JPH0945172A - 電気機器におけるスティックスイッチの取付け構造 - Google Patents
電気機器におけるスティックスイッチの取付け構造Info
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- JPH0945172A JPH0945172A JP21814795A JP21814795A JPH0945172A JP H0945172 A JPH0945172 A JP H0945172A JP 21814795 A JP21814795 A JP 21814795A JP 21814795 A JP21814795 A JP 21814795A JP H0945172 A JPH0945172 A JP H0945172A
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Landscapes
- Switches With Compound Operations (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スティックスイッチ自体の部品点数を低減しな
がら接点台を、常に中立位置に保つことができる電気機
器におけるスティックスイッチの取付け構造の提供。部
品点数を低減して低コスト化を図りながら防塵性及び防
水性を確保することができる電気機器におけるスティッ
クスイッチの取付け構造の提供。組付け作業性を簡易に
することができる電気機器におけるスティックスイッチ
の取付け構造の提供。 【解決手段】電気機器における合成樹脂製のケース本体
にスティックスイッチが取付けられた電子基板を内蔵す
る。基板に取付けられたスティックスイッチに相対する
ケース本体に形成された透孔の周縁と、該透孔に対して
隙間を設けた状態で配置され、スティックスイッチの操
作軸が取付けられる合成樹脂製のスティックノブ下端部
周縁との間にエラストマ樹脂にて被覆弾性部材を一体成
形する。
がら接点台を、常に中立位置に保つことができる電気機
器におけるスティックスイッチの取付け構造の提供。部
品点数を低減して低コスト化を図りながら防塵性及び防
水性を確保することができる電気機器におけるスティッ
クスイッチの取付け構造の提供。組付け作業性を簡易に
することができる電気機器におけるスティックスイッチ
の取付け構造の提供。 【解決手段】電気機器における合成樹脂製のケース本体
にスティックスイッチが取付けられた電子基板を内蔵す
る。基板に取付けられたスティックスイッチに相対する
ケース本体に形成された透孔の周縁と、該透孔に対して
隙間を設けた状態で配置され、スティックスイッチの操
作軸が取付けられる合成樹脂製のスティックノブ下端部
周縁との間にエラストマ樹脂にて被覆弾性部材を一体成
形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作軸の傾動操
作及び押下操作によりON作動させる電気機器における
スティックスイッチの取付け構造に関する。
作及び押下操作によりON作動させる電気機器における
スティックスイッチの取付け構造に関する。
【0002】
【従来技術】例えばパーソナルコンピュータ等の各種電
子機器のキーボード、カーナビゲーションシステムのカ
ーソルスイッチ(キー)として使用されるスティックス
イッチにあっては、有底角筒形状で、底面中央部に軸受
部が設けられると共に底面に複数の電極板及び共通電極
板が取付けられたスイッチケースと、軸受部に回動可能
に支持された操作軸と、操作軸を回り止め状態で挿通し
てスイッチケース内に取付けられ、底面に、一端部が常
に共通電極板に当接すると共に他端部が複数の電極板へ
選択的に当接可能な接片が取付けられた接点台と、操作
軸、従って接点台を、常に接片の他端部が各電極板に対
して非当接となる中立位置へ付勢する複数の弾性部材
と、スイッチケースに対して接点台を抜け止めして覆う
カバーとから構成されている。
子機器のキーボード、カーナビゲーションシステムのカ
ーソルスイッチ(キー)として使用されるスティックス
イッチにあっては、有底角筒形状で、底面中央部に軸受
部が設けられると共に底面に複数の電極板及び共通電極
板が取付けられたスイッチケースと、軸受部に回動可能
に支持された操作軸と、操作軸を回り止め状態で挿通し
てスイッチケース内に取付けられ、底面に、一端部が常
に共通電極板に当接すると共に他端部が複数の電極板へ
選択的に当接可能な接片が取付けられた接点台と、操作
軸、従って接点台を、常に接片の他端部が各電極板に対
して非当接となる中立位置へ付勢する複数の弾性部材
と、スイッチケースに対して接点台を抜け止めして覆う
カバーとから構成されている。
【0003】このような構造のスティックスイッチを電
気機器のケース本体に取付けるには、ケース本体の一部
である下ケースに対して、スティックスイッチの電極板
