JPH09327033A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH09327033A JPH09327033A JP8143327A JP14332796A JPH09327033A JP H09327033 A JPH09327033 A JP H09327033A JP 8143327 A JP8143327 A JP 8143327A JP 14332796 A JP14332796 A JP 14332796A JP H09327033 A JPH09327033 A JP H09327033A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 方式変換器を内蔵して複数の形式の映像信号
を同時に出力でき、画質も独立に制御できる撮像装置の
実現を目的とする。 【解決手段】 固体撮像素子101の出力信号は、前処
理回路103による方式変換なしで映像信号処理され、
クリップ回路A109を介して、後処理回路A110か
ら出力される。前処理回路103により方式変換された
信号は、映像信号処理されて後処理回路B117から出
力される。クリップ回路A109の出力を入力された。
前処理回路103は、方式変換なしの映像信号処理と方
式変換後の映像信号処理の両者を直列処理あるいは並列
処理のいずれかを選択するので、複数の映像信号形式の
画質を両立させ、幅広い画質制御を可能にする。
を同時に出力でき、画質も独立に制御できる撮像装置の
実現を目的とする。 【解決手段】 固体撮像素子101の出力信号は、前処
理回路103による方式変換なしで映像信号処理され、
クリップ回路A109を介して、後処理回路A110か
ら出力される。前処理回路103により方式変換された
信号は、映像信号処理されて後処理回路B117から出
力される。クリップ回路A109の出力を入力された。
前処理回路103は、方式変換なしの映像信号処理と方
式変換後の映像信号処理の両者を直列処理あるいは並列
処理のいずれかを選択するので、複数の映像信号形式の
画質を両立させ、幅広い画質制御を可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画質の良い映像信
号を得るための撮像装置に関する。
号を得るための撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョンの撮像装置の映像信号を方
式変換して得られる現行放送方式の映像信号は、現行放
送方式の撮像装置で得られる映像信号に比べて変調度が
良いということがテレビジョン学会技術報告vol.19,No.
26,PP65-69で報告されており、この技術を用いたハイビ
ジョンと現行放送方式との一体化制作が実用化されてい
る。従来の一体化制作における映像信号の方式変換は、
撮像装置と方式変換装置とを直列に接続することによっ
て行っている。
式変換して得られる現行放送方式の映像信号は、現行放
送方式の撮像装置で得られる映像信号に比べて変調度が
良いということがテレビジョン学会技術報告vol.19,No.
26,PP65-69で報告されており、この技術を用いたハイビ
ジョンと現行放送方式との一体化制作が実用化されてい
る。従来の一体化制作における映像信号の方式変換は、
撮像装置と方式変換装置とを直列に接続することによっ
て行っている。
【0003】以下、従来の撮像装置と方式変換装置を用
いた現行放送方式の映像信号を得る方法を図3から図5
を用いて説明する。図3において、30は従来の一般的
なハイビジョンの撮像装置の映像信号処理系の構成を示
す。301は被写体を撮像して光電変換を行う固体撮像
素子であり、得られた映像信号は、アナログ信号処理回
路302でノイズ低減と増幅処理を行った後、ガンマ補
正回路303でモニタの発光特性に適合させるために非
線形処理を行い、色補正回路304で忠実な色の再現を
行う。輪郭補正回路305は、ガンマ補正回路303の
出力をフィルタ処理することにより、高域成分を抽出し
て輪郭補正信号を生成する。加算回路306は、色補正
済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算する。そしてモ
ニタで表示できる映像信号の波形を生成するために、ブ
ランキング処理をブランキング処理回路307で行い、
