JPH0933039A - バーナーの異常燃焼検出方法 - Google Patents
バーナーの異常燃焼検出方法Info
- Publication number
- JPH0933039A JPH0933039A JP18546595A JP18546595A JPH0933039A JP H0933039 A JPH0933039 A JP H0933039A JP 18546595 A JP18546595 A JP 18546595A JP 18546595 A JP18546595 A JP 18546595A JP H0933039 A JPH0933039 A JP H0933039A
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- JP
- Japan
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- burner
- temperature
- combustion
- measured
- nozzle
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- Pending
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- Control Of Combustion (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で確実にバーナーの燃焼状態を知
ることができ、異常燃焼を迅速に検出することができる
バーナーの異常燃焼検出方法を提供する。 【解決手段】 バーナー12のノズル13近傍の外表面
の温度を温度センサー16で測定し、測定温度の変化に
基づいてバーナー12の異常燃焼を検出する。
ることができ、異常燃焼を迅速に検出することができる
バーナーの異常燃焼検出方法を提供する。 【解決手段】 バーナー12のノズル13近傍の外表面
の温度を温度センサー16で測定し、測定温度の変化に
基づいてバーナー12の異常燃焼を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナーの異常燃
焼検出方法に関し、詳しくは、各種燃焼装置や炉等の壁
部に装着され、先端部に設けたノズルにより燃焼火炎を
発生させるバーナーの異常燃焼を検出する方法に関す
る。
焼検出方法に関し、詳しくは、各種燃焼装置や炉等の壁
部に装着され、先端部に設けたノズルにより燃焼火炎を
発生させるバーナーの異常燃焼を検出する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図3に
示すように、燃焼装置等の壁部1に装着したバーナー
(パイロットバーナーや主バーナー)2の燃焼状態を確
認する方法としては、該バーナー2の近傍の壁部にウル
トラビジョン等の紫外線検出器3を設置し、バーナー2
で発生した燃焼火炎4の紫外線の状態を観察してバーナ
ー2の着火や失火を検出する方法が一般に採用されてい
た。
示すように、燃焼装置等の壁部1に装着したバーナー
(パイロットバーナーや主バーナー)2の燃焼状態を確
認する方法としては、該バーナー2の近傍の壁部にウル
トラビジョン等の紫外線検出器3を設置し、バーナー2
で発生した燃焼火炎4の紫外線の状態を観察してバーナ
ー2の着火や失火を検出する方法が一般に採用されてい
た。
【0003】しかし、バーナー2の燃焼により煤や粉末
状の酸化物が生成する場合は、紫外線検出器3と燃焼部
との間にパージガス導入管5を設けてパージガスを導入
するようにしているが、煤や粉末のために火炎の紫外線
を正確に検出することができず、紫外線検出器3が誤作
動することがあった。
状の酸化物が生成する場合は、紫外線検出器3と燃焼部
との間にパージガス導入管5を設けてパージガスを導入
するようにしているが、煤や粉末のために火炎の紫外線
を正確に検出することができず、紫外線検出器3が誤作
動することがあった。
【0004】また、複数のバーナーを有する装置の場合
は、信頼性を確保するために各バーナー毎に紫外線検出
器3を設ける必要があるため、構造が複雑になるだけで
なく、製造コストや保守コストの増大を招いていた。
は、信頼性を確保するために各バーナー毎に紫外線検出
器3を設ける必要があるため、構造が複雑になるだけで
なく、製造コストや保守コストの増大を招いていた。
【0005】そこで本発明は、簡単な構造で確実にバー
ナーの燃焼状態を知ることができ、異常燃焼を迅速に検
出することができるバーナーの異常燃焼検出方法を提供
することを目的としている。
ナーの燃焼状態を知ることができ、異常燃焼を迅速に検
出することができるバーナーの異常燃焼検出方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバーナーの異常燃焼検出方法は、第1の構
成として、バーナーの先端部に設けられた火炎形成用ノ
ズル近傍のバーナー外表面の温度を測定し、該測定温度
の変化に基づいてバーナーの異常燃焼を検出することを
特徴としている。
め、本発明のバーナーの異常燃焼検出方法は、第1の構
成として、バーナーの先端部に設けられた火炎形成用ノ
ズル近傍のバーナー外表面の温度を測定し、該測定温度
の変化に基づいてバーナーの異常燃焼を検出することを
特徴としている。
【0007】また、第2の構成は、複数のバーナーの先
端部に設けられた火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表
面の温度をそれぞれ測定し、各測定温度を相互に比較し
て前記バーナーの異常燃焼を検出することを特徴として
いる。
端部に設けられた火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表
面の温度をそれぞれ測定し、各測定温度を相互に比較し
て前記バーナーの異常燃焼を検出することを特徴として
