JPH0934681A - 表示位置制御方法 - Google Patents

表示位置制御方法

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JPH0934681A
JPH0934681A JP7179819A JP17981995A JPH0934681A JP H0934681 A JPH0934681 A JP H0934681A JP 7179819 A JP7179819 A JP 7179819A JP 17981995 A JP17981995 A JP 17981995A JP H0934681 A JPH0934681 A JP H0934681A
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JP
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cursor
area
time
pressed
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Application number
JP7179819A
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English (en)
Inventor
Mitsuteru Kataoka
充照 片岡
Takeshi Imanaka
今中  武
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 日常的な操作感を持った表示位置制御方法を
実現する。 【構成】 押下状態に遷移した時点でカーソルが領域内
にあればステップ304へ進む。ステップ304でカー
ソルの変移に合わせて画面内のオブジェクトを移動す
る。ステップ304を押下状態でカーソルが領域内であ
る間繰り返す。これによって物体をずらす感覚で表示位
置を移動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画面を用い情報を利用者
に提示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の総量が画面の表示容量より多い場
合、表示画面を切替えて情報を部分的に表示する必要が
ある。GUI(GraphicUserInterfa
ce)を用いる計算機などでは、この実現手段として、
ページめくりボタンや、スクロールバーなどが用いられ
ている。また、特開平6−149531などで示される
ように、表示画面表面に配置されたタッチパネル上でド
ラッグ操作を行うことで、表示画面を徐々にずらして表
示する方法も提案されている(以後、この方法を従来方
法と呼ぶ)。従来手法は実際に一部のグラフィック描画
ソフトウェアなどで用いられている。
【0003】図17に従来手法を実現する装置の構成の
一例を示す。図中、符号1701は従来手法による表示
位置制御装置である(以後、単に従来装置と呼ぶ)。従
来装置1701は記憶手段1702と、入出力手段17
03と、CPU1704と、画面生成手段1705と、
画面表示手段1706と、座標入力手段1707とから
構成されている。
【0004】1702は記憶手段である。記憶手段17
02はCPU1704と接続されている。記憶手段17
02は一般の計算機における主記憶(メインメモリ)お
よび/または2次記憶である。記憶手段1702はプロ
グラム1702aと、データ領域1702bと、披表示
情報1702cとを格納している。
【0005】1702aはプログラムである。プログラ
ム1702aは前記記憶手段1702に格納されてい
る。プログラム1702aは計算機で実行可能なコンピ
ュータ・ソフトウェアである。
【0006】1702bはデータ領域である。データ領
域1702bには変数など前記プログラム1702aの
実行のために必要な情報の記憶に用いられる。
【0007】1702cは披表示情報である。披表示情
報1702cは前記記憶手段1702に格納されてい
る。披表示情報1702cは利用者に提示すべき情報の
全体である。例として、絵柄データ全体やワープロ文書
全体などがあげられる。
【0008】1703は入出力手段である。入出力手段
1703はCPU1704と接続されている。入出力手
段1703は一般の計算機のI/Oポートやバスであ
る。
【0009】1704はCPUである。CPU1704
は一般の計算機におけるマイクロプロセッサなどの中央
処理装置である。CPU1704は前記記憶手段170
2と、前記入出力手段1703と接続されている。CP
U1704は前記プログラム1702aを実行する。実
行の際に前記データ領域1702bと前記披表示情報1
702cとを読み書きする。また、実行によって、前記
入出力手段1703を制御する。
【0010】1705は画面生成手段である。画面生成
手段1705は前記入出力手段1703と接続されてい
る。画面生成手段1705は前記入出力手段1703か
らの入力に基づいてイメージ(画面に表示する絵柄)を
出力する。
【0011】図18に前記画面生成手段1705の出力
するイメージの例を示す。1801は全体イメージであ
る。全体イメージ1801は、披表示情報イメージ18
02と機能ボタン1803とから構成される。
【0012】1802は披表示情報イメージである。披
表示情報イメージ1802は前記披表示情報1702c
をイメージに変換したものである。例えば披表示情報イ
メージ1802は電子マニュアルのイメージである。
【0013】1803は機能ボタンである。機能ボタン
1803は前記披表示情報イメージ1802の上に置か
れており、クリックにより対応する機能が起動される。
この機能例として表示中の情報に関連した情報の検索な
どがある。
【0014】1804は表示領域である。表示領域18
04は前記全体イメージ1801の部分領域を指定して
いる。図18では便宜上、表示領域1804を四角で表
したが、実際には前記全体イメージ1801の領域を指
定しているだけで前記全体イメージ1801の図柄とし
ては現れるわけではない。ここで、前記全体イメージ1
801に対する表示領域1804の位置を表す「領域位
置」を定義する。表示領域1804が2次元移動可能な
ので、前記全体イメージ1801の左上の点を基準とす
る表示領域1804の左上の点の位置(x,y)を領域
位置と呼ぶ。
【0015】1810は画面イメージである。画面イメ
ージ1810は、前記画面生成手段1705の出力する
イメージであり、全体イメージ1801の部分領域であ
る。画面イメージ1810は、領域表示部分1811
と、クリックモードボタン1812と、移動モードボタ
ン1813と、カーソル1814とから構成されてい