及び共通電極板を半円付けして固定された基板をねじ止
めして取付けると共にスティックスイッチのカバー上面
に操作軸を気密状態に挿通する弾性板を取付け、ケース
本体の一部である上ケースに対し、操作軸を挿通する透
孔周縁に垂下する垂下壁を一体形成し、下ケースに対し
て上ケースを取付ける際に垂下壁の下端面を弾性板の上
面に圧接させた後、上ケースの透孔から突出する操作軸
にスティックノブを挿嵌して取付けている。
気機器のケース本体に取付けるには、ケース本体の一部
である下ケースに対して、スティックスイッチの電極板
及び共通電極板を半円付けして固定された基板をねじ止
めして取付けると共にスティックスイッチのカバー上面
に操作軸を気密状態に挿通する弾性板を取付け、ケース
本体の一部である上ケースに対し、操作軸を挿通する透
孔周縁に垂下する垂下壁を一体形成し、下ケースに対し
て上ケースを取付ける際に垂下壁の下端面を弾性板の上
面に圧接させた後、上ケースの透孔から突出する操作軸
にスティックノブを挿嵌して取付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スティックスイッチにあっては、接点台を常に中立位置
へ付勢するためには複数の弾性部材を必要としている。
この弾性部材にあっては接点台を常に中立位置に位置さ
せる必要から高い寸法精度で形成されることが要求され
るため、部品自体が高コストがして電気機器自体の高コ
スト化を招く問題を有している。
スティックスイッチにあっては、接点台を常に中立位置
へ付勢するためには複数の弾性部材を必要としている。
この弾性部材にあっては接点台を常に中立位置に位置さ
せる必要から高い寸法精度で形成されることが要求され
るため、部品自体が高コストがして電気機器自体の高コ
スト化を招く問題を有している。
【0005】又、電子機器に取付けられたスティックス
イッチへの防塵性及び防水性を確保するには、上記した
ようにカバーの上面に配置される弾性板を必要するた
め、部品点数が増大し、部品コストが高くなると共に組
立作業性が悪くなり、電気機器自体の高コスト化を招い
ている。
イッチへの防塵性及び防水性を確保するには、上記した
ようにカバーの上面に配置される弾性板を必要するた
め、部品点数が増大し、部品コストが高くなると共に組
立作業性が悪くなり、電気機器自体の高コスト化を招い
ている。
【0006】更に、高い防塵性及び防水性を得るには、
上ケースにおける垂下壁の下端面を弾性板に確実に圧接
させる必要があり、上ケース自体を高い寸法精度で形成
しなければならず、又下ケースと上ケースとを組付ける
際にも高い組付け精度が要求されている。このため、上
ケース自体が高コスト化すると共に組付け作業性が悪く
なり、電気機器の高コスト化を招いている。
上ケースにおける垂下壁の下端面を弾性板に確実に圧接
させる必要があり、上ケース自体を高い寸法精度で形成
しなければならず、又下ケースと上ケースとを組付ける
際にも高い組付け精度が要求されている。このため、上
ケース自体が高コスト化すると共に組付け作業性が悪く
なり、電気機器の高コスト化を招いている。
【0007】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、スティックスイッチ自体の部品点数を低減しながら
接点台を、常に中立位置に保つことができる電気機器に
おけるスティックスイッチの取付け構造を提供すること
にある。
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、スティックスイッチ自体の部品点数を低減しながら
接点台を、常に中立位置に保つことができる電気機器に
おけるスティックスイッチの取付け構造を提供すること
にある。
【0008】又、本発明の他の目的は、部品点数を低減
して低コスト化を図りながら防塵性及び防水性を確保す
ることができる電気機器におけるスティックスイッチの
取付け構造を提供することにある。
して低コスト化を図りながら防塵性及び防水性を確保す
ることができる電気機器におけるスティックスイッチの
取付け構造を提供することにある。
【0009】更に、発明の他の目的は、組付け作業性を
簡易にすることができる電気機器におけるスティックス
イッチの取付け構造を提供することにある。
簡易にすることができる電気機器におけるスティックス
イッチの取付け構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、基板
に取付けられたスティックスイッチに相対する電気機器
のケース本体に形成された透孔の周縁と、該透孔に対し
て隙間を設けた状態でスティックスイッチの操作軸が取
付けられる合成樹脂製からなるスティックノブの下端部
周縁との間にエラストマ樹脂にて被覆弾性部材を一体成
形し、該被覆弾性部材の弾性力によりスティックスイッ
