JPH09348A - マッサージャ兼皮脂リムーバ - Google Patents
マッサージャ兼皮脂リムーバInfo
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- JPH09348A JPH09348A JP18966295A JP18966295A JPH09348A JP H09348 A JPH09348 A JP H09348A JP 18966295 A JP18966295 A JP 18966295A JP 18966295 A JP18966295 A JP 18966295A JP H09348 A JPH09348 A JP H09348A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 過剰な皮脂および毛穴にたまった皮脂を除去
するとともにマッサージの効果も得られるスキンケアに
関する器具を提供する。 【構成】 頂上部に小孔(1)を有する突起(2)を、
複数並べ連ねることにより構成する。
するとともにマッサージの効果も得られるスキンケアに
関する器具を提供する。 【構成】 頂上部に小孔(1)を有する突起(2)を、
複数並べ連ねることにより構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキンケアすなわち肌
の手入れに用いるものである。
の手入れに用いるものである。
【0002】
【従来の技術】スキンケアに関する発明、特にマッサー
ジや過剰な皮脂の除去など、本発明と同様の課題を持つ
発明は従来より様々なものが存在するが、本発明に類似
するものとして、ブラックヘッドリムーバがある。これ
は、スプーンを小さくして、スプーンの丸みの中央に小
孔を設けたような形態のものであり、皮膚科の医療具と
しても用いられている。これをブラックヘッドすなわち
皮脂が毛穴にたまり固体化した部分に押しあて、圧迫す
ることにより、小孔を通して皮脂を押し出すようにして
用いる。顔の狭い領域の部分的なケアに適しているが、
一つ一つの毛穴に対して作業を繰り返す必要があり、時
間と神経を使い、広い面積にわたるスキンケア、あるい
はブラックヘッド以外の肌全般にわたるケアを目的とし
たものではない。また、ブラックヘッドリムーバには、
マッサージの機能はなく、洗顔に利用するものでもな
い。
ジや過剰な皮脂の除去など、本発明と同様の課題を持つ
発明は従来より様々なものが存在するが、本発明に類似
するものとして、ブラックヘッドリムーバがある。これ
は、スプーンを小さくして、スプーンの丸みの中央に小
孔を設けたような形態のものであり、皮膚科の医療具と
しても用いられている。これをブラックヘッドすなわち
皮脂が毛穴にたまり固体化した部分に押しあて、圧迫す
ることにより、小孔を通して皮脂を押し出すようにして
用いる。顔の狭い領域の部分的なケアに適しているが、
一つ一つの毛穴に対して作業を繰り返す必要があり、時
間と神経を使い、広い面積にわたるスキンケア、あるい
はブラックヘッド以外の肌全般にわたるケアを目的とし
たものではない。また、ブラックヘッドリムーバには、
マッサージの機能はなく、洗顔に利用するものでもな
い。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、余分な皮
脂、毛穴にたまった皮脂を、手軽に簡単に除去すること
を課題とする。また、余分な皮脂を除去するという操作
を行なうことにより、同時にマッサージの効果も得られ
るようにする。洗顔料などに対して肌が過敏な人、石鹸
などの洗顔料を使うと肌が乾燥しすぎてしまう人に対し
て、洗顔料なしで使える洗顔具を提供する。また、本発
明は炎症を起こしているようなニキビの治療を課題とす
るものではない。しかし、ニキビが直った後のニキビ跡
のケア、あるいはニキビ予防のスキンケアの道具として
本発明は有効である。
脂、毛穴にたまった皮脂を、手軽に簡単に除去すること
を課題とする。また、余分な皮脂を除去するという操作
を行なうことにより、同時にマッサージの効果も得られ
るようにする。洗顔料などに対して肌が過敏な人、石鹸
などの洗顔料を使うと肌が乾燥しすぎてしまう人に対し
て、洗顔料なしで使える洗顔具を提供する。また、本発
明は炎症を起こしているようなニキビの治療を課題とす
るものではない。しかし、ニキビが直った後のニキビ跡
のケア、あるいはニキビ予防のスキンケアの道具として
本発明は有効である。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、ゴム
などでできたシート上に、突起(2)を並べ固定する。
図2は平面図、図3は側面図である。図に示した形態に
おいては、シートとグリップ(3)とが一体となってい
る。突起(2)の固定の方法は、はめ込む、接着する、
あるいは一体成型するなど従来の技術に従う。突起
(2)の頂上部には小孔(1)を設ける。突起(2)
は、およそ半球状の形態として、表面は滑らかにする。
突起(2)は、なるべく硬質で表面が滑らかであること
が望ましい。シートの大きさは、手のひらに納まる程度
で、形は任意であるが、図1に示すように、指で摘まむ
部分、すなわちグリップ(3)のような部分を設けると
使いやすい。また、突起(2)の配列のしかたを、図1
のようにシートとともに先細りになるようにすると、顔
の細かい部分に対して用いる場合に使い易くなる。シー
トは適度な張りと柔軟性をもつものが使い易く、また突
起(2)の材質はステンレスなどの金属が最適と思われ
るが、シートおよび突起を一続きのプラスチック、金
