JPH09330262A - バックアップシステム - Google Patents

バックアップシステム

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JPH09330262A
JPH09330262A JP8149307A JP14930796A JPH09330262A JP H09330262 A JPH09330262 A JP H09330262A JP 8149307 A JP8149307 A JP 8149307A JP 14930796 A JP14930796 A JP 14930796A JP H09330262 A JPH09330262 A JP H09330262A
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JP
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JP8149307A
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English (en)
Inventor
Harunori Kobayashi
晴紀 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ装置3のバックアップファイル
10のデータをメイン処理装置1のデータファイル4の
データに効率的に一致させる。 【解決手段】 メイン処理装置1に対して、データ処理
5にて順次生じる更新データでデータファイル4のデー
タを更新するとともに順次生じる更新データをバックア
ップ装置3へ順次送信するデータ更新手段7を備えてい
る。また、バックアップ装置3に対して、メイン処理装
置1から順次受信する更新データを所定期間記憶保持す
るとともに同一データ属性の更新データに対しては最新
の更新データのみを記憶保持し、かつ所定期間経過後に
記憶保持した更新データでバックアップファイル10の
データを更新する圧縮更新手段15を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の業務を行うメ
イン処理装置に対して伝送路を介してバックアップ装置
を接続して、メイン処理装置に異常が発生したときに、
バックアッブ装置でメイン処理装置の業務を代行するバ
ックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金融機関における預貯金業務、
デパート等の大規模小売店における各商品の売上在庫管
理業務等を行う業務処理システムにおいては、安全を期
するために、この業務を行うメイン処理装置に対して伝
送路を介してこのメイン処理装置と同一業務を実行可能
なバックアップ装置を接続している。そして、メイン処
理装置に何らかの異常が発生して、このメイン処理装置
での業務実行が不可能になると、バックアップ装置で該
当業務を代行する。
【0003】上述した金融機関における預貯金業務、各
商品の売上在庫管理業務等においては、データファイル
に記憶されている各顧客の口座残高や各商品の在庫状況
等のデータをアクセスして業務を行う。これらのデータ
は時事刻々と変化するので、メイン処理装置のデータフ
ァイルの記憶内容とバックアップ装置のバックアップフ
ァイルの記憶内容とを一致させておく必要がある。
【0004】このバックアップ装置のバックアップファ
イルの記憶内容をメイン処理装置のデータファイルの記
憶内容に一致させる手法として、従来、下記の3つの手
法が提唱されている。
【0005】(1) 例えば1日又は半日等の一定周期で
メイン処理装置のデータファイルの全部の記憶内容を、
バッチ処理手法を用いて、バックアップ装置のバックア
ップファイルに複写する。
【0006】(2) メイン処理装置において、データフ
ァイルに記憶されたデータに対する更新が実施される
と、この各更新データを例えば2時間又は3時間等の一
定の期間分メモリに記憶保持しておいて、その一定期間
が経過する毎に、累積記憶された更新データを一括して
バックアップ装置へ送信する。バックアップ装置は、メ
イン処理装置から一括送信された更新データでバックア
ップファイルの該当する各データをまとめて更新する。
【0007】(3) メイン処理装置において、データフ
ァイルに記憶されたデータに対する更新が実施される
と、その都度、この更新データをバックアップ装置へ送
信する。バックアップ装置は、メイン処理装置から更新
