JPH093882A - 基礎杭 - Google Patents

基礎杭

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JPH093882A
JPH093882A JP17827495A JP17827495A JPH093882A JP H093882 A JPH093882 A JP H093882A JP 17827495 A JP17827495 A JP 17827495A JP 17827495 A JP17827495 A JP 17827495A JP H093882 A JPH093882 A JP H093882A
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Daisaku Uchida
大作 内田
Masashi Ishida
正志 石田
Hiroo Uehara
弘生 上原
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Chikou Kensetsu Kk
Shin Gizyutsukoei Co Ltd
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Chikou Kensetsu Kk
Shin Gizyutsukoei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造物から加わる圧縮力と引張力の両方に対
応して、高い抵抗力を有し安全で信頼性が高く、杭基礎
全体を小型で経済的にすることができる基礎杭を提供す
る。 【構成】 基礎杭1は、杭本体として鋼管杭2を用いて
いる。鋼管杭2外周には、アラミド繊維製の環状の織布
袋5を取付けている。鋼管杭2には、その中空部分から
外周に通じる孔を、織布袋5のある部分とない部分のそ
れぞれ中央にくるよう等ピッチで設け、これら各孔の中
空部分側に、鋼管杭2上方から延ばしたグラウト注入用
パイプ3をそれぞれ分岐させて接続している。さらに各
孔には、パイプから鋼管杭2外周方向へのグラウト流入
は許容し、逆向きの流れは完全に止める逆止弁を取付け
ている。打設後の基礎杭1と上部のコンクリート基礎9
aが、鉄塔10を支える基礎杭9になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電鉄塔や電波中継塔
などの大型の構造物を地盤に固定する基礎杭であって、
構造物から加わる引張力と圧縮力の両方に強く抵抗でき
る、基礎杭に関する。
【0002】
【従来の技術】送電鉄塔や電波中継塔などの大型の構造
物を地盤に固定する基礎としては、構造物から下向きの
圧縮力と上向きの引張力が同時複合的に加わることか
ら、杭基礎が用いられることが多かった。杭基礎は、上
部で台座の役目を果たすコンクリート基礎部分と下部で
地盤に深く食い込んだ基礎杭からなっていた。従来、送
電鉄塔用に、基礎杭に鋼管杭を用いた杭基礎が使用され
たが、構造物からの圧縮力には基礎杭底面を地盤に支持
させて抵抗し、引張力にはコンクリート基礎の自重で抵
抗するといった状態で、ほとんど圧縮力は基礎杭で、引
張力はコンクリート基礎でそれぞれ個別に対応して抵抗
を受け持つようになっていた。このため、圧縮と引張の
両方の設計荷重を満足させるためには、基礎杭とコンク
リート基礎両方を十分な大きさにしなければならないた
め、杭基礎は大型化せざるを得ず、効率の悪い構造でコ
ストも高くついた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記した問題点を解決し、圧縮力と引張力
の両方に対応して、高い抵抗力を有し、安全で信頼性が
高く、杭基礎全体を小型で経済的とすることができる基
礎杭を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 大型構造物の杭基礎に用いる中空の杭の地盤への
