JPH09327390A - アルミニウム箔製容器の製造方法、当該容器の成形用型、当該容器の製造装置、食材封入ホイル焼き用包装体の製造方法、当該包装体の製造用具及び当該包装体の製造装置 - Google Patents

アルミニウム箔製容器の製造方法、当該容器の成形用型、当該容器の製造装置、食材封入ホイル焼き用包装体の製造方法、当該包装体の製造用具及び当該包装体の製造装置

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JPH09327390A
JPH09327390A JP8147161A JP14716196A JPH09327390A JP H09327390 A JPH09327390 A JP H09327390A JP 8147161 A JP8147161 A JP 8147161A JP 14716196 A JP14716196 A JP 14716196A JP H09327390 A JPH09327390 A JP H09327390A
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aluminum foil
forming
container
foil
fold
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Shuichi Oshima
修一 大島
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
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Tokai Aluminum Foil Co Ltd
Original Assignee
Tokai Aluminum Foil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質アルミニウム箔を素材として用い、破断
せしめることなく容部たる凹所を形成せしめることので
きるアルミニウム箔製容器の製造方法、当該容器の製造
に好適な型及び工業的に有利な製造装置、そのまま手軽
に加熱調理することのできる食材封入ホイル焼き用包装
体の製造方法、当該包装体の製造に好適な製造用具及び
工業的に有利な製造装置の提供。 【解決手段】 雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面と
の間に3mm以上の間隔を設けた型で軟質アルミニウム箔
を型押しして容部たる凹所を形成せしめたアルミニウム
箔製容器の製造方法;その型;当該型を備えたコンベア
ー機構から成る該容器の製造装置;当該容器に食材を封
入して成る包装体;容部及び折り目を形成する型盤から
成る食材封入包装体製造用具;当該型盤及び折り込み回
転ブラシ装置を備えた食材封入包装体の製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミニウム箔製容
器の製造方法、当該容器の成形用型、当該容器の製造装
置、食材封入ホイル焼き用包装体の製造方法、当該包装
体の製造用具及び当該包装体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙やプラスチックフィルムなどとの貼り
合わせ加工を施していないアルミニウム箔をそのままの
状態で食材の包装に工業的に使用する方法は我が国では
余り例が見られない。一方、一般家庭ではアルミニウム
の薄箔で包装した食材を加熱調理する方法は、「ホイル
焼き」の名称で古くから親しまれており、近年では旅
館、ホテルの宴会や居酒屋などのメニューの一品にも加
えられる様になってきた。
【0003】ホイル焼きは肉、魚介、野菜などの食材と
塩、胡椒、バターなどの調味料を一緒にアルミニウム薄
箔に包装した形でガス・コンロ、オーブンなどで加熱調
理する料理である。しかし、従来のホイル焼きは、家庭
では主婦が、旅館、ホテル、居酒屋などでは調理人が、
手作業で1個づつ作成する方法が採られており、工業的
な規模で量産を行なう方法は未だ知られていない。
【0004】従来知られているホイル焼きの一般的な作
り方は、図1に示す様に、適当な大きさに切り取ったア
ルミニウム箔Fの片側に寄せて食材や調味料などの材料
Pを乗せて、反対側のアルミニウム箔を折り曲げて食材
や調味料などの上に被せてから、2枚重ねになった3辺
の端部を1回ないし2回内側に向けて折り畳んで包装
し、これを直火で加熱調理する方法が多い。
【0005】ここで工業的な生産の場面で問題になる点
は、平らなアルミニウム箔の上に食材や調味料を乗せた
場合は僅かな振動でもそれらの位置が変化するので、全
体を少し動かすだけで食材などが規定の位置からはみ出
して、以後の工程で折り畳む部分に食材が入って邪魔を
したり、調味料が漏れ出して不良品の原因となることで
ある。従ってホイル焼きを作成する作業はその場所を固
定して一人の作業者が1個づつ全工程を担当することに
なり、工業的な量産に適した流れ作業の方式を採り入れ
ることは困難なのが実状であった。
【0006】因に、ホイル焼きは、新鮮な肉、魚介類、
野菜などを密封に近い状態で蒸し焼きにして熱い状態の
まま賞味するもので、食材の種類が豊富なほど楽しみも
多い料理である。しかし、一般家庭では多品種の食材を
少量づつ購入するのは難しく、ある程度の量を購入する
