JPH09327076A - 移動通信システムとその無線基地局装置およびデータ伝送方法 - Google Patents

移動通信システムとその無線基地局装置およびデータ伝送方法

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JPH09327076A
JPH09327076A JP9081695A JP8169597A JPH09327076A JP H09327076 A JPH09327076 A JP H09327076A JP 9081695 A JP9081695 A JP 9081695A JP 8169597 A JP8169597 A JP 8169597A JP H09327076 A JPH09327076 A JP H09327076A
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mobile station
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communication system
mobile
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JP9081695A
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Takayasu Aoki
孝泰 青木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがプロバイダに対し個別に利用登録を
行わなくてもインターネットなどのコンピュータ・ネッ
トワークにアクセスすることを可能とする。 【解決手段】 移動局PS1−PSjからプロバイダS
Pへの接続要求が発生した場合に、基地局BS1−BS
nがプロバイダSPから基地局用のIPアドレス“IP
1”を取得するとともに、このIPアドレス“IP1”
に代えて予め取得しておいた移動局用のIPアドレス
“IP2”を要求元の移動局に割り当てる。そして、デ
ータ伝送が開始されると、移動局PS1−PSjから送
信されたデータの送信元アドレスを“IP2”から“I
P1”に置換してプロバイダSPへ転送し、一方プロバ
イダSPから送られたデータの宛先アドレスを基地局用
の“IP1”から移動局用の“IP2”に置換して移動
局PS1−PSjへ転送するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話システ
ム(mobile telephone system) やコードレス電話システ
ムなどのセルラ移動通信システムに係わり、特にインタ
ーネットなどのコンピュータネットワークへのアクセス
機能を備えたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話システムやコードレス電
話システムなどの移動通信システムの拡充に伴い、これ
らのシステムで使用される無線端末からインターネット
にアクセスする、いわゆるモバイル・コンピューティン
グが注目されている。
【0003】最も一般的な接続方式であるダイヤルアッ
プ・IP接続方式を使用してモバイル・コンピューティ
ングを行う場合、まず無線端末から無線基地局を介して
公衆網が呼び出され、しかる後この公衆網を介してサー
ビス・プロバイダのサーバが呼び出される。そうする
と、サービス・プロバイダのサーバから、公衆網および
無線基地局を経由して発呼元の無線端末に対しIPアド
レスが割り当てられ、以後無線端末はこの取得したIP
アドレスを用いることで上記無線基地局、公衆網および
サービス・プロバイダのサーバを介してインターネット
にアクセスすることが可能となる。
【0004】ところで、このようにサービス・プロバイ
ダを介してインターネットにアクセスする場合、ユーザ
はサービス・プロバイダに対し予め個々に利用登録を行
う必要がある。一方、例えば企業やデパート、ホテルの
中には、サービス・プロバイダに対し組織として利用登
録を行い、社員もしくは顧客が自営の移動通信システム
を使用することでインターネットにアクセスできるよう
にする試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の移動通
信システムは、先に述べたように発呼元のユーザ端末と
サービス・プロバイダのサーバとの間をただ単に無線チ
ャネルを含む通信リンクを介して接続するだけの機能し
か有していない。このため、サービス・プロバイダに対
し組織として利用登録を行った自営移動通信システムを
利用する場合でも、その利用客は自身が個別に利用登録
を行わない限りインターネットにアクセスすることはで
きない。
【0006】この発明の第1の目的は、ユーザがサービ
ス・プロバイダに対し個別に利用登録を行わなくてもイ
ンターネットなどのコンピュータ・ネットワークにアク
セスすることを可能とした移動通信システムとその無線
基地局装置およびデータ伝送方法を提供することであ
る。
【0007】またこの発明の第2の目的は、インターネ
ットなどのコンピュータ・ネットワークにアクセスしな
くても、移動通信システムが提供するサービス情報を簡
単に取得することを可能とした移動通信システムおよび
その無線基地局装置を提供することである。
【0008】さらにこの発明の第3の目的は、アクセス
先の変更を無線リンクを保持したまま容易に行うことが
できる移動通信システムとその無線基地局装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るためにこの発明の移動通信システムは、移動局からコ
ンピュータ・ネットワークへの接続要求が発生した場合
に、プロバイダから第1のアドレスを取得するととも
に、この第1のアドレスに代えて、予め取得してある第