属、あるいは硬質のゴムなどで一体として作ることも可
能である。また、小孔(1)には、裏まで貫通したもの
と単なる窪みとがありうる。本質的な機能の面からはど
ちらも同じであるが、窪みの場合、あまり窪みが深いと
皮脂が詰まってしまい、掃除がしずらい。窪みはあまり
深くしないほうがよい。貫通させる場合、図4の断面図
に示すように、突起をカップ状にして、つまり、突起の
内部を中空、すなわち突起の裏側をくり貫いたような形
態として、小孔(1)を貫通させると、皮脂が詰まって
しまうこともなく掃除は容易である。小孔(1)のエッ
ジ、すなわち小孔(1)と突起(2)の表面の境界は、
あまりに鋭角になりすぎないようにする。このエッジの
部分は、古くなった角質を取り除く機能を持たせること
も可能であるが、むしろこの部分は丸めて滑らかに肌に
あたるようにして、スクラブ洗顔のように角質を削りと
る働きは押さえて、皮脂を揉み出すという、本発明特有
の機能に重点を置くほうが、長い目で見たスキンケアに
は有効であり、最終的によりきれいな健康な肌を実現で
きる。ある程度エッジを鋭角にした場合、スクラブ洗顔
と同様に古くなった角質を取り除くことができ、さら
に、毛穴につまった皮脂の除去もできるので、スクラブ
洗顔以上にさっぱりとした感覚が得られるが、肌に負担
をかけないで徐々に健康な肌を取り戻すという観点から
すると、エッジの部分は丸めて滑らかにすることが望ま
しい。肌に負担をかけないで、毎日あるいは定期的に使
い続けることのほうが、本発明の目的にかなっており、
肌が改善されてからも、健康な肌を保つために使い続け
るように、肌に無理のない滑らかな形にする。実際のサ
イズは、図1に示した形のもので、先細りになったシー
トの先端からグリップ(3)の末端までの長さが6セン
チ程度、突起(2)の直径が6ミリ程度、小孔(1)の
直径が1.5ミリ程度である。突起(2)や小孔(1)
のサイズ、特に小孔(1)のサイズは、肌の状態により
最適のサイズは異なるが、およそ上記の値が目安であ
る。突起(2)の配列および配列に応じたシートの形態
を先細りにすることにより、鼻の脇や目尻、眉毛と眉毛
の間の部分などの細かい部分に対しても使い易くなる。
特に鼻の脇などは、本発明の使いずらい部分でもあり、
同時に毛穴が最も目立ちやすい部分である。本発明を図
1のように、先細りの形態にすることにより、必要十分
な対応は可能であるが、さらに顔の細かい部分に対して
使い勝手を良くするためには、全体のサイズを小さくし
て、指の先に幾つかの突起が載る程のサイズにするとよ
い。そうすると、細かい部分に対して使い易くなると同
時に、毛穴につまった皮脂を揉み出す効果も強力にな
る。顔全体にわたるケアには、大きめのもの、鼻の脇な
どの細かい部分のケア、あるいは特に気になる部分のあ
る人の場合などは、小さめのものが適している。また
は、一つのシートの一端には大きめの突起を配列し、他
の一端には小さめの突起を配列する方法もある。あるい
は、図1に示すような突起の配列において、先端付近の
突起を小さなものにしてそれ以外の部分は大きめの突起
を配列するようにしてもよい。
などでできたシート上に、突起(2)を並べ固定する。
図2は平面図、図3は側面図である。図に示した形態に
おいては、シートとグリップ(3)とが一体となってい
る。突起(2)の固定の方法は、はめ込む、接着する、
あるいは一体成型するなど従来の技術に従う。突起
(2)の頂上部には小孔(1)を設ける。突起(2)
は、およそ半球状の形態として、表面は滑らかにする。
突起(2)は、なるべく硬質で表面が滑らかであること
が望ましい。シートの大きさは、手のひらに納まる程度
で、形は任意であるが、図1に示すように、指で摘まむ
部分、すなわちグリップ(3)のような部分を設けると
使いやすい。また、突起(2)の配列のしかたを、図1
のようにシートとともに先細りになるようにすると、顔
の細かい部分に対して用いる場合に使い易くなる。シー
トは適度な張りと柔軟性をもつものが使い易く、また突
起(2)の材質はステンレスなどの金属が最適と思われ
るが、シートおよび突起を一続きのプラスチック、金
属、あるいは硬質のゴムなどで一体として作ることも可
能である。また、小孔(1)には、裏まで貫通したもの
と単なる窪みとがありうる。本質的な機能の面からはど
ちらも同じであるが、窪みの場合、あまり窪みが深いと
皮脂が詰まってしまい、掃除がしずらい。窪みはあまり
深くしないほうがよい。貫通させる場合、図4の断面図
に示すように、突起をカップ状にして、つまり、突起の
内部を中空、すなわち突起の裏側をくり貫いたような形
態として、小孔(1)を貫通させると、皮脂が詰まって
しまうこともなく掃除は容易である。小孔(1)のエッ
ジ、すなわち小孔(1)と突起(2)の表面の境界は、
あまりに鋭角になりすぎないようにする。このエッジの
部分は、古くなった角質を取り除く機能を持たせること
も可能であるが、むしろこの部分は丸めて滑らかに肌に
あたるようにして、スクラブ洗顔のように角質を削りと
る働きは押さえて、皮脂を揉み出すという、本発明特有
の機能に重点を置くほうが、長い目で見たスキンケアに
は有効であり、最終的によりきれいな健康な肌を実現で
きる。ある程度エッジを鋭角にした場合、スクラブ洗顔
と同様に古くなった角質を取り除くことができ、さら
に、毛穴につまった皮脂の除去もできるので、スクラブ
洗顔以上にさっぱりとした感覚が得られるが、肌に負担
をかけないで徐々に健康な肌を取り戻すという観点から
すると、エッジの部分は丸めて滑らかにすることが望ま
しい。肌に負担をかけないで、毎日あるいは定期的に使
い続けることのほうが、本発明の目的にかなっており、
