JPH0947896A - 配管の溶接用芯出し治具 - Google Patents

配管の溶接用芯出し治具

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JPH0947896A
JPH0947896A JP19726595A JP19726595A JPH0947896A JP H0947896 A JPH0947896 A JP H0947896A JP 19726595 A JP19726595 A JP 19726595A JP 19726595 A JP19726595 A JP 19726595A JP H0947896 A JPH0947896 A JP H0947896A
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末治 石井
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボイラ火炉の炉壁パネルの一方側面で伝熱管同
士の芯出し作業を行うことが可能で、安全性が高い溶接
用芯出し治具を提供する。 【解決手段】芯出し治具10は、台座22と押圧具2
4、26から構成される。台座22には伝熱管の外径寸
法に対応した芯出し用湾曲溝28A、28B、30A、
30Bが形成される。台座22に連結された押圧具2
4、26は平板状に形成されて、炉壁パネルの表側から
溶接作業空間18を介して炉壁パネルの裏側に挿通可能
となっている。押圧具24、26の両側には、伝熱管の
外径寸法に対応した円弧状の湾曲溝が形成される。炉壁
パネルの表側から押圧具24、26を溶接作業空間18
に挿入し、押圧具24、26を炉壁パネルの裏側に位置
させた後、押圧具24、26の湾曲溝と台座22の湾曲
溝とで伝熱管14A、14Aを挟み付け、そして、ナッ
ト44、46を締め付けて伝熱管同士の芯出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管の溶接用芯出し
治具に係り、特に多数枚の炉壁パネル(配管パネル)で
ボイラ火炉の炉壁を構築する際に、これらの炉壁パネル
の伝熱管(配管)同士を溶接するために使用される配管
の溶接用芯出し治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示すようにボイラ火炉1の炉壁
は、数十メートルの矩形状容器から成る大型製缶品で、
所定のサイズに形成された複数枚の炉壁パネルを溶接し
て組み上げることにより構築される。前記炉壁パネルは
図12に示すように、高温高圧の流体が流通する複数本
の伝熱管2、2…を長尺状のメーンブレンバ(以下、
「羽根」と称する)3、3…で所定間隔をもって平行に
溶接連結することにより構成されている。前記炉壁パネ
ルは、上側の炉壁パネル4Aと下側の炉壁パネル4Bと
の対向する伝熱管2、2…同士を溶接するために、溶接
部近傍の前記羽根3が溶接作業に必要なスペース分だけ
短く形成され、このスペースを溶接作業空間5として利
用している。前記溶接作業空間5は、1基のボイラ火炉
において数千箇所形成され、伝熱管2、2同士の溶接作
業終了後に図示しない羽根で遮蔽される。これにより、
ボイラ火炉1内が密閉気密容器となる。
【0003】前記溶接作業空間5において、対向する伝
熱管2、2の軸芯は偏心しており、その偏心量も不均一
である。このため、伝熱管2、2同士の溶接作業時には
伝熱管2、2同士の芯出し作業が必要になる。従来の芯
出し治具は図13、図14に示すように、径方向に二分
割した円弧状溝を有する一対の押圧具6A、6Bを用
い、一方の押圧具6Aを炉壁パネル4A、4Bの外側
に、そして他方の押圧具6Bを炉壁パネル4A、4Bの
内側に配置し、これらの押圧具6A、6Bをボルト7で
締め付けて伝熱管2、2同士を押圧具6A、6Bで挟み
付けることにより伝熱管2、2の芯ズレを矯正し芯出す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
芯出し治具は、炉壁パネル4A、4Bの外側、内側の両
側で押圧具6A、6Bを溶接作業空間5に取り付ける作
業が必要になるので、ボイラ火炉1の外側と内側に作業
者が必要になり、これによって作業工数が増大すると共
に、ボイラ火炉1を高く構築していくに従って作業者の