有効付着長部分の外周面に、環状の織布袋を所定間隔に
複数取付け、杭内側から各織布袋内に通じるグラウト注
入用の孔を設けると共に、この孔に杭内側から織布袋内
への流入のみ許容する逆止弁を取付けたことを特徴とす
る基礎杭 2) 大型構造物の杭基礎に用いる中空の杭の地盤への
有効付着長部分の外周面に、長尺の織布袋をらせん状に
巻付けて取付け、杭内側から織布袋内に通じるグラウト
注入用の孔を複数設けると共に、この孔に杭内側から織
布袋内への流入のみ許容する逆止弁を取付けたことを特
徴とする基礎杭 3) 前記杭内側から織布袋のない部分の外周面にグラ
ウト注入用の孔を複数設けると共に、この孔に杭内側か
ら外側への流入のみ許容する逆止弁を取付けた、前記
1)に記載の基礎杭 4) 前記杭内側から織布袋のない部分の外周面にグラ
ウト注入用の孔を複数設けると共に、この孔に杭内側か
ら外側への流入のみ許容する逆止弁を取付けた、前記
2)に記載の基礎杭 5) 前記織布袋をたたんでコンパクトにした状態に上
下から軽く保持すると共に、織布袋の杭外周方向への膨
張は妨げない、上下一対の袋保持枠を杭外周の織布袋取
付部分の上側と下側にそれぞれ設けた、前記1)または
3)に記載の基礎杭 6) 前記織布袋をたたんでコンパクトにした状態に上
下から軽く保持すると共に、織布袋の杭外周方向への膨
張は妨げない、上下一対の袋保持枠を杭外周の織布袋取
付部分の上側と下側にそれぞれ設けた、前記2)または
4)に記載の基礎杭 7) 前記杭の内側に、杭の各孔と連結したグラウト注
入用のパイプを取付けた、前記1)〜6)いずれか記載
の基礎杭 にある。本発明の基礎杭本体には、中空の鋼管杭やRC
杭、PC杭などが用いられる。この杭外周に取付ける織
布袋としては、高引張強度、高変形能力を有し、破れに
くいアラミド繊維等の素材が主に用いられ、グラウト等
の水を含む充填物を高圧で織布袋内に圧入した際に水分
のみ袋の外へ絞り出すことができる、織目の密なものを
使用することが多い。また基礎杭建込み用の孔にあらか
じめグラウトを注入してから基礎杭を挿入して、基礎杭
の織布袋と地盤の結合をより確実にするようにしてもよ
い。
【0005】
【作用】本発明の基礎杭は、鉄塔等の基礎設置地盤の、
あらかじめ削孔機で掘削した基礎杭建込み用の孔へ上か
ら吊して挿入する。基礎杭を地盤に対し正しい姿勢に保
持した状態で、杭本体上部の中空部分開口にグラウトの
圧入装置を接続し、基礎杭内部にグラウトを圧入してい
く。圧入されたグラウトは、中空部分から杭本体上の逆
止弁付の孔を通って外周の織布袋内に入り、織布袋を基
礎杭外周方向へ膨張させる。織布袋は杭本体と地盤との
隙間で膨張して、表面が地盤に密着する。このままグラ
ウト圧入を続けると、織布袋の内圧が高まり、織布袋を
挟んで杭本体と地盤の間にプレストレスが発生すると共
に、加圧により織布袋内のグラウトが脱水され、硬化成
分を含んだ余剰水分が織布袋外へ絞り出されて周辺の地
盤に浸透する。この時織布袋の織目は密であるためセメ
ント粒子が流出することはない。織布袋内の圧力が所定
量に達し、杭本体および地盤へのプレストレスが十分な
ものとなったら、グラウト圧入を止め、圧入装置を取外
す。グラウトで満たされた袋内の圧力は杭本体の孔に取
付けた逆止弁により保たれ、グラウトは織布袋が地盤に
密着し、プレストレスを与えた状態でそのまま硬化す
る。周辺地盤も、浸透した織布袋からの硬化成分を含む
余剰水分により多少硬化して織布袋と一体的に密着す
る。加圧脱水されたために硬化した後の強度が大幅に高
まったグラウトと織布袋が地盤にプレストレスを与えな
がら、杭本体の引張補強材として働き、この基礎杭に引
張力が加わった時、地盤に対するせん断引抜き抵抗力を
大幅に増大させて、引張力に抵抗することを可能にす
る。
【0006】杭本体の織布袋のない部分にグラウト注入