と各種の食材が多量に余って無駄が多い結果になる。
【0007】また最近の傾向として、旅館、ホテルの宴
会、民宿、ペンション、居酒屋などでは、1人前づつ卓
上コンロで調理する熱々の料理が、秋から冬、春先にか
けての肌寒い季節に欠かせないメニューになってきてい
る。
【0008】料理を提供する業者がホイル焼きを扱う場
合は各種食材の種類を豊富に揃えることは問題がないと
しても、忙しい厨房で1個づつ手間と時間を掛けてホイ
ル焼きを製造する仕事は煩わしい上に、労務費の高い我
が国の事情からすると出来れば手を省きたい作業であっ
た。
【0009】食材の種類を豊富にし、且つ、1個ずつ手
作業で包み込むための手間と時間を省略するためには、
加熱調理すれば直ぐ食べられる様な状態まで食品工場で
加工した「ホイル焼きの素材」を製造して提供する方法
が効果的と考えられる。
【0010】スーパーマーケットやコンビニエンススト
アーにこの様な食材を供給すれば、一般消費者は安価で
食材内容が豊富なホイル焼きを家庭で賞味することが可
能になり、旅館、ホテル、ペンション、民宿、居酒屋、
ファミリー・レストランなど向けに供給すれば、1個ず
つ作る手作業による手間と時間の無駄を省略して労務費
を節減できるために、先に述べた様な家庭で食材が余っ
たり、飲食業の場合に高価な食品になってしまう様な問
題は解決されると思われる。
【0011】ところで、量産に適した流れ作業を可能な
らしめるためには、充填した食材が所定の位置から動か
ない様にするために、薄いアルミニウム箔に容部たる凹
所を形成すればよい。
【0012】然しながら、アルミニウム箔はその厚さが
薄くなると伸びが減少する傾向があり、通常ホイル焼き
に使用されている様な15μm程度の家庭用アルミニウ
ム箔は柔らかな反面、摩擦抵抗が大きく伸びが小さいと
いう特性があるために、引張りや張出しなどの塑性加工
を行なえば小さな変形で直ぐに破断する傾向がある。
【0013】他方、50μm以上の厚手のアルミニウム
箔を用いてシワ付き容器やガスレンジ用マットを成形す
る絞り加工は、ブランク材にシワ押さえ圧を加えながら
中央部にポンチを押し込む加工工程で局部的な引張り加
工を伴うために、この方法を適用して軟質のアルミニウ
ム薄箔に容部たる凹所を形成することは困難である。
【0014】また、加熱調理向け食品としてはセミリジ
ッド・コンテナと呼ばれる厚手のアルミニウム箔のシワ
付き容器に充填された鍋焼きウドンやグラタンなどが既
に市販されている。これらの容器は強度が高く伸びが大
きいJIS 3003や3004合金の50〜100μ
m厚さの軟質箔を使用し、精密な金型を用いて絞り加工
により成形しており、材料及び金型の両者ともに高価な
ために容器自体が高価なものになるので「ホイル焼きの
素材」を安い価格で量産する目的に使用することは事実
上困難であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の問題に鑑みなされたものであり、軟質アルミニウム
の薄箔を素材として用いても破断せしめることなく容部
たる凹所を形成せしめることのできるアルミニウム箔製
容器の製造方法、当該容器の製造に好適な型及び工業的
に有利な製造装置を提供することを目的とすると共に、
そのまま手軽に加熱調理することのできる食材封入ホイ
ル焼き用包装体の製造方法、当該包装体の製造に好適な
製造用具及び工業的に有利な製造装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述した目的
を達成するために、軟質アルミニウム薄箔を用いて種々
研究を重ねた結果、雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側
面との間に3mm以上の間隔を設けて型付けすれば、破断
が生じることなく軟質アルミニウム薄箔に容部たる凹所
を形成し得ることを見い出した。
【0017】従って、本発明のうちで請求項1記載の発
明は、雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面との間に3
mm以上の間隔を設けた型で軟質アルミニウム箔に型押し
を行なって容部たる凹所を形成せしめることを特徴とす
るアルミニウム箔製容器の製造方法であり、請求項2記
載の発明は当該発明に於て、軟質アルミニウム箔の厚さ
が20〜40μmで、かつ容器がホイル焼き用のもので
あることを特徴とする。
【0018】また、請求項3記載の発明は、雌型の凹部
内側面と雄型の凸部外側面との間に3mm以上の間隔を有
することを特徴とするアルミニウム箔製容器の成形用型
であり、請求項4記載の発明は当該発明に於て、軟質ア
ルミニウム箔の厚さが20〜40μmで、かつ容器がホ
イル焼き用のものであることを特徴とする。
【0019】また、請求項5記載の発明は、雄型の凸部
外側面との間に3mm以上の間隔を形成する凹部内側面を
備えた雌型を所定間隔で適宜数取り付けた間欠移動コン
ベアー機構部と;アルミニウム箔ロール体から繰り出さ
れる軟質アルミニウム箔を挾持しつつコンベアー機構部
の雌型の上に引き出すと共に、昇降カッター装置部作動
位置次いで昇降雄型装置部作動位置までコンベアー機構
部と同期的に間欠移動せしめ、然る後当該アルミニウム
箔の挾持を解除すると云う一連の動作を反復するスライ
ドクランプ装置部と;コンベアー機構部の上方に設置さ
れ、スライドクランプ装置部によって引き出された当該