危険度が増すという欠点がある。
【0005】また、従来の芯出し治具は、ボルト7を緩
めて押圧具6A、6Bを取り外す際にボルト7から外れ
た押圧具6Bが高所から落下する虞れがあるので、災害
の危険性があるという欠点がある。本発明はこのような
事情に鑑みてなされたもので、配管パネルの一方側面で
配管の芯出し作業を行うことができると共に、安全性を
高めた配管の溶接用芯出し治具を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、複数本の配管が連結部材によって所定間隔で
且つ平行に連結されて成る所定サイズの配管パネルを複
数枚備え、配管パネル同士を溶接するための配管の溶接
用芯出し治具に於いて、管端部が相対向する配管のうち
一方の配管の周面に当接される第1の芯出し用基準溝
と、他方の配管の周面に当接されると共に前記第1の芯
出し用基準溝と一直線上の位置に形成された第2の芯出
し用基準溝とが形成された台座と、前記台座に回動自在
で且つスライド移動自在に連結されると共に、所定の回
動位置で前記溶接部近傍の配管と配管との間の空間部に
挿入され、所定の位置に回動されて台座側にスライド移
動されることにより前記一方の配管に当接されて該一方
の配管を前記第1の芯出し用基準溝に押し付ける第1の
押圧具と、前記台座に回動自在で且つスライド移動自在
に連結されると共に、所定の回動位置で前記溶接部近傍
の配管と配管との間の空間部に挿入され、所定の位置に
回動されて台座側にスライド移動されることにより前記
他方の配管に当接されて該他方の配管を前記第2の芯出
し用基準溝に押し付ける第2の押圧具と、を備えたこと
を特徴としている。
【0007】本発明によれば、先ず、第1の押圧具と第
2の押圧具とを所定の回動位置に回動させて配管パネル
の一方側面から溶接部近傍の配管と配管との間の空間部
に挿入する。次に、台座の第1の芯出し用基準溝を一方
の配管の周面に当接させると共に、第2の芯出し用基準
溝を他方の配管の周面に当接させる。次いで、第1の押
圧具を所定の回動位置に回動させて台座側にスライド移
動させることにより、一方の配管を第1の押圧具で前記
第1の芯出し用基準溝に押し付ける。そして、第2の押
圧具も同様に、所定の回動位置に回動させて台座側にス
ライド移動させることにより、他方の配管を第2の押圧
具で前記第2の基準溝に押し付ける。これによって、溶
接対象の二本の配管の軸心は、台座の第1、第2の基準
溝に矯正されて芯出しされる。従って、本発明では、配
管パネルの一方側面で配管の芯出し作業を行うことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る配管の溶接用芯出し治具の好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は、本発明の第1実施例に係る芯出し
治具10を用いて、上側の炉壁パネル12Aの伝熱管1
4Aと下側の炉壁パネル12Bの伝熱管14Bとを溶接
用芯出しする状況を示す斜視図である。
【0009】前記炉壁パネル12Aの羽根16Aと炉壁
パネル12Bの羽根16Bとで形成される溶接作業空間
18の縦方向長さは、炉壁パネル12Aと炉壁パネル1
2Bとの溶接部20における両伝熱管14A、14Bの
軸心偏心量の経験的な値と、その偏心量を冷間加工で修
正するのに必要な荷重(モーメント力)を算出する一般
的な計算式(Wl3 /3EI)、及び試作実験結果のデ
ータ等から算出して設定されている。例えば、伝熱管1
4A、14Bの外径寸法が38.1mmの場合には、溶
接部20から片側に150mm程度必要になり、これに
より溶接作業空間18の長さが300mm程度に設定さ
れる。
【0010】前記芯出し治具10は、台座22と一対の
押圧具24、26とから構成される。前記台座22の長
手方向両側には、前記伝熱管14A、14Bの外径寸法
に対応した二つの円弧状の湾曲溝28A、28B、30
A、30Bが形成される。前記湾曲溝(第1の芯出し用
基準溝)28A、30Aは炉壁パネル12Aの隣接する
伝熱管14A、14Aに当接され、湾曲溝(第2の芯出
し用基準溝)28B、30Bは炉壁パネル12Bの隣接
する伝熱管14B、14Bに当接されるもので、各々伝
熱管14A、14Bのピッチ寸法と略等しいピッチ寸法
