JPH0933306A - オリフィス流量計の絞り機構 - Google Patents

オリフィス流量計の絞り機構

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JPH0933306A
JPH0933306A JP18581995A JP18581995A JPH0933306A JP H0933306 A JPH0933306 A JP H0933306A JP 18581995 A JP18581995 A JP 18581995A JP 18581995 A JP18581995 A JP 18581995A JP H0933306 A JPH0933306 A JP H0933306A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詰まりの発生を軽減し、長期にわたって安定
に流量測定することができ、保守作業を軽減する。 【解決手段】 フランジタップの同心オリフィス板5を
用いた絞り機構において、主配管の穴径、差圧取出口の
穴径および絞り直径比をある定められた範囲内に設定す
ることにより、差圧取出口の穴径をJISで規定された
穴径より大きくしても流出係数を用いて流量を算出す
る。具体的には、差圧取出口11,12の穴径δ1 ,δ
2 を13mm〜28mm、絞り直径比βを0.2〜0.
6、主配管1,2の内径Dを50mm〜760mmとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油化学、化学工業
等の種々のプラントに用いられるオリフィス流量計の絞
り機構に関し、特に同心オリフィスを用いた絞り機構の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管路内を定常流で流れる液体、気体、蒸
気等の各種流体の流量測定に用いられるこの種のオリフ
ィス流量計は、オリフィスを用いた絞り機構によって発
生した差圧を2本の導圧管で差圧計に導き、この差圧計
で電気信号に変換してその信号から流量を算出するもの
である。すなわち、管路の途中に管路の断面積を狭くす
るような絞り機構を取り付けると、そこを流体が流れる
とき、絞り機構の前後に圧力差が生じる。この圧力差と
流量との間にはある一定の関係があるので、圧力差を測
定すれば、管路内を流れる流体の流量を求めることがで
きる。
【0003】流量測定に際しては、絞り機構で発生する
圧力差を流出係数と呼ばれる実験係数を用いて流量に換
算している。これを式で表すと、 W=CK・ΔP1/2 ・・・・・(1) となる。ただし:Wは流量、Cは流出係数、Kは定数
(管径、流体の密度などを含む)、ΔPは差圧である。
この流出係数Cは世界的に測定され決められた公認の係
数である。それ故、規格で決められた圧力取出口の形状
を変更することは、この流出係数Cが使用できなくなる
ことを意味する。
【0004】絞り機構としては、同心オリフィス、ノズ
ル、ベンチュリ管、欠円オリフィス、偏心オリフィス等
種々のものがあるが、最も一般的なものは同心オリフィ
スを用いたものである。また、絞り機構は、圧力取出口
の形成位置によってD・D/2タップ、フランジタップ
およびコーナータップの3種類がある。
【0005】図15は同心オリフィスを用いた絞り機構
を示すもので、図中配管の中心線より上側がD・D/2
タップの絞り機構を示し、下側がフランジタップの絞り
機構を示す。1,2は一次側(上流側)と二次側(下流
側)の主配管、3は一次側の圧力取出口、4は二次側の
圧力取出口、5はオリフィス板、6は主配管1,2と同
心のオリフィス、7は主配管1,2のフランジ、8は導
圧管、Dは主配管1,2の内径、dはオリフィス6の穴
径、δは圧力取出口3,4の穴径である。
【0006】JISによれば、D・D/2タップとフラ
ンジタップの場合、主配管1,2の内径D(mm)は、
50≦D≦760、絞りの穴径d(mm)は、d≧1
2.5、絞り直径比β(=d/D)は、0.2≦β≦
0.75にそれぞれ規定されている。また、圧力取出口
3,4の穴径δは、0.08D以下に規定され、ただ
し、12.5mm以下であることが好ましいとされてい
る。したがって、主配管1,2の内径Dが50mmの場
合、圧力取出口3,4の穴径δは3.8mm以下とな
り、Dが150mmを越えると12.5mmとなる。圧
力取出口3,4は、導圧管8によく使用される1/2B
のパイプの内径の16.1mmに比べても面積比で約
1:17であり、圧力取出口3,4だけが非常に狭いこ
とがわかる。そのため、オリフィス式の流量計を使用す
