JPH09329409A - 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ - Google Patents

磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ

Info

Publication number
JPH09329409A
JPH09329409A JP16843896A JP16843896A JPH09329409A JP H09329409 A JPH09329409 A JP H09329409A JP 16843896 A JP16843896 A JP 16843896A JP 16843896 A JP16843896 A JP 16843896A JP H09329409 A JPH09329409 A JP H09329409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetostrictive
probe
displacement sensor
linear displacement
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16843896A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Koyama
勝也 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP16843896A priority Critical patent/JPH09329409A/ja
Publication of JPH09329409A publication Critical patent/JPH09329409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石を備える物体の直線移動方向位置を
磁歪効果により検出する磁歪式リニア変位センサにおい
て、小型軽量かつ単純な構成で、検出精度が高くて寿命
も長く、汎用性に富むプローブを提供する。 【解決手段】 プローブ本体3の円筒パイプ6の内部
に、磁歪線5が微小空間Sをもって非接触で挿通支持さ
れるとともに、円筒パイプ6の内径面に電気的な絶縁層
7が形成される構造とされ、磁歪線5と円筒パイプ6が
先端部で電気的に接続されている。微小空間Sが確保さ
れる範囲内において、円筒パイプ6の内径を磁歪線5の
外径に近い寸法に設定することが可能であり、円筒パイ
プ6の外径を可及的に小さくすることにより、小型軽量
化が望まれる機構部位に最適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁歪式リニア変
位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流
体圧シリンダに関し、さらに詳細には、例えば流体圧シ
リンダのシリンダチューブ外周に設けられて、内部のピ
ストンの軸方向位置を磁歪効果により検出する等、一定
の長さ範囲において直線移動する物体の連続的な移動方
向位置の検出に適した磁歪式センサ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、種々の産業分野において広く使
用されている空気圧シリンダ装置は、一般に、空気圧回
路に配された方向制御弁の切換え動作により、空気圧シ
リンダの前後シリンダ室に対する圧縮空気の給排気量が
制御されて、ピストンロッドが突出し退入して直線往復
運動をするように構成されている。また、空気圧シリン
ダは通常、上記ピストンロッドがその作動ストローク全
長にわたって突出したり退入したりするだけの単純な直
線運動、つまり作動ストロークのストロークエンド(前
進端位置と後進端位置の2位置)で停止する場合に限ら
れており、その位置検出もこれら2位置だけで行われて
いた。
【0003】ところで、近時は、ピストンロッドの作動
ストローク途中でブレーキを作用させることにより、こ
のピストンロッドを任意の軸方向中間位置に停止させる
構造を備えた高機能なブレーキ付き空気圧シリンダなど
も種々開発されており、これに伴って、ピストンロッド
の位置検出も作動ストロークの全範囲において連続的に
かつ精密に行う構成が必要となってきた。
【0004】この点に関して、例えば図9(a) に示され
るように、磁歪式リニア変位センサを採用した構成が提
案されている。
【0005】このセンサは、図示のごとく、空気圧シリ
ンダaの外周部に設けられる検出用プローブbを備えて
なる。このプローブbは直線棒状のもので、その基端部
がシリンダカバーcに突設されたプローブ取付部dに固
定されるとともに、シリンダチューブe外周において、
永久磁石fを備えるピストンgの移動方向である長手方
向に延びて設けられている。
【0006】上記プローブbの具体的構造は、例えば図
9(b) に示すように、磁歪線hの基端部にドライブコイ
