JPH09327962A - インキ補給式リボンカセット - Google Patents
インキ補給式リボンカセットInfo
- Publication number
- JPH09327962A JPH09327962A JP14617796A JP14617796A JPH09327962A JP H09327962 A JPH09327962 A JP H09327962A JP 14617796 A JP14617796 A JP 14617796A JP 14617796 A JP14617796 A JP 14617796A JP H09327962 A JPH09327962 A JP H09327962A
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- Japan
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- ink
- ribbon
- ink tank
- tank
- ribbon cassette
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタ等に使用されるインキ補給式リボン
カセットを提供する。 【解決手段】 ケース本体10内にインキ液を充填した
インタンク20が配置されると共に、リボン案内部1
1,11及びリボン収納部13を有し、一部をリボン案
内部11,11から外部に掛け渡したインキリボン12
を一対のローラー15,16で繰り込み、かつ、前記イ
ンキタンク20の開口部に装着したインキ塗布部材23
を転写ローラー24に接触させてインキタンク20のイ
ンキをインキリボン12へ補給するインキ補給式リボン
カセットAにおいて、前記インキタンク20は、弾性係
数が25kg/mm2、厚みが100μmの柔軟性材料によ
り形成されたことを特徴とするインキ補給式リボンカセ
ット。 【効果】 直液式とすることで、寿命まで一定の濃度を
保ちインキタンク内のインキを全て消費することができ
ると共に、部品点数を最小限として低コストで製造する
ことができる。
カセットを提供する。 【解決手段】 ケース本体10内にインキ液を充填した
インタンク20が配置されると共に、リボン案内部1
1,11及びリボン収納部13を有し、一部をリボン案
内部11,11から外部に掛け渡したインキリボン12
を一対のローラー15,16で繰り込み、かつ、前記イ
ンキタンク20の開口部に装着したインキ塗布部材23
を転写ローラー24に接触させてインキタンク20のイ
ンキをインキリボン12へ補給するインキ補給式リボン
カセットAにおいて、前記インキタンク20は、弾性係
数が25kg/mm2、厚みが100μmの柔軟性材料によ
り形成されたことを特徴とするインキ補給式リボンカセ
ット。 【効果】 直液式とすることで、寿命まで一定の濃度を
保ちインキタンク内のインキを全て消費することができ
ると共に、部品点数を最小限として低コストで製造する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等に使用
されるインキリボンカセットに関し、更に詳しくはイン
キリボンの寿命を延ばすために、インキリボンにインキ
を補給するインキ補給式リボンカセットに関する。
されるインキリボンカセットに関し、更に詳しくはイン
キリボンの寿命を延ばすために、インキリボンにインキ
を補給するインキ補給式リボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインキ補給式リボンカセットとし
ては、例えば、インキタンク内にスポンジ等の発泡体に
インキを含浸させたインキ含浸体を内蔵せしめ、このイ
ンキタンクからインキ塗布部材を介し、転写ローラー等
にインキを転写させインキリボンへインキを補給するイ
ンキ補給式リボンカセットが多数知れれている。
ては、例えば、インキタンク内にスポンジ等の発泡体に
インキを含浸させたインキ含浸体を内蔵せしめ、このイ
ンキタンクからインキ塗布部材を介し、転写ローラー等
にインキを転写させインキリボンへインキを補給するイ
ンキ補給式リボンカセットが多数知れれている。
【0003】この従来のインキ補給式リボンカセットで
は、初期が濃く印字が進むにつれ薄くなる傾向にあり、
一定のインキ補給量が得られず、また、インキタンク内
のインキをすべて消費することは難しく消費量以上のイ
ンキ充填が必要となるなどの問題点があった。
は、初期が濃く印字が進むにつれ薄くなる傾向にあり、
一定のインキ補給量が得られず、また、インキタンク内
のインキをすべて消費することは難しく消費量以上のイ
