JPH09331113A - 偏波変調可能な半導体レーザ装置 - Google Patents

偏波変調可能な半導体レーザ装置

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JPH09331113A
JPH09331113A JP8170591A JP17059196A JPH09331113A JP H09331113 A JPH09331113 A JP H09331113A JP 8170591 A JP8170591 A JP 8170591A JP 17059196 A JP17059196 A JP 17059196A JP H09331113 A JPH09331113 A JP H09331113A
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JP
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semiconductor laser
polarization
laser device
layer
refractive index
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JP8170591A
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Yukio Furukawa
幸生 古川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定な偏波変調が可能でかつ波長チューニング
に適した半導体レーザ装置である。 【解決手段】2つの偏波モードでの発振が可能な半導体
レーザは、活性層12へ電流注入できる利得領域と、利
得領域からの光を2つに分ける光分波領域と、光分波領
域に接続された2つの反射器からなる選択反射領域を含
む。1つの反射器は一方の偏波モードを反射する回折格
子27を有し、他方の反射器は他方の偏波モードを反射
する回折格子28を有する。2つの反射器は屈折率調整
層15を有し、屈折率調整層15に、互いに独立に電流
注入或は電圧印加できる。選択反射領域の制御によっ
て、利得プロファイルを変化させずに、2つの偏波モー
ドのブラッグ波長を独立に制御でき、安定な偏波変調が
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速変調時におい
ても動的波長変動を抑え、安定に高密度の波長多重光通
信を実現するための光通信用光源等となる半導体レーザ
装置、それを用いた光通信システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信分野において伝送容量を拡
大することが望まれており、複数の波長あるいは光周波
数を1本の光ファイバに多重させた光周波数多重(光F
DM)伝送の開発が行なわれている。この光FDM伝送
において、伝送容量をなるべく多くするためには、多重
チャネル間の波長間隔を小さくすることが重要である。
そのためには、受信側の波長可変フィルタの透過帯域幅
を小さく、送信側の光源となるレーザの占有周波数帯域
あるいはスペクトル線幅を小さくすることが望ましい。
しかし、現状の光通信に用いられている送信側の光源の
直接強度変調方式では、高速変調時に動的波長変動が起
きて光源のスペクトル線幅が0.3nm程度まで広がっ
てしまい、この直接強度変調方式は光FDM伝送には向
かない。
【0003】そこで、このような波長変動を抑える光源
の変調方式として、偏波スイッチング可能な分布帰還型
(DFB)レーザを用いた直接偏波変調方式が有望な方
式の1つとして提案されている(特願平5−31059
2号参照)。
【0004】このDFBレーザの動作について簡単に述
べる。レーザ構成は、活性層に歪量子井戸構造を導入し
たり、回折格子のブラッグ波長をTMモードの利得スペ
クトルのピーク近傍に設定することにより、TEモード
とTMモードの利得を同程度にしてあり、さらに複数の
電極を持つ。これらの複数の電極を介して電流を注入す
ることにより、位相および回折格子の損失(反射率)が
変化するが、TEモードとTMモードでは導波路の実効
屈折率が異なるため、偏波モード間で実効屈折率の変化
の仕方が異なる。この様な条件下で、位相整合条件を満
たして最低のしきい値利得となる波長および偏波モード
でレーザ発振する。すなわち、少なくとも1つの電極へ
の注入電流を変化させることにより、偏波モード間のし
きい値利得の大小関係が逆転して発振する偏波モードの
スイッチングを可能にするというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来提案されている偏波変調DFBレーザにおいては、電
