JPH0937156A - 固体撮像装置およびこれを搭載したビデオカメラ、並びに固体撮像素子の信号処理方法 - Google Patents

固体撮像装置およびこれを搭載したビデオカメラ、並びに固体撮像素子の信号処理方法

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JPH0937156A
JPH0937156A JP7185303A JP18530395A JPH0937156A JP H0937156 A JPH0937156 A JP H0937156A JP 7185303 A JP7185303 A JP 7185303A JP 18530395 A JP18530395 A JP 18530395A JP H0937156 A JPH0937156 A JP H0937156A
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signal
sensitivity signal
solid
sensitivity
low
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Tetsuya Iizuka
哲也 飯塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の広ダイナミックレンジCCD固体撮像
装置では、垂直転送レジスタのパケット数を増加させな
いと、スミアを抑圧することができなかった。 【解決手段】 感度の異なる2種の画像信号、即ち高感
度信号VOHと低感度信号VOLを出力するCCD固体撮像
素子10を用い、その出力信号を処理する信号処理回路
11において、高感度信号VOHの非飽和領域では高感度
信号VOHから低感度信号VOLを減算回路15で減算し、
この減算した信号を選択回路18で選択して映像信号と
して出力する一方、高感度信号VOHの飽和領域では演算
回路16でオフセットが与えられた低感度信号VOLを選
択回路18で選択して映像信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びこれを搭載したビデオカメラ、並びに固体撮像素子の
信号処理方法に関し、特に感度の異なる2種の画像信号
を出力する固体撮像素子を用いた固体撮像装置およびこ
れを搭載したビデオカメラ、並びにその固体撮像素子の
信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置では、各センサ部で光電変
換されかつ蓄積された信号電荷がセンサ部から溢れた後
は信号出力が一定となるため、それ以上の入射光量に対
応する信号出力が得られなく、したがって光入力に対す
るダイナミックレンジが狭い。このダイナミックレンジ
を拡大するために、従来、図2の模式図に示すように、
感度の異なる2種の画像信号、即ち高感度信号と低感度
信号を得ることが可能なCCD(Charge Coupled Devic
e) 固体撮像素子10を用い、この高感度信号と低感度
信号とをセンサ部からCCD垂直転送レジスタ2に読み
出し、これをCCD垂直転送レジスタ2およびCCD水
平転送レジスタ3にて転送し、電荷検出部4にて電気信
号に変換して出力する構成のものが知られている。
【0003】ここで、感度の異なる2種の画像信号を画
素から得る方法としては、センサ部を例えばフォトダイ
オードを用いて構成した場合に、感度の異なる2種類の
フォトダイオードを配置する方法と、フォトダイオード
の蓄積時間を変える方法とがある。ただし、図2の模式
図では、画素構成については図示していない。また、高
感度信号および低感度信号の各信号電荷を大きさの異な
る円で模式的に表している。このように、感度の異なる
2種の画像信号をCCD垂直転送レジスタ2に読み出す
ことで、CCD垂直転送レジスタ2のパケットには高感
度信号と低感度信号が交互に蓄積され、その状態で順に
CCD水平転送レジスタ3に転送され、電荷検出部4を
通して出力される。その出力信号としては、図5
(a),(b)に示すように、光量に対して感度の異な
る映像信号、即ち高感度信号VOHと低感度信号VOLとが
得られる。
【0004】そして、高感度信号VOHが飽和しないよう
な小光量では映像信号を高感度信号VOHから生成し、高
感度信号VOHが飽和してしまうような大光量では映像信
号を低感度信号VOLを基にして生成すると、図5(c)
に示すように、光量に対して折れ線近時の特性VD が得
られる。その結果、光入力に対するダイナミックレンジ
が拡大することになる。例えば、高感度信号VOHと低感
度信号VOLの感度の比が1:α(α<1)であるとし、
所定のスレッショールドレベルVTHで変化させるとする
と、
【数1】 で実現される。
【0005】上述したように、感度の異なる2種の画像
信号を得ることが可能なCCD固体撮像素子10を用
