JPH09324862A - 高圧ガス用バルブ装置 - Google Patents

高圧ガス用バルブ装置

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JPH09324862A
JPH09324862A JP14269596A JP14269596A JPH09324862A JP H09324862 A JPH09324862 A JP H09324862A JP 14269596 A JP14269596 A JP 14269596A JP 14269596 A JP14269596 A JP 14269596A JP H09324862 A JPH09324862 A JP H09324862A
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pressure gas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉止弁の開き始めの急激なガス取出しを防止
することと、所望の弁座形状を得ることとを両立でき
る。 【解決手段】 弁箱1内の弁室8に挿入した閉止部材1
2を閉止弁座15に対してほぼ垂直方向へ開閉移動させ
る。これにより、その閉止部材12に取付けた弾性シー
ル部材16が上記の弁座15に接当および離間される。
上記の閉止部材12を閉じ状態へ移動させたときには、
その閉止部材12の外周面が上記の弁室8の周壁18の
内周面に嵌入され、これらの両面同士の間に環状絞り隙
間Xが形成される。そして、上記の閉止部材12を上向
きに少し移動させた部分開き状態では、入口路6が、上
記の弾性シール部材16の開き隙間と上記の弁室8の底
スペース8aと上記の環状絞り隙間Xとを順に経て出口
路9へ連通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧ガス用バル
ブ装置に関し、より詳しくいえば、閉止弁を開き始める
時に高圧ガスが急激に取り出されるのを防止する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高圧ガス用バルブ装置には、従
来では特公昭62−49512号公報に記載されたもの
がある。その従来技術は次のように構成されている。弁
室内に閉止部材を上下方向へ移動自在に挿入し、その閉
止部材の下部に環状壁を設け、その環状壁内に装着した
弾性シール部材を弁座に対して接当および離間させるよ
うに構成してある。そして、閉じ状態および部分開き状
態では、上記の環状壁の内周面の下部を上記の弁座の外
周面に外嵌して、これらの両面同士の間に環状絞り隙間
を形成してある。
【0003】上記の部分開き状態では、入口路の高圧ガ
スを上記の環状絞り隙間を経て出口路へ流出させて、そ
の絞り隙間で付与される流動抵抗によって流出量を規制
し、高圧ガスが急激に取り出されるのを防止するのであ
る。このため、取出されたガスは、閉止部材の下流側に
配置した減圧弁や逆止弁等の閉止部分へ勢い良く衝突す
ることが防止され、その衝突による断熱圧縮で高温化す
るのを防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、閉止弁の開
き始めにおける急激なガス取出しを防止するには、前記
の環状絞り隙間を上下方向へ真っすぐに形成して、開き
操作時の長い操作領域にわたって流動抵抗を付与できる
ようにすることが好ましい。しかし、上記の従来技術で
は、閉止部材の環状壁の内周面と弁座の外周面との間に
上記の絞り隙間を形成したので、その絞り隙間を上下方
向へ真っすぐに形成しようとすると、弁座の外周面も上
下方向へ真っすぐに形成する必要がある。その結果、ガ
スの種類や圧力等の使用条件に適合する所望の弁座形状
を得ることが困難である。
【0005】本発明の目的は、閉止弁の開き始めにおけ
る急激なガス取出しを防止することと、所望の弁座形状
を得ることとを両立できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)上記目的を達成するため、請求項1の
発明は、例えば、図1から図5(又は図6若しくは図7)
に示すように、高圧ガス用バルブ装置を次のように構成
した。
