるまでに、折丁が無駄になる等の問題もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層された折
丁を掛ける搬送レールと、前記搬送レールに掛けられた
折丁の上流側一側辺に当接して該折丁を押送するプッシ
ャを具え且つ前記搬送レールに沿って走行するチェーン
と、前記搬送レールの上方で前記チェーンの搬送方向に
並走するスライダと、前記スライダに搭載したステッチ
ャーヘッドをチェーンの搬送方向に進退動させるアクチ
ュエータとを有してなる、中綴じ本の製本装置により前
記課題を解決した。
【0006】
【作用】搬送レールに掛けられた折丁は、その上流側一
側辺にチェーンのプッシャが当接することにより、搬送
レール上で押送される。三方断裁される前後の寸法、す
なわち、折丁の背部分の紙端寸法や、完成印刷物の背部
分の紙端寸法は既知であるので、装置に制御手段を設け
て、前記紙端寸法から予め所定の寸法を算出しておく。
所定の寸法とは、主として、折丁の上流側一側辺の断ち
落とし寸法と、印刷物の背部分の上流側紙端から針金の
中綴じ位置までの紙端側針金打ち込み寸法である。
【0007】折丁はプッシャにより押送されるので、プ
ッシャを基準にして、断ち落とし寸法と針金打ち込み寸
法だけ下流側の所定位置に、折丁の背部分に針金を打ち
込むためのステッチャーヘッドを配置しておく。ステッ
チャーヘッドはチェーンと並走するスライダに搭載され
ており、プッシャによって押送されている折丁に針金を
打ち込む。スライダは、クランクピストン機構により或
いは搬送用チェーンとは別個に併設したチェーンにより
チェーン搬送方向に往復動される。
【0008】そして、針金が打ち込まれた折丁はチェー
ンから脱荷されて、三方断裁される。折丁を押送するた
めのプッシャを利用して、そのプッシャを基準としてス
テッチャーヘッドを配置することにより、針金の打ち込
みを正確かつ簡便に行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は中綴じ本の製本装置10の全体図であ
る。製本装置10は、おおよそ、フィーダー部F、ステ
ッチャー部S、タッカー部T1及びトリマー部T2から
なる。フィーダー部Fでは、搬送レール12上に放下さ
れた折丁14がギャザリングチェーン16によって押動
搬送される。ステッチャー部Sでは、折丁14に針金1
8が打ち込まれる。タッカー部T1では、ギャザリング
チェーン16から脱荷された折丁14の方向転換が行わ
れる。トリマー部T2では、折丁14の三方断裁が行わ
れる。
【0010】ギャザリングチェーン16は駆動スプロケ
ット20及び従動スプロケット22間に懸回されてい
る。駆動スプロケット20は駆動軸24に対して角度位
相が調節可能である。図示しないモータからギヤ及びシ
ャフトを介して駆動軸24が駆動される。折丁押動搬送
用プッシャ26はギャザリングチェーン16に等間隔で
固設され、搬送レール12上方に起立している。折丁1
4は入紙機28から搬送レール12上に放下され、背部
分を上に向けて逆V字状に吊垂懸架される。積層された
折丁14はプッシャ26で押動搬送される。
【0011】ステッチャー部Sには、固定ベース29上
でギャザリングチェーン16に沿って往復動するスライ
ダ30が配設されている。ギャザリングチェーン16を
駆動するモータは、ギヤ及びシャフトを介してクランク
軸32を回転駆動する。スライダ30はコネクティング
ロッド34を介してクランク36に連結されており、往
動時はギャザリングチェーン16と同期して並走する。
【0012】スライダ30は、2つのステッチャーヘッ
ド38を搭載している。ステッチャーヘッド38の数は
1つでも3以上でもよいが、中綴じ本の場合、2箇所で
折丁14を綴じることが多い。ステッチャーヘッド38
は、スライダ30に対してギャザリングチェーン16の
走行方向にその位置を調節することができる。さらに、
断ち落とし寸法と針金打ち込み寸法が入力される制御装
置と、この制御装置の出力に基づいてステッチャーヘッ
ドをギャザリングチェーンの走行方向に移動させるアク
チュエータとが設けられている。
【0013】折丁の紙端寸法、完成印刷物の紙端寸法及
びステッチャー比率が制御装置に入力されると、プッシ
ャを基準として針金打ち込み位置が算出される。アクチ
ュエータは制御装置の出力により作動して、ステッチャ
ーヘッド及びカムを所定の位置に前後動させる。
【0014】固定ベース29には直動カム(図示せず)
が設けられており、ステッチャーヘッド38にそのフォ
ロアー(図示せず)が取り付けられている。スライダ3
0が往復動すると、ステッチャーヘッド38が上下動す
る。ステッチャーヘッド38はスライダ30が1往復す
る間、搬送レール12上の折丁14に針金18を1つ打
ち込む。直動カムはギャザリングチェーン16の走行方
向にその位置を調節することができる。ステッチャーヘ
ッド38の位置とともにカムの位置を調節することによ
り、折丁14に対して所定の位置に針金18を打ち込む
ことができる。このカムもアクチュエータによりその位
置を調節される。
【0015】なお、スライダ30はクランクピストン機
構により往復動するため、ギャザリングチェーン16の
走行速度と必ずしも一致しない。従って、スライダ30
が最大速度で且つチェーンの搬送速度で往動するとき、
ステッチャーヘッド36がカムによって作動するように
調節される。
【0016】1つのモータによってギャザリングチェー
ン16とスライダ30を作動させたので、プッシャ26
とステッチャーヘッド38との間の位相を調節する必要