る際に最も多く発生するといわれる不具合は、導圧部で
の詰まりである。この詰まりは、油、鉄錆等によって発
生し、この詰まりの問題を解決することがオリフィス流
量計を使う上での大きな課題となっている。
【0007】ASME(American Society of Mechanic
al Engierring )の規定では圧力取出口3,4の穴径δ
は、JIS規格による穴径よりも大きく、上記した絞り
機構においては、6.35mmに規定されている。しか
し、それでも上記した1/2Bパイプの内径に比べ、面
積比で1:6.4であり、詰まりが発生し易いことを解
消できるほどではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
オリフィス流量計においては、圧力取出口の穴径が小さ
いために導圧部に詰まりが発生し易いという不具合があ
った。そのため、これを取り除く定期的な保守作業が必
要となる。その場合、導圧部の穴径を大きくすれば、詰
まりの発生を軽減することができるが、そうすると上記
した流出係数Cの値が変化し、流量測定ができなくな
る。
【0009】そこで、本発明者らは、JISによる規格
通りの絞り機構と、圧力取出口の穴径を拡大した絞り機
構を製作し、両者に同じ条件で流体を流した時、測定値
が穴径の大小によってどのような影響を受けるかを試験
した。その結果、主配管の穴径D、圧力取出口の穴径δ
および絞り直径比βがある定められた範囲内であれば、
両者の誤差は0.3%以内で、穴径δを規格より大きく
しても流出係数Cを用いて流量を算出することができ、
実用上問題がないことを確認した。
【0010】したがって、本発明は上記した従来の問題
点および実験結果に基づいてなされたもので、その目的
とするところは、主配管の穴径、圧力取出口の穴径およ
び絞り直径比をある定められた範囲内に設定することに
より、圧力取出口の穴径をJISで規定された穴径より
大きくしても流出係数を用いて流量を算出することがで
き、詰まりの発生を軽減するようにしたオリフィス流量
計の絞り機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、同心オリフィスを用い、一次側の圧力取
出口をオリフィスから上流側に主配管の内径と等しい距
離はなして設け、二次側の圧力取出口をオリフィスから
下流側に主配管の内径の1/2の距離はなして設けたオ
リフィス流量計の絞り機構において、絞り直径比を0.
2〜0.6とし、主配管の内径を50mm〜760mm
とし、圧力取出口の穴径を13mm〜28mmとしたこ
とを特徴とする。また、本発明は、同心オリフィスを用
い、上流側と下流側の主配管にそれぞれ設けられ互いに
接合されたフランジに一次側の圧力取出口と二次側の圧
力取出口をそれぞれ設けたオリフィス流量計の絞り機構
において、絞り直径比を0.2〜0.6とし、主配管の
内径を50mm〜760mmとし、圧力取出口の穴径を
13mm〜28mmとしたことを特徴とする。
【0012】圧力取出口の穴径δは、JIS Z876
2の“絞り機構による流量測定方法”の規定によれば、
フランジタイプおよびD・D/2タップの場合、0.8
D以下または12.5mm以下となっている。これに対
して、本発明においては圧力取出口の穴径δを13mm
〜28mmにしているので、詰まりが少ない。主配管の
内径Dを50mm〜760mmとした理由は、JISの
Z8762による絞り機構に規定された範囲内での使用
を考慮したものである。圧力取出口の穴径δが13mm
〜28mmで、絞り直径比βが0.2〜0.6の範囲に
おいては、流出係数Cを用いて流量を求めても、流量換
算で誤差を0.3%以内とすることができる。上記した
JIS Z8762による絞り機構の公称精度は0.6
%以内であるから、上記の0.3%以内の範囲で規格を
逸脱したとしても、最大0.9%程度であり、実用上何
等問題ない。穴径δを13mm以下にすると、JIS
Z8762の規定による範囲内となり、詰まりの軽減効
果が得られなくなるので、好ましくない。28mm以上
にすると、測定誤差が大きくなるため好ましくない。す
なわち、穴径δを大きくすると、オリフィスを通過した
流体の回り込みによる影響が大きくなり、下流側圧力が
高くなる。そのため、差圧値は小さくなり、流量が少な
く測定されることになる。また、β=0.6以上とする
と、下流側圧力が高くなるために好ましくない。絞り直
径比βの下限を0.2にした理由は、JISの規定によ
る下限値と一致させるためである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係るオリフィス流量計の