【0007】弁箱1内で入口路6と出口路9との間に閉
止弁室8を形成し、その弁室8に挿入した閉止部材12
を弁座15に対してほぼ垂直方向へ開閉移動させて、そ
の閉止部材12に取付けた弾性シール部材16を上記の
弁座15に接当および離間させるように構成した、高圧
ガス用バルブ装置において、閉じ状態および部分開き状
態へ移動された上記の閉止部材12の外周面と上記の弁
室8の周壁18の内周面との間に環状絞り隙間Xを形成
し、上記の部分開き状態では、上記の入口路6を上記の
弾性シール部材16の開き隙間と上記の弁室8の底スペ
ース8aと上記の環状絞り隙間Xとを順に経て上記の出
口路9へ連通させて構成したものである。
【0008】(請求項2の発明)請求項2の発明は、例え
ば、同上の図1から図5に示すように、上記の請求項1
の構成に次の構成を加えたものである。前記の出口路9
の始端部を構成するように前記の閉止弁室8の前記の周
壁18に形成した貫通孔19を、上記の周壁18の前記
の内周面の接線方向へ延びるように方向づけて構成し
た。
【0009】(請求項3の発明)請求項3の発明は、例え
ば、同上の図1から図5に示すように、上記の請求項1
又は2の構成に次の構成を加えたものである。前記の出
口路9の始端部を構成するように前記の閉止弁室8の前
記の周壁18に形成した貫通孔19を、その出口路9の
軸心Aに対して前記の弁座15から離れる方向へ偏位さ
せて構成した。
【0010】(請求項4の発明)請求項4の発明は、例え
ば、図6又は図7に示すように、上記の請求項1から3
のいずれかの構成に次の構成を加えたものである。前記
の閉止部材12の底面の中央部から上記の入口路6内へ
絞り部材41を突出させて、その閉止部材12が前記の
閉じ状態および部分開き状態へ移動されたときに同上の
絞り部材41の外周面と前記の弁座15の内周面との間
に第2の環状絞り隙間Yを形成し、上記の部分開き状態
では、前記の入口路6を上記の第2の環状絞り隙間Yと
前記の弾性シール部材16の開き隙間と前記の弁室8の
底スペース8aと前記の環状絞り隙間Xとを順に経て前
記の出口路9へ連通させて構成した。
【0011】
【作用効果】
(請求項1の発明)請求項1の発明は、例えば、図1から
図5(又は図6若しくは図7)に示すように、次の作用効
果を奏する。閉じ状態および部分開き状態へ移動された
閉止部材12の外周面と弁室8の周壁18の内周面との
両面間に環状絞り隙間Xを形成したので、これら両面を
閉止部材12の移動方向に沿ってほぼ真っすぐに形成す
ることにより、上記の環状絞り隙間Xをほぼ真っすぐに
形成できる。これにより、上記の部分開き状態の長い領
域にわたって所定の流動抵抗を付与できる。しかも、上
記の環状絞り隙間は、弁室の周壁と閉止部材との間に形
成され、弁座とは関係なしに形成できるので、その弁座
を所望の形状に造ることが可能となった。
【0012】従って、閉止弁の開き始め時における急激
なガス取出しを防止することと、弁座を所望の形状に造
ることとを両立できる。
【0013】本発明はさらに次の作用効果を奏する。ガ
ス取出し時において、弾性シール部材16を開き始める
と、入口路6のガスは、まず、弁座15と上記の弾性シ
ール部材16との間の微小の開き隙間で絞られ、次い
で、閉止弁室8の底スペース8aで急激に膨張され、引
き続いて、前記の環状絞り隙間Xで絞られ、その後、閉
止弁室8で急激に膨張される。このように、開き始め時
に取出されるガスを閉止弁室8の底スペース8aで膨張
できるので、その膨張によって大きな流動抵抗を付与で
き、その開き始め時のガス取出しをさらに緩やかに行え
る。
【0014】このため、取り出されたガスは、閉止弁7
の下流側に配置した減圧弁や逆止弁等の閉止部分へ勢い
良く衝突することが防止され、断熱圧縮によって高温化
するのを防止できる。従って、例えば、図1に示すよう
に、出口路9内に圧力応答弁10を装着した場合におい
ては、その圧力応答弁10の逆止弁座32を封止するO
リング31が断熱圧縮による高温ガスにさらされるのを
防止できる。その結果、その圧力応答弁10のシール性
能を長期間にわたって良好に保てる。
【0015】また、本発明をガスボンベ用バルブ装置に
適用した場合のように、通常のガス取出しとは逆の方向
へ高圧ガスを流す場合に、次のように作用する。例え