アルミニウム箔を所定の長さに切断する昇降カッター装
置部と;コンベアー機構部の上方に設置され、昇降カッ
ター装置部によって切断された雌型上の軟質アルミニウ
ム箔に型押しして容部を形成する昇降雄型装置部とから
成るアルミニウム箔製容器の製造装置であり、請求項6
記載の発明は当該発明に於て、軟質アルミニウム箔の厚
さが20〜40μmで、かつ容器がホイル焼き用のもの
であることを特徴とする。
【0020】また、請求項7記載の発明は、請求項1で
得られた容器の凹所に食材を収納後、当該凹所を軟質ア
ルミニウム箔で密閉封止することを特徴とする食材封入
ホイル焼き用包装体の製造方法である。
【0021】また、請求項8記載の発明は、容器鍔部外
周と対応した大きさの軟質アルミニウム箔片を蓋部材と
して容器凹所を被覆した後、重ね合った容器鍔部と蓋部
材外周部を一緒に1回又は2回以上折り畳んで密閉封止
することを特徴とする請求項4記載の食材封入ホイル焼
き用包装体の製造方法である。
【0022】また、請求項9記載の発明は、容部形成用
凹部及び折り目形成用溝部を有する雌型盤と、容部形成
用凸部及び折り目形成用突出板部を有する雄型盤と、折
り目形成用押し板とから成ると共に、当該容部形成用凹
部内側面と容部形成用凸部外側面との間に3mm以上の間
隔を有することを特徴とする食材封入ホイル焼き用包装
体の製造用具である。
【0023】また、請求項10記載の発明は、折り目形
成用溝部が、軟質アルミニウム箔を半折するための折り
目形成用溝部と、重ね合った容器鍔部と当該半折被覆ア
ルミニウム箔片外周部を一緒に折り畳み封止するための
折り目形成用溝部であると共に、折り目形成用突出板部
が前記半折するための折り目形成用溝部に嵌入し、かつ
折り目形成用押し板が重ね合った容器鍔部と半折被覆ア
ルミニウム箔片外周部を一緒に折り畳み封止するための
前記折り目形成用溝部に嵌入するものである請求項9記
載の食材封入ホイル焼き用包装体の製造用具である。
【0024】また、請求項11記載の発明は、雌型盤と
雄型盤とが蝶番で連結されていることを特徴とする請求
項9又は10記載の食材封入ホイル焼き用包装体の製造
用具である。
【0025】また、請求項12記載の発明は、雄型の容
部形成用凸部外側面との間に3mm以上の間隔を設ける凹
部内側面を備えた容部形成用凹部、軟質アルミニウム箔
を半折するための折り目形成用溝部、半折後重ね合った
当該アルミニウム箔の一端縁部を一緒に折り畳み封止す
るためのコンベアー進行方向と直交する折り目形成用溝
部及び半折後重ね合った当該アルミニウム箔の一対の対
向端縁部を一緒に折り畳み封止するためのコンベアー進
行方向と平行な折り目形成用溝部を有する雌型を所定間
隔で適宜数取り付けた間欠移動コンベアー機構部と;コ
ンベアー機構部の側部上方に設置され、アルミニウム箔
ロール体から繰り出される軟質アルミニウム箔を挾持し
つつコンベアー機構部の雌型の上に引き出すと共に、昇
降カッター装置部作動位置次いで昇降雄型装置部作動位
置までコンベアー機構部と同期的に間欠移動せしめ、然
る後当該アルミニウム箔の挾持を解除すると云う一連の
動作を反復するスライドクランプ装置部と;コンベアー
機構部の上方に設置され、スライドクランプ装置部によ
って引き出された軟質アルミニウム箔を所定の長さに切
断する昇降カッター装置部と;コンベアー機構部の上方
に設置され、雌型の容部形成用凹部に嵌入して昇降カッ
ター装置部によって切断された当該アルミニウム箔に容
部を形成する容部形成用凸部及び雌型の半折するための
折り目形成用溝部に嵌入して当該アルミニウム箔を半折
するための折り目形成用突出板部を有する昇降雄型装置
部と;コンベアー機構部の上方に設置され、当該アルミ
ニウム箔に形成された容部への食材供給とこれに引き続
く当該アルミニウム箔の半折被覆後、雌型の直交折り目
形成用溝部に嵌入して重ね合った当該アルミニウム箔の
コンベアー進行方向と直交する端縁部に、一緒に折り畳
み封止するための直交折り目を形成する直交押し型装置
部と;コンベアー機構部の上方に設置され、直交折り目
形成後当該折り目に沿って重ね合った当該アルミニウム
箔の一端縁部を一緒に折り畳み封止する回転ブラシ装置
部と;コンベアー機構部の上方に設置され、前記直交折
り込み後雌型の平行折り目形成用溝部に嵌入して重ね合
った当該アルミニウム箔のコンベアー進行方向と平行な
一対の対向端縁部に、それぞれ一緒に折り畳み封止する
ための平行折り目を形成する平行押し型装置部と;コン
ベアー機構部の上方に設けられ、平行折り目形成後当該
折り目に沿って重ね合った当該アルミニウム箔の一対の
対向端縁部をそれぞれ一緒に折り畳み封止する回転ブラ
シ装置部とから成る食材封入ホイル焼き用包装体の製造
装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施に当たり、雌型の凹
部内側面と雄型の凸部外側面との間に3mm以上の間隔を
設けることが必須である。蓋し、当該間隔がこれより短
寸の場合には、雄型を下降せしめて雌型の上に置かれた
軟質アルミニウム箔を当該雌型凹部に押し込んだ際に、
該アルミニウム箔は伸びが小さいので破断してしまい、
容部たる凹所を形成し得ないからである。他方、当該間
隔を3mm以上とすれば、雄型を雌型に押し込んでも、所
謂“遊び”があるため、軟質アルミニウム箔は破断する
ことなく雄型の下降に伴って周囲から雌型の凹部に引き