に形成されている。湾曲溝30Aと湾曲溝30Bとは、
湾曲溝28Aと湾曲溝28Bとの曲率中心P1、P2
(図3参照)が、同一直線上に位置するように形成され
る。また、湾曲溝30Aと湾曲溝30Bも同様に、各々
の曲率中心P3、P4(図3参照)が同一直線上に位置
するように形成される。
【0011】前記台座22の材質は鋼材でよく、削り出
し又は鋳物で容易に製作することができる。また、湾曲
溝28Aと湾曲溝28Bとの間の空間32、及び湾曲溝
30Aと湾曲溝30Bとの間の空間34は、溶接トーチ
を挿入し溶接状況を目視確認するための窓で、且つ台座
22の重量を軽減するための窓でもある。台座22の上
部中央部には孔36が形成され、この孔36に前記押圧
具24のネジ棒38が挿通されている。また、台座22
の下部中央部には長孔40が上下方向に形成され、この
長孔40に前記押圧具26のネジ棒42が挿通されて長
孔40に沿って上下方向に移動自在となっている。
【0012】一方、前記押圧具24は平板状に形成さ
れ、その板厚寸法は前記溶接作業空間18の幅寸法より
も小さく形成されている。また、押圧具24のネジ棒3
8の直径寸法も溶接作業空間18の幅寸法よりも小さく
形成されている。これにより、押圧具24は、炉壁パネ
ル12A、12Bの表側から溶接作業空間18を介して
炉壁パネル12A、12Bの裏側に挿通可能となってい
る。更に、押圧具24は、ネジ棒38に台座22の表側
から取り付けられたナット44によって、台座22から
の脱落が防止されている。
【0013】押圧具24の両側には、伝熱管14Aの外
径寸法に対応した円弧状の湾曲溝48A、50Aが形成
される。湾曲溝48A、50Aは、押圧具24が溶接作
業空間18を介して炉壁パネル12A、12Bの裏側に
挿入されたのち、90°向きを変えられることによって
伝熱管14A、14Aの裏側に押圧当接される。前記押
圧具26は、前記押圧具24と同一構造で平板状に形成
され、その板厚寸法は前記溶接作業空間18の幅寸法よ
りも小さく形成されている。また、押圧具26のネジ棒
42の直径寸法も溶接作業空間18の幅寸法よりも小さ
く形成されている。これにより、押圧具26は、炉壁パ
ネル12A、12Bの表側から溶接作業空間18を介し
て炉壁パネル12A、12Bの裏側に挿通可能となって
いる。更に、押圧具26は、ネジ棒42に台座22の表
側から取り付けられたナット46によって、台座22か
らの脱落が防止されている。
【0014】押圧具26の両側には、伝熱管14Bの外
径寸法に対応した円弧状の湾曲溝48B、50Bが形成
される。湾曲溝48B、50Bは、押圧具26が溶接作
業空間18を介して炉壁パネル12A、12Bの裏側に
挿入されたのち、90°向きを変えられることによって
伝熱管14B、14Bの裏側に押圧当接される。次に、
前記の如く構成された芯出し治具10で伝熱管14A、
14Bを芯出しする作業について説明する。
【0015】先ず、炉壁パネル12A、12Bの表側、
又は裏側のどちらか一方側(本実施例では表側とする)
から図2に示すように、芯出し治具10の押圧具24、
26を溶接作業空間18に挿入し、押圧具24、26を
炉壁パネル12A、12Bの裏側に位置させる。次に、
台座22の両側に形成した空間32、34が、溶接部2
0の位置に位置するように芯出し治具10を位置決めす
る。次いで、図3に示すように押圧具24のネジ棒38
を90°回転させて、湾曲溝48A、50Aを伝熱管1
4A、14Aに対向させる。そして、ネジ棒38を表側
に引いて、押圧具24の湾曲溝48A、50Aと台座2
2の湾曲溝28A、30Aとで伝熱管14A、14Aを
図4に示すように挟み付ける。
【0016】そして、この状態でナット44を締め付け
ると、伝熱管14A、14Aは、湾曲溝48A、50A
と湾曲溝28A、30Aとに案内されて、所定の軸心位
置に矯正される。このナット44の締め付けはスパナ、
トルクレンチ等の工具を用いて行う。次に、押圧具26
のネジ棒42を長孔40を利用して溶接部20近傍の下
方に位置させたのち、ネジ棒42を90°回転させて、
湾曲溝48B、50Bを伝熱管14B、14Bに対向さ
せる。そして、ネジ棒42を表側に引いて、押圧具26
の湾曲溝48B、50Bと台座22の湾曲溝28B、3
