JPH0943955A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH0943955A
JPH0943955A JP7195511A JP19551195A JPH0943955A JP H0943955 A JPH0943955 A JP H0943955A JP 7195511 A JP7195511 A JP 7195511A JP 19551195 A JP19551195 A JP 19551195A JP H0943955 A JPH0943955 A JP H0943955A
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Toshinori Nishimura
俊紀 西村
Hiroaki Ohashi
広章 大橋
Mitsuharu Okada
光治 岡田
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナーカートリッジをスムーズに挿脱すること
ができ、トナーカートリッジの交換作業が容易なトナー
補給装置を提供すること。 【解決手段】水平な案内姿勢でトナーカートリッジの挿
脱を案内する案内トレー310を設けた。案内トレー3
10は、軸線60の回りに回動して、鉛直な退避姿勢に
退避する。 【効果】案内トレーによってトナーカートリッジの挿脱
を案内でき、よりスムーズに挿脱できる結果、トナーカ
ートリッジを容易に交換できる。案内トレーは不必要な
ときに退避させておけるので、スペースをとらず、邪魔
にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、フ
ァクシミリ等の画像形成装置の、現像装置へトナーを補
給するトナー補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナーカートリッジは、下面部
にトナー落下用開口を有し、内部にトナーを収納した収
納ケースと、上記収納ケースの上記下面部に引き剥がし
可能に貼り付けられた状態で上記トナー落下用開口を閉
塞した、シート状のシール部材とを備えている。
【0003】上記のトナーカートリッジは、画像形成装
置本体の収納凹部へ挿入によりセットされた後に、上記
シール部材を引き剥がされる。これにより、上記のトナ
ー落下用開口が開放され、収納ケース内のトナーが、収
納ケースの下方に配置された、画像形成装置本体の現像
装置へ、落下して補給される。そして、現像装置内のト
ナーが消費されつくすと、上記のトナーカートリッジを
収納凹部から抜き取った後、新品のトナーカートリッジ
を収納凹部へ挿入してセットし、これにより、使用済み
のトナーカートリッジを新品のものと交換するようして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トナーカー
トリッジを挿脱する際に、こじれ等を生じてトナーカー
トリッジの交換に手間取る場合があった。そこで、本発
明の目的は、トナーカートリッジをスムーズに挿脱する
ことができ、トナーカートリッジの交換作業の容易なト
ナー補給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、 (1) 請求項1に係る発明のトナー補給装置は、トナーカ
ートリッジと、トナーカートリッジを所定の挿入方向に
沿って所定のセット位置に抜取り自在にセットさせるト
ナー補給装置本体とを備えたトナー補給装置において、
上記トナー補給装置本体に設けられ、上記トナーカート
リッジの挿脱を案内する案内姿勢と、この案内姿勢から
退避した退避姿勢とに、所定の軸線の回りに回動変位自
在な案内トレーをさらに備えたことを特徴とするもので
ある。
【0006】上記構成によれば、トナーカートリッジの
挿脱を案内することができ、この案内がない場合と比較
して案内ストロークを長く確保することができるので、
よりスムーズにトナーカートリッジを挿脱することがで
きる。また、不必要なときには、案内トレーを退避させ
ておけるので、スペースをとらず邪魔にならない。 (2) 請求項2に係る発明のトナー補給装置は、請求項1
記載のトナー補給装置において、上記退避姿勢にある案
内トレーは、トナーカートリッジの所定部と係合するこ
とにより、トナーカートリッジを上記セット位置に位置
決めした状態でトナーカートリッジの抜取りを防止する
ことを特徴とするものである。
【0007】上記構成によれば、退避姿勢にある案内ト