込まれて容部の側壁及び底壁が形成されると共に、引き
込まれずに残存したアルミニウム箔の周囲部は雄型と雌
型の押圧により水平な容器鍔部となる。
【0027】尚、雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面
との間隔は、容部の底を浅くする場合には小さめに、底
を深くする場合には大きめに設定すれば良く、具体的に
は3〜15mmの範囲で設定するのが特に望ましい。因
に、当該容部の底を深めに成形する場合には、側面の壁
を形成するために縁の部分から材料が多く引き込まれる
ので、容部形成後の容器鍔部の面積は小さくなる傾向が
ある。
【0028】また、本発明に於て、軟質アルミニウム箔
に形成する容部の形状は丸型、角形、小判型等その如何
を問わないが、雄型及び雌型の嵌合角部は、アルミニウ
ム箔切断防止上、何れも丸味、就中1〜10mm、特に3
〜5mmの丸味を付与するのが好ましい。
【0029】平らなアルミニウム箔の上に食材や調味料
を乗せた場合は、前述した様に全体を少し動かすだけで
食材などの位置が変わって、以後の包装工程で折り目に
挟まったり、加熱調理の時点でそこから煮汁が漏れるな
ど不良の原因となることが多いが、アルミニウム箔を浅
底の容器状の形に成形すれば、食材及び調味料などを充
填する位置が規定されて、流れ作業の場合に型と食材を
充填したアルミニウム箔を一緒に移動させれば、食材等
が漏れたり位置を変えたりすることがないので、以後の
包装工程に支障を来すことがなく、手作業或いは自動化
設備のどちらの場合でも流れ作業が順調に行なえる様に
なる。
【0030】本発明に用いる雄型及び雌型はアルミニウ
ム箔が滑りやすい材料で制作することが望ましく、例え
ば、硬質で滑り性の良いプラスチック材料などが好適で
ある。
【0031】本発明に使用するアルミニウム箔として
は、アルミニウム箔に最も普通に使用されるJIS 1
N30の軟質材で15〜100μmの厚さの範囲ならば
充分であり、特に厚さ20〜70μmのものが良い結果
を与える。また、重ね合ったアルミニウム箔を2回折り
畳む場合には、アルミニウム箔厚が大きいと2回の折り
畳み作業が困難となり、密封性も悪くなるので、この場
合には当該範囲中厚さ20〜40μmのアルミニウム箔
を用いるのが更により良い結果が得られる。
【0032】請求項1〜3記載の発明により製造された
アルミニウム箔製容器の容部を密閉する蓋部材の材質と
しては合成樹脂、金属箔等の如何を問わないが、当該容
器の製造に用いたものと同一の軟質アルミニウム箔を用
いるのが好ましく、またこの場合、蓋部材は別個に準備
して2枚重ね合せにする方法も採用されるが、4辺の折
り込み作業が必要となるので、アルミニウム箔は容器と
蓋部の面積に対応する大きさのものを一枚用い、一方の
片側に容部たる凹所形成後、他方の片側を蓋部材として
半折被覆し、次いで重ね合った端縁部を折り畳み、密閉
封止するのが簡便かつ有利である。尚、本発明に於て、
密閉封止は加熱調理する際に食材などから発生した水蒸
気で包装体が膨らんで、全体に水蒸気が廻って蒸し焼き
が可能となると共に、それ以上の段階に於ては折り畳み
部の一部から水蒸気が漏れて包装体の破裂が防止される
程度の密封性を意味する。
【0033】請求項10〜12記載の発明に於て、折り
畳み封止するための折り目形成用溝部の数は、各端縁部
に沿い一本ずつであっても良いが、これを2本ずつ外内
平行に形設すれば、外側、次いで内側に形成される折り
目に沿って2回折り畳むことができるのでより密閉封止
を確実なものとする上で有利である。
【0034】
【実施例】以下実施例を示す図面と共に本発明を更に説
明する。
【0035】図2は請求項3及び4記載の型の実施例を
示すと共に、請求項1及び2記載のホイル焼き用アルミ
ニウム箔製容器の製造方法の実施例を示すもので、1は
雌型(下型)で、その中央部に容部形成用凹部1aを有
し、当該凹部1aの開口角部1bにはアルミニウム箔破
断防止用の丸味が付与されている。2は雄型(上型)
で、中央部に雌型1の凹部1aに嵌入する凸部2aを有
し、当該凸部2aの下面角部2bにはアルミニウム箔破
断防止用の丸味が付与されていると共に、凸部2aの突
出度合は、型押しにより平担な容器鍔部を形成するため
雌型1の凹部1aの深さよりやや短寸となっている。ま
た、当該雌型1の凹部1a内側面と雄型2の凸部2a外
側面との嵌入時間隔Lは10mmとなっている。
【0036】次に、斯かる型を用いたホイル焼き用アル
ミニウム箔製容器の製造例を図2に従って説明する。ま
ず雌型1の上に所定の大きさに切断した軟質アルミニウ
ム箔(厚さ30μm)Fを置き、次いで上方から雄型2
を下降せしめて型押しをすれば、当該アルミニウム箔F
が破断することなく雌型1の凹部に引き込まれつつ容部
たる凹所が形成され、ホイル焼き用として好適なアルミ
ニウム箔製容器が得られる。
【0037】図3は請求項9及び10記載の食材封入ホ
イル焼き用包装体の製造用具の実施例を示すもので、1
1は雌型盤で、その中央部に軟質アルミニウム薄箔を半
折するための折り目形成用溝部12が形設されていると
共に、その左側に容部形成用凹部13が形設されてい
る。また、この容部形成用凹部13の半折用折り目形成
用溝部12方向を除く他の三方向側部には、半折後重ね
合った容器鍔部と半折被覆アルミニウム箔片外周部を一
緒に折り畳み封止するための折り目形成用溝部14a,