用の孔を設けた構成では、基礎杭内部にグラウトを圧入
していくと、グラウトは中空部分から各孔を通って外周
の織布袋内および杭本体と地盤との隙間に流入する。織
布袋は膨張して地盤に密着し、杭本体と地盤へプレスト
レスを与えるようになる。一方、杭本体と地盤との隙間
に入ったグラウトは、この隙間部分を完全に満たし、地
盤の表面から内部に浸透する。織布袋内圧力が所定量に
達し、杭本体および地盤へのプレストレスが十分なもの
となったら、グラウト圧入を止め、圧入装置を取外す。
各孔の逆止弁により、圧入したグラウトが中空部分に逆
流することはない。杭本体と地盤との隙間が、織布袋と
グラウトで全て埋められることにより、織布袋の地盤に
接していない部分からの圧力の逃げがなく、硬化した
後、織布袋部分から地盤により強力にプレストレスを与
えると共に、各織布袋間のグラウトが直接地盤と一体化
した状態で硬化して、地盤から杭側に突き出された突起
として作用し、杭本体と強力に接合している各織布袋が
これとかみ合うことで上方への引張力に対し強く抵抗で
きる。
【0007】杭本体外周に織布袋用の上下一対の袋保持
枠を取付けた構成では、基礎杭を建込み用の孔に挿入す
る際は、織布袋をたたんで上下の袋保持枠に保持させ、
織布袋が垂れ下がって挿入の妨げになるのを防ぐ。基礎
杭挿入後、グラウトの圧入を行なうと、織布袋内の圧力
が高まって外周方向に膨張し広がる。織布袋はこれに伴
い袋保持枠から徐々に外れていき、保持状態から脱す
る。織布袋は膨張して最終的に地盤に表面が密着してプ
レストレスを与える状態となる。織布袋が外れた後の袋
保持枠は、織布袋には何の影響も与えず、膨張を妨げな
い。
【0008】杭本体の各孔と連結したグラウト注入用パ
イプを設けた構成では、パイプ開口にグラウトの圧入装
置を接続し、グラウトを圧入する。グラウトはパイプを
通り、逆止弁付の孔から杭本体外周へ達する。パイプ外
側の杭本体中空部分には別にグラウトやコンクリート等
を充填する場合と、中空のままにしておく場合の両方が
可能で、後者の場合は全体のグラウト量が減らせ、注入
も短時間で行なえる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、織布袋を所定間隔に取付け、織布袋のない
部分へ通じるグラウト注入用孔も設け、各グラウト注入
用孔にパイプを連結すると共に、上下一対の袋保持枠を
取付けた例である。図1は実施例の杭建込み作業を示す
説明図、図2は実施例のグラウト圧入状態を示す説明
図、図3は実施例のグラウト注入用孔を示す説明図、図
4は実施例の杭断面を示す説明図、図5は実施例の織布
袋保持状態を示す説明図、図6は実施例の使用状態を示
す説明図、図7は実施例の織布袋の他の例を示す説明図
である。
【0010】本実施例の基礎杭1は、杭本体として直径
400mm、長さ約30mの鋼管杭2を用いている。鋼
管杭2外周には、膨張した時上下方向幅約1m、周方向
の幅50mm以上となるアラミド繊維製の環状の織布袋
5を1mピッチで取付けている。織布袋5の上縁および
下縁と鋼管杭2は高引張強度を有する接着剤で水密に接
合している。また、織布袋5上縁の上方と下縁の下方の
鋼管杭2外周上には、たたんでコンパクトにした織布袋
5の端を入れ込んで、織布袋5が垂れ下がらないよう保
持する断面L字形で環状の袋保持枠6をそれぞれ設けて
いる。鋼管杭2には、その中空部分2bから外側に通じ
る孔2aを、織布袋5のある部分とない部分のそれぞれ
中央にくるよう等ピッチで設け、さらに各孔2aの中空
部分2b側に、鋼管杭2上方から延ばしたグラウト7注
入用のパイプ3をそれぞれ分岐させて接続している。各
孔2aには、これに加えて、パイプ3から外周方向への
グラウト流入は許容し、逆向きの流れは完全に止める逆
止弁4を取付けている。
【0011】本実施例の織布袋5の他の例として、らせ
ん状に鋼管杭2の外周を取り巻くように取付けた織布袋