極への注入電流を変化させた場合、TEモードとTMモ
ードの両方について、位相および反射率が変化するだけ
でなく、利得プロファイルも変化してしまうため、発振
の振る舞いが複雑でレーザを安定に動作させることが困
難であった。
【0006】このような課題に鑑み、本発明の目的を各
請求項に対応して以下に述べる。1)の目的は、安定な
偏波変調が可能でかつ波長チューニングに適した半導体
レーザ装置を提供することにある。2)、3)の目的
は、1)の目的に加え、どちらか一方の偏波モードに対
してのみ反射作用を与え得る回折格子の構造を提供する
ことにある。4)の目的は、屈折率調整層に工夫をして
反射率を容易に制御し得る構造を提供することにある。
5)、6)、7)の目的は、1)の目的に加え、光分波
領域に工夫をして損失を低減してしきい値利得を低下さ
せることにある。8)の目的は、偏波スイッチングを効
果的に行うための活性層の構造を提供することにある。
9)の目的は、偏波変調を効果的に行うための端面の構
造を提供することにある。10)の目的は、強度変調光
通信用の光源に適したチャーピングの少ない半導体レー
ザ光源装置を提供することにある。11)の目的は、上
記の半導体レーザ装置を安定に偏波変調させる駆動方法
を提供することにある。12)の目的は、強度変調光通
信用の光源に適したチャーピングの少ない半導体レーザ
装置を用いた光伝送システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、2
つの偏波モードの利得プロファイルを変えることなく、
2つの偏波モードのブラッグ波長をそれぞれ独立に変化
させることが可能な構成を持つ半導体レーザ装置を実現
し、これを用いて発振する偏波モードの制御を行うもの
である。
【0008】図1(a)の上面図(概念図)に沿って、
本発明による半導体レーザ装置の動作原理を具体例を用
いて簡単に説明する。
【0009】本発明による半導体レーザ装置では、光分
波領域を介して、2つの反射器を有する選択反射領域と
利得領域が並べられており、例えば、Y字状の導波路を
形成している。
【0010】第1の反射器では、導波路を構成する層の
一部として、例えば、2つの偏波モードで屈折率の異な
る多重量子井戸層と、該多重量子井戸層のTMモードに
対する屈折率とほぼ等しい屈折率を有する半導体層が隣
接して存在し、該多重量子井戸層と該半導体層の界面に
第1の回折格子が形成されている。TMモードに対して
は、第1の回折格子の上下の層の屈折率が等しいために
回折格子が存在しない状態と等価であり、その結果、第
1の回折格子は、TEモードにのみ回折効果を有する回
折格子となる。
【0011】他方、第2の反射器では、導波路を構成す
る層の一部として、例えば、2つの偏波モードで屈折率
の異なる多重量子井戸層と、該多重量子井戸層のTEモ
ードに対する屈折率とほぼ等しい屈折率を有する半導体
層が隣接して存在し、該多重量子井戸層と該半導体層の
界面に第2の回折格子が形成されている。その結果、第
2の回折格子は、TMモードにのみ回折効果を有する回
折格子となる。さらに、選択反射領域側の端面には無反
射コーティングが施されているのが好適である。
【0012】以上より、TEモードに対しては、利得領
域側の端面と第1の反射器とで共振器を構成し、TMモ
ードに対しては、利得領域側の端面と第2の反射器とで
共振器を構成している。
【0013】更に、2つの反射器の双方に屈折率調整層
が設けられており、この層に電流注入あるいは電圧印加
を行うことにより屈折率を調整することができる。よっ
て、第1、第2の反射器のどちらか一方あるいは両方の
電流注入あるいは電圧印加を制御することにより、2つ
の偏波モードについて独立にブラッグ波長を制御するこ
とができ、その結果、2つの偏波モードに対するしきい
値電流の大小関係を逆転させて偏波スイッチングを行う
ことが可能となる。
【0014】各請求項に対応した上記目的を達成するた
めの手段、作用をまとめると以下のようになる。
【0015】1)手段:偏波面の直交する2つの偏波モ
ードでの発振を可能にする半導体レーザにおいて、活性
層を含み、該活性層への電流注入機能を有する利得領域
と、利得領域に接続され、利得領域からの光を2つに分
ける光分波領域と、光分波領域からの2つの出力端のそ
れぞれに接続された2つの反射器からなる選択反射領域
を含み、第1の反射器は第1の偏波モードを支配的に反
射する第1の回折格子を有し、第2の反射器は第2の偏
波モードを支配的に反射する第2の回折格子を有してお
り、さらに、2つの反射器の双方が屈折率調整層を含ん