2のアドレスを前記接続要求元の移動局に割り当てる。
そして、前記移動局から前記第2のアドレスを送信元ア
ドレスとするデータが送信された場合に、当該データの
送信元アドレスを前記第2のアドレスから前記第1のア
ドレスに置換し、この送信元アドレス置換後のデータを
前記プロバイダへ転送する。一方、前記プロバイダから
前記第1のアドレスを宛先アドレスとするデータが転送
された場合には、当該データの宛先アドレスを前記第1
のアドレスから前記第2のアドレスに置換し、この宛先
アドレス置換後のデータを移動局へ転送するようにした
ものである。
【0010】なお、上記アドレス割り当て機能およびア
ドレス置換機能は、各基地局に設けられる場合もあり、
また通信網内の例えば交換機あるいは制御装置に設けら
れる場合もある。
【0011】この発明によれば、移動局と基地局あるい
は通信網との間では、移動通信システムが独自に移動局
に割り当てた第2のアドレスを使用してデータの伝送が
行われ、かつ基地局あるいは通信網とコンピュータ・ネ
ットワークとの間では、プロバイダからシステムに割り
当てられた第1のアドレスを使用してデータ伝送が行わ
れる。したがって、プロバイダに対し個人的に利用登録
を行っていない移動局でも、組織として利用登録を行っ
ている移動通信システムを経由することで、プロバイダ
を介してインターネットなどのコンピュータ・ネットワ
ークに対しアクセスすることが可能となる。
【0012】上記第2の目的を達成するためにこの発明
の移動通信システムは、予め用意されたサービス情報を
格納した記憶部と、サービス情報伝送機能とを備え、移
動局から前記サービス情報の検索を要求する信号が送ら
れた場合に、前記記憶手段から該当するサービス情報を
読み出して前記要求元の移動局へ伝送するようにしたも
のである。
【0013】具体的には、前記複数の基地局が形成する
各無線ゾーンごとにこのゾーン特有のローカルサービス
情報を作成してこの情報を記憶部に記憶しておき、移動
局から前記ローカルサービス情報の検索を要求する信号
が送られた場合に、当該移動局が存在する無線ゾーンを
判定し、この判定結果をもとに前記移動局が存在する無
線ゾーン特有のローカルサービス情報を前記記憶部から
選択的に読み出して移動局へ伝送するように構成され
る。
【0014】このように本発明の移動通信システムを利
用することで、移動局のユーザは、インターネットなど
のコンピュータ・ネットワークに対しアクセスしなくて
も、移動通信システムが独自に作成した、エリアマップ
や名所情報等のローカルサービス情報を取得することが
可能となる。
【0015】上記第3の目的を達成するためにこの発明
の移動通信システムは、前記移動局からデータが送られ
た場合に、当該データに含まれる宛先アドレスが予め取
得してある移動通信システム用の第3のアドレスである
かそれ以外の第4のアドレスであるかを判定する判定機
能とを備えている。そして、宛先アドレスが第3のアド
レスと判定された場合には、前記データの内容に応じて
記憶部からローカルサービス情報を読み出して前記送信
元の移動局へ伝送する。一方、宛先アドレスが第4のア
ドレスと判定された場合には、プロバイダから第1のア
ドレスを取得し、前記移動局から送信されたデータに含
まれる送信元アドレスを第2のアドレスから前記第1の
アドレスに置換して、このアドレス置換後のデータを前
記プロバイダへ転送するようにしたものである。
【0016】したがってこの発明によれば、例えば移動
局が移動通信システムのローカルサービス情報をアクセ
スしている状態でコンピュータ・ネットワークをアクセ
スするためのデータを送信した場合に、移動通信システ
ムにおいて移動局と基地局との間の無線チャネルが保持
されたまま、アクセス先が自動的にプロバイダに切り替
えられる。このため、移動局は一旦無線チャネルを切断
したのち再発信する必要がなく、またプロバイダへの接
続要求を改めて行う必要もない。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、この発明に係わる移動通
信システムの第1の実施の形態を示す概略構成図であ
る。
【0018】この移動通信システムは、サービスエリア
に分散配置された複数の基地局BS1−BSnを備えて
いる。これらの基地局BS1−BSnはそれぞれ無線ゾ
ーンZ1−Znを形成する。これらの無線ゾーンZ1−
Znの直径は、例えばコードレス電話システムの場合に
は100〜500m程度に設定され、一方携帯電話シス
テムの場合には約数kmに設定される。移動局PS1−
PSjは、上記各無線ゾーンZ1−Zn内において無線
チャネルを介して基地局BS1−BSnと接続される。
【0019】移動局PS1−PSjと基地局BS1−B
Snとの間の無線接続方式としては、例えば4チャネル
多重マルチキャリアTDMA(Time Division Multiple
Access )−TDD(Time Division Duplex)方式が採
用される。この方式は、図3に示すごとく複数の無線周
波数f1〜fmの各々により伝送される伝送信号フレー
ムを、移動局PSから基地局BSへの通信に使用するア
ップリンク用の4つのタイムスロットUL1〜UL4
と、基地局BSから移動局PSに向かうダウンリンク用
の4つのタイムスロットDL1〜DL4とから構成す
る。そして、これらのアップリンク用のタイムスロット
UL1−UL4とダウンリンク用のタイムスロットDL
1−DL4とを組み合わせることで4個のタイムスロッ
ト対を構成し、これらの対をそれぞれ双方向無線チャネ
ルとして移動局に割り当てることにより当該移動局と基
地局との間の無線通信を可能にするものである。すなわ
ち、一つの無線周波数で4個の双方向無線チャネルが提
供される。
【0020】ちなみに、日本国で実用化されているPH
S(Personal Handyphone System)では、無線周波数を3