肌が改善されてからも、健康な肌を保つために使い続け
るように、肌に無理のない滑らかな形にする。実際のサ
イズは、図1に示した形のもので、先細りになったシー
トの先端からグリップ(3)の末端までの長さが6セン
チ程度、突起(2)の直径が6ミリ程度、小孔(1)の
直径が1.5ミリ程度である。突起(2)や小孔(1)
のサイズ、特に小孔(1)のサイズは、肌の状態により
最適のサイズは異なるが、およそ上記の値が目安であ
る。突起(2)の配列および配列に応じたシートの形態
を先細りにすることにより、鼻の脇や目尻、眉毛と眉毛
の間の部分などの細かい部分に対しても使い易くなる。
特に鼻の脇などは、本発明の使いずらい部分でもあり、
同時に毛穴が最も目立ちやすい部分である。本発明を図
1のように、先細りの形態にすることにより、必要十分
な対応は可能であるが、さらに顔の細かい部分に対して
使い勝手を良くするためには、全体のサイズを小さくし
て、指の先に幾つかの突起が載る程のサイズにするとよ
い。そうすると、細かい部分に対して使い易くなると同
時に、毛穴につまった皮脂を揉み出す効果も強力にな
る。顔全体にわたるケアには、大きめのもの、鼻の脇な
どの細かい部分のケア、あるいは特に気になる部分のあ
る人の場合などは、小さめのものが適している。また
は、一つのシートの一端には大きめの突起を配列し、他
の一端には小さめの突起を配列する方法もある。あるい
は、図1に示すような突起の配列において、先端付近の
突起を小さなものにしてそれ以外の部分は大きめの突起
を配列するようにしてもよい。
【0005】
【作用】本発明は、突起(2)の頂上部を肌に密着させ
て、肌を揉むようにして用いる。図1に示すものにおい
ては、グリップ(3)を親指と人差し指でつまみ、中
指、薬指で突起(2)の配列された部分を裏から押さえ
て肌に押しあてて用いる。実際のところ、本発明のつか
みかたなどは、場合に応じて使いやすいように適宜工夫
すればよい。顔に押しあてた際に、シートに適当な張り
と柔軟性があると、突起が広い面積にわたって肌にそっ
て密着するとともに圧力が適当に分散する効果が得られ
る。突起(2)を肌に押しあてて、揉むようにして動か
すと、毛穴につまった皮脂が小孔(1)の中に揉み出さ
れてくる。この作業は、入浴中に行なうと効果的であ
る。特に湯船につかりながら行なえば時間の面からも効
率的である。入浴中には、毛穴につまった皮脂がやわら
かくなり、簡単に揉み出すことができる。入浴中は、肌
もふやけており、肌を傷めやすいとも考えられるが、実
際のところ入浴中が最も有効であり、よほど無理をしな
いかぎり肌を傷めることもない。入浴時以外の使用にお
いては、マッサージ用のジェルあるいはクリームなどと
共に用いるのがよい。毛穴につまった皮脂は、突起
(2)で圧迫され小孔(2)の中に押し出される。この
メカニズムは、従来のブラックヘッドリムーバとおよそ
同様であるが、本発明の場合は、圧力が適度に分散され
てマッサージの効果も得られ、同時に広い面積にわたっ
て毛穴に詰まった皮脂の除去が可能である。また、ブラ
ックヘッドリムーバの場合、鏡で一つ一つの毛穴を確認
しながら、小孔を正確に押しあてることが必要であった
が、本発明においては、その必要はない。指で顔をマッ
サージすることはよく行われるところであるが、指に代
えて本発明を用いるような感覚である。したがって、本
発明を用いる作業はいたって簡単である。慣れないうち
は鏡を見ながら行なうほうが安心できるし、効果も確認
できる。また、ブラックヘッドリムーバの場合、毛穴に
つまった皮脂を根こそぎ取り除くことを目的としたもの
であるが、本発明は、根こそぎ取り除くことを目的とす
るものではない。本発明においても、毛穴につまった皮
脂を根こそぎ取り除くことは可能であり実際そのような
効果も得られるが、本来の使用目的は、毛穴につまった
皮脂を表面付近から徐々に揉み出すことである。脂性の
皮膚の場合、一つの毛穴からブラックヘッドを根こそぎ
取り除いても、毛穴はすぐに健康な状態に戻るものでは
なく、再び皮脂が徐々に溜まりブラックヘッドを形成す
ることとなる。したがって、ブラックヘッドを形成する
以前に、溜まり始めた皮脂を除去することが必要であ
り、そのためには本発明を用いて皮脂を揉み出すことが
有効である。また、ブラックヘッドが形成された毛穴
は、表面付近から徐々に皮脂を除去していくことによ
り、毛穴自体が縮小していき最終的に健康な状態を取り
戻すことができる。顔の広い面積にわたって毛穴、ブラ
ックヘッドが目立つ肌に対しては、本発明を用いて、徐
々に無理なく肌を改善していくことが有効である。ブラ
ックヘッドリムーバと併用して、ブラックヘッドを根こ
そぎ取り除いた後、そこに再びブラックヘッドが形成さ
れることを抑えて、健康な肌を取り戻し維持するように
本発明を用いることも有効である。本発明においても、
ブラックヘッドリムーバを用いた場合と同様に、毛穴に
詰まった皮脂が根こそぎ取り除かれるのを観察すること
ができるが、皮脂が根こそぎ取り除かれた跡には、みご
とに穴が残る。そこには必然的に再び皮脂がたまるの
で、本発明をまめに用いて溜まった皮脂がかたまりを形
成する前に揉み出すことが有効なケアである。そうする
ことにより、毛穴は徐々に小さく目立たなくなり、滑ら
かな健康な肌を取り戻すことができる。ブラックヘッド
リムーバは、固まりを形成する以前の皮脂を除去するも
のではないので、本発明を用いて継続的に皮脂の除去を
行なうことが効果的である。また、本発明は、入浴中
に、あるいはジェルなどと共にマッサージするのとは別
の使用法として、通常の洗顔にも用いることができる。