る。
【0016】1811は領域表示部分である。領域表示
部分1811は前記表示領域1804に対応する全体イ
メージ1801の部分領域のイメージである。
【0017】1812はクリックモードボタンである。
クリックモードボタン1812をクリックすると、前記
従来装置1701はクリックモードに遷移する。前記従
来装置1701は、クリックモードで前記カーソル18
14が前記領域表示部分1811にある状態で押下すれ
ば、前記カーソル1814の位置に存在する前記全体イ
メージ1801内のオブジェクトに対してクリック操作
を行える。
【0018】1813は移動モードボタンである。移動
モードボタン1813をクリックすると、従来装置17
01は移動モードに遷移する。前記従来装置1701は
移動モードである場合に、前記表示領域1804の領域
位置を前記領域表示部分1811のドラッグ操作によっ
て変えられる。
【0019】1814はカーソルである。カーソル18
14は画面イメージ1810上の場所を指し示す。カー
ソル1814は一般のウィンドウシステムにおけるマウ
スカーソルと同等のものでよい。
【0020】1706は画面表示手段である。画面表示
手段1706は前記入出力手段1703と接続されてい
る。画面表示手段1707は前記入出力手段1703か
ら入力する画面イメージ1810を表示面上に映し出
す。利用者は映し出された内容を見ることができる。例
えば、画面表示手段1706はCRTディスプレーであ
る。
【0021】1707は座標入力手段である。座標入力
手段1707は前記入出力手段1703に接続されてい
る。座標入力手段1707は、画面表示手段1706の
表示面上のイメージ上の点を利用者が指などで指し示す
ことで入力できる。座標入力手段1707は前記画像表
示手段1706に映し出される画面イメージ上の点の座
標と、利用者がその点を押下しているかの情報(以後、
「押下情報」と呼ぶ)とを出力する。
【0022】例えば座標入力手段1707は、前記画像
表示手段1706の表面に配置されている透明なタッチ
パネルである。座標入力手段1707として、タッチパ
ネルのように前記画面表示手段1706の表示面を直接
指し示す操作で入力できるデバイスを用いれば、画面生
成手段1705の出力する画面イメージ1810中のカ
ーソル1814を表示しなくてもよい。
【0023】あるいは、座標入力手段1707はマウス
などのポインティング・デバイスでもよい。この場合、
マウスのボタンが押下されているかが、押下情報として
取り扱われる。
【0024】次に従来装置1701の動作を説明する。
図19は従来装置1701の動作フローチャートであ
る。
【0025】(ステップ1901)クリックモードのと
き、ステップ1902へ移る。それ以外の場合ステップ
1903へ移る。
【0026】(ステップ1902)クリック処理を行
い、ステップ1901へ戻る。但し、ここでのクリック
処理とは、クリックがされたとき、カーソル1814の
指すオブジェクトに対してクリックを通知することを表
している。例えば、機能ボタン1802をクリックすれ
ば、検索が実行される。この処理はGUI(Graph
ic User Interface)で画面に置かれ
たボタンをクリック操作するものと全く同様のものであ
る。
【0027】(ステップ1903)移動モードのとき、
ステップ1904へ移る。それ以外の場合ステップ19
01へ戻る。
【0028】(ステップ1904)押下状態のとき、ス
テップ1905へ移る。それ以外の場合ステップ190
1へ戻る。
【0029】(ステップ1905)前記カーソル181
4が前記領域表示部分1811の中にある場合(以後、
この場合を「カーソルが領域内にある」と略して記すも
のとする)、ステップ1907へ移る。ステップ190
7はステップ1905の直後に行われるので、ステップ
1907の判定は押下された時点でカーソル1814が
領域表示部分1811の内部にあったかの判定と同一で
ある。
【0030】(ステップ1906)押下されている間、
ステップ1906を繰り返す。それ以外の場合ステップ
1901へ戻る。ステップ1906を設けることで、押
下時点で前記カーソル1814が前記領域表示部分18
11の外部にあり、押下後に内部に移動した場合には、
前記領域表示部分1811に対する処理がなされない。
【0031】(ステップ1907)以下に示す移動処理
初期化を行なう。すなわち、現在の前記カーソル181
4の画面イメージ1810に対する2次元座標を変数P
=(Px,Py)に代入すると同時に、現在の表示領域
1804の領域位置をR=(Rx,Ry)に代入する。
【0032】(ステップ1908)前記表示領域180
4の表示位置を変更する。具体的には、前記表示領域1
804の領域位置を(Rx+(Px−Xnow),Ry
+(Py−Ynow))とする。ただし、(Xnow,
Ynow)は現在のカーソル1814の座標である。こ
のように、カーソル1814の移動量と表示領域180
3の領域位置の移動量とが対応しているので、前記領域
表示部分1811に映されるイメージを基準としたカー
ソル1814の相対座標は保存される。
【0033】(ステップ1909)押下されている間、
ステップ1908へ移る。それ以外の場合ステップ19
01へ戻る。このようにステップ1908が繰り返し実
行されるので、押下中における前記領域表示部分181
1に表示されるイメージを基準とする前記カーソル18
14の相対座標は保存される。
【0034】このように従来装置は移動モードにある
間、情報表示部分にある前記領域表示部分1811のイ
メージを直接「ずらす」ような操作感覚で移動できる。
一方、クリックモードである間は、前記領域表示部分1
811のイメージに含まれる前記機能ボタン1803を
クリック操作する事ができる。
【0035】次に、従来装置1701の操作とそれに対
する挙動を具体例を用いて説明する。図20は従来装置
1701に対する操作と挙動を表すグラフである。ただ
し初期状態として、従来装置1701は表示領域移動モ
ードにあるものとする。
【0036】次に、従来装置1701に対する操作と従
来装置1701自体の挙動を時間経過に基づいて説明す
る。
【0037】図20は、従来装置1701の挙動を表す
図表である。2001は前記カーソル1814の位置と
時間経過との関係を表すグラフである。グラフ2001
の横軸は時間経過、縦軸は前記カーソル1814の水平
方向の位置を表す。図中、縦軸上のl1は前記カーソル
1814が前記領域表示部分1811の左端に、l2は
前記領域表示部分1811の右端に存在することを表
す。ここで前記カーソル1814の縦方向の位置は、前
記領域表示部分1811の上端と下端の間にあると仮定
する。すなわち、縦軸がl1とl2の間にあることは、
