JPH09328525A - 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性樹脂組成物

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JPH09328525A
JPH09328525A JP8168206A JP16820696A JPH09328525A JP H09328525 A JPH09328525 A JP H09328525A JP 8168206 A JP8168206 A JP 8168206A JP 16820696 A JP16820696 A JP 16820696A JP H09328525 A JPH09328525 A JP H09328525A
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敏之 今井
Shinichi Katayama
慎一 片山
Satoru Nagano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐溶剤性等の基本的な性能を有し、
しかも塗工機や周辺機器に付着した場合にも、水洗浄が
可能な活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 (A)分子内に少なくとも1個の水酸基
を含有する(メタ)アクリル酸エステル、(B)有機ポ
リイソシアネート類および(C)少なくとも1個の水酸
基を含有するポリエチレングリコール類を反応させて得
られるポリウレタン(メタ)アクリレート20〜99重
量%、反応性希釈剤1〜80重量%、反応性オリゴマー
0〜70重量%、並びに光重合開始剤0〜10重量%を
含有してなる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活性エネルギー線硬
化性樹脂組成物に関する。本発明の活性エネルギー線硬
化性樹脂組成物は、各種プラスチックフィルム用オーバ
ーコート剤、木工用塗料、印刷インキなどの各種コーテ
ィングや接着剤などの有効成分として使用できる。
【0002】
【従来の技術】活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、
一般的に、反応性オリゴマーおよび反応性希釈剤を含有
してなり、溶剤を含有していないため安全性に優れるほ
か、硬化性に優れるため生産性、省エネルギーの観点か
らも特徴を有するものとして一般に認識されている。
【0003】しかし、活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物は一般に水に不溶であるため、当該樹脂組成物を各種
用途に供した結果、ロールコーター等の塗工機や周辺機
器に付着する当該樹脂組成物を洗浄する際には、溶剤を
使用する必要があった。すなわち、一般的な活性エネル
ギー線硬化性樹脂組成物は、上記のように溶剤を使用し
ないことを特徴としているにも拘らず、塗工機や周辺機
器に付着したものの洗浄には溶剤が使用されており、火
災の危険性等の安全面、大気汚染や作業環境の面では十
分とはいえなかった。
【0004】また、近年、水可溶性の活性エネルギー線
硬化性樹脂組成物やエマルジョンタイプの活性エネルギ
ー線硬化性樹脂組成物も種々開発されている。これらの
樹脂組成物を用いた場合には、塗工機や周辺機器に付着
した場合にも水洗浄が可能である。しかし、水可溶性の
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に用いる反応性オリ
ゴマーは、樹脂中にカルボン酸塩等の親水性の官能基を
導入する必要があるため、樹脂の構造が限定されて各種
用途に十分に対応し難く、また耐水性も悪いといった問
題点がある。また、エマルジョンタイプの活性エネルギ
ー線硬化性樹脂組成物は、塗工後に乾燥工程が必要であ
ること、さらには耐溶剤性が悪いといった問題点もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐水性、耐
溶剤性等の基本的な性能を有し、しかも塗工機や周辺機
器に付着した場合にも、水洗浄が可能な活性エネルギー
線硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を行った結果、反応性オリゴマーと
して以下に示す特定のポリウレタン(メタ)アクリレー
トを所定量含有してなる活性エネルギー線硬化性樹脂組
成物が、耐水性、耐溶剤性等の基本的な性能を有し、し
かも特定のポリウレタン(メタ)アクリレートの自己乳
化性により、樹脂組成物中に水不溶の反応性希釈剤等の
成分が存在している場合にも、水洗浄の際に当該樹脂組
成物全体がエマルジョン化して、水洗浄を効率よく行う
ことができることを見出し、本発明を完成するに到っ
た。
【0007】すなわち本発明は、(A)分子内に少なく
とも1個の水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エステ
ル、(B)有機ポリイソシアネート類および(C)少な
くとも1個の水酸基を含有するポリエチレングリコール
類を反応させて得られるポリウレタン(メタ)アクリレ
ート20〜99重量%、反応性希釈剤1〜80重量%、
反応性オリゴマー0〜70重量%、並びに光重合開始剤
0〜10重量%を含有してなる活性エネルギー線硬化性
樹脂組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】前記(A)成分である分子内に少
なくとも1個の水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エ
ステル(なお、(メタ)アクリル酸エステルとはアクリ
ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルをいう。以