がある。すなわち、断ち落とし寸法等が折丁及び完成印
刷物によって異なるため、折丁14に針金18が打ち込
まれる位置から所定距離だけ上流側にあるプッシャ26
を微調節することが必要である。駆動スプロケット20
と駆動軸24との角度位相が定めたのち、ステッチャー
ヘッド38がプッシャ26を基準にして位置決めされ
る。
【0017】次に、調節方法を説明する。針金打ち込み
位置が、完成印刷物の紙端から1:2:1の位置にある
とする。もっとも、客先の指定により、この比率は変わ
る。図3に示されるように、プッシャ26からステッチ
ャーヘッド38の位置は以下の式で表される。 Y = a+2b ∵ a = 2b ∴ b = Y/4 H1= Y/4 H2= 3Y/4 針金18のクラウン幅を考慮しなければならない。 ∴ J1= H1−h/2 J2= H2−h/2 このJ1,J2が印刷物の背部分の上流側紙端から針金
の中綴じ位置までの紙端側針金打ち込み寸法である。さ
らに、三方断裁時の断ち落とし寸法を考慮しなければな
らない。 ∴ K1= J1+X = (Y−2h+4X)/4 K2= J2+X =(3Y−2h+4X)/4
【0018】上記式に基づき、ステッチャーヘッド38
の作動位置から上流側にプッシャ26が位置するように
ギャザリングチェーン16を調節する。すなわち、駆動
スプロケット20と駆動軸24を調節する。さらに、2
つのステッチャーヘッド38の間隔を調節することによ
り、ギャザリングチェーン16及びスライダ30の作動
時は常に一定の位置において、折丁14に針金18を打
ち込むことができる。
【0019】このとき、スライダ30に対するステッチ
ャーヘッド38の相対位置を表示するステッチャーヘッ
ド用スケール40をベース29に設けると、ステッチャ
ーヘッド38及びカムの位置決めが容易である。また、
駆動軸24に対する駆動スプロケット20の位相を表示
する駆動スプロケット用スケール42を駆動軸表面及び
駆動スプロケット表面に設けると、角度位相の調節が容
易である。このスケール42は目盛りである。
【0020】タッカー部及びトリマー部は、従来の中綴
じ本の製本装置と同じである。針金が打ち込まれた折丁
はギャザリングチェーンによってタッカー部に送出さ
れ、トリマー部により三方断裁される。
【0021】
【発明の効果】折丁にチェーンのプッシャを当接させ
て、そのプッシャを基準にして下流側の所定位置にステ
ッチャーヘッドを配置して折丁の背部分に針金を打込む
こととしたので、作業者の技量に頼ることなく、正確に
位置に針金を打込むことができる。従って、本発明は、
熟練者でなくとも容易にステッチャーヘッドの針金打ち
込み位置を設定することができ、印刷物の規格変更に伴
う段取り替え時間の短縮による生産効率の向上、及び折
丁の無駄の排除等の効果がある。
【0022】請求項2の製本装置では、折丁押送用プッ
シャにより搬送レール上で折丁が搬送され、プッシャを
基準としてステッチャーヘッドを配置して針金が打ち込
まれる。この際、既知の断ち落とし寸法及び針金打ち込
み寸法に基づいて、ステッチャーヘッドの位置がアクチ
ュエータにより定められる。従って、針金打ち込み寸法
が多種多様の完成印刷物を同一装置で製造する場合にお
いても、針金打ち込み寸法を予め算出してステッチャー
ヘッドが自動的に移動さられるから、請求項2の発明で
は、生産効率の向上を図ることができる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中綴じ本の製本装置の全体斜視図である。
【図2】 ステッチャー部の拡大正面図である。
【図3】 ステッチャーヘッドの設定位置を算出するた
めの概念図である。
【符号の説明】
F フィーダー部 S ステッ
チャー部 T1 タッカー部 T2 トリマ
ー部 10 製本装置 12 搬送レ
ール 14 折丁 16 ギャザ
リングチェーン 18 針金 20 駆動ス
プロケット 22 従動スプロケット 24 駆動軸 26 折丁押動搬送用プッシャ 28 入紙機 29 ベース 30 スライ
ダ 32 クランク軸 34 コネク
ティングロッド 36 クランク 38 ステッ
チャーヘッド 40 ステッチャーヘッド用スケール 42 駆動ス
プロケット用スケール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された折丁の上流側一側辺をチェー
    ンのプッシャで押送し、 前記プッシャから下流側へ折丁の上流側一側辺の断ち落
    とし寸法及び印刷物の紙端側針金打ち込み寸法だけ離し
    てステッチャーヘッドを配置して前記折丁の背部分に針
    金を打込み、 前記背部分を残して前記折丁を三方断裁することよりな
    る、 中綴じ本の製本方法。
  2. 【請求項2】 積層された折丁を掛ける搬送レールと、 前記搬送レールに掛けられた折丁の上流側一側辺に当接
    して該折丁を押送するプッシャを具え且つ前記搬送レー
    ルに沿って走行するチェーンと、 前記搬送レールの上方で前記チェーンの搬送方向に並走
    するスライダと、 前記スライダに搭載したステッチャーヘッドをチェーン
    の搬送方向に進退動させるアクチュエータとを有してな
    る、 中綴じ本の製本装置。