データを受信する都度、この更新データでバックアップ
ファイルの該当データを更新する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た(1) 〜(3) の各手法においても、まだ解消すべき次の
ような課題があった。(1) に示すバッチ処理手法におい
ては、上述した一定周期でメイン処理装置のデータファ
イルの全部の記憶内容がバックアップ装置のバックアッ
プファイルに複写されるので、一定周期毎に、両ファイ
ルの記憶内容が完全に一致し、データの信頼性は向上す
る。しかし、更新されないデータも含めて全部のデータ
を複写するために、データ伝送処理時間も含めてデータ
複写に多大の処理時間が必要となる。
【0009】また、メイン処理装置に異常が発生した場
合には、最後にバックアップファイルにデータを複写し
た時刻から異常発生時刻までの期間において、データフ
ァイル内の更新されたデータに対応するバックアップフ
ァイル内のデータはまだ更新されていない。このような
場合、バックアップ装置において、バックアップファイ
ルにおける未更新のデータを更新するための再処理操作
を実施する必要がある。
【0010】この場合、前述した複写時刻から異常発生
時刻までの期間が長いと、未更新データ量が多くなり、
バックアップ装置における未更新データに対する更新の
ための再処理作業が煩雑になり、作業員の作業負担が増
大し、かつバックアップ装置を用いた業務復旧までの時
間が増大する懸念がある。
【0011】また、(2) に示す更新データのみを一定時
間記憶保持した後に、バックアップ装置へ送信する手法
においては、バックアップ装置におけるバックアップフ
ァイルに対する更新のための再処理量及び再処理時間は
(1) の手法に比較して減少される。
【0012】しかし、(1) の場合と同様に、記憶保持し
た更新データをバックアップ装置へ送信した時刻から異
常発生時刻までの期間に発生した更新データはバックア
ップファイルに反映されていないので、バックアップ装
置における未更新データに対する更新のための再処理作
業が必要となる。
【0013】また、金融機関における預貯金業務や小売
店における売上在庫管理業務においては、同一預金者又
は同一商品に対しては少なくとも最新の口座残高や最終
の在庫数があればよいので、同一データ属性(預金者,
商品)における中間の更新データは、バックアップファ
イルにとっては不要である。
【0014】しかし、(2) に示す手法においては、記憶
保持した更新データをバックアップ装置へ送信した時刻
から次の送信時刻までの期間に発生した更新データに同
一データ属性のデータが複数存在したとしても、この複
数の更新データが送信されて、この複数の更新データで
バックアップファイル内の同一データ属性のデータが複
数回に亘って更新処理される。したがって、結果的に、
バックアップファイルに対する更新処理効率が低下す
る。
【0015】さらに、(3) に示す更新データが発生する
都度、バックアップファイルの対応するデータを更新す
るリアルタイム処理手法においては、メイン処理装置の
異常発生時に、バックアップ装置における未更新データ
に対する再処理作業が不要であるが、その都度、伝送路
を介して更新データを送信する必要があり、送信処理量
が増大し、通信費が増加する懸念がある。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、メイン処理装置におけるデータ処理にて順
次発生する更新データを同一データ属性のデータが重複
しないようにデータ圧縮することによって、バックアッ
プ装置のバックアップファイルに対するデータ更新回数
を減少でき、効率的にバックアップファイルの記憶内容
をメイン処理装置のデータファイルの記憶内容に一致さ
せることができるバックアップシステムを提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、データファイ
ルに記憶されたそれぞれデータ属性が付された各データ
を用いてデータ処理を行い、必要に応じてデータファイ
ルに記憶されたデータを更新するメイン処理装置に対し
て、伝送路を介してバックアップ装置を接続し、このバ
ックアップ装置内に設けられたバックアップファイルの
記憶内容をデータファイルの記憶内容に一致させるよう
にしたバックアップシステムに適用される。
【0018】そして、上記課題を解消するために、請求
項1においては、メイン処理装置に対して、データ処理