絞り機構をフランジタップの絞り機構に適用した実施の
形態を示す断面図である。なお、従来技術の欄で説明し
た構成部材等と同一のものについては同一の符号を付
し、その説明を省略する。本実施の形態においては、主
配管1,2のフランジ7,7に穴径δ1 ,δ2 がともに
13mmの圧力取出口11,12をそれぞれ設け、これ
ら両圧力取出口11,12を導圧管8によって図示しな
い差圧計の高圧側と低圧側にそれぞれ接続している。そ
の他の構成は従来のフランジタップの絞り機構と全く同
じである。
【0014】このような構造からなる絞り機構にあって
は、圧力取出口11,12の穴径δ1 ,δ2 を、JIS
Z8762の絞り機構に規定された最大穴径δ(1
2.5mm)より大きく設定しているので、従来の絞り
機構に比べて圧力取出口11,12における詰まりの発
生を軽減することができる。たとえば、Dを6mmから
13mmに拡大すれば、面積比で約4.7倍大きくな
り、それだけ詰まりにくいことになる。また、主配管
1,2の内径Dが50mm〜760mm、圧力取出口1
1,12の穴径δ1 ,δ2 が13mm〜28mm、絞り
直径比βが0.2〜0.6の範囲においては、JISに
定められた絞り機構と比べて上記(1)式による流量換
算で誤差を0.3%以内に抑えることができる。この誤
差は十分許容できる範囲である。すなわち、JIS Z
8762によると絞り機構の公称精度は0.6%以内で
あるから、上記の範囲で規格を逸脱したとしても、最大
で0.9%程度の誤差にしかならず、実用上何等問題な
い。
【0015】主配管1,2の内径Dを50mm〜760
mmとした理由は、JISに規定された内径Dの範囲と
一致させるためである。βの値を0.2以上に規定した
理由は、JISの規定による下限値(0.2≦β)と一
致させるためである。βを0.6以下とした理由は、こ
れ以上にすると、標準的な圧力取出口3,4における差
圧と、穴径δ1 ,δ2 が拡大した圧力取出口11,12
における差圧の差が一定せず、測定誤差が大きくなるた
めである。圧力取出口11,12の穴径δ1 ,δ2 を1
3mm以上とした理由は、13mm以下であると、JI
Sの規定による下限値d≧12.5を含み、詰まりの軽
減防止効果に差異が生じないからである。ただし、28
mm以上にすると、オリフィスを通過した流体が圧力取
出口11,12に多く入り込み、流体の影響が大きくな
るために好ましくない。
【0016】
【実施例】図2は、圧力取出口3,4が標準の穴径δ
と、拡大した穴径δ1 ,δ2 の場合、流量測定値にどの
ような変化が現れるかを調べるために製作した実験装置
を示す断面図である。この実験装置は、大小2対の圧力
取出口3,4と11,12を各主配管1,2のフランジ
8,8にそれぞれ設けている。同図において、主配管
1,2の内径Dは50mm、絞り直径比βは0.6であ
る。フランジ7の上方側に設けられた一対の圧力取出口
3,4は、穴径δが6mmの標準的な圧力取出口を示
し、導圧管8を介して図示しない差圧計器Aへ接続され
ている。一方、フランジ7の下方側に設けられた一対の
圧力取出口11,12は、本発明による拡大した穴径δ
1 ,δ2 を有し、上記とは別の導圧管8によって差圧計
Bへ接続されている。実験に際しては、主配管の内径D
が50mm、絞り直径比βが0.2、0.4、0.6、
0.7、穴径δ1 ,δ2 が13mm、22mmおよび2
8mmの装置をそれぞれ製作し、各装置について流体と
して圧力が2〜4Kgf/cm2 の水を用いて実験を行
なった。その測定結果を図3〜14図に示す。
【0017】図3〜図6は、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図である。図3はβ=0.2の場合、図
4はβ=0.4、図5はβ=0.6、図6はβ=0.7
の場合である。これらの図から明らかなように、穴径δ
が6mmの標準的な圧力取出口3,4における差圧と、
穴径δ1 ,δ2 が13mmに拡大した圧力取出口11,
12における差圧の差は、略一定している。δが6mm
の標準穴径と、δ1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の
場合の測定値の差は、β=0.2〜0.6の条件下にお
いて流量換算で0.3%以下であった。βが0.7以上
になると、穴径δが6mmの標準的な圧力取出口3,4
における差圧と、穴径δ1 ,δ2 が13mmに拡大した
圧力取出口11,12における差圧の差が一定せず、測