ルiが巻回されるとともに、永久磁石fつまりピストン
gの作動ストロークの全範囲にわたってレシーブコイル
jが巻回され、これらがステンレス鋼等からなる被覆パ
イプ(図示省略)により被覆され、さらにその外側を絶
縁チューブkにより被覆されてなる(図9(a) 参照)。
【0007】そして、ドライブパルス発生器lからドラ
イブコイルiにドライブパルスが送られて、磁歪線hに
超音波振動が与えられると、この超音波振動は磁歪線h
中を伝播していくが、超音波振動が永久磁石fの対応位
置を通過するとき、レシーブコイルjにはパルス電圧が
発生し、これがレシーブパルス検出器mによって検出さ
れる。この検出結果は制御器nへ送られて演算され、ド
ライブパルス供給からレシーブパルス検出までの時間に
よって、永久磁石fつまりピストンgの軸方向位置さら
には作動部であるピストンロッドoの移動方向位置が検
出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプローブbでは、上記被覆パイプの径寸法
は、少なくとも上記コイルi,jの巻外径を内部に収容
できる大きさにする必要があり、最外部の絶縁チューブ
kはさらに大きな径寸法とする必要がある。これがた
め、図示のごとく、実際のプローブbは構造上かなり大
きな外径を有する太い棒体であり、これを空気圧シリン
ダaの外周に配設する構造では、空気圧シリンダa自体
が嵩張ってしまい、例えば産業用ロボットの作業ハンド
等、小型軽量化が望まれる機構部位には適用が困難とな
るなどの不具合があった。
【0009】しかも、空気圧シリンダa自体にも、上記
プローブbを取り付けるための特別な取付け構造d,p
が必須であるため、一般市販の空気圧シリンダを使用す
ることが困難で汎用性に乏しく、よってコスト的にも高
価となるなど、まだ解決すべき問題が多くて、実際上は
あまり有効な構成とはいえなかった。
【0010】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、永久磁石
を備える物体の直線移動方向位置を磁歪効果により検出
する磁歪式リニア変位センサにおいて、小型軽量かつ単
純な構成で、検出精度が高くて寿命も長く、汎用性に富
むプローブの提供と、さらにはこの検出用プローブを備
えた磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダの提
供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の磁歪式リニア変位センサ用プローブは、永
久磁石を備える物体の直線移動方向位置を磁歪効果によ
り検出する磁歪式リニア変位センサの検出部を構成する
ものであって、上記物体の直線移動方向に沿うように近
接して配される細い直線棒状のプローブ本体を備え、こ
のプローブ本体は、導電性材料からなる円筒パイプの内
部に、強磁性材料からなる磁歪線が微小空間をもって非
接触で挿通支持されてなり、これら磁歪線と円筒パイプ
は、その先端部において電気的に導通状態で接続される
とともに、少なくともいずれか一方の径面に電気的な絶
縁層が形成されていることを特徴とする。
【0012】好ましい実施態様として、上記絶縁層が上
記円筒パイプの内径面に形成されている。また、上記円
筒パイプの先端部に、導電性材料からなる接続部材が電
気的に導通状態で取り付けられるとともに、この接続部
材の中央に挿通穴が貫設され、この挿通穴に上記磁歪線
の先端部が挿通支持されて、上記磁歪線が上記円筒パイ
プと同軸状にかつ電気的に導通状態で接続配置される。
【0013】本発明のプローブを備えた磁歪式リニア変
位センサにおいては、磁歪線にその基端側つまり始端側
から電流パルスを与えると、この電流パルスは円筒パイ
プを介して還流するとともに、上記物体の永久磁石の対
応位置には超音波振動が生じて、この超音波振動は磁歪
線上を伝播していき、その基端側に配されたレシーブコ
イルにパルス電圧を発生させ、このパルス電圧から、超
音波振動の永久磁石位置から磁歪線始端までの伝播時間
が計測されて、上記物体の移動方向位置が検出される。
【0014】この場合、プローブ本体の円筒パイプの内
部には、磁歪線が微小空間をもって非接触で挿通支持さ
れるとともに、少なくともいずれか一方、好ましくは円
筒パイプの内径面に電気的な絶縁層が形成される構造と
されており、これ以外の部品は円筒パイプ内に存在しな
い。すなわち、上記微小空間が確保される範囲内におい
て、円筒パイプの内径を磁歪線の外径に近い寸法に設定
することが可能で、これにより、円筒パイプの外径を可
及的に小さくすることが可能である。本発明のプローブ
は、特に小型軽量化が望まれる機構部位に最適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】本発明に係る磁歪式リニア変位センサが図
1ないし図5に示されており、この磁歪式リニア変位セ
ンサは、例えば図7に示すような流体圧シリンダ装置に