7波(f1〜f37)備え、このうちf12,f18を制御用
とし、その他を通話用として使用している。また、この
通話用の無線周波数のうちf1〜f10は移動局(子機)
間直接通話用として使用され、残りが基地局BSを介し
た公衆網との通話用、および家庭等に設置される基地局
と移動局との間の通話用として使用される。
【0021】上記各基地局BS1−BSnは、それぞれ
加入者回線SL1−SLnを介して公衆網PNWに接続
され、さらに専用線PLを介してサービス・プロバイダ
SPに接続される。サービスプロバイダSPは、接続要
求に応じて上記基地局BS1−BSnとインターネット
INWとの間を接続する。なお、公衆網PNWはISD
Nからなる。
【0022】ところで、本実施の形態の移動通信システ
ムは、例えばサービス・プロバイダSPに対し団体利用
登録を行っている。この登録によって、サービス・プロ
バイダSPから移動通信システムには、IPアドレス
“IP2”が予め固定的に割り当てられる。このIPア
ドレス“IP2”は、インターネットINWへの接続要
求を送信した移動局PS1−PSjに対し割り当てるた
めに使用される。
【0023】さて、上記基地局BS1−BSnは次のよ
うに構成される。図2はその構成を示す回路ブロック図
である。すなわち、各基地局BS1−BSnは、アンテ
ナ11を備えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部
3と、回線インターフェイス部4と、コントローラ5
と、メモリ6とから構成される。
【0024】移動局PS1−PSjから無線チャネルを
介して送られた無線周波信号は、アンテナ11で受信さ
れたのち、送受切替を行う切替スイッチ12を介してレ
シーバ13に入力される。このレシーバ13では、上記
受信された無線周波信号がシンセサイザ14から発生さ
れた受信局部発振信号とミキシングされて受信中間周波
信号に周波数変換される。なお、上記シンセサイザ14
から発生される局部発振周波数は、コントローラ5から
指示される。また無線部1には受信電界強度検出部(R
SSI−DET)16が設けられている。この受信電界
強度検出部16では移動局PS1−PSjから到来した
無線周波信号の受信電界強度が検出され、その検出値は
コントローラ5に通知される。
【0025】上記レシーバ13から出力された受信中間
周波信号は、モデム部2の復調器21に入力される。復
調器21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が
行なわれ、これによりディジタル通話信号が再生され
る。
【0026】TDMA部3のTDMAデコーダ31で
は、コントローラ5の指示に従ってタイムスロットごと
にディジタル通話信号が分離され、この分離されたディ
ジタル通話信号は回線インタフェース部4に入力され
る。
【0027】回線インタフェース部4は、コーデック4
1と、インタフェース(I/F)42とを有する。上記
ディジタル通話信号は、コーデック41で誤り訂正復号
処理および音声復号処理が行われてベースバンドのディ
ジタル通話信号に復号されたのち、インタフェース42
から加入者回線SL1−SLnを介して公衆網PNWへ
送信される。
【0028】一方、公衆網PNWから加入者回線SL1
−SLnを介して到来したディジタル通話信号は、イン
タフェース42を介してコーデック41に入力され、こ
こで音声符号化処理および誤り訂正符号化処理が行なわ
れたのちTDMA部3のTDMAエンコーダ32に入力
される。TDMAエンコーダ32では、上記コーデック
41から出力された音声データが他チャネルの音声デー
タとスロット多重される。このTDMAコーダ32から
出力された送信データは変調器22に入力される。この
変調器22は、上記送信データをディジタル変調信号に
変換する。トランスミッタ15は、上記ディジタル変調
信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号と
ミキシングして無線周波信号に周波数変換するととも
に、所定の送信電力レベルに増幅する。このトランスミ
ッタ15から出力された無線周波信号は、切替スイッチ
12を介してアンテナ11から移動局PS1−PSnに
向け送信される。
【0029】メモリ6は、例えばROMやRAMなどの
半導体メモリやハードディスクを記憶媒体として使用し
たもので、この記憶媒体にはコントローラ5の制御プロ
グラムや種々制御データの他に、サービス・プロバイダ
SPとアクセスするためのプロトコルや、サービス・プ
ロバイダSPから予め取得したIPアドレス“IP2”
がそれぞれ記憶されている。
【0030】ところで、コントローラ5は、例えばマイ
クロコンピュータを主制御部として備えたもので、無線
接続制御機能などの通常のアプリケーションに加えて、
プロバイダアクセス制御機能51と、IPアドレス割り
当て制御機能52と、IPアドレス置換制御機能53と
を有している。
【0031】プロバイダアクセス制御機能51は、移動
局PS1−PSjより上記サービス・プロバイダSPへ
の接続要求が到来した場合に、例えばTCP/IPなど
のプロトコルにしたがい上記サービス・プロバイダSP
に対しアクセスして通信リンクを確立する。そして、サ
ービス・プロバイダSPから、基地局が使用するための
IPアドレス“IP1”を取得するものである。
【0032】IPアドレス割り当て制御機能52は、上
記サービス・プロバイダSPへの接続要求を送信した移
動局PSに対し、前記サービス・プロバイダSPから取
得したIPアドレス“IP1”に代わって、予め取得し
ておいた移動局用のIPアドレス“IP2”を割り当て
るものである。
【0033】IPアドレス置換手段53は、移動局PS
からサービスプロバイダに向け送信されたデータが到来
した場合に、このデータに付加されている送信元を示す