0Bとで伝熱管14B、14Bを図4に示すように挟み
付ける。
【0017】そして、この状態でナット46を締め付け
ると、伝熱管14B、14Bは、湾曲溝48B、50B
と湾曲溝28B、30Bとに案内されて、所定の軸心位
置に矯正される。この結果、台座22の湾曲溝28Aと
湾曲溝28B、及び湾曲溝30Aと湾曲溝30Bとは、
伝熱管14A、14Bを共有した一直線の基準溝となっ
ているので、伝熱管14A、14Bは図5に示すよう
に、その芯ズレ量tが矯正されて芯出しされる。また、
この芯出し治具10を使用すると、垂直から水平までの
全姿勢で芯出しすることができる。
【0018】このように本実施例の芯出し治具10で
は、炉壁パネル12A、12Bの一方側面で伝熱管14
A、14Bの芯出し作業を行うことができるので、一人
の作業者による作業が可能となり、これによって作業工
数が低減する。また、本実施例の芯出し治具10では、
台座22と押圧具24、26とがナット44、46によ
って連結されているので、芯出し治具10の取り外しの
際に押圧具24、26が台座22から脱落するのを防止
できる。従って、本実施例の芯出し治具10では、安全
性の高い作業を保障することができる。
【0019】更に、押圧具26は長孔40にガイドされ
ているので、伝熱管14A、14Bの変位量に応じた任
意の位置で位置決めでき、且つ局部的に押し付けが可能
なので小さいモーメント力で芯出しすることができる。
また、押圧具24、26は、局部的に押し付けができる
ように板厚を薄く形成しているので、狭い空間部でも挿
入することができ、且つ小型軽量になり、取扱いが容易
になる。
【0020】芯出し終了後、台座22の空間32、34
を利用して溶接トーチを挿入し溶接部20を溶接する。
この溶接状況は、前記空間32、34を介して目視確認
することができる。溶接終了後、芯出し治具10は、前
記取り付け手順の逆手順で簡単に取り外すことができる
ので、これらの手順を繰り返し行うことにより炉壁パネ
ルの伝熱管の全ての芯出し作業を行うことができる。
【0021】前述したように芯出し治具10を操作し
て、林立配管の仮付溶接開先合わせ作業終了後、開先合
わせ検査、本溶接及び溶接部検査を行い、溶接作業空間
18を羽根で溶接し密閉気密性のボイラ火炉を構築す
る。尚、図6に示すようにナット44、46と台座22
との間にスラスト軸受52を設けると、ナット44、4
6を円滑に締め込むことができる。これにより、ネジ棒
38、42の軸力が向上するので、押圧具24、26
(図1参照)で伝熱管14A、14Bを台座22側に強
く押し付けることができる。従って、芯出し精度が向上
する。
【0022】図7は、本発明の第2実施例に係る芯出し
治具の外観を示す斜視図であり、同図に示す芯出し治具
60は、上下一対の伝熱管14A、14Bの芯出しを行
うようにしたものである。前記芯出し治具60の押圧具
62、64は、一端にネジ棒66、68が形成され、他
端にネジ部70、72が形成されている。また、前記押
圧具62、64の板厚寸法は、溶接作業空間18(図1
参照)に挿通可能な寸法に形成されている。
【0023】即ち、前記芯出し治具60によれば、押圧
具62、64を溶接作業空間に炉壁パネルの一方側面か
ら挿入し、そして、90°回動させてネジ棒66、68
のナット74、76を締め付けると共に、ネジ部70、
72のナット78、80を締め付ける。これにより、押
圧具62の湾曲溝62Aと台座82の湾曲溝84とで伝
熱管14Aの軸心が矯正され、そして、押圧具64の湾
曲溝64Aと台座82の湾曲溝86とで伝熱管14Bの
軸心が矯正されるので、伝熱管14A、14B同士の芯
出しを行うことができる。
【0024】図8は、本発明の第3実施例に係る芯出し
治具の外観を示す斜視図であり、同図に示す芯出し治具
90は第2実施例と同様に、上下一対の伝熱管14A、
14Bの芯出しを行うようにしたものである。前記芯出
し治具90の押圧具92、94には、台座96に挿通さ
れたネジ棒98、100が形成され、また、押圧具9
2、94の板厚寸法は、溶接作業空間18(図1参照)
に挿通可能な寸法に形成されている。
【0025】即ち、前記芯出し治具90によれば、押圧
具92、94を溶接作業空間に炉壁パネルの一方側面か
ら挿入し、そして、90°回動させてネジ棒98、10