適用されるものであって、検出部としてのプローブ1
と、制御部としてのゲートアレー2を主要部として備
え、上記プローブ1が空気圧シリンダ30の外周部に取
り付けられる構造とされている(図6参照)。
【0017】プローブ1の具体的構造が図1ないし図3
に示されており、プローブ本体3と、このプローブ本体
3の基端部のトランスデューサ部4を備えてなる細い直
線棒状の形態とされている。
【0018】上記プローブ本体3は、図2に示すよう
に、導電性材料からなる円筒パイプ6の内部に、強磁性
材料からなる磁歪線5が微小空間Sをもって非接触で挿
通支持されてなる。磁歪線5としては、磁歪効果を有す
る強磁性体であれば良く、図示のものにおいてはニッケ
ル線が好適に使用されている。円筒パイプ6は、上記磁
歪線5の保護パイプとして機能と電流帰還用導線として
の機能を兼備するもので、図示のものにおいては十分な
強度と導電性を有するステンレス鋼製パイプが好適に使
用される。
【0019】また、円筒パイプ6の内径面には絶縁層7
が形成されて、磁歪線5との電気的絶縁状態が確保され
ている。この絶縁層7は、絶縁塗料が塗装されたり、あ
るいは極薄の絶縁被膜が被着されたりする等、従来公知
の被膜技術により形成される。
【0020】上記磁歪線5と円筒パイプ6は、図3に示
すように、その先端部同士が接続部材8により電気的に
導通状態で接続されている。この接続部材8は、銅等の
導電性材料からなる小さなブロック体で、上記円筒パイ
プ6の先端部開口に嵌合可能な小径部8aと、円筒パイ
プ6の外径面と同一円筒面を形成する大径部8bとから
なる。また、接続部材8の軸心位置には、前後方向に貫
通する挿通穴10が設けられるとともに、大径部8bの
先端面には直径方向に延びる係合溝11が形成され、そ
の中央部に上記挿通穴10が開口している。
【0021】そして、磁歪線5と円筒パイプ6の接続に
際しては、まず、接続部材8の挿通穴10に磁歪線5を
挿通させながら、接続部材8の小径部8aを円筒パイプ
6の先端部開口に嵌合させる。この際、この先端部開口
の絶縁層7が上記小径部8aにより剥離されて、接続部
材8と円筒パイプ6の導通状態が確実になされる。続い
て、磁歪線5の先端部を先端側へ引っ張りながら、上記
係合溝11に沿って側方へ折り曲げて係合させ、係合溝
11からはみ出した余分な部分を切断除去する。この場
合、必要に応じて磁歪線5と接続部材8を半田付け等し
て固定すればより確実となる。後述するようにプローブ
本体3が長さ調整可能なフリーカット構造となっている
ことから、この接続作業は、プローブ本体3の長さ調整
後に行われることになる。
【0022】この接続部材8による接続構造により、上
記磁歪線5と円筒パイプ6が電気的に接続されて、送信
側回路が構成される。また、磁歪線5は一定のテンショ
ンをかけられた状態でかつ円筒パイプ6と同軸状に配置
される結果、磁歪線5と円筒パイプ6との間にはプロー
ブ本体3の全長にわたって均一な微小空間Sが形成さ
れ、これにより、後述する弾性波である超音波が磁歪線
5の表面上を減衰することなく伝播する伝播空間として
有効に機能する。したがって、磁歪線5の線径と円筒パ
イプ6の内径は、上記微小空間Sを確保できるように設
定されるとともに、円筒パイプ6の外径は、所望の強度
(磁歪線5の直線状態を確保するための引っ張り強度
等)を有する範囲でできるだけ小さく設定される。
【0023】トランスデューサ部4は、上記プローブ本
体3における検出を実行するとともに、その検出結果を
ゲートアレー2に出力する部位であり、後述するよう
に、図5(a) に示されるトランジスタ15や、磁歪線5
を伝播されてくる超音波を検出するレシーブコイル16
を内部に備えており、制御部としてのゲートアレー2に
電気的に接続されている。
【0024】このトランスデューサ部4は、プローブ本
体3と一体で検出対象となる各種装置(この実施形態に
おいては空気圧シリンダ30)に直接取り付けられるた
め、これら装置の厳しい作業環境に影響されないよう
に、完全に密封された構造とされている。具体的には、
トランスデューサ部4は、図1に示すように、樹脂モー
ルドやエポキシ樹脂等の接着剤により固められた完全密
封構造のブロックの形態とされ、図示のものにおいて
は、プローブ本体3の外径とほぼ同じ厚さを有する薄板
状ブロックとされている。
【0025】また、前述したように、上記プローブ本体
3はその長さ調整が可能なフリーカット構造となってお
り、具体的には、図1に示すように、切断用の環状溝1
7がプローブ本体3の外周全長にわたり、等間隔をもっ
て設けられている。この環状溝17は図2(b) に示すよ
うなV字状断面を有している。
【0026】したがって、空気圧シリンダ30のシリン
ダチューブ31の長さに対応した環状溝17のところ
で、プローブ本体3を折り曲げれば、プローブ本体3の
円筒パイプ6が所要長さに調整される。この後、接続部
材8を用いて、前述した要領で磁歪線5と円筒パイプ6
の接続作業をすることにより、所要長さのプローブ本体