ンキ充填が必要となるなどの問題点があった。
【0004】これらの問題点を一部でも解決したものと
して、図5に示されるように、ケース本体1内にリボン
案内部2,2及びリボン収納部3を有し、一部をリボン
案内部2,2から外部に掛け渡したインキリボン4を一
対のローラー5a,5bで繰り込みインキ塗布部材6を
ローラー5bに接触させてインキを補給するインキ補給
式リボンカセット7において、前記ケース本体1内にイ
ンキ液8aを充填させたインタンク8と、芯孔9aに連
通するインキ保留溝9bを有する流量調整部材9を装着
し、該流量調整部材9の芯孔に上記インキ塗布部材6を
装着すると共に、インキ塗布部材6の一端をローラー5
bに接触させ、他端部をインキタンク8内に挿入してな
るインキ補給式リボンカセットが知られている(特開平
3−197167号公報)。
して、図5に示されるように、ケース本体1内にリボン
案内部2,2及びリボン収納部3を有し、一部をリボン
案内部2,2から外部に掛け渡したインキリボン4を一
対のローラー5a,5bで繰り込みインキ塗布部材6を
ローラー5bに接触させてインキを補給するインキ補給
式リボンカセット7において、前記ケース本体1内にイ
ンキ液8aを充填させたインタンク8と、芯孔9aに連
通するインキ保留溝9bを有する流量調整部材9を装着
し、該流量調整部材9の芯孔に上記インキ塗布部材6を
装着すると共に、インキ塗布部材6の一端をローラー5
bに接触させ、他端部をインキタンク8内に挿入してな
るインキ補給式リボンカセットが知られている(特開平
3−197167号公報)。
【0005】しかしながら、上記特開平3−19716
7号公報のインキ補給式リボンカセット7では、インキ
保留溝9bを有する流量調整部材9などを装着する構造
となるので、部品点数が多くなり、コスト高となる点に
課題があり、しかも、インキタンク8の収納部8bは流
量調整部材9などに面積をとられることとなるので、イ
ンキタンク8のインキ収容体積が小さくなり、従来のイ
ンキ補給式リボンカセットに較べインキタンクの交換回
数が多くなるなどの課題がある。
7号公報のインキ補給式リボンカセット7では、インキ
保留溝9bを有する流量調整部材9などを装着する構造
となるので、部品点数が多くなり、コスト高となる点に
課題があり、しかも、インキタンク8の収納部8bは流
量調整部材9などに面積をとられることとなるので、イ
ンキタンク8のインキ収容体積が小さくなり、従来のイ
ンキ補給式リボンカセットに較べインキタンクの交換回
数が多くなるなどの課題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、イ
ンキ含浸体を内蔵することなく直液式とすることで、寿
命まで一定の濃度を保ちインキタンク内のインキを全て
消費することができると共に、部品点数を最小限として
低コストで製造できるインキ補給式リボンカセットを提
供することを目的とする。
課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、イ
ンキ含浸体を内蔵することなく直液式とすることで、寿
命まで一定の濃度を保ちインキタンク内のインキを全て
消費することができると共に、部品点数を最小限として
低コストで製造できるインキ補給式リボンカセットを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するために鋭意検討した結果、インキタンクのイ
ンキをインキリボンへ補給するインキ補給式リボンカセ
ットにおいて、前記インキタンクを特定構造とすること
で、上記目的のインキ補給式リボンカセットを得ること
に成功し本発明を完成するに至ったのである。すなわ
ち、本発明のインキ補給式リボンカセットは、ケース本
体内にインキ液を充填したインタンクが配置されると共
に、リボン案内部及びリボン収納部を有し、一部をリボ
ン案内部から外部に掛け渡したインキリボンを一対のロ
ーラーで繰り込み、かつ、前記インキタンクの開口部に
装着したインキ塗布部材をローラーに接触させてインキ
タンクのインキをインキリボンへ補給するインキ補給式
リボンカセットにおいて、前記インキタンクは、柔軟性
材料により形成されたことを特徴とする。前記インキタ
ンクは、弾性係数が20〜40kg/mm2、厚みが40〜
500μmの柔軟性材料からなることが好ましい。
を解決するために鋭意検討した結果、インキタンクのイ
ンキをインキリボンへ補給するインキ補給式リボンカセ
ットにおいて、前記インキタンクを特定構造とすること
で、上記目的のインキ補給式リボンカセットを得ること
に成功し本発明を完成するに至ったのである。すなわ
ち、本発明のインキ補給式リボンカセットは、ケース本
体内にインキ液を充填したインタンクが配置されると共
に、リボン案内部及びリボン収納部を有し、一部をリボ
ン案内部から外部に掛け渡したインキリボンを一対のロ
ーラーで繰り込み、かつ、前記インキタンクの開口部に
装着したインキ塗布部材をローラーに接触させてインキ
タンクのインキをインキリボンへ補給するインキ補給式
リボンカセットにおいて、前記インキタンクは、柔軟性
材料により形成されたことを特徴とする。前記インキタ
ンクは、弾性係数が20〜40kg/mm2、厚みが40〜
500μmの柔軟性材料からなることが好ましい。
【0008】本発明によれば、ケース本体内にインキ液
を充填したインタンクが配置されると共に、リボン案内
部及びリボン収納部を有し、一部をリボン案内部から外
部に掛け渡したインキリボンを一対のローラーで繰り込
み、かつ、前記インキタンクの開口部に装着したインキ
塗布部材をローラーに接触させてインキタンクのインキ
をインキリボンへ補給する直液式の構成とし、かつ、上
記インタンクを柔軟性材料により形成したので、印字が
進んだ場合、インキタンクから常にほぼ一定のインキが
供給でき、また充填されたインキ量全てを消費すること
ができることとなる。そして、印字中や中断後に温度の
変化が起こった場合、硬質部材からなるインキタンクで
あれば、インキタンク内の空気が膨張して圧力が変化し
インキタンク内のインキが圧迫され、インキ塗布部材か
ら過剰なインキが流出してしまうが、本発明のインキタ
ンクは柔軟性材から形成されているので、インキ消費量
と共にインキタンク内容積が減少し、空気の膨張を無く
すため、温度変化による過剰インキの流出を防ぐことが
できることとなる。
を充填したインタンクが配置されると共に、リボン案内
部及びリボン収納部を有し、一部をリボン案内部から外
部に掛け渡したインキリボンを一対のローラーで繰り込
み、かつ、前記インキタンクの開口部に装着したインキ
塗布部材をローラーに接触させてインキタンクのインキ
をインキリボンへ補給する直液式の構成とし、かつ、上
記インタンクを柔軟性材料により形成したので、印字が
進んだ場合、インキタンクから常にほぼ一定のインキが
供給でき、また充填されたインキ量全てを消費すること
ができることとなる。そして、印字中や中断後に温度の
変化が起こった場合、硬質部材からなるインキタンクで
あれば、インキタンク内の空気が膨張して圧力が変化し
インキタンク内のインキが圧迫され、インキ塗布部材か
ら過剰なインキが流出してしまうが、本発明のインキタ
ンクは柔軟性材から形成されているので、インキ消費量
と共にインキタンク内容積が減少し、空気の膨張を無く
すため、温度変化による過剰インキの流出を防ぐことが
できることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1〜図4を参照して詳しく説明する。本実施形態の
インキ補給式リボンカセットAは、図1に示すように、
ケース本体10内に一対のアーム状としたリボン案内部
11,11、エンドレスインキリボン12を折り畳んで
収納するリボン収納部13及びインキタンク収納部14
を有している。15は駆動ローラー、16は従動ローラ
ーでこのローラー15,16間に上記インキリボン12
を挟み、リボン案内部11,11に通してエンドレスイ
ンキリボン12の一部を外部に配置すると共にリボン収
納部13へ繰り込むようになっている。
を図1〜図4を参照して詳しく説明する。本実施形態の
インキ補給式リボンカセットAは、図1に示すように、
ケース本体10内に一対のアーム状としたリボン案内部
11,11、エンドレスインキリボン12を折り畳んで
収納するリボン収納部13及びインキタンク収納部14
を有している。15は駆動ローラー、16は従動ローラ
ーでこのローラー15,16間に上記インキリボン12
を挟み、リボン案内部11,11に通してエンドレスイ
ンキリボン12の一部を外部に配置すると共にリボン収
納部13へ繰り込むようになっている。
【0010】前記インキタンク収納部14には、柔軟性
材料から形成されるインキタンク20が収納されてい
る。このインキタンク20内には補給用のインキ21を
直詰めに充填している。該インキタンク20は、弾性係
数が20〜40kg/mm2、厚みが40〜500μmのポ
リエチレンなどの柔軟性材料から構成されている。本実
施形態では、弾性係数が25kg/mm2、厚みが100μ
mのポリエチレンから一体成形されている。上記弾性係
数が20kg/mm2、厚みが40μm未満であると、イン
キの消費と共にインキタンク内容積の減少が容易でなく
なり、また、弾性係数40kg/mm2、厚みが500μm
を越えると、柔軟性材料からのインキの圧迫が始まり、
過度のインキ供給が行われることとなり、好ましくな
い。なお、インキタンク20は、弾性係数20〜40kg
/mm2、厚み40〜500μmからなる柔軟性材料で構
成されるものであれば、その素材は特に限定されるもの
ではなく、例えば、ポリエチレンなど合成樹脂、エラス
トマー等が使用される。
材料から形成されるインキタンク20が収納されてい
る。このインキタンク20内には補給用のインキ21を
直詰めに充填している。該インキタンク20は、弾性係
数が20〜40kg/mm2、厚みが40〜500μmのポ
リエチレンなどの柔軟性材料から構成されている。本実
施形態では、弾性係数が25kg/mm2、厚みが100μ
mのポリエチレンから一体成形されている。上記弾性係
数が20kg/mm2、厚みが40μm未満であると、イン
キの消費と共にインキタンク内容積の減少が容易でなく
なり、また、弾性係数40kg/mm2、厚みが500μm
を越えると、柔軟性材料からのインキの圧迫が始まり、
過度のインキ供給が行われることとなり、好ましくな
い。なお、インキタンク20は、弾性係数20〜40kg
/mm2、厚み40〜500μmからなる柔軟性材料で構
成されるものであれば、その素材は特に限定されるもの
ではなく、例えば、ポリエチレンなど合成樹脂、エラス
トマー等が使用される。
【0011】また、インキタンク20の開口部20aに
は、図2及び図3に示すように、口部材22が取り付け
られている。該口部材22内には、インキ導通孔22a
と嵌合部22bが形成されており、該嵌合部22bにフ
ェルト等よりなるインキ塗布部材23が嵌合されてい
る。これにより、インキタンク20内に充填されるイン
キ21がインキ導通孔22aを介してインキ塗布部材2
3へ供給される構造となっている。
は、図2及び図3に示すように、口部材22が取り付け
られている。該口部材22内には、インキ導通孔22a
と嵌合部22bが形成されており、該嵌合部22bにフ
ェルト等よりなるインキ塗布部材23が嵌合されてい
る。これにより、インキタンク20内に充填されるイン
キ21がインキ導通孔22aを介してインキ塗布部材2
3へ供給される構造となっている。
【0012】また、前記口部材22の下部には、図2に
示すように、段部22c,22cが形成されており、該
段部22c,22cがケース本体10のインキ収納部1
4に形成される凸部14a,14bに着脱自在に嵌着さ
れる構造となっており、これにより、上記インキタンク
20、口部材22、インキ塗布部材23は一体となって
カセット本体10のインキ収納部14から着脱可能であ
り、容易に交換できる構造となっている。
示すように、段部22c,22cが形成されており、該
段部22c,22cがケース本体10のインキ収納部1
4に形成される凸部14a,14bに着脱自在に嵌着さ
れる構造となっており、これにより、上記インキタンク
20、口部材22、インキ塗布部材23は一体となって
カセット本体10のインキ収納部14から着脱可能であ
り、容易に交換できる構造となっている。
【0013】前記フェルト等よりなるインキ塗布部材2
3は、図4に示すように、転写ローラー24に接触させ
ることにより、インキタンク20内のインキ21がイン
キ導通孔22a、インキ塗布部材23、転写ローラー2
4及び従動ローラー16を介してインキリボン12に補
給する構造となっている。
3は、図4に示すように、転写ローラー24に接触させ
ることにより、インキタンク20内のインキ21がイン
キ導通孔22a、インキ塗布部材23、転写ローラー2
4及び従動ローラー16を介してインキリボン12に補
給する構造となっている。
【0014】このように構成されるインキ補給式リボン
カセットAにおいて、印字が進むとインキタンク20内
のインキ21がインキ塗布部材23の毛管力により引張
られ、転写ローラー24及び従動ローラー16を介して
インキリボン13へインキ21を供給し、インキタンク
20内の空気が膨張することなく、全インキ充填量を消
費するまで一定したインキ供給を行うことができること
となる。すなわち、このインキ補給式リボンカセットA
を使用することにより印字が進んだ場合、インキタンク
20は直液式であるため常にほぼ一定のインキが供給で
き、また充填されたインキ量全てを消費することができ
る。また、印字中や中断後に温度の変化が起こった場
合、硬質部材からなるインキタンクであれば、インキタ
ンク内の空気が膨張して圧力が変化し口部材22内のイ
ンキが圧迫され、インキ塗布部材23から過剰なインキ
が流出してしまうが、インキタンク20は上記物性の柔
軟性材料から形成されているため、インキ消費量と共に