5の例を示す(図5参照)。この場合、袋保持枠6も織
布袋5の上下でらせん状に設ける。
【0012】本実施例の基礎杭1を鉄塔10の杭基礎9
に使用する場合は、まず杭基礎9を設置する地盤8の所
定の位置に、基礎杭1の建込み用孔8aを削孔機等で掘
削しておく。掘削し終えた建込み用孔8aに、基礎杭1
を自走式クレーン11で上から吊り下げて挿入する。こ
の時、基礎杭1の織布袋5は袋保持枠6で上下から保持
されて垂れ下がったり横に広がったりしないので、基礎
杭1挿入の妨げにならず、挿入しやすい。挿入後基礎杭
1を建込み用孔8aの中心位置で保持した状態で、杭本
体である鋼管杭2上部の中空部分2b開口から突き出た
グラウト7注入用のパイプ3に、グラウト7の圧入装置
12を接続し、圧入装置12からグラウト7を圧入す
る。圧入されたグラウト7はパイプ3を通り、鋼管杭2
の孔2aの逆止弁4を押し開いて各織布袋5内および織
布袋5のない部分の鋼管杭2と地盤8との隙間に流入す
る。織布袋5は、グラウト7圧入により基礎杭1外周方
向へ膨張し、袋保持枠6に保持された部分が、膨張に伴
なって外周方向へ広がろうとする力で袋保持枠6から外
れ、織布袋5全体が保持状態から脱する。そして織布袋
5は鋼管杭2と地盤8の間で膨張を続け、その表面が地
盤8に密着する。このままグラウト7圧入を続けると、
織布袋5の内圧が高まり、織布袋5内部から鋼管杭2と
地盤8に対する向きにプレストレスが発生すると共に、
加圧状態となった織布袋5内のグラウト7が脱水され
て、セメントミルク等硬化成分を含んだ余剰水が織布袋
5の外へ絞り出され、その一部が密着部分から周辺の地
盤8に浸透する。この時、織布袋5の織目は密になって
いるために、織布袋5からセメント粒子が流出すること
はない。一方、織布袋5のない部分の鋼管杭2と地盤8
との隙間に流出したグラウト7は織布袋5内と同様にこ
の隙間部分を完全に満たし、地盤8表面の亀裂や空隙か
ら一部が地盤8内部に浸透する。織布袋5内の圧力が所
定量に達し、鋼管杭2および地盤8へのプレストレスが
十分な作用になったなら、圧入装置12によるグラウト
7圧入を停止し、圧入装置12とパイプ3の接続を外
す。グラウト7で満たされた織布袋5内の圧力は鋼管杭
2の孔2aの逆止弁4により保持される。織布袋5以外
の部分からも逆止弁4の働きでグラウト7のパイプ3へ
の逆流はない。グラウト7は、こうして織布袋5が地盤
8に密着しプレストレスを与えた状態のまま硬化する。
織布袋5内のグラウト7は加圧脱水されているために、
他の部分のグラウト7に比べ硬化後の強度が大幅に高ま
る。周辺の地盤8も、浸透した余剰水により多少硬化し
て織布袋5と一体的に密着する。
【0013】上記同様にして所要本数分の基礎杭1を打
設し終えたら、基礎杭1上側に、これら基礎杭1と連結
するコンクリート基礎9aを打設する。このコンクリー
ト基礎9aと基礎杭1が鉄塔10を支える杭基礎9とな
る。基礎杭1においては、織布袋5内のグラウト7が地
盤8に強力にプレストレスを与えると共に、織布袋5以
外の部分でもグラウト7が地盤8と一体化して、地盤8
からの突起として働き、各織布袋5とかみ合った状態と
なる。よって杭基礎9に上方への引張力が加わっても、
下部の基礎杭1は鋼管杭2のみの時に比べ、地盤8に対
するせん断引抜き抵抗力を大幅に増大させて、この引張
力に確実に抵抗できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記した構成を採用すること
により、上方の構造物から作用する引張力に対する抵抗
を高めて、圧縮力と引張力の両方に同時に対応でき、コ
ンクリート基礎部分の抵抗分担を減らし、軽量小型化と
低コスト化を実現する。また、グラウトが流失しやすい
地盤においても施工が行え、設置箇所を選ばず、安全で
信頼性が高い。
【0015】杭本体の織布袋のない部分にグラウト注入
用の孔を設けた構成を採用すると、杭本体と地盤がより
