JPH0939915A - 収納袋の搬送ホルダー - Google Patents

収納袋の搬送ホルダー

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Publication number
JPH0939915A
JPH0939915A JP19540195A JP19540195A JPH0939915A JP H0939915 A JPH0939915 A JP H0939915A JP 19540195 A JP19540195 A JP 19540195A JP 19540195 A JP19540195 A JP 19540195A JP H0939915 A JPH0939915 A JP H0939915A
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JP
Japan
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storage bag
holder
band
gusset portion
opening
Prior art date
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JP19540195A
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English (en)
Inventor
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガゼット部及び該ガゼット部にバンドを備え
た収納袋を安定して広く開口でき、且つ該収納袋を開口
状態下に安定して搬送することが可能な、新規な収納袋
の搬送ホルダーを提供すること 【解決手段】 上方に向けて開口する開口部2を備える
とともに、側面部3の幅方向中間部が折曲基部として内
方に折曲されて形成されたガゼット部4を備え、ガゼッ
ト部4に、ガゼット部4を折曲した状態において外側に
折曲突出し且つガゼット部4を伸ばした状態において内
面が該ガゼット部4に対向する収納袋開口用のバンド5
が設けられた収納袋1の搬送ホルダーであって、上記バ
ンド5と上記側面部3との間に挿入する一対の挿入体1
00と、一対の挿入体100を上記バンド5を伸張させ
るように駆動する駆動機構101とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガゼット部及び該
ガゼット部にバンドを備えた収納袋の搬送に用いて好適
な、収納袋の搬送ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】周知の
ように、側面部の幅方向中間部が折曲基部として内方に
折曲されて形成されたガゼット部を備えた有底筒状の収
納袋(いわゆるガゼット袋)は、製造工程において偏平
に平折りされて製造される。そして、上記ガゼット部を
伸ばして開口部を開口し、内部に物品を収納している。
【0003】斯る収納袋の開口方法に関する従来技術と
して、収納袋の正面及び背面を吸着盤で負圧吸引して開
口させる方法が知られているが、吸着盤による吸着作用
のみでは、開口部を広く開口させることができず、また
収納袋の保持も不安定であるため、その後に連続して物
品を収納する場合には、袋を支持する何等かの手段を講
じなければならなかった。
【0004】また、他の従来技術として、実開昭55−
90506号公報において、固定爪及び作動爪を有する
4基の挟持体を備えた装置を使用し、収納袋の四隅を上
記挟持体で挟持し、該挟持体を開口部を広げる方向に移
動させる方法が提案されているが、上記の各爪で収納袋
の四隅を挟持するため挟持面積が狭く、また挟持力もス
プリングの弾性力で得ているため、安定性に欠ける課題
を有している。
【0005】本発明の目的は、ガゼット部及び該ガゼッ
ト部にバンドを備えた収納袋を安定して広く開口でき、
且つ該収納袋を開口状態下に安定して搬送することが可
能な、新規な収納袋の搬送ホルダーを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上方に向けて
開口する開口部を備えるとともに、側面部の幅方向中間
部が折曲基部として内方に折曲されて形成されたガゼッ
ト部を備え、上記ガゼット部に、該ガゼット部を折曲し
た状態において外側に折曲突出し且つ該ガゼット部を伸
ばした状態において内面が該ガゼット部に対向する収納
袋開口用のバンドが設けられた収納袋の搬送ホルダーで
あって、上記バンドと側面部との間に挿入する一対の挿
入体と、該一対の挿入体を上記バンドを伸張させるよう
に駆動する駆動機構とを備えていることを特徴とする収