インキタンク20の内容積が減少し、空気の膨張を無く
すため、温度変化によるインキの圧迫を防ぐことができ
る。
カセットAにおいて、印字が進むとインキタンク20内
のインキ21がインキ塗布部材23の毛管力により引張
られ、転写ローラー24及び従動ローラー16を介して
インキリボン13へインキ21を供給し、インキタンク
20内の空気が膨張することなく、全インキ充填量を消
費するまで一定したインキ供給を行うことができること
となる。すなわち、このインキ補給式リボンカセットA
を使用することにより印字が進んだ場合、インキタンク
20は直液式であるため常にほぼ一定のインキが供給で
き、また充填されたインキ量全てを消費することができ
る。また、印字中や中断後に温度の変化が起こった場
合、硬質部材からなるインキタンクであれば、インキタ
ンク内の空気が膨張して圧力が変化し口部材22内のイ
ンキが圧迫され、インキ塗布部材23から過剰なインキ
が流出してしまうが、インキタンク20は上記物性の柔
軟性材料から形成されているため、インキ消費量と共に
インキタンク20の内容積が減少し、空気の膨張を無く
すため、温度変化によるインキの圧迫を防ぐことができ
る。
【0015】また、本実施形態のインキ補給式リボンカ
セットAでは、インキタンク部分の部品点数はインキタ
ンク20、口部材22、インキ塗布部材23の必要最小
限の構成であるので、従来のインキ保留溝を有する流量
調整部材などを装着する構造のインクタンクに較べ、部
品点数が少なく、かつ、低コストで製造でき、しかも、
インキタンクの内容積を最大限に収容できる構造とな
る。
セットAでは、インキタンク部分の部品点数はインキタ
ンク20、口部材22、インキ塗布部材23の必要最小
限の構成であるので、従来のインキ保留溝を有する流量
調整部材などを装着する構造のインクタンクに較べ、部
品点数が少なく、かつ、低コストで製造でき、しかも、
インキタンクの内容積を最大限に収容できる構造とな
る。
【0016】本発明のインキ補給式リボンカセットは、
上記実施形態に限定されるものではなく、ケース本体1
0内にインキ21を充填したインタンク20が配置され
ると共に、リボン案内部11及びリボン収納部13を有
し、一部をリボン案内部13から外部に掛け渡したイン
キリボン12を一対のローラー15,16で繰り込み、
かつ、前記インキタンク20の開口部20aに装着した
インキ塗布部材23をローラー24及び16に接触させ
てインキタンク20内のインキ21をインキリボン11
へ補給する直液式の構成であり、かつ、インキタンク2
0の構造が本発明の範囲内に含まれるものであれば、そ
の他の構造、形状は何等限定されるものではない。
上記実施形態に限定されるものではなく、ケース本体1
0内にインキ21を充填したインタンク20が配置され
ると共に、リボン案内部11及びリボン収納部13を有
し、一部をリボン案内部13から外部に掛け渡したイン
キリボン12を一対のローラー15,16で繰り込み、
かつ、前記インキタンク20の開口部20aに装着した
インキ塗布部材23をローラー24及び16に接触させ
てインキタンク20内のインキ21をインキリボン11
へ補給する直液式の構成であり、かつ、インキタンク2
0の構造が本発明の範囲内に含まれるものであれば、そ
の他の構造、形状は何等限定されるものではない。
【0017】例えば、上記実施形態では、転写ローラー
24、従動ローラー16を介してインキリボン11へ補
給したが、転写ローラー24を介在させることなく、直
接従動ローラー16にインキ塗布部材23を接触する構
造として、インキリボン11へ補給する構造であっても
よい。また、上記実施形態において、駆動ローラー1
5、従動ローラー16及び転写ローラー24は合成樹脂
製のものを使用するものであるが、各ローラーの材質は
何等限定されるものではない。
24、従動ローラー16を介してインキリボン11へ補
給したが、転写ローラー24を介在させることなく、直
接従動ローラー16にインキ塗布部材23を接触する構
造として、インキリボン11へ補給する構造であっても
よい。また、上記実施形態において、駆動ローラー1
5、従動ローラー16及び転写ローラー24は合成樹脂
製のものを使用するものであるが、各ローラーの材質は
何等限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、インキ消費量と共にイ
ンキタンク内容積が減少し、空気の膨張を無くすため、
温度変化による過剰インキの流出を防ぐことができ、し
かも、直液式であるので、寿命まで一定の濃度を保ちイ
ンキタンク内のインキを全て消費することができると共
に、部品点数を最小限として低コストで製造することが
できるインキ補給式リボンカセットが提供される。
ンキタンク内容積が減少し、空気の膨張を無くすため、
温度変化による過剰インキの流出を防ぐことができ、し
かも、直液式であるので、寿命まで一定の濃度を保ちイ
ンキタンク内のインキを全て消費することができると共
に、部品点数を最小限として低コストで製造することが
できるインキ補給式リボンカセットが提供される。
【図1】本発明の実施の一形態を示す平面図である。
【図2】本発明で用いるインキタンクの一例を示す拡大
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明で用いるインキタンクとインキ塗布部材
との概略要部断面図である。
との概略要部断面図である。
【図4】本発明における転写ローラーとインキ塗布部材
との作動状態の一例を示す断面図である。
との作動状態の一例を示す断面図である。
【図5】従来のインキ補給式リボンカセットの一例を示
す断面図である。
す断面図である。
A インキ補給式リボンカセット 10 ケース本体 11 リボン案内部 12 インキリボン 13 リボン収納部 15 駆動ローラー 16 従動ローラー 20 インキタンク 23 インキ塗布部材
Claims (2)
- 【請求項1】 ケース本体内にインキ液を充填したイン
タンクが配置されると共に、リボン案内部及びリボン収
納部を有し、一部をリボン案内部から外部に掛け渡した
インキリボンを一対のローラーで繰り込み、かつ、前記
インキタンクの開口部に装着したインキ塗布部材をロー
ラーに接触させてインキタンクのインキをインキリボン
へ補給するインキ補給式リボンカセットにおいて、前記
インキタンクは、柔軟性材料により形成されたことを特
徴とするインキ補給式リボンカセット。 - 【請求項2】 前記インキタンクは、弾性係数が20〜
40kg/mm2、厚みが40〜500μmの柔軟性材料か
らなる請求項1記載のインキ補給式リボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617796A JPH09327962A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | インキ補給式リボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617796A JPH09327962A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | インキ補給式リボンカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327962A true JPH09327962A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15401886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14617796A Withdrawn JPH09327962A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | インキ補給式リボンカセット |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH09327962A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100872373B1 (ko) * | 2007-09-12 | 2008-12-05 | (주)그린주의 | 잉크 리본 카트리지 |
KR101133975B1 (ko) * | 2011-08-18 | 2012-04-05 | (주)그린주의 | 잉크리본 카트리지용 잉크공급기 |
CN102602174A (zh) * | 2012-03-15 | 2012-07-25 | 珠海天威飞马打印耗材有限公司 | 储墨盒及色带盒 |
CN108749368A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-06 | 湖州天骊正隆电子科技有限公司 | 一种可自动加墨的色带架 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP14617796A patent/JPH09327962A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
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