定誤差が大きくなる。したがって、実用上0.2≦β≦
0.6とすることが好ましい。なお、βを0.2以上と
する理由は、上記した通りJISの規定による下限値
(0.2≦β)と一致させるためである。
【0018】図7〜図10は、δが6mmの標準穴径
と、δ1 ,δ2 が22mmの拡大した穴径の場合の差圧
と時間の関係を示す図である。図7はβ=0.2の場
合、図8はβ=0.4、図9はβ=0.6、図10はβ
=0.7の場合である。これらの図から明らかなよう
に、穴径δが6mmの標準的な圧力取出口3,4におけ
る差圧と、穴径δ1 ,δ2 が22mmに拡大した圧力取
出口11,12における差圧の差は、上記した13mm
の場合と同様に略一定しており、測定値との差が、β=
0.2〜0.6の条件下では流量換算で0.3%以下で
あった。
【0019】図11〜図14は、δが6mmの標準穴径
と、δ1 ,δ2 が28mmの拡大した穴径の場合の差圧
と時間の関係を示す図である。図11はβ=0.2の場
合、図12はβ=0.4、図13はβ=0.6、図14
はβ=0.7の場合である。これらの図から明らかなよ
うに、穴径δが6mmの標準的な圧力取出口3,4にお
ける差圧と、穴径δ1 ,δ2 が28mmに拡大した圧力
取出口11,12における差圧の差は、上記した13m
mと22mmの場合と同様に略一定しており、測定値と
の差が、β=0.2〜0.6の条件下では流量換算で
0.3%以下であった。
【0020】上記した実験結果の傾向としては、穴径δ
1 ,δ2 を大きくする方が圧力が小さくなる傾向にあ
る。また、βが小さい方がその傾向が小さいことがわか
った。圧力取出口11,12の穴径δ1 ,δ2 がJIS
で規定された穴径δより大きい方が測定値が小さい理由
は以下のように考えられる。流体がオリフィス6を通過
すると、オリフィス6の下流側では縮流が起こり圧力が
低下する。その縮流が元の流れに戻ることにより圧力は
復帰する(一部は圧力損失として失われる)。そのた
め、オリフィス6の下流側では圧力分布が存在する。差
力取出口11,12はその圧力分布中にあるため、差圧
計Bに伝達される圧力は穴部分の圧力分布の平均値であ
ると予想される。穴径δ1 ,δ2 が大きいと、オリフィ
ス6の下流側の穴部分の平均圧力値は圧力分布の関係で
高くなる。それに対して、上流側の圧力は安定している
と考えられ、圧力取出口11付近でも略一定値であり、
穴の大小によって平均値は変わらない。その結果、差圧
計に伝達される差圧値は小さくなる。したがって、見か
け上、流量が少なく測定されることになる。また、絞り
直径比βが小さくなると、その影響が少なくなるのは、
縮流が復帰するまでの距離がオリフィス6から遠くの位
置まで伸び、下流側の圧力取出口12付近での圧力の分
布がなだらかなため、穴の大小によって平均値がそれほ
ど変わらないと考えられる。
【0021】なお、上記した実施の形態および実施例に
おいては、フランジタップの絞り機構に適用した例につ
いて説明したが、D・D/2タップの絞り機構について
も上記した適用範囲、すなわち絞り直径比βが0.2〜
0.6、穴径δ1 ,δ2 が13mm〜28mm、主配管
の内径Dが50mm〜760mmにおいて全く同じ結果
が得られることを確認した。ただし、コーナータップの
場合は、フランジタップおよびD・D/2タップと構造
が全く異なるために適用することができない。その理由
は、コーナータップの場合、圧力取出口がオリフィスに
接して設けられているため、オリフィスに衝突した流体
が圧力取出口に流れ込み易くなってしまい、圧力に影響
がで易いので、通常は0.03D程度の小さな穴しか利
用できないためである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るオリフ
ィス流量計の絞り機構は、フランジタップおよびD・D
/2タップの絞り機構において、圧力取出口の穴径をJ
ISZ8762の絞り機構に規定された穴径より大きく
したので、圧力取出口における詰まりの発生が少なく、
長期間にわたって安定した流量測定を行うことができ、
保守作業の煩雑さを軽減することができる。また、主配
管の内径Dを50mm〜760mm、絞り直径比βを
0.2〜0.6、圧力取出口の穴径δを13mm〜28
mmとすると、圧力取出口を拡大したことによる流量換
算での誤差を0.3%以内に抑えることができる。これ
は、JIS Z8762による絞り機構の公称精度が
0.6%以内であるから、上記の0.3%以内の範囲で
規格を逸脱しても、最大0.9%程度であり、実用上何