一体的に密着して引張力に対する抵抗が高まり、杭基礎
全体の一層の軽量小型化がはかれる。
【0016】杭本体外周に織布袋用の上下一対の袋保持
枠を取付けた構成を採用すると、建込み用の孔への基礎
杭挿入の際、織布袋が垂れ下がったり広がったりして挿
入の妨げになるのを防いで、作業しやすい。
【0017】杭本体の各孔と連結したグラウト注入用パ
イプを設けた構成を採用すると、杭中空部分にグラウト
等を入れずに済ますこともでき、使うグラウトを減らし
て、グラウト圧入も短時間で行え、作業能率がよくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の杭建込み作業を示す説明図である。
【図2】実施例のグラウト圧入状態を示す説明図であ
る。
【図3】実施例のグラウト注入用孔を示す説明図であ
る。
【図4】実施例の杭断面を示す説明図である。
【図5】実施例の織布袋保持状態を示す説明図である。
【図6】実施例の使用状態を示す説明図である。
【図7】実施例の織布袋の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基礎杭 2 鋼管杭 2a 孔 2b 中空部分 3 パイプ 4 逆止弁 5 織布袋 6 袋保持枠 7 グラウト 8 地盤 8a 建込み用孔 9 杭基礎 9a コンクリート基礎 10 鉄塔 10a アンカー 11 自走式クレーン 12 圧入装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 弘生 福岡県春日市一の谷6丁目32番地 新技術 工営株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型構造物の杭基礎に用いる中空の杭の
    地盤への有効付着長部分の外周面に、環状の織布袋を所
    定間隔に複数取付け、杭内側から各織布袋内に通じるグ
    ラウト注入用の孔を設けると共に、この孔に杭内側から
    織布袋内への流入のみ許容する逆止弁を取付けたことを
    特徴とする基礎杭。
  2. 【請求項2】 大型構造物の杭基礎に用いる中空の杭の
    地盤への有効付着長部分の外周面に、長尺の織布袋をら
    せん状に巻付けて取付け、杭内側から織布袋内に通じる
    グラウト注入用の孔を複数設けると共に、この孔に杭内
    側から織布袋内への流入のみ許容する逆止弁を取付けた
    ことを特徴とする基礎杭。
  3. 【請求項3】 前記杭内側から織布袋のない部分の外周
    面にグラウト注入用の孔を複数設けると共に、この孔に
    杭内側から外側への流入のみ許容する逆止弁を取付け
    た、請求項1に記載の基礎杭。
  4. 【請求項4】 前記杭内側から織布袋のない部分の外周
    面にグラウト注入用の孔を複数設けると共に、この孔に
    杭内側から外側への流入のみ許容する逆止弁を取付け
    た、請求項2に記載の基礎杭。
  5. 【請求項5】 前記織布袋をたたんでコンパクトにした
    状態に上下から軽く保持すると共に、織布袋の杭外周方
    向への膨張は妨げない、上下一対の袋保持枠を杭外周の
    織布袋取付部分の上側と下側にそれぞれ設けた、請求項
    1または3に記載の基礎杭。
  6. 【請求項6】 前記織布袋をたたんでコンパクトにした
    状態に上下から軽く保持すると共に、織布袋の杭外周方
    向への膨張は妨げない、上下一対の袋保持枠を杭外周の
    織布袋取付部分の上側と下側にそれぞれ設けた、請求項
    2または4に記載の基礎杭。
  7. 【請求項7】 前記杭の内側に、杭の各孔と連結したグ
    ラウト注入用のパイプを取付けた、請求項1〜6いずれ
    か記載の基礎杭。
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