下、(メタ)とは同様の意味である。)とは、分子内に
少なくとも1個の水酸基と少なくとも1個の(メタ)ア
クリロイル基を有する各種の化合物をいう。その具体例
としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
などの2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
類;2ーヒドキシアルキル(メタ)アクリレートのεー
カプロラクトン縮合物;ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレートなどのポリアルキレングリコール
モノ(メタ)アクリレート類;4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシフェノキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレートなどがあげられる。これら化合物
はそれぞれを単独でまたは組み合わせて使用できる。な
お、(A)成分として、ポリエポキシ(メタ)アクリレ
ートのようなポリオールポリアクリレート類を使用する
こともできるが、これらを使用した場合には得られる得
られるポリウレタン(メタ)アクリレートの粘度が増大
する傾向にあるため、これらポリオールポリアクリレー
ト類は前記例示の各種(メタ)アクリレート類と併用す
るのがよい。
【0009】(B)成分である有機ポリイソシアネート
類としては、イソシアネート基を分子中に2個以上有す
る化合物であれば特に限定されないが、本発明では分子
内に反応性のイソシアナート基を3個以上有するものが
好ましい。その具体例としては、例えば1,6−ヘキサ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシア
ネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネートなどの各種ジイソシアネート類から得
られるイソシアヌル酸構造を有する三量体や、前記ジイ
ソシアネート類をトリメチロールプロパンなどの多価ア
ルコールと反応させたプレポリマー、などがあげられ
る。
【0010】(C)である少なくとも1個の水酸基を含
有するポリエチレングリコール類としては、各種のポリ
エチレングリコールまたはポリエチレングリコールモノ
アルキルエーテルを特に制限なく使用でき、具体的に
は、一般式(1):H−(OCH2 CH2n −OR
(式中、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル基
をnは3〜25の整数を示す。)で表される化合物があ
げられる。本発明では、前記一般式(1)で表される化
合物のなかでも、得られるポリウレタン(メタ)アクリ
レートへの耐水性、耐溶剤性等の基本的な性能と自己乳
化性による水洗浄性をバランスよく付与できることか
ら、特に、Rがアルキル基のポリエチレングリコールモ
ノエーテルを使用するのが好ましい。したがって、
(C)成分としては前記一般式(1)のポリエチレング
リコール類のRの少なくとも50%以上が、炭素数1〜
4のアルキル基であるものを使用するのがよい。なお、
(C)成分の代わりに、少なくとも1個の水酸基を含有
するポリプロピレングリコール類を使用しても、自己乳
化性がないため、水洗浄性が十分でない。
【0011】本発明の、ポリウレタン(メタ)アクリレ
ートは、前記(A)成分、(B)成分および(C)成分
を反応させて得られるものである。各成分の使用割合
は、それぞれ(A)成分10〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%、(B)成分10〜80重量%、好ま
しくは10〜70重量%、および(C)成分10〜80
重量%、好ましくは20〜70重量%である。(A)成
分、(B)成分の使用量は、得られるポリウレタン(メ
タ)アクリレートの架橋密度等を考慮して決定されたも
のであり、また(C)成分は、得られるポリウレタン
(メタ)アクリレートの水洗浄性や硬化皮膜の耐水性を
考慮して決定されたものである。(C)成分が10重量
%に満たない場合には、水洗浄性が不十分であり、また
80重量%を超える場合には、架橋密度の低下により硬
化が不十分となったり、十分硬化させても該硬化皮膜の
耐水性が低下する傾向がある。
【0012】本発明のポリウレタン(メタ)アクリレー
トの製造法は、特に制限されず、前記(A)成分、
(B)成分および(C)成分のそれぞれを前記使用割合
で反応させる。反応は一括仕込みでもよく、(A)成分
と(B)成分を反応させた後に、(C)成分を反応させ
てもよい。反応温度は通常40〜100℃程度、好まし
くは60〜80℃であり、全反応時間は4〜12時間程
度である。反応の終了はイソシアナート残基がなくなっ
たことをIRで定量することにより容易に確認できる。
なお、ウレタン化反応に際しては、反応促進のためにオ
クチル酸第1スズなどの公知のウレタン化触媒を使用す
るのが好ましい。また、ウレタン化反応に際し(A)成
分の重合を防止するため、ハイドロキノン、メトキシフ
ェノール、フェノチアジンなどの重合防止剤を反応系に
対して10〜5000ppm程度、好ましくは50〜2
000ppm使用したり、エアーシールを行うのがよ
い。
【0013】本発明の活性エネルギー硬化性樹脂組成物
は、前記で得られたポリウレタン(メタ)アクリレート
20〜99重量%および反応性希釈剤1〜80重量%を
含有してなる。当該組成物中のポリウレタン(メタ)ア
クリレートの割合が20重量%に満たない場合には当該
ポリウレタン(メタ)アクリレートが自己乳化したとし
ても、樹脂組成物全体をエマルジョン化することが困難
であり、水洗浄性が悪い。
【0014】反応性希釈剤としては、各種のものを例示