チの操作軸を常に中立位置へ付勢してOFF状態を保
つ。又、スティックノブ周囲の透孔を被覆弾性部材によ
り覆ってケース本体内に塵及び水の侵入を阻止する。
に取付けられたスティックスイッチに相対する電気機器
のケース本体に形成された透孔の周縁と、該透孔に対し
て隙間を設けた状態でスティックスイッチの操作軸が取
付けられる合成樹脂製からなるスティックノブの下端部
周縁との間にエラストマ樹脂にて被覆弾性部材を一体成
形し、該被覆弾性部材の弾性力によりスティックスイッ
チの操作軸を常に中立位置へ付勢してOFF状態を保
つ。又、スティックノブ周囲の透孔を被覆弾性部材によ
り覆ってケース本体内に塵及び水の侵入を阻止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、を図面に従って発明の実施
形態を説明する。
形態を説明する。
【0012】図1はケース本体に対するスティックスイ
ッチの取付け状態を示す縦断面図である。
ッチの取付け状態を示す縦断面図である。
【0013】図2は分解斜視図である。
【0014】図3はスティックスイッチの分解斜視図で
ある。
ある。
【0015】各種電気機器(図示せず)のケース本体1
は合成樹脂製の下ケース3と上ケース5とからなり、相
互が突き合わされた下ケース3と上ケース5とをねじ止
めして一体化している。
は合成樹脂製の下ケース3と上ケース5とからなり、相
互が突き合わされた下ケース3と上ケース5とをねじ止
めして一体化している。
【0016】下ケース3にはスティックスイッチ7が取
付けられた電子基板9がねじ(図示せず)により固着さ
れている。スティックスイッチ7のスイッチケース11
は電気的絶縁特性を有した合成樹脂製の有底多角筒形状
からなり、その底面中央部には軸受部13が一体形成さ
れている。図は4回路のスティックスイッチ7を示し、
スイッチケース11を有底の四角筒形状としているが、
例えば5回路の場合にはスイッチケース11を五角筒形
状に形成すればよく、図示のものに限定されるものでは
ない。又、スイッチケース11の底面上には共通電極板
15及び複数(図示のものは4個)の電極板17が配置
され、各共通電極板15及び複数の電極板17の脚片は
電子基板9の孔(図示せず)を挿通して回路に半田付け
されている。尚、共通電極板15及び複数の電極板17
の配置状態については公知であり、その詳細な説明及び
図示を省略する。
付けられた電子基板9がねじ(図示せず)により固着さ
れている。スティックスイッチ7のスイッチケース11
は電気的絶縁特性を有した合成樹脂製の有底多角筒形状
からなり、その底面中央部には軸受部13が一体形成さ
れている。図は4回路のスティックスイッチ7を示し、
スイッチケース11を有底の四角筒形状としているが、
例えば5回路の場合にはスイッチケース11を五角筒形
状に形成すればよく、図示のものに限定されるものでは
ない。又、スイッチケース11の底面上には共通電極板
15及び複数(図示のものは4個)の電極板17が配置
され、各共通電極板15及び複数の電極板17の脚片は
電子基板9の孔(図示せず)を挿通して回路に半田付け
されている。尚、共通電極板15及び複数の電極板17
の配置状態については公知であり、その詳細な説明及び
図示を省略する。
【0017】スイッチケース11の軸受部13には操作
軸19の支持部19aが回動可能に支持され、該操作軸
19における軸部19bの下部は異形断面形状に形成さ
れている。又、スイッチケース11内には操作軸19の
軸部19bを回り止めして挿通する透孔21aを有し、
電気的絶縁特性を有した合成樹脂製の接点台21が、ス
イッチケース11の各内面に対して隙間を設けて取付け
られている。該接点台21の下面には一端部が常に共通
電極板15に当接すると共に他端部が選択された複数の
電極板17に当接可能な接片23が取付けられている。
接点台21における透孔21aは操作軸19の傾動に伴
って水平方向に対する接点台21の移動を可能にするた
め、縦断面において上部の幅が軸部19bとほぼ一致す
る大きさで、又下部の幅が上部より広く設定されてい
る。
軸19の支持部19aが回動可能に支持され、該操作軸
19における軸部19bの下部は異形断面形状に形成さ
れている。又、スイッチケース11内には操作軸19の
軸部19bを回り止めして挿通する透孔21aを有し、
電気的絶縁特性を有した合成樹脂製の接点台21が、ス
イッチケース11の各内面に対して隙間を設けて取付け
られている。該接点台21の下面には一端部が常に共通
電極板15に当接すると共に他端部が選択された複数の
電極板17に当接可能な接片23が取付けられている。
接点台21における透孔21aは操作軸19の傾動に伴
って水平方向に対する接点台21の移動を可能にするた
め、縦断面において上部の幅が軸部19bとほぼ一致す
る大きさで、又下部の幅が上部より広く設定されてい
る。