IPアドレス“IP2”を基地局用のIPアドレス“I
P1”に置換する。また、上記サービス・プロバイダS
Pから到来したデータに付加されている送信先を示すI
Pアドレスを、基地局用の“IP1”から移動局用の
“IP2”に置換するものである。
【0034】次に、以上のように構成された移動通信シ
ステムの動作を、移動局PS1が基地局BS1に対しサ
ービス・プロバイダSPへの接続要求を送信した場合を
例にとって説明する。図6はその動作を示すシーケンス
図である。
【0035】まず、移動局PS1においてダイヤルアッ
プ接続操作が行われると、この移動局PS1と基地局B
S1との間に無線通信リンクが形成される。この状態で
移動局PS1がサービス・プロバイダSPに対するリン
ク確立要求を送信すると、基地局BS1はサービス・プ
ロバイダSPのサーバに対してリンク確立に必要なデー
タを送信してリンクの確立を要求する。これに対して上
記サーバは、受信したデータが所定の条件を満たしてい
ることを確認すると、基地局BS1に対し応答データを
返送する。この応答データを受け取ると基地局BS1
は、接続要求元の移動局PS1に対しリンク確立通知を
送る。
【0036】上記リンク確立通知を受信すると移動局P
S1は、次に基地局BS1に対しインターネットの開設
要求(アドレスの要求)を送出する。この要求を受けた
基地局BS1は、サービス・プロバイダSPのサーバに
対してインターネットの開設を要求する。これに対しサ
ーバは、基地局BS1に対して、インターネットにアク
セスするためのIPアドレス“IP1”を割り当てる。
基地局BS1は上記IPアドレス“IP1”を受信する
と、このアドレスを自局用として保持するとともに、代
わりに予めプロバイダSPから取得しておいた移動局割
り当て用のIPアドレス“IP2”を移動局PS1に割
り当てる。かくして、移動局PS1はインターネットへ
のアクセスが可能な状態となり、また基地局BSは移動
局PS1からの送信データの受信待ち状態となる。
【0037】さて、この状態で移動局PS1が、図4に
示すごとくインターネット上の任意のサーバをアクセス
するべく宛先アドレスとしてIPxを設定しかつ送信元
アドレスとしてIP2を設定したデータを送信したとす
る。基地局BS1は、無線通信リンクを介して上記送信
データを受信すると、この送信データの送信元を示すI
Pアドレス“IP2”を、プロバイダSPから基地局B
S1に割り当てられたIPアドレス“IP1”に置換す
る。そして、このアドレス置換後の送信データを図4に
示すごとく公衆網PNWを介してサービスプロバイダS
Pのサーバへ送信する。
【0038】一方、上記サービス・プロバイダSPのサ
ーバより、図5に示すように送信元アドレスとしてIP
xを設定し、かつ宛先アドレスとしてIP1を設定した
データが、基地局BS1に向け送信されたとする。基地
局BS1は、公衆網PNWを介して上記データを受信す
ると、このデータの送信先を示すアドレスを基地局用の
“IP1”から移動局用の“IP2”に置換する。そし
て、このデータを移動局PS1に向け無線送信する。以
後同様に基地局BS1は、移動局PS1とサービス・プ
ロバイダSPとの間で、IPアドレスの置換を行いなが
らデータ転送を行う。
【0039】以上のようにこの実施の形態の移動通信シ
ステムでは、移動局PS1−PSjからサービス・プロ
バイダSPへの接続要求が発生した場合に、基地局BS
1−BSnがサービス・プロバイダSPから基地局用の
IPアドレス“IP1”を取得するとともに、このIP
アドレス“IP1”に代えて予め取得しておいた移動局
用のIPアドレス“IP2”を要求元の移動局PS1−
PSjに割り当てる。そして、データ伝送が開始される
と、移動局PS1−PSjから送信されたデータの送信
元アドレスを“IP2”から“IP1”に置換してサー
ビス・プロバイダSPへ転送し、一方サービス・プロバ
イダSPから送られたデータの宛先アドレスを基地局用
の“IP1”から移動局用の“IP2”に置換して移動
局PS1−PSjへ転送するようにしている。
【0040】したがって、サービス・プロバイダSPに
対し個人的に利用登録を行っていない移動局PS1−P
Sjでも、組織として利用登録を行っている移動通信シ
ステムを経由することで、サービス・プロバイダSPを
介してインターネットなどのコンピュータ・ネットワー
クに対しアクセスすることが可能となる。
【0041】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態につき説明する。図7はこの第2の実施
の形態における無線基地局BSの構成を示す回路ブロッ
ク図である。なお、同図において前記図2と同一部分に
は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0042】メモリ60にはサービス情報記憶部61が
設けられている。このサービス情報記憶部61には、無
線ゾーンごとにそのエリア特有の情報が記憶してある。
このサービス情報は、例えばエリアマップや、エリア内
の名物店を紹介する情報、名所を案内するための情報が
あげられる。
【0043】コントローラ50は、プロバイダアクセス
制御機能51と、IPアドレス割り当て制御機能52
と、IPアドレス置換制御機能53に加えて、サービス
情報アクセス制御機能54およびアクセス先判定機能5
5を備えている。
【0044】サービス情報アクセス制御機能54は、移
動局PS1−PSjから基地局宛のデータが到来した場
合に、このデータの内容にしたがって上記メモリ60内
のサービス情報記憶部61をアクセスし、これにより移
動局が要求するサービス情報を読み出す。そして、この
読み出したサービス情報をデータにして移動局へ送信す
る。
【0045】アクセス先判定機能55は、移動局PS1
−PSnからデータが到来するごとに、このデータに付
