JPH093719A - Ｔダイを用いた熔融紡糸製造法 - Google Patents
Ｔダイを用いた熔融紡糸製造法Info
- Publication number
- JPH093719A JPH093719A JP18610995A JP18610995A JPH093719A JP H093719 A JPH093719 A JP H093719A JP 18610995 A JP18610995 A JP 18610995A JP 18610995 A JP18610995 A JP 18610995A JP H093719 A JPH093719 A JP H093719A
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- JP
- Japan
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- die
- nozzles
- melt
- nozzle
- extruded
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- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】Ｔダイを用いてナイロン、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニールＰＶＣ，
弗化ビニリデン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキシＰＦ
Ａ，エチレン−４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦＥなど
の合成樹脂の熔融紡糸を製造するとき、Ｔダイの押出し
孔を小径かつ正確にかつ簡単な工程で作ること。Ｔダイ
の押出し孔全域にわたり押出し圧を均一にすること。 【構成】Ｔダイを用いた合成樹脂の熔融紡糸製造方法に
おいて、Ｔダイの接合面の片面を、１列のノズルｎから
なる溝加工を施し、他面を平坦面として、片面のノズル
から合成樹脂を紡糸ｓとして押出すＴダイを用いた熔融
紡糸製造方法。
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニールＰＶＣ，
弗化ビニリデン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキシＰＦ
Ａ，エチレン−４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦＥなど
の合成樹脂の熔融紡糸を製造するとき、Ｔダイの押出し
孔を小径かつ正確にかつ簡単な工程で作ること。Ｔダイ
の押出し孔全域にわたり押出し圧を均一にすること。 【構成】Ｔダイを用いた合成樹脂の熔融紡糸製造方法に
おいて、Ｔダイの接合面の片面を、１列のノズルｎから
なる溝加工を施し、他面を平坦面として、片面のノズル
から合成樹脂を紡糸ｓとして押出すＴダイを用いた熔融
紡糸製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】Ｔダイを用いたポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニールＰＶＣ，弗化ビニリデ
ン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキシＰＦＡ，エチレン−
４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦＥなどの合成樹脂の熔
融紡糸の製造方法。
リプロピレン、ポリ塩化ビニールＰＶＣ，弗化ビニリデ
ン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキシＰＦＡ，エチレン−
４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦＥなどの合成樹脂の熔
融紡糸の製造方法。
【０００２】
【従来の技術】一般に合成樹脂の繊維製造のため、熔融
紡糸による方法は広く行なわれている。熔融紡糸はＴダ
イの円形のノズルより押し出されるが、実際に数デニー
ルの円形の押出し孔を近接して穿設することは難しく、
数デニールのマルチ繊維を構成しようとすると、モノフ
ィラメントでもマルチでも希望束数を形成することは難
しかった。
紡糸による方法は広く行なわれている。熔融紡糸はＴダ
イの円形のノズルより押し出されるが、実際に数デニー
ルの円形の押出し孔を近接して穿設することは難しく、
数デニールのマルチ繊維を構成しようとすると、モノフ
ィラメントでもマルチでも希望束数を形成することは難
しかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ナイロン、ポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール
ＰＶＣ，弗化ビニリデン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキ
シＰＦＡ，エチレン−４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦ
Ｅなどの合成樹脂の熔融紡糸を作るとき、Ｔダイの押出
し孔を簡単に正確に形成すること。一本一本の繊維斑お
よび繊維間の繊維斑を少なくすること。
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール
ＰＶＣ，弗化ビニリデン樹脂ＰＶＤＦ，過弗化アルコキ
シＰＦＡ，エチレン−４弗化エチレン共重合樹脂ＥＴＦ
Ｅなどの合成樹脂の熔融紡糸を作るとき、Ｔダイの押出
し孔を簡単に正確に形成すること。一本一本の繊維斑お
よび繊維間の繊維斑を少なくすること。
【０００４】
【技術的手段】Ｔダイを用いた合成樹脂の紡糸製造方法
において、Ｔダイの接合面の片面２ｂをノズルからなる
溝加工を施し、他面２ａを平坦面とし、かつ、中心部の
ノズルのランドを最も長く両端に行くにしたがいランド
を短くしたこと。
において、Ｔダイの接合面の片面２ｂをノズルからなる
溝加工を施し、他面２ａを平坦面とし、かつ、中心部の
ノズルのランドを最も長く両端に行くにしたがいランド
を短くしたこと。
【０００５】
【作用】接合面の片面２ｂだけに１列にノズルを溝加工
するので、その加工工程が容易である。また中心部のノ
ズルｎのランドｘを最も大きく、両端部のノズルほどラ
ンドｘを短くしたので、押出し圧が、中心部と両端部に
おいて略均一となり紡糸ｓ間の繊維斑が少なくなる。
するので、その加工工程が容易である。また中心部のノ
ズルｎのランドｘを最も大きく、両端部のノズルほどラ
ンドｘを短くしたので、押出し圧が、中心部と両端部に
おいて略均一となり紡糸ｓ間の繊維斑が少なくなる。
【０００６】
【構成】以下、本発明の構成を図面に基づいて説明す
る。図面において、１はＴダイでその接合面の片面は図
１〜４に示すように平坦面とし、他面２ｂは１列のノズ
ルｎが溝加工されている。ｍはマニホールド、２はスク
リュー部である。このように他面２ｂにのみ、ノズルｎ
を溝加工するので、従来のように小径の円形孔を穿設す
る場合に比べ極めて簡単に加工できる。
る。図面において、１はＴダイでその接合面の片面は図
１〜４に示すように平坦面とし、他面２ｂは１列のノズ
ルｎが溝加工されている。ｍはマニホールド、２はスク
リュー部である。このように他面２ｂにのみ、ノズルｎ
を溝加工するので、従来のように小径の円形孔を穿設す
る場合に比べ極めて簡単に加工できる。
【０００７】図６はノズルｎの中心部においてそのラン
ドを最も大きく、両端に行くようにしたがいランドを短
くした場合を示している。このようにノズルｎを形成す
ると、中心部の押出し圧が大きく、両端部程押出し圧が
小さくなるにかかわらず、抵抗が中心部ほど大きくなる
ので紡糸ｓ間の斑が少なくなる利点がある。
ドを最も大きく、両端に行くようにしたがいランドを短
くした場合を示している。このようにノズルｎを形成す
ると、中心部の押出し圧が大きく、両端部程押出し圧が
小さくなるにかかわらず、抵抗が中心部ほど大きくなる
ので紡糸ｓ間の斑が少なくなる利点がある。
【０００８】
▲ａ▼ 接合面の片面２ｂのみに１列のノズルｎを溝加
工するので、その溝加工工程が極めて簡単で、かつ、小
径のノズルｎでも容易に形成できる。したがって、紡糸
される繊維ｓも小径でも、押出されるとき互いに絡み合
うこともない。
工するので、その溝加工工程が極めて簡単で、かつ、小
径のノズルｎでも容易に形成できる。したがって、紡糸
される繊維ｓも小径でも、押出されるとき互いに絡み合
うこともない。
【０００９】▲ｂ▼ 中心部のノズルｎ程そのランドを
長くしておくことにより、全域にわたり押出し圧が均一
に保たれる。
長くしておくことにより、全域にわたり押出し圧が均一
に保たれる。
【００１０】▲ｃ▼ ノズルの断面を非円形とすること
により織成するとき、絡み合いが確保できる。
により織成するとき、絡み合いが確保できる。
【００１１】
【実施例１】有効長５００ｍ／ｍＴダイに径１００ミク
ロンのノズル孔を間隔０．４ｍ／ｍで約１０００個を溝
加工し、樹脂を押出したところ、中心部から押出される
繊維と両端部の繊維との誤差は１０％以内であった。こ
れらの繊維はモノフィラメント１０本マルチ、５０本マ
ルチと各種マルチが生産され、インラインで、延伸し
た。延伸倍率はポリプロピレンで８倍、ＰＦＡを４．５
倍で可能であった。
ロンのノズル孔を間隔０．４ｍ／ｍで約１０００個を溝
加工し、樹脂を押出したところ、中心部から押出される
繊維と両端部の繊維との誤差は１０％以内であった。こ
れらの繊維はモノフィラメント１０本マルチ、５０本マ
ルチと各種マルチが生産され、インラインで、延伸し
た。延伸倍率はポリプロピレンで８倍、ＰＦＡを４．５
倍で可能であった。
【００１２】
【実施例２】実施例１においてＴダイのノズルの孔長を
中心部から両端部に行くにしたがい短くして、中心部と
両端部から押出される繊維の斑を５％以内に定着した。
中心部から両端部に行くにしたがい短くして、中心部と
両端部から押出される繊維の斑を５％以内に定着した。
【図１】 Ｔダイの斜視図、
【図２】 Ｔダイの断面のスケルトン図、
【図３】 ▲ａ▼ 平坦な片面の平面図、 ▲ｂ▼ ノズルを溝加工した他面の平面図、
【図４】 ▲ａ▼ 図２の４ａ−４ａ矢視図、 ▲ｂ▼ 図４▲ａ▼の４ｂ−４ｂ矢視図、
【図５】 展開したときのＴダイの斜視図、
【図６】 ノズルの長さを異ならしめたときの片面の平
面図、
面図、
１：Ｔダイ、１ａ：片面、１ｂ：他面、２：スクリュー
部、３：チョークボルト、ｓ：熔融紡糸、ｍ：マニホー
ルド、ｎ：ノズル、ｘ：ランド。
部、３：チョークボルト、ｓ：熔融紡糸、ｍ：マニホー
ルド、ｎ：ノズル、ｘ：ランド。
Claims (2)
- 【請求項１】 Ｔダイを用いた合成樹脂の熔融紡糸製造
方法において、 Ｔダイの接合面の片面を、１列のノズルｎからなる溝加
工を施し、他面を平坦面として、片面のノズルから合成
樹脂を紡糸ｓとして押出すＴダイを用いた熔融紡糸製造
方法。 - 【請求項２】 中心部のノズルの長さを最も長く、両端
に行くにしたがい、ランドを短くした、請求項１記載の
熔融紡糸製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18610995A JPH093719A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Ｔダイを用いた熔融紡糸製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18610995A JPH093719A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Ｔダイを用いた熔融紡糸製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093719A true JPH093719A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16182524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18610995A Pending JPH093719A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Ｔダイを用いた熔融紡糸製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH093719A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102493004A (zh) * | 2011-12-26 | 2012-06-13 | 日氟荣高分子材料研发（上海）有限公司 | 一种氟材料均匀挤出纺丝的模具 |
| CN102560702A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-11 | 山口达雄 | 一种氟材料挤压纺丝装置 |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP18610995A patent/JPH093719A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102493004A (zh) * | 2011-12-26 | 2012-06-13 | 日氟荣高分子材料研发（上海）有限公司 | 一种氟材料均匀挤出纺丝的模具 |
| CN102560702A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-11 | 山口达雄 | 一种氟材料挤压纺丝装置 |
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