い、小光量入力時には高感度信号VOHから映像信号を生
成し、大光量入力時には低感度信号VOLに基づいて映像
信号を生成することで、広ダイナミックレンジCCD固
体撮像装置を実現できるのである。しかしながら、この
広ダイナミックレンジCCD固体撮像装置は、通常のC
CD固体撮像装置と同様に、スミアが発生するという問
題がある。このスミア成分は、CCD垂直転送レジスタ
2に直接に光が混入したり、半導体基板内部で発生した
信号電荷が拡散により広がってCCD垂直転送レジスタ
2に混入すること等によって発生するものであり、再生
画像の画質劣化の一因となる。
【0006】一方、従来より、スミアを抑圧する方法と
して、次の如き手法が知られている(特開平3−303
38号公報参照)。すなわち、CCD垂直転送レジスタ
2のパケット数を転送すべき信号群の2倍に設定し、図
6に示すように、CCD垂直転送レジスタ2で転送する
信号用のパケットの間にスミア検出用の空パケットを設
定し、空のパケットに入ってくるスミア信号を画像信号
から減算することで、スミアを低減するというものであ
る。
【0007】このスミア低減方法を、前述の広ダイナミ
ックレンジCCD固体撮像装置に組み合わせて用いる
と、CCD垂直転送レジスタ2の転送電荷は、図7に示
すようになる。すなわち、高感度信号VOH、あるいは低
感度信号VOLに含まれるスミア電荷と、それの信号とC
CD垂直転送レジスタ2内で隣接するスミア検出用パケ
ットのスミア電荷はほぼ等しくなるため、(高感度信
号)−(隣接するスミア検出用パケットの信号)、(低
感度信号)−(隣接するスミア検出用パケットの信号)
を演算することで、高感度信号と低感度信号からスミア
を除去でき、高ダイナミックレンジと低スミアを両立さ
せることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスミア低減方法を組み合わせた上記構成の広ダイナミ
ックレンジCCD固体撮像装置では、高感度信号用パケ
ットと低感度信号用パケットの各々に対してスミア検出
用パケットを配する構成となっているため、図7から明
らかなように、パケットを2倍必要とするという問題が
あった。また、パケットの密度を高くすることは、CC
D垂直転送レジスタの取扱い電荷量を著しく低下させて
しまうことを意味する。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、垂直転送レジスタの
パケット数を増加させることなく、スミアを抑圧するこ
とが可能な固体撮像装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置は、感度の異なる2種の画像信号を出力する固体撮像
素子と、この2種の画像信号のうちの高感度信号の非飽
和領域では高感度信号から低感度信号を減算して得られ
る信号を映像信号として出力する信号処理回路とを具備
する構成となっている。
【0011】上記構成の固体撮像装置において、信号処
理回路は、固体撮像素子から出力される感度の異なる2
種の画像信号のうちの高感度信号の非飽和領域では、高
感度信号から低感度信号を減算する。この高感度信号と
低感度信号はスミアによってほぼ同一のオフセットを受
けているので、高感度信号から低感度信号を減算するこ
とで、感度が若干低下するものの、両信号に含まれるス
ミア成分が相殺され、スミアが除去される。したがっ
て、信号処理回路からは、スミアが除去された高感度信
号が映像信号として出力される。
【0012】本発明によるビデオカメラは、感度の異な
る2種の画像信号を出力する固体撮像素子と、この2種
の画像信号のうちの高感度信号の非飽和領域では高感度
信号から低感度信号を減算して得られる信号を映像信号
として出力する信号処理回路と、固体撮像素子のイメー
ジ部に対して入射光を導く光学系とを具備する構成とな
っている。
【0013】上記構成のビデオカメラにおいて、光学系
は、被写体からの光を固体撮像素子のイメージ部に導
く。すると、固体撮像素子は、その入射光に応じて感度
の異なる2種の画像信号を出力する。そして、信号処理
回路は、この2種の画像信号のうちの高感度信号の非飽
和領域では、高感度信号から低感度信号を減算すること
で両信号に含まれるスミア成分を相殺し、このスミアの
除去された信号を映像信号として出力する。
【0014】本発明による信号処理方法は、感度の異な
る2種の画像信号を出力する固体撮像素子において、2
種の画像信号のうちの高感度信号から低感度信号を減算
処理するとともに、高感度信号の飽和領域/非飽和領域
を弁別し、高感度信号の非飽和領域では減算処理によっ
て得られる信号を映像信号として出力する。
【0015】この信号処理方法において、固体撮像素子
から出力される感度の異なる2種の画像信号のうちの高
感度信号の非飽和領域では、高感度信号から低感度信号
を減算する。この高感度信号と低感度信号はスミアによ