でき、たとえば、N−ビニルピロリドン、ヘキサエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、アクリロイルモ
ルホリン等の水可溶性のもの、およびトリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリ(繰り返
し数1〜4程度)エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンモノまたはポリ(繰り返
し単位1〜3程度)エトキシトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールポリ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールポリ(メタ)アクリレート、フェノキシエ
チルアクリレート、ノニルフェノキシエチルアクリレー
ト等の水不溶性のものがあげられる。
【0015】また、本発明では、前記ポリウレタン(メ
タ)アクリレートおよびに反応性希釈剤に、前記以外の
反応性オリゴマー、光重合開始剤、さらには添加剤等を
加えた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物として使用す
ることができる。
【0016】反応性オリゴマーとしては、各種のポリエ
ステルアクリレート、エポキシアクリレート、前記以外
のポリウレタンアクリレート等があげらる。その使用割
合は、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物中0〜70重
量%である。
【0017】光重合開始剤は、活性エネルギー線として
電子線等を使用する場合には不要であるが、紫外線によ
る硬化の場合は必要となる。光重合開始剤としては、ダ
ロキュアー1173、イルガキュアー651、イルガキ
ュアー184、イルガキュアー907(いずれもチバガ
イギー社製)、ベンゾフェノン等の各種の公知のものを
使用できる。その使用割合は、活性エネルギー線硬化性
樹脂組成物中0〜10重量%以下である。
【0018】また、添加剤としては、消泡剤、レベリン
グ剤等や、使用用途によっては、顔料、ケイ素化合物等
を、目的に応じて、選択して用いることができる。その
使用割合は、当初の目的を逸脱しない範囲とされる。
【0019】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組
成物は、無溶剤型のポリウレタン(メタ)アクリレート
の耐水性、耐溶剤性等を有し、各種用途に適用可能であ
る。しかも、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が塗工
機、周辺機器等に付着した場合にも、水により容易に洗
浄が可能であり、安全で、作業環境の大幅な改善を図れ
る。特に、従来、水洗浄が困難であった水不溶性の反応
性希釈剤を含有している活性エネルギー線硬化性樹脂組
成物に有効である。
【0020】
【実施例】以下に、実施例をあげて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、以下「部」及び「%」は、特記しない限りい
ずれも重量基準である。
【0021】製造例1(ポリウレタンアクリレートaの
製造) 撹拌機、温度計、空気吹き込み管および還流冷却器を備
えたフラスコに、(A)ヒドロキシプロピルアクリレー
ト145.4部、(B)ヘキサメチレンジイソシアネー
ト三量体(日本ポリウレタン(株)製、商品名「コロネ
ートHX」)330.8部、4−メトキシフェノール
0.7部および重合禁止剤(和光純薬工業(株)製、商
品名「Q−1301」)0.007部を仕込んだ。次い
で、空気吹き込みと撹拌を行いながらオクチル酸第1ス
ズ0.14部を仕込み系内を75〜80℃まで昇温し
1.5時間保温した後、(C)ポリエチレングリコール
モノメチルエーテル(東邦化学工業(株)製、商品名
「メトキシPEG#400」)223.7部を加え、さ
らに2時間保温し、ポリウレタンアクリレートaを得
た。
【0022】製造例2(ポリウレタンアクリレートbの
製造) 製造例1において、(A)成分としてペンタエリスリト
ールトリアクリレート309.1部、(B)成分として
「コロネートHX」233.2部、(C)成分として
「メトキシPEG#400」157.7部を使用した他
は製造例1と同様に反応を行い、ポリウレタンアクリレ
ートbを得た。
【0023】製造例3(ポリウレタンアクリレートcの
製造) 製造例1において、(A)成分としてヒドロキシプロピ
ルアクリレート98.3部、(B)成分として「コロネ
ートHX」223.6部、(C)成分としてポリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル(東邦化学工業(株)
製、商品名メトキシPEG#1000)378.1部を
使用した他は製造例1と同様に反応を行い、ポリウレタ
ンアクリレートcを得た。
【0024】製造例4(ポリウレタンアクリレートdの
製造) 製造例1と同様のフラスコに、(A)ペンタエリスリト
ールトリアクリレート485.1部、(B)「コロネー
トHX」214.9部、4−メトキシフェノール0.7
部および前記重合禁止剤「Q−1301」0.007部
を仕込んだ。次いで空気吹き込みと撹拌を行いながらオ
クチル酸第1スズ0.14部を仕込み系内を75〜80
℃まで昇温し1.5時間保温することにより、ポリウレ
タンアクリレートdを得た。
【0025】製造例5(ポリウレタンアクリレートeの
製造) 製造例1と同様のフラスコに、ポリエステルジオール
(アジピン酸と1,4ーブタンジオールの共縮合物、
(重量平均分子量500)265.0部、イソホロンジ
イソシアナート271.0部、2ーヒドロキシエチルア
クリレート160.0部、4ーメトキシフェノール0.