3が完成する。
【0027】しかして、以上のように構成されたプロー
ブ1は、図6に示すように、上記空気圧シリンダ30の
シリンダチューブ31外周に取り付けられる。この場
合、シリンダチューブ31も金属部分で電位を持つた
め、プローブ本体3の外周には予め絶縁チューブ18
(図2(a) 参照)を被せた後、プローブ1を空気圧シリ
ンダ30のシリンダチューブ31の外周面に密接状態で
かつ軸方向へ延びて配置し(図6(a) 参照) 、この状態
で、締付バンド部材35により、プローブ1の前後両端
部位置をそれぞれ締付け固定する。
【0028】また、空気圧シリンダ30の基本構造は従
来周知のものであるため、その具体的な説明は省略する
が、上記プローブ1との関係で、シリンダチューブ31
がアルミニウム合金や黄銅等の非磁性体で形成されると
ともに、ピストン32が磁性体で形成されている。この
ピストン32の具体的構造としては、図示のごとく非磁
性体ピストン32に永久磁石33が一体的に組み込まれ
たり、あるいはピストン32自体が永久磁石で形成され
る。
【0029】制御部としてのゲートアレー2は上記プロ
ーブ1を駆動制御するもので、具体的には図5に示すよ
うな回路構成とされている。
【0030】すなわち、ゲートアレー2は、図5(a) に
示すように、送信側回路において、磁歪線5とトランス
デューサ部4のトランジスタ15のベースに接続される
とともに、受信側回路において、トランスデューサ部4
のレシーブコイル16に接続されている。上記トランジ
スタ15は、コレクタが電流帰還用導線としての円筒パ
イプ6に接続されるとともに、エミッタが接地されてい
る。このゲートアレー2の内部には、図5(b) に示すよ
うな受信回路20が構成されている。
【0031】しかして、送信側回路において、ゲートア
レー2により、トランスデューサ部4のトランジスタ1
5にON−OFF信号を与えることで、上記プローブ1
の磁歪線5に電流パルスが与えられる。
【0032】この電流パルスは、図4において、上記磁
歪線5の基端側つまり始端側から矢符A方向へ流れ、こ
の磁歪線5には図示のごとき円周方向の磁場が生じる。
一方、上記ピストン32の永久磁石33は上記磁歪線5
に対して図示のように配されており、この永久磁石33
の部分には図示のごとき軸方向磁場が与えられる。
【0033】そして、永久磁石33が磁歪線5に接近す
ると、上記軸方向磁場には点線で示すような斜めの磁場
が生じ、このために上記磁歪線5上の永久磁石33の位
置にはねじり歪が発生する(この現象をWiedemann 効果
という) 。このねじり歪は一種の超音波振動であるか
ら、この超音波振動は金属である磁歪線5上を音速で伝
播することになり、上記レシーブコイル16にパルス電
圧が発生する。
【0034】受信側回路において、レシーブコイル16
が受信(発生)したパルス電圧は、ゲートアレー2の受
信回路20のアンプ部20aで増幅されて、コンパレー
タ部20bで二値化された後、カウンタ部20cでカウ
ントされて、超音波の永久磁石33位置から磁歪線5始
端までの伝播時間が計測される。この場合、カウンタ部
20cは10相クロック20dにより高速でタイミング
がとられている。この計測結果は、距離変化換算処理部
20eへ送られて、この時のピストン32の軸方向位置
が検出され、その検出結果が出力部20fから後述する
コントローラ60へ出力される。
【0035】次に、空気圧シリンダ装置の構成を図7を
参照して説明すると、このシリンダ装置は、アクチュエ
ータである上記空気圧シリンダ30と、この空気圧シリ
ンダ30を駆動制御する制御装置40を主要部として備
えてなり、空気圧シリンダ30の作動部であるピストン
ロッド56を任意の軸方向位置に駆動制御する構成とさ
れている。
【0036】空気圧シリンダ30の前後シリンダ室5
0,51に圧縮空気を給排気する空気圧回路52は、空
気圧供給源53と、この空気圧供給源53から供給され
る圧縮空気を上記空気圧シリンダ30に供給する第1お
よび第2の電磁弁54,55を主要部として構成されて
いる。
【0037】制御装置40は、上記空気圧回路52に設
けられた上記電磁弁54,55、ピストンロッド56の
軸方向位置を検出する上記磁歪式リニア変位センサ1,
2、上記両シリンダ室50,51内の空気圧を検出する
第1および第2の空気圧検出センサ57,58、上記空
気圧供給源53の空気圧を検出する元圧検出センサ59
および制御部としてのコントローラ60等を主要部とし
て構成されている。
【0038】第1および第2の電磁弁54,55は、そ
れぞれ空気圧シリンダ30の両シリンダ室50,51に
対する圧縮空気の流れを制御するもので、コントローラ
60に電気的に接続されている。
【0039】第1および第2の空気圧検出センサ57,
58は、空気圧シリンダ30の前後シリンダ室50,5
1内の空気圧を検出するもので、コントローラ60に電
気的に接続されている。これら第1および第2の空気圧
検出センサ57,58は、第1および第2の電磁弁5