ってほぼ同一のオフセットを受けているので、高感度信
号から低感度信号を減算することで、感度が若干低下す
るものの、両信号に含まれるスミア成分が相殺され、ス
ミアが除去される。そして、このスミアの除去された高
感度信号を映像信号とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明に
係る広ダイナミックレンジCCD固体撮像装置の一実施
形態を示す構成図である。図1において、入射光をその
光量に応じた電荷量の信号電荷に変換して蓄積するフォ
トダイオード等からなる複数のセンサ部(画素)1が2
次元配列されて設けられている。これらセンサ部1に対
し、その垂直列ごとにCCD垂直転送レジスタ2が配さ
れている。このCCD垂直転送レジスタ2は、各センサ
部1から画素単位で読み出された信号電荷を水平ブラン
キング期間の一部にて1画素分ずつ順にシフトしつつ垂
直転送する。
【0017】CCD垂直転送レジスタ2によって垂直転
送された信号電荷は、1ライン分ずつ順にCCD水平転
送レジスタ3に移される。CCD水平転送レジスタ3
は、この1ライン分の信号電荷を水平ブランキング期間
後の水平走査期間において順次水平転送する。CCD水
平転送レジスタ3の転送先側の端部には、例えばフロー
ティング・ディフュージョン・アンプ(FDA;Floatin
g Diffusion Amplifier)構成の電荷検出部4が設けられ
ている。この電荷検出部4は、CCD水平転送レジスタ
3にて水平転送された信号電荷を検出して信号電圧に変
換する。この信号電圧は、ソースフォロワ回路等からな
る出力回路5を経た後、出力端子6を介してCCD出力
信号として導出される。以上により、CCD固体撮像素
子10が構成されている。
【0018】上記構成のCCD固体撮像素子10におい
ては、CCD出力信号として、感度の異なる2種の画像
信号、即ち高感度信号と低感度信号とが出力されるよう
になっている。このように、感度の異なる2種の画像信
号を得る方法としては、センサ部1を例えばフォトダイ
オードを用いて構成した場合には、感度の異なる2種類
のフォトダイオードを配置する方法と、フォトダイオー
ドの蓄積時間を変える方法とがある。その具体的な構成
の説明については、本願発明の要旨とは直接関係ないの
で、ここでは省略する。
【0019】これにより、CCD垂直転送レジスタ2の
パケットには、図2の模式図に示すように、高感度信号
と低感度信号とが交互に蓄積される。なお、CCD垂直
転送レジスタ2の各パケットは同じ大きさであるが、図
2の模式図には、高感度信号を大きな円で、低感度信号
を小さな円で模式的に表している。この高感度信号と低
感度信号とがCCD垂直転送レジスタ2からCCD水平
転送レジスタ3へライン単位で順に移され、さらにCC
D水平転送レジスタ3で水平方向に順次転送され、かつ
電荷検出部4で信号電圧に変換された後、出力回路5を
経て出力端子6からCCD出力信号として出力される。
このCCD出力信号は、以下に説明する信号処理回路1
1で信号処理される。
【0020】この信号処理回路11は、CCD出力信号
に対して雑音抑圧処理を施すCDS(相関二重サンプリ
ング)回路12と、このCDS回路12の出力信号をデ
ィジタル信号に変換するA/Dコンバータ13と、この
A/Dコンバータ13を介してライン単位で交互に供給
される高感度信号VOHと低感度信号VOLとを同時化する
同時化回路としてのメモリ14と、同時化された高感度
信号VOHから低感度信号VOLを減算する減算回路15
と、低感度信号VOLにオフセットを付けるための演算処
理を行う演算回路16と、高感度信号VOHをあるスレッ
ショールドレベルVTHと比較する比較回路17と、この
比較回路17の比較結果に基づいて減算回路15および
演算回路16の各出力信号の一方を選択して映像信号と
して出力する選択回路18とから構成されている。
【0021】上記構成の信号処理回路11において、メ
モリ14は、1ラインごとに交互に供給される高感度信
号VOHおよび低感度信号VOLに対し、先に供給される例
えば高感度信号VOHを1ライン相当の時間だけ遅延する
ことによって高感度信号VOHと低感度信号VOLとを同時
化する。ここで、高感度信号VOHにおいて、画像成分を
Vsig 、スミア成分をVsHとすると、高感度信号VOH
は、
【数2】VOH=Vsig +VsH となる。ただし、画像成分をVsig は、画素の取扱い電
荷量で制限されるため、飽和信号(取扱い電荷量の限
度)電圧をVOFとすると、Vsig ≦VOFである。
【0022】また、低感度信号VOLにおいて、画像成分
をα・Vsig 、スミア成分をVsLとすると、低感度信号
VOLは、
【数3】VOL=α・Vsig +VsL となる。ここに、αは感度比を表わすものであり、α<
1である。また、図2の模式図において、高感度信号V
OHのパケットとそれに隣接する低感度信号VOLのパケッ