等問題ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオリフィス流量計の絞り機構の
実施の形態を示す断面図である。
【図2】 圧力取出口が標準の穴径と、拡大した穴径の
場合、流量測定値にどのような変化が現れるかを調べる
ために製作した実験装置の断面図である。
【図3】 βが0.2で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図4】 βが0.4で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図5】 βが0.6で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図6】 βが0.7で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が13mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図7】 βが0.2で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が22mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図8】 βが0.4で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が22mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図9】 βが0.6で、δが6mmの標準穴径と、δ
1 ,δ2 が22mmの拡大した穴径の場合の差圧と時間
の関係を示す図表である。
【図10】 βが0.7で、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が22mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図表である。
【図11】 βが0.2で、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が28mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図表である。
【図12】 βが0.4で、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が28mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図表である。
【図13】 βが0.6で、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が28mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図表である。
【図14】 βが0.7で、δが6mmの標準穴径と、
δ1 ,δ2 が28mmの拡大した穴径の場合の差圧と時
間の関係を示す図表である。
【図15】 従来の同心オリフィスを用いたD・D/2
タップとフランジタップの絞り機構を示す図である。
【符号の説明】
1,2…主配管、3,4…圧力取出口、5…オリフィス
板、6…同心のオリフィス、7…フランジ、8…導圧
管、11,12…圧力取出口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心オリフィスを用い、一次側の圧力取
    出口をオリフィスから上流側に主配管の内径と等しい距
    離はなして設け、二次側の圧力取出口をオリフィスから
    下流側に主配管の内径の1/2の距離はなして設けたオ
    リフィス流量計の絞り機構において、絞り直径比を0.
    2〜0.6とし、主配管の内径を50mm〜760mm
    とし、圧力取出口の穴径を13mm〜28mmとしたこ
    とを特徴とするオリフィス流量計の絞り機構。
  2. 【請求項2】 同心オリフィスを用い、上流側と下流側
    の主配管にそれぞれ設けられ互いに接合されたフランジ
    に一次側の圧力取出口と二次側の圧力取出口をそれぞれ
    設けたオリフィス流量計の絞り機構において、絞り直径
    比を0.2〜0.6とし、主配管の内径を50mm〜7
    60mmとし、圧力取出口の穴径を13mm〜28mm
    としたことを特徴とするオリフィス流量計の絞り機構。
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