にて順次生じる更新データでデータファイルのデータを
更新するとともに順次生じる更新データをバックアップ
装置へ順次送信するデータ更新手段を備えている。ま
た、バックアップ装置に対して、メイン処理装置から順
次受信する更新データを所定期間記憶保持するとともに
同一データ属性の更新データに対しては最新の更新デー
タのみを記憶保持し、かつ所定期間経過後に記憶保持し
た更新データでバックアップファイルのデータを更新す
る圧縮更新手段を備えている。
【0019】また、請求項2においては、メイン処理装
置に対して、データ処理にて順次生じる更新データでデ
ータファイルのデータを更新するデータ更新手段と、デ
ータ処理にて順次生じる更新データを所定期間記憶保持
するとともに同一データ属性の更新データに対しては最
新の更新データのみを記憶保持し、かつ所定期間経過後
に記憶保持した更新データを一括してバックアップ装置
へ送信する圧縮送信手段とを備えている。また、バック
アップ装置に対して、メイン処理装置から一括して受信
した各更新データでバックアップファイルに記憶された
データを更新するデータ更新手段を備えている。
【0020】さらに、請求項3においては、メイン処理
装置に対して、データ処理にて順次生じる更新データで
データファイルのデータを更新するとともに順次生じる
更新データをバックアップ装置へ順次送信するデータ更
新手段と、データ処理にて順次生じる更新データを記憶
保持するとともに同一データ属性の更新データに対して
は最新の更新データのみを記憶保持する第1の圧縮記憶
保持手段とを備えている。また、バックアップ装置に対
して、メイン処理装置から順次受信する更新データを所
定期間記憶保持するとともに同一データ属性の更新デー
タに対しては最新の更新データのみを記憶保持し、かつ
所定期間経過後に記憶保持した更新データでバックアッ
プファイルのデータを更新する圧縮更新手段と、メイン
処理装置から順次受信する更新データを記憶保持すると
ともに同一データ属性の更新データに対しては最新の更
新データのみを記憶保持する第2の圧縮記憶保持手段
と、所定周期で第1の圧縮記憶保持手段の記憶内容と第
2の圧縮記憶保持手段の記憶内容とを比較して両者の一
致を確認する比較手段とを備えている。
【0021】このように構成された請求項1のバックア
ップシステムにおいては、メイン処理装置のデータ処理
にて順次生じる更新データでデータファイルの対応する
データが更新されると共に、この更新データは発生の都
度バックアップ装置へ送信される。
【0022】バックアップ装置において、メイン処理装
置から順次受信された更新データでその都度バックアッ
プファイルの同一データ属性のデータが更新されること
はなく、順次受信される各更新データは所定期間記憶保
持された後にバックアップファイルの更新に用いられ
る。この場合、所定期間記憶保持される過程で、同一デ
ータ属性の更新データが受信されると、古い更新データ
が破棄されて、最新の更新データのみが残る。
【0023】したがって、バックアップファイルの更新
時には、同一データ属性のデータが複数回に亘って更新
されることはなく、最新の更新データでのみ更新され
る。その結果、更新処理回数は必要最小限に抑制される
ので、更新処理効率が向上する。
【0024】また、メイン処理装置で発生する更新デー
タはリアルタイムでバックアップ装置へ送信されるの
で、メイン処理装置の異常発生時にバックアップ装置に
記憶保持している各更新データでバックアップファイル
を更新するのみでよく、このバックアップ装置で業務を
開始するためのバックアップファイルにおける未更新デ
ータを更新するための処理操作が簡素化される。
【0025】また、請求項2のバックアップシステムに
おいては、メイン処理装置で発生した更新データは発生
の都度バックアップ装置へ送信されることなく、所定期
間記憶保持された後にバックアップ装置へ送信される。
この場合、所定期間記憶保持される過程で、同一データ
属性の更新データが受信されると、古い更新データが破
棄されて、最新の更新データのみが残る。
【0026】このように、各更新データはまとめてバッ
クアップ装置へ送信され、また、同一データ属性のデー
タは複数個送信されることはない。したがって、送信処
理負担が軽減され、かつ必要最小限の更新データのみが
送信される。
【0027】さらに、請求項3のバックアップシステム
においては、請求項1記載のバックアップシステムと同
様に、バックアップファイルの更新時には、同一データ
