JPH0932640A - 超音速及び/又は極超音速飛行用航空機のラムジェットエンジン - Google Patents

超音速及び/又は極超音速飛行用航空機のラムジェットエンジン

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JPH0932640A
JPH0932640A JP8180943A JP18094396A JPH0932640A JP H0932640 A JPH0932640 A JP H0932640A JP 8180943 A JP8180943 A JP 8180943A JP 18094396 A JP18094396 A JP 18094396A JP H0932640 A JPH0932640 A JP H0932640A
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ramjet engine
combustion chamber
jet pipe
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アラン・シュバリエ
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マルク・ブッシェ
Vadim Levine
ヴァディム・ルヴィンヌ
Valery Avrachkov
ヴァレリー・アブラシコフ
Dimitri Davidenko
ディミトリ・ダヴィデンコ
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K7/00Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof
    • F02K7/10Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof characterised by having ram-action compression, i.e. aero-thermo-dynamic-ducts or ram-jet engines

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時最大効率を維持しつつ広い速度範囲に亙
って動作が可能な超音速及び/又は極超音速飛行用の航
空機のラムジェットエンジンを提供する。 【解決手段】 ラムジェットエンジンは、燃焼室(6)
とジェットパイプ(7)とを含むラムジェットエンジン
本体(5)からなる。該エンジン本体は、燃焼室(6)
とジェットパイプ(7)との間における遷移領域(8)
の近傍で、低いマッハ数に対応する速度に対しては収斂
し次いで発散する長手方向部分から、高いマッハ数に対
応する速度に対しては少なくとも実質的に一定で次いで
発散する長手方向部分に徐々にに移行するように変化す
る構造形態を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い速度範囲に亙
って動作するように適応された超音速及び/又は極超音
速飛行用の航空機のラムジェットエンジンに関するもの
である。ここで企図する速度範囲は、マッハ数1〜2と
マッハ数15〜20との間における範囲である。
【0002】現在まで、常時最大効率を保持しつつ、上
記のような広い速度範囲に亙って動作が可能なラムジェ
ットエンジンは存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、常時
最大効率を維持しつつ広い速度範囲に亙って動作が可能
なラムジェットエンジンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上の目的で、本発明によ
れば、広い速度範囲に亙って動作するように適応された
超音速及び/又は極超音速飛行用航空機のラムジェット
エンジンにおいて、 −オキシダント入口と、 −少なくとも1つの燃料噴射器と、 −上記オキシダント及び被燃焼燃料を混合する燃焼室
と、該燃焼室から流出するガスを通流するように適応さ
れたジェットパイプ部分とを有するラムジェットエンジ
ン本体を含み、 −上記ラムジェットエンジン本体は、上記燃焼室と上記
ジェットパイプとの間における遷移領域の近傍で、低い
マッハ数に対応する速度に対しては収斂し次いで発散す
る長手方向部分から、高いマッハ数に対応する速度に対
しては実質的に一定で次いで発散する長手方向部分に漸
進的に移行するように変化する構造形態を有することを
特徴とする航空機のラムジェットエンジンが提案され
る。
【0005】上述の構成によれば、企図せる広い速度範
囲に亙り、外的条件(燃料消費、空力圧力、対応の入口
に流入するオキシダント(空気)の流れのプロフィル)
に関係なく最適な飛行状態、特に最大推力値を確保する
ために、飛行速度の関数として、ラムジェットエンジン
本体全体、特に燃焼室とジェットパイプ(ノズルスロー
ト)間の遷移部近傍における幾何学的形態の漸進的な整
合もしくは適合化が実現される。換言するならば、上記
の構成によれば、特に、「低」速度時に存在するノズル
スロート部(収斂−発散形態)が、究極的には、約8の
マッハ数に等しいか又はそれより大きいマッハ数におい
て)「消失し」、それにより、燃焼室は実質的に一定の
断面積を有することになり、次いで発散する断面を有す
るジェットパイプが後続する。
【0006】特に、上記ラムジェットエンジン本体が、