4,55を流れる空気圧を検出して、これから上記両シ
リンダ室50,51内の空気圧を間接的にそれぞれ検出
するように構成されており、その検出信号が上記コント
ローラ60へ送られる。
【0040】元圧検出センサ59は、空気圧供給源53
の空気圧を検出するもので、コントローラ60に電気的
に接続されている。この元圧検出センサ59は、上記空
気タンク内に蓄積される圧縮空気の空気圧を検出して、
その検出信号が上記コントローラ60へ送られる。
【0041】コントローラ60は、第1および第2の電
磁弁54,55を相互に連動して駆動制御するもので、
前述したように、上記第1および第2の電磁弁54,5
5のほか、上記磁歪式リニア変位センサ1,2、空気圧
検出センサ57,58および元圧検出センサ59が電気
的に接続されている。
【0042】図示の実施形態においては、上記コントロ
ーラ60の演算処理部(CPU)60aに、上記ゲート
アレー2で処理された磁歪式リニア変位センサ1,2の
検出信号と、A/D変換部60bでデジタル処理された
空気圧検出センサ57,58および元圧検出センサ59
からの検出信号が入力される。
【0043】そして、この演算処理部60aは、メモリ
に格納された制御プログラムに従って、上記各検出信号
について、演算式設定部60cの演算式に基づいた演算
処理を行うとともに、これらの演算結果つまり実際値と
目標値設定部60dで予め設定されたこれらの目標値と
を比較演算して、上記実際値を目標値に一致させるべ
く、制御信号を出力部60e,60fを介して第1およ
び第2の電磁弁54,55に送る。
【0044】すなわち、コントローラ60は、空気圧供
給源53の空気圧(元圧)の大きさおよび変動に応じ
て、空気圧シリンダ30の前後両シリンダ室50,51
の空気圧を制御しながら、ピストンロッド60の進退速
度および軸方向位置を制御するように、第1および第2
の電磁弁54,55を駆動制御する。
【0045】しかして、以上のように構成された空気圧
シリンダ装置において、制御装置40の第1および第2
の電磁弁54,55により、空気圧供給源53からの圧
縮空気が空気圧シリンダ30の前後シリンダ室50,5
1に適宜給排気されて、ピストンロッド60は、予め設
定された速度経路(加速→等速→減速)をもって進退動
作されるとともに、任意の軸方向位置に停止される。
【0046】前述したように、磁歪式リニア変位センサ
のプローブ1は、プローブ本体3の円筒パイプ6の内部
に、磁歪線5が微小空間Sをもって非接触で挿通支持さ
れるとともに、円筒パイプ6の内径面に電気的な絶縁層
7が形成される構造とされており、これ以外の部品は円
筒パイプ6内に存在しないシンプルな構成である。
【0047】このため、上記微小空間Sが確保される範
囲内において、円筒パイプ6の内径を磁歪線5の外径に
近い寸法に設定することが可能で、円筒パイプ6の外径
を可及的に小さくすることが可能である。
【0048】したがって、上記プローブ1は、図6に示
すように、上記空気圧シリンダ30に取り付けた状態に
おいても、ヘッドカバー36とロッドカバー37を締結
するタイロッド38,38間に納まってしまい、空気圧
シリンダ30自体の外形寸法に何ら影響することがな
い。しかも、このような細いプローブ1においては、磁
歪線5と検出対象である永久磁石33がより接近する形
となり、安定した信号がとれる結果、検出精度が向上し
て、空気圧シリンダ30を高精度で駆動制御することが
可能となる。
【0049】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な具体例を示すものであって、本発明はこれに
限定されることなくその範囲内で適宜設計変更可能であ
る。
【0050】例えば、図示の実施形態においては、磁歪
式リニア変位センサのプローブ1が、円筒形状を有する
ロッドタイプの空気圧シリンダ30に取り付けられた場
合が示されているが、もちろん、図8に示すような矩形
断面を有するロッドレスタイプの空気圧シリンダ70に
も取り付けることができる。この場合のプローブ1の取
付けは、例えば、ロッドレスシリンダ70のシリンダチ
ューブ71に設けられている既存の溝71a、つまりリ
ミットスイッチ用の溝を利用して行われる。72は作動
部であるスライダを示している。
【0051】すなわち、図8(b) に示すように、上記溝
71aにプローブ1をそのまま押し込んで嵌着し、また
プローブ1の外径が溝71aの内径よりも大幅に小さい
場合には、図示しないが、スペーサを介して押し込んだ
り、固定用ねじを押し当てたり、あるいはこれら両者を
組み合わせて固定するなど、適宜の固定手段を用いて行
う。もちろんこの場合はリミットスイッチ等は不要とな
る。
【0052】プローブ1がこのような溝71a内に嵌着
する構成においては、磁歪線5と検出対象である永久磁
石33がさらに接近する形となり、より安定した信号が
とれて、検出精度が向上することにもなる。
【0053】また、図示の実施形態においては、磁歪線