レーによってトナーカートリッジの抜取りを防止するこ
とができる。トナーカートリッジを抜き取る際には、必
ず案内トレーを操作しなければならないので、不用意に
トナーカートリッジが抜き取られてトナーが飛散するよ
うなことがない。また、トナーカートリッジの挿脱を案
内する案内トレーによってトナーカートリッジの抜取り
を規制する部材を兼用したので、これらを別構成する場
合と比較して構造を簡素化することができる。 (3) 請求項3に係るトナー補給装置は、請求項1又は2
記載のトナー補給装置において、上記トナーカートリッ
ジは、内部にトナーを収容し且つ下面部にトナー落下用
開口を有するトナーカートリッジ本体と、このトナーカ
ートリッジ本体の下面部に沿って設けられ、トナー落下
用開口を閉塞する閉塞位置とトナー落下用開口を開放す
る開放位置とにスライド自在な板状のシャッタ部材とを
備え、上記案内トレーは、トナーカートリッジが挿入さ
れるときに 上記案内トレーは、シャッタ部材の離脱を
防止するべくシャッタ部材の所定部と係合する係合手段
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】上記構成によれば、トナーカートリッジを
案内トレーに沿って挿入するときに、案内トレーの係合
手段によってシャッタ部材が係合されることにより、シ
ャッタ部材の離脱が防止されて案内トレーに保持される
ので、シャッタ部材を手で支えておく必要がない。 (4) 請求項4に係る発明のトナー補給装置は、請求項3
記載のトナー補給装置において、上記シャッタ部材は、
開放位置にある状態で所定の軸線の回りに回動してトナ
ーカートリッジ本体の引き抜き側端面に沿う退避姿勢に
退避できるように、トナーカートリッジ本体に連結され
ており、上記案内トレー及びシャッタ部材のそれぞれの
回動の軸線は、トナーカートリッジがセット位置にある
状態で略同軸となることを特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、トナーカートリッジが
セット位置にセットされた状態で、案内トレー及びシャ
ッタ部材の回動の軸線が略同軸となるので、両者を一括
して、退避姿勢に退避させることができ、操作性が良
い。一方、トナーカートリッジがセット位置からずれて
いる場合には、案内トレー及びシャッタ部材の回動の軸
線がオフセットされるため、両者を退避姿勢に回動させ
ることができない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の一実施形態について説明する。全体構成 図1は本実施形態のトナーカートリッジを含むトナー補
給装置が適用される画像形成装置としての複写機の内部
断面を示す概略構成図であり、図2はトナーカートリッ
ジが挿脱される際の複写機の斜視図である。
【0011】図1を参照して、本複写機1は、複写機本
体10の内部に、 透明な原稿載置板20上に載置された原稿を露光走査
し、原稿からの反射光を感光体ドラム41に導くための
光学系30と、 感光体ドラム41に形成された静電潜像を現像装置4
3により顕像化した後、用紙に転写する作像部40と、 用紙に転写されたトナー像を加熱定着させる定着装置
51を含み、給紙トレー52から作像部40を通して排
出トレー53に排出する用紙搬送部50と を備えている。
【0012】作像部40としては、感光体ドラム41の
周囲に、帯電チャージャ42、現像装置43、転写チャ
ージャ44およびクリーニング装置45を、この順に配
置したものである。この作像部40は、帯電チャージャ
42によって均一に帯電した感光体ドラム41の外周面
に、原稿像を結像させて静電潜像を形成した後、当該静
電潜像を現像装置43によってトナー像に顕像化し、転
写チャージャ44によってトナー像を用紙に転写し、残
留トナーをクリーニング装置45によって回収するよう
にしたものである。
【0013】本トナー補給装置100は、現像装置43
の上方に配置されており、現像装置43にトナーを供給
する。トナー補給装置100は、補給のためのトナー
を収容したトナーカートリッジ200と、このトナー
カートリッジ200を引き抜き自在にセットすると共
に、トナーカートリッジ200の挿脱を案内する可倒式
の案内トレー310を有するトナー補給装置本体300
とを備えている。
【0014】案内トレー310は、図2に示すように、
複写機の前方に倒された水平な姿勢(以下、「案内姿
勢」という)でトナーカートリッジ200の挿脱を案内