前記カーソル1814が領域内に存在することと同値で
ある。グラフ2001から、時刻t1、t7に前記カー
ソル1814が領域内へ、時刻t6,t8に領域外へと
移動していることがわかる。
【0038】2002は押下状態と時間経過との関係を
表すグラフである。グラフ2002から、時刻t0,t
3,t5に押下状態に、時刻t2、t4,t9に非押下
状態に遷移していることがわかる。
【0039】2003は水平方向の表示領域1803の
領域位置と時間経過との関係を表すグラフである。
【0040】時刻t0のとき、押下状態に遷移するので
ステップ1905へ移動する。ところが、このとき前記
カーソル1814はグラフ2001から領域外にあるの
でステップ1906へ移動する。その後、時刻t2で非
押下状態となるのでステップ1904までもどる。
【0041】時刻t3のとき、前記カーソル1814は
領域表示部分1811の中にあるので、ステップ190
4、ステップ1905を経てステップ1907へ移る。
ステップ1907で移動処理が初期化される。
【0042】次に時刻t3から時刻t4の間(以後、
「t3−t4」と記す)はステップ1908を繰り返し
実行する。これによって表示領域1803の領域位置が
移動する。
【0043】t5−t9間も、t3−t4の間と同じス
テップをたどる。ここで、注目すべき挙動はt6−t7
間はカーソル1814が領域外にあるにも関わらず、表
示領域1803の領域位置が変化し続けている点であ
る。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は前記領域表
示部分1811に表示されるイメージを直接「ずらす」
ような感覚で移動できる。ところが、クリック操作を行
いたい場合には前記クリックボタン1812を押して、
クリックモードに遷移させ、クリックしなくてはならな
い。このクリックモード中ではイメージを「ずらす」操
作を行うことができない。すなわち、モード切り替え無
しでは、クリック操作と表示領域1811の移動操作が
両立できない。
【0045】また図20で、前記領域表示部分1811
の外部において押下し(時刻t0)、押下したまま前記
領域表示部分1811まで前記カーソル1814を移動
させた場合(時刻t1)、前記表示領域1803は移動
しない(t1−t2間)。この挙動は計算機のGUI
(Graphic User Interface)に
対するマウス操作に熟練した利用者にとっては自然であ
るが、一般の人にとって必ずしも理解しやすいとは言え
ない。これは従来装置1701の挙動が現実世界におけ
る物体の挙動と必ずしも合致しないからである。
【0046】例えば、押下した状態で、かつ、前記カー
ソル1814が前記領域表示部分1811内にあるの
に、押下した時点での前記カーソル1814の位置が前
記領域表示部分1811内にある場合にのみ前記表示領
域1803の移動操作ができる。ところが、現実世界に
おいて、例えば机の上ある箱が置かれた状況で、箱以外
の机の場所を押下してから(机を指で触ってから)箱ま
で指を動かせば箱は動く。
【0047】さらに、前記カーソル1814が領域外に
あっても、前記表示領域1804の領域位置が動きうる
(t6−t7間、t8−t9間)。これは触っていない
対象が動くという非現実的な挙動であり、一般に理解し
やすい挙動とは必ずしも言えない。
【0048】本発明が解決しようとする課題は、日常的
な感覚で操作可能な表示位置制御装置を実現することで
ある
【0049】
【課題を解決するための手段】本発明の表示位置制御装
置は、変数とプログラムとを格納する記憶手段と、入出
力手段と、前記記憶手段と前記入出力手段と接続された
CPUと、前記入力手段に接続された画面生成手段と、
前記画面生成手段に接続された画面表示手段と、利用者
が座標入力する前記入出力手段と接続された座標入力手
段とを有している。
【0050】
【作用】座標入力手段において非押下状態またはカーソ
ルが領域外にある間繰り返しステップ1が実行される。
次のステップ2においては押下された時点での前記カー
ソルの座標から現在の前記カーソルの座標までの変異分
だけ出力する情報を移動する。ステップ3では押下状態
でかつ前記カーソルが領域内のときに前記ステップ2へ
進みそれ以外のとき前記ステップ1へ戻る。
【0051】
【実施例】
(実施例1)まず、第1の実施例を説明する。
【0052】図1に本発明の第1の実施例による表示位
置制御装置の構成例を示す。図中、符号101は表示位
置制御装置である。表示位置制御装置101は、記憶手
段102と、入出力手段103と、CPU104と、画
面生成手段105と、画面表示手段106と、座標入力
手段107とから構成されている。
【0053】102は記憶手段である。記憶手段102
はCPU104と接続されている。記憶手段102は従
来装置の記憶手段1702と同等のものでよい。記憶手
段102はプログラム102aと、データ領域102b
と、披表示情報102cとを格納している。
【0054】102aはプログラムである。プログラム
102aの記述言語は従来装置のプログラム1702a
と同等のものでよい。
【0055】102bはデータ領域である。データ領域
102bは前記プログラム102aの実行に用いられる
変数である。
【0056】102cは披表示情報である。披表示情報
102は従来装置の披表示情報1702cと同様のもの
でよい。
【0057】103は入出力手段である。入出力手段1
03は従来装置の入出力手段1703と同等のものでよ
い。
【0058】104はCPUである。CPU104は前
記記憶手段102と、前記入出力手段103とに相互に
接続されている。CPU104は前記プログラム102
aを実行することで接続された前記記憶手段102と前
記入出力手段103とを制御する。CPU104は従来
装置のCPU1704と同等のものでよい。
【0059】105は画面生成手段である。画面生成手
段105は前記入出力手段103と接続されており、前
記入出力手段103からの入力に基づいてイメージを出
力する。
【0060】ここで画面生成手段105の出力するイメ
ージの例を図2に基づき説明する。図2は画面生成手段
105の出力するイメージ例である。
【0061】201は全体イメージである。全体イメー
ジ201は披表示情報イメージ202と、機能ボタン2
03とから構成されている。
【0062】202は披表示情報イメージである。ここ
では披表示情報イメージ201は電子マニュアルの内容
である。
【0063】203は機能ボタンである。機能ボタン2
03は従来装置の機能ボタン1802と同等のものでよ
い。
【0064】204は表示領域である。表示領域204
は披表示情報イメージ201の部分領域を指定してい
る。表示領域204は従来装置の表示領域1803と同
