JPH09327643A - 除水装置 - Google Patents

除水装置

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Publication number
JPH09327643A
JPH09327643A JP18392296A JP18392296A JPH09327643A JP H09327643 A JPH09327643 A JP H09327643A JP 18392296 A JP18392296 A JP 18392296A JP 18392296 A JP18392296 A JP 18392296A JP H09327643 A JPH09327643 A JP H09327643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hollow container
cylindrical tube
flow
circular cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP18392296A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kawamura
耕一 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMURA FUNSUI KK
Original Assignee
KAWAMURA FUNSUI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴水装置において、空気中に噴射する噴水の
高低制御等による水中(水面下)への余剰水の放出の際
の騒音を減少させ、また、放出される余剰水の水圧が池
内作業者等の足等に加圧され転倒することのないように
水流を放出できる、除水装置を提供する。 【解決手段】 余剰水の放出される開閉弁の吐出側に水
放出部として作用する中空容器を連結する。前記中空容
器は壁面に、前記開閉弁の吐出口径より合計面積が十分
に広い面積を有するような複数の穴を開ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公園、デパート、
その他の公共施設等において、噴水装置に実装され、水
中への余剰水放出装置として機能する噴水装置の付帯装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の噴水装置において、高さを変化さ
せるために電気制御弁により余分な水を排除し水中へこ
の余剰水を放出する場合、特に放出装置を用いずに、そ
のまま開閉弁より放出するか、または通常の配管をエル
ボーにて下へ向けるだけである。その場合には池内に大
きな水流が形成され、騒音があり、永い年月には池の駆
体の侵食がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、水中への余剰水の放出による、騒音を削減するこ
と、放出の際の多大な水流により池内作業者へ加圧され
る水圧の減少、及び池の駆体の侵食を防ぐことを目的と
する。また、水圧の変動による突然の異音により、鑑賞
者の興味を削ぐ事のないようにする。特に音楽噴水装置
において、音楽に異音が混在しないようにする。
【0004】噴水の水面への落下時の音は鑑賞者に異音
と聞こえないが、電気弁の開閉による水の吐出口の開
放、閉鎖の際、放出される流水の水圧の変動による音質
の変化は異音として感じられる。これは音楽噴水におい
て、観賞を妨げる事となる。
【0005】噴水装置の保守管理において、水型調整、
電磁弁動作点検等のために池内での作業中、突然の水流
の放出により、水面下を流れる水流が池内作業者の足に
加圧され転ぶ事がある。音楽噴水装置においては、電磁
弁の応答速度を高め噴水の音楽への同期を高めるために
高水圧を使用している。噴水ノズルへ水を供給する電磁
弁を閉状態とし、ポンプより供給される余剰水をバイパ
スとしての機能を有する弁より水中(水面下)へ放出す
ると、高圧水により多大な水流が形成される。これは、
空気中への鑑賞用の噴水が吐出していない状態において
最大水圧となり、池内へ入った人の足等に加圧される事
となり、安全性の点で問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】余剰水の放出される吐出
口に複数の穴を開けた中空容器を連結することにより、
騒音を低減させ、かつ、水流を拡散させ、一点への水流
の集中を防ぐ。
【0007】前記複数の穴を開けた中空容器には、水面
への波立ちをふせぐため、及び騒音を更に低減させるた
めにカバーを付ける。
【0008】水流の分散により騒音が低減され、また、
電気弁を用いた装置においては保守管理の水型調整の際
に、電気弁の開放による突然の水圧により、水面下にお
いて足等を加圧され転ぶ事を防げる。
【0009】
【発明の実施の形態】本装置は、噴水装置において流水
供給手段より高圧水が供給され、鑑賞用の噴水を空気中
に吐出するのに必要とする水流の余剰水の放出される開
閉弁の吐出口側に取り付けられる中空容器であり、前記
中空容器の壁面に多数の穴を開け、中空容器から吐出す
る水流によって発生する騒音を減少させるために中空容
器を覆うカバーを取り付けた装置である。前記中空容器
に開ける多数の穴の吐出口径の合計面積は、前記開閉弁
の吐出口径よりも十分に広い面積を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、開閉弁へ接続するための配管用ネ
ジ付きの中空容器1に多数の穴を開け前記中空容器1よ
り一回り大きいカバーとしての円筒管2を、漸次縮径し
た円筒管と支持棒5により接合する。前記漸次縮径した
円筒管により中空容器1とカバーとしての円筒管2は接
合されることにより、水は一定方向Fに流れるように他
方への流れを遮断している。図2は図1の装置の吐出口
の正面図である。
【0011】図3は図1の装置の穴を開けた中空容器1
の吐出側の端点を、円板4でふさいだ装置である。端点
をふさぐ事により、保守管理等により池内へ入る作業者
の足等に加圧される水圧を減圧出来る。水量が多ければ
多いほどカバーである外側の円筒管2を大きな直径とし