洗顔の際に、本発明で肌をマッサージするようにして用
いる。そうすることにより、肌の表面に浮き出た皮脂を
さっぱりと除去できる。この場合、毛穴に詰まった皮脂
を揉み出す効果はあまり期待できないが、余分な皮脂に
よる肌のべたつきや、余分な皮脂が肌に与える悪影響を
除くことができる。また表面に浮き出た余分な皮脂が固
まる前に除去することにより、ブラックヘッドの成長を
押さえることができ、入浴中の使用とあわせて、健康な
肌の回復を促進することができる。特に、脂性の肌の場
合、浮き出た皮脂を除去することは健康な肌を保つため
に大切なことであるが、脂性の肌は同時に乾燥肌である
場合も多く、石鹸などの洗顔料を用いて洗顔すると肌の
乾燥を招き、脂浮きがますます激しくなることもある。
本発明は、洗顔料なしでも肌の表面の脂を取り去ること
ができるので、乾燥肌に対しては洗顔料を用いるよりも
むしろ肌に対する負担が少ない。また、洗顔の場合どう
しても揉む操作よりも、擦るような操作が主体となるの
で、本発明においては、エッジを丸めて、肌にやさしい
形態とする必要がある。
て、肌を揉むようにして用いる。図1に示すものにおい
ては、グリップ(3)を親指と人差し指でつまみ、中
指、薬指で突起(2)の配列された部分を裏から押さえ
て肌に押しあてて用いる。実際のところ、本発明のつか
みかたなどは、場合に応じて使いやすいように適宜工夫
すればよい。顔に押しあてた際に、シートに適当な張り
と柔軟性があると、突起が広い面積にわたって肌にそっ
て密着するとともに圧力が適当に分散する効果が得られ
る。突起(2)を肌に押しあてて、揉むようにして動か
すと、毛穴につまった皮脂が小孔(1)の中に揉み出さ
れてくる。この作業は、入浴中に行なうと効果的であ
る。特に湯船につかりながら行なえば時間の面からも効
率的である。入浴中には、毛穴につまった皮脂がやわら
かくなり、簡単に揉み出すことができる。入浴中は、肌
もふやけており、肌を傷めやすいとも考えられるが、実
際のところ入浴中が最も有効であり、よほど無理をしな
いかぎり肌を傷めることもない。入浴時以外の使用にお
いては、マッサージ用のジェルあるいはクリームなどと
共に用いるのがよい。毛穴につまった皮脂は、突起
(2)で圧迫され小孔(2)の中に押し出される。この
メカニズムは、従来のブラックヘッドリムーバとおよそ
同様であるが、本発明の場合は、圧力が適度に分散され
てマッサージの効果も得られ、同時に広い面積にわたっ
て毛穴に詰まった皮脂の除去が可能である。また、ブラ
ックヘッドリムーバの場合、鏡で一つ一つの毛穴を確認
しながら、小孔を正確に押しあてることが必要であった
が、本発明においては、その必要はない。指で顔をマッ
サージすることはよく行われるところであるが、指に代
えて本発明を用いるような感覚である。したがって、本
発明を用いる作業はいたって簡単である。慣れないうち
は鏡を見ながら行なうほうが安心できるし、効果も確認
できる。また、ブラックヘッドリムーバの場合、毛穴に
つまった皮脂を根こそぎ取り除くことを目的としたもの
であるが、本発明は、根こそぎ取り除くことを目的とす
るものではない。本発明においても、毛穴につまった皮
脂を根こそぎ取り除くことは可能であり実際そのような
効果も得られるが、本来の使用目的は、毛穴につまった
皮脂を表面付近から徐々に揉み出すことである。脂性の
皮膚の場合、一つの毛穴からブラックヘッドを根こそぎ
取り除いても、毛穴はすぐに健康な状態に戻るものでは
なく、再び皮脂が徐々に溜まりブラックヘッドを形成す
ることとなる。したがって、ブラックヘッドを形成する
以前に、溜まり始めた皮脂を除去することが必要であ
り、そのためには本発明を用いて皮脂を揉み出すことが
有効である。また、ブラックヘッドが形成された毛穴
は、表面付近から徐々に皮脂を除去していくことによ
り、毛穴自体が縮小していき最終的に健康な状態を取り
戻すことができる。顔の広い面積にわたって毛穴、ブラ
ックヘッドが目立つ肌に対しては、本発明を用いて、徐
々に無理なく肌を改善していくことが有効である。ブラ
ックヘッドリムーバと併用して、ブラックヘッドを根こ
そぎ取り除いた後、そこに再びブラックヘッドが形成さ
れることを抑えて、健康な肌を取り戻し維持するように
本発明を用いることも有効である。本発明においても、
ブラックヘッドリムーバを用いた場合と同様に、毛穴に
詰まった皮脂が根こそぎ取り除かれるのを観察すること
ができるが、皮脂が根こそぎ取り除かれた跡には、みご
とに穴が残る。そこには必然的に再び皮脂がたまるの
で、本発明をまめに用いて溜まった皮脂がかたまりを形
成する前に揉み出すことが有効なケアである。そうする
ことにより、毛穴は徐々に小さく目立たなくなり、滑ら
かな健康な肌を取り戻すことができる。ブラックヘッド
リムーバは、固まりを形成する以前の皮脂を除去するも
のではないので、本発明を用いて継続的に皮脂の除去を
行なうことが効果的である。また、本発明は、入浴中
に、あるいはジェルなどと共にマッサージするのとは別
の使用法として、通常の洗顔にも用いることができる。
洗顔の際に、本発明で肌をマッサージするようにして用
いる。そうすることにより、肌の表面に浮き出た皮脂を
さっぱりと除去できる。この場合、毛穴に詰まった皮脂
を揉み出す効果はあまり期待できないが、余分な皮脂に
よる肌のべたつきや、余分な皮脂が肌に与える悪影響を
除くことができる。また表面に浮き出た余分な皮脂が固
まる前に除去することにより、ブラックヘッドの成長を
押さえることができ、入浴中の使用とあわせて、健康な
肌の回復を促進することができる。特に、脂性の肌の場