ブラッククリップ処理とホワイトクリップ処理をクリッ
プ回路308にて行い、後処理回路309では同期信号
を付加してハイビジョン規格の映像信号を生成して出力
する。
いた現行放送方式の映像信号を得る方法を図3から図5
を用いて説明する。図3において、30は従来の一般的
なハイビジョンの撮像装置の映像信号処理系の構成を示
す。301は被写体を撮像して光電変換を行う固体撮像
素子であり、得られた映像信号は、アナログ信号処理回
路302でノイズ低減と増幅処理を行った後、ガンマ補
正回路303でモニタの発光特性に適合させるために非
線形処理を行い、色補正回路304で忠実な色の再現を
行う。輪郭補正回路305は、ガンマ補正回路303の
出力をフィルタ処理することにより、高域成分を抽出し
て輪郭補正信号を生成する。加算回路306は、色補正
済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算する。そしてモ
ニタで表示できる映像信号の波形を生成するために、ブ
ランキング処理をブランキング処理回路307で行い、
ブラッククリップ処理とホワイトクリップ処理をクリッ
プ回路308にて行い、後処理回路309では同期信号
を付加してハイビジョン規格の映像信号を生成して出力
する。
【0004】31は従来の方式変換装置の構成を示して
いる。方式変換回路311は、撮像装置30で生成され
たハイビジョンの映像信号を現行放送方式へ変換する。
従来の方式変換回路311は、ハイビジョンから現行放
送方式への変換の事例として前述のテレビジョン学会技
術報告vol.19,No.26,PP65-69が知られている。図4はこ
のような事例に基づいた従来の方式変換回路311の構
造を示しており、垂直方向の走査線は、15本の走査線
から7本の走査線を生成する垂直方向内挿処理回路40
1によって1035本を483本に変換する。水平方向
時間軸変換回路402は、例えばエッジクロップモード
のとき左右の領域をカットして、1920個の画素サン
プルを時間軸変換して754個の画素サンプルにする。
これにより16:9のアスペクト比が4:3に変換され
る。これらの垂直と水平の処理では、折り返し雑音を低
減するためにフィルタによる帯域制限が行われるが、帯
域制限によってハイビジョンの輪郭補正信号の減衰が生
じてしまう。そこで輪郭補正回路312は、方式変換回
路311の出力をフィルタ処理することにより、高域成
分を抽出して輪郭補正信号を生成する。加算回路313
は、方式変換済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算す
る。このようにして、方式変換回路311で減衰した輪
郭補正信号を補償することができる。そしてモニタに表
示できる映像信号波形を生成するために、ブランキング
処理をブランキング処理回路314で行い、ブラックク
リップ処理とホワイトクリップ処理をクリップ回路31
5で行い、後処理回路316では、同期信号を付加して
現行放送方式の映像信号を生成して出力する。このよう
な構成で撮像装置出力を方式変換することにより、現行
方式の撮像装置よりも大きな変調度の映像信号を得るこ
とができる。
いる。方式変換回路311は、撮像装置30で生成され
たハイビジョンの映像信号を現行放送方式へ変換する。
従来の方式変換回路311は、ハイビジョンから現行放
送方式への変換の事例として前述のテレビジョン学会技
術報告vol.19,No.26,PP65-69が知られている。図4はこ
のような事例に基づいた従来の方式変換回路311の構
造を示しており、垂直方向の走査線は、15本の走査線
から7本の走査線を生成する垂直方向内挿処理回路40
1によって1035本を483本に変換する。水平方向
時間軸変換回路402は、例えばエッジクロップモード
のとき左右の領域をカットして、1920個の画素サン
プルを時間軸変換して754個の画素サンプルにする。
これにより16:9のアスペクト比が4:3に変換され
る。これらの垂直と水平の処理では、折り返し雑音を低
減するためにフィルタによる帯域制限が行われるが、帯
域制限によってハイビジョンの輪郭補正信号の減衰が生
じてしまう。そこで輪郭補正回路312は、方式変換回
路311の出力をフィルタ処理することにより、高域成
分を抽出して輪郭補正信号を生成する。加算回路313
は、方式変換済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算す