納袋の搬送ホルダーを提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0007】本発明の収納袋の搬送ホルダーにおいて
は、上記ガゼット部及び上記バンドを折り曲げた状態
で、上記側面部と上記バンドとの間に上記挿入体を挿入
させ、該挿入体を、上記バンドの内面と上記ガゼット部
とが互いに伸びた状態で対向するように駆動させるよこ
とによって、収納袋を安定して広く開口でき、収納袋を
その開口状態下に安定して搬送することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1〜図4は、本発明に係る収納袋の搬送
ホルダーの第1実施形態を示したものであり、これらの
図において、符号Aは、収納袋の搬送ホルダー(以下、
実施形態においてホルダーという。)を示している。
【0010】図1〜図3に示したように、上記ホルダー
Aは、先端部が先細る板状の一対の挿入片(挿入体)1
00、100と、一対の挿入片100、100を後述す
る収納袋1のバンド5を伸張させるように駆動させる回
動機構(駆動機構)101とを備えている。
【0011】上記ホルダーAを更に詳しく説明すると、
上記ホルダーAは、前面部に開口部を備えた筐体状のホ
ルダー本体102を主体として構成されている。ホルダ
ー本体102の上面部103及び底面部104の略中央
部には互いに対向し、且つ前後方向に延びるガイド溝1
03a、104aが設けらており、また、ホルダー本体
102の上面部103には、上記ガイド溝103aを挟
んで一対の挿通孔103bが設けらている。
【0012】上記ガイド溝103a、104aには、当
該ガイド溝103a、104aに沿って前後動可能に六
面体状の可動ブロック105が配設されている。可動ブ
ロック105の後方部には、水平方向の溝106が形成
されており、この溝106には、上下方向に連結ピン1
07が固定されている。この連結ピン107には、二本
のロッド108、109の一端部が連結されている。
【0013】上記ホルダー本体102の底面部104に
は、上記挿通孔103bのそれぞれの略中央に位置する
ように円柱状の軸体110が固定されており、また、こ
の軸体110には、当該軸体110の周りを回転可能な
ようにリング状の回転体111が挿設されている。な
お、回転体111の高さは、当該回転体111の上面
と、上記ホルダー本体102の上面部とが略面一となる
ように設定されている。軸体110の位置は、挿入片1
00の下面の位置と同一であり、挿入片100は、軸体
110の上面を滑りながら回転する。
【0014】上記回転体111の上面には、当該回転体
111を平面視して二等分するように、溝111aが設
けられており、この溝111aに上記挿入片100の下
端部が挿嵌されている。そして、回転体111の回転に
ともなって挿入片100も回転できるようになしてあ
る。
【0015】上記回転体111の側面には、略水平に延
びる溝111bが形成されている。この溝111bに
は、上下方向に連結ピン112が固定されており、この
連結ピン112に上記各ロッド108、109の他端部
が連結されている。そして、図3に示すように、可動ブ
ロック105が手前にあるときには、上記連結ロッド1
08、109が上記連結ピン107を支点として平面視
V字状に屈曲しており、上記挿入片100の板面が略面
一に揃うようになしてある。また、図4に示すように、
上記可動ブロック105が押圧されて後方に移動したと
きには、上記連結ロッド108、109が一直線状に伸
張するとともに上記回転体111が回転し、これに伴っ
て上記挿入片100が回転してその板面100aが平行
に揃うようになしてある。本第1実施形態の搬送ホルダ
ーにおいて、上記可動ブロック105、軸体110、回
転体111、連結ロッド108、109は、上記回動機
構101を構成している。
【0016】図5(a)及び(b)は、本発明に係る収
納袋の搬送ホルダーによって開口させる収納袋の一例を
示したものである。これらの図において、符号1は収納
袋を示している。
【0017】図5に示したように、上記収納袋1は、上
方に向けて開口する開口部2と、側面部3の幅方向中間
部が折曲基部4aとして内方に折曲されて形成されたガ
ゼット部4とを備えた有底筒状の形態を有している。
【0018】図5(a)に示すように、上記ガゼット部
4には、ガゼット部4を折曲した状態において、収納袋
1から外側に折曲突出するように収納袋1開口用のバン
ド5が設けられている。また、このバンド5は、図5
(b)に示すように、ガゼット部4を伸ばした状態にお
いて、その内面側がガゼット部4に略平行に対向するよ
うに設けられている。そして、バンド5と上記側面部3