いる。
【0008】さらに、第3の構成は、バーナーの先端部
に設けられた火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表面の
温度を測定するとともに、該バーナーを装着した燃焼装
置の外壁温度を測定し、測定温度の差の変化に基づいて
前記バーナーの異常燃焼を検出することを特徴としてい
る。
に設けられた火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表面の
温度を測定するとともに、該バーナーを装着した燃焼装
置の外壁温度を測定し、測定温度の差の変化に基づいて
前記バーナーの異常燃焼を検出することを特徴としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1は、本発明方法を実施する
ための一形態例を示すもので、燃焼装置等の壁部11に
装着したバーナー(パイロットバーナーや主バーナー)
12の燃焼状態を検出するものである。
さらに詳細に説明する。図1は、本発明方法を実施する
ための一形態例を示すもので、燃焼装置等の壁部11に
装着したバーナー(パイロットバーナーや主バーナー)
12の燃焼状態を検出するものである。
【0010】前記バーナー12は、火炎形成用のノズル
13の先端部分を装置内に挿入するようにして壁部11
に溶接固定されており、ノズル13の先端から装置内に
燃焼火炎14を発生させる。そして、壁部11の外部側
で、ノズル13の近傍のバーナー外表面には、温度指示
警報器15に接続された温度センサー16が取付けられ
ており、バーナー外表面の温度を常時測定するようにし
ている。
13の先端部分を装置内に挿入するようにして壁部11
に溶接固定されており、ノズル13の先端から装置内に
燃焼火炎14を発生させる。そして、壁部11の外部側
で、ノズル13の近傍のバーナー外表面には、温度指示
警報器15に接続された温度センサー16が取付けられ
ており、バーナー外表面の温度を常時測定するようにし
ている。
【0011】ノズル13の近傍のバーナー外表面は、バ
ーナー12が正常な着火状態であれば、略一定の温度を
維持しているため、この温度を常時測定することによ
り、バーナー12の燃焼状態を知ることができる。
ーナー12が正常な着火状態であれば、略一定の温度を
維持しているため、この温度を常時測定することによ
り、バーナー12の燃焼状態を知ることができる。
【0012】すなわち、装置の運転開始と同時にバーナ
ー12に着火すると、通常はバーナー外表面の温度は、
徐々に上昇して所定温度になるが、何らかの原因で失火
すると、バーナー外表面の温度が所定温度まで上がら
ず、また、運転中に失火した場合は、バーナー外表面の
温度が降下するので、温度指示警報器15に適当な温度
を設定しておくことにより、バーナー外表面の温度が設
定温度を下回ったときに、バーナー12が失火したこと
を検出することができる。このバーナー12の失火(異
常燃焼)は、温度指示警報器15でブザーやランプ等の
警報を発することで容易に知ることができる。
ー12に着火すると、通常はバーナー外表面の温度は、
徐々に上昇して所定温度になるが、何らかの原因で失火
すると、バーナー外表面の温度が所定温度まで上がら
ず、また、運転中に失火した場合は、バーナー外表面の
温度が降下するので、温度指示警報器15に適当な温度
を設定しておくことにより、バーナー外表面の温度が設
定温度を下回ったときに、バーナー12が失火したこと
を検出することができる。このバーナー12の失火(異
常燃焼)は、温度指示警報器15でブザーやランプ等の
警報を発することで容易に知ることができる。
【0013】また、バーナー12が複数本設けられてい
る装置の場合は、各バーナー12に温度センサー16を
それぞれ取付け、各温度センサー16で測定したバーナ
ー外表面の温度を相互に比較することにより、各バーナ
ー12の燃焼状態を知ることができる。すなわち、複数
のバーナー12の中の1本のバーナーが失火した場合
は、該バーナーの外表面の温度のみが降下するので、失
火の発生を直ちに知ることができる。なお、この場合
は、バーナー相互の温度を比較するので、設定温度に関
係なく失火の発生を知ることができる。
る装置の場合は、各バーナー12に温度センサー16を
それぞれ取付け、各温度センサー16で測定したバーナ
ー外表面の温度を相互に比較することにより、各バーナ
ー12の燃焼状態を知ることができる。すなわち、複数
のバーナー12の中の1本のバーナーが失火した場合
は、該バーナーの外表面の温度のみが降下するので、失
火の発生を直ちに知ることができる。なお、この場合
は、バーナー相互の温度を比較するので、設定温度に関
係なく失火の発生を知ることができる。
【0014】図2は、他の形態例を示すもので、前記同
様のバーナー外表面の温度を測定する温度センサー16
と、該バーナー12の温度の影響を受け難い壁部11の
外表面の温度を測定する温度センサー17とにより、バ
ーナー12の燃焼状態を検出するようにしたものであ
る。
様のバーナー外表面の温度を測定する温度センサー16
と、該バーナー12の温度の影響を受け難い壁部11の
外表面の温度を測定する温度センサー17とにより、バ
ーナー12の燃焼状態を検出するようにしたものであ
る。
【0015】すなわち、バーナー12の外表面の温度
と、装置の壁部11の外表面の温度とは、装置が安定し
た運転状態を継続していれば、両温度センサー16,1
7の取付け位置によってバーナー外表面の方が高い略一
定の温度差を有しているため、バーナー12及び壁部1
1のそれぞれの温度を常時測定し、その温度差を算出し
て該温度差がある設定温度を超えているときには着火状
態、設定温度を下回った場合は失火状態であることがわ
かる。また、装置の壁部11の外表面の温度を測定して
いるので、装置の運転状態も知ることができる。
と、装置の壁部11の外表面の温度とは、装置が安定し