でおり、該屈折率調整層に、互いに独立に電流注入ある
いは電圧印加が可能な構成である。作用:活性層を含む
利得領域への注入電流を制御することなく(すなわち利
得プロファイルを変化させることなく)、選択反射領域
への電流注入あるいは電圧印加によって2つの偏波モー
ドのブラッグ波長を独立に制御することにより安定な偏
波変調が可能となる。さらに発振波長のシフト即ち波長
チューニングも容易である。
【0016】2)、3)手段:第1、第2の回折格子
は、異なる半導体層の界面に形成された凹凸構造からな
る。第1の回折格子においては、該異なる半導体層の屈
折率が、第2の偏波モードに対しては実質的に等しく、
第1の偏波モードに対しては異なるような構成であり、
第2の回折格子においては、該異なる半導体層の屈折率
が、第1の偏波モードに対しては実質的に等しく、第2
の偏波モードに対しては異なるような構成である。より
具体的には、異なる半導体層の一方は、2つの偏波モー
ドに対して屈折率が互いに異なる多重量子井戸層から成
る。作用:第1の反射器では、第2の偏波モードに対し
ては、第1の回折格子の上下の層の屈折率が等しいため
に回折格子が存在しない状態と等価であり、第1の回折
格子は、第1の偏波モードにのみ回折効果を有する回折
格子となる。第2の回折格子は、それとは逆に、第2の
偏波モードにのみ回折効果を有する回折格子となる。
【0017】4)手段:屈折率調整層が多重量子井戸で
ある。作用:第1および第2の反射器に逆電圧を印加さ
せて屈折率を変化させることにより、容易に、2つの偏
波モードのブラッグ波長を制御することができる。
【0018】5)手段:光分波領域が偏波分離機能を有
する。作用:分離した偏波モードと2つの反射器の偏波
依存性を一致させることにより、反射器を素通りする光
をなくすことが可能となる。
【0019】6)手段:光分波領域は、Y字状の導波路
で構成され、多重量子井戸層を含んでおり、該Y字状導
波路の分岐部のどちらか一方では該多重量子井戸層が混
晶化されている。作用:容易な構成で5)の作用を実現
できる。
【0020】7)手段:光分波領域は、近接した2つの
導波路で構成され、第3の回折格子が形成されており、
どちらか一方の偏波モードが該2つの導波路間で同方向
結合している。作用:6)と同様である。
【0021】8)手段:利得領域の活性層が引っ張り歪
が導入された多重量子井戸で構成され、ヘビーホールの
基底準位とライトホールの基底準位が等しいか、もしく
は後者の方が電子の基底準位に近い。作用:TEモード
とTMモードの利得を近接させて偏波スイッチングが効
率良く行える。
【0022】9)手段:選択反射領域側の端面に無反射
コーティングが施されている。作用:2つの偏波モード
で共振器が異なり、偏波変調を効果的に行なえる。
【0023】10)手段:上記の半導体レーザ装置と、
該半導体レーザ装置の利得領域の出力側に配置されて第
1または第2の偏波モードのみを選択して取り出す偏光
子等の偏光選択手段とを備える。作用:2つの反射器へ
の注入電流あるいは印加電圧を制御することにより、第
1の偏波モードで発振する状態と第2の偏波モードで発
振する状態をスイッチングし、偏光選択手段によってど
ちらか一方の偏波モードのみを選択して取り出す。こう
して、偏波変調光を強度変調光に変換する。
【0024】11)手段:上記の半導体レーザ装置の駆
動方法において、第1と第2の反射器の少なくとも一方
への注入電流或は印加電圧を制御することにより、第1
の偏波モードで発振する状態と第2の偏波モードで発振
する状態をスイッチングする。作用:上記の半導体レー
ザ装置から偏波変調光を安定して出力できる。
【0025】12)手段:上記の半導体レーザ装置の駆
動方法によって変調信号をもとに偏波のスイッチングを
行ない、偏光選択手段で第1または第2の偏波モードの
光出力を選択して取り出し光伝送路で伝送し、光受信器
で直接検波する光伝送システムである。作用:高速変調
時においても動的波長変動を抑えられ、安定に高密度の
波長多重光通信も実現できる。
【0026】
【発明の実施の形態】第1の実施例 図1、図2を用いて本発明による第1の実施例を説明す
る。図1(a)は、本発明による第1の実施例の半導体
レーザの平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A’
線での断面図である。また、図2は、選択反射領域、光
分波領域、利得領域の各領域での導波方向に垂直な面で
の断面図である。
【0027】層構成を以下に詳しく述べる。n−InP
基板10上に、n−InPバッファ層11を積層した
後、各領域に以下の層を選択成長する。利得領域には、
多重量子井戸の活性層12、p−InGaAsP導波層