との間は、その間に上記収納袋開口用の挿入片100が
挿入可能になしてある
【0019】上記バンド5は、両端部の外面側が上記ガ
ゼット部4に接着されており、その接着部分を除いた長
さが、上記ガゼット部4を伸ばしたときに形成される上
記側面部3の幅と略同じ長さに設定されている。
【0020】また、上記ガゼット部4の下端部4bは、
隣接する正面部6の下端部6a又は背面部7の下端部7
aと所定幅で接着されているが、ガゼット部4の下端部
4bの互いに対向する部分は接着されていない。
【0021】そして、上記ガゼット部4及びバンド5を
折り曲げた状態において、その開口部2がほとんど閉じ
た偏平の形態となり(図5(a)参照)ガゼット部4及
びバンド5を伸ばした状態において、開口部2が広く開
いた形態となり、更に、ガゼット部4の折曲基部4aの
下方を外側に膨出させることによって、安定した底部8
が形成されるようになしてある(図5(b)参照)。
【0022】上記収納袋1は、図6に示す装置によって
作製することができる。なお、図6においては、便宜
上、搬送手段、カッティング装置等の図示は省略してい
る。
【0023】図6に示す装置による収納袋1の作製工程
を説明すると、まず、ロール状に巻回された帯状の袋形
成材10を長さ方向に搬送しながら、その幅方向両端部
10aを製袋装置E1で下方に巻き込んで袋形成材10
を筒状に形成する。
【0024】次いで、上記筒状に形成された袋形成材1
0を、その周壁部の両側部10bを内方に折曲して上記
収納袋1の上記ガゼット部4を形成するように上下方向
に偏平状(いわゆるガゼット折り)に折畳んだ状態でさ
らに前方に搬送する。
【0025】次いで、上記袋形成材10の上記幅方向両
端部10aをセンターシール装置E2によって熱溶着し
てシールする。
【0026】次いで、ロール状に巻回された帯状のバン
ド形成材11を、その長手方向を搬送方向として上記袋
形成材10の両側から搬送しながら折曲装置E3で半折
りにし、この半折りにした帯状のバンド形成材11を、
所定長さ毎にカッティング装置(図示せず)で切断し、
上記バンド5を形成する。
【0027】次いで、このバンド5を、その折曲部5b
を外側に向けて上記シールした袋形成材10の両側部に
供給し、その両端部5aを袋形成材10の上記ガゼット
部4を形成するために折り曲げた箇所に配設し、該両端
部5aの外面側とガゼット部4を形成する部分とをシー
ル装置E4によって熱溶着して接着する。この際、バン
ド5の接着と同時に袋形成材10の四隅(収納袋におけ
る側面部と正面部又は背面部とのなす角部)を所定幅で
長さ方向(収納袋における高さ方向)に熱溶着し、製造
する収納袋の剛性を高めるようにすることもできる。
【0028】次いで、上記袋形成材10を、その長さ方
向に所定間隔でシール装置(図示せず)で熱溶着してシ
ールし、さらにそのシール位置の搬送方向後方側におい
てカッティング装置(図示せず)で切断し、上記収納袋
1の製造を完了する。
【0029】以上の工程を袋形成材10の搬送速度に応
じて行うことによって、上記効果を奏する収納袋1を連
続的に安定して製造することができる。
【0030】上記収納袋1を形成する袋形成材は、特に
制限されるものではないが、上記収納袋を粉末洗剤等を
収納する収納袋に適用する場合には、熱溶着するために
最内層にL−LDPEをラミネートした軟質のフィルム
等が好ましく使用される。
【0031】また、上記バンドを形成するバンド形成材
は、特に制限されるものではないが、上記収納袋を粉末
洗剤等を収納する収納袋に適用する場合には、熱溶着面
にL−LDPEをラミネートしたフィルム等が好ましく
使用される。
【0032】次に、上記実施形態の搬送ホルダーAによ
り、上記収納袋1を開口させる方法の手順を、上記収納
袋1への粉粒体の充填・梱包工程における手順に基づい
て、図7及び図8を参照しながら説明する。
【0033】図7は、上記収納袋1への粉粒体の充填を
行う充填・梱包システムを示したものであり、上記収納
袋1への粉粒体の充填から梱包に至る一連の工程を行え
るものである。
【0034】まず、図8(a)に示したように、上記搬
送ホルダーAにおける可動ブロック105を手前に位置
させた状態にして搬送コンベアーE5で搬送する。
【0035】また、収納袋1は、図7に示すように折り
畳んだ状態でマガジンラックE6に収納しておく。
【0036】次いで、上記マガジンラックE6から収納
袋1を取り出し、扁平形状に折り畳まれた状態の収納袋
1をバキュームパッドを備えたキャリアロボット(図示
せず)で上記ガゼット部4及び上記バンド5を折曲した
偏平状態で、その開口部2を上方に向けて上記搬送コン
ベアE5にて搬送されてきた搬送ホルダー1上に供給す