等のものでよい。
【0065】210は画面生成手段105の出力する画
面イメージである。211は領域表示部分である。領域
表示部分211は従来装置の領域表示部分1811と同
等のものでよい。
【0066】212は巻物部である。巻物部212は左
巻物部212aと右巻物部bとから構成されている。左
右の巻物部212a、212bの太さは、表示領域20
4の左右にある表示されない披表示情報イメージ202
の量を表している。例えば表示領域204を披表示情報
イメージ202の先頭方向に移動すれば、左巻物部21
2aが細くなり、対する右巻物部212bが太くなる。
このように、両端の巻物部212の太さによって、現在
の表示領域204の領域位置を利用者は知ることができ
る。
【0067】213はカーソルである。カーソル213
は従来装置のカーソル1814と同等のものでよい。1
06は画面表示手段である。画面表示手段106は従来
装置の画面表示手段1706と同等のものでよい。
【0068】107は座標入力手段である。座標入力装
置107は従来装置の座標入力装置1707と同等のも
のでよい。また、座標入力装置107は、画面表示手段
106と離れた場所に位置してもよい。例として、画面
表示手段106はTVであり、座標入力手段107はリ
モコンに絶対座標が入力可能なタブレットを搭載したも
のなどが考えられる。このとき、座標入力手段107は
指によって座標入力手段107の入力面に指などで触れ
ているだけで座標が出力できるものとする。また、ある
一定の圧力で前記入力面を押下して場合に押下情報を出
力するものとする。押下状態である期間においても、同
様に座標は継続的に出力されるものとする。更に画面生
成手段の生成するイメージには座標入力手段107の出
力する座標に対応した位置へカーソル213を表示す
る。
【0069】次に、第1の実施例による表示位置制御装
置の動作を詳細に説明する。図3は本発明の第1の実施
例の情報表示装置の動作フローチャートである。
【0070】(ステップ301)座標入力手段107が
押下状態であればステップ302へ戻る。
【0071】(ステップ302)座標入力手段107の
出力する座標が領域表示部分211にあれば(この状態
を「カーソルが領域内にある」と呼ぶ)ステップ301
へ戻る。
【0072】(ステップ303)移動処理を初期化す
る。移動処理の初期化は従来装置のステップ1907と
同様で良い。
【0073】(ステップ304)移動処理を実行する。
移動処理は従来装置のステップ1908と同様で良い。
【0074】(ステップ305)座標入力手段107が
押下状態でなければステップ301へ戻る。
【0075】(ステップ306)カーソルが領域内にな
ければステップ301へ戻る。それ以外の場合はステッ
プ304へ移る。
【0076】ここで、図3に基づいて動作する本実施例
に対する操作と、操作に対する挙動を具体例を用いて説
明する。図4は本実施例による表示位置制御装置に対す
る操作と挙動を表すグラフである。
【0077】401はカーソル213の位置と時間経過
との関係を表すグラフである。グラフ401の横軸は時
間経過、縦軸はカーソル213の水平方向の位置を表
す。グラフ401から、時刻t1、t7にカーソル21
3が領域内へ、時刻t6,t8に領域外へと移動してい
ることがわかる。
【0078】402は押下状態と時間経過との関係を表
すグラフである。グラフ402から、時刻t0,t3,
t5に押下状態に、時刻t2、t4,t9に非押下状態
に遷移している。
【0079】403は水平方向の表示領域204の領域
位置と時間経過との関係を表すグラフである。
【0080】時刻t1に押下状態で、カーソル213が
領域内に入るのでステップ303へと進む。このためt
1−t2間も領域位置が変化する。
【0081】また、t6−t7間ではカーソル213が
領域内にない(以後、「領域外にある」と呼ぶ)ので、
この間領域位置の変化がなくなる。t8−t9間につい
ても同様である。
【0082】このようにカーソル213が領域外のとき
押下された後に、カーソル213を領域内に移動した場
合でも表示領域204が移動する。さらに、押下したま
まカーソル213を領域外に移動すると、表示領域20
4の移動が停止する。このように、今現在の状況のみに
よって動作が決定するので、よりわかりやすい操作が実
現できる。
【0083】なお、本実施例では画面表現として両端に
巻物のイメージを用いたが、従来例と同様に単なる情報
全体の部分表示をイメージとして用いてもよい。
【0084】また本実施例では、表示画面がX軸のみに
動く場合について説明したが、2つ以上の軸について動
く場合も同様に取り扱うことが可能である。
【0085】(実施例2)次に、第2の実施例を説明す
る。
【0086】第2の実施例では表示領域にボタンなどク
リック操作の対象となるオブジェクトが配置されている
場合でも、従来例にあるようなモード切替なしで両方の
操作が可能な情報表示装置を実現する。
【0087】第2の実施例による表示位置制御装置の構
成は第1の実施例の構成と同様のものでよい。
【0088】ここで、第2の実施例の動作を詳細に説明
する。図5は本発明の第2の実施例の動作フローチャー
トである。
【0089】(ステップ501)カーソルが領域内でか
つ、押下状態であればステップ502へ進む。それ以外
はステップ501へ戻る。
【0090】(ステップ502)現在の時刻Tnowを
変数T0に代入する。また、現在のカーソルのX座標X
nowを変数X0に代入する。
【0091】(ステップ503)押下したカーソル位置
を基準とした現在位置の距離がDに代入する。すなわ
ち、変数Dに現在のX座標とX0の差の絶対値を代入す
る。
【0092】(ステップ504)ステップ503で計算
した値Dが、T0を設定した時刻からの経過時間Tno
w−T0を引数とする関数d(Tnow−T0)よりも
大きい場合ステップ507に移る。ただし、関数d
(*)は値域が0以上の値である関数で、1秒程度の短
時間に減衰する0以上の値をとる。ステップ504でD
の値が大きいと判定された場合には、操作者の操作意図
は表示領域の移動であると判断される。
【0093】(ステップ505)カーソルが領域内でか
つ、押下状態であればステップ503へ戻る。
【0094】ステップ505の比較結果により、押下状
態にある期間において、カーソル座標の移動距離が十分
小さい場合には座標の移動は操作者の意図によるもので
はなく、クリック操作固有の単なる「ぶれ」であると判
断される。
【0095】(ステップ506)カーソルが存在する場
所にあるオブジェクトがクリックされたものとして処理
する。これは従来装置のステップ1902と同等でよ
い。この後、ステップ501に戻る。
【0096】(ステップ507)移動処理の初期化を行