【0018】接点台21が取付けられたスイッチケース
11には操作軸19を傾動可能に挿通する透孔25aを
有したカバー25が取付けられ、スイッチケース11か
ら接点台21を抜け止めしている。スイッチケース11
に対するカバー25の取付け構造としてはスイッチケー
ス11の外面及びカバー25の内面に被係合部及び係合
部(何れも図示せず)を相対して設け、これらの係合作
用に固着する構造或いはカバー25が合成樹脂の場合に
は相互を融着してもよい。
11には操作軸19を傾動可能に挿通する透孔25aを
有したカバー25が取付けられ、スイッチケース11か
ら接点台21を抜け止めしている。スイッチケース11
に対するカバー25の取付け構造としてはスイッチケー
ス11の外面及びカバー25の内面に被係合部及び係合
部(何れも図示せず)を相対して設け、これらの係合作
用に固着する構造或いはカバー25が合成樹脂の場合に
は相互を融着してもよい。
【0019】ケース本体1の上ケース5には透孔5a
が、下ケース3に取付けられたスティックスイッチ7に
相対して形成され、該透孔5a周縁の上ケース5と、該
透孔5aの中心部に位置するスティックノブ27の下端
周縁との間には被覆弾性部材29がエラストマ樹脂にて
一体成形されている。即ち、予め成形された上ケース5
及びスティックノブ27に対してエラストマ樹脂を一体
成形して被覆弾性部材29を一体化している。該被覆弾
性部材29は側方への弾性力を得るため、下方から上方
へ小径となる縦断面が段差状に成形されている。そして
該被覆弾性部材29はその弾性力により操作軸19、従
って接点台21を、接片23の他端部が常に各電極板1
7と非当接になる中立位置へ付勢している。
が、下ケース3に取付けられたスティックスイッチ7に
相対して形成され、該透孔5a周縁の上ケース5と、該
透孔5aの中心部に位置するスティックノブ27の下端
周縁との間には被覆弾性部材29がエラストマ樹脂にて
一体成形されている。即ち、予め成形された上ケース5
及びスティックノブ27に対してエラストマ樹脂を一体
成形して被覆弾性部材29を一体化している。該被覆弾
性部材29は側方への弾性力を得るため、下方から上方
へ小径となる縦断面が段差状に成形されている。そして
該被覆弾性部材29はその弾性力により操作軸19、従
って接点台21を、接片23の他端部が常に各電極板1
7と非当接になる中立位置へ付勢している。
【0020】スティックノブ27は上面にスイッチトッ
プ27aが形成されると共に下面中央部に軸部19bの
上端部が挿嵌されるボス部27bが一体形成されてい
る。
プ27aが形成されると共に下面中央部に軸部19bの
上端部が挿嵌されるボス部27bが一体形成されてい
る。
【0021】次に、上記のように構成された電気機器に
おけるスティックスイッチの取付け構造の作用を説明す
る。
おけるスティックスイッチの取付け構造の作用を説明す
る。
【0022】図4はON作動状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【0023】先ず、スティックノブ27の非操作状態に
おいては、スティックノブ27は被覆弾性部材29の弾
性力により透孔5aの中心部に位置するように付勢され
ている。このため、該スティックノブ27に連結された
操作軸19は図示する上下方向に軸線を有し、接点台2
1を、接片23の他端部が常に各電極板17と非当接に
なる中立位置に保持して各電極板17をOFF状態にし
ている。
おいては、スティックノブ27は被覆弾性部材29の弾
性力により透孔5aの中心部に位置するように付勢され
ている。このため、該スティックノブ27に連結された
操作軸19は図示する上下方向に軸線を有し、接点台2
1を、接片23の他端部が常に各電極板17と非当接に
なる中立位置に保持して各電極板17をOFF状態にし
ている。
【0024】次に、例えばスティックノブ27の図示す
る左側が押下操作されると、これによりスティックノブ
27の左側に位置する被覆弾性部材29が圧縮され、又
右側に位置する被覆弾性部材29が引っ張られて各側の
弾性力が高められる。そしてスティックノブ27左側の
押下操作に伴って左側へ傾動する操作軸19により接点
台21をスイッチケース11内の左側へ水平移動し、一
端部が共通電極板15に当接した接片23の他端部を左
側に配置された電極板17に当接してON作動させる。
同様に、スティックノブ27の右側、前側或いは後側の
押下操作に伴って接点台21を夫々の方向へ水平移動さ
せることにより、移動方向側に配置された電極板17を
ON作動させる。
る左側が押下操作されると、これによりスティックノブ
27の左側に位置する被覆弾性部材29が圧縮され、又
右側に位置する被覆弾性部材29が引っ張られて各側の
弾性力が高められる。そしてスティックノブ27左側の
押下操作に伴って左側へ傾動する操作軸19により接点