ば、充填用の高圧ガスを空のガスボンベへ充填するとき
において、充填用元バルブを急速に開いたとき等に、多
量の高圧ガスがバルブ装置の出口路9へ急激に供給され
てしまうことがある。このとき、閉止弁7が閉じ状態や
部分開き状態の場合には、その多量の高圧ガスは、閉止
弁室8の周壁18や閉止部材12へ勢いよく衝突し、断
熱圧縮によって高温化する。しかし、その高温ガスが閉
止弁室8の底スペース8aに流入することを環状絞り隙
間Xによって規制するとともに、その流入してきた高温
ガスを上記の底スペース8aで膨張させて温度降下でき
るので、その高温ガスによって弾性シール部材16が損
傷・劣化されるのを抑制できる。このため、閉止弁の封
止性能を長期間にわたって良好な状態に保てる。
【0016】(請求項2の発明)請求項2の発明は、例え
ば、同上の図1から図5に示すように、次の作用効果を
奏する。出口路9の始端部を構成する貫通孔19を、前
記の閉止弁室8の周壁18の内周面の接線方向へ延びる
ように方向づけたので、高圧ガスが出口路9から閉止弁
室8へ供給される場合に次のように作用する。その多量
の高圧ガスは、上記の貫通孔19から閉止弁室8の周壁
18に沿って円周方向へ流れるので、衝突による衝撃を
緩和でき、断熱圧縮による高温化を抑制できる。このた
め、高温ガスによって弾性シール部材が損傷・劣化され
るのを十分に抑制して、閉止弁の封止性能を長期間にわ
たってさらに良好な状態に保てる。
【0017】(請求項3の発明)請求項3の発明は、例え
ば、同上の図1から図5に示すように、次の作用効果を
奏する。同上の出口路9の始端部を構成する貫通孔19
を、その出口路9の軸心Aに対して前記の弁座15から
離れる方向へ偏位させて構成したので、高圧ガスが出口
路9から閉止弁室8へ供給される場合に次のように作用
する。出口路9へ供給されてきた多量の高圧ガスは、貫
通孔19から閉止弁室8内へ流入して上記の弁座15か
ら離れた箇所で弁室8の周壁18や閉止部材12へ衝突
するので、断熱圧縮で高温化されたガスの発生源と弾性
シール部材15との距離が大きくなる。このため、弾性
シール部材は、高温化されたガスから受ける熱影響が少
なくなり、損傷・劣化されるのを十分に抑制できる。そ
の結果、閉止弁の封止性能を長期間にわたってさらに良
好な状態に保てる。
【0018】(請求項4の発明)請求項4の発明は、例え
ば、図6又は図7に示すように、次の作用効果を奏す
る。弁座15の内周面と絞り部材41の外周面との間に
第2の環状絞り隙間Yを形成したので、ガス取出し時の
部分開き状態には上記の第2の環状絞り隙間Yと前記の
環状隙間Xとの総合作用によって大きな流動抵抗を付与
できる。このため、開き始め時におけるガス取出しをさ
らに緩やかに行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1から図5は、第1実施形態を示し、
本発明をガスボンベ用バルブ装置に適用したものを例示
してある。図1は、閉じ状態のバルブ装置の縦断面図で
ある。図2は、上記の図1のII−II線矢視断面図であ
る。図3は、同上の図1のIII−III線矢視断面図であ
る。図4は、上記のバルブ装置の開き状態を示し、図1
に相当する部分図である。図5は、上記の開き状態のバ
ルブ装置を示し、図2に相当する図である。
【0020】まず、図1から図3によって上記バルブ装
置の構造を説明する。弁箱1から下向きに突設した脚ネ
ジ部2にガス入口3が開口され、その脚ネジ部2がガス
ボンベ(ここでは図示せず)の首部分に固定可能とされ
る。また、上記の弁箱1の途中高さ部から横向きに突設
した出口ノズル4にガス出口5が開口される。上記ガス
入口3は、入口路6と閉止弁7の閉止弁室8と出口路9
とを経て上記ガス出口5へ連通される。その出口路9に
圧力応答弁10が配置される。
【0021】上記の閉止弁7の概略の構造は次のように
なっている。上記の閉止弁室8に挿入した閉止部材12
が、スピンドル13とハンドル車14とによって閉止弁
座15に対してほぼ垂直方向へ開閉移動される。これに
より、その閉止部材12の下部に取付けた合成樹脂製の
弾性シール部材16が上記の弁座15に接当および離間
される。上記の閉止弁室8の周壁18に形成した貫通孔