合、浮き出た皮脂を除去することは健康な肌を保つため
に大切なことであるが、脂性の肌は同時に乾燥肌である
場合も多く、石鹸などの洗顔料を用いて洗顔すると肌の
乾燥を招き、脂浮きがますます激しくなることもある。
本発明は、洗顔料なしでも肌の表面の脂を取り去ること
ができるので、乾燥肌に対しては洗顔料を用いるよりも
むしろ肌に対する負担が少ない。また、洗顔の場合どう
しても揉む操作よりも、擦るような操作が主体となるの
で、本発明においては、エッジを丸めて、肌にやさしい
形態とする必要がある。
【0006】
実施例1 図1に示すように、ゴムなどでできたシート
に、突起(2)をはめ込むなどして並べる。突起(2)
は、表面が滑らかなおよそ半球状の形とし、その頂上部
に小孔(1)を設ける。突起(2)の形を、半球よりも
偏平にして、とくに頂上付近を平らにし、小孔(1)の
エッジ、すなわち突起(2)の表面から小孔(1)へと
続く部分を丸めて滑らかにすると、肌への負担はすくな
くなる。逆にその部分を鋭角にすれば、古くなった角質
などを除去する効率は高まる。また、突起(2)を小さ
くすると、肌に加わる圧力、すなわち皮脂を押し出す力
は高まり、より効率的に皮脂の除去ができる。また本発
明においては、複数の突起およびシートにより圧力が分
散され過度な圧力が肌に加わることを抑さえる効果があ
る。毛穴、ブラックヘッドの目立つ肌、目立つ部分に対
しては、皮脂を除去する能力の高いものを用い、ある程
度肌が改善された後は、肌に無理のない形のものを用い
て、マッサージの効果とあわせて、徐々に肌を改善して
いくとともに、健康な状態を維持するために、本発明を
用いることが最も有効な使い方である。
に、突起(2)をはめ込むなどして並べる。突起(2)
は、表面が滑らかなおよそ半球状の形とし、その頂上部
に小孔(1)を設ける。突起(2)の形を、半球よりも
偏平にして、とくに頂上付近を平らにし、小孔(1)の
エッジ、すなわち突起(2)の表面から小孔(1)へと
続く部分を丸めて滑らかにすると、肌への負担はすくな
くなる。逆にその部分を鋭角にすれば、古くなった角質
などを除去する効率は高まる。また、突起(2)を小さ
くすると、肌に加わる圧力、すなわち皮脂を押し出す力
は高まり、より効率的に皮脂の除去ができる。また本発
明においては、複数の突起およびシートにより圧力が分
散され過度な圧力が肌に加わることを抑さえる効果があ
る。毛穴、ブラックヘッドの目立つ肌、目立つ部分に対
しては、皮脂を除去する能力の高いものを用い、ある程
度肌が改善された後は、肌に無理のない形のものを用い
て、マッサージの効果とあわせて、徐々に肌を改善して
いくとともに、健康な状態を維持するために、本発明を
用いることが最も有効な使い方である。
【0007】実施例2 図1に示すように、突起(2)
を先細りになるような形で配置する。こうすることによ
り、顔の細かい部分に対しても、使い易くなる。さら
に、先細りに配列した突起(2)の大きさについて、先
端付近の突起を小さくしたり、先端に向かうにつれて、
突起の大きさを徐々に小さくするなど、大きさの異なる
突起を並べることにより、それぞれの部分で大きさに応
じた効果が得られるようにすることができる。図1にお
いて、グリップ(3)の部分に大きめの突起を配置し
て、先細りになっている部分に小さめの突起を配置する
など、シートの形、突起の大きさと配置のしかたなど
は、様々なものが考えられる。
を先細りになるような形で配置する。こうすることによ
り、顔の細かい部分に対しても、使い易くなる。さら
に、先細りに配列した突起(2)の大きさについて、先
端付近の突起を小さくしたり、先端に向かうにつれて、
突起の大きさを徐々に小さくするなど、大きさの異なる
突起を並べることにより、それぞれの部分で大きさに応
じた効果が得られるようにすることができる。図1にお
いて、グリップ(3)の部分に大きめの突起を配置し
て、先細りになっている部分に小さめの突起を配置する
など、シートの形、突起の大きさと配置のしかたなど
は、様々なものが考えられる。
【0008】実施例3 突起をシート上に並べる代わり
に、突起とシートを、ゴム、プラスチック、金属などで
一体として成型する。
に、突起とシートを、ゴム、プラスチック、金属などで
一体として成型する。
【0009】実施例4 小孔(1)の形態には、突起
(2)の頂上部から裏まで貫通する形のものと、頂上部
に窪みを設けるだけの形態とが考えられる。本質的な機
能はどちらも同様である。
(2)の頂上部から裏まで貫通する形のものと、頂上部
に窪みを設けるだけの形態とが考えられる。本質的な機
能はどちらも同様である。
【0010】実施例5 突起の頂上部に一つの小孔を設
ける代わりに、一つの突起について複数の小孔を設け
る。
ける代わりに、一つの突起について複数の小孔を設け
る。
【0011】実施例6 小孔を設けた突起に加えて、小
孔のない、いわばつるつるの突起を配置した部分を設
け、マッサージ専用の部分とする。
孔のない、いわばつるつるの突起を配置した部分を設
け、マッサージ専用の部分とする。
【0012】実施例7 突起をシート上に配置する代わ
りに、棒状のグリップを設けてその先端に、突起を配置
する。
りに、棒状のグリップを設けてその先端に、突起を配置
する。
【0013】実施例8 シートをパイプ上にして、その
上に突起を配置し、グリップ(3)を摘まむ代わりに、
指をパイプに差し込んで用いる形態とする。さらにグリ
ップの形態については種々のものが考えられる。
上に突起を配置し、グリップ(3)を摘まむ代わりに、
指をパイプに差し込んで用いる形態とする。さらにグリ
