JPH0938171A - 温灸具 - Google Patents

温灸具

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JPH0938171A
JPH0938171A JP21304295A JP21304295A JPH0938171A JP H0938171 A JPH0938171 A JP H0938171A JP 21304295 A JP21304295 A JP 21304295A JP 21304295 A JP21304295 A JP 21304295A JP H0938171 A JPH0938171 A JP H0938171A
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JP
Japan
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pressing
moxibustion
fitting
moxibustion tool
cavity
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JP21304295A
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English (en)
Inventor
Reiko Obika
黎子 小比賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、新規な構造を有する温灸具を提供
することにある。 【解決手段】 内部に空洞が形成されたほぼ半円形状の
押圧外面を有する押圧部と、該押圧部に連結された柄部
と、前記空洞と前記押圧外面間に開けられた複数の貫通
孔と、前記空洞と背面の境界に形成された嵌込部と、前
記嵌込部に嵌込まれるもぐさ取付用台座とからなるもの
である。また、押圧外面がそれぞれ異なる曲面に形成さ
れている上記構造の第1及び第2の温灸具を連結して1
つの温灸具に構成し、球形にして使用するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温灸具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
お灸を施す方法として、(1)適量の艾を直接施灸部
(患部またはツボ部)に載せて線香等で点火して肌に透
熱刺激を与える方法や、(2)施灸部に艾をおき点火し
て、途中で消すか燃焼途中で取り去る方法や、(3)隔
物灸(みそ、塩、しょうが、にんにく等)を皮膚上にお
き艾をのせ点火する方法がある。(直接灸) また、艾を内部にいれて点火、燃焼させ、加熱された外
面を患部またはツボ部に押し当てて温熱刺激を与える温
灸具による施灸方法がある。(間接灸) 本発明は、上記従来のものと異なる新規な構造を有する
温灸具を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明に係る温灸具は、
内部に空洞が形成されたほぼ半球形状の押圧外面を有す
る押圧部と、該押圧部に連結された柄部と、前記空洞と
前記押圧外面間に開けられた複数の貫通孔と、前記空洞
と背面の境界に形成された嵌込部と、前記嵌込部に嵌込
まれる艾取付用台座とからなるものである。
【0004】また、本発明に係る温灸具は、内部に空洞
が形成されたほぼ半球形状の押圧外面を有する押圧部
と、該押圧部に連結された柄部と、前記空洞と前記押圧
外面間に開けられた複数の貫通孔と、前記空洞と背面の
境界に形成された嵌込部と、前記嵌込部に嵌込まれる艾
取付用台座とからなる第1の温灸具と、この第1の温灸
具とほぼ対称形状に形成された第2の温灸具とからな
り、前記第1及び第2の温灸具を嵌込部同志が向かい合
うように組み合わせて1つの温灸具となるように連結構
成されたものである。
【0005】また、柄部は前記押圧部と一体形成されて
いるものである。また、第1及び第2の温灸具の押圧外
面が異なる曲面に形成されているものである。また、第
1及び第2の温灸具にはそれぞれ連結する際の位置決め
手段が形成されており、この位置決め手段は、第1の温
灸具の所定の位置に形成された位置決め用凹部と、前記
凹部に対応する第2の温灸具の位置に形成された位置決
め用凸部とからなるものである。
【0006】
【作用】温灸具は、内部に空洞が形成されたほぼ半球形
状の押圧外面を有する押圧部と、該押圧部に連結された
柄部と、前記空洞と前記押圧外面間に開けられた複数の
貫通孔と、前記空洞と背面の境界に形成された嵌込部
と、前記嵌込部に嵌込まれる艾取付用台座とからなり、
艾取付用台座に艾を取り付けて点火し、嵌込部に嵌込
み、押圧部を患部またはツボ部に押し付ける。患部また
はツボ部は、貫通孔からの艾の燃焼による温熱及び艾の
成分の皮膚への浸透と、加熱された押圧部からの石粉粘
土の遠赤外線の伝導熱とで温熱刺激を受ける。また、温
灸具は、押圧外面がそれぞれ異なる曲面に形成されてい