トに発生するスミア電荷はほぼ同量であり、よってVsH
≒VsLである。
【0023】次に、メモリ14で同時化した後、高感度
信号VOHと低感度信号VOLに2種の演算を施す。まず第
1には、減算回路15において、数4の式の演算処理、
即ち高感度信号VOHから低感度信号VOLを減算する処理
を行う。
【数4】 VOH−VOL=(1−α)Vsig +(VsH−VsL) ≒(1−α)Vsig この減算処理は、スミアを除去した映像信号を得るため
の処理である。
【0024】第2には、演算回路16において、数5の
式の演算処理、即ち低感度信号VOLにオフセット(1−
2α)VTHを付ける処理を行う。
【数5】 VOL+(1−2α)VTH=(αVsig +VsL)−(1−2α)VTH =α(Vsig −VTH)+(1−α)VTH+VsL この演算処理は、スミア成分VsLが無視できるほど小さ
い場合に、スレッショールドレベルVTHを境に、数4の
式から求まる信号と数5の式から求まる信号とを滑らか
に接続するための処理である。
【0025】また、比較回路17においては、高感度信
号VOHの信号レベルを飽和信号電圧VOFよりも低い所定
のスレッショールドレベルVTHと比較することによって
高感度信号VOHの飽和領域/非飽和領域の弁別を行い、
その弁別結果に応じて選択回路18を制御する制御信号
を発生する。選択回路18は、この制御信号に基づい
て、VOH<VTHならば減算回路15の出力信号を、VOH
≧VTHならば演算回路16の出力信号をそれぞれ映像信
号として出力する。
【0026】図3に、スミアを考慮したときの光量対信
号の特性図を示す。同図において、(a)は高感度信号
VOHを、(b)は低感度信号VOLを、(c)は合成後の
信号をそれぞれ示し、また破線がスミアのない場合の信
号を、実線がスミアを含む場合の信号をそれぞれ示して
いる。図3(a)の高感度信号VOHとそれにCCD垂直
転送レジスタ2内で隣接するパケットから得られた図3
(b)の低感度信号VOLは、スミアによりほぼ同一のオ
フセットを受けている。
【0027】したがって、高感度信号VOHが飽和しない
領域(VOH<VOF)においては、減算回路15で高感度
信号VOHから低感度信号VOLを減算して得られる信号を
映像信号として出力することで、減算処理をしない場合
の高感度信号VOHに比較して(1−α)倍だけ感度が低
下するものの、図3(c)に示すように、スミアが除去
された映像信号が得られる。これにより、比較的暗い部
分(VOH<VOF)のスミアについては良好に除去でき
る。
【0028】一方、高感度信号VOHが飽和する領域(V
OH≧VOF)においては、低感度信号VOLにオフセット
(1−2α)VTHを付けてそのまま映像信号としている
だけであるため、広ダイナミックレンジを確保できるも
のの、十分に明るい部分(VOH≧VOF)のスミアについ
ては、図3(c)から明らかなように除去できない。し
かしながら、画像の中でスミアが顕著に目立つのは暗い
部分の画像においてであるため、十分に明るい部分のス
ミアを除去できなくても実用上支障はなく、スミアに関
しては比較的暗い部分のスミアを除去できるだけでも十
分な効果が得られる。
【0029】上述したように、CCD出力信号として感
度の異なる2種の画像信号、即ち高感度信号VOHと低感
度信号VOLとを出力するCCD固体撮像素子10の信号
処理において、高感度信号VOHから低感度信号VOLを減
算する処理を行うとともに、高感度信号VOHの信号レベ
ルに基づいて高感度信号VOHの飽和領域/非飽和領域を
弁別し、高感度信号VOHの非飽和領域では減算処理によ
る減算信号を映像信号として出力することで、図7に示
した従来技術のように、CCD垂直転送レジスタ2のパ
ケット数を増やさなくても、スミアを抑圧できる。
【0030】図4は、本発明に係るCCD固体撮像装置
を搭載したビデオカメラの一例を示す概略構成図であ
る。この種のビデオカメラにおいて、被写体からの光は
光学レンズ41によって取り込まれ、光学フィルタ42
を通してCCD固体撮像素子10のイメージ部に入射す
る。このCCD固体撮像素子10は、タイミング発生回
路43で発生される各種のタイミング信号によって駆動
される。そして、CCD固体撮像素子10から出力され
るCCD出力信号は、信号処理回路11で雑音抑圧処理
や上記の実施形態に係るスミア抑圧処理などの各種の信
号処理が行われた後、映像信号として導出される構成と
なっている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による固体
撮像装置によれば、感度の異なる2種の画像信号を出力
する固体撮像素子を用い、この2種の画像信号のうちの
高感度信号の非飽和領域では高感度信号から低感度信号
を減算して得られる信号を映像信号として出力する構成
としたので、垂直転送レジスタのパケット数を増やさな