ップの形態については種々のものが考えられる。
【0014】実施例8 筒状あるいはボール状のローラ
ーの表面に突起を配置する。ローラーを肌に密着させて
肌の上を転がすことにより、用いる。ローラーの表面に
溝を刻んだ形態のものが、スキンケアの道具としてすで
に市販されているが、その溝を本発明の突起に代えた形
態である。十分な効巣を得るのに時間がかかるが、肌の
弱い人に対しては、肌への負担が少なくなり有効であ
る。
ーの表面に突起を配置する。ローラーを肌に密着させて
肌の上を転がすことにより、用いる。ローラーの表面に
溝を刻んだ形態のものが、スキンケアの道具としてすで
に市販されているが、その溝を本発明の突起に代えた形
態である。十分な効巣を得るのに時間がかかるが、肌の
弱い人に対しては、肌への負担が少なくなり有効であ
る。
【0015】実施例9 本発明を、電動の振動式のマッ
サージャに取り付ける。本発明の作用、すなわち、マッ
サージとともに毛穴に詰まった皮脂を揉み出すという点
から、マッサージおよび揉み出す作業を電動にするとい
うことは、有効な手段である。電動にすることにより、
手が行なう作業は、本発明を肌に押しあてるだけとな
り、そうすることにより擦る操作は少なくなり、肌に対
する負担はむしろ軽減され、本発明の作用が効果的に実
現される。
サージャに取り付ける。本発明の作用、すなわち、マッ
サージとともに毛穴に詰まった皮脂を揉み出すという点
から、マッサージおよび揉み出す作業を電動にするとい
うことは、有効な手段である。電動にすることにより、
手が行なう作業は、本発明を肌に押しあてるだけとな
り、そうすることにより擦る操作は少なくなり、肌に対
する負担はむしろ軽減され、本発明の作用が効果的に実
現される。
【0016】実施例10 本発明を、電動歯ブラシのブ
ラシに代えてその先端に取り付ける。肌に対して垂直に
振動する形で取付け、直径3ミリほどの突起(2)を指
の先ほどの大きさに球面的に配列すると、鼻の脇の毛穴
にたまった皮脂をきれいに除去するのに適した形態とな
る。
ラシに代えてその先端に取り付ける。肌に対して垂直に
振動する形で取付け、直径3ミリほどの突起(2)を指
の先ほどの大きさに球面的に配列すると、鼻の脇の毛穴
にたまった皮脂をきれいに除去するのに適した形態とな
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、特に脂性の肌の改善に有効で
ある。毛穴に皮脂が溜まり固まって、顔の広い面積にわ
たって毛穴がぽつぽつと目立ったり、あるいはさらに肌
全体がでこぼこして触るとざらざらしたような状態にな
っている場合、本発明を用いることにより、状態を目に
みえて改善することができる。脂性の肌の場合、入浴中
に鏡で観察すると、毛穴に詰まった皮脂がふやけて、白
くぽつぽつと存在するのが確認できるものである。しか
し、その皮脂の塊は、かなり根が深く、通常の洗顔、あ
るいはフェイスブラシやスクラブ洗顔料を用いた洗顔で
も取り除くことは困難である。そこで本発明を用いる
と、毛穴に詰まっ皮脂を面白いほどに取り除くことがで
きる。同様の効果は、従来のブラックヘッドリムーバで
も得られるが、一つ一つの毛穴に対して作業を繰り返す
必要があり、広い面積にわたる皮脂の除去には向かな
い。本発明は、肌をマッサージするのと同じ手間で、顔
全体にわたって皮脂を除去することが可能である。使い
始めは、面白いように皮脂が取れるので、一度でことご
とくきれいにしようとして肌を擦りすぎて肌をいためる
こともありうるので注意が必要である。しかし、それは
本発明に固有の欠点ではなく、フェイスブラシを用いた
場合でも、スクラブ洗顔料を用いた場合でも、あるい
は、ただ手で洗顔した場合でも、過剰に行なえば肌をい
ためるのと同様のことである。本発明は表面は滑らかな
ので、本発明自体が肌をいためることはない。ただ毛穴
に詰まった皮脂を取り除く効果が顕著であるために、つ
いつい熱心にやりすぎてしまう恐れがある。本発明は、
毛穴に詰まった皮脂を一度に根こそぎきれいにすること
を目的とするものではなく、徐々に毛穴を目立たなくし
て、健康な肌を取り戻し、さらにそれを維持することが
本来の目的である。したがって、適度なマッサージをす
るような感覚で肌に負担をかけない程度にとどめ、毎日
使い続けることが最も有効な使い方である。無理をする
と肌を傷める可能性があるということが、本発明の欠点
であるが、軽いマッサージから初めて、肌の様子を見な
がら無理なく使い続ければ、肌の改善のための非常に有
効な手段となる。特に、肌は強いがでこぼこしていた
り、毛穴が目立ったりするような、脂性の男性の肌には
デメリットなしに有効である。また、鼻の脇の毛穴がぽ
つぽつと目立つことで悩む女性も多いようであるが、鼻
の脇専用の道具として、本発明を用いれば、肌に無理の
ない程度に軽くマッサージするだけで、毛穴に詰まった
皮脂の表面近くの部分は簡単に除去できて、即効的に気
になる部分が目立たなくなる。継続的に用いることによ
り一層の効果が得られる。本発明を、継続的に使いつづ
けると、毛穴が段々小さくなり、毛穴に溜まった皮脂も
根が浅く、あるいはだんだんと細くなり、目立たなくな
ると同時に除去も容易になっていく。正しく継続的に使
い続けることにより好循環が生まれ、肌は徐々に改善さ
れていく。悪性の脂性で、ニキビの跡も目立ち、でこぼ
こしているような肌で、それを体質的なものとしてあき
らめていたような肌でも、本来の健康でスムースな肌を
取り戻すことができる。本発明でマッサージを継続する
ことにより、毛穴が目立たなくなるのにともなって、ニ
キビ跡も目立たなくなっていく。本発明はニキビの治療