た運転状態を継続していれば、両温度センサー16,1
7の取付け位置によってバーナー外表面の方が高い略一
定の温度差を有しているため、バーナー12及び壁部1
1のそれぞれの温度を常時測定し、その温度差を算出し
て該温度差がある設定温度を超えているときには着火状
態、設定温度を下回った場合は失火状態であることがわ
かる。また、装置の壁部11の外表面の温度を測定して
いるので、装置の運転状態も知ることができる。
【0016】なお、上記各例に示す方法のみでバーナー
の燃焼状態を確実に検出することは可能であるが、これ
らに前述の紫外線検出器3を併用することにより、さら
に信頼性を高めることができる。
の燃焼状態を確実に検出することは可能であるが、これ
らに前述の紫外線検出器3を併用することにより、さら
に信頼性を高めることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。3本のパ
イロットバーナーを120度の等間隔で装着した筒状の
燃焼装置を使用して、パイロットバーナーのノズル部の
外表面の温度と、燃焼装置の外壁の温度とをそれぞれ測
定した。パイロットバーナーに、3本合計で0.2m3
/hのLPGと5m3 /hの空気とを供給して燃焼させ
たところ、ノズル部外表面の温度と燃焼装置外壁の温度
とは、表1に示すように変化した。なお、単位はいずれ
も[℃]である。
イロットバーナーを120度の等間隔で装着した筒状の
燃焼装置を使用して、パイロットバーナーのノズル部の
外表面の温度と、燃焼装置の外壁の温度とをそれぞれ測
定した。パイロットバーナーに、3本合計で0.2m3
/hのLPGと5m3 /hの空気とを供給して燃焼させ
たところ、ノズル部外表面の温度と燃焼装置外壁の温度
とは、表1に示すように変化した。なお、単位はいずれ
も[℃]である。
【0018】
【表1】
【0019】燃焼開始から約60分後、燃焼状態が安定
したところで3本のバーナーの内の1本を強制的に失火
させたところ、表2に示すように温度が変化した。
したところで3本のバーナーの内の1本を強制的に失火
させたところ、表2に示すように温度が変化した。
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成でバーナーの燃焼状態を知ることができ、失
火の発生を迅速かつ確実に検出することができる。ま
た、燃焼により煤や粉末状の酸化物が生成する場合で
も、全く影響を受けることがないので、信頼性も高い。
簡単な構成でバーナーの燃焼状態を知ることができ、失
火の発生を迅速かつ確実に検出することができる。ま
た、燃焼により煤や粉末状の酸化物が生成する場合で
も、全く影響を受けることがないので、信頼性も高い。
【図1】 本発明方法の一形態例を示す説明図である。
【図2】 本発明方法の他の形態例を示す説明図であ
る。
る。
【図3】 従来方法の一例を示す説明図である。
11…壁部、12…バーナー、13…ノズル、14…燃
焼火炎、15…温度指示警報器、16,17…温度セン
サー
焼火炎、15…温度指示警報器、16,17…温度セン
サー
Claims (3)
- 【請求項1】 バーナーの燃焼状態を検出する方法であ
って、前記バーナーの先端部に設けられた火炎形成用ノ
ズル近傍のバーナー外表面の温度を測定し、該測定温度
の変化に基づいてバーナーの異常燃焼を検出することを
特徴とするバーナーの異常燃焼検出方法。 - 【請求項2】 複数のバーナーの燃焼状態を検出する方
法であって、前記複数のバーナーの先端部に設けられた
火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表面の温度をそれぞ
れ測定し、各測定温度を相互に比較して前記バーナーの
異常燃焼を検出することを特徴とするバーナーの異常燃
焼検出方法。 - 【請求項3】 燃焼装置に装着されたバーナーの燃焼状
態を検出する方法であって、前記バーナーの先端部に設
けられた火炎形成用ノズル近傍のバーナー外表面の温度
を測定するとともに、前記燃焼装置の外壁温度を測定
し、測定温度の差の変化に基づいて前記バーナーの異常
燃焼を検出することを特徴とするバーナーの異常燃焼検
出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18546595A JPH0933039A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | バーナーの異常燃焼検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18546595A JPH0933039A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | バーナーの異常燃焼検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0933039A true JPH0933039A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16171264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18546595A Pending JPH0933039A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | バーナーの異常燃焼検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0933039A (ja) |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18546595A patent/JPH0933039A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040217 |