なう。これは第1の実施例のステップ303と同等のも
ので良い。
【0097】(ステップ508)移動処理を行なう。こ
れは第1の実施例のステップ304と同等のもので良
い。
【0098】(ステップ509)カーソルが領域内でか
つ、押下状態であればステップ508へ戻る。それ以外
はステップ508へ戻る。
【0099】利用者が領域位置の移動操作を行うとき
は、押下している時間が比較的長くなる傾向がある。ま
た、非常にすばやくクリック操作を行った場合、座標に
比較的大きな「ぶれ」が発生する。この「ぶれ」はかな
り短い時間で収束する。本実施例では急激に減少する関
数d(*)を導入することで、利用者がクリックを意図
しているのか、領域位置の移動を意図しているのかをス
テップ504で判別している。このため同一領域に対す
るクリックと移動の両方を、モード切替え無しで実現で
きる。
【0100】ここで、本実施例の操作とそれに対する挙
動を具体例を用いて説明する。図6は本実施例による表
示位置制御装置に対する操作と挙動を表すグラフであ
る。
【0101】601はカーソルの移動距離と時間経過と
の関係を表すグラフである。グラフ601の横軸は時間
経過、縦軸はカーソルの水平方向に関する単位時間当た
りの移動距離を表す。
【0102】602はステップ503で計算される変数
Dの値と、ステップ504で計算される関数d(Tno
w−T0)の値と、時間経過との関係を表すグラフであ
る。
【0103】603は押下状態と時間経過との関係を表
すグラフである。t0−t1間ではDの値が常にd(T
now−T0)よりも小さいので、ステップ504にお
いて全てステップ505へ進む。このため時刻t1にス
テップ506へ進み、クリック処理がされる。
【0104】また、t2−t4間では、時刻t3にDの
値がd(Tnow−T0)より大きくなるので、時刻t
3にステップ504からステップ507へ進み移動処理
がされる。
【0105】さらに、t5−t6間にすばやくクリック
を行った場合、d(Tnow−T0)の値は比較的大き
な値をとるため、Dよりも常に大きくなるので、クリッ
ク処理がなされる。
【0106】(実施例3)次に第3の実施例について説
明する。
【0107】第3の実施例では、例えば机の上に置かれ
た物体を指で「弾き飛ばす」操作によって表示対象を慣
性運動させ、慣性運動の速度によって映像などの再生速
度を制御する。この速度は指によって画面内のオブジェ
クトを「弾き飛ばす」操作の素早さによって決定され
る。
【0108】図7に本発明の第3の実施例による表示位
置制御装置の構成例を示す。701は表示位置制御装置
である。表示位置制御装置701は、記憶手段702
と、入出力手段703と、CPU704と、画面生成手
段705と、運動制御手段706と、画面合成手段70
7と、画面表示手段708と、座標入力手段709とか
ら構成されている。
【0109】702は記憶手段である。記憶手段702
は第1の発明の記憶手段102と同等のものでよい。記
憶手段702はプログラム702aと、データ領域70
2bと、披表示情報702cとを格納している。
【0110】702aはプログラムである。プログラム
702aの記述言語は第1の発明のプログラム102a
と同等でよい。
【0111】702bはデータ領域である。データ領域
702bはプログラム702aの実行に用いられる。
【0112】702cは披表示情報である。披表示情報
702は第1の発明の披表示情報702cと同様のもの
でよい。
【0113】703は入出力手段である。入出力手段7
03第1の発明の入出力手段103と同等のものでよ
い。
【0114】704はCPUである。CPU704は記
憶手段702と、入出力手段703と相互に接続されて
いる。CPU704はプログラム702aを実行するこ
とで接続された記憶手段702と入出力手段703とを
制御する。CPU704は第1の発明ののCPU104
と同等のものでよい。
【0115】705は運動制御手段である。運動制御手
段705は入出力手段703と接続されており、入出力
手段703からの制御情報に基づいて1次元の順番を持
った情報を再生出力する。運動制御手段706は連続し
た情報を格納し、任意の速度での再生制御を行うことが
可能である。運動制御手段705は例えば、コントロー
ル端子付きのビデオテープレコーダである。
【0116】図8は表示位置制御装置701の出力イメ
ージの合成を説明した図である。801は運動制御手段
705の出力するイメージ例である。ここではイメージ
801は映像の1フレームである。
【0117】706は画面生成手段である。画面生成手
段706は入出力手段703と接続されており、入出力
手段703からの入力に基づいてイメージを出力する。
【0118】811は画面生成手段705の出力するイ
メージである。イメージ811は表示領域812と巻物
部813とカーソル814とから構成されている。
【0119】812は表示領域である。表示領域812
には運動制御手段705の状態に対応した表示がされ
る。例えば、表示領域813にはフィルムの絵柄が表示
される。このフィルムの移動速度が運動制御手段705
の再生速度を表す。
【0120】813は巻物部である。左右の巻物部81
3の太さは運動制御手段705の出力するイメージ80
1の1次元の順番を持った情報全体における位置を表し
ている。例えば運動表示領域812に表示されるイメー
ジを先頭方向に移動すれば、左側の巻物が細くなり、対
する右側の巻物が太くなる。このように、両端の巻物部
212の太さによって、イメージ801の位置を知るこ
とができる。
【0121】814はカーソルである。カーソル814
は第1の発明のカーソル213と同等のものでよい。
【0122】707は画面合成手段である。画面合成手
段707は運動制御手段705の出力に画面生成手段7
06の出力を合成したイメージを出力する。
【0123】821は画面合成手段707の出力するイ
メージである。このとき再生制御手段705の出力する
イメージが801で、画面生成手段706の出力するイ
メージは811である。
【0124】708は画面表示手段である。画面表示手
段708は画面合成手段707の出力するイメージを表
示する。画面表示手段708は第1の発明の画面表示手
段106と同等のものでよい。
【0125】709は座標入力手段である。座標入力装
置709は第1の発明の座標入力装置107と同等のも
のでよい。
【0126】図9は本発明の第3の実施例の動作フロー
チャートである。 (ステップ901)カーソル814が領域内でかつ、押
下状態であればステップ902へ進む。それ以外はステ
ップ901へ戻る。
【0127】(ステップ902)表示領域812が時間
軸に対し連続的に移動してれば、表示領域812の移動