る(図8(a)参照)。
【0037】次いで、上記ガゼット部4の折曲基部4a
に上記挿入片100の内端部を沿わせるようして、収納
袋1を降下させ、図8(b)に示したように、折曲した
ガゼット部4及びバンド5の間に上記挿入片100を挿
入させる。
【0038】次いで、上記可動ブロック105を搬送コ
ンベアE5に付設した押圧装置E7によって後方に押圧
し、上記連結ロッド108、109を一直線状に伸張さ
せるとともに上記回転体111を回転させ、上記挿入片
100を、挿入方向の軸回り(矢印R)に略90°それ
ぞれ逆方向に回転させる。
【0039】そして、図8(c)に示したように、上記
開口部2を略最大限開口させる。このとき、上記ガゼッ
ト部4及びバンド5間にある挿入片100が収納袋1を
その側面部3の両脇から支持することとなるため、ガゼ
ット部4が内側への折れ曲りが抑えられ、開口状態が安
定して維持される。
【0040】次いで、図7に示すように収納袋1の開口
状態下において、粉粒体充填機E8の下方に搬送する。
そして、粉粒体の充填を開始し、所定量の粉粒体を充填
したところで充填を完了する。
【0041】次いで、搬送ホルダー1をトップシーラー
E9の下方まで搬送し、収納袋1の上端開口部を所定幅
で熱シールして封止する。
【0042】そして、ロボットハンドE10で、収納袋
1を上方に引き上げて上記搬送ホルダーAの挿入片10
0をガゼット部4バンド5との間から引き抜いて、搬送
ホルダーと収納袋とを分離させる。そして、収納袋1の
みを収納箱E11内に収納し充填・梱包工程を終了す
る。分離した搬送ホルダーAは搬送コンベアーE5に付
設された引き戻し装置E7’によって、可動ブロック1
05を前方に引き戻し、挿入片100の面を面一に揃え
た状態で再びマガジンラックE6の方向に搬送すること
によって、繰り返し使用することができる。
【0043】このように、本実施形態の搬送ホルダーA
によれば、上記挿入片100をガゼット部4とバンド5
挿入して上記可動ブロック105を押圧することによっ
て、簡単に収納袋1を開口させることができる。また、
収納袋1の開口状態を安定して維持することができるの
で、その後の物品の収納も容易に行うことができる。さ
らに、従来のような、吊り下げによる搬送が不要となる
ので、内容物の充填量が多くなった場合でも安定して搬
送することが可能である。
【0044】図9及び図10は、本発明に係る収納袋の
搬送ホルダーの第2実施形態を示したものである。な
お、図において、符号Bは搬送ホルダーを示している。
なお、上記第1実施形態の搬送ホルダーと共通する部分
については、同一符号を付しその説明を省略する。
【0045】図9及び図10に示したように、上記搬送
ホルダーBは、前面部に開口部を備えた筐体状のホルダ
ー本体102を主体として構成されている。ホルダー本
体102の上面部103には、一対の挿通孔103bが
設けらている。
【0046】上記ホルダー本体102の底面部104に
おける上記挿通孔103bの略中央に位置する部分に
は、垂直軸周りに回転自在にタイミングプーリー120
が配設されており、このタイミングプーリ120に挿入
片100が固定されている。また、このタイミングプー
リー120には、タイミングベルト121の端部が固定
されている。このタイミングベルト121の外側面にお
ける略中央部には突起122が設けられており、この突
起122を左右に移動させることによって、上記タイミ
ングプーリー120を回転させ、上記挿入片100の板
面が略面一に揃えたり(図9参照)、挿入片100の板
面100aを平行に揃えたりできるようになしてある
(図10参照)。なお、本実施形態のホルダーBにおい
て、上記タイミングプーリー120、上記タイミングベ
ルト121は、回動機構(駆動機構)123を構成して
いる。
【0047】上記搬送ホルダーBにより上記収納袋1を
搬送する際には、まず、図11(a)に示したように、
上記搬送ホルダーBにおける突起122を左側に移動さ
せておく。そして、上記ガゼット部4の折曲基部4aに
上記挿入片100の内端部を沿わせるようして、収納袋
1を降下させ、図11(b)に示すように、折曲したガ
ゼット部4及びバンド5の間に上記挿入片100を挿入
させる。
【0048】次いで、上記突起122を右側にスライド
させることによって、タイミングベルト121を介して
上記タイミングプーリー120を回転させて、上記挿入
片100を、挿入方向の軸回り(矢印R)に略90°そ
れぞれ同方向に回転させる。
【0049】そして、図11(c)に示したように、上
記開口部2を略最大限開口させる。このとき、上記ガゼ
ット部4及びバンド5間にある挿入片100が収納袋1
をその側面部3の両脇から支持することとなるため、ガ