る。このようにして、方式変換回路311で減衰した輪
郭補正信号を補償することができる。そしてモニタに表
示できる映像信号波形を生成するために、ブランキング
処理をブランキング処理回路314で行い、ブラックク
リップ処理とホワイトクリップ処理をクリップ回路31
5で行い、後処理回路316では、同期信号を付加して
現行放送方式の映像信号を生成して出力する。このよう
な構成で撮像装置出力を方式変換することにより、現行
方式の撮像装置よりも大きな変調度の映像信号を得るこ
とができる。
【0005】以上の原理を図5の撮像装置と方式変換器
の変調度特性を示す図を用いて説明する。図5の(a)
はハイビジョンの撮像装置30と現行放送方式の撮像装
置の水平解像度に対する変調度を示したものである。こ
れによれば、同一周波数におけるハイビジョンの撮像装
置の変調度が現行放送方式の撮像装置の変調度よりも大
きい。また図5の(b)は方式変換装置31の水平解像
度に対する変調度を示したものであり、方式変換装置3
1は、方式変換後に輪郭補正を行うので、輪郭補正周波
数における変調度を大きくする動作を行う。従ってハイ
ビジョンの撮像装置と方式変換装置それぞれの変調度特
性を掛け合わせることにより、大きな変調度の現行放送
方式の信号を得ることができる。
の変調度特性を示す図を用いて説明する。図5の(a)
はハイビジョンの撮像装置30と現行放送方式の撮像装
置の水平解像度に対する変調度を示したものである。こ
れによれば、同一周波数におけるハイビジョンの撮像装
置の変調度が現行放送方式の撮像装置の変調度よりも大
きい。また図5の(b)は方式変換装置31の水平解像
度に対する変調度を示したものであり、方式変換装置3
1は、方式変換後に輪郭補正を行うので、輪郭補正周波
数における変調度を大きくする動作を行う。従ってハイ
ビジョンの撮像装置と方式変換装置それぞれの変調度特
性を掛け合わせることにより、大きな変調度の現行放送
方式の信号を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、撮像
装置にてガンマ補正処理と輪郭補正処理が行われた映像
信号は、方式変換装置に入力されるので、方式変換装置
の出力信号は、撮像装置のガンマ補正処理や色補正およ
び輪郭補正処理に依存する。従って方式変換装置出力の
映像信号波形を不変にした状態で撮像部出力の映像信号
波形を変化させることは不可能であり、ハイビジョンと
現行放送方式それぞれ独立の画質制御ができなくなって
しまう。実際の運用では、撮像装置と方式変換装置との
相性によっては、方式変換装置の出力に白づまりや黒づ
まりが目立たないように、ハイビジョンの撮像装置でニ
ーとペデスタルを調整している。従って方式変換装置出
力が最適となるようにハイビジョンの撮像装置を調整す
ると、両方の映像信号形式で同時に画質を両立させるこ
とが困難となる。このような撮像装置においては、方式
変換装置を内蔵してハイビジョンと現行放送方式の出力
信号を同時に出力できるとともに画質も独立に制御でき
ることも必要である。
装置にてガンマ補正処理と輪郭補正処理が行われた映像
信号は、方式変換装置に入力されるので、方式変換装置
の出力信号は、撮像装置のガンマ補正処理や色補正およ
び輪郭補正処理に依存する。従って方式変換装置出力の
映像信号波形を不変にした状態で撮像部出力の映像信号
波形を変化させることは不可能であり、ハイビジョンと
現行放送方式それぞれ独立の画質制御ができなくなって
しまう。実際の運用では、撮像装置と方式変換装置との
相性によっては、方式変換装置の出力に白づまりや黒づ
まりが目立たないように、ハイビジョンの撮像装置でニ
ーとペデスタルを調整している。従って方式変換装置出
力が最適となるようにハイビジョンの撮像装置を調整す
ると、両方の映像信号形式で同時に画質を両立させるこ
とが困難となる。このような撮像装置においては、方式
変換装置を内蔵してハイビジョンと現行放送方式の出力
信号を同時に出力できるとともに画質も独立に制御でき
ることも必要である。
【0007】本発明は、このような問題に鑑み、方式変
換装置の構成をも考慮した撮像装置を提供するものであ
り、両方の映像信号形式における画質を両立させ、幅広
い画質制御を実現することを目的としている。
換装置の構成をも考慮した撮像装置を提供するものであ