を停止する。(以後、表示領域812の連続移動を「慣
性運動」と呼ぶ。) (ステップ903)現在のカーソル814の移動速度を
求め、これを変数vに保存する。
【0128】(ステップ904)カーソル814が領域
内でかつ、押下状態であればステップ903へ戻る。そ
れ以外はステップ905へ進む。
【0129】(ステップ905)vの値が正の値であれ
ば、ステップ906へ進む。それ以外の場合はステップ
901へ戻る。
【0130】(ステップ906)表示領域812を速度
vで表示する。そしてステップ901へ戻る。
【0131】ここで、本実施例の操作とそれに対する挙
動を具体例を用いて説明する。図10は本実施例による
表示位置制御装置に対する操作と挙動を表すグラフであ
る。
【0132】1001はカーソルの位置と領域位置と時
間経過との関係を表すグラフである。グラフ1001の
横軸は時間経過、縦軸はカーソル814の水平方向の位
置及び表示領域812の領域位置の水平成分を表す。
【0133】1002は押下状態と時間経過との関係を
表すグラフである。1003はカーソル814の移動速
度と、表示領域812の慣性運動の速度(以後、単に慣
性速度と呼ぶ)と、時間経過との関係を表すグラフであ
る。
【0134】時刻t0において、押下状態になるのでス
テップ901からステップ902、ステップ903と進
む。時刻t1において非押下状態になるのでステップ9
04からステップ905へ遷移する。ここで時刻t1に
おけるカーソル814の移動速度の絶対値が微少値δよ
りも大きいのでステップ906へ移動し、表示領域81
2が速度vで慣性運動を始める。指で物理的な物体をは
じき飛ばすときには、物体と指とが離れる速度vで、物
体が慣性運動を始める。図9の動作フローチャートによ
って、この「はじき飛ばす感覚」の作法で再生制御手段
705の出力映像を動かすことができる。
【0135】次に時刻t2において押下状態に遷移する
ので、ステップ902へと進み、表示領域812の慣性
運動が停止される。この操作感覚はちょうど動いている
物体上に指を乗せ、指と物体との摩擦によって物体の運
動を停止する場合と類似しているので、自然な感覚の停
止操作を実現している。
【0136】(実施例4)次に、第4の実施例を説明す
る。第4の実施例では、第2の実施例で実現される「ず
らす」操作作法と、第3の実施例で実現される慣性運動
の操作作法との融合を実現する。
【0137】図11は第4の実施例による表示位置制御
装置の動作フローチャートである。 (ステップ1101)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1102へ進む。それ以外はス
テップ1101へ戻る。
【0138】(ステップ1102)表示領域の慣性運動
を停止する。 (ステップ1103)移動処理を初期化する。
【0139】(ステップ1104)現在のカーソルの移
動速度を時刻とともに保存する。例えば、変数V(Tn
ow)に対して現在の速度を代入する。但しTnowは
現在の時刻である。
【0140】(ステップ1105)表示領域の移動処理
を行う。 (ステップ1106)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1104へ戻る。
【0141】(ステップ1107)現在のカーソルの移
動速度V(Tnow)と時間δ前の移動速度V(Tno
w−δ)を引数に関数F(*,*)を計算し、結果を変
数vに代入する。関数F(*,*)の返す値は速度であ
る。例えば、関数F(*,*)は、第1引数と第2引数
との積が正で、かつ第1引数の絶対値が第2引数の絶対
値より大きい場合に第1引数と第2引数の平均値に対し
て単調に増加する値を返し、それ以外は0を返す関数で
ある。
【0142】(ステップ1108)ステップ1107で
計算された速度vで表示領域812の慣性運動を開始す
る。
【0143】ここで、本実施例の操作とそれに対する挙
動を具体例を用いて説明する。図12は本実施例による
表示位置制御装置に対する操作と挙動を表すグラフであ
る。
【0144】1201はカーソルの位置と時間経過との
関係を表すグラフである。グラフ1201の横軸は時間
経過、縦軸はカーソルの水平方向の位置と、領域位置の
水平成分である。
【0145】1202は押下状態と時間経過との関係を
表すグラフである。1203は領域位置の移動速度と、
時間経過との関係を表すグラフである。
【0146】t0−t1間は押下状態であるのでステッ
プ1105を繰り返し実行することで領域位置が移動す
る。時刻t1において利用者ははじき飛ばす操作を行
う。この際、利用者の指の動きは非押下状態となる前後
でのカーソルの移動速度の絶対値はほぼ等しいか増加傾
向にある。このため、時刻t1におけるカーソルの移動
速度V(t1)と、微少時間δ以前のカーソルの移動速
度V(t1−δ)とは符号が共に正で、両者の絶対値は
V(t1)のほうが大きいのでステップ1107におい
て正の値が変数vに代入される。このため慣性運動が開
始される。
【0147】一方、時刻t3において利用者は表示領域
を少しずらして止めようとしたとする。この際、非押下
状態に遷移する時刻t3の前後で、カーソルの移動速度
の絶対値は減少傾向にある。このため時刻t3におい
て、V(t2)の絶対値がV(t2−δ)よりも小さい
ので慣性運動は開始しない。
【0148】なお、第4の実施例の説明ではビデオテー
プを制御対象として説明したが、ビデオディスクや、あ
るいは音声が記憶されるメディアも同様の手法で取り扱
えることは言うまでもない。
【0149】(実施例5)次に、第5の実施例を説明す
る。
【0150】第3の実施例では、指の敏捷性に基づいて
再生速度が決定された。しかし、必ずしも全ての利用者
が自由自在の速度で操作できるとは限らなかった。これ
は毎回一定速度ではじき飛ばす操作が全ての利用者にと
って必ずしも簡単でないからである。第5の実施例で
は、慣性運動中に更に指ではじくことによって、慣性運
動を加速できることを特徴とする。
【0151】第5の実施例による表示位置制御装置の構
成は第3の実施例の構成と同様のものでよい。
【0152】ここで、第5の実施例の動作を詳細に説明
する。図13は本発明の第5の実施例の動作フローチャ
ートである。
【0153】(ステップ1301)カーソルが表示領域
内でかつ、押下状態であればステップ1302へ進む。
それ以外はステップ1301へ戻る。
【0154】(ステップ1302)現在のカーソルの移
動速度を変数vに保存する。 (ステップ1303)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1302へ戻る。
【0155】(ステップ1304)ステップ1303で
保存した速度vの絶対値が微少値δより大きければステ