5の表面上を超音波が伝播されるという構成から、伝播
効率の低下を防ぐために、絶縁層7が円筒パイプ6の内
径面に形成されているが、有効な伝播効率が確保できる
場合には、磁歪線5の外径面に絶縁層7が形成されても
よく、少なくともいずれか一方の径面に電気的な絶縁層
7が形成されていればよい。
【0054】また、図示の実施形態においては、磁歪線
5と円筒パイプ6の接続が接続部材8によりなされて、
両者5,6間に微小空間Sが確実に形成される構成とさ
れているが、これに限定されず適宜の接続方法を採用す
ることができる。一例として、両者5,6間にある程度
の接触箇所があっても、磁歪線5上を超音波が伝播する
ことができる限り、磁歪線5を先端で折り曲げて、円筒
パイプ6の先端に半田付け等する方法も採用可能であ
る。
【0055】さらに、本発明のプローブおよびこのプロ
ーブを備えた磁歪式リニア変位センサは、油圧シリンダ
等の他のシリンダ装置にも適用可能であり、またシリン
ダ装置以外の、例えば産業用ロボットの作業ハンドや液
面計等、特に小型軽量化が望まれる機構部位などに好適
に適用し得る。要するに、本発明は、対象となる直線状
または曲線状に動く永久磁石があればいずれの装置にも
適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の磁歪式リ
ニア変位センサ用プローブによれば、細い直線棒状のプ
ローブ本体は、円筒パイプの内部に、磁歪線が微小空間
をもって非接触で挿通支持されてなるとともに、これら
磁歪線と円筒パイプがその先端部において電気的に導通
状態で接続され、また、少なくともいずれか一方の径面
に電気的な絶縁層が形成されているから、円筒パイプ内
には磁歪線のみが存在することとなり、これにより、上
記微小空間が確保される範囲内において、円筒パイプの
内径を磁歪線の外径に近い寸法に設定することが可能で
あり、さらには円筒パイプの外径を可及的に小さくする
ことが可能となる。
【0057】したがって、本発明のプローブは、例えば
上述した実施形態における空気圧シリンダの外周に取り
付ける場合でも、空気圧シリンダ自体の外形寸法にほと
んど影響することがなく、この他にも、産業用ロボット
の作業ハンド等、小型軽量化が望まれる機構部位に好適
に採用され得る。
【0058】しかも、円筒パイプが導電性材料から構成
されて、磁歪線の保護パイプと電流帰還用導線を兼ねる
構造であるから、プローブ自体が小型軽量かつ単純な構
成であり、その取付けに際しても特別な取付け構造を全
く必要とせず、一般市販の空気圧シリンダ等にも簡単に
取り付けて使用することができる。したがって、コスト
的にも安価で、汎用性に富む磁歪式リニア変位センサ
や、さらには流体圧シリンダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁歪式リニア変位センサ用プロー
ブを一部拡大して示す斜視図である。
【図2】同プローブのプローブ本体を拡大して示し、図
2(a) は正面断面図、図2(b)は側面断面図である。
【図3】同プローブ本体の先端部を拡大して示し、図3
(a) は斜視図、図3(b) は側面断面図である。
【図4】同磁歪式リニア変位センサの動作原理を説明す
るための斜視図である。
【図5】同磁歪式リニア変位センサの概略回路構成を示
し、図5(a) は回路全体の概略構成図、図5(b) は受信
回路の構成を示すブロック図である。
【図6】同磁歪式リニア変位センサのプローブをロッド
タイプの空気圧シリンダに取り付けた状態を示し、図6
(a) は全体斜視図、図6(b) は図6(a) のVI-VI 線に沿
った拡大断面図である。
【図7】同空気圧シリンダを備える空気圧シリンダ装置
の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図8】同磁歪式リニア変位センサのプローブをロッド
レスタイプの空気圧シリンダに取り付けた状態を示し、
図8(a) は全体斜視図、図8(b) は図8(a) のVIII-VII
I 線に沿った拡大断面図である。
【図9】従来の磁歪式リニア変位センサのプローブをロ
ッドタイプの空気圧シリンダに取り付けた状態を示し、
図9(a) は一部断面で示す側面図、図9(b) は同磁歪式
リニア変位センサの全体構成を示す概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 プローブ 2 ゲートアレー 3 プローブ本体 4 トランスデューサ部 5 磁歪線 6 円筒パイプ 7 絶縁層 8 接続部材 10 挿通穴 11 係合溝 16 レシーブコイル 17 切断用の環状溝 18 絶縁チューブ 20 受信回路 30 空気圧シリンダ(流体圧シリンダ) 31 シリンダチューブ 32 ピストン 33 永久磁石 56 ピストンロッド 70 空気圧シリンダ 71 シリンダチューブ 71a 溝 72 スライダ S 微小空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を備える物体の直線移動方向位