属性のデータが複数回に亘って更新されることはなく、
かつ更新データはリアルタイムでバックアップ装置へ送
信される。
【0028】さらに、この請求項3においては、メイン
処理装置及びハックアップ装置に対して発生する更新デ
ータを同一データ属性のデータが重複しないように記憶
する同一構成の第1,第2の圧縮記憶保持手段を設け
て、定期的に両者の記憶内容が一致することを確認して
いる。よって、バックアップシステムの信頼性が確保さ
れる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
バックアップシステムが組込まれた業務処理システムの
概略装置を示すブロック図である。
【0030】この業務処理システムは、所定の業務を行
うメイン処理装置1と、このメイン処理装置1に対して
例えば通信回線等の伝送路2を介して接続されたバック
アップ装置3とで構成されている。この実施形態の業務
処理システムは、例えば、金融機関に設置され各預金者
の預金管理を行う。また、メイン処理装置1とバックア
ップ装置3とは互いに離間した都市に設置されている場
合もある。
【0031】メイン処理装置1において、データファイ
ル4内には、このメイン処理装置1でデータ処理される
各種のデータがデータ属性を付されて記憶されている。
例えばこのメイン処理装置1が各預金者の預金管理を行
う場合は、預金者毎の口座残高が記憶されている。そし
て、データ属性が預金者となり、データが口座残高とな
る。
【0032】データ処理部5は、CRT表示装置とキー
ボードとからなる操作部5から入力された操作指令に基
づいてデータファイル4から各データ属性を指定して各
データを読出して指示されたデータ処理を実施する。そ
して、データ処理部5は必要に応じてデータ更新部7へ
データ属性が付された更新データを送出する。
【0033】データ更新部7はデータ処理部5から更新
データが入力されると、その都度データフイル4内の該
当データ属性が示すデータを更新する。データ更新部7
はデータファイル4内の該当データを更新すると共に、
この更新データを送受信部8及び伝送路2を介してバッ
クアッフ装置3へ送信する。
【0034】なお、補助書込部9は、このメイン処理装
置1が異常発生後に異常が復旧した時点で、バックアッ
プ装置3のバックアップファイル10に記憶保持してい
るデータをデータファイル4に書込む機能を有する。
【0035】バックアップ装置3において、バックアッ
プファイル10はメイン処理装置1のデータファイル4
と同一構成を有している。したがって、このバックアッ
プファイル10内には、最終的にメイン処理装置1にお
いてデータ処理された各種のデータがデータ属性を付さ
れて記憶される。
【0036】そして、バックアップ装置3内には、メイ
ン処理装置1が異常発生時にバックアップファイル10
に記憶されたデータを用いて業務を代行するための操作
部11、データ処理部12及びバックアップファイル1
0に対するデータ更新部13が設けられている。
【0037】バックアップ装置3において、メイン処理
装置1から伝送路2を介して送信された更新データは送
受信部14で受信され圧縮更新部15へ入力される。こ
の圧縮更新部15は、内部にデータバッファ16とタイ
マ17とを有し、メイン処理装置1から順次受信する更
新データをデータバッファ16に所定期間記憶保持する
とともに同一データ属性の更新データに対しては最新の
更新データのみを記憶保持し、かつ所定期間経過後に記
憶保持した更新データでバックアップファイル10のデ
ータを更新する。
【0038】具体的には、圧縮更新部15は図2の流れ
図に従ってバックアップファイル10に対する圧縮更新
処理を実行する。流れ図のP(プログラムステップ)1
において、送受信部14から一つのデータ属性が付され
た更新データが入力されると、データバッファ16内に
一時記憶されている各更新データに同一データ属性の更
新データが存在するか否かを検索する(P2)。同一デ
ータ属性のデータが存在すれば、この同一データ属性の
データを今回入力した更新データに置換える(P4)。
なお、P3にて同一データ属性のデータが存在しなけれ
ば、今回入力した更新データをデータバッファ16内に
新規に書込む。
【0039】新規更新データのデータバッファ16に対
する更新又は書込処理が終了したとき、又はP1にて新
規更新データが入力されない場合は、P6へ進む。P6
にて、タイマ17で計時されている経過時間が予め定め
られた所定期間を経過すると、データバッファ16に記