し、また、所定の軸線60の回りに回動することによっ
て、セットされたトナーカートリッジ200の引抜側端
面205に沿う鉛直な姿勢(以下、「退避姿勢」とい
う)に退避できるようになっている。
【0015】トナーカートリッジ7の交換に際しては、
図2に示すように、複写機本体10の前面11の一部を
構成する開閉カバー12を開放して、案内トレー310
を水平な案内姿勢に倒した状態で、新旧のトナーカート
リッジ200を挿脱する。開閉カバー12は、前面11
に沿う水平な軸線13の回りに回動することにより、複
写機本体10の内部を開閉できるようになっている。ト
ナーカートリッジ200のセットが完了すると、案内ト
レー310は、トナーカートリッジ200の引抜側端面
205に沿う鉛直な退避姿勢まで起こされ、次いで、開
閉カバー12が鉛直な姿勢まで起こされて閉じられる。
【0016】なお、仮に、案内トレー310が、図2に
示す水平な案内姿勢のままとなっていたとしても、開閉
カバー12を閉じるときに、この開閉カバー12が案内
トレー310に接触して、案内トレー310を鉛直な退
避姿勢まで起こせるようになっている。トナー補給装置本体 次いで、図3を参照して、トナー補給装置本体300に
ついて説明する。図3において、矢符X方向がトナーカ
ートリッジ200の挿入方向である。トナー補給装置本
体300は、上記案内トレー310と、この案内ト
レー310の回動角度に応じて、鉛直な退避姿勢又は水
平な案内姿勢に保持するための付勢手段としての引張コ
イルばね312と、この案内トレー310によって挿
脱を案内されたトナーカートリッジ200を、所定のセ
ット位置にセットする装着部321と、上記セット位
置にセットされたトナーカートリッジ200の、後述す
る従動ギア230と噛み合う駆動ギア332を含み、支
持部材334によって支持されたギア機構331と、
ギア機構331を回転駆動するモータ333と、上記
装着部321の下方に設けられ、セットされたトナーカ
ートリッジ200から落下するトナーを受けて溜めるホ
ッパ部320と、このホッパ部320から現像装置4
3へトナーを搬送する搬送手段としてのスクリューコン
ベア340とを備えている。
【0017】上記案内トレー310は、上記装着部32
1の前端部(反X方向側端部)に上記軸線60の回りに
回動自在に、トグル連結されている。この案内トレー3
10は、上記した案内姿勢にある状態で、トナーカート
リッジ200の挿脱方向であるX方向に沿う一対の案内
用の溝311を有している。これらの溝311は、トナ
ーカートリッジ200の後述するシャッタ部材250を
案内するものである。また、案内トレー310は、トナ
ーカートリッジ200が挿入されるときに、シャッタ部
材250を開放位置に移動させるべく、シャッタ部材2
50と係合されるようになっている。
【0018】上記装着部321は、トナーカートリッジ
200の挿脱方向であるX方向に沿って延びる、一対の
溝322を有している。この溝321は、トナーカート
リッジ200の後述するフランジ203を案内するもの
である。また、装着部321の反X方向側端部には、案
内トレー310上をスライド挿入されてきたシャッタ部
材250のX方向側端部と当接することにより、シャッ
タ部材250の案内トレー310に対するX方向への移
動を規制する位置決め用当接面504が形成されてい
る。トナーカートリッジ 次いで、図3ないし図4を参照して、トナーカートリッ
ジ200について説明する。トナーカートリッジ200
は、下面部を構成するフランジ203に、トナー落下
用開口202を形成した容器状のトナーカートリッジ本
体201と、上記フランジ203の下面に剥ぎ取り自
在に付着された状態でトナー落下用開口202を閉塞し
たフィルム状のシール部材210と、このシール部材
210の一端部を固定し、該シール部材210をフラン
ジ203から剥ぎ取りつつ巻き取る巻取軸220と、
この巻取軸220と一体回転する上記従動ギア230
と、上記フランジ203にスライド自在に嵌め合わさ
れ、スライドすることによってシール部材210よりも
下方で上記トナー落下用開口202を開閉するシャッタ
部材250とを備えている。なお、205は、トナーカ
ートリッジ200の引抜側端面である。また、上記フラ
ンジ203の引抜側端部には、X方向に窪む一対の凹部
502が形成されており、この凹部502の内奥面によ
って、後述する係合解除用当接面503が構成されてい
る。
【0019】シャッタ部材 次いで、図3及び図5〜図7を参照して、シャッタ部材