    置を磁歪効果により検出する磁歪式リニア変位センサの
    検出部を構成するものであって、 前記物体の直線移動方向に沿うように近接して配される
    細い直線棒状のプローブ本体を備え、 このプローブ本体は、導電性材料からなる円筒パイプの
    内部に、強磁性材料からなる磁歪線が微小空間をもって
    非接触で挿通支持されてなり、 これら磁歪線と円筒パイプは、その先端部において電気
    的に導通状態で接続されるとともに、少なくともいずれ
    か一方の径面に電気的な絶縁層が形成されていることを
    特徴とする磁歪式リニア変位センサ用プローブ。
  2. 【請求項2】 前記磁歪線の基端側にレシーブコイルが
    配されてなり、 前記磁歪線にその基端側から電流パルスが与えられるこ
    とにより、前記物体の永久磁石の対応位置に生ずる超音
    波振動が前記磁歪線上を伝播して、前記レシーブコイル
    にパルス電圧が発生するように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の磁歪式リニア変位センサ用プ
    ローブ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層が前記円筒パイプの内径面に
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の磁歪式リニア変位センサ用プローブ。
  4. 【請求項4】 前記円筒パイプの先端部に、導電性材料
    からなる接続部材が電気的に導通状態で取り付けられる
    とともに、この接続部材の中央に挿通穴が貫設され、 この挿通穴に前記磁歪線の先端部が挿通支持されて、前
    記磁歪線が前記円筒パイプと同軸状にかつ電気的に導通
    状態で接続配置されることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか一つに記載の磁歪式リニア変位センサ用プロ
    ーブ。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記レシーブコイルを含む基
    端部分が、被覆材によりブロック状とされた密封構造と
    されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか
    一つに記載の磁歪式リニア変位センサ用プローブ。
  6. 【請求項6】 前記磁歪線がニッケル線材からなるとと
    もに、前記円筒パイプがステンレス鋼製であることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の磁歪式
    リニア変位センサ用プローブ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一つに記載の
    プローブを検出部として備えてなることを特徴とする磁
    歪式リニア変位センサ。
  8. 【請求項8】 シリンダチューブ内を摺動するピストン
    に検出対象である永久磁石が一体で設けられるととも
    に、 請求項1から6のいずれか一つに記載のプローブが、前
    記シリンダチューブの外周に密接状態かつ軸方向へ延び
    て取り付けられていることを特徴とする流体圧シリン
    ダ。
JP16843896A 1996-06-06 1996-06-06 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ Pending JPH09329409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843896A JPH09329409A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16843896A JPH09329409A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09329409A true JPH09329409A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15868127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16843896A Pending JPH09329409A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09329409A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100744627B1 (ko) * 2005-06-20 2007-08-01 에스엠시 가부시키가이샤 위치 검출 장치 부착 유압 실린더