り、両方の映像信号形式における画質を両立させ、幅広
い画質制御を実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の撮像装置は、光電変換後の映像信号処理に
おいて、方式変換なしで映像信号処理を行う手段と、方
式変換後に映像信号処理を行う手段を設けたとき、両者
の映像信号の処理方法を直列処理あるいは並列処理に選
択可能なように構成したものである。これにより、方式
変換なしの映像信号処理形式と方式変換後の映像信号形
式の両方を同時に出力し、かつ独立に画質制御ができる
ようになるので、幅広い画質制御が可能な撮像装置が得
られる。
に、本発明の撮像装置は、光電変換後の映像信号処理に
おいて、方式変換なしで映像信号処理を行う手段と、方
式変換後に映像信号処理を行う手段を設けたとき、両者
の映像信号の処理方法を直列処理あるいは並列処理に選
択可能なように構成したものである。これにより、方式
変換なしの映像信号処理形式と方式変換後の映像信号形
式の両方を同時に出力し、かつ独立に画質制御ができる
ようになるので、幅広い画質制御が可能な撮像装置が得
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、固体撮像素子あるいは撮像管を用いて光電変換によ
り撮像を行い、映像信号を別の形式に変換せずにガンマ
補正と色補正および輪郭補正の映像信号処理を行う手段
と、映像信号を別の形式に変換してガンマ補正と色補正
および輪郭補正の映像信号処理を行う手段と、映像信号
を別の形式に変換しないときの映像信号処理と映像信号
を別の形式に変換して行う映像信号処理とを直列処理あ
るいは並列処理のいずれかに選択する手段とを備えた撮
像装置であり、本発明の請求項2に記載の発明は、固体
撮像素子あるいは撮像管出力の信号に対しアナログ信号
処理を行う手段と、前記アナログ信号処理手段の出力信
号を量子化する手段と、ガンマ補正と色補正および輪郭
補正を行う映像信号処理手段と、前記の映像信号処理を
行う前の信号と前記の映像信号処理を行った後の信号と
のいずれかを選択する手段と、前記選択手段の出力を方
式変換する手段とを備えた請求項1記載の撮像装置であ
り、従来の映像信号処理に加え、両方の映像信号形式の
画質の独立した制御により、画質を両立させるようにす
ることもできるので、幅広い画質制御を実現するという
作用を有する。
は、固体撮像素子あるいは撮像管を用いて光電変換によ
り撮像を行い、映像信号を別の形式に変換せずにガンマ
補正と色補正および輪郭補正の映像信号処理を行う手段
と、映像信号を別の形式に変換してガンマ補正と色補正
および輪郭補正の映像信号処理を行う手段と、映像信号
を別の形式に変換しないときの映像信号処理と映像信号
を別の形式に変換して行う映像信号処理とを直列処理あ
るいは並列処理のいずれかに選択する手段とを備えた撮
像装置であり、本発明の請求項2に記載の発明は、固体
撮像素子あるいは撮像管出力の信号に対しアナログ信号
処理を行う手段と、前記アナログ信号処理手段の出力信
号を量子化する手段と、ガンマ補正と色補正および輪郭
補正を行う映像信号処理手段と、前記の映像信号処理を
行う前の信号と前記の映像信号処理を行った後の信号と
のいずれかを選択する手段と、前記選択手段の出力を方
式変換する手段とを備えた請求項1記載の撮像装置であ
り、従来の映像信号処理に加え、両方の映像信号形式の
画質の独立した制御により、画質を両立させるようにす
ることもできるので、幅広い画質制御を実現するという
作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図3を用いて説明する。
ら図3を用いて説明する。
【0011】(実施の形態)図1は本発明の一実施の形
態における撮像装置の構成を示している。図1におい
て、101は被写体を撮像して光電変換を行なう固体撮
像素子、102は得られた映像信号のノイズ低減と増幅
処理を行なうアナログ信号処理回路、103は方式変換
なしで映像信号処理を行なう手段と方式変換後に映像信
号処理を行なう手段における直列処理あるいは並列処理
のいずれかを選択する手段としての前処理回路である。
104から110は方式変換なしで映像信号処理を行な
う手段Aを構成し、111から117は方式変換後に映
像信号処理を行なう手段Bを構成し、それぞれ従来例と
同様に、ガンマ補正回路104、111と、色補正回路