加されている宛先アドレスをもとに、データの送信先が
基地局(自局)であるのか、あるいはサービス・プロバ
イダSPであるのかを判定する。そして、送信先が基地
局と判定した場合には上記サービス情報アクセス制御機
能54を起動させて先に述べたサービス情報の伝送を行
わせる。一方、送信先がサービス・プロバイダSPであ
ると判定した場合には、プロバイダアクセス制御機能5
1を起動してサービス・プロバイダSPにネットワーク
の開設を要求するものである。
【0046】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。基地局BS1−BSnは、サービス・
プロバイダSPから、基地局用のIPアドレス“IP
3”および移動局PS1−PSjに割り当てるためのI
Pアドレス“IP2”を予め取得して保持している。
【0047】この状態で、例えば図1に示す移動局PS
3が、自局が存在するエリアのサービス情報を取得する
べく、基地局BS2への接続を要求するダイヤル操作を
行ったとする。そうすると、移動局PS3からは図8に
示すごとくリンク確立要求が送出され、これに対し基地
局BS2は移動局PS3に対しリンクチャネルの割り当
てを行う。これにより移動局PS3と基地局BS2との
間は無線通話リンクを介して接続される。
【0048】移動局PS3は次に基地局に対しネットワ
ーク開設要求を送出する。そうすると基地局BS2は、
予めサービス・プロバイダSPから取得しておいた上記
IPアドレス“IP2”を移動局PS3に対し割り当て
る。移動局PS3は、以後このIPアドレス“IP2”
を送信元アドレスとし、かつ基地局BS3のアドレス
“IP3”を宛先アドレスとして、サービス情報の提供
を要求するためのデータを送信する。図9はそのデータ
フォーマットを示すものである。
【0049】移動局PS3からデータが到来すると基地
局BS2は、まずこの受信データに付加されている宛先
アドレスから送信先が自局であるか、サービス・プロバ
イダSPであるかを判定する。そして、送信先が自局で
あれば、受信データの内容にしたがってメモリ60のサ
ービス情報記憶部61をアクセスし、該当するサービス
情報を選択的に読み出す。そして、このサービス情報を
データ化し、さらに宛先アドレスとして移動局PS3に
割り当てた“IP2”を、また送信元アドレスとして自
局の“IP3”をそれぞれ付加して移動局PS3に向け
送信する。かくして、移動局PS3は、自身が存在する
エリアのローカルサービス情報を基地局BS2から取得
することができる。
【0050】ところで、いま仮に上記基地局BS2から
取得したサービス情報に所望のエリアの情報が含まれて
いなかったとする。この場合、従来であれば、移動局P
S3はサービス情報記憶部61に対するアクセスを終了
して無線通話リンクを切断し、しかるのち再発信してサ
ービス・プロバイダSPに対する接続を要求する。この
ため、インターネット上の所望のサーバから新たな情報
を取得するまでに手間と時間を要する。
【0051】そこで、この発明の第2の実施の形態では
次のような対策を講じている。図10はそのシーケンス
を示す図である。すなわち、移動局PS3は、無線通話
リンクを切断せずに、そのままインターネット上の所望
のサーバを宛先とするデータを送信する。図10では、
宛先アドレスとして“IPx”を付与したデータを送信
する場合を示している。
【0052】基地局BS2は、移動局PS3から受信し
たデータの宛先アドレスが自局以外のアドレス“IP
x”であると判定すると、図10に示すごとくサービス
・プロバイダSPに対しリンク確立要求を送出し、その
応答を受け取ると続いてネットワーク開設要求を送出す
る。そして、この要求に対しサービス・プロバイダSP
から応答が返送されると、この応答とともに送られたI
Pアドレス“IP1”を自局のアドレスとして認識す
る。
【0053】次に基地局BS2は、先に移動局PS3か
ら受信したインターネット宛のデータを、その送信元ア
ドレスを移動局用の“IP2”から自局用の“IP1”
に置換した上で、サービス・プロバイダSPへ転送す
る。そして、これに対しサービス・プロバイダSPから
データが転送されると、このデータの宛先アドレスを自
局用の“IP1”から移動局用の“IP2”に置換し、
しかるのちこのデータを移動局PS3に向け送信する。
【0054】以後同様に、移動局PS3からインターネ
ット上のサーバ宛のデータが送られるごとに、またサー
ビス・プロバイダSPから自局宛のデータが転送される
ごとに、基地局BS2ではそれぞれ送信元アドレスの置
換、および宛先アドレスの置換が行われる。
【0055】したがって、移動局PS3のユーザは、基
地局BS2のサービス情報記憶部61をアクセスしてい
る状態でも、データの宛先アドレスを変えるだけで、無
線通話リンクを切断することなく引き続きインターネッ
ト上のサーバに対しアクセスすることができる。
【0056】一方、以上のように移動局PS3とインタ
ーネット上のサーバとの間でデータ伝送が行われている
状態で、再度基地局BS2のサービス情報記憶部61を
アクセスするために、移動局PS3が基地局BS2を宛
先とするデータを送出したとする。そうすると基地局B
S2は、上記データの宛先アドレスから宛先が自局宛に
変更になったものと判定し、サービス・プロバイダSP
に対しリンクの閉設を通知する。またそれとともに、上
記データの内容に応じてメモリ60のサービス情報記憶
部61をアクセスして、該当するサービス情報を読み出
し、このサービス情報をデータ化して移動局PS3へ送
信する。
【0057】したがって、移動局PS3のユーザは、イ
ンターネット上のサーバに対しアクセスしている状態で
も、データの宛先アドレスを変えるだけで、無線通話リ
ンクを切断することなく引き続き基地局BS2のサービ
ス情報記憶部61をアクセスすることができる。