13(バンドギャップ波長1.15μm組成)を積層す
る。光分波領域には、i−InGaAsP導波層14
(波長1.15μm組成)を積層する。選択反射領域に
は、屈折率調整層15、p−InPおよびp−InGa
AsPからなる多重量子井戸層16、第1の反射器側
(図1(a)参照)に設けられた多重量子井戸層16の
TMモードに対する屈折率と等しい屈折率を有するp−
InGaAsP導波層17、第2の反射器側(図1
(a)参照)に設けられた多重量子井戸層16のTEモ
一ドに対する屈折率と等しい屈折率を有するp−InG
aAsP導波層18(図2(a)参照)を積層する。
【0028】さらに、p−InPクラッド層19、p−
InGaAsコンタクト層20を積層し、所定領域をエ
ッチングした後に高抵抗InP埋め込み層21で埋め込
んで導波路を形成し、Cr/AuZnNi/Auからな
るp側の電極22、23、24、AuGeNi/Auか
らなるn側の電極25を蒸着形成する。さらに、選択反
射領域側の端面にSiOxからなる反射防止膜26を形
成する。
【0029】以上の構成において、利得領域の活性層1
2は、井戸層i−In0.27Ga0.73As(厚さl0n
m)、バリア層i−InGaAsP(波長1.15μm
組成、厚さl0nm)、SCH層i−InGaAsP
(波長1.15μm組成、厚さ20nm)から成る歪み
量子井戸構造(井戸6層)であり、バンドギャップ波長
は1.55μmである。ここで、引っ張り歪みが導入さ
れているため、ヘビーホールの基底準位と電子の基底準
位間の遷移エネルギー及びライトホールの基底準位と電
子の基底準位間の遷移エネルギーがほぼ等しくなってい
るか、或は前者が後者より大きくなっている。よって、
歪みを用いていない場合に比べ、TMモードでの発振し
きい値が低く、効率よく偏波スイッチングができる構成
になっている。
【0030】屈折率調整層15は、井戸層i−In0.53
Ga0.47As(厚さ4nm)、バリア層i−InGaA
sP(波長1.15μm組成、厚さ10nm)、SCH
層i−InGaAsP(波長1.15μm組成、厚さ2
4nm)から成る量子井戸構造(井戸8層)であり、バ
ンドギャップ波長は1.45μmである。
【0031】第1、第2の反射器では、多重量子井戸層
16には、それぞれ第1の回折格子27、第2の回折格
子28がパターニングされている。周期は、それぞれ
0.235μm、0.24μmとした。
【0032】一般に、多重量子井戸構造の半導体層を導
波路中に設けた場合、多重量子井戸層は、TEモードと
TMモードでは屈折率の異なる、いわゆる複屈折性を有
することが知られている。したがって、この多重量子井
戸層に回折格子を形成し、その上を、どちらか一方の偏
波モードに対する多重量子井戸層の屈折率と等しい屈折
率を持つ半導体層で埋め込めば、この一方の偏波モード
に対しては、回折格子の上下の層の屈折率が等しいため
に回折格子が存在しない状態と等価となる。
【0033】本実施例では、多重量子井戸層16は、I
0.53Ga0.47Asを3nm、InPを5nm、25周
期積層した構成であり、TEモードに対する屈折率が
3.298、TMモードに対する屈折率が3.281で
ある。第1の反射器の導波層17は、両偏波モードに対
する屈折率が3.281になるようにIn0.86Ga0.14
As0.320.68とし、第2の反射器の導波層18は、両
偏波モードに対する屈折率が3.298になるようにI
0.83Ga0.17As0.370.63とした。第1の反射器に
おいては、TMモードに対して多重量子井戸層16と導
波層17の屈折率を等しくしているため、TMモードに
対しては、回折格子が存在しない状態と等価であり、第
1の回折格子27はTEモードにのみ回折効果を有す
る。一方、第2の反射器においては、TEモードに対し
て多重量子井戸層16と導波層18の屈折率を等しくし
ているため、TEモードに対しては、回折格子が存在し
ない状態と等価であり、第2の回折格子28はTMモー
ドにのみ回折効果を有する。
【0034】選択反射領域側の端面には反射防止膜26
が形成されているため、TEモードに対しては、利得領
域側の端面と第1の反射器とで共振器を構成し、TMモ
ードに対しては、利得領域側の端面と第2の反射器とで
共振器を構成している。
【0035】以上の様な構成の素子の動作を図3を用い
て説明する。レーザの発振条件は Γ・gth=Γ・α十1/2Leff・ln(1/Rleft・1/Rright) (1) exp(2neff・Leff/λ十φ)=0 (2) で規定される。ここで、Γ:閉じ込め係数、gth:しき
い値利得、α:損失、Leff:利得領域の長さ、
left:結合損失、分岐損失等を含んだ光分岐領域側の