憶されている各更新データでバックアップファイル10
に記憶されている同一データ属性の各データを更新する
(P7)。
【0040】そして、データバッファ16の記憶内容を
クリアするとともに、タイマ17に計時されている経過
時間を0に戻して再起動する。そして、流れ図のP1へ
戻り、新規の更新データが入力されたか否かを判断す
る。
【0041】なお、P6にてタイマ17で計時されてい
る経過時間が予め定められた所定期間に達していない場
合は、P1へ戻る。また、補助読出部18は、このメイ
ン処理装置1が異常発生後に異常が復旧した時点で、バ
ックアップ装置3のバックアップファイル10に記憶保
持しているデータを読出してメイン処理装置1へ送信す
る機能を有する。
【0042】このように構成された第1実施形態のバッ
クアップシステムが組込まれた業務処理システムにおい
て、メイン処理装置1が正常な期間においては、データ
処理部5で順次発生する更新データはデータ更新部7へ
送信されて、このデータ更新部7でデータファイル4の
該当するデータが更新される。同時に、発生してた更新
データは即座にバックアップ装置3へ送信される。
【0043】バックアップ装置3においては、メイン処
理装置1から順次送信されてくる各更新データは一旦圧
縮更新部15内のデータバッファ16内に所定期間記憶
保持される。そして、所定期間が経過すると、このデー
タバッファ16内に記憶保持された各更新データでバッ
クアップファイル10の対応する各データが更新され
る。この場合、所定期間記憶保持される過程で、同一デ
ータ属性の更新データが受信されると、古い更新データ
が破棄されて、最新の更新データのみが残る。
【0044】したがって、バックアップファイル10の
更新時には、同一データ属性のデータが複数回に亘って
更新されることはなく、最新の更新データでのみ更新さ
れる。その結果、更新処理回数は必要最小限に抑制され
るので、更新処理効率が向上する。
【0045】また、メイン処理装置1で発生する更新デ
ータはリアルタイムでバックアップ装置3へ送信される
ので、メイン処理装置1の異常発生時にバックアップ装
置3のデータバッファ16に記憶保持している各更新デ
ータでバックアップファイル10を更新するのみでよ
い。したがって、このバックアップ装置3でメイン処理
装置1の業務代行を開始するためのバックアップアタイ
ル10における未更新データを更新するための処理操作
が簡素化される。
【0046】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態に係わるバックアップシステムが組込まれた業務処
理システムの概略装置を示すブロック図である。図1に
示す第1実施形態における業務処理システムと同一部分
には同一符号が付してある。したがって、重複する部分
の詳細説明は省略されている。
【0047】この第2実施形態においてはメイン処理装
置1a内に、図1に示した第1実施形態のバックアップ
装置3内の組込まれた圧縮更新部15に対応するデータ
圧縮部15aが設けられている。そして、バックアップ
装置3a内には、圧縮更新部15の代りにデータ更新部
19が組込まれている。
【0048】このような構成の業務処理システムにおい
て、メイン処理装置1a内のデータ処理部5は更新デー
タをデータ更新部7aへ送信するとともにデータ圧縮部
15aへ送出する。データ更新部7aはデータ処理部5
から順次入力される更新データでテータファイル4内の
対応するデータを更新する。
【0049】データ圧縮部15aは、内部にデータバッ
ファ16とタイマ17とを有し、データ処理部5から順
次出力された更新データをデータバッファ16に所定期
間記憶保持するとともに同一データ属性の更新データに
対しては最新の更新データのみを記憶保持し、かつ所定
期間経過後に記憶保持した更新データを一括して送受信
部8及び伝送路2を介してバックアップ装置3aへ送信
する。
【0050】このデータ圧縮部15aの具体的データ圧
縮処理動作を図4の流れ図を用いて説明する。なお、図
2に示した圧縮更新部15の圧縮更新処理動作と同一部
分には同一符号が付してある。したがって、ここでは、
異なる部分のみを説明する。
【0051】流れ図のP(プログラムステップ)1aに
おいて、データ処理部5から一つのデータ属性が付され
た更新データが入力されると、データバッファ16内に
一時記憶されている各更新データに同一データ属性の更
新データが存在するか否かを検索する(P2)。
【0052】この入力された新規更新データのデータバ
