JPH0947695A - エアスプレーガン - Google Patents

エアスプレーガン

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JPH0947695A
JPH0947695A JP20248995A JP20248995A JPH0947695A JP H0947695 A JPH0947695 A JP H0947695A JP 20248995 A JP20248995 A JP 20248995A JP 20248995 A JP20248995 A JP 20248995A JP H0947695 A JPH0947695 A JP H0947695A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
nozzle
paint
coating
needle
Prior art date
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Pending
Application number
JP20248995A
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English (en)
Inventor
Masami Watanabe
辺 正 実 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料と針状電極との接触により塗料中に電流
がリークして電圧が低下する恐れがあり、電流がリーク
しやすい低抵抗塗料の使用が制限されるという問題があ
った。 【解決手段】 塗料を流出させる塗料ノズル6aと、塗
料を霧化させる霧化用エアノズル8aと、霧化された塗
料粒子11に帯電させるための針状電極10を備えたエ
アスプレーガンGにおいて、針状電極10を塗料ノズル
6aから離間した位置に設けたエアスプレーガンG。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気を使用し
て霧化およびパターン調整された塗料粒子を被塗装物に
付着させて塗装を行うのに利用されるエアスプレーガン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気を使用して霧化およびパターン
調整された塗料粒子を被塗装物に付着させて塗装を行う
に際しては、例えば、塗料ノズルより流出した塗料を霧
化用エアノズルから流出させた圧縮空気(霧化用エア)
で霧化し、霧化された塗料粒子に対してパターン調整用
エアノズルから圧縮空気(パターン調整用エア)を衝突
させることによって霧化形状を調整し、被塗装物に適し
たパターンで塗料粒子を付着させて被塗装物のスプレー
塗装を行うようにしている。
【0003】図3はこのようなスプレー塗装に用いられ
るエアスプレーガンの基本構造を示す図であって、この
エアスプレーガン51は、塗料を供給する塗料流路52
およびその開口端である塗料ノズル53と、霧化用エア
を供給する霧化用エア流路54およびその開口端である
霧化用エアノズル55と、パターン調整用エアを供給す
るパターン調整用エア流路56およびその開口端である
パターン調整用エアノズル57を備え、塗料ノズル53
の中心に、塗料粒子58に負の電荷を与えるための針状
電極59を備えた構造を成している。
【0004】この場合、スプレーガン51は、針状電極
59および塗料ノズル53を中心にして、これらに接近
した両側に霧化用エアノズル55,55を備えると共
に、さらに少し離れた両側にパターン調整用エアノズル
57,57を備えた構造になっている。
【0005】そして、被塗装物60に対する塗装に際し
ては、針状電極59と被塗装物60との間に例えば−6
0kVの電圧を印加してこれらの間で静電界を形成する
と共に、エアスプレーガン51を回転させた状態にし
て、塗料ノズル53より流出した塗料を霧化用エアノズ
ル55から流出させた霧化用エアで霧化し、霧化された
塗料粒子58に対してパターン調整用エアノズル57か
ら流出させたパターン調整用エアを衝突させることによ
って霧化形状を調整し、針状電極59との接触によって
負に帯電させた塗料粒子58を被塗装物60に付着させ
てスプレー塗装を行うようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のエアスプレーガン51にあっては、塗料と針
状電極59とを接触させるようにしていることから、電
圧をかけると塗料中に電流がリークして電圧が低下する
恐れがあり、塗着効率が良いとされる低抵抗塗料(例え
ば抵抗値が0.3MΩ以下の塗料)を用いようとした場
合、電流のリークが発生しやすくなるので、結果的に低
抵抗塗料の使用が制限されるという問題があり、このよ
うな問題を解決することが課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、塗料中への電流のリークを防止すること
ができ、低抵抗塗料の使用に対処することができるエア
スプレーガンを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるエアスプ
レーガンは、請求項1として、塗料を流出させる塗料ノ
ズルと、塗料を霧化させる霧化用エアノズルと、霧化さ
れた塗料粒子に帯電させるための針状電極を備えたエア
スプレーガンにおいて、針状電極を塗料ノズルから離間
した位置に設けた構成とし、請求項2として、霧化用エ
アノズルに針状電極を備えた構成とし、請求項3とし
て、中心に塗料ノズルを備えると共に、塗料ノズルの外
周側に霧化用エアノズルおよび針状電極を備えた構成と
しており、上記の構成を課題を解決するための手段とし
ている。
【0009】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるエアスプレー
ガンでは、針状電極を塗料ノズルから離間した位置に設
けることにより、針状電極と塗料とが接触しないように
して、塗料中への電流のリークを防止することとなり、
請求項2に係わるエアスプレーガンでは、霧化用エアノ
ズルに針状電極を備えることにより、霧化用エアノズル
から流出する霧化用エアによって針状電極に塗料がより
接触しにくい状態が得られることとなる。
【0010】また、本発明の請求項3に係わるエアスプ
レーガンでは、中心の塗料ノズルから流出する塗料をそ
の外周側に位置する霧化用エアノズルからの霧化用エア
により霧化し、且つ霧化用エアノズルに設けた針状電極
によって塗料粒子に帯電させることとなり、これにより
塗料と針状電極とを接触させず、塗料中への電流のリー
クを防止する。
【0011】したがって、請求項1〜3に係わるエアス
プレーガンでは、塗料と針状電極とが接触しないので、
電流のリークが生じやすい低抵抗塗料にも容易に対処し
得ることとなる。
【0012】
【実施例】以下、図面の基づいて、本発明に係わるエア
スプレーガンの一実施例を説明する。
【0013】図1に示すエアスプレーガンGは、ガン本
体1とその先端側のキャップ2とを外周側において連結
ナット3で連結した構造になっている。ガン本体1は、
塗料流路4を形成する内筒部1aと、内筒部1aとの間
に環状の空気流路5を形成する外筒部1bを有し、外筒
部1bには図外の空気供給源に通じる供給口1cが設け
てある。塗料流路4および空気流路5は、いずれもガン
先端方向に開放されている。
【0014】また、内筒部1aのガン先端部には、先端
に塗料ノズル6aを備えたノズル部材6が連結してあ
り、同内筒部1aの内部には、霧化用補助エアを供給す
る空気供給管7が同軸状に挿設してある。空気供給管7
は、先端に補助エアノズル7aを有し、その先端部分が
塗料ノズル6aの軸線上を通って、塗料ノズル6aおよ
びキャップ2の外側へ突出した状態になっている。
【0015】キャップ2は、その内部に環状の隔壁部2
aを有し、隔壁部2aと先のノズル部材6との間に霧化
用エアを供給する環状の霧化用エア流路8を形成してい
ると共に、ノズル部材6の先端部との間に霧化用エアノ
ズル8aを形成している。また、隔壁部2aと外壁部2
bとの間には、パターン調整用エアを供給する環状のパ
ターン調整用エア流路9と、ガン先端部において開放さ
れるパターン調整用エアノズル9aが形成してある。霧
化用エア流路8およびパターン調整用エア流路9は、い
ずれもガン本体1の空気流路5に連通している。
【0016】そして、エアスプレーガンGは、補助エア
ノズル7aを含む塗料ノズル6aを中心にして、その外
周側に霧化用エアノズル8aを備えると共に、さらにそ
の外周側にパターン調整用エアノズル9aを備えてお
り、ここで、パターン調整用エアノズル9aは、ガンの
軸線方向で且つやや前方に向けて開放されている。
【0017】そしてさらに、エアスプレーガンGは、霧
化された塗料粒子に帯電させるための針状電極10を、
塗料ノズル6aから離間した位置として、霧化用エアノ
ズル8a内に備えている。針状電極10は、ガンの中心
に対して対称的な複数位置に設けてある。
【0018】上記のエアスプレーガンGでは、図外の被
塗装物に対する塗装に際しては、針状電極10と被塗装
物との間に例えば−60kVの電圧を印加してこれらの
間で静電界を形成すると共に、塗料ノズル6aより流出
した塗料を霧化用エアノズル8aおよび補助エアノズル
7aから流出させた霧化用エアで霧化し、霧化された塗
料粒子11に対してパターン調整用エアノズル9aから
流出させたパターン調整用エアを衝突させることによっ
て霧化形状を調整し、負に帯電させた塗料粒子11を被
塗装物に付着させてスプレー塗装を行う。
【0019】このとき、エアスプレーガンGは、針状電
極10を塗料ノズル6aから離間した位置、つまり針状
電極10を霧化用エアノズル8a内に設けているので、
針状電極10と塗料とが接触することがなく、しかも、
霧化用エアノズル6aから流出する霧化用エアによって
より一層接触しにくい状態になっているので、塗料中へ
の電流のリークが発生することがなく、さらにコロナ放
電によるイオン空気量が充分に得られることとなる。
【0020】また、図2は、塗料抵抗値と塗着効率との
関係を示すグラフであって、これによると、抵抗値が小
さいほど塗着効率が良く、抵抗値が0.3MΩ以下の低
抵抗塗料の使用がより好ましいことがわかる。
【0021】このような低抵抗塗料の使用に対して、上
記実施例のエアスプレーガンGは、上述したように、塗
料と針状電極10とが接触せず、これにより塗料中への
電流のリークが発生することがないので、電流のリーク
が生じやすい低抵抗塗料にも容易に対処し得ることとな
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わるエアスプレーガンによれば、塗料と針状電
極とが接触しないことから、塗料中への電流のリークを
防止することができ、これにより電圧降下が生じること
もなく、さらには、低抵抗塗料の使用にきわめて容易に
対処することができ、低抵抗塗料の使用による塗着効率
の向上に貢献することができる。
【0023】また、本発明の請求項2および3に係わる
エアスプレーガンによれば、針状電極を霧化用エアノズ
ルに設けたことから、同霧化用エアノズルから流出する
霧化用エアによって針状電極に塗料がより一層接触しに
くい状態を得ることができ、塗料中への電流のリークを
より確実に防止することができると共に、低抵抗塗料の
使用においてもきわめて容易に対処することができ、さ
らに、コロナ放電によるイオン空気量を充分に得ること
ができ、塗着効率をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエアスプレーガンの一実施例を
説明する断面図である。
【図2】塗料抵抗値と塗着効率との関係を示すグラフで
ある。
【図3】従来におけるエアスプレーガンを説明する断面
図である。
【符号の説明】
G エアスプレーガン 6a 塗料ノズル6a 8a 霧化用エアノズル 10 針状電極 11 塗料粒子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を流出させる塗料ノズルと、塗料を
    霧化させる霧化用エアノズルと、霧化された塗料粒子に
    帯電させるための針状電極を備えたエアスプレーガンに
    おいて、針状電極を塗料ノズルから離間した位置に設け
    たことを特徴とするエアスプレーガン。
  2. 【請求項2】 霧化用エアノズルに針状電極を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエアスプレーガン。
  3. 【請求項3】 中心に塗料ノズルを備えると共に、塗料
    ノズルの外周側に霧化用エアノズルおよび針状電極を備
    えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエアス
    プレーガン。
JP20248995A 1995-08-08 1995-08-08 エアスプレーガン Pending JPH0947695A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006016709A1 (ja) * 2004-08-11 2006-02-16 Anest Iwata Corporation 静電塗装用スプレーガン及び静電塗装方法
KR101026826B1 (ko) * 2003-12-02 2011-04-04 가부시키가이샤 키엔스 이온화 장치 및 이에 내장되는 방전 전극 조립체

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