台21をスイッチケース11内の左側へ水平移動し、一
端部が共通電極板15に当接した接片23の他端部を左
側に配置された電極板17に当接してON作動させる。
同様に、スティックノブ27の右側、前側或いは後側の
押下操作に伴って接点台21を夫々の方向へ水平移動さ
せることにより、移動方向側に配置された電極板17を
ON作動させる。
【0025】そしてスティックノブ27における夫々の
側に対する押下が解除されると、該スティックノブ27
は圧縮及び引っ張りにより弾性力が高められた被覆弾性
部材29の弾性力により透孔5aの中心部に位置するよ
うに戻され、操作軸19、従って接点台21を、接片2
3の他端部がON作動された電極板17から離間して中
立位置に戻り、OFF作動させる。
側に対する押下が解除されると、該スティックノブ27
は圧縮及び引っ張りにより弾性力が高められた被覆弾性
部材29の弾性力により透孔5aの中心部に位置するよ
うに戻され、操作軸19、従って接点台21を、接片2
3の他端部がON作動された電極板17から離間して中
立位置に戻り、OFF作動させる。
【0026】又、上ケース5における透孔5aとスティ
ックノブ27周囲との隙間が被覆弾性部材29により覆
われて水、塵等の異物の侵入を阻止するため、スティッ
クスイッチ7が誤作動したり、動作不良になったりする
のを防止することができる。
ックノブ27周囲との隙間が被覆弾性部材29により覆
われて水、塵等の異物の侵入を阻止するため、スティッ
クスイッチ7が誤作動したり、動作不良になったりする
のを防止することができる。
【0027】上記説明は、専ら、被覆弾性部材29の弾
性力により接点台21を中立位置に保持して各電極板1
7をOFF状態に保持する構成としたが、図5に示すよ
うにスイッチケース11の各内面と接点台21の各外面
との間に圧縮ばね等の補助弾性部材51を夫々設け、該
補助弾性部材51と被覆弾性部材29との弾性力により
接点台21を中立位置に保持する構成であってもよい。
性力により接点台21を中立位置に保持して各電極板1
7をOFF状態に保持する構成としたが、図5に示すよ
うにスイッチケース11の各内面と接点台21の各外面
との間に圧縮ばね等の補助弾性部材51を夫々設け、該
補助弾性部材51と被覆弾性部材29との弾性力により
接点台21を中立位置に保持する構成であってもよい。
【0028】又、図6に示すように軸受部13下方のス
イッチケース11底面に内蔵された圧縮ばね(図示せ
ず)の弾性力により付勢された作動ロッド61aを有し
たスイッチ部材61を取付けると共に軸受部13に対し
て操作軸19の支持部19aを回動可能で軸線方向へ移
動可能に支持し、操作軸19の傾動操作による電極板1
7をON作動させる他にスティックノブ27の押下操作
によりスイッチ部材61をON作動させる構成であって
もよい。この場合にあっては、上方向に対する被覆弾性
部材29の弾性力により操作軸19が、常に上方へ付勢
されているため、スティックノブ27の押下が解除され
た際にはスイッチ部材61をOFF作動させることがで
きる。
イッチケース11底面に内蔵された圧縮ばね(図示せ
ず)の弾性力により付勢された作動ロッド61aを有し
たスイッチ部材61を取付けると共に軸受部13に対し
て操作軸19の支持部19aを回動可能で軸線方向へ移
動可能に支持し、操作軸19の傾動操作による電極板1
7をON作動させる他にスティックノブ27の押下操作
によりスイッチ部材61をON作動させる構成であって
もよい。この場合にあっては、上方向に対する被覆弾性
部材29の弾性力により操作軸19が、常に上方へ付勢
されているため、スティックノブ27の押下が解除され
た際にはスイッチ部材61をOFF作動させることがで
きる。
【0029】
【発明の効果】このため本発明は、スティックスイッチ
自体の部品点数を低減しながら接点台を、常に中立位置
に保つことができる。又、部品点数を低減して低コスト
化を図りながら防塵性及び防水性を確保することができ
る。更に、組付け作業性を簡易にすることができる。
自体の部品点数を低減しながら接点台を、常に中立位置
に保つことができる。又、部品点数を低減して低コスト
化を図りながら防塵性及び防水性を確保することができ
る。更に、組付け作業性を簡易にすることができる。
【図1】ケース本体に対するスティックスイッチの取付
け状態を示す縦断面図である。
け状態を示す縦断面図である。
【図2】スティックスイッチの取付け構造を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図3】スティックスイッチの分解斜視図である。
【図4】ON作動状態を示す縦断面図である。
【図5】変更実施例を示す中央縦断面図である。
【図6】変更実施例を示す中央縦断面図である。
1 ケース本体 3 下ケース 5 上ケース 5a 透孔 7 スティックスイッチ 9 電子基板 11 スイッチケース 19 操作軸 21 接点台 25 カバー 27 スティックノブ 29 被覆弾性部材
Claims (4)
- 【請求項1】合成樹脂製のケース本体にスティックスイ
ッチが取付けられた電子基板を内蔵した電気機器におい
て、基板に取付けられたスティックスイッチに相対する
ケース本体に形成された透孔の周縁と、該透孔に対して
隙間を設けた状態でスティックスイッチの操作軸が取付
けられる合成樹脂製のスティックノブ下端部周縁との間
にエラストマ樹脂にて被覆弾性部材を一体成形し、該被
覆弾性部材の弾性力によりスティックスイッチの操作軸
を常に中立位置へ付勢する電気機器におけるスティック
スイッチの取付け構造。 - 【請求項2】請求項1において、スティックスイッチは
有底各筒形状で底面中央部に軸受部が設けられると共に
底面に共通電極板及び複数の電極板が設けられた電気的
絶縁特性を有した本体と、軸受部に支持部が回動可能に
支持された操作軸と、操作軸の軸部を挿通し、本体の各
内面に対して隙間を設けて取付けられると共に底面に、
一端部が共通電極板に当接すると共に他端部が夫々の電
極板へ選択的に当接可能な接片を設けた接点台と、本体
に対して操作軸の軸部を挿通して接点台を抜け止めする
カバーとからなる電気機器におけるスティックスイッチ
の取付け構造。 - 【請求項3】請求項1において、スティックスイッチは
有底各筒形状で底面中央部に軸受部が設けられると共に
底面に共通電極板及び複数の電極板が設けられた電気的
絶縁特性を有したスイッチケースと、軸受部に支持部が
回動可能に支持された操作軸と、操作軸の軸部を挿通
し、スイッチケースの各内面に対して隙間を設けて取付
けられると共に底面に、一端部が共通電極板に当接する
と共に他端部が夫々の電極板へ選択的に当接可能な接片
を設けた接点台と、スイッチケースと接点台との間に取
り付けられ、弾性力により接点台を、常には接片の他端
部が各電極板に対して非当接状態になる中立位置へ付勢
する複数の補助弾性部材と、スイッチケースに対して操
作軸の軸部を挿通して接点台を抜け止めするカバーとか
らなる電気機器におけるスティックスイッチの取付け構
造。 - 【請求項4】請求項2又は3において、軸受部下方のス
イッチケース底面には押下によりON作動するスイッチ
部材を設け、該スイッチ部材は常には被覆弾性部材の弾
性力により上方へ付勢される操作軸によりOFF状態に
保持可能な電気機器におけるスティックスイッチの取付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21814795A JPH0945172A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 電気機器におけるスティックスイッチの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21814795A JPH0945172A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 電気機器におけるスティックスイッチの取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0945172A true JPH0945172A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16715386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21814795A Pending JPH0945172A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 電気機器におけるスティックスイッチの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0945172A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009164017A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Meidensha Corp | 携帯型情報端末装置 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP21814795A patent/JPH0945172A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009164017A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Meidensha Corp | 携帯型情報端末装置 |
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