実効的な反射率、Rright:利得領域側の端面での反射
率、neff:利得領域の実効屈折率、λ:発振波長、
φ:位相である。
【0036】このレーザの発振条件に鑑みて、利得領域
および選択反射領域に適当な電流あるいは電圧を加え、
TEモードのしきい値近傍まで励起した場合の、利得
((1)式の左辺に対応)と共振器損失((1)式の右
辺に対応)の関係を図3に示す。ブラッグ波長に対応し
て、損失が極小となる波長が存在している。その波長に
おいて、TEモードでは損失と利得がほぼ一致している
のに対し、TMモードでは損失の方が利得より大きい
(図3(b)実線)。したがって、しきい値電流はTE
モードのほうが小さく、TEモードでの発振が支配的で
ある。
【0037】ここで、第2の反射器の屈折率調整層15
に逆電圧を印加すると、この層のバンドギャップが狭く
なり屈折率が増加する。よって、第2の回折格子28の
TMモードのブラッグ波長は長波長側にシフトし、利得
が損失を上回ることになり(図3(b)点線)、しきい
値電流の大小関係が逆転しTMモードでの発振が支配的
になる。
【0038】よって、屈折率調整層15への電圧印加に
よって偏波スイッチングを行うことができる。TEモー
ドからTMモードヘ遷移する際の電圧変化量は約7Vで
あった。したがって、第2の反射器に振幅7Vの変調電
圧を重畳することにより、TE/TMモードの偏波変調
を行うことができる。
【0039】以上の如く偏波変調される半導体レーザか
らの一方の偏波モードを偏光子を介して分離して選択す
れば、この半導体レーザを強度変調光通信用の光源とし
て用いることができる。この場合、活性層12へのキャ
リア注入量は変化させていないのでチャーピングは小さ
く、0.0lnm以下であった。
【0040】以上の説明では、第2の反射器のみに変調
信号を印加したが、これに限ったものではなく、例え
ば、第1の反射器に変調信号を印加すること、あるいは
両方の反射器に変調信号を印加することも可能である。
【0041】また、本実施例では、効率良く偏波スイッ
チングできるために活性層12として引っ張り歪み多重
量子井戸を用いたが、これに限ったものではなく、波長
1.55μm組成のInGaAsP単層や、歪みのない
多重量子井戸を用いることも可能である。要は、利得と
損失が2つの偏波モードの双方でほぼ等しくなるよう
に、活性層12の利得プロファイルに応じて回折格子2
7、28の周期を設定すればよい。
【0042】更に、利得プロファイルとは独立にブラッ
グ波長をシフトさせるための屈折率調整層として、波長
1.45μm組成のInGaAsP単層を用いてもよ
い。
【0043】また更に、多少構造は複雑になるが、選択
反射領域に屈折率調整層と平行に活性層を設け、屈折率
調整層と活性層に独立に電流注入(前者には電圧印加で
もよい)できるように構成してもよい。この様に構成し
ても、素子の動作は基本的に上述のものと同じである。
【0044】第2の実施例 第1の実施例と同様の構成で、屈折率調整層15に電流
注入を行うことで偏波モードを切り替えることも可能で
ある。図は省略する。
【0045】これは、屈折率調整層15へのキャリアの
量を制御することにより屈折率を調整し、ブラッグ波長
をシフトさせ両偏波モードに対するしきい値電流の大小
関係を変化させて切り替えるものである。キャリアが増
加すると屈折率は減少するので、例えば、設計誤差等に
よって、電圧印加ではうまくスイッチングさせることが
できない場合でも、電流注入によってスイッチングさせ
ることが可能となる。屈折率調整層15は、多重量子井
戸に限ったものではなく、波長1.45μm組成のIn
GaAsP単層を用いてもよい。
【0046】上記した第1、第2の実施例において、ブ
ラッグ波長近傍での活性層12の利得プロファイルの傾
きが右上がりか、左上がりかによって、屈折率調整層1
5に電圧印加を行うか、電流注入を行うかを決定すれば
よい。
【0047】また、第1、第2の実施例において、どち
らか一方の反射器への電流注入あるいは電圧印加によっ
て波長を制御し、さらに、他方の反射器に適当なバイア
ス電流あるいは電圧を加えれば、偏波スイッチング可能
条件を満たしたままで、波長をチューニングすることが
できる。
【0048】第3の実施例 光分波領域に偏波分離機能を持たせた例を図4を用いて
説明する。図4(a)は、本発明による半導体レーザの
第3の実施例の上面図(概念図)、図4(b)は偏波分
離領域における導波方向に垂直な面での断面図である。
【0049】選択反射領域および利得領域は第1の実施
例と同様であり、その説明は省略する。光分波領域にお
いて、第1の実施例との違いは、導波層14のかわり
に、第1の反射器と接続している側の分岐部分において