【0058】以上のように第2の実施の形態であれば、
移動局PS1−PSjからデータが到来するごとに、こ
のデータの宛先アドレスをもとにデータ送信先が基地局
であるかあるいはサービス・プロバイダSPであるかを
判定し、この判定結果に応じてアクセス先を切り替える
ようにしたことによって、移動局PS1−PSjはデー
タの宛先アドレスを書き換えるだけで、基地局BS1−
BSnとの間の無線通話リンクを一旦切断することな
く、基地局BS1−BSnあてのアクセスと、インター
ネット上のサーバ宛のアクセスとを任意に切り替えるこ
とができる。
【0059】(その他の実施の形態)上記第1および第
2の実施の形態では、移動局PS1−PSjへのIPア
ドレスの割り当て制御および移動局PS1−PSjとサ
ービス・プロバイダSPとの間で伝送されるデータのア
ドレス置換を各基地局BS1−BSnにおいて行うよう
にしたが、これらの機能を公衆網PNWに設けられてい
る移動交換装置に持たせるようにしてもよい。
【0060】このようにすると、システム内の全移動局
からのインターネットへのアクセスを、移動交換装置に
おいて統括して制御することが可能となる。この結果、
上記各制御機能を基地局BS1−BSnには一切持たせ
る必要がなくなり、これにより基地局BS1−BSnの
コントローラの制御負担を大幅に軽減することができ
る。一般にセルラタイプの移動通信システムでは非常に
多数の基地局を設置している。このため、上記各制御機
能を移動交換装置に持たせることで、システム全体の設
備コストを大幅に下げることができる。
【0061】また、サービス情報記憶部61、サービス
情報アクセス制御機能およびアクセス先判定機能につい
ても、各基地局BS1−BSnに設けずに移動交換装置
に設けるようにしてもよい。
【0062】さらに、上記各実施の形態では本発明を公
衆移動通信システムに適用した場合を例にとって説明し
たが、企業などが独自に運用する自営移動通信システム
にも適用することが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、移動
局からコンピュータ・ネットワークへの接続要求が発生
した場合に、プロバイダから第1のアドレスを取得する
とともに、この第1のアドレスに代えて、予め取得して
ある第2のアドレスを前記接続要求元の移動局に割り当
てる。そして、前記移動局から前記第2のアドレスを送
信元アドレスとするデータが送信された場合に、当該デ
ータの送信元アドレスを前記第2のアドレスから前記第
1のアドレスに置換し、この送信元アドレス置換後のデ
ータを前記プロバイダへ転送する。一方、前記プロバイ
ダから前記第1のアドレスを宛先アドレスとするデータ
が転送された場合には、当該データの宛先アドレスを前
記第1のアドレスから前記第2のアドレスに置換し、こ
の宛先アドレス置換後のデータを移動局へ転送するよう
にしている。
【0064】したがってこの発明によれば、ユーザがサ
ービス・プロバイダに対し個別に利用登録を行わなくて
もインターネットなどのコンピュータ・ネットワークに
アクセスすることを可能とした移動通信システムとその
無線基地局装置およびデータ伝送方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信システムの第1の
実施の形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムで使用される基地局の
構成を示す回路ブロック図。
【図3】 図1に示したシステムにおける基地局と移動
局との間の無線接続方式を示す図。
【図4】 第1の実施の形態における上り方向のデータ
伝送動作を説明するための図。
【図5】 第1の実施の形態における下り方向のデータ
伝送動作を説明するための図。
【図6】 第1の実施の形態における移動通信システム
の接続シーケンスを示す図。
【図7】 この発明に係わる移動通信システムの第2の
実施の形態における基地局の構成を示す回路ブロック
図。
【図8】 第2の実施の形態における移動通信システム
の接続シーケンスを示す図。
【図9】 第2の実施の形態における上り方向のデータ
伝送動作を説明するための図。
【図10】 この発明に係わる移動通信システムの第3
の実施の形態における接続シーケンスを示す図。
【符号の説明】
BS1−BSn…基地局 Z1−Zn…無線ゾーン PS1−PSj…移動局 SL1−SLn…加入者回線 PNW…公衆網 PL…専用線 SP…サービス・プロバイダ INW…インターネット 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…回線インタフェース部 5…コントローラ 6,60…メモリ 11…アンテナ 12…切替スイッチ 13…レシーバ 14…シンセサイザ 15…トランスミッタ 16…受信電界強度検出部(RSSI−DET) 21…復調器 22…変調器 31…TDMAデコーダ 32…TDMAコーダ 41…コーデック 42…インタフェース 51…プロバイダアクセス制御機能 52…IPアドレス割り当て制御機能 53…IPアドレス置換制御機能 54…サービス情報アクセス制御機能 55…アクセス先判定機能 61…サービス情報記憶部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリア内に分散配置された複数
    の基地局と、これらの基地局に対しそれぞれ通信回線を
    介して接続されこれらの基地局をコンピュータ・ネット
    ワークへの接続サービスを行うためのプロバイダに接続
    する通信網と、前記複数の基地局が形成する無線ゾーン
    内で基地局に対し無線チャネルを介して接続される移動
    局とを備えた移動通信システムにおいて、 前記移動局から前記コンピュータ・ネットワークへの接
    続要求が発生した場合に、前記プロバイダから第1のア