19によって前記の出口路9の始端部が構成されてい
る。
【0022】前記の圧力応答弁10は、スリーブ22お
よびカップ部材23からなるカセット筒24と、そのカ
セット筒24に挿入した逆止部材25とを備え、次のよ
うに作動する。ガスボンベ内のガスを取出すときには、
前記の出口ノズル4にガス取出し金具(図示せず)を保密
状に接続して前記の閉止弁7を開く(図4および図5参
照)。すると、上記ガスボンベ内のガスは、前記の入口
路6と閉止弁室8と貫通孔19とを経て上記スリーブ2
2のスリット27へ流入する。これにより、上記の逆止
部材25は、Oリング29で封止されたガイド孔30の
断面積に作用する圧力と別のOリング31で封止された
逆止弁座32の断面積に作用する圧力との差圧力に相当
する力よって、逆止バネ33に抗して開かれて、上記ガ
スがガス出口5を通ってユースポイントへ取出される。
【0023】上記ガス取り出し中において、何らかの原
因で異種の高圧ガスがガス出口5へ逆流してきた場合に
は、その逆流ガスが連通孔35を通って上記ガイド孔3
0へ流入して、その逆流ガスの圧力によって上記の逆止
部材25を逆止弁座32に閉止接当させる。これによ
り、上記の逆流ガスがガスボンベへ侵入することを防止
できる。また、上記ガス取り出しが進行してガスボンベ
内の残圧が低下すると、上記の逆止部材25が逆止バネ
33の付勢力によって逆止弁座32に閉止接当されるの
で、上記ガスボンベ内に所定の残圧が保持される。これ
により、上記の閉止弁7を誤って開いたままにしておい
た場合であっても、雰囲気がガスボンベ内へ侵入するの
を防止でき、そのガスボンベ内が汚染されるのを阻止で
きる。
【0024】空になったガスボンベ内へ新たなガスを充
填するときには、まず、前記の出口ノズル4にガス充填
金具(図示せず)を保密状に接続すると共にその金具に付
設した開弁ロッド(図示せず)によって上記の逆止部材2
5を開き状態に押圧する。次いで、その状態で前記の閉
止弁7を開いて、上記の金具からガス出口5へ充填ガス
を供給する。すると、充填ガスは、逆止弁座32の内部
空間・前記スリット27・貫通孔19・閉止弁室8・閉
止弁座15の内部空間・ガス入口3を順に通ってガスボ
ンベへ充填される。
【0025】前記の閉止弁7は、さらに具体的に説明す
ると、次のように構成されている。前記の閉止部材12
が図1の閉じ状態へ移動されたときには、その閉止部材
12の外周面が前記の閉止弁室8の周壁18の内周面に
嵌入されて、これらの嵌合面の間に環状絞り隙間Xが形
成される。そして、その閉止部材12を少し上昇させた
部分開き状態では、前記の入口路6が、前記の閉止弁座
15と弾性シール部材16との間に形成された開き隙間
と、上記の閉止弁室8の底スペース8aと上記の環状絞
り隙間Xとを順に経て前記の貫通孔19へ連通される。
なお、上記の環状絞り隙間Xの寸法は、ここでは、0.05
mm程度の値に設定してあるが、その隙間Xの上下方向の
長さに応じて種々の値を選択できることは勿論である。
【0026】これに対して、上記の閉止部材12が図4
の開き状態へ移動されると、上記の閉止部材12の外周
面と前記の閉止弁室8の周壁18の内周面との嵌合が解
除され、これにより、前記の入口路6が閉止弁室8を経
て上記の貫通孔19へ直接に連通される。なお、符号3
8は、嵌合解除用のテーパ面である。
【0027】上記の貫通孔19は、図3に示すように、
上記の閉止弁室8の周壁18の前記の内周面の接線方向
へ延びるように方向づけて形成されると共に、図1に示
すように、上記の出口路9の軸心Aに対して上方へ偏位
されている。符号Bは、上記の貫通孔19の軸心を示し
ている。なお、上記の図3においては、上記の貫通孔1
9は、その軸心Bが出口路9の軸心Aと交差するように
配置したが、これに代えて、その軸心Aに対して上記の
軸心Bが平行になるように配置してもよい。さらには、
上記の貫通孔19は、その軸心Bが上記の軸心Aと同軸
上に配置されたものであってもよい。
【0028】図6と図7は、それぞれ第2実施形態と第
3実施形態を示し、前記の図1に相当する部分図であ
る。これらの実施形態においては、上記の第1実施形態
と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付けて説