ップ1305へ進む。それ以外はステップ1301へ戻
る。
【0156】(ステップ1305)速度vで慣性運動を
開始する。 (ステップ1306)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1307へ進む。それ以外はス
テップ1306へ戻る。
【0157】(ステップ1307)現在のカーソル移動
速度を慣性速度で割った商が値sよりも小さい場合ステ
ップ1310へ移る。ただしは1未満の正の値である。
【0158】(ステップ1308)カーソルが表示領域
内でかつ、押下状態であればステップ1307へ進む。
【0159】(ステップ1309)慣性運動を1段階加
速する。その後ステップ1306へ移る。
【0160】(ステップ1310)慣性運動を停止し、
ステップ1301へ戻る。ここで、本実施例の操作とそ
れに対する挙動を具体例を用いて説明する。図14は本
実施例による表示位置制御装置に対する操作と挙動を表
すグラフである。
【0161】1401はカーソルの位置と時間経過との
関係を表すグラフである。グラフ1401の横軸は時間
経過、縦軸はカーソルの水平方向の位置である。
【0162】1402は押下状態と時間経過との関係を
表すグラフである。1403は慣性速度と、カーソルの
速度と、時間経過との関係を表すグラフである。
【0163】時刻t0で慣性運動を始めるのでステップ
1307へ進む。t1−t2間で再びはじき飛ばす操作
が行われる。この際、t1−t2間の速度が十分大きい
ので、時刻t2において非押下状態になるまでステップ
1307の分岐でステップ1308へ移り続ける。この
ため時刻t2でステップ1309へ移り、慣性運動が加
速される。
【0164】(実施例6)次に、第6の実施例を説明す
る。第3の実施例では、指の押下を行うと即時に再生が
停止していた。これは操作がわかりやすい反面、一瞬で
状態が停止に遷移するので画面表現上必ずしもわかりや
すいものとは言えなかった。第7の実施例では、再生中
に押下することで、次第に再生速度が停止し、また、再
生方向とは逆の方向にずらした時に一挙に停止状態に遷
移することを特徴とする。
【0165】第6の実施例による表示位置制御装置の構
成は第3の実施例の構成と同様のものでよい。
【0166】ここで、第6の実施例の動作を詳細に説明
する。図15は本発明の第6の実施例の動作フローチャ
ートである。
【0167】(ステップ1501)カーソルが表示領域
内でかつ、押下状態であればステップ1502へ進む。
それ以外はステップ1501へ戻る。
【0168】(ステップ1502)現在のカーソルの移
動速度を変数vに保存する。 (ステップ1503)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1502へ戻る。
【0169】(ステップ1504)ステップ1503で
保存した速度vの絶対値が微少値δより大きければステ
ップ1505へ進む。それ以外はステップ1501へ戻
る。
【0170】(ステップ1505)速度vで慣性運動を
開始する。 (ステップ1506)カーソルが表示領域内でかつ、押
下状態であればステップ1507へ進む。それ以外はス
テップ1506へ戻る。
【0171】(ステップ1507)現在のカーソル移動
速度vが−Vstopより小さければステップ1510
へ移る。ただし−Vstopは負の速度である。
【0172】(ステップ1508)慣性運動を1段階減
速する。 (ステップ1509)カーソルが表示領域内で勝つ、押
下状態であればステップ1507へ移る。
【0173】(ステップ1510)慣性運動を停止し、
ステップ1301へ戻る。ここで、本実施例の操作とそ
れに対する挙動を具体例を用いて説明する。図16は本
実施例による表示位置制御装置に対する操作と挙動を表
すグラフである。
【0174】1601はカーソルの位置と時間経過との
関係を表すグラフである。グラフ1601の横軸は時間
経過、縦軸はカーソルの水平方向の位置である。
【0175】1602は押下状態と時間経過との関係を
表すグラフである。1603は慣性速度と、カーソルの
速度と、時間経過との関係を表すグラフである。
【0176】時刻t0直前には慣性運動を行っている。
この間、ステップ1506を繰り返している。
【0177】時刻t0に押下状態に遷移する。その結果
ステップ1507へ移る。t0−t1間ではカーソルの
速度は−Vstopより大きいためステップ1507か
らステップ1508へ移る。ステップ1508では慣性
運動が減速されるので、t0−t1間で慣性速度が減少
し続ける。
【0178】時刻t1においてカーソルの速度が−Vs
topより小さくなるのでステップ1507からステッ
プ1510へ移動する。ステップ1510によって慣性
運動は停止する。
【0179】
【発明の効果】利用者が画面内のオブジェクトをずらし
たりはじき飛ばすといった日常的に行う操作方法によっ
て画面内のオブジェクトを操作できる。この際のオブジ
ェクトの挙動は現実世界の挙動と類似しているので初め
てでも容易に情報の表示位置を変更することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成例を示す図
【図2】第1の実施例のイメージ例を示す図
【図3】第1の実施例の動作フローチャート
【図4】第1の実施例への操作と挙動例を示す図
【図5】第2の実施例の動作フローチャート
【図6】第2の実施例への操作と挙動例を示す図
【図7】第3の実施例の構成例を示す図
【図8】第3の実施例のイメージ例を示す図
【図9】第3の実施例の動作フローチャート
【図10】第3の実施例への操作と挙動例を示す図
【図11】第4の実施例の動作フローチャート
【図12】第4の実施例への操作と挙動例を示す図
【図13】第5の実施例の動作フローチャート
【図14】第5の実施例への操作と挙動例を示す図
【図15】第6の実施例の動作フローチャート
【図16】第6の実施例への操作と挙動例を示す図
【図17】従来装置の構成例を示す図
【図18】従来装置のイメージ例を示す図
【図19】従来装置の動作フローチャート
【図20】従来装置への操作と挙動例を示す図
【符号の説明】
101 表示位置制御装置 102 記憶手段 103 入出力手段 104 CPU 105 画面生成手段 106 画面表示手段 107 座標入力手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    押下された時点での前記カーソルの座標から現在の前記
    カーソルの座標までの変異分だけ出力する情報を移動す
    るステップ2と、押下状態でかつ前記カーソルが領域内
    のときに前記ステップ2へ進みそれ以外のとき前記ステ