14b;15a,15b;16a,16bがそれぞれ2
本ずつ各平行に形設せられている。尚、17a,17b
は軟質アルミニウム薄箔を雌型盤11上に載置する場合
の位置合せ用ガイド突板である。
【0038】18は雄型盤で、雌型盤11の容部形成用
凹部13に嵌入する容部形成用凸部19と、雌型盤11
の半折用折り目形成用溝部12に嵌入する折り目形成用
突出板部20が形設されている。また、当該容部形成用
凹部13内側面と容部形成用凸部19外側面との嵌入時
間隔は10mmとなっている。なお、この雌型盤11と雄
型盤18とは更に端部A及びA′の部分を蝶番で連結
し、雄型盤18を180°回転可能な構成とすることも
できる。
【0039】21は雌型盤11と雄型盤18とは別体の
折り目形成用押し板で、順次雌型盤11の折り目形成用
溝部14a,14b;15a,15b;16a,16b
に嵌入せしめることにより、半折後重ね合った容器鍔部
と半折被覆アルミニウム箔片外周部を一緒に折り畳み封
止するための折り目を形成するものである。
【0040】次に、斯かる製造用具を用いた食材封入ホ
イル焼き用包装体の製造例を図3及び4に従って説明す
る。まず軟質アルミニウム薄箔を所定の大きさに切断
し、ガイド突板17a,17bで位置を合せて雌型盤1
1の上に載置する。次いで、雄型盤18の容部形成用凸
部19を下方にして上方から当該アルミニウム箔に型押
しすれば、該アルミニウム箔にBの面相当部を底にし、
Cの面相当部を鍔部にした浅底の容器が形成されると共
に、折り目形成用突出板部20の折り目形成用溝部12
への嵌入により当該アルミニウム箔を半折するための折
り目が形成される。
【0041】次いで、雄型盤18を雌型盤11から引き
離し、Bの位置に形成された容部たる凹所に食材(調味
料を含む)を充填した後、半折用折り目形成用溝12の
右側に存在するアルミニウム薄箔片を蓋部材として当該
半折用折り目に沿って左側に折り返して、右側の端部を
ガイド突板17aに合わせて容器鍔部と半折被覆アルミ
ニウム箔片外周部を2枚重ねにする。
【0042】次いで、図4に示すように、折り目形成用
溝部14aに折り目形成用押し板21を押し込むと当該
2枚重ねのアルミニウム箔の右側の部分Faが立ち上が
るので、当該押し板21を外してこの部分を一緒に左側
(内側)に軽く折り込む。更に、折り目形成用溝部14
bと当該押し板21を用いて同様の操作を行ない、2回
目の折り込みを行なう。この場合、何れもアルミニウム
箔の折り込む部分Fa,Fbが立ち上がって位置が規定
されるので、手作業で位置を考えながら作業する必要が
なく、折り込みの動作は手早く簡単かつ確実に行なうこ
とができる。尚、折り込みの作業は折り目が強過ぎると
破れたり切れたりするので、軽く柔らかめにするのが好
ましく、また、2回折り込めば煮汁などが漏れる心配は
ない。
【0043】次いで、折り目形成用溝部15a,15b
及び16a,16b並びに折り目形成用押し板21を用
いて上記と同様にして重ね合ったアルミニウム箔の他の
対向する一対の端縁部をそれぞれ一緒に2回ずつ折り込
めば、食材封入ホイル焼き用包装体が得られる。
【0044】図5〜9は請求項5及び6記載のホイル焼
き用アルミニウム箔製容器の製造装置及び請求項12記
載の食材封入ホイル焼き用包装体の製造装置の実施例を
示すもので、100は間欠移動コンベアー機構部で、そ
のコンベアーチェーン上面に雌型101が所定間隔で適
宜数取り付けられている。この雌型101には後述する
雄型の容部形成用凸部外側面との間に15mmの間隔を設
ける凹部内側面を備えた容部形成用凹部102、軟質ア
ルミニウム箔を半折するための一本の折り目形成用溝部
103と、重ね合った当該アルミニウム箔の一端縁部を
一緒に折り畳み封止するためのコンベアー進行方向と直
交する折り目形成用溝部104a,104b及び重ね合
った当該アルミニウム箔の一対の対向端縁部を一緒に折
り畳み封止するためのコンベアー進行方向と平行な折り
目形成用溝部105,106がそれぞれ形設されている
(図7参照)。
【0045】107はスライドクランプ装置部で、コン
ベアー機構部100の側部上方に設置され、アルミニウ
ム箔ロール体から繰り出される軟質アルミニウム箔Fを
挾持しつつコンベアー機構部100の雌型101の上に
引き出すと共に、後述の昇降カッター装置部作動位置次
いで昇降雄型装置部作動位置までコンベアー機構部と同
期的に間欠移動せしめ、然る後当該アルミニウム箔の挾
持を解除すると云う一連の動作を反復するものである
(図7参照)。
【0046】108は昇降カッター装置部で、コンベア
ー機構部100の上方に門型に設置され、スライドクラ
ンプ装置部107によって引き出された軟質アルミニウ
ム箔を所定の長さに切断するものである。
【0047】109は昇降雄型装置部で、コンベアー機
構部100の上方かつ昇降カッター装置部108の前方
(コンベアー進行方向側)に門型に設置され、雌型10
1の容部形成用凹部102に嵌入して昇降カッター装置
部108によって切断された当該アルミニウム箔Fに容
部を形成する容部形成用凸部110及び雌型101の半
折するための折り目形成用溝部103に嵌入して当該ア
ルミニウム箔を半折するための折り目形成用突出板部1
11を有するものである(図6参照)。
【0048】112は直交押し型装置部で、コンベアー
機構部100の上方かつ昇降雄型装置部109の前方
(コンベアー進行方向側)に門型に設置され、当該アル