105、112と、輪郭補正回路106、113と、加
算回路107、114と、ブランキング処理回路10
8、115と、クリップ回路109、116と、後処理
回路110、117とを有する。
態における撮像装置の構成を示している。図1におい
て、101は被写体を撮像して光電変換を行なう固体撮
像素子、102は得られた映像信号のノイズ低減と増幅
処理を行なうアナログ信号処理回路、103は方式変換
なしで映像信号処理を行なう手段と方式変換後に映像信
号処理を行なう手段における直列処理あるいは並列処理
のいずれかを選択する手段としての前処理回路である。
104から110は方式変換なしで映像信号処理を行な
う手段Aを構成し、111から117は方式変換後に映
像信号処理を行なう手段Bを構成し、それぞれ従来例と
同様に、ガンマ補正回路104、111と、色補正回路
105、112と、輪郭補正回路106、113と、加
算回路107、114と、ブランキング処理回路10
8、115と、クリップ回路109、116と、後処理
回路110、117とを有する。
【0012】図2(a)、(b)は上記実施の形態にお
ける前処理回路103のそれぞれ異なる実施例を示して
いる。図2(a)、(b)において、201は請求項2
におけるアナログ信号処理手段としてのプリニー回路、
202は量子化手段としてのA/D変換回路、203は
映像信号の直列処理または並列処理の選択手段としての
スイッチ回路、204は方式変換手段としての方式変換
回路である。図2の(a)では、スイッチ回路203の
入力はディジタル信号なので、スイッチ手段としては複
数ビットのディジタル信号を同時に切り換えられる集積
回路が小型化の点から好ましい。
ける前処理回路103のそれぞれ異なる実施例を示して
いる。図2(a)、(b)において、201は請求項2
におけるアナログ信号処理手段としてのプリニー回路、
202は量子化手段としてのA/D変換回路、203は
映像信号の直列処理または並列処理の選択手段としての
スイッチ回路、204は方式変換手段としての方式変換
回路である。図2の(a)では、スイッチ回路203の
入力はディジタル信号なので、スイッチ手段としては複
数ビットのディジタル信号を同時に切り換えられる集積
回路が小型化の点から好ましい。
【0013】以下、本実施の形態における動作について
説明する。図1において、固体撮像素子101は、被写
体を撮像して光電変換を行い、映像信号を出力する。得
られた映像信号は、アナログ信号処理回路102でノイ
ズ低減と増幅処理が行なわれ、その出力信号102aが
前処理回路103に送られる。前処理回路103は、図
2(a)、(b)の2種類の構成が可能であり、(a)
は映像信号処理手段としてのガンマ補正回路A104か
らクリップ回路A109までとガンマ補正回路B111
からクリップ回路B116までがディジタル信号処理と
なっている場合であり、(b)は映像信号処理手段とし
てのガンマ補正回路B111からクリップ回路B116
までがディジタル信号処理となっている場合である。図
2(a)では、プリニー回路201は、A/D変換回路
202の入力ビット数の範囲内に映像信号を圧縮する動
作を行う。A/D変換回路202の出力信号103a
は、ガンマ補正回路A104とスイッチ回路203に入
力される。ガンマ補正回路A104では、モニタに表示
するための非線形処理を行い、色補正回路A105で
は、本線系の色を忠実に再現する。輪郭補正回路A10
6は、ガンマ補正回路A104の出力をフィルタ処理す
ることにより、高域成分を抽出して輪郭補正信号を生成
する。加算回路107は、色補正済みの本線信号と輪郭
補正信号とを加算する。そしてモニタに出力できるハイ
ビジョンの映像信号波形を生成するために、ブランキン
グ処理をブランキング処理回路A108で行い、ブラッ
ククリップ並びにホワイトクリップ処理をクリップ回路
A109で行う。以上の処理は、従来の技術の撮像装置
と同様であるが、クリップ回路A109の映像信号10
9aを前処理回路103に入力することによって、従来
のハイビジョンの映像信号処理の後に方式変換を行う場
合と、ハイビジョンの映像信号処理を行う前に方式変換
処理を施して現行放送方式で映像信号処理を行う場合と
のいずれかを選択することができる。
説明する。図1において、固体撮像素子101は、被写
体を撮像して光電変換を行い、映像信号を出力する。得