はIn0.53Ga0.47Asを3nm、InPを5nm、8
0周期積層した多重量子井戸層114が配置されてお
り、さらに、第2の反射器と接続している側の分岐部分
においては多重量子井戸層114を混晶化した層214
が配置されていることである。本実施例では、水素イオ
ンの打ち込みによって所定領域の混晶化を行っている。
【0050】多重量子井戸を混晶化した場合、TEモー
ドにおいては屈折率が低下し、TMモードにおいては屈
折率が上昇する方向にシフトする。したがって、利得領
域からのTEモード光は実効屈折率の大きい第1の反射
器側に導波し、逆に、TMモード光は実効屈折率の大き
い第2の反射器側に導波することになる。
【0051】本素子の動作も第1の実施例で述べた通り
である。第1の実施例では、第1の反射器側に導波した
TMモード光や第2の反射器側に導波したTEモード光
は発振には寄与しないが、本実施例では、光分波領域に
偏波分離機能を付与することにより効果的に光を分岐で
きるので共振器損失を低下させ、しきい値を低下させる
ことができる。
【0052】混晶化の方法として、水素イオンの打ち込
みによるものを例として挙げたが、これに限ったもので
はなく、SiOx等の絶縁膜を部分的に形成した後の熱
処理による方法や、不純物の拡散による方法などを使っ
てもよい。
【0053】第4の実施例 光分波領域に偏波分離機能を持たせた別の例を図5を用
いて説明する。図5(a)は、本発明による半導体レー
ザの第4の実施例の上面図(概念図)、図5(b)は偏
波分離領域における導波方向に垂直な面での断面図であ
る。
【0054】選択反射領域および利得領域は第1の実施
例と同様であり、その説明は省略する。
【0055】光分波領域は層構成や導波路幅が異なる2
つの平行導波路からなる。この導波路の非対称性のた
め、横モード間での結合(例えばどちらかの偏波モード
の0次光と1次光の結合)は生じない。しかし、比較的
荒い周期の回折格子303が形成されていて、2つの偏
波モードのいずれか一方のみがある特定波長において同
方向に結合し、第1の導波路から第2の導波路に移行す
る。移行しない方の偏波モードにおいても別の波長で結
合するが、これら特定波長と別の波長の波長間隔は数1
0nm程度離れている。
【0056】よって、TMモードにおいて、第2の回折
格子28のブラッグ波長近傍での光は第2の導波路に移
行して第2の反射器に伝搬し、TEモードにおいて、第
1の反射器の第1の回折格子27のブラッグ波長近傍の
光は移行せずに第1の反射器に伝搬するように設計する
ことが可能となる。すなわち、偏波分離機能を有するこ
とになる。
【0057】第4の実施例の層構成を説明する。l0は
n−InP基板、11はn−InPバッファ層、301
は第1の導波路側に設けられたi−InGaAsP導波
層(波長1.15μm組成)、302は第2の導波路側
に設けられたi−InGaAsP導波層(波長1.3μ
m組成)、19はp−InPクラッド層、20はp−I
nGaAsコンタクト層、21は高抵抗InP埋め込み
層である。導波層301、302上には、TMモードに
おいて、第2の回折格子28のブラッグ波長近傍での光
が第2の導波路に移行するように周期90μmの回折格
子303が形成してある。
【0058】本素子の動作は第1の実施例で述べたとお
りである。本実施例では、第3の実施例と同様、光分波
領域に偏波分離機能を設けることにより効果的に光を分
岐できるので、共振器損失を低下させ、しきい値を低下
させることができる。また、本実施例では、導波層30
1、302の組成を異ならせることにより非対称にした
例を示したが、例えば導波路幅を異ならせたり導波層の
厚さを変える等の方法を用いてもよい。
【0059】以上説明した複数の実施例においては、導
波路の埋め込み層は高抵抗InPに限ったものではなく
pn接合の逆方向バイアスを利用したものであってもよ
い。また、埋め込み構造に限ったものではなく、横方向
の光閉じこめを可能としている構造であればよい。さら
に、反射防止膜としては、SiOxだけでなく、ZrOx
や誘電体多層膜などを用いてもよい。
【0060】加えて、以上説明した複数の実施例におい
て、2つの偏波モードの一方(若しくは他方)に対して
回折格子の上下の層の屈折率が等しい場合を示したが、
完全に一致させる必要はなく、その屈折率の差によって
生じる回折格子がレーザ発振に寄与しない程度に小さけ
れば多少屈折率に差があってもよい。
【0061】その他の実施例 本発明による半導体レーザを光通信システムに応用した
例を示す。図6は、光−電気変換部(ノード)の一部と
して本発明による半導体レーザを用い、そのノードを用
いて構成した光ネットワークである。
【0062】光伝送路901からの光信号がノード1に