全体的に、対向する対の壁体から構成されて矩形断面を
有するダクトの形状を有する場合には、上記壁体のうち
の少なくとも1つの壁体を、上記ラムジェットエンジン
本体の長手方向を横切る各スピンドルにより相互に且つ
必要に応じ上記壁体の端部に枢軸結合された板から構成
し、上記板のうちの少なくとも幾つかの板の相対的位置
関係で、上記燃焼室と上記ジェットパイプとの間におけ
る上記遷移領域の変化する構造形態を画成する。
【0007】上記板の相対的枢軸運動を可能にするため
に、上記板のうちの少なくとも幾つかの板は、重なり領
域を有する2つの部分から構成するのが好適である。
【0008】更に、上記ジェットパイプの端部における
上記板が三角形の断面を有し、該三角形断面の1つの頂
点は上記ラムジェットエンジン本体の内部に向かって位
置し、他の2つの頂点が、上記板の各枢着スピンドルに
対応するようにするのが有利である。
【0009】本発明の別の様相によれば、上記枢軸結合
された板及び/又は保炎器は、飛行速度に関連のパラメ
ータを測定するための測定装置から発生される信号に基
づいて航空機搭載コンピュータにより駆動される一群の
ジャッキ又は同様物により作動される。
【0010】上記測定装置は、上記燃焼室に配設した少
なくとも1つの推力センサ及び/又は静圧測定手段から
構成するのが好適である。
【0011】更に、上記燃焼室は、超音速燃焼が開始す
る拡散(ディフューザ)領域と、撤収可能な上記保炎器
の後方で亜音速燃焼が行われ且つ上記超音速燃焼が終末
する室領域とに分割される。
【0012】更にまた、上記燃料噴射器を、流れ全体に
亙る燃料の分配を確保するために、上記オキシダント入
口の領域において上記燃焼室の軸方向で且つ該燃焼室の
直ぐ上流側に配設し、上記燃焼室には点火装置を設ける
のが有利である。
【0013】加えるに、燃料として、低い飛行マッハ数
に対しては灯油を使用し、高いマッハ数に対しては水素
を使用するのが有利である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をどのように実施し
得るかに関し明瞭な理解を得るために、添付図面を参照
し説明する。
【0015】図示の超音速及び/又は極超音速飛行用の
航空機のラムジェットエンジン1は、例えば、マッハ数
1〜2からマッハ数15〜20の広範囲の速度で動作す
るように企図されている。
【0016】ラムジェットエンジン1は、ハウジングも
しくはケーシング2内に下記の部分もしくは要素を具備
している。即ち、 − ラムジェットエンジンが設けられた航空機の胴体の
下側部で該エンジンの上流側に設置されたオキシダント
入口3、特に空気取入口と、 − ラムジェットエンジンの本体5の上流側に設けられ
た燃料噴射器4とを備え、 − ここで本体5は、図2から明瞭に理解されるよう
に、燃焼室部分6とジェットパイプ部分7とに分割さ
れ、該燃焼室部分6とジェットパイプ部分7との間に
は、追って詳細に説明するように、本発明に従い、速度
の関数、言い換えるならば、ラムジェットエンジンが動
作するマッハ数の関数として変化する収斂−発散形状の
遷移領域(もしくはスロート)8が画成されている。
【0017】更に、燃焼室6自体も、超音速燃焼が開始
する拡散領域(ディフューザ領域)6Aと、保炎器9の
後方にあって超音速燃焼が終末し亜音速燃焼が行われ、
而も燃料噴射器4が流れ全体に亙って燃料を分配する室
領域6Bとに分割されている。該室領域6B内には、点
火装置10(図2参照)が設けられている。ここで、燃
料としては、最低飛行マッハ数(マッハ数8まで)に対
しては、(必要に応じラムジェットエンジンの点火並び
にジェットの噴射を容易にするために水素を混合して)
灯油を使用し、高いマッハ数に対しては水素を使用する
ことを企図している。尤も、この型式のエンジンに対し
ては、他の燃料(例えば、メタン、吸熱性炭化水素、合
成燃料等)をも用いることができよう。
【0018】図示の実施例においては、ラムジェットエ
ンジンの本体5は、全体的に、大まかに表現して二対の
対向する壁体から構成されて矩形断面を有するダクトの
形態を有しており、図には、上記対向する壁体のうち下
側の壁(壁体)11及び上側の壁(壁体)12だけを示
した。即ち、図示を明瞭にするために、図には、対応の
側壁は示されていない。本発明の主題である変化する構
造形態を実現するために、上壁12は、ラムジェットエ
ンジンの本体5の長手方向を横断して設けられた各スピ
ンドル13A〜13Eにより相互に且つ壁12の端部に
枢着された板12A〜12Dから構成される。これら各
板12A〜12D間において相対的枢軸運動もしくは回
動を可能にするために、上記板のうちの幾つか、即ちこ
の例においては板12A及び12Cが図1に示すよう
に、重なり領域12A.1及び12C.1(図2には図示
せず)を有する2つの部分として形成されている。
【0019】なお、上記の形態は、「選択される」可動
壁並びに該可動壁を構成する板の数に関する限り限定的
な意味に解釈されてはならないのは当然である。特に、
ラムジェットエンジンの他の壁或いは幾つかの壁は、本
発明の既述の目的を達成するために、「可動性」を有す
るように設計しておくことが可能である。
【0020】更にまた、板12Dは、ジェットパイプ7
の端部で特殊な構造を有している点に注目されたい。即
ち、該ジェットパイプ7の端部で、板12Dは、ラムジ
ェットエンジンの本体の内側に向く1つの頂点12D.