ミニウム箔に形成された容部への食材供給とこれに引き
続く当該アルミニウム箔の半折被覆後、雌型の直交折り
目形成用溝部104に嵌入して重ね合った当該アルミニ
ウム箔のコンベアー進行方向と直交する端縁部に、一緒
に折り畳み封止するための直交折り目を形成する押型1
12aを有するものである(図8参照)。
【0049】113は回転ブラシ装置部で、コンベアー
機構部100の上方かつ直交押し型装置部112の後方
(コンベアー進行方向と逆方向側)に臨ませて設置さ
れ、直交折り目形成後当該折り目に沿って重ね合った当
該アルミニウム箔の一端縁部を一緒に折り畳み封止する
ものである(図8参照)。
【0050】114は平行押型装置部で、コンベアー機
構部100の上方かつ直交押し型装置部112の前方
(コンベアー進行方向側)に門型に設置され、上記折り
込み後雌型101の平行折り目形成用溝部105,10
6に嵌入して重ね合った当該アルミニウム箔Fのコンベ
アー進行方向と平行な一対の対向端縁部に、一緒に折り
畳み封止するための平行折り目を形成する押型114
a,114bを一対有するものである(図9参照)。
【0051】115は回転ブラシ装置部で、コンベアー
機構部100の上方かつ平行押型装置部114の両外側
部に臨ませて一対設置され、平行折り目形成後当該折り
目に沿って重ね合った当該アルミニウム箔の対向する一
対の端縁部を一緒に折り畳み封止するものである(図9
参照)。
【0052】次に、斯かる製造装置を用いたホイル焼き
用アルミニウム箔製容器の製造例及び食材封入ホイル焼
き用包装体の製造例を説明する。まず、アルミニウム箔
ロール体から繰り出される軟質アルミニウム薄箔Fは、
図7のXの位置で、開いた状態で進行方向に平行な位置
にあるクランプ107がロータリーアクチュエータによ
り矢印方向に90°回転して進行方向に直角となり、そ
の位置でクランプ107が閉じられ挾持される。
【0053】次いで、サーボモーターと両側に張られた
ローラーチェーンで駆動され、コンベアー機構部100
と同期的にXの位置からYの位置までアルミニウム箔F
を挾持しつつ雌型101上に引き出し、停止する。アル
ミニウム箔Fの引き出しが停止すると、門型に設置され
た昇降カッター装置部108のシリンダーが作動して切
断刃を下降せしめ、アルミニウム箔Fを切断する。然る
後、切断刃は上昇せしめられて停止する。
【0054】次いで、クランプ107が再び作動し、切
断後のアルミニウム箔Fを挾持しつつコンベアー機構部
100と同期的にZの位置まで移動せしめて停止する。
この位置で昇降雄型装置109のシリンダーが作動し、
容部形成用凸部110及び半折用折り目形成用突出板部
111がそれぞれ雌型101の容部形成用凹所102及
び半折用折り目形成用突出板部103に下降嵌入し、当
該アルミニウム箔Fに容部たる凹所及び半折用折り目が
形成され、片側に半折被覆用アルミニウム薄箔片を有す
るホイル焼き用アルミニウム箔製容器が得られる。
【0055】この型押し後、Zの位置で進行方向に対し
て直角となっているクランプ107が開き、アルミニウ
ム箔の挾持が解除され、ロータリーアクチュエータによ
りクランプ107は矢印方向に回転して進行方向と平行
な位置に復帰すると共にアルミニウム箔繰り出し部側に
移動し、次の作動に備える。他方、雄型装置部109は
シリンダーの作動により上昇し、型付けされたアルミニ
ウム箔Fは雌型101に載置される。斯かる状態で雌型
101はコンベアー機構部100により1ステージ毎間
欠移動される。
【0056】この間欠移動の停止中にステージ
(図5参照)で、アルミニウム箔Fに形成された容部た
る凹所に手作業で食材(調味料を含む)を供給した後、
最終ステージで半折用折り目に沿って、アルミニウム薄
箔片を蓋部材として手作業で折り返し被覆し、容器鍔部
と半折被覆アルミニウム箔片外周部を2枚重ねとする。
【0057】次いで、コンベアー機構部100が雌型1
01と共に、食材入りアルミニウム箔を直交押し型装置
部112まで移動せしめて停止する。当該位置にて直交
押し型装置部112の押さえシリンダーとスライドシリ
ンダーが作動し、重ね合ったアルミニウム箔Fを押さえ
ながら、押型112aが下降して雌型101の直交折り
目形成用溝部104aに嵌入し、アルミニウム箔は図4
に示すように折り曲がり、その後押型112aは上昇す
る。次いで、回転ブラシ装置113が作動し、重ね合っ
た状態で折り曲がり立ち上がったアルミニウム箔F端縁
部を一緒に容器央部側に折り込む。
【0058】次いで、同様に押型112aが雌型101
の直交折り目形成用溝部104bに嵌入し、重ね合った
アルミニウム箔は図4に示すように再び折り曲がり、次
いで押型112aが上昇した後、回転ブラシ装置113
の作動により、折り曲がり立ち上がったアルミニウム箔
F端縁部が一緒に再度折り込まれる。
【0059】次いで、コンベアー機構部100が雌型1
01と共に、食材入りアルミニウム箔を平行押し型装置
部114まで移動せしめて停止する。当該位置にて平行
押し型装置部114のシリンダーが作動し、押型114
a,114bが下降して雌型101の平行折り目形成用
溝部105,106に嵌入し、重ね合ったアルミニウム
箔の他の対向する一対の端縁部は図4に示すように折り
曲がり、その後押型114a,114bは上昇する。次
いで、回転ブラシ装置115が作動し、重ね合った状態