JP20307595A 1995-08-09 1995-08-09 中綴じ本の製本方法及び製本装置 Pending JPH0948184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20307595A JPH0948184A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 中綴じ本の製本方法及び製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20307595A JPH0948184A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 中綴じ本の製本方法及び製本装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0948184A true JPH0948184A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16467944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20307595A Pending JPH0948184A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 中綴じ本の製本方法及び製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0948184A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4664456B2 (ja) * 1998-05-15 2011-04-06 グラプハ−ホルディング・アクチエンゲゼルシヤフト 可変チェーンピッチを有する収集綴じ機用駆動装置
JP2013123918A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Heiderberger Druckmaschinen Ag 中綴じ製本機のフィーダを制御する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4664456B2 (ja) * 1998-05-15 2011-04-06 グラプハ−ホルディング・アクチエンゲゼルシヤフト 可変チェーンピッチを有する収集綴じ機用駆動装置
JP2013123918A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Heiderberger Druckmaschinen Ag 中綴じ製本機のフィーダを制御する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1331105B2 (en) Book binding method and system for saddle-stitched bound booklet
US8123208B2 (en) Process for binding sheets
US8210078B2 (en) Apparatus for the automatic trimming of printed products
US6994337B1 (en) Book bindery and trimming apparatus
JP4732037B2 (ja) 包装ラインおよび別個の製品を連続的に包装するための方法
CN1923474B (zh) 用于三面裁切产品的装置
JP3892918B2 (ja) 丁合い綴じ機
CN101734037B (zh) 配页订书联动机及其控制方法
EP3623163B1 (en) Saddle stitch binding system
US20050249575A1 (en) Gatherer stitcher for brochures
US3732766A (en) Sheet trimming machines
JPH0948184A (ja) 中綴じ本の製本方法及び製本装置
US7588240B2 (en) Saddle stitcher with individual stitcher drives
WO2011042756A2 (en) Book binding apparatus
US4479642A (en) Reciprocating stitcher assembly operable along signature path
US6769676B2 (en) Apparatus for feeding spine inserts for the mechanical manufacture of book covers
US4522383A (en) Reciprocating stitcher assembly
EP0035022A1 (en) PROCESS FOR PRODUCING PRINTED PRINTS AND DEVICE FOR IMPLEMENTING SAME.
US3981212A (en) Sheet trimming machine
US3167987A (en) Book trimming machine
JP4386618B2 (ja) 中綴じ機に連接した用紙断裁機の制御装置
US7988138B2 (en) Gatherer stitcher with variable chain pitch
JP5057514B2 (ja) 冊子状製品の製造装置及び冊子状製品の製造方法
US6899325B2 (en) Method and device for precisely aligning a product to be stapled in relation to a stapling device and gatherer stapler
US7857298B2 (en) Stitcher drive