る第1及び第2の温灸具を連結して1つの温灸具に構成
し、この場合には、異なる丸み形状の押圧外面のどちら
かを適宜患部またはツボ部に押し当てることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の温灸具の実施例について図面
を参照して説明する。図1(A)〜(F)はそれぞれ、
本発明の温灸具の一実施例の斜視図、正面図、後面図、
側面図、平面図及び底面図、図2は艾取付用台座の一例
を示す斜視図、図3は図1の温灸具の使用状態を説明す
る概略図である。
【0008】本発明の温灸具1は、例えば石粉粘土を材
料として作られ、その一方の端部に内部に空洞2が形成
されたほぼ半球形状の押圧外面3を有する押圧部4と、
押圧部4に連結された柄部5と、空洞2と押圧外面4間
に開けられた複数の貫通孔6と、空洞2と背面の境界に
形成された嵌込部7と、嵌込部に嵌込まれる艾取付用台
座8とからなる。また、艾取付用台座8は、図2(A)
に示すように、台板8a上に受け皿8bが配置され、こ
の受け皿8bの中に艾保持金具8cが切り起こされてい
る。この台座8の保持金具8cに、図2(B)に示すよ
うに、例えば粒切り艾10を差し込む。
【0009】上記構造の温灸具1の使用時、図3に示す
ように、まず艾取付用台座8の保持金具8cに目的に応
じて1〜3個の粒切り艾10を差し込み、艾10に点火
後、温灸具1の嵌込部7に嵌込む。すなわち、施灸の熱
源は温灸具1の空洞2に内蔵され、貫通孔6から空気が
供給され、燃焼流は通気孔9から外部に流出する。(エ
ントツの働きをする。) 次に、温灸具1の柄部5を握って立て、嵌込部7に嵌込
まれた台座8を人差し指で押えながら、押圧部4の押圧
外面3を患部またはツボ部に押し付ける。なお、台座8
を嵌込部7に固定する方法は、上記の人差し指で押さえ
るやり方のほかに、テープ止め等の他の固定方法でも良
い。
【0010】このとき、温灸具1の空洞2内での艾10
の燃焼により生じる熱が貫通孔6を介して外部に伝わる
と共に、押圧部4が加熱される。そのため、患部または
ツボ部は、貫通孔6からの艾の燃焼による温熱及び艾の
成分の皮膚への浸透と、加熱された押圧部4からの石粉
粘土の遠赤外線の伝導熱とで温熱刺激を受ける。また、
半球状の押圧外面3上の複数の貫通孔6が結合組織にま
で達する押圧刺激により吸角の作用をなす。すなわち、
深部の滞った血液や疲労物質を体表に浮き出させ、皮膚
上に貫通孔6の形に発赤させ、盛り上がらせる。汚れた
血液や疲労物質を体内循環させ、腎臓に至って濾過され
正常な血液に戻らせる。
【0011】この温灸具1は、顔面治療または美容に最
適であり、特に鍼を施した部分に使用すると内出血を防
止することができる。また、温灸具1は熱源を内蔵して
いるので、着衣の上からの施灸が可能である。なお、柄
部5を握った手に押圧部4からの伝導熱が長時間にわた
って伝わると、施術者の健康を害することがあるので、
これを防ぐために、押圧部4と柄部5が連結される場所
に隆起部を設けた。温灸具1の使用後、艾取付用台座8
が嵌込部7からはずす場合は、押圧部4の頂点に開けら
れた貫通孔6から棒等を差し込んで台座8を押すことに
より容易にとりはずすことができる。
【0012】次に、本発明による温灸具の他の実施例を
図4及び図5に示す概略図を参照して説明する。図4に
おいて、温灸具は、図1乃至図3で説明した構造の温灸
具1と、この温灸具1とほぼ同一構造の温灸具1Aとを
連結して1つの温灸具に構成するものである。一方の温
灸具1には、押圧部4と柄部5の連結部付近と柄部5の
先端付近とに位置決め用凹部11が設けられている。
【0013】また、他方の温灸具1Aは、例えば石粉粘
土を材料として作られ、その一方の端部に内部に空洞2
A(図では見えていない)が形成されたほぼ半球形状の
押圧外面3Aを有する押圧部4Aと、押圧部4Aに連結
された柄部5Aと、空洞2Aと押圧外面4A間に開けら
れた複数の貫通孔6Aと、空洞2Aと背面の境界に形成
された嵌込部7Aと、嵌込部7Aに嵌込まれる艾取付用
台座8A(図では見えていない)と、温灸具1の位置決
め用凹部11と対応する、押圧部4と柄部5の連結部付
近と得部5の先端付近とに設けられた位置決め用凸部1
1Aとからなる。なお、温灸具1Aの押圧部4Aの押圧
外面3Aは、温灸具1の押圧部4の押圧外面3の半球形
状よりも丸みの少ない(とがった)ほぼ半球形状とされ
ている。また、押圧外面3Aの貫通孔6の近くに小突起
12が形成されている。
【0014】使用時、艾取付用台座8及び8Aに目的に
応じて1〜3個の粒切り艾10を差し込み、艾10に点
火後、それぞれ温灸具1及び1Aの嵌込部7及び7Aに
嵌込む。次いで、位置決め用凹部11と凸部11Aを互
いに位置合わせして嵌込み、図4(B)に示すように温
灸具1及び1Aを連結する。この連結状態で、温灸具1
及び1Aの柄部5及び5Aを片手でつかみ、連結により
ほぼ球形になった押圧外面3及び3Aのどちらかを患部
またはツボ部に押し当てる。すなわち、押圧外面3また
は3Aはそれぞれ異なる曲面に形成されているので、そ
のどちらかを適宜選択して患部またはツボ部に押し当て
ることができる。なお、柄部5及び5Aは輪ゴム、テー
プ等の固定手段で連結固定しても良い。また、小突起1
2を例えば眉毛内端に押し当てると、小突起12による
指圧効果と、小突起12の近くの貫通孔6からの温熱効
果とによる治療が可能となる。
【0015】図5は、位置決め手段の他の例を示し、温
灸具1Aの柄部5Aの先端に差し込み片12Aを設け、
温灸具1の柄部5の先端付近に差し込み溝12を設けた
ものである。使用時には、温灸具1の差し込み溝12に
温灸具1Aの差し込み片12Aが差し込まれて連結さ
れ、上記と同様に用いられる。なお、本発明の温灸具
は、上記実施例に限らず種々の変形が可能であり、例え
ば押圧部と柄部は上記実施例では一体形成されている
が、別部材で構成して両者を連結しても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明の温灸具によれば次のような効果
が得られる。 (1)艾の燃焼による温熱刺激と艾の成分の皮膚への浸
透のほかに、石粉粘土による遠赤外線の伝導熱と、半球
状の押圧外面に有する複数の貫通孔が結合組織にまで達
する押圧刺激により吸角の作用をなす。 (2)排煙が少なく、少ない艾で長時間の施術が可能で
あり、肩甲間部等の深部にある硬結の緩解に効果的であ
る。 (3)手指を用いる一般の手技療法では施術者の疲労が
多く、高齢の治療家には困難が伴うが、本発明の温灸具
を用いれば疲労が少なく容易に施術することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(F)はそれぞれ、本発明の温灸具の
一実施例の斜視図、正面図、後面図、側面図、平面図及
び底面図である。
【図2】艾取付用台座の一例を示す斜視図である。
【図3】図1の温灸具の使用状態を説明する概略図であ
る。
【図4】本発明の温灸具の他の実施例の概略図を示し、
(A)は分解斜視図、(B)は連結後の斜視図である。
【図5】本発明による温灸具のさらに他の実施例の概略
図を示し、(A)は分解斜視図、(B)は連結後の斜視
図である。
【符号の説明】
1,1A 温灸具 2,2A 空洞 3,3A 押圧外面 4,4A 押圧部 5,5A 柄部 6,6A 貫通孔 7,7A 嵌込部 8,8A 艾取付用台座 9,9A 通気孔 10 艾 11 位置決め用凹部 11A 位置決め用凸部 12 小突起 13 位置決め用差し込み溝 13A 位置決め用差し込み片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空洞が形成されたほぼ半球状の押
    圧外面を有する押圧部と、該押圧部に連結された柄部
    と、前記空洞と前記押圧外面間に開けられた複数の貫通
    孔と、前記空洞と背面の境界に形成された嵌込部と、前
    記嵌込部に嵌込まれる艾取付用台座とからなることを特
    徴とする温灸具。
  2. 【請求項2】 内部に空洞が形成されたほぼ半球形状の
    押圧外面を有する押圧部と、該押圧部に連結された柄部
    と、前記空洞と前記押圧外面間に開けられた複数の貫通
    孔と、前記空洞と背面の境界に形成された嵌込部と、前
    記嵌込部に嵌込まれる艾取付用台座とからなる第1の温
    灸具と、この第1の温灸具とほぼ対称形状に形成された
    第2の温灸具とからなり、前記第1及び第2の温灸具を
    嵌込部同志が向かい合うように組み合わせて1つの温灸
    具となるように連結構成されたことを特徴とする温灸
    具。 【請求項2】 請求項1または2記載の温灸具におい
    て、柄部は前記押圧部と一体形成されている温灸具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の温灸具において、第1及
    び第2の温灸具の押圧外面が異なる曲面に形成されてい
    る温灸具。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の温灸具において、第1及
    び第2の温灸具にはそれぞれ連結する際の位置決め手段
    が形成されている温灸具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の温灸具において、位置決
    め手段は、第1の温灸具の所定の位置に形成された位置
    決め用凹部と、前記凹部に対応する第2の温灸具の位置
    に形成された位置決め用凸部とからなる温灸具。
JP21304295A 1995-07-31 1995-07-31 温灸具 Pending JPH0938171A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100458041B1 (ko) * 2001-11-29 2004-11-18 이명휴 지압을 겸하는 쑥뜸장치

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