十分な水量を吐出できるようにして、水圧を拡散させる
必要がある。図4は図3の装置の吐出口の正面図であ
る。
【0012】図5は、図1または図3の水放出部を噴水
装置に接続した一実施例のシステム図である。図5にお
いて、水放出部10は開閉弁7に接続され、前記開閉弁
7は、電気弁6に接続される。前記電気弁6を開閉動作
させる事により、噴水ノズル9より吐出される鑑賞用の
噴水の高さを変化させる事ができる装置である。電気弁
6が開の時、噴水は低くなり水中へ放出された水は多大
な異音を伴うことなく放出される。また、放出された水
流は装置の機能である水流を広い範囲へ拡散させる事に
より水流の一点へ集中することなく放出される。その結
果、放出された水流は池内に既に存在していた水を多く
動かさなければならなくなり、放出された水流は弱めら
れることになる。この効果により、池内で作業中の人が
足等への水圧の加圧により転ぶ事が防げる。前記水放出
部10と、前記開閉弁7と、前記電気弁6を組み合わせ
た装置は、複数組の使用により更に減圧の効果を上げる
事ができる。また、装置の複数組の使用は段階的な高さ
変化という演出も出来る。それは、水中への余剰水の放
出がない場合と1組だけの放出と2組同時の放出に於け
る水圧の差により、噴水ノズル9からの吐出水量が変化
するためである。
【0013】図6は、図1の装置のカバーとして機能す
る外側の円筒管2を取り付けていない簡易型の装置であ
る。効果は少ないが異音の削減を可能とする。この装置
も図7のように吐出側の端点を円板4でふさぐ事によ
り、保守管理等により池内に入る作業者の足等への水圧
の加圧を減少させる装置とすることが可能である。
【0014】図8は、図7の装置に於いて円筒管に開け
る穴をスリット状とした装置である。中空容器の壁面に
開ける穴はこのように丸だけでなく、スリット状でもよ
く、また四角等、どのような形でも良い。
【0015】図9は、図7の装置に於いて穴を下側だけ
に設けた装置である。噴水池の水位WLが浅い場合にお
いて、水面に水が吐出するのをふせぐ構造である。鑑賞
用以外の意図しない噴水が吐出するのを防げる。
【0016】図10、図11は、中空容器を箱形とした
他の水放出部の実施例である。図10は側面図、図11
は下面図である。図9のように下側だけから吐出させる
際に、十分な水量を吐出できるように吐出穴の数を増や
し吐出面積を広くした例である。中空容器はどのような
形状でも良く、設置条件(必要流量等)により考慮す
る。また、複数の弁よりの吐出水流を1個の中空容器に
供給する事も出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】本願装置の設置によって水中(水面下)へ
の余剰水の放出による騒音が低減される。特に電気弁の
使用により開閉を頻繁に行う場合において、開閉による
水の吐出口の開放、閉鎖の際、放出される流水の水圧の
変動による音質の変化は異音として感じられ、この異音
が削減される。その効果は、音楽噴水装置への使用時に
特に発揮される。噴水の水面への落下時の音は鑑賞者に
異音として聞こえないが、それ以外の音が音楽に混入し
てくると、鑑賞者には異音として感じられる。また、吐
出口の端点をふさいだ装置においては、水面下を流れる
余剰水により保守管理作業者等の池内へ入った人の足等
に高圧水が加圧される事がなく、作業者等が転ぶ事を防
げる効果を奏する。よって、安全性の面においての効果
も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】除水装置(水放出部)の構造図である。
【図2】図1の装置の吐出口の正面図である。
【図3】図1の装置の中空容器の吐出側の端点を円板で
ふさいだ装置である。
【図4】図3の装置の吐出口の正面図である。
【図5】図1または図3の装置を組み込んだ噴水装置の
システム図である。
【図6】簡易型の水放出部の図である。
【図7】図6の装置の中空容器の吐出側の端点を円板で
ふさいだ装置である。
【図8】図7の装置の穴をスリット状とした装置であ
る。
【図9】図7の装置の穴を下側だけに設けた装置であ
る。
【図10】中空容器を箱形とした他の水放出部の側面図
である。
【図11】中空容器を箱形とした他の水放出部の下面図
である。
【符号の説明】
1 中空容器 2 円筒管 3 穴 4 円板 5 支持棒 6 電気弁 7 開閉弁 8 ポンプ(流水供給手段) 9 噴水ノズル(吐出手段) 10 水放出部 F 水流の流れ方向 WL 水位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴水装置において、除水用開閉弁と、除
    水を放出する複数の穴を持つ中空容器と、前記中空容器
    を覆うカバーとを具備した事を特徴とする除水装置。
JP18392296A 1996-06-11 1996-06-11 除水装置 Pending JPH09327643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18392296A JPH09327643A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 除水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18392296A JPH09327643A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 除水装置

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Publication Number Publication Date
JPH09327643A true JPH09327643A (ja) 1997-12-22

Family

ID=16144167

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18392296A Pending JPH09327643A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 除水装置

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