を目的とするものではないが、ニキビで悩んでいる人に
とっては、あらたなニキビが発生することを予防する手
段として用いることもできる。また、ニキビで悩んだ経
験のある人の多くは、その後、毛穴が目立ったりニキビ
跡で悩まされるものであるが、それらを改善してスムー
スな肌を取り戻すために、本発明は有効である。全体と
してはきれいな肌をしていても、部分的に、特に鼻の脇
などの毛穴が目立つ人は多い。そんな、部分的なケアに
も用いることもできる。化粧を完全に落とすのにも利用
できる。特にファンデーションは肌はきめの中に残りや
すいと言われるが、皮脂を揉み出すのと同様に、本発明
を用いれば、肌のきめの中に残ったファンデーションを
揉み出すことが可能である。本発明は、石鹸などを用い
ずに肌の汚れを落とすことができるので、乾燥肌の人に
は特に適している。クレンジング剤とともに用いること
もできる。通常の洗顔に用いることもできる。また、特
に脂性でもなく、ブラックヘッドと呼ばれる状態ほどに
はいたっていないにしても、全体として毛穴が目立ち、
肌のきめが荒い感じで悩む人にも有効である。本発明を
用いて、毛穴の皮脂を揉みだし除去すれば、きめの細か
い肌を取り戻すことができる。さらに、特に肌のトラブ
ルのない人でも、手入れを怠ると毛穴は目立つようにな
るものでり、本発明を用いることにより手入れの簡略化
も可能である。また、小皺の気になる人にも有効であ
る。マッサージの効果とともに、皺に畳まれた部分の毛
穴の汚れを除去することにより、小皺は完全に消失する
か、あるいは確実に目立たなくなる。また、きめの細か
いきれいな肌の人でも、脂浮きによる肌のてかりに苦慮
する場合が多いようであるが、本発明を用いてマッサー
ジすることにより、毛穴にたまりかけた皮脂を、毛穴の
深い部分から揉み出すことにより、いっそうきれいな肌
を実現するとともに、脂浮きを抑制する効果も期待でき
る。本発明は、毛穴に詰まった皮脂を揉み出すという点
において、従来の洗顔具とは本質的に異なった機能も
ち、その効果は顕著である。脂性の人にとっては、本発
明に代わる器具は存在せず、また、本発明を用いること
をやめると再び毛穴に皮脂がたまってしまうので、本発
明は、必需品ともなりうるものである。
ある。毛穴に皮脂が溜まり固まって、顔の広い面積にわ
たって毛穴がぽつぽつと目立ったり、あるいはさらに肌
全体がでこぼこして触るとざらざらしたような状態にな
っている場合、本発明を用いることにより、状態を目に
みえて改善することができる。脂性の肌の場合、入浴中
に鏡で観察すると、毛穴に詰まった皮脂がふやけて、白
くぽつぽつと存在するのが確認できるものである。しか
し、その皮脂の塊は、かなり根が深く、通常の洗顔、あ
るいはフェイスブラシやスクラブ洗顔料を用いた洗顔で
も取り除くことは困難である。そこで本発明を用いる
と、毛穴に詰まっ皮脂を面白いほどに取り除くことがで
きる。同様の効果は、従来のブラックヘッドリムーバで
も得られるが、一つ一つの毛穴に対して作業を繰り返す
必要があり、広い面積にわたる皮脂の除去には向かな
い。本発明は、肌をマッサージするのと同じ手間で、顔
全体にわたって皮脂を除去することが可能である。使い
始めは、面白いように皮脂が取れるので、一度でことご
とくきれいにしようとして肌を擦りすぎて肌をいためる
こともありうるので注意が必要である。しかし、それは
本発明に固有の欠点ではなく、フェイスブラシを用いた
場合でも、スクラブ洗顔料を用いた場合でも、あるい
は、ただ手で洗顔した場合でも、過剰に行なえば肌をい
ためるのと同様のことである。本発明は表面は滑らかな
ので、本発明自体が肌をいためることはない。ただ毛穴
に詰まった皮脂を取り除く効果が顕著であるために、つ
いつい熱心にやりすぎてしまう恐れがある。本発明は、
毛穴に詰まった皮脂を一度に根こそぎきれいにすること
を目的とするものではなく、徐々に毛穴を目立たなくし
て、健康な肌を取り戻し、さらにそれを維持することが
本来の目的である。したがって、適度なマッサージをす
るような感覚で肌に負担をかけない程度にとどめ、毎日
使い続けることが最も有効な使い方である。無理をする
と肌を傷める可能性があるということが、本発明の欠点
であるが、軽いマッサージから初めて、肌の様子を見な
がら無理なく使い続ければ、肌の改善のための非常に有
効な手段となる。特に、肌は強いがでこぼこしていた
り、毛穴が目立ったりするような、脂性の男性の肌には
デメリットなしに有効である。また、鼻の脇の毛穴がぽ
つぽつと目立つことで悩む女性も多いようであるが、鼻
の脇専用の道具として、本発明を用いれば、肌に無理の
ない程度に軽くマッサージするだけで、毛穴に詰まった
皮脂の表面近くの部分は簡単に除去できて、即効的に気
になる部分が目立たなくなる。継続的に用いることによ
り一層の効果が得られる。本発明を、継続的に使いつづ
けると、毛穴が段々小さくなり、毛穴に溜まった皮脂も
根が浅く、あるいはだんだんと細くなり、目立たなくな
ると同時に除去も容易になっていく。正しく継続的に使
い続けることにより好循環が生まれ、肌は徐々に改善さ
れていく。悪性の脂性で、ニキビの跡も目立ち、でこぼ
こしているような肌で、それを体質的なものとしてあき
らめていたような肌でも、本来の健康でスムースな肌を
取り戻すことができる。本発明でマッサージを継続する
ことにより、毛穴が目立たなくなるのにともなって、ニ
キビ跡も目立たなくなっていく。本発明はニキビの治療
を目的とするものではないが、ニキビで悩んでいる人に
とっては、あらたなニキビが発生することを予防する手
段として用いることもできる。また、ニキビで悩んだ経