ッファ16に対する更新又は書込処理、及びタイマ17
の経過時間が予め定められた所定期間を経過するまでの
P2〜P6の各処理動作は図2に示した流れ図と同じで
ある。
【0053】そして、P6にてタイマ17の経過時間が
予め定められた所定期間を経過すると、P7aにおい
て、データバッファ16に記憶されている各更新データ
をバックアップ装置3aへ一括して送信する。その後、
データバッファ16の記憶内容をクリアするとともに、
タイマ17に計時されている経過時間を0に戻して再起
動する。そして、流れ図のP1へ戻り、新規の更新デー
タが入力されたか否かを判断する。
【0054】バックアップ装置3aのデータ更新部19
は、メイン処理装置1aから一括して受信した各更新デ
ータでバックアップファイル10の対応する各データを
更新する。
【0055】このように構成された第2実施形態のバッ
クアップシステムが組込まれた業務処理システムにおい
て、メイン処理装置1が正常な期間においては、データ
処理部5で順次発生する更新データはデータ更新部7a
へ送信されて、このデータ更新部7aでデータファイル
4の該当するデータが更新される。同時に、発生してい
た更新データは即座にバックアップ装置3へ送信される
ことはなく、データ圧縮部15aのデータバッファ16
内に所定期間記憶保持される。
【0056】そして、所定期間が経過すると、このデー
タバッファ16内に記憶保持された各更新データが一括
してバックアップ装置3aへ送信される。バックアップ
装置3aへ一括して送信された各更新データでバックア
ップファイルの各データが更新される。
【0057】この場合、各更新データがデータ圧縮部1
5aで所定期間記憶保持される過程で、同一データ属性
の更新データが受信されると、古い更新データが破棄さ
れて、最新の更新データのみが残る。
【0058】このように、各更新データはまとめてバッ
クアップ装置3へ送信され、また、同一データ属性のデ
ータは複数個送信されることはない。したがって、メイ
ン処理装置1aとバックアップ装置3aとの間の送信処
理負担が軽減され、かつ必要最小限のデータのみが送信
される。
【0059】したがって、バックアップ装置3のバック
アップファイル10の記憶内容をメイン処理装置1のデ
ータファイル4の記憶内容に一致させるための処理負担
が軽減される。
【0060】(第3実施形態)図5は本発明の第3実施
形態に係わるバックアップシステムが組込まれた業務処
理システムの概略装置を示すブロック図である。図1に
示す第1実施形態における業務処理システムと同一部分
には同一符号が付してある。したがって、重複する部分
の詳細説明は省略されている。
【0061】この第3実施形態においては、メイン処理
装置1b内に第1の圧縮記憶保持手段としての圧縮デー
タテーブル作成部20と圧縮データテーブル21とが組
込まれている。また、バックアップ装置3b内には第2
の圧縮記憶保持手段としての圧縮データテーブル作成部
22と圧縮データテーブル23とが組込まれている。さ
らに、バックアップ装置3b内には比較部24が組込ま
れている。
【0062】メイン処理装置1bのデータ更新部7はデ
ータ処理部5で順次発生する更新データでデータファイ
ル4の対応するデータを更新するとともに、その都度更
新データを送受信部8を介してバックアップ装置3bへ
送信する。バックアップ装置3bの圧縮更新部15はメ
イン処理装置1aから順次受信した更新データを所定期
間記憶保持したのちバックアップファイル10の各デー
タを更新する。すなわち、図1に示した第1実施形態と
同一手順でバックアップファイル10のデータは更新さ
れる。
【0063】そして、メイン処理装置1bの圧縮データ
テーブル作成部20は図3に示した第2実施形態におけ
るデータ圧縮部15aとほぼ同一手順でデータ処理部5
から順次出力される各更新データをデータバッファ16
に対応する圧縮データファイル21に各データ属性毎に
記憶保持する。この場合、この圧縮データファイル21
に既に同一データ属性のデータが記憶されていた場合
は、その既に記憶されているデータに対して新規の更新
データを上書きする。
【0064】バックアップ装置3bにおける圧縮データ
テーブル作成部22も上述したメイン処理装置1bの圧
縮データテーブル作成部20と同様に、メイン処理装置
1bから順次受信される各更新データを圧縮データファ
イル23に各データ属性毎に記憶保持する。この場合、
この圧縮データファイル23に既に同一データ属性のデ