    ドレスを取得するとともに、この第1のアドレスに代え
    て、予め取得してある第2のアドレスを前記接続要求元
    の移動局に割り当てるアドレス割り当て手段と、 前記移動局から前記第2のアドレスを送信元アドレスと
    するデータが送信された場合に、当該データの送信元ア
    ドレスを前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに
    置換し、この送信元アドレス置換後のデータを前記プロ
    バイダへ転送する第1のアドレス置換手段と、 前記プロバイダから前記第1のアドレスを宛先アドレス
    とするデータが転送された場合に、当該データの宛先ア
    ドレスを前記第1のアドレスから前記第2のアドレスに
    置換し、この宛先アドレス置換後のデータを移動局へ転
    送する第2のアドレス置換手段とを備えたことを特徴と
    する移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記アドレス割り当て手段および前記第
    1、第2の各アドレス置換手段は、前記各基地局に備え
    られることを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記アドレス割り当て手段および前記第
    1、第2の各アドレス置換手段は、前記通信網に備えら
    れることを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記通信網は、公衆網により構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信網は、構内交換装置により構成
    されることを特徴とする請求項1記載の移動通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 サービスエリア内に分散配置された複数
    の基地局と、これらの基地局に対しそれぞれ通信回線を
    介して接続されこれらの基地局をコンピュータ・ネット
    ワークへの接続サービスを行うためのプロバイダに接続
    する通信網と、前記複数の基地局が形成する無線ゾーン
    内で基地局に対し無線チャネルを介して接続される移動
    局とを備えた移動通信システムのデータ伝送方法におい
    て、 前記移動局から前記コンピュータ・ネットワークへの接
    続要求が発生した場合に、前記プロバイダから第1のア
    ドレスを取得する工程と、 前記取得した第1のアドレスに代えて、予め取得してあ
    る第2のアドレスを前記接続要求元の移動局に割り当て
    る工程と、 前記移動局から前記第2のアドレスを送信元アドレスと
    するデータが送信された場合に、当該データの送信元ア
    ドレスを前記第2のアドレスから前記第1のアドレスに
    置換し、この送信元アドレス置換後のデータを前記プロ
    バイダへ転送する工程と、 前記プロバイダからデータが転送された場合に、当該デ
    ータの宛先アドレスを前記第1のアドレスから前記第2
    のアドレスに置換し、この宛先アドレス置換後のデータ
    を移動局へ転送する工程とを備えたことを特徴とする移
    動通信システムのデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 移動局に対し無線チャネルを介して接続
    されるとともに、コンピュータ・ネットワークへの接続
    サービスを行うためのプロバイダに対し通信網を介して
    接続される、移動通信システムの無線基地局装置におい
    て、 前記移動局から前記無線チャネルを介して前記コンピュ
    ータ・ネットワークへの接続要求が到来した場合に、前
    記プロバイダから第1のアドレスを取得するとともに、
    この第1のアドレスに代えて、予め取得してある第2の
    アドレスを前記接続要求元の移動局に割り当てるアドレ
    ス割り当て手段と、 前記移動局から前記無線チャネルを介して前記第2のア
    ドレスを送信元アドレスとするデータが送られた場合
    に、当該データの送信元アドレスを前記第2のアドレス
    から前記第1のアドレスに置換し、この送信元アドレス
    置換後のデータを前記通信網を経由してプロバイダへ転
    送する第1のアドレス置換手段と、 前記プロバイダから前記通信網を経由してデータが送ら
    れた場合に、当該データの宛先アドレスを前記第1のア
    ドレスから前記第2のアドレスに置換し、この宛先アド
    レス置換後のデータを前記無線チャネルを介して宛先の
    移動局へ転送する第2のアドレス置換手段とを備えたこ
    とを特徴とする移動通信システムの無線基地局装置。
  8. 【請求項8】 通信網に対し通信チャネルを介して接続
    される複数の基地局と、これらの基地局が形成する無線
    ゾーン内で基地局に対し無線チャネルを介して接続され
    る移動局とを備えた移動通信システムにおいて、 予め用意されたローカルサービス情報を格納した記憶手
    段と、 前記移動局から前記ローカルサービス情報の検索を要求
    する信号が送られた場合に、前記記憶手段から該当する
    ローカルサービス情報を読み出して前記要求元の移動局
    へ伝送するサービス情報伝送手段とを具備したことを特
    徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の基地局が複数の無線ゾーンを
    形成している場合に、 前記記憶手段は、前記複数の無線ゾーンごとに予め作成
    された当該無線ゾーン特有のローカルサービス情報をそ
    れぞれ格納し、 前記サービス情報伝送手段は、移動局から前記ローカル
    サービス情報の検索を要求する信号が送られた場合に、
    当該移動局が存在する無線ゾーンを判定し、この判定結
    果をもとに前記移動局が存在する無線ゾーン特有のロー
    カルサービス情報を前記記憶手段から選択的に読み出し
    て、この読み出した情報を前記要求元の移動局へ伝送す
    ることを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  10. 【請求項10】 移動局に対し無線チャネルを介して接
    続されるとともに、通信網に対し通信チャネルを介して
    接続される、移動通信システムの無線基地局装置におい
    て、 予め用意されたローカルサービス情報を格納した記憶手
    段と、 前記移動局から前記ローカルサービス情報の検索を要求
    する信号が送られた場合に、前記記憶手段から該当する
    ローカルサービス情報を読み出して前記要求元の移動局
    へ伝送するサービス情報伝送手段とを具備したことを特
    徴とする移動通信システム。
  11. 【請求項11】 前記複数の基地局が複数の無線ゾーン
    を形成している場合に、 前記記憶手段は、前記複数の無線ゾーンごとに予め作成
    された当該無線ゾーン特有のローカルサービス情報をそ
    れぞれ格納し、 前記サービス情報伝送手段は、移動局から前記ローカル
    サービス情報の検索を要求する信号が送られた場合に、
    当該移動局が存在する無線ゾーンを判定し、この判定結
    果をもとに前記移動局が存在する無線ゾーン特有のロー
    カルサービス情報を前記記憶手段から選択的に読み出し
    て、この読み出した情報を前記要求元の移動局へ伝送す
    ることを特徴とする請求項10記載の移動通信システム
    の無線基地局装置。
  12. 【請求項12】 サービスエリア内に分散配置された複
    数の基地局と、これらの基地局に対しそれぞれ通信回線
    を介して接続されこれらの基地局をコンピュータ・ネッ
    トワークへの接続サービスを行うためのプロバイダに接
    続する通信網と、前記複数の基地局が形成する無線ゾー
    ン内で基地局に対し無線チャネルを介して接続される移
    動局とを備えた移動通信システムにおいて、 予め用意されたサービス情報を格納した記憶手段と、 前記移動局から接続要求が送られた場合に、予め取得し
    てある第2のアドレスを前記接続要求元の移動局に割り
    当てるアドレス割り当て手段と、 前記移動局からデータが送られた場合に、当該データに
    含まれる宛先アドレスが前記移動通信システムに予め割
    り当てられている第3のアドレスであるかそれ以外の第
    4のアドレスであるかを判定する判定手段と、 この判定手段により宛先アドレスが第3のアドレスと判
    定された場合には、前記データの内容に応じて前記記憶
    手段からサービス情報を選択的に読み出して前記送信元
    の移動局へ伝送する第1の伝送手段と、 前記判定手段により宛先アドレスが第4のアドレスと判
    定された場合には、前記プロバイダから第1のアドレス
    を取得し、前記移動局から送信されたデータに含まれる
    送信元アドレスを第2のアドレスから前記第1のアドレ
    スに置換して、このアドレス置換後のデータを前記プロ
    バイダへ転送する第2の伝送手段と具備したことを特徴
    とする移動通信システム。
  13. 【請求項13】 前記アドレス割り当て手段、判定手
    段、第1および第2の伝送手段は、前記各基地局に備え
    られることを特徴とする請求項12記載の移動通信シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記アドレス割り当て手段、判定手
    段、第1および第2の伝送手段は、前記通信網に備えら
    れることを特徴とする請求項12記載の移動通信システ
    ム。
  15. 【請求項15】 移動局に対し無線チャネルを介して接
    続されるとともに、コンピュータ・ネットワークへの接
    続サービスを行うためのプロバイダに対し通信網を介し
    て接続される、移動通信システムの無線基地局装置にお
    いて、 予め用意されたローカルサービス情報を格納した記憶手
    段と、 前記移動局から接続要求が送られた場合に、予め取得し
    てある第2のアドレスを前記接続要求元の移動局に割り
    当てるアドレス割り当て手段と、 前記移動局からデータが送られた場合に、当該データに
    含まれる宛先アドレスが前記移動通信システムに予め割
    り当てられている第3のアドレスであるかそれ以外の第
    4のアドレスであるかを判定する判定手段と、 この判定手段により宛先アドレスが第3のアドレスと判
    定された場合には、前記データの内容に応じて前記記憶
    手段からサービス情報を選択的に読み出して前記送信元
    の移動局へ伝送する第1の伝送手段と、 前記判定手段により宛先アドレスが第4のアドレスと判
    定された場合には、前記プロバイダから第1のアドレス
    を取得し、前記移動局から送信されたデータに含まれる
    送信元アドレスを第2のアドレスから前記第1のアドレ
    スに置換して、このアドレス置換後のデータを前記プロ
    バイダへ転送する第2の伝送手段と具備したことを特徴
    とする移動通信システムの無線基地局装置。
JP9081695A 1996-04-02 1997-03-31 移動通信システムとその無線基地局装置およびデータ伝送方法 Pending JPH09327076A (ja)

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