くても、スミアを良好に抑圧することが可能となる。
【0032】また、本発明によるビデオカメラによれ
ば、感度の異なる2種の画像信号を出力する固体撮像素
子と、2種の画像信号のうちの高感度信号の非飽和領域
では高感度信号から低感度信号を減算して得られる信号
を映像信号として出力する信号処理回路とを搭載したの
で、スミアが良好に抑圧された映像信号を得ることが可
能となる。
【0033】さらに、本発明による信号処理方法によれ
ば、固体撮像素子から出力される感度の異なる2種の画
像信号のうちの高感度信号から低感度信号を減算処理す
るとともに、高感度信号の飽和領域/非飽和領域を弁別
し、高感度信号の非飽和領域では減算処理によって得ら
れる信号を映像信号として出力するようにしたので、両
信号に含まれるスミア成分を相殺し、スミアの抑圧され
た映像信号を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】一実施形態に係る模式図である。
【図3】本発明に係る光量対信号の特性図である。
【図4】本発明に係るビデオカメラの概略構成図であ
る。
【図5】従来例に係る光量対信号の特性図である。
【図6】一従来例(スミア低減構造)に係る模式図であ
る。
【図7】他の従来例(スミア低減構造&広ダイナミック
レンジ構造)に係る模式図である。
【符号の説明】
1 センサ部 2 CCD垂直転送レジスタ 3 CCD水平転送レジスタ 4 電荷検出部 10 CCD固体撮像素子 11 信号処理回路 14 メモリ 15 減算回路 16 演算回路 17 比較回路 18 選択回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感度の異なる2種の画像信号を出力する
    固体撮像素子と、 前記2種の画像信号のうちの高感度信号の非飽和領域で
    は高感度信号から低感度信号を減算して得られる信号を
    映像信号として出力する信号処理回路とを具備すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理回路は、高感度信号の飽和
    領域では低感度信号を映像信号として出力することを特
    徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理回路は、高感度信号と低感
    度信号とを同時化する同時化回路と、前記同時化回路で
    同時化された高感度信号と低感度信号とを減算する減算
    回路と、高感度信号の非飽和領域では前記減算回路の減
    算信号を、飽和領域では低感度信号をそれぞれ選択して
    映像信号として出力する選択回路とを有することを特徴
    とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 感度の異なる2種の画像信号を出力する
    固体撮像素子と、 前記2種の画像信号のうちの高感度信号の非飽和領域で
    は高感度信号から低感度信号を減算して得られる信号を
    映像信号として出力する信号処理回路と、 前記固体撮像素子のイメージ部に対して入射光を導く光
    学系とを具備することを特徴とするビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 感度の異なる2種の画像信号を出力する
    固体撮像素子の信号処理方法であって、 前記2種の画像信号のうちの高感度信号から低感度信号
    を減算処理するとともに、前記高感度信号の飽和領域/
    非飽和領域を弁別し、 前記高感度信号の非飽和領域では減算処理によって得ら
    れる信号を映像信号として出力することを特徴とする固
    体撮像素子の信号処理方法。
JP7185303A 1995-07-21 1995-07-21 固体撮像装置およびこれを搭載したビデオカメラ、並びに固体撮像素子の信号処理方法 Pending JPH0937156A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411619B2 (en) 2003-02-05 2008-08-12 Fujifilm Corporation Signal processing method, a signal processor circuit, and imaging apparatus
JP2009272820A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Konica Minolta Opto Inc 固体撮像装置
JP2012094983A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Nikon Corp 撮像装置および電子カメラ

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