で折り曲がり立ち上がった一対のアルミニウム箔端縁部
をそれぞれ一緒に容器央部側に折り込み、食材を封入し
たホイル焼き用包装体が得られる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、軟質アルミニウム箔を
用い、破断せしめることなく容部たる凹所を形成せしめ
ることのできるアルミニウム箔製容器を提供することが
できると共に、そのまま手軽に加熱調理することのでき
る食材封入ホイル焼き用包装体を工業的に有利に提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のホイル焼きの作り方を示す工程説明図。
【図2】本発明の型の実施例を示すと共に、本発明のホ
イル焼き用アルミニウム箔製容器の製造方法の実施例を
示す工程説明図。
【図3】本発明食材封入ホイル焼き用包装体の製造用具
の実施例を示す斜視説明図。
【図4】重ね合ったアルミニウム箔端縁部の折り畳み例
を示す工程説明図。
【図5】本発明ホイル焼き用アルミニウム箔製容器の製
造装置及び食材封入ホイル焼き用包装体の製造装置の実
施例を示す平面説明図。
【図6】図5に示す装置の正面説明図。
【図7】図5に示す装置に於けるスライドクランプ装置
部、昇降カッター装置部及び昇降雄型装置部の拡大平面
説明図。
【図8】図5に示す装置に於ける直交押し型装置部及び
回転ブラシ装置部の拡大背面説明図。
【図9】図5に示す装置に於ける平行押し型装置部及び
回転ブラシ装置部拡大左側面説明図。
【符号の説明】
1:雌型 1a:容部形成用凹部 2:雄型 2a:容部形成用凸部 11:雌型盤 12:半折用折り目形成用溝部 13:容部形成用凹部 14a,14b:封止用折り目形成用溝部 15a,15b:封止用折り目形成用溝部 16a,16b:封止用折り目形成用溝部 18:雄型盤 19:容部形成用凸部 20:折り目形成用突出板部 21:折り目形成用押し板 100:コンベアー機構部 101:雌型 102:容部形成用凹部 103:半折用折り目形成用溝部 104a,104b:直交折り目形成用溝部 105,106:平行折り目形成用溝部 107:スライドクランプ機構部 108:昇降カッター装置部 109:昇降雄型装置部 110:容部形成用凸部 111:半折用折り目形成用突出板部 112:直交押し型装置部 112a:押型 113:回転ブラシ装置部 114:平行押し型装置部 114a,114b:押型 115:回転ブラシ装置部 F:アルミニウム箔 P:食材 L:雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面の間隔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面と
    の間に3mm以上の間隔を設けた型で軟質アルミニウム箔
    に型押しを行なって容部たる凹所を形成せしめることを
    特徴とするアルミニウム箔製容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 軟質アルミニウム箔の厚さが20〜40
    μmで、かつ容器がホイル焼き用であることを特徴とす
    る請求項1記載のアルミニウム箔製容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 雌型の凹部内側面と雄型の凸部外側面と
    の間に3mm以上の間隔を有することを特徴とするアルミ
    ニウム箔製容器の成形用型。
  4. 【請求項4】 軟質アルミニウム箔の厚さが20〜40
    μmで、かつ容器がホイル焼き用であることを特徴とす
    る請求項3記載のアルミニウム箔製容器の成型用型。
  5. 【請求項5】 雄型の凸部外側面との間に3mm以上の間
    隔を形成する凹部内側面を備えた雌型を所定間隔で適宜
    数取り付けた間欠移動コンベアー機構部と;アルミニウ
    ム箔ロール体から繰り出される軟質アルミニウム箔を挾
    持しつつコンベアー機構部の雌型の上に引き出すと共
    に、昇降カッター装置部作動位置次いで昇降雄型装置部
    作動位置までコンベアー機構部と同期的に間欠移動せし
    め、然る後当該アルミニウム箔の挾持を解除すると云う
    一連の動作を反復するスライドクランプ装置部と;コン
    ベアー機構部の上方に設置され、スライドクランプ装置
    部によって引き出された当該アルミニウム箔を所定の長
    さに切断する昇降カッター装置部と;コンベアー機構部
    の上方に設置され、昇降カッター装置部によって切断さ
    れた雌型上の軟質アルミニウム箔に型押しして容部を形
    成する昇降雄型装置部とから成るアルミニウム箔製容器
    の製造装置。
  6. 【請求項6】 軟質アルミニウム箔の厚さが20〜40
    μmで、かつ容器がホイル焼き用であることを特徴とす
    る請求項5記載のアルミニウム箔製容器の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2で得られた容器の凹所に
    食材を収納後、当該凹所を軟質アルミニウム箔で密閉封
    止することを特徴とする食材封入ホイル焼き用包装体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 容器鍔部外周と対応した大きさの軟質ア