    ップ1へ戻るステップ3と有することを特徴とする表示
    位置制御方法。
  2. 【請求項2】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    押下された時点の前記カーソル位置に対する現在の前記
    カーソル位置の相対距離が閾値以上であればステップ4
    へ進むステップ2と、押下状態かつ前記カーソルが領域
    内であるとき前記ステップ2へ進むステップ3と、前記
    カーソル位置にあるオブジェクトに対しクリック処理を
    行い前記ステップ1へ進むステップ3と、押下された時
    点での前記カーソル位置に対する現在の前記カーソル位
    置の相対座標に従って出力する情報を移動するステップ
    4と、押下状態でかつ前記のカーソルが領域内のとき前
    記ステップ4へ進みそれ以外のとき前記ステップ1へ進
    むステップ5とを有することを特徴とする表示位置制御
    方法。
  3. 【請求項3】ステップ2の閾値を押下された時刻に対す
    る現在の経過時間を引数とする関数に変更したことを特
    徴とする請求項2記載の表示位置制御方法。
  4. 【請求項4】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    出力する情報の時間経過に伴う連続再生出力を停止する
    ステップ2と、前記カーソルが領域内かつ押下状態であ
    るときステップ3へ進むステップ3と、現在のカーソル
    移動速度が閾値以下のとき前記ステップ1へ進むステッ
    プ4と、ステップ3時点での前記カーソルの移動速度に
    基づいて前記情報の時間経過に伴う連続再生出力の再生
    速度を決定しステップ1へ進むステップ5とを有するこ
    とを特徴とする表示位置制御方法。
  5. 【請求項5】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    画面に表示するオブジェクトの画面内の運動を停止する
    ステップ2と、前記カーソルが領域内かつ押下状態であ
    るときステップ3へ進むステップ3と、現在のカーソル
    移動速度が閾値以下のとき前記ステップ1へ進むステッ
    プ4と、前記ステップ3時点での前記カーソルの移動速
    度に基づいて前記オブジェクトの前記画面内の運動速度
    を決定し前記ステップ1へ進むステップ5とを有するこ
    とを特徴とする表示位置制御方法。
  6. 【請求項6】ステップ2において出力する映像の再生を
    一時停止し、ステップ5において前記映像の再生速度を
    前記カーソルの移動速度に基づいて決定することを特徴
    とする請求項5記載の表示位置制御方法。
  7. 【請求項7】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    出力する情報の時間経過に伴う連続再生出力を停止する
    ステップ2と、押下された時点の前記カーソル位置に対
    する現在の前記カーソルの座標に基づき出力する情報の
    場所を移動するステップ3と、押下状態でかつ前記カー
    ソルが領域内であるときステップ3へ進むステップ4
    と、現在の前記カーソルの移動速度と単位時間前の前記
    カーソルの移動速度とによって決定する速度で前記情報
    の連続再生出力を開始するステップ5とを有することを
    特徴とする表示位置制御方法。
  8. 【請求項8】座標入力において非押下状態またはカーソ
    ルが領域外にあるときステップ1へ進むステップ1と、
    画面に表示するオブジェクトの画面内の運動を停止する
    ステップ2と、押下された時点の前記カーソル位置に対
    する現在の前記カーソルの座標に基づき出力する情報の
    場所を移動するステップ3と、押下状態でかつ前記カー
    ソルが領域内であるときステップ3へ進むステップ4
    と、現在の前記カーソルの移動速度と単位時間前の前記
    カーソルの移動速度とによって決定する速度で前記オブ
    ジェクトの運動を開始するステップ5とを有することを
    特徴とする表示位置制御方法。
  9. 【請求項9】ステップ2において出力する映像の再生を
    一時停止し、ステップ5において前記映像の再生速度を
    前記カーソルの移動速度に基づいて決定することを特徴
    とする請求項5記載の表示位置制御方法。
  10. 【請求項10】座標入力において非押下状態またはカー
    ソルが領域外のときにステップ1へ進むステップ1と、
    前記カーソルが領域内でかつ押下状態のときステップ2
    へ進むステップ2と、現在の前記カーソルの移動速度が
    閾値より小さいとき前記ステップ1へ進むステップ3
    と、現在の前記カーソルの移動速度に基づいて決定され
    る速度で出力する情報の時間経過に伴う連続再生を開始
    するステップ4と、非押下状態またはカーソルが領域外
    のときステップ5へ進むステップ5と、現在の前記情報
    の再生速度が前記カーソルの移動速度によって決定する
    閾値より小さいときステップ9へ進むステップ6と、押
    下状態でかつ前記カーソルが領域内のとき前記ステップ
    6へ進むステップ7と、前記情報の再生速度を1段階加
    速し前記ステップ1へ進むステップ8と、前記情報の再
    生を停止し前記ステップ1へ進むステップ9とを有する
    ことを特徴とする表示位置制御方法。
  11. 【請求項11】座標入力において非押下状態またはカー
    ソルが領域外のときステップ1へ進むステップ1と、押
    下状態でかつ前記カーソルが領域内のときステップ2へ
    進むステップ2と、前記カーソルの移動速度が閾値より
    も小さいときに前記ステップ1へ進む前記ステップ3
    と、前記カーソルの移動速度に基づいて決定される速度
    で出力する情報の時間経過に伴う連続再生を開始するス
    テップ4と、非押下状態または前記カーソルが領域外の
    ときステップ5へ進むステップ5と、現在の前記情報の
    再生速度が前記カーソルの移動速度によって決定される
    閾値より小さいときにステップ9へ進むステップ6と、
    前記情報の再生速度を減速するステップ7と、押下状態
    かつ前記カーソルが領域内のとき前記ステップ6へ進み
    それ以外の場合ステップ1へ進むステップ8と、前記情
    報の再生を停止しステップ1へ進むステップ9とを有す
    ることを特徴とする表示位置制御方法。
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