明する。
【0029】(第2実施形態)図6の第2実施形態では、
前記の閉止部材12の底面の中央部から前記の入口路6
内へ絞り部材41が突出される。そして、上記の閉止部
材12が前記の閉じ状態および部分開き状態へ移動され
たときには、上記の閉止部材12の外周面と閉止弁室8
の周壁18の内周面との間に前記の環状絞り隙間Xが形
成されると共に、上記の絞り部材41の外周面と前記の
閉止弁座15の内周面との間に第2の環状絞り隙間Yが
形成される。そして、上記の閉止部材12を上向きに少
し移動させた部分開き状態では、前記の入口路6が、上
記の第2の環状絞り隙間Yと前記の弾性シール部材16
の開き隙間と上記の閉止弁室8の底スペース8aと前記
の環状の絞り隙間Xとを順に経て前記の貫通孔19へ連
通される。
【0030】(第3実施形態)図7の第3実施形態は、図
6の第2実施形態と比べると、閉止弁座15を平面状に
形成した点が異なるが、その他の構成は同様である。
【0031】上記の各実施形態は次のように変更可能で
ある。前記の圧力応答弁10は、他の形式のものであっ
てもよく、さらには、省略してもよい。本発明は、ガス
ボンベ用バルブ装置に適用することに代えて、配管途中
に設けるバルブ装置に適用してもよい。前記の弾性シー
ル部材16は、合成樹脂に代えて、ゴム等の他の種類の
材料を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、閉じ状態のバル
ブ装置の縦断面図である。
【図2】上記の図1のII−II線矢視の断面図である。
【図3】同上の図1のIII−III線矢視の断面図である。
【図4】上記バルブ装置の開き状態を示し、上記の図1
に相当する部分図である。
【図5】上記の開き状態のバルブ装置を示し、前記の図
2に相当する図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、前記の図1に相
当する部分図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示し、同上の図1に相
当する部分図である。
【符号の説明】
1…弁箱、6…入口路、8…閉止弁室、8a…弁室8の
底スペース、9…出口路、12…閉止部材、15…弁座
(閉止弁座)、16…弾性シール部材、18…閉止弁室8
の周壁、19…貫通孔、41…絞り部材、A…出口路9
の軸心、X…環状絞り隙間、Y…第2の環状絞り隙間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱(1)内で入口路(6)と出口路(9)と
    の間に閉止弁室(8)を形成し、その弁室(8)に挿入した
    閉止部材(12)を弁座(15)に対してほぼ垂直方向へ開
    閉移動させて、その閉止部材(12)に取付けた弾性シー
    ル部材(16)を上記の弁座(15)に接当および離間させ
    るように構成した、高圧ガス用バルブ装置において、 閉じ状態および部分開き状態へ移動された上記の閉止部
    材(12)の外周面と上記の弁室(8)の周壁(18)の内周
    面との間に環状絞り隙間(X)を形成し、 上記の部分開き状態では、上記の入口路(6)を上記の弾
    性シール部材(16)の開き隙間と上記の弁室(8)の底ス
    ペース(8a)と上記の環状絞り隙間(X)とを順に経て上
    記の出口路(9)へ連通させて構成した、ことを特徴とす
    る高圧ガス用バルブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高圧ガス用バルブ装置
    において、 前記の出口路(9)の始端部を構成するように前記の閉止
    弁室(8)の前記の周壁(18)に形成した貫通孔(19)
    を、その周壁(18)の前記の内周面の接線方向へ延びる
    ように方向づけて構成した、ことを特徴とする高圧ガス
    用バルブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の高圧ガス用バル
    ブ装置において、 前記の出口路(9)の始端部を構成するように前記の閉止
    弁室(8)の前記の周壁(18)に形成した貫通孔(19)
    を、上記の出口路(9)の軸心(A)