1と、枢支スピンドル13D及び13Eにそれぞれ対応
する他の2つの頂点とを有する三角形の断面を有し、収
斂/発散輪郭を呈している。なお、この構造は、実際
上、ジェットパイプ7の1つの壁を構成している上記板
12Dの位置決め及び機能に関連するものである。
【0021】板12A〜12Dの可動性は、図2から理
解されるように、ジャッキ14、15及び16の集合体
によって実現される。なお、これらジャッキは、必要に
応じ、対応の連結管と組み合わせることができる(ジャ
ッキ15には連結管17が設けられる)。同様に、ジャ
ッキ18は、各保炎器9の位置決め並びに(空洞19で
表したように)該保炎器9を撤収する働きをなす。な
お、図示を明瞭にする意図から、総てのジャッキ及び連
結管の図示は図1において割愛してある。
【0022】ラムジェットエンジンの動作においては、
該ラムジェットエンジンの運転効率の積分線形関数であ
るスラストもしくは推力を測定する測定装置20からの
信号を受けて、航空機搭載のコンピュータ21が、壁1
2の枢着板12A〜12Dの制御ジャッキ14、15、
16を相応に作動して、燃焼室の通路部分(ラムジェッ
トエンジンの本体5)の最適形態を実現するように動作
する。上記測定装置としては、ラムジェットエンジンの
動作中に発生される長手方向の力(軸力)の値、即ち推
力の値を検出する推力センサの使用が考えられる。推力
値は、動作プロセスの効率により決定される。例えば、
燃焼効率及び(ラムジェットエンジンの全流体圧損失の
関数である)全圧力回復率によって決定される。これら
2つのパラメータのレベルもしくは値は、(飛行経路の
各点における)通路部分の幾何学的形態と実際上の形態
的制御因子を表す安定手段(保炎器9)の効率とに依存
する。
【0023】搭載コンピュータ21の制御は、制御系を
して、エンジンと関連し適正に得られる数個の圧力測定
値と、(例えば、燃料流量、航空機速度のような)他の
各種情報とから最大性能を実現させるように作用する。
実際上、推力センサは、地上及び飛行中における開発試
行中、場合により、企図せる制御で実際に推進性能を最
大限に発揮させることが可能であることを検証するのに
特に有用である。
【0024】マッハ数1〜2からマッハ数約6の範囲内
での飛行速度においては、燃焼室は、保炎器9が伸長さ
れて通路部内の拡散室内に配置され、通路部の形態が、
推力センサ20からの信号を受けて処理する搭載コンピ
ュータ21から供給される指令の関数として変更される
ことに対応する亜音速もしくはサブソニック燃焼状態下
で動作する。燃焼室は、1〜2のマッハ数に対し亜音速
燃焼状態下で最大通路横断面積を有し、この横断面積は
マッハ数が高くなればなるほど(但し、マッハ数≦
6)、壁12の枢着板12A〜12Dを対向壁11に向
けて「閉ざす」ことにより減少する(図3の(B)参
照)。なお、この間、燃焼室とジェットパイプとの間の
遷移領域におけるスロート形態(収斂−発散形態)は保
存される。
【0025】保炎器9は、超音速の流れを減速し、それ
により、該保炎器と燃料噴射器4との間に(即ち、ディ
フューザにおいて)垂直衝撃もしくはそれに等価な配向
の衝撃列が生じ、この衝撃の後、流れは亜音速になる。
燃料噴射器から流出する燃料はこの流れに分給され、点
火装置10が作動されて燃料空気混合物が点火される。
保炎器の後流側ではガスが渦を形成し、安定な火炎、即
ち安定領域が出現する。これら安定火炎領域で燃焼室に
おける燃焼プロセスが促進される。
【0026】図示のように、燃焼室の上流側に燃料噴射
器を配置することにより、空気流内に燃料を均等に分配
し且つ燃料の流れを微細化すると共に、通路部分の形態
制御が行われる領域において燃焼室の確実な加圧を保証
することが可能となる。これと関連して、燃料噴射器を
制御領域に配置した場合には、関連の構成が極めて複雑
になり、然も或る種の条件下では、燃焼室の加圧を不可
能にすることを述べておく。