ゼット部4が内側への折れ曲りが抑えられ、開口状態が
安定して維持される。
【0050】このように、本実施形態の搬送ホルダーB
においても、上記第1実施形態の搬送ホルダーAと同様
に、簡単に収納袋1を開口させることができる。また、
収納袋1の開口状態を安定して維持することができるの
で、その後の物品の収納も容易に行うことができる。さ
らに、従来のような、吊り下げによる搬送が不要となる
ので、内容物の充填量が多くなった場合でも安定して搬
送することが可能である。効果を得ることができる。
【0051】図12及び図13は、本発明に係る収納袋
の搬送ホルダーの第3実施形態を示したものである。
【0052】同第3実施形態の収納袋の搬送ホルダー
は、ホルダー本体102上に、一対の支柱130が立設
されており、これら支柱130の上方部に、パンタグラ
フ状のリンク機構131が付設され、このリンク機構1
31を介して一対の棒状体(挿入体)132が連結され
ている。そして、収納袋1を支持する前においては、上
記リンク機構131を縮状態にしておき、上記収納袋1
を支持した後に当該収納袋1を開口させる際には、図1
4(a)に示すように、エアシリンダー・ピストン機構
133で上下動する押圧板134で上記リンク機構13
1の連結部を上方より押圧し、リンク機構131を伸長
状態とすることによって、収納袋1を開口できるように
なしてある。また、収納袋1を搬送ホルダーCから分離
させた後に、図14(b)に示すように、エアシリンダ
ー・ピストン機構135で水平動する押圧板136で上
記挿入棒132を押圧し、当該リンク機構131を収縮
状態にすることによって、搬送ホルダーCを繰り返し使
用できるようになしてある。
【0053】本実施形態の搬送ホルダーCにおいても、
上記第1実施形態の搬送ホルダーAと同様に、簡単に収
納袋1を開口させることができる。また、収納袋1の開
口状態を安定して維持することができるので、その後の
物品の収納も容易に行うことができる。さらに、従来の
ような、吊り下げによる搬送が不要となるので、内容物
の充填量が多くなった場合でも安定して搬送することが
可能である。
【0054】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーは、上
記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を
逸脱しない範囲において、その寸法、形状等を適宜変更
することができる。
【0055】また、本発明に係る収納袋の搬送ホルダー
において開口する収納袋は、上記収納袋1に限定される
ものではない。
【0056】例えば、図15の(a)及び(b)に示す
収納袋20のように、正面部21及び背面部22の内面
に補強板Pを貼着し、その剛性を高めて開口性をさらに
向上させるとともに、物品収納後の収納袋の外観を美し
くすることもできる。この第2実施形態の収納袋20
は、例えば、図15(c)に示すように、補強板Pを上
記実施形態の収納袋1の上方より挿入して、その正面部
6及び背面部7に接着剤等で貼着することにより、簡単
に製造することができる。上記補強板Pは剛性が秤量3
00g/m2 〜600g/m2 の板紙と同程度であるも
のであればその素材等は特に制限されるものではない
が、例えば、紙、プラスチックス等の素材からなるもの
で、厚さが、0.3mm〜1.0mm程度のものが好ま
しく使用される。
【0057】また、図16(a)及び(b)に示す収納
袋30のように、バンド31の両端部31aの内面側を
正面部32及び背面部33に接着させることもできる。
更に、袋形成材が比較的高い剛性を有している場合に
は、図17(a)及び(b)に示す収納袋40のよう
に、バンド41の接着部を除く長さを、ガゼット部42
を伸ばした状態において形成される側面部43の幅より
も短くすることもできる。
【0058】
【発明の効果】本発明の収納袋の搬送ホルダーによれ
ば、収納袋を確実に開口させることができるとともに、
その開口状態を安定に維持した状態で搬送することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーの第1実施
形態を示す平面図である。
【図2】同第1実施形態の収納袋の搬送ホルダーの正面
図である。
【図3】同第1実施形態の収納袋の搬送ホルダーの斜視
図である。
【図4】同第1実施形態の収納袋の搬送ホルダーの斜視
図である。
【図5】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーで開口させ
る袋の一例を示す図であり、(a)はガゼット部を折曲
した状態を示す斜視図、(b)はガゼット部を伸ばした
状態を示す斜視図である。
