JPH09327746A - 電気鍛縮機用電極装置 - Google Patents

電気鍛縮機用電極装置

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JPH09327746A
JPH09327746A JP15060696A JP15060696A JPH09327746A JP H09327746 A JPH09327746 A JP H09327746A JP 15060696 A JP15060696 A JP 15060696A JP 15060696 A JP15060696 A JP 15060696A JP H09327746 A JPH09327746 A JP H09327746A
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JP
Japan
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electrode
lower electrodes
elastic member
electrode device
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP15060696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ouchiyama
隆 大内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気鍛縮機の下部電極が摩耗しても、素材に
対し接触不良となるのを防止する。 【解決手段】 各下部電極7の下端部を、それぞれ不動
の電極支持具5と、流体圧シリンダにより側方移動させ
られる電極支持具とに枢支するとともに、各下部電極7
と各電極支持具5の上端部との間に弾性部材16を設
け、この弾性部材16により、両下部電極7を互いに接
近する方向に付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状素材を上下の
電極に挾持して、通電加熱しつつ、軸線方向に圧縮し、
一端に塊状の拡径部を形成する際に使用される電気鍛縮
機の電極装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばエンジンバルブは、図5に示す
ように、所定の長さに切断した丸棒状素材(1)を、その
一端に塊状の拡径部(2a)を有する中間体(2)に形成した
後、鍛造加工によりエンジンバルブの原形品(3)を形成
し、これに機械加工を施して製品化される。
【0003】図3と図4は、中間体(2)を形成するため
の電気鍛縮機を略示するもので、上方に設けた上部電極
(4)の下方には、左右1対の支持具(5)が設置され、左
方の支持具(5)は固定され、右方の支持具(5)は、エア
シリンダ(6)により左右方向に移動させることができ
る。
【0004】両支持具(5)の対向面には、銅合金製の1
対の下部電極(7)が着脱可能に嵌合され、各下部電極
(7)の対向面には、上下方向を向いて互いに対向する、
素材(1)とほぼ等径の半円弧状の挾持溝(8)が形成され
ている。
【0005】上部電極(4)と下部電極(7)は電源(9)に
接続されている。両支持具(5)の下方には、流体圧によ
って昇降させられる上方を向く押上杆(10)が設置されて
いる。
【0006】上述の装置は、丸棒状素材(1)を離間させ
た両下部電極(7)間に挿入して、エアシリンダ(6)によ
り挾持するとともに、上下の端面を上部電極(4)と押上
杆(10)とにより挾持した後、上下両電極(4)(7)に電源
(9)より給電して加熱しつつ、押上杆(10)を上昇させれ
ば、赤熱して軟化した素材(1)の上部が次第に拡径する
ことにより、上記中間体(2)が形成される。
【0007】なお、図4に示すように、下部電極(7)に
2つの挾持溝(8)を設けてあるのは、一方の挾持溝(8)
が摩耗した際、他方の挾持溝(8)を使用するためであ
り、図示を省略したが、このような挾持溝(8)を下部電
極(7)の左右両側面に設けることもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の下部電
極(7)では、左右より強圧された素材(1)が両電極間を
摺動するため、高温に加熱された拡径部(2a)に近接して
いる挾持溝(8)の上部側の摩耗が激しく、ワークとの間
に接触不良を起こすことがある。このようになると、通
電抵抗が増大するなどして、拡径部(2a)の形状がばらつ
き、中間体(2)に不良品が発生するようになる。
【0009】そのため、下部電極(7)を取り外して、挾
持溝(8)を修正したり、あるいは交換したりする必要が
あり、その作業が面倒であるとともに、不経済でかつ生
産性の低下を招いている。
【0010】本発明は、挾持溝が摩耗しても接触不良と
なるのを防止することにより、その修正や交換を最小限
とし、安価でかつ生産性の高い電極装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、互いに対向する左右1対の下部電極間に挾持した
棒状素材の上端を上部電極に圧接して通電、加熱しつ
つ、軸線方向に圧縮して据込鍛造を行う際に用いられる
電気鍛縮機用電極装置であって、前記各下部電極の下端
部を、それぞれ不動の電極支持具と、流体圧シリンダに
より側方移動させられる電極支持具とに枢支するととも
に、各下部電極と各電極支持具の上端部との間に弾性部