【0027】既に述べたように、飛行速度が増加すると
それに伴い、通路部分の容積並びに燃焼室とジェットパ
イプとの間における遷移領域(スロート8)の容積が減
少する。飛行速度がマッハ数約6を越えた時には、燃焼
室において超音速燃焼を行う必要がある。この目的で、
保炎器9は、流れから撤収され、スロート部(収斂−発
散形態部)は消失し、発散状のジェットパイプ部分7に
直接接続される燃焼室の通路部分には均等な横断面積が
与えられる(図3の(D)参照)。この場合、垂直衝撃
は斜め衝撃系に変換され、該斜め衝撃が燃焼安定化の役
割を果たした後に燃焼は安定になる。そこで、推力セン
サ20からの対応の信号を受け取ったコンピュータ21
は、ラムジェットエンジンの本体5の形状もしくは形態
を最大スラストと整合するように設定する。
【0028】実際においては、上述した通路部の一定横
断面積形態は、熱閉塞もしくは熱ブロッキング(therma
l blocking)の危険性がなくなった後(マッハ数約7〜
8を越えた後)に初めて実施することができよう。図3
の(B)の形態と図3の(D)の形態との間における中
間の速度状態(マッハ数約6〜7)下では、スロート部
が引っ込んだ構造形態が用いられ、この形態は熱ブロッ
キングの危険性を伴わずに超音速燃焼での動作が可能に
なるように充分に発散した形状である必要がある(図3
の(C)参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるラムジェットエンジンの一実施
形態を簡略に示す斜視図である。
【図2】 図1に示したラムジェットエンジンの縦断面
図である。
【図3】 (A)〜(D)は、異なった速度状態に対応
する図1及び図2のラムジェットエンジンの種々の構造
形態を示す図である。
【符号の説明】
1…ラムジェットエンジン、2…ハウジング、3…オキ
シダント入口、4…燃料噴射器、5…エンジン本体、6
…可変燃焼室、6A…拡散領域、6B…室領域、7…ジ
ェットパイプ、8…収斂−発散形状の遷移領域(もしく
はスロート領域)、9…保炎器、10…点火装置、11
…下側の壁(壁体)、12…上側の壁(壁体)、12A
〜12D…板、12A.1,12C.1…板の2つの部
分、12D.1…三角形断面の板の1つの頂点、13A
〜13E…スピンドル、14,15,16,18…ジャ
ッキ、17…連結管、19…空洞、20…推力センサ
(測定装置)、21…航空機搭載コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・ブッシェ フランス国、18000 ブルジュ、アヴニュ ー・ド・サン−タマン 34 (72)発明者 ヴァディム・ルヴィンヌ ロシア連邦、モスクワ、ストロクィンスキ ー・ブル 29、22 (72)発明者 ヴァレリー・アブラシコフ ロシア連邦、117334 モスクワ、3−60 イグレック−オクトーバー、アッシュ3、 カ1、エフ1 (72)発明者 ディミトリ・ダヴィデンコ ロシア連邦、モスクワ、ナロトノゴ・オポ ルチェニア・リュ 15、アパルトマン 26、セ7

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広い速度範囲に亙って動作するように適
    応された超音速及び/又は極超音速飛行用航空機のラム
    ジェットエンジンであって、 −オキシダント入口(3)と、 −少なくとも1つの燃料噴射器(4)と、 −オキシダントと燃焼させたい燃料との混合物を生成す
    る可変燃焼室(6)と、 −前記可変燃焼室から流出するガスを通流するようにな
    っているジェットパイプ(7)とを含み、前記可変燃焼
    室(6)及び前記ジェットパイプ(7)は、ラムジェッ
    トエンジン本体(5)の2つの部分によって形成されて
    おり、該ラムジェットエンジン本体(5)は、前記可変
    燃焼室(6)と前記ジェットパイプ(7)との間におけ
    る遷移領域(8)の近傍で、低いマッハ数に対応する速