験のある人の多くは、その後、毛穴が目立ったりニキビ
跡で悩まされるものであるが、それらを改善してスムー
スな肌を取り戻すために、本発明は有効である。全体と
してはきれいな肌をしていても、部分的に、特に鼻の脇
などの毛穴が目立つ人は多い。そんな、部分的なケアに
も用いることもできる。化粧を完全に落とすのにも利用
できる。特にファンデーションは肌はきめの中に残りや
すいと言われるが、皮脂を揉み出すのと同様に、本発明
を用いれば、肌のきめの中に残ったファンデーションを
揉み出すことが可能である。本発明は、石鹸などを用い
ずに肌の汚れを落とすことができるので、乾燥肌の人に
は特に適している。クレンジング剤とともに用いること
もできる。通常の洗顔に用いることもできる。また、特
に脂性でもなく、ブラックヘッドと呼ばれる状態ほどに
はいたっていないにしても、全体として毛穴が目立ち、
肌のきめが荒い感じで悩む人にも有効である。本発明を
用いて、毛穴の皮脂を揉みだし除去すれば、きめの細か
い肌を取り戻すことができる。さらに、特に肌のトラブ
ルのない人でも、手入れを怠ると毛穴は目立つようにな
るものでり、本発明を用いることにより手入れの簡略化
も可能である。また、小皺の気になる人にも有効であ
る。マッサージの効果とともに、皺に畳まれた部分の毛
穴の汚れを除去することにより、小皺は完全に消失する
か、あるいは確実に目立たなくなる。また、きめの細か
いきれいな肌の人でも、脂浮きによる肌のてかりに苦慮
する場合が多いようであるが、本発明を用いてマッサー
ジすることにより、毛穴にたまりかけた皮脂を、毛穴の
深い部分から揉み出すことにより、いっそうきれいな肌
を実現するとともに、脂浮きを抑制する効果も期待でき
る。本発明は、毛穴に詰まった皮脂を揉み出すという点
において、従来の洗顔具とは本質的に異なった機能も
ち、その効果は顕著である。脂性の人にとっては、本発
明に代わる器具は存在せず、また、本発明を用いること
をやめると再び毛穴に皮脂がたまってしまうので、本発
明は、必需品ともなりうるものである。
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の平面図
【図3】 本発明の側面図
【図4】 本発明の断面図
1 小孔 2 突起 3 グリップ
Claims (3)
- 【請求項1】 頂上部に小孔(1)を有する突起(2)
を、複数並べ連ねることにより構成された、マッサージ
ャ兼皮脂リムーバ。 - 【請求項2】 頂上部に小孔(1)を有し、滑らかな表
面をもつ突起(2)を、シート上あるいはプレート上
に、複数並べ連ねることにより構成された、マッサージ
ャ兼皮脂リムーバ。 - 【請求項3】 頂上部に小孔(1)を有し、表面が滑ら
かなおよそ半球状の突起(2)を、シート上あるいはプ
レート上に複数並べ固定することにより構成された、マ
ッサージャ兼皮脂リムーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18966295A JPH09348A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | マッサージャ兼皮脂リムーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18966295A JPH09348A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | マッサージャ兼皮脂リムーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09348A true JPH09348A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16245082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18966295A Pending JPH09348A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | マッサージャ兼皮脂リムーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004057999A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Lucky Corporation Co., Ltd. | クレンジングパッド |
CN107616902A (zh) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | 王冰 | 一种美容按摩头 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP18966295A patent/JPH09348A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004057999A1 (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-15 | Lucky Corporation Co., Ltd. | クレンジングパッド |
CN107616902A (zh) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | 王冰 | 一种美容按摩头 |
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