取り込まれ、分岐部902によりその一部が波長可変フ
ィルタを備えた受信装置903に入射する。波長可変フ
ィルタとして、ファイバファブリペロフィルタ、マッハ
ツェンダフィルタ、干渉膜フィルタ等が適当である。こ
の受信装置903により所望の波長の光信号のみを取り
出して信号検波を行なう。一方、ノードから信号を送信
する場合には、上記の実施例の何れかの半導体レーザ9
04を偏波変調し、偏光子905で一方の偏波モードを
選択して強度変調に変換し、この光信号を合流部907
を介して光伝送路901に入射する。このとき、レーザ
904への戻り光の影響を除去するためにアイソレータ
906を挿入してもよい。ノード2、3も同様の構成で
ある。
【0063】本発明による半導体レーザを用いた場合、
変調時の波長変動が0.01nm以下であるので、波長
可変幅を2nmとすると、100チャネル以上の高密度
波長多重光ネットワークを構築できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば各
請求項に対応して次のような効果がある。1)によれ
ば、安定な偏波変調が可能で且つ波長チューニングに適
した半導体レーザ装置を提供できる。2)、3)によれ
ば、1)の効果に加え、どちらか一方の偏波モードに対
してのみ反射作用を与え得る回折格子の構造を提供でき
る。4)によれば、反射器の反射率を容易に制御し得る
構造を提供できる。5)、6)、7)によれば、1)の
効果に加え、損失を低減してしきい値利得を低下させる
ことができる。8)によれば、偏波スイッチングを効果
的に行うための活性層の構造を提供できる。9)によれ
ば、偏波変調を効果的に行なうための端面の構造を提供
できる。10)によれば、強度変調光通信用の光源等に
適した、チャーピングの少ない光源装置を提供できる。
11)によれば、上記の半導体レーザ装置から偏波変調
光を安定して出力できる。12)安定に高密度の波長多
重光通信等の光伝送システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による半導体レーザの第1の実施
例の上面と導波方向の断面を示す図である。
【図2】図2は本発明による半導体レーザの第1の実施
例の各部の導波方向に垂直な面での断面を示すを示す各
部断面図である。
【図3】図3は第1の実施例における各偏波モードに対
する利得と損失の関係を表す図である。
【図4】図4は本発明による半導体レーザの第3の実施
例の上面と導波方向に垂直な面での断面(光分波領域中
での)を示す図である。
【図5】図5は本発明による半導体レーザの第4の実施
例の上面と導波方向に垂直な面での断面(光分波領域中
での)を示す図である。
【図6】図6は本発明による半導体レーザを用いた光ネ
ットワークの例を示す図である。
【符号の説明】
10 基板 11 バッファ層 12 活性層 13、14、17、18、301、302 導波層 15 屈折率調整層 16、114 多重量子井戸層 19 クラッド層 20 コンタクト層 21 埋め込み層 22、23、24、25 電極 26 反射防止膜 27、28、303 回折格子 214 混晶化層 901 光伝送路 902 分岐部 903 受信装置 904 本発明の半導体レーザ 905 偏光子 906 アイソレータ 907 合流部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏波面の直交する第1と第2の偏波モード
    での発振を可能にする半導体レーザにおいて、活性層を
    含み、該活性層への電流注入機能を有する利得領域と、
    利得領域に接続され、利得領域からの光を2つに分ける
    光分波領域と、光分波領域からの2つの出力端のそれぞ
    れに接続された第1と第2の反射器からなる選択反射領
    域とを含み、第1の反射器は第1の偏波モードを支配的
    に反射する第1の回折格子を有し、第2の反射器は第2
    の偏波モードを支配的に反射する第2の回折格子を有し
    ており、さらに、第1と第2の反射器の双方が屈折率調
    整層を含んでおり、該屈折率調整層に、互いに独立に電
    流注入あるいは電圧印加が可能な構成であることを特徴
    とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】第1と第2の回折格子は、夫々、異なる半
    導体層の界面に形成された凹凸構造からなり、第1の回
    折格子においては、該異なる半導体層の屈折率が、第2
    の偏波モードに対しては実質的に等しく、第1の偏波モ
    ードに対しては異なる様な構成であり、第2の回折格子