    度に対しては収斂し次いで発散する長手方向部分から、
    高いマッハ数に対応する速度に対しては少なくとも実質
    的に一定で次いで発散する長手方向部分に徐々に移行す
    るように変化する構造形態を有しているラムジェットエ
    ンジン。
  2. 【請求項2】 前記ラムジェットエンジン本体(5)
    が、全体的に、対向する対の壁体から構成された矩形断
    面のダクトの形状を有し、前記壁体のうちの少なくとも
    1つの壁体(12)が、前記ラムジェットエンジン本体
    (5)の長手方向を横切る各スピンドル(13A〜13
    E)により相互に且つ必要に応じ前記壁体(12)の端
    部に枢軸結合された板(12A〜12D)を含み、前記
    板のうちの少なくとも幾つかの板の相対的位置で、前記
    可変燃焼室(6)と前記ジェットパイプ(7)との間に
    おける前記遷移領域(8)の変化する構造形態を画成す
    る請求項1に記載のラムジェットエンジン。
  3. 【請求項3】 前記板の相対的枢軸運動を可能にするた
    めに、前記板のうちの少なくとも幾つかの板(12A,
    12C)は、重なり領域を有する2つの部分(12A.
    1,12C.1)から構成される請求項2に記載のラム
    ジェットエンジン。
  4. 【請求項4】 前記ジェットパイプ(7)の端部におけ
    る前記板(12D)が三角形の断面を有し、該三角形断
    面の1つの頂点(12D.1)は前記ラムジェットエンジ
    ン本体(5)の内部に向かって位置し、他の2つの頂点
    は、前記板(12D)の各スピンドル(13D,13
    E)に対応している請求項2に記載のラムジェットエン
    ジン。
  5. 【請求項5】 前記枢軸結合された板(12A〜12
    D)及び/又は保炎器(9)は、飛行速度に関連のパラ
    メータを測定するための測定装置(20)から発生され
    る信号に基づいて航空機搭載コンピュータ(21)によ
    り駆動される一群のジャッキ(14,15,16,1
    8)等により作動される請求項2に記載のラムジェット
    エンジン。
  6. 【請求項6】 前記測定装置が、前記可変燃焼室に配設
    された静圧測定手段及び/又は少なくとも1つの推力セ
    ンサ(20)を含む請求項5に記載のラムジェットエン
    ジン。
  7. 【請求項7】 前記可変燃焼室(6)は、超音速燃焼が
    開始する拡散領域(6A)と、撤収可能な前記保炎器
    (9)の後方で亜音速燃焼が行われ且つ前記超音速燃焼
    が終末する室領域(6B)とに分割されている請求項1
    に記載のラムジェットエンジン。
  8. 【請求項8】 流れ全体に亙る燃料の分配を確保するた
    めに前記燃料噴射器(4)が前記オキシダント入口
    (3)の領域において前記可変燃焼室(6)の軸方向で
    且つ該可変燃焼室の直ぐ上流側に配設されている請求項
    1に記載のラムジェットエンジン。
  9. 【請求項9】 前記可変燃焼室に点火装置(10)を備
    えている請求項1に記載のラムジェットエンジン。
  10. 【請求項10】 燃料として、最も低い飛行マッハ数に
    対しては灯油を使用し、高いマッハ数に対しては水素を
    使用する請求項1に記載のラムジェットエンジン。
JP18094396A 1995-07-12 1996-07-10 超音速及び/又は極超音速飛行用航空機のラムジェットエンジン Expired - Lifetime JP3926870B2 (ja)

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DE (1) DE69605364T2 (ja)
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