られた映像信号は、アナログ信号処理回路102でノイ
ズ低減と増幅処理が行なわれ、その出力信号102aが
前処理回路103に送られる。前処理回路103は、図
2(a)、(b)の2種類の構成が可能であり、(a)
は映像信号処理手段としてのガンマ補正回路A104か
らクリップ回路A109までとガンマ補正回路B111
からクリップ回路B116までがディジタル信号処理と
なっている場合であり、(b)は映像信号処理手段とし
てのガンマ補正回路B111からクリップ回路B116
までがディジタル信号処理となっている場合である。図
2(a)では、プリニー回路201は、A/D変換回路
202の入力ビット数の範囲内に映像信号を圧縮する動
作を行う。A/D変換回路202の出力信号103a
は、ガンマ補正回路A104とスイッチ回路203に入
力される。ガンマ補正回路A104では、モニタに表示
するための非線形処理を行い、色補正回路A105で
は、本線系の色を忠実に再現する。輪郭補正回路A10
6は、ガンマ補正回路A104の出力をフィルタ処理す
ることにより、高域成分を抽出して輪郭補正信号を生成
する。加算回路107は、色補正済みの本線信号と輪郭
補正信号とを加算する。そしてモニタに出力できるハイ
ビジョンの映像信号波形を生成するために、ブランキン
グ処理をブランキング処理回路A108で行い、ブラッ
ククリップ並びにホワイトクリップ処理をクリップ回路
A109で行う。以上の処理は、従来の技術の撮像装置
と同様であるが、クリップ回路A109の映像信号10
9aを前処理回路103に入力することによって、従来
のハイビジョンの映像信号処理の後に方式変換を行う場
合と、ハイビジョンの映像信号処理を行う前に方式変換
処理を施して現行放送方式で映像信号処理を行う場合と
のいずれかを選択することができる。
【0014】図2(a)における映像信号の選択手段と
してのスイッチ回路203は、図示されている状態では
クリップ回路A109出力の映像信号109aを選択し
ており、ハイビジョンの映像信号処理を行った後に方式
変換回路204により現行放送方式への映像信号形式へ
変換を行い、映像信号処理を行うようになっている。方
式変換回路204の出力信号103bに対しての映像信
号処理は、ガンマ補正回路A104からクリップ回路A
109までと同様動作である。つまりガンマ補正回路B
111では、モニタに表示するための非線形処理を行
い、色補正回路B112では、本線系の色を忠実に再現
する。輪郭補正回路B113は、ガンマ補正回路B11
1の出力をフィルタ処理することにより、高域成分を抽
出して輪郭補正信号を生成する。加算回路114は、色
補正済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算する。そし
てモニタに表示できる現行放送方式の映像信号の波形を
生成するために、ブランキング処理をブランキング処理
回路B115で行い、ブラッククリップ処理とホワイト
クリップ処理をクリップ回路B116で行う。この映像
信号処理も従来の技術と同様な処理手順であり、ハイビ
ジョンの輪郭補正信号を付加した上で現行放送方式の映
像信号の出力が可能である。
してのスイッチ回路203は、図示されている状態では
クリップ回路A109出力の映像信号109aを選択し
ており、ハイビジョンの映像信号処理を行った後に方式
変換回路204により現行放送方式への映像信号形式へ
変換を行い、映像信号処理を行うようになっている。方
式変換回路204の出力信号103bに対しての映像信
号処理は、ガンマ補正回路A104からクリップ回路A
109までと同様動作である。つまりガンマ補正回路B
111では、モニタに表示するための非線形処理を行
い、色補正回路B112では、本線系の色を忠実に再現
する。輪郭補正回路B113は、ガンマ補正回路B11
1の出力をフィルタ処理することにより、高域成分を抽
出して輪郭補正信号を生成する。加算回路114は、色
補正済みの本線信号と輪郭補正信号とを加算する。そし
てモニタに表示できる現行放送方式の映像信号の波形を
生成するために、ブランキング処理をブランキング処理
回路B115で行い、ブラッククリップ処理とホワイト
クリップ処理をクリップ回路B116で行う。この映像
信号処理も従来の技術と同様な処理手順であり、ハイビ
ジョンの輪郭補正信号を付加した上で現行放送方式の映
像信号の出力が可能である。
【0015】一方、映像信号の選択手段としてのスイッ