    ルミニウム箔片を蓋部材として容器凹所を被覆した後、
    重ね合った容器鍔部と蓋部材外周部を一緒に1回又は2
    回以上折り畳んで密閉封止することを特徴とする請求項
    7記載の食材封入ホイル焼き用包装体の製造方法。
  9. 【請求項9】 容部形成用凹部及び折り目形成用溝部を
    有する雌型盤と、容部形成用凸部及び折り目形成用突出
    板部を有する雄型盤と、折り目形成用押し板とから成る
    と共に、当該容部形成用凹部内側面と容部形成用凸部外
    側面との間に3mm以上の間隔を有することを特徴とする
    食材封入ホイル焼き用包装体の製造用具。
  10. 【請求項10】 折り目形成用溝部が、軟質アルミニウ
    ム箔を半折するための折り目形成用溝部と、重ね合った
    容器鍔部と当該半折被覆アルミニウム箔片外周部を一緒
    に折り畳み封止するための折り目形成用溝部であると共
    に、折り目形成用突出板部が前記半折するための折り目
    形成用溝部に嵌入し、かつ折り目形成用押し板が重ね合
    った容器鍔部と半折被覆アルミニウム箔片外周部を一緒
    に折り畳み封止するための前記折り目形成用溝部に嵌入
    するものである請求項9記載の食材封入ホイル焼き用包
    装体の製造用具。
  11. 【請求項11】 雌型盤と雄型盤とが蝶番で連結されて
    いることを特徴とする請求項9又は10記載の食材封入
    ホイル焼き用包装体の製造用具。
  12. 【請求項12】 雄型の容部形成用凸部外側面との間に
    3mm以上の間隔を設ける凹部内側面を備えた容部形成用
    凹部、軟質アルミニウム箔を半折するための折り目形成
    用溝部、半折後重ね合った当該アルミニウム箔の一端縁
    部を一緒に折り畳み封止するためのコンベアー進行方向
    と直交する折り目形成用溝部及び半折後重ね合った当該
    アルミニウム箔の一対の対向端縁部をそれぞれ一緒に折
    り畳み封止するためのコンベアー進行方向と平行な折り
    目形成用溝部を有する雌型を所定間隔で適宜数取り付け
    た間欠移動コンベアー機構部と;コンベアー機構部の側
    部上方に設置され、アルミニウム箔ロール体から繰り出
    される軟質アルミニウム箔を挾持しつつコンベアー機構
    部の雌型の上に引き出すと共に、昇降カッター装置部作
    動位置次いで昇降雄型装置部作動位置までコンベアー機
    構部と同期的に間欠移動せしめ、然る後当該アルミニウ
    ム箔の挾持を解除すると云う一連の動作を反復するスラ
    イドクランプ装置部と;コンベアー機構部の上方に設置
    され、スライドクランプ装置部によって引き出された軟
    質アルミニウム箔を所定の長さに切断する昇降カッター
    装置部と;コンベアー機構部の上方に設置され、雌型の
    容部形成用凹部に嵌入して昇降カッター装置部によって
    切断された当該アルミニウム箔に容部を形成する容部形
    成用凸部及び雌型の半折するための折り目形成用溝部に
    嵌入して当該アルミニウム箔を半折するための折り目形
    成用突出板部を有する昇降雄型装置部と;コンベアー機
    構部の上方に設置され、当該アルミニウム箔に形成され
    た容部への食材供給とこれに引き続く当該アルミニウム
    箔の半折被覆後、雌型の直交折り目形成用溝部に嵌入し
    て重ね合った当該アルミニウム箔のコンベアー進行方向
    と直交する端縁部に、一緒に折り畳み封止するための直
    交折り目を形成する直交押し型装置部と;コンベアー機
    構部の上方に設置され、直交折り目形成後当該折り目に
    沿って重ね合った当該アルミニウム箔の一端縁部を一緒
    に折り畳み封止する回転ブラシ装置部と;コンベアー機
    構部の上方に設置され、前記直交折り込み後雌型の平行
    折り目形成用溝部に嵌入して重ね合った当該アルミニウ
    ム箔のコンベアー進行方向と平行な一対の対向端縁部
    に、それぞれ一緒に折り畳み封止するための平行折り目
    を形成する平行押し型装置部と;コンベアー機構部の上
    方に設けられ、平行折り目形成後当該折り目に沿って重
    ね合った当該アルミニウム箔の一対の対向端縁部をそれ
    ぞれ一緒に折り畳み封止する回転ブラシ装置部とから成
    る食材封入ホイル焼き用包装体の製造装置。
JP8147161A 1996-06-10 1996-06-10 アルミニウム箔製容器の製造方法、当該容器の成形用型、当該容器の製造装置、食材封入ホイル焼き用包装体の製造方法、当該包装体の製造用具及び当該包装体の製造装置 Pending JPH09327390A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2004100439B4 (en) * 2004-06-09 2004-11-11 Confoil Pty Ltd Basting Dish
KR100854371B1 (ko) * 2006-12-26 2008-09-02 주식회사 포스코 압연롤 포장지 포장안내장치
CN113020374A (zh) * 2021-02-26 2021-06-25 周孝荣 一种耐高温铝箔锡纸餐盒制作加工工艺

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