0のナット102、104を締め付ける。これにより、
押圧具92の湾曲溝92Aと台座96の湾曲溝106と
で伝熱管14Aの軸心が矯正され、そして、押圧具94
の湾曲溝94Aと台座96の湾曲溝108とで伝熱管1
4Bの軸心が矯正されるので、伝熱管14A、14B同
士の芯出しを行うことができる。
【0026】第1〜第3実施例では、湾曲状の基準溝で
伝熱管を芯出ししたが、これに限られるものではなく、
図9に示すように台座110と押圧具112の両方にV
字状の溝114、116で形成しても良い。この場合、
伝熱管の外径及び断面の寸法誤差をV字状溝114、1
16で吸収することができる。また、図10に示すよう
に台座118にV字状の溝120を形成し、押圧具12
2の押さえ面124をフラットに形成しても芯出しする
ことができる。
【0027】また、伝熱管は一般に磁性体なので、芯出
し治具の台座を磁石で製作すると、芯出し治具を伝熱管
に磁力で固定することができるので、芯出し治具の不用
意な落下を防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る配管の
溶接用芯出し治具によれば、配管パネルの一方側面で配
管の芯出し作業を行うことができるので、溶接用芯出し
作業工数を削減することができ、また、台座に第1、第
2の押圧具を連結したので、押圧具の不用意な落下を防
止することができる。これにより安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る芯出し治具と炉壁パ
ネルの外観を示す斜視図
【図2】図1に示した芯出し治具が炉壁パネルに装着し
た状態を示す外観図
【図3】芯出し治具の押圧具が伝熱管と対向した状態を
示す平面図
【図4】芯出し治具の台座と押圧具とで伝熱管を挟み付
けた状態を示す平面図
【図5】芯出し治具で芯出しされた伝熱管の側面図
【図6】ナットにスラスト軸受を取り付けてネジ棒の軸
力を高めた説明図
【図7】本発明の第2実施例に係る芯出し治具の外観図
【図8】本発明の第3実施例に係る芯出し治具の外観図
【図9】台座及び押圧具の両方にV字状溝を形成した要
部拡大図
【図10】台座にV字状溝を形成し、押圧具をフラット
な板材とした要部拡大図
【図11】ボイラ火炉の外観図
【図12】炉壁パネルの連結部を示す要部説明図
【図13】従来の芯出し治具の正面図
【図14】従来の芯出し治具の断面図
【符号の説明】
10、60、90…芯出し治具 12A、12B…炉壁パネル 14A、14B…伝熱管 16A、16B…羽根 18…溶接作業空間 20…溶接部 22、82、96…台座 24、26、62、64、92、94…押圧具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一口径の複数本の配管が連結部材によっ
    て所定間隔で且つ平行に連結されて成る配管パネルの管
    端部を相互に突合せ溶接するための配管の溶接用芯出し
    治具に於いて、 管端部が相対向する配管のうち一方の配管の周面に当接
    される第1の芯出し用基準溝と、他方の配管の周面に当
    接されると共に前記第1の芯出し用基準溝と一直線上の
    位置に形成された第2の芯出し用基準溝とが形成された
    台座と、 前記台座に回動自在で且つスライド移動自在に連結され
    ると共に、所定の回動位置で前記所定間隔で隣接する配
    管との間の空間部に挿入され、所定の位置に回動されて
    台座側にスライド移動されることにより前記一方の配管
    に当接されて該一方の配管を前記第1の芯出し用基準溝
    に押し付ける第1の押圧具と、 前記台座に回動自在で且つスライド移動自在に連結され
    ると共に、所定の回動位置で前記所定間隔で隣接する配
    管との間の空間部に挿入され、所定の位置に回動されて
    台座側にスライド移動されることにより前記他方の配管
    に当接されて該他方の配管を前記第2の芯出し用基準溝
    に押し付ける第2の押圧具と、 を備えたことを特徴とする配管の溶接用芯出し治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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