7部を仕込み、1.5時間かけて75℃まで昇温し、7
5〜80℃で1時間保温後、オクチル酸第一スズ0.1
4部を仕込み、更に、1時間保温することにより、ポリ
ウレタンアクリレートeを得た。
【0026】製造例6(ポリウレタンアクリレートfの
製造) 製造例5において、ポリプロピレングリコール(重量平
均分子量700)355.9部、イソホロンジイソシア
ネート226.1部、2ーヒドロキシエチルアクリレー
ト118.0部、4ーメトキシフェノール0.3部を仕
込んだ他は製造例5と同様に反応を行い、ポリウレタン
アクリレートfを得た。
【0027】実施例1〜4、比較例1〜4(活性エネル
ギー線硬化性樹脂組成物の調製) 表1に示す所定量のポリウレタンアクリレートa〜fと
各種反応性希釈剤、および光重合開始剤(チバガイギー
社製、イルガキュアー184)3部を混合しワニス(活
性エネルギー線硬化性樹脂組成物)を調製した。調製し
たワニスについて以下の性能評価を行った。評価結果を
表2に示す。
【0028】(性能評価) (1)水洗浄性 上記ワニスを用いて、ロールコーター塗工を実施後、ロ
ールコーターを水にて洗浄し洗浄性を確認した。 ○:良好、△:やや不良、×:ワニスが残存。 (2)耐水性 ガラス板上に、上記ワニスを膜厚20μmで塗工し、8
0W/cmの高圧水銀灯により紫外線を照射(100m
j/cm2 )し、ワニスを硬化させた。水を硬化膜表面
に落とし、時計皿をかぶせ、室温にて24時間放置後外
観変化を観察した。 ○:変化なし、△:やや膨潤、×:白化、割れ。 (3)耐薬品性 耐水性の評価において、水の代わりにトルエン用いて同
様の評価をした。 ○:変化なし、△:やや膨潤、×:白化、割れ。
【0029】
【表1】
【0030】表中、DTMPTA:ジトリメチロールプ
ロパンテトラアクリレート、Bs−750:ビスフェノ
ールAエチレンオキシド変性ジアクリレート(荒川化学
工業(株)製)、TPGDA:トリプロピレングリコー
ルジアクリレートを示す。
【0031】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子内に少なくとも1個の水酸基
    を含有する(メタ)アクリル酸エステル、(B)有機ポ
    リイソシアネート類および(C)少なくとも1個の水酸
    基を含有するポリエチレングリコール類を反応させて得
    られるポリウレタン(メタ)アクリレート20〜99重
    量%、反応性希釈剤1〜80重量%、反応性オリゴマー
    0〜70重量%、並びに光重合開始剤0〜10重量%を
    含有してなる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリウレタン(メタ)アクリレートの各
    成分の使用割合が、(A)成分10〜80重量%、
    (B)成分10〜80重量%、(C)成分10〜80重
    量%である請求項1記載の活性エネルギー線硬化性樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記(C)少なくとも1個の水酸基を含
    有するポリエチレングリコール類が、一般式(1):H
    −(OCH2 CH2n −OR(式中、Rは水素原子ま
    たは炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは3〜25の
    整数を示す。但し、Rの少なくとも50%は炭素数1〜
    4のアルキル基である。)で表される化合物である請求
    項1または2記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040955A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Arakawa Chem Ind Co Ltd 水性活性エネルギー線硬化性樹脂組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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