チ回路203がA/D変換回路202の出力信号を方式
変換回路204に直接入力するように動作しているとき
は、方式変換なしの映像信号処理手段としてのガンマ補
正回路A104から後処理回路A110までの処理の系
統と、方式変換後の映像信号処理手段としてのガンマ補
正回路B111から後処理回路B117までの処理の系
統とは独立した処理であり、両系統によって処理される
映像信号は並列処理されることになる。従って方式変換
された現行放送方式の信号波形が方式変換なしのハイビ
ジョンの信号波形に依存しないので、ハイビジョンと現
行放送方式の両方の画質を両立することができ、それぞ
れ独立した画質制御も可能となる。
チ回路203がA/D変換回路202の出力信号を方式
変換回路204に直接入力するように動作しているとき
は、方式変換なしの映像信号処理手段としてのガンマ補
正回路A104から後処理回路A110までの処理の系
統と、方式変換後の映像信号処理手段としてのガンマ補
正回路B111から後処理回路B117までの処理の系
統とは独立した処理であり、両系統によって処理される
映像信号は並列処理されることになる。従って方式変換
された現行放送方式の信号波形が方式変換なしのハイビ
ジョンの信号波形に依存しないので、ハイビジョンと現
行放送方式の両方の画質を両立することができ、それぞ
れ独立した画質制御も可能となる。
【0016】なお、前処理回路103が図2(a)の構
成の場合では、後処理回路A110と後処理回路B11
7は、両方ともディジタルの映像信号をD/A変換し、
同期信号を付加する。また前処理回路103が図2
(b)の構成の場合では、後処理回路A110の入力
は、アナログ信号なので入力信号に同期信号を付加する
動作のみを行い、後処理回路B117は、ディジタル信
号が入力されるのでD/A変換と同期信号の付加を行
う。図2(b)の構成は、信号の選択手段としてのスイ
ッチ回路203に入力される信号がアナログになった場
合であり、動作は図2(a)と同じである。また以上の
実施の形態は、ハイビジョンの映像信号を現行方式に方
式変換する場合であるが、これに限らず他の映像信号形
式に対して適用することもできる。
成の場合では、後処理回路A110と後処理回路B11
7は、両方ともディジタルの映像信号をD/A変換し、
同期信号を付加する。また前処理回路103が図2
(b)の構成の場合では、後処理回路A110の入力
は、アナログ信号なので入力信号に同期信号を付加する
動作のみを行い、後処理回路B117は、ディジタル信
号が入力されるのでD/A変換と同期信号の付加を行
う。図2(b)の構成は、信号の選択手段としてのスイ
ッチ回路203に入力される信号がアナログになった場
合であり、動作は図2(a)と同じである。また以上の
実施の形態は、ハイビジョンの映像信号を現行方式に方
式変換する場合であるが、これに限らず他の映像信号形
式に対して適用することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、方式変
換なしの映像信号形式の映像信号処理と方式変換後の映
像信号処理とを直列処理あるいは並列処理のいずれかに
選択できるようにしたので、直列処理では、方式変換な
しの映像信号処理を反映させて方式変換後に映像信号処
理ができ、並列処理では、それぞれの映像信号形式にお
いて独立した画質制御が可能な構成になるので、画質を
両立させることができ、幅広い画質制御ができるという
有利な効果が得られる。
換なしの映像信号形式の映像信号処理と方式変換後の映
像信号処理とを直列処理あるいは並列処理のいずれかに
選択できるようにしたので、直列処理では、方式変換な
しの映像信号処理を反映させて方式変換後に映像信号処
理ができ、並列処理では、それぞれの映像信号形式にお
いて独立した画質制御が可能な構成になるので、画質を
両立させることができ、幅広い画質制御ができるという
有利な効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態における撮像装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】(a)、(b)同装置における前処理回路の詳
細を示すブロック図
細を示すブロック図
【図3】従来の技術における映像信号処理系の構成を示
すブロック図
すブロック図
【図4】従来の方式変換器の構成を示すブロック図
【図5】(a)、(b)撮像装置と方式変換器の変調度
特性を示す特性図
特性を示す特性図
101 固体撮像素子 102 アナログ信号処理回路 103 前処理回路 104 ガンマ補正回路A 105 色補正回路A 106 輪郭補正回路A 107 加算器 108 ブランキング処理回路A 109 クリップ回路A 110 後処理回路A 111 ガンマ補正回路B 112 色補正回路B 113 輪郭補正回路B 114 加算器 115 ブランキング処理回路B 116 クリップ回路B 117 後処理回路B 201 プリニー回路 202 A/D 変換回路 203 スイッチ回路 204 方式変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/64 H04N 9/64 R
Claims (2)
- 【請求項1】 固体撮像素子あるいは撮像管を用いて光
電変換により撮像を行い、映像信号を別の形式に変換せ
ずにガンマ補正と色補正および輪郭補正の映像信号処理
を行う手段と、映像信号を別の形式に変換してガンマ補
正と色補正および輪郭補正の映像信号処理を行う手段
と、映像信号を別の形式に変換しないときの映像信号処
理と映像信号を別の形式に変換して行う映像信号処理と
を直列処理あるいは並列処理のいずれかに選択する手段
とを備えた撮像装置。 - 【請求項2】 固体撮像素子あるいは撮像管出力の信号
に対しアナログ信号処理を行う手段と、前記アナログ信
号処理手段の出力信号を量子化する手段と、ガンマ補正
と色補正および輪郭補正を行う映像信号処理手段と、前
記の映像信号処理を行う前の信号と前記の映像信号処理
を行った後の信号とのいずれかを選択する手段と、前記
選択手段の出力を方式変換する手段とを備えた請求項1
記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14332796A JP3373359B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14332796A JP3373359B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327033A true JPH09327033A (ja) | 1997-12-16 |
JP3373359B2 JP3373359B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=15336213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14332796A Expired - Fee Related JP3373359B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373359B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502386A (ja) * | 2000-06-29 | 2004-01-22 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | カラーイメージピックアップデバイス |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14332796A patent/JP3373359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502386A (ja) * | 2000-06-29 | 2004-01-22 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | カラーイメージピックアップデバイス |
KR100824089B1 (ko) * | 2000-06-29 | 2008-04-21 | 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 신호 처리 장치 및 방법, 카메라 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3373359B2 (ja) | 2003-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |