JPH0934169A - 磁気潜像現像用トナー - Google Patents
磁気潜像現像用トナーInfo
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- JPH0934169A JPH0934169A JP7182765A JP18276595A JPH0934169A JP H0934169 A JPH0934169 A JP H0934169A JP 7182765 A JP7182765 A JP 7182765A JP 18276595 A JP18276595 A JP 18276595A JP H0934169 A JPH0934169 A JP H0934169A
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Abstract
刷法、磁気記録法などに用いられる現像剤、特に画像
性、定着性、保存性の優れた現像剤に関し、そして具体
的には磁気潜像現像用トナーに関する。 【解決手段】 本発明の磁気潜像現像用トナーは、第四
級アンモニウム塩基含有共重合体を含有することによ
り、このトナーの電気抵抗値を108 〜1012Ωcmの範
囲にするものである。この磁気潜像現像用トナーは、更
に外添剤又は電荷制御剤を含有し、このトナーの摩擦帯
電量を−5〜5μC/gの範囲にするものである。
Description
録法、静電印刷法、磁気記録法などに用いられる現像剤
に関し、特に磁気記録法に用いられる磁気潜像現像用ト
ナーに関する。
ム上に磁気ヘッドを使用して磁気潜像を書き込み、磁性
粉を含む1成分系トナーで現像し、転写し、定着する方
法であって、例えば特開昭54−32328号(特公昭
57−46795号)に記載されている。この方法は、
1回の磁気潜像の形成により多数の複写物を得る事がで
き、また電子写真方式のような感光体疲労がなく、しか
も数万枚コピーごとの感光体の交換が不要であり、メン
テナンスが容易であるという利点を有する。
の少ないプリンターが望まれているが、本方式では、転
写プロセスとして樹脂ローラー等で紙などの記録媒体の
背面より圧接するプロセスを用いるため、オゾン発生は
ほとんどなく、最近特に注目されている方法である。こ
の方法に用いられる磁気潜像現像用トナーは、最終の記
録紙等に定着させる定着樹脂並びに磁気潜像の現像を可
能とする磁気特性及び現像部位への搬送性を満足する磁
性粉を含有する。更には、最近の高画質化の要求により
文字のシャープさが求められており、さらに加えて近年
省エネルギー、高速化の要求が高まり低温でも十分定着
し、良好な画像性を持ったトナーが求められていた。
樹脂ローラー等で紙などの記録媒体の背面より圧接する
プロセスにおいては、記録媒体の種類や紙厚により大き
く画像濃度が変化し、文字のシャープさが変化するとい
う欠点があった。さらに、転写電圧を大きくすると記録
媒体の種類や、紙厚による変化は少なくなるものの、ト
ナーと紙表面で放電現象が発生し、転写電圧を大きく出
来ず結果的に反射濃度が低下するという問題があった。
そのため、トナーの電気抵抗値は比較的低い方が好まし
い。
法として、特開平2−7071号公報の如きに記載され
ているように、トナー表面に導電性物質を加える方法も
提案されている。しかしながらこれらの方法は、通常の
トナー製造に比べて、余分な工程が必要となり作業性に
劣り、さらには導電性物質がトナーから分離し、非画像
部に付着したり文字のシャープさが劣るものであった。
さらに、特開平4−151166号公報に記載されるよ
うに、カーボンブラックを含有して電気抵抗を下げる方
法は比表面積、吸油量の大きいカーボンブラックを使用
するため定着性が低下し、かつ文字のシャープさが劣る
ものであった。
に、紙の種類によらず良好な画像性を有し、かつ高速プ
リントでも十分な定着性を有し、保存性がよくヘッド汚
れを生じない磁気潜像現像用トナーを提供することに努
めた。
解決のため、紙の種類により画像性が変化せず良好な画
像性を有し、高速プリントでも十分な定着性を有し、保
存安定性が良く、ヘッド汚れを生じない磁気潜像現像用
トナーを提供するものである。具体的には、第四級アン
モニウム塩基含有共重合体を1〜8重量部含有し、この
ことにより電気抵抗値が108 〜1012Ωcmの範囲にあ
るトナーを提供することである。
て、更に詳しく説明する。本発明に使用する第四級アン
モニウム塩基含有共重合体は、例えば、特開平4−19
8308号、特開平6−271780号、特開平6−3
29923号、特開平6−179716号に記載されて
いるもの、さらに第四級アンモニウム塩基含有(メタ)
アクリレート共重合体、第四級アンモニウム塩基含有マ
レイミド共重合体、第四級アンモニウム塩基含有メタク
リルイミド共重合体等からなる第四級アンモニウム塩基
含有共重合体である。
くは1−8重量部の割合で第四級アンモニウム塩基含有
共重合体を含有する。本発明における磁気潜像現像用ト
ナー中の第四級アンモニウム塩基含有共重合体の割合
が、1重量部よりも少ないと電気抵抗値を下げる効果が
減り、結果的に転写電圧を高くできず、例えば厚紙等の
記録媒体に画像出力したときに反射濃度の低下が見られ
る。また、8重量部よりも大きいと保存安定性の低下が
見られるという欠点がある。
用に使用される樹脂がほとんど使用でき、具体的には、
ポリスチレン樹脂、スチレンとアクリル酸あるいはメタ
クリル酸の各種エステル類と共重合したスチレン/アク
リル樹脂、及びこれらスチレン系重合体の一部を架橋し
たもの、さらにはポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、並びにエチレン・
酢酸ビニル共重合体樹脂等である。これらの樹脂は単
独、あるいは数種混合して使用することができる。これ
らの樹脂は、定着方式に従って選定して使用し、一般に
は磁気潜像現像用トナーには20〜60重量部の範囲で
使用される。
Zn,Cu,Co,Fe,Mg,フェライトFe、マグ
ネタイト、γ−フェマタイト等金属化合物が挙げられ
る。本発明の磁気潜像現像用トナー中の磁性粉の割合
は、50〜70重量部の範囲が好ましい。磁性粉の割合
が50重量部より少ないとトナーの磁力が弱くなり、ト
ナーの搬送性が低下し、かぶりが増加する傾向にあり好
ましくない。また、70重量部より多い場合、定着性が
低下するため好ましくない。
極わずかに浮上しながら記録することから、トナーの摩
擦帯電量が大きい場合には、トナーが磁気ヘッドに付着
し、浮上が不安定になり、従って磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドとの間隔が不均一になり画像性が劣化する。このこ
とがないように、磁気潜像現像用トナーの摩擦帯電量を
−5〜5μC/gの範囲にするのが好ましい。
剤および電荷制御剤を利用する方法がある。例えば、外
添剤として疎水性シリカ、酸化アルミニウム、又は酸化
チタンを加えることで摩擦帯電量を−5〜5μC/gの
範囲にコントロールできる。また、この場合の外添剤
は、複数使用しても同様の結果が得られることは、明ら
かである。
日本アエロジル(株)製商品名「RA200H」やワッ
カーケミカルズ イーストアジア(株)製商品名「HD
KH2050EP」、「HDKH2015EP」等が存
在し、酸化アルミニウムとしては日本アエロジル(株)
製商品名「RFY−C」等が存在し、更には酸化チタン
としては日本アエロジル(株)製商品名「T−805」
等が存在する。
gの範囲にコントロールすることも可能である(特開平
3−210568号参照)。電荷制御剤としては、ニグ
ロシン、第四級アンモニウム化合物、又はトリフェニル
メタン染料等が使用できる。
エント化学(株)製の商品名「ボントロンN−01」、
「ボントロンN−04」やヘキストジャパン(株)製の
商品名「コピーブルーPR」等が挙げられる。このよう
に、外添剤および電荷制御剤によりトナーの帯電量をコ
ントロールすることができる。本発明には、オフセット
や定着性改良のためにワックスを含有することも可能で
ある。
リエチレンワックス又はポリプロピレンワックス等のポ
リオレフィンワックスが使用可能である。ポリエチレン
ワックスとしては三井石油化学工業(株)製商品名「ハ
イワックスNL−500」(軟化点110℃)等が使用
でき、またポリプロピレンワックスとしては三井石油化
学工業(株)製商品名「ハイワックスNP055」(軟
化点136℃)等が使用できる。着色剤としては、カー
ボンブラックやその他染顔料が使用でき、電気抵抗調整
剤としての役割も果たす事ができる。
に説明する。 実施例1 KBF−100S(商品名) 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051(商品名) 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344(商品名) 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170(商品名) 8重量部 (第一工業製薬製第四級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500(商品名) 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR(商品名) 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を混合、溶融混練し室温まで冷却した後、粗粉
砕、中粉砕したのちジェットミルで微粉砕、分級し平均
粒径9ミクロンの磁性トナーを得た。このトナーに商品
名「RFY−C」(日本アエロジル(株)製酸化アルミ
ニウム)0.3重量部を外添混合して、実施例1の磁気
潜像現像用トナーとした。なお、この摩擦帯電量は−
0.9μC/gであり、また電気抵抗値は4.2×10
11Ωcmであった。
施例1と同様に行って、比較例1の磁気潜像現像用トナ
ーを得た。なお、この摩擦帯電量は−2.0μC/gで
あり、また電気抵抗値は3.2×1014Ωcmであった。
施例2の磁気潜像現像用トナーとした。なお、この時の
摩擦帯電量は+0.8μC/gであり、また電気抵抗値
は7.3×108 Ωcmであった。
較例2の磁気潜像現像用トナーとした。なお、この摩擦
帯電量は−1.2μC/gであり、また電気抵抗値は
8.3×108 Ωcmであった。
100型プリンターを使用して、上記各実施例及び各比
較例で得た磁気潜像現像用トナーに関する画像出力を行
った。その結果を表−1に示す。
し、1cm×1cmのベタ濃度を測定した。 2)摩擦帯電量 粒径200〜300メッシュの範囲にある表面酸化鉄粉
(パウダーテック社製〔TEFV〕)100重量部と各
磁気潜像現像用トナー3重量部を100mlのガラス容器
にて10分間混合し、東芝ケミカル社製ブローオフ帯電
量測定装置で測定した。 3)ヘッド汚れ 岩崎通信機株式会社製MG−8100型プリンターを使
用して、1記録1コピーを5000回繰り返し、そのと
きの磁気ヘッドへのトナーの付着を評価した。 ○ ヘッド汚れなし、又は極わずかの汚れがある。 △ ヘッドへのトナーの付着がある。 × ヘッドへトナーが付着し、記録中に画像の薄れがあ
る。
が5cmで厚みが5.0mmになるように成形し、DC10
Vの電圧で測定した。 5)文字のシャープさ ○ 文字周辺にトナーの飛散がない、または極わずかの
飛散がある。 △ 文字周辺にトナーの飛散がある。 × 文字周辺にトナーの飛散が非常に多く、文字がにじ
んで見える。 6)定着率 プリントされた1×1cmのべたの反射濃度を測定し、そ
の後セロハンテープを張り付け上から10kg/cmの圧力
で押しつけたのち、1cm/sの速度ではがし反射濃度を
測定した。その結果を(セロハンテープ剥離後の反射濃
度)/(セロハンテープ剥離前の反射濃度)×100
(%)に代入し求めた。
ニウム塩基含有共重合体を含有したトナーは、紙の種類
によって反射濃度、文字のシャープさが変化することな
く良好な画像が得られる。なお、各実施例で得られた磁
気潜像現像用トナーは、繰り返し複写しても文字のち
り、かぶりは増加せず良好な画像が得られ、十分な定着
性が得られる。
ントでも十分な定着性を有し、保存性が良くヘッド汚れ
もなく常に安定で良好な画像を提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 主成分として結着性樹脂、及び磁性粉か
ら構成される磁気潜像現像用トナーにおいて、第四級ア
ンモニウム塩基含有共重合体を1〜8重量部含有し、且
つ該トナーの電気抵抗が108 〜1012Ωcmの範囲にあ
ることを特徴とする磁気潜像現像用トナー。 - 【請求項2】 外添剤及び/又は電荷制御剤を含有し、
且つトナーの摩擦帯電量が−5〜5μC/gの範囲にあ
る請求項1記載の磁気潜像現像用トナー。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP07182765A JP3102307B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 磁気潜像現像用トナー |
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US08/893,203 US5830616A (en) | 1995-07-19 | 1997-07-15 | Magnetic latent image developing toner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0934169A true JPH0934169A (ja) | 1997-02-07 |
JP3102307B2 JP3102307B2 (ja) | 2000-10-23 |
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JP (1) | JP3102307B2 (ja) |
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