250について説明する。シャッタ部材250は、フラ
ンジ203に対してスライドすることにより、トナー落
下用開口202を閉塞する閉塞位置(図3参照)と、ト
ナー落下用開口202を開放する開放位置(図5参照)
との間に変位される。そして、この開放位置にある状態
で、シャッタ部材250の一部(後述する第1の部分2
51)が残りの部分(後述する第2の部分252)に対
して回動されて、図6に示すようにトナーカートリッジ
200の引抜側端面205に沿わされる退避姿勢となる
ようにされている。
【0020】具体的には、図5〜図7を参照して、シャ
ッタ部材250は、フランジ203に沿ってスライド自
在であって且つ互いに相対回動自在に連結された第1の
部分251と第2の部分252とを備えている。これら
第1及び第2の部分251,252は、樹脂による一体
成形品からなり、両者251,252を相対回動可能に
連結する部分は、他の部分よりも薄肉に形成された折れ
曲げ線253からなっている。本実施形態では、シャッ
タ部材250の下面部にV溝が形成されることにより、
薄肉とされて折れ曲げ線253が形成されている。
【0021】上記第1の部分251の対向する一対の縁
部には、互いに逆向きの長尺のL字状板254がそれぞ
れ延設されており、各L字状板254によって、フラン
ジ203の対応する縁部をそれぞれ導入する案内溝25
4が形成されている。また、第2の部分252の対向す
る縁部には、互いに逆向きのL字状突起256が延設さ
れており、各L字状突起256は、フランジ203の対
応する縁部を導入する案内溝257を形成している。ま
た、これらL字状突起256は、シャッタ部材250が
開放位置にある状態で、フランジ203の引抜き側端部
の係合突起2030に係合されるようになっている(図
5参照)。
【0022】シャッタ部材250は、図5に示す開放位
置にある状態で、第1の部分251のみが、トナーカー
トリッジ本体201に対する連結を解かれて第2の部分
252に対して回動することにより、図7に示すように
トナーカートリッジ本体201の引抜側端面205に沿
う退避姿勢に退避されるようになっている。また、図5
及び図6に示すように、シャッタ部材250の自由端近
傍には、幅方向に沿って一対配置された、通孔500が
設けられている。各通孔500は、その内面に、案内ト
レー310に設けられた後述する係合面412と係合し
て、シャッタ部材250の案内トレー310に対する反
X方向への移動を規制する係合面501(図9参照)を
有している。
【0023】案内トレーとシャッタ部材との係合・係合
解除機構 次いで、案内トレー310をシャッタ部材250に係合
したりこの係合を解除したりする機構について、図8な
いし図10を参照しつつ説明する。この係合したり係合
を解除したりする機構には、図8を参照して、略コ字形
形状をした弾性支持板400に形成された各一対の第1
及び第2の突起410,420が含まれている。
【0024】図8を参照して、案内トレー310は、そ
の引抜側端部に近接して一対の通孔313を有してい
る。これら通孔313は、案内トレー310の幅方向に
所定の間隔を隔てて配置されている。また、案内トレー
310には、幅方向の中央部であって上記通孔313か
らX方向に所定距離を隔てた位置に、切り起こしにより
形成された通孔314が形成されている。この通孔31
4の反X方向側の縁部には、下方へ切り起こされてさら
にX方向に延びる切り起こし片315が延設されてい
る。また、案内トレー310は、通孔314のX方向側
の縁部に近接して、下方へ延びる止めピン316を固定
している。
【0025】上記弾性支持板400は、平行な一対の片
持ち片401と、これらの対応する端部同士を連結した
連結片402と、この連結片402の中央部から上記片
持ち片401と反対方向に延びる延設片403とを備え
ている。この延設片403には、上記止めピン316と
嵌合する嵌合孔404が形成されている。弾性支持板4
00は、その連結片402を、案内姿勢にある状態での
案内トレー310の下面と上記切り起こし片315とに
よって挟持された状態で、上記嵌合孔404を貫通した
止めピン316によって固定される。この状態で、片持
ち片401は、その自由端側を弾力的に上下させること
ができるようになっている。
【0026】一方、各片持ち片401の自由端近傍に
は、上記第1及び第2の突起410,420の組が突出
形成されており、これら第1及び第2の突起410,4
20は、上記通孔313を通して、案内トレー310の
上方へ弾力的に突出されるようなっている。第1の突起
410は、側面視で略直角三角形形状をしており、第2
の突起420は、側面視で二等辺三角形形状をしてい
る。これら第1及び第2の突起410,420の反X方
向側の傾斜面によって、導入許容用カム面411,42
1が構成されており、これら導入許容用カム面411,
421は、トナーカートリッジ200のシャッタ部材2
50が案内トレー310上に導入されるときに、シャッ
タ部材250のX方向側端部に当接することにより、片
持ち片401を下方へ撓ませ、シャッタ部材250の導
入を許容する。
【0027】また、第1の突起410のX方向側の鉛直
状をした係合面412は、シャッタ部材250の案内ト
レー310への挿入が完了した状態で、シャッタ部材2
50の通孔500の内面である係合面501に係合する
ことにより、シャッタ部材250の案内トレー310に
対する反X方向への移動を規制する。すなわち、シャッ
タ部材250が案内トレー310から抜き取られること
を阻止する。上記の係合面412及び係合面501は、
それぞれ第1の係合手段を構成している。
【0028】また、第2の突起420のX方向側の傾斜
面は、上記第1の係合手段である係合面412,501
同士の係合を解除するための係合解除用カム面422を
構成している。この係合解除用カム面422は、トナー
カートリッジ200が抜き取られるときに、フランジ2
03の係合解除用当接面503と係合することにより、
片持ち片401を下方へ撓ませ、上記係合面412,5
01同士の係合を解除する。
【0029】また、シャッタ部材250の引抜側端部の
近傍であって案内用の溝255の内方には、係合突起2
58が形成されている。この係合突起258は、トナー
カートリッジ200が抜き取られるときに、フランジ2
03の係合突起2030と係合することにより、シャッ
タ部材250をトナーカートリッジ本体201に対する
閉塞位置に規制する。これら係合突起258及び203
0が、それぞれ第2の係合手段を構成している。シャッ
タ部材250のトナーカートリッジ本体201に対する
X方向への移動は、これら係合突起258,2030同
士の係合によって規制され、シャッタ部材250のトナ
ーカートリッジ本体201に対する反X方向への移動
は、シャッタ部材250の溝255内の反X方向側の端
面259がフランジ203の係合突起2030と係合す
ることにより、規制される。
【0030】トナーカートリッジ200の引き抜き動作
時において、第2の係合手段である係合突起258,2
030同士の係合タイミングは、係合解除手段である係
合解除用カム面422と係合解除用当接面503との両
者の係合タイミングよりも早くなるように、第2の係合
手段及び係合解除手段の位置関係が設定されている。す
なわち、図10に示すように、トナーカートリッジ20
0の引き抜き動作中において、係合突起258,203
0同士が係合した状態で、係合解除用カム面422と係
合解除用当接面503とは、まだ係合していない。
【0031】動作 図11ないし図14を参照して、トナーカートリッジ2
00をトナー補給装置本体300に挿脱する動作につい
て説明する。 1)まず、図11に示すように、起立姿勢にある案内ト
レー310を水平な案内姿勢に倒す。 2)次いで、図12に示すように、新品のトナーカート
リッジ200の閉塞位置にあるシャッタ部材250を、
水平な案内姿勢にある案内トレー310の溝311に導
入した状態で、トナーカートリッジ200をX方向に沿
って案内トレー310上をスライドさせつつ押し込んで
いく。 3)シャッタ部材250はその全体が案内トレー310
に保持された時点で案内トレー310に係合され、案内
トレー310に対するX方向及び反X方向への移動を止
められる。X方向への移動は、装着部321の位置決め
用当接面504によって止められ、反X方向への移動
は、第1の係合手段としての係合面412,501同士
の係合によって止められる。 4)シャッタ部材250の移動が止められた状態で、ト
ナーカートリッジ本体201をさらにX方向に沿って押
し込むと、フランジ203が装着部321の溝322に
導入されて案内されつつ、トナーカートリッジ本体20
1が装着部321上を移動する。そして、図13に示す
ように、トナーカートリッジ本体201が装着部321
上の所定のセット位置にセットされると共に、シャッタ
部材250が開放位置に変位される。 5)上記セット位置では、案内トレー310の回動の軸
線60と、シャッタ部材250の回動の軸線である折れ
曲げ線253とが、略同軸となり、両者の一括回動が許
容される。そこで、図14に示すように、シャッタ部材
250とこれを保持した案内トレー310を、一括して
回動させ、起立する退避姿勢に退避させる。この退避姿
勢では、図15に詳細に示すように、起立したシャッタ
部材250の第1の部分251が、トナーカートリッジ
本体201のフランジ203の引抜側端部2031と当
接する一方、引張コイルばね312による付勢力が、案
内トレー310及びシャッタ部材310の退避姿勢を保
持するように働くことから、トナーカートリッジ本体2
01は、セット位置に位置決めされた状態でセット位置
からの引き抜きを阻止される。
【0032】なお、仮に、トナーカートリッジ本体20
1がセット位置に完全にセットされていない場合には、
案内トレー310とシャッタ部材250の回動の軸線6
0,253同士が互いにずれるので、案内トレー310
を回動させることができなくなる。これにより、操作者
は、トナーカートリッジ200がセット位置に正確にセ
ットされていないことを認知することができる。 6)次いで、トナーカートリッジ200を引き抜く際に
は、図14から図11へと逆の動作を辿りながら引き抜
かれることになるが、図13から図12へとトナーカー
トリッジ200が引き抜かれる過程において、シャッタ
部材250がトナーカートリッジ本体201に対する閉
塞位置にロックされて後、シャッタ部材250の案内ト
レー310に対する係合が解除される(図9及び図10
参照)。
【0033】本実施の形態によれば、案内トレー310
によってスムーズにトナーカートリッジ200を挿脱す
ることができる結果、トナーカートリッジ200の交換
を容易に行なえる。また、案内トレー310は不必要な
ときには退避させておけるので、スペースをとらず邪魔
にならない。また、トナーカートリッジ200を抜き取
る際に、必ず案内トレー310を操作しなければならな
いので、不用意にトナーカートリッジが抜き取られてト
ナーが飛散するようなことがない。しかも、案内トレー
310によってトナーカートリッジ200の抜取りを規
制する部材を兼用したので、これらを別構成する場合と
比較して構造を簡素化することができる。
【0034】さらに、シャッタ部材250が案内トレー
310に保持されるので、シャッタ部材250を手で支
えておく必要がなく、トナーカートリッジ200の交換
時の操作性が良い。加えて、トナーカートリッジ200
がセット位置にセットされている場合に、案内トレー3
10及びシャッタ部材250の両者を一括して、退避姿
勢に退避させることができ、トナーカートリッジ200
の交換時の操作性が一層良い。一方、トナーカートリッ
ジ200がセット位置からずれている場合には、両者を
退避姿勢に回動させることができないので、トナーカー
トリッジ200の装着不良によるトナー飛散を防止する
ことができる。
【0035】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、案内トレー310がシャッタ部材250
以外の部分を案内するものであっても良く、その他、特
許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、案内トレ
ーによってトナーカートリッジの挿脱を案内することが
でき、よりスムーズにトナーカートリッジを挿脱するこ
とができる結果、トナーカートリッジの交換を容易に行
なえる。また、案内トレーは不必要なときには退避させ
ておけるので、スペースをとらず邪魔にならない。
【0037】請求項2に係る発明によれば、トナーカー
トリッジを抜き取る際に、必ず案内トレーを操作しなけ
ればならないので、不用意にトナーカートリッジが抜き
取られてトナーが飛散するようなことがない。また、案
内トレーによってトナーカートリッジの抜取りを規制す
る部材を兼用したので、これらを別構成する場合と比較
して構造を簡素化することができる。
【0038】請求項3に係る発明によれば、シャッタ部
材が案内トレーに保持されるので、シャッタ部材を手で
支えておく必要がなく、この点でも、トナーカートリッ
ジの交換時の操作性が良い。請求項4に係る発明によれ
ば、トナーカートリッジがセット位置にセットされてい
る場合には、案内トレー及びシャッタ部材の両者を一括
して、退避姿勢に退避させることができ、トナーカート
リッジの交換時の操作性が良い。一方、トナーカートリ
ッジがセット位置からずれている場合には、両者を退避
姿勢に回動させることができないので、トナーカートリ
ッジの装着不良によるトナー飛散を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジ
が適用された複写機の内部断面を示す概略構成図であ
る。
【図2】前カバーを開いた状態で複写機の概略斜視図で
ある。
【図3】トナーカートリッジ及びトナー補給装置本体を
含むトナー補給装置の分解斜視図である。
【図4】トナーカートリッジの部分断面側面図である。
【図5】シャッタ部材を開放した状態のトナーカートリ
ッジの斜視図である。
【図6】シャッタ部材を退避させた状態のトナーカート
リッジの斜視図である。
【図7】シャッタ部材の要部の拡大斜視図である。
【図8】案内トレーの要部の分解斜視図である。
【図9】トナーカートリッジの引き抜き時の一状態を示
すシャッタ部材及びフランジの要部の部分断面斜視図で
ある。
【図10】トナーカートリッジの引き抜き時の一状態を
示すシャッタ部材及びフランジの要部の一部破断平面図
である。
【図11】案内トレーを鉛直な退避姿勢から水平な案内
姿勢に倒した状態を示すトナー補給装置本体の模式的側
面図である。
【図12】トナーカートリッジのシャッタ部材を案内ト
レーに導入し始めた状態を示すトナー補給装置の模式的
側面図である。
【図13】トナーカートリッジのセットが完了した状態
を示すトナー補給装置の模式的側面図である。
【図14】トナーカートリッジのセット完了後に案内ト
レー及びシャッタ部材を一括して退避させた状態を示す
トナー補給装置の模式的側面図である。
【図15】案内トレー及びシャッタ部材が退避姿勢にあ
る状態でトナー補給装置の要部を拡大して示す一部破断
側面図である。
【符号の説明】
60 軸線 100 トナー補給装置 200 トナーカートリッジ 201 トナーカートリッジ本体 202 トナー落下用開口 203 フランジ 250 シャッタ部材 253 折れ曲げ線(軸線) 310 案内トレー 412,501 係合面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーカートリッジと、トナーカートリッ
    ジを所定の挿入方向に沿って所定のセット位置に抜取り
    自在にセットさせるトナー補給装置本体とを備えたトナ
    ー補給装置において、 上記トナー補給装置本体に設けられ、上記トナーカート
    リッジの挿脱を案内する案内姿勢と、この案内姿勢から
    退避した退避姿勢とに、所定の軸線の回りに回動変位自
    在な案内トレーをさらに備えたことを特徴とするトナー
    補給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトナー補給装置において、
    上記退避姿勢にある案内トレーは、トナーカートリッジ
    の所定部と係合することにより、トナーカートリッジを
    上記セット位置に位置決めした状態でトナーカートリッ
    ジの抜取りを防止することを特徴とするトナー補給装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のトナー補給装置にお
    いて、 上記トナーカートリッジは、内部にトナーを収容し且つ
    下面部にトナー落下用開口を有するトナーカートリッジ
    本体と、このトナーカートリッジ本体の下面部に沿って
    設けられ、トナー落下用開口を閉塞する閉塞位置とトナ
    ー落下用開口を開放する開放位置とにスライド自在な板
    状のシャッタ部材とを備え、 上記案内トレーは、シャッタ部材の離脱を防止するべく
    シャッタ部材の所定部と係合する係合手段を備えたこと
    を特徴とするトナー補給装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のトナー補給装置において、 上記シャッタ部材は、開放位置にある状態で所定の軸線
    の回りに回動してトナーカートリッジ本体の引き抜き側
    端面に沿う退避姿勢に退避できるように、トナーカート
    リッジ本体に連結されており、 上記案内トレー及びシャッタ部材のそれぞれの回動の軸
    線は、トナーカートリッジがセット位置にある状態で略
    同軸となることを特徴とするトナー補給装置。
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