ータが記憶されていた場合は、その既に記憶されている
データに対して新規の更新データを上書きする。
【0065】さらに、バックアップ装置3bにおける比
較部24は、予め定められた1日等の一定周期が到来す
る毎に、送受信部14を介してメイン処理装置1bへデ
ータ収集指令を送出して、メイン処理装置1bの圧縮デ
ータテーブル21の記憶内容、すなわち記憶保持されて
いる各更新データを収集する。
【0066】同時に、比較部24は、バックアップ装置
3bの圧縮データテーブル23の記憶内容、すなわち記
憶保持されている各更新データを収集する。そして、比
較部24は、メイン処理装置1bの圧縮データテーブル
21の記憶内容とバックアップ装置3bの圧縮データテ
ーブル23の記憶内容とを比較照合して、両者が一致し
ていることを確認する。その後、各圧縮データテーブル
21,23の記憶内容をクリアする。
【0067】なお、記憶内容が不一致の場合は、バック
アップ装置3b又はメイン処理装置1bの操作部11,
6に不一致情報を警告出力する。このように構成された
第3実施形態のバックアップシステムが組込まれた業務
処理システムにおいて、メイン処理装置1bが正常な期
間においては、メイン処理装置1からリアルタイムで各
更新データがバックアップ装置3bへ送信され、かつバ
ックアップ装置3b内には、圧縮更新部15が組込まれ
ている。
【0068】したがって、図1に示す第1実施形態のバ
ックアップシステムと同様に、バックアップファイル1
0に対する更新処理効率が向上すると共に、バックアッ
プ装置3bでメイン処理装置1bの業務代行を開始する
ためのバックアップファイル10における未更新データ
を更新するための処理操作が簡素化される。
【0069】さらに、この第3実施形態においては、メ
イン処理装置1b及びハックアップ装置3b内に、メイ
ン処理装置1bのデータ処理部5で順次発生する各更新
データを同一データ属性のデータが重複しないように記
憶する同一構成の各圧縮データテーブル21,23を設
けている。そして、定期的に両者の記憶内容が一致する
ことを確認している。よって、バックアップシステムの
信頼性が確保される。また、比較する更新データは各デ
ータ属性毎に最新の更新データどうしであるので、必要
最小限の更新データを比較すればよく、比較処理能率が
向上する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバックアッ
プシステムにおいては、メイン処理装置におけるデータ
処理にて順次発生する更新データを同一データ属性のデ
ータが重複しないようにデータ圧縮して、このデータ圧
縮された各更新データでバックアップ装置のバックアッ
プファイルの対応する各データを更新している。
【0071】したがって、バックアップ装置のバックア
ップファイルに対するデータ更新回数を減少でき、効率
的にバックアップファイルの記憶内容をメイン処理装置
のデータファイルの記憶内容に一致させることができ
る。
【0072】また、メイン処理装置及びバックアップ装
置内に、メイン処理装置で順次発生する各更新データを
同一データ属性のデータが重複しないように記憶する同
一構成のデータ圧縮記憶手段を設けている。そして、定
期的に両者の記憶内容が一致することを確認している。
したがって、上述した効果に加えて、本発明のバックア
ップシステムが組込まれた業務処理システムの信頼性を
より一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のバックアップシステ
ムが組込まれた業務処理システムの概略構成を示すブロ
ック図
【図2】 同バックアップシステムにおける圧縮更新部
の圧縮更新処理動作を示す流れ図
【図3】 本発明の第2実施形態のバックアップシステ
ムが組込まれた業務処理システムの概略構成を示すブロ
ック図
【図4】 同バックアップシステムにおけるデータ圧縮
部のデータ圧縮処理動作を示す流れ図
【図5】 本発明の第3実施形態のバックアップシステ
ムが組込まれた業務処理システムの概略構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1,1a,1b…メイン処理装置 2…伝送路 3a.3b,3c…バックアップ装置 4…データファイル 5,12…データ処理部 6,11…操作部 7,7a,13,19…データ更新部 10…バックアップファイル 15…圧縮更新部 15a…データ圧縮部 16…データバッファ 17…タイマ 20、22…圧縮データテーブル作成部 21,23…圧縮データテーブル 24…比較部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データファイルに記憶されたそれぞれデ