KR100862089B1 (ko) * 2001-12-22 2008-10-09 재단법인 포항산업과학연구원 열간 압연기의 스크루 축 기울어짐 측정장치
JP2020041604A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 株式会社小松製作所 油圧シリンダおよびトンネル掘進機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100862089B1 (ko) * 2001-12-22 2008-10-09 재단법인 포항산업과학연구원 열간 압연기의 스크루 축 기울어짐 측정장치
KR100744627B1 (ko) * 2005-06-20 2007-08-01 에스엠시 가부시키가이샤 위치 검출 장치 부착 유압 실린더
US7493847B2 (en) 2005-06-20 2009-02-24 Smc Corporation Fluid pressure cylinder with position detecting device
DE102006027960B4 (de) * 2005-06-20 2009-11-05 Smc Corp. Fluiddruckzylinder mit Positionserfassungseinrichtung
JP2020041604A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 株式会社小松製作所 油圧シリンダおよびトンネル掘進機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5717330A (en) Magnetostrictive linear displacement transducer utilizing axial strain pulses
US5952823A (en) Magnetostrictive linear displacement transducer for a shock absorber
KR100744627B1 (ko) 위치 검출 장치 부착 유압 실린더
EP0550350A1 (en) Spool position indicator
JP2005517947A5 (ja)
US20070113684A1 (en) Apparatus and method for generating and sensing torsional vibrations using magnetostriction
US20110084559A1 (en) Direct Linear Drive, Drive Device and Actuating Device
KR101954567B1 (ko) 초음파 도파로를 이용한 표면 온도 측정 장치
JP4203045B2 (ja) テールパッチを利用した磁気変形トランスデューサと、それを利用した弾性波測定装置
CN113028965A (zh) 一种磁致伸缩位移传感器的巨磁阻检波装置
JPH09329409A (ja) 磁歪式リニア変位センサ用プローブ、磁歪式リニア変位センサおよび流体圧シリンダ
JP3177700B2 (ja) 磁歪線を用いた測尺装置
US20200263710A1 (en) Bent sensor for position transducer
Hristoforou et al. Displacement sensors using soft magnetostrictive alloys
EP0611953A1 (en) Length measuring apparatus
JPH09329410A (ja) 磁歪式リニア変位センサ用プローブおよび磁歪式リニア変位センサ
CN107525851A (zh) 基于操作手杖的可拆装式纵向模态导波磁致伸缩传感器
CN104884797A (zh) 斜盘位置传感器装置
Affanni et al. Design and characterization of magnetostrictive linear displacement sensors
US20040196117A1 (en) Method for the manufacture of an actuator device an actuator device produced thereby
US20040079160A1 (en) Pressure transducer
JPS63238415A (ja) シリンダ装置のストロ−ク検出装置
JPS5937418A (ja) 超音波遅延線を用いた測尺装置
JPH09303310A (ja) 流体圧シリンダの制御装置
JPH04191509A (ja) シリンダ装置のストローク検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041005

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02