    においては、該異なる半導体層の屈折率が、第1の偏波
    モードに対しては実質的に等しく、第2の偏波モードに
    対しては異なる様な構成であることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】異なる半導体層の一方は、第1と第2の偏
    波モードに対して屈折率が互いに異なる多重量子井戸層
    から成り、異なる半導体層の他方は、該多重量子井戸層
    の第1または第2の偏波モードに対する屈折率と実質的
    に等しい屈折率を有する層から成ることを特徴とする請
    求項2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】屈折率調整層は多重量子井戸層から成るこ
    とを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体レ
    ーザ装置。
  5. 【請求項5】光分波領域は偏波分離機能を有することを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の半導体レー
    ザ装置。
  6. 【請求項6】光分波領域は、2つの分岐部を持つY字状
    の導波路で構成され、多重量子井戸層を含んでおり、該
    Y字状導波路の2つの分岐部のどちらか一方では該多重
    量子井戸層が混晶化され、第1と第2の偏波モードの一
    方が第1の反射器に導波し第1と第2の偏波モードの他
    方が第2の反射器に導波するように構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】光分波領域は、近接した2つの導波路で構
    成され、第3の回折格子が形成されており、第1または
    第2の偏波モードが該2つの導波路間で同方向結合し、
    第1と第2の偏波モードの一方が第1の反射器に導波し
    第1と第2の偏波モードの他方が第2の反射器に導波す
    るように構成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の半導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】利得領域の活性層は引っ張り歪が導入され
    た多重量子井戸層で構成され、ヘビーホールの基底準位
    とライトホールの基底準位が等しいか、もしくは後者の
    方が電子の基底準位に近いことを特徴とする請求項1乃
    至7の何れかに記載の半導体レーザ装置。
  9. 【請求項9】選択反射領域側の端面に無反射コーティン
    グが施されていることを特徴とする請求項1乃至8の何
    れかに記載の半導体レーザ装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9の何れかに記載の半導体
    レーザ装置と、該半導体レーザ装置の利得領域の出力側
    に配置されて第1または第2の偏波モードのみを選択し
    て取り出す偏光選択手段とを有することを特徴とする光
    源装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至9の何れかに記載の半導体
    レーザ装置の駆動方法において、第1と第2の反射器の
    少なくとも一方への注入電流或は印加電圧を制御するこ
    とにより、第1の偏波モードで発振する状態と第2の偏
    波モードで発振する状態をスイッチングすることを特徴
    とする半導体レーザ装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の半導体レーザ装置の
    駆動方法によって変調信号をもとに偏波のスイッチング
    を行ない、偏光選択手段で第1または第2の偏波モード
    の光出力を選択して取り出し光伝送路で伝送し、光受信
    器で直接検波することを特徴とする光伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015133522A (ja) * 2008-07-18 2015-07-23 アルカテル−ルーセント 注入された光信号の偏光への感受性(感度)を除去する、または大幅に低減させるための方法およびフォトニック素子、ならびにそのようなフォトニック素子を製造する方法
CN104236471B (zh) * 2014-10-09 2016-11-16 中国石油化工股份有限公司 炼焦塔水力除焦在线监测的y型双fbg光纤振动传感器

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