    ータ属性が付された各データを用いてデータ処理を行
    い、必要に応じて前記データファイルに記憶されたデー
    タを更新するメイン処理装置に対して、伝送路を介して
    バックアップ装置を接続し、このバックアップ装置内に
    設けられたバックアップファイルの記憶内容を前記デー
    タファイルの記憶内容に一致させるようにしたバックア
    ップシステムにおいて、 前記メイン処理装置は、前記データ処理にて順次生じる
    更新データで前記データファイルのデータを更新すると
    ともに前記順次生じる更新データを前記バックアップ装
    置へ順次送信するデータ更新手段を有し、 前記バックアップ装置は、前記メイン処理装置から順次
    受信する更新データを所定期間記憶保持するとともに同
    一データ属性の更新データに対しては最新の更新データ
    のみを記憶保持し、かつ前記所定期間経過後に記憶保持
    した更新データで前記バックアップファイルのデータを
    更新する圧縮更新手段を有したことを特徴とするバック
    アップシステム。
  2. 【請求項2】 データファイルに記憶されたそれぞれデ
    ータ属性が付された各データを用いてデータ処理を行
    い、必要に応じて前記データファイルに記憶されたデー
    タを更新するメイン処理装置に対して、伝送路を介して
    バックアップ装置を接続し、このバックアップ装置内に
    設けられたバックアップファイルの記憶内容を前記デー
    タファイルの記憶内容に一致させるようにしたバックア
    ップシステムにおいて、 前記メイン処理装置は、 前記データ処理にて順次生じる更新データで前記データ
    ファイルのデータを更新するデータ更新手段と、 前記データ処理にて順次生じる更新データを所定期間記
    憶保持するとともに同一データ属性の更新データに対し
    ては最新の更新データのみを記憶保持し、かつ前記所定
    期間経過後に記憶保持した更新データを一括して前記バ
    ックアップ装置へ送信する圧縮送信手段とを有し、 前記バックアップ装置は、前記メイン処理装置から一括
    して受信した各更新データで前記バックアップファイル
    のデータを更新するデータ更新手段を有したことを特徴
    とするバックアップシステム。
  3. 【請求項3】 データファイルに記憶されたそれぞれデ
    ータ属性が付された各データを用いてデータ処理を行
    い、必要に応じて前記データファイルに記憶されたデー
    タを更新するメイン処理装置に対して、伝送路を介して
    バックアップ装置を接続し、このバックアップ装置内に
    設けられたバックアップファイルの記憶内容を前記デー
    タファイルの記憶内容に一致させるようにしたバックア
    ップシステムにおいて、 前記メイン処理装置は、 前記データ処理にて順次生じる更新データで前記データ
    ファイルのデータを更新するとともに前記順次生じる更
    新データを前記バックアップ装置へ順次送信するデータ
    更新手段と、 前記データ処理にて順次生じる更新データを記憶保持す
    るとともに同一データ属性の更新データに対しては最新
    の更新データのみを記憶保持する第1の圧縮記憶保持手
    段とを有し、 前記バックアップ装置は、 前記メイン処理装置から順次受信する更新データを所定
    期間記憶保持するとともに同一データ属性の更新データ
    に対しては最新の更新データのみを記憶保持し、かつ前
    記所定期間経過後に記憶保持した更新データで前記バッ
    クアップファイルのデータを更新する圧縮更新手段と、 前記メイン処理装置から順次受信する更新データを記憶
    保持するとともに同一データ属性の更新データに対して
    は最新の更新データのみを記憶保持する第2の圧縮記憶
    保持手段と、 所定周期で前記第1の圧縮記憶保持手段の記憶内容と前
    記第2の圧縮記憶保持手段の記憶内容とを比較して両者
    の一致を確認する比較手段とを有したことを特徴とする
    バックアップシステム。
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