【図6】同収納袋の製造工程の概略を示す斜視図であ
る。
【図7】同収納袋の充填・梱包システムの概略を示す斜
視図である。
【図8】同第1実施形態の収納袋の搬送ホルダーによる
同収納袋の開口手順を示す図であり、(a)はガゼット
部と開口用バンドとの間に開口用板状体を挿入している
状態を示す斜視図、(b)は上記開口用板状体の挿入を
完了した状態を示す斜視図、(c)は上記開口用板状体
を回転させて収納袋を開口させた状態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーの第2実施
形態を示す斜視図である。
【図10】同第2実施形態を示す斜視図である。
【図11】同第2実施形態の収納袋の搬送ホルダーによ
る同収納袋の開口手順を示す図であり、(a)はガゼッ
ト部と開口用バンドとの間に開口用板状体を挿入してい
る状態を示す斜視図、(b)は上記開口用板状体の挿入
を完了した状態を示す斜視図、(c)は上記開口用板状
体を回転させて収納袋を開口させた状態を示す斜視図で
ある。
【図12】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーの第3実
施形態を示す図であり、(a)はリンク機構の縮状態を
示す正面図、(b)は同側面図である。
【図13】本発明に係る収納袋の搬送ホルダーの第3実
施形態を示す図であり、(a)はリンク機構の伸張状態
を示す正面図、(b)は同側面図である。
【図14】同搬送ホルダーの動作を示す図であり、
(a)は収納袋を収納する前の状態を示す側面図、
(b)は収納袋を分離した状態を示す側面図である。
【図15】収納袋の他の例を示す図であり、(a)はガ
ゼット部を折曲した状態を示す斜視図、(b)はガゼッ
ト部を伸ばした状態を示す斜視図、(c)はその製造工
程を示す斜視図である。
【図16】収納袋の他の例を示す図であり、(a)はガ
ゼット部を折曲した状態を示す斜視図、(b)はガゼッ
ト部を伸ばした状態を示す斜視図である。
【図17】収納袋の他の例を示す図であり、(a)はガ
ゼット部を折曲した状態を示す斜視図、(b)はガゼッ
ト部を伸ばした状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A、B、C 収納袋の搬送ホルダー 100 挿入片(挿入体) 101、123 回動機構(駆動機構) 131 リンク機構(駆動機構) 132 棒状体(挿入体) 1 収納袋 2 開口部 3 側面部 4 ガゼット部 4a 折曲基部 5 収納袋開口用のバンド 5a 両端部 10 袋形成材 11 バンド形成材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて開口する開口部を備えると
    ともに、側面部の幅方向中間部が折曲基部として内方に
    折曲されて形成されたガゼット部を備え、上記ガゼット
    部に、該ガゼット部を折曲した状態において外側に折曲
    突出し且つ該ガゼット部を伸ばした状態において内面が
    該ガゼット部に対向する収納袋開口用のバンドが設けら
    れた収納袋の搬送ホルダーであって、 上記バンドと側面部との間に挿入する一対の挿入体と、
    該一対の挿入体を上記バンドを伸張させるように駆動す
    る駆動機構とを備えていることを特徴とする収納袋の搬
    送ホルダー。
  2. 【請求項2】 上記挿入体が挿入片からなり、且つ上記
    駆動機構が上記挿入片を垂直軸周りに回動させる回動機
    構からなることを特徴とする請求項1に記載の収納袋の
    搬送ホルダー。
  3. 【請求項3】 上記挿入体が一対の棒状体からなり、且
    つ上記駆動機構が上記棒状体間に連結されて該棒状体間
    の間隔を伸縮させるリンク機構からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の収納袋の搬送ホルダー。
JP19540195A 1995-07-31 1995-07-31 収納袋の搬送ホルダー Pending JPH0939915A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014349A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Unicharm Corp 包装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014349A (ja) * 2011-06-30 2013-01-24 Unicharm Corp 包装装置

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