材を設け、この弾性部材により、両下部電極を互いに接
近する方向に付勢することにより、解決される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1と図2は、本発明の一実施例
を示すもので、従来装置と同一の部材には、同一の符号
を付して、その説明を省略する。
【0013】(11)は、左右1対の支持具、(12)は、挾持
溝(13)を備える1対の下部電極である。
【0014】従来装置と同様、両下部電極(12)は両支持
具(11)内に着脱可能に嵌合され、各下端部が、前後方向
を向く枢軸(14)により回動可能として枢着されている。
支持具(11)と電極(12)との嵌合部には、僅かな隙間が設
けられ、下部電極(12)は左右方向に若干揺動可能となっ
ている。
【0015】両支持具(11)と下部電極(12)との嵌合面に
おける各支持具(13)と整合する上端部には、有底孔(15)
が穿設され、これらの有底孔(15)内には、圧縮コイルば
ね(16)が挿入されている。両下部電極(12)は、これら4
個の圧縮コイルばね(16)により、互いに接近する方向に
付勢されている。
【0016】支持具(11)と下部電極(12)との嵌合部にお
ける前後両側部の支持具(11)と下部電極(12)の側面端部
には、それぞれ相互に係止し合う突起(11a)(12a)が形成
され、両突起(11a)(12a)の間には隙間(17)が形成されて
いる。下部電極(12)は、隙間(17)の範囲内で回動しうる
ようになっている。
【0017】上記実施例の装置において、両下部電極(1
2)間に丸棒状素材(1)を挾持して、中間体(2)を形成す
る作業を繰返し行い、両下部電極(12)の挾持溝(13)の上
端部が摩耗した際には、圧縮コイルばね(16)により、両
下部電極(2)は互いに近接する方向に付勢されているの
で、丸棒状素材(1)に常に圧接するようになり、従って
通電抵抗が増大するなどして、拡径部(2a)の形状にばら
つきが生じる恐れはない。
【0018】なお本発明は、エンジンバルブに限らず、
他の棒状素材の据込鍛造にも効果的に適用することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明の装置によれば、下部電極におけ
る素材の挾持部が摩耗しても、弾性部材の付勢作用によ
り、両下部電極と棒状素材とは常に圧接しているので、
電源よりの電流が常時正常に供給され、成形された中間
体に不良品が生じることがない。
【0020】また、面倒な下部電極の修正や交換作業を
減らすことができるので、経済的であるとともに、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気鍛縮機の要部の縦断正面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大横断平面図である。
【図3】従来の電気鍛縮機の要部の縦断正面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う拡大横断平面図である。
【図5】エンジンバルブの製造工程を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)丸棒状素材 (2)中間体 (2a)拡径部 (3)原形品 (4)上部電極 (5)支持具 (6)エアシリンダ (7)下部電極 (8)挾持溝 (9)電源 (10)押上杆 (11)支持具 (11a)突起 (12)下部電極 (12a)突起 (13)挾持溝 (14)枢軸 (15)有底孔 (16)圧縮コイルばね(弾性部材) (17)隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する左右1対の下部電極間に
    挾持した棒状素材の上端を上部電極に圧接して通電、加
    熱しつつ、軸線方向に圧縮して据込鍛造を行う際に用い
    られる電気鍛縮機用電極装置であって、 前記各下部電極の下端部を、それぞれ不動の電極支持具
    と、流体圧シリンダにより側方移動させられる電極支持
    具とに枢支するとともに、各下部電極と各電極支持具の
    上端部との間に弾性部材を設け、この弾性部材により、
    両下部電極を互いに接近する方向に付勢するようにした
    ことを特徴とする電気鍛縮機用電極装置。
JP15060696A 1996-06-12 1996-06-12 電気鍛縮機用電極装置 Pending JPH09327746A (ja)

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JP15060696A JPH09327746A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 電気鍛縮機用電極装置

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JPH09327746A true JPH09327746A (ja) 1997-12-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1127953A2 (en) * 2000-02-23 2001-08-29 Fuji Oozx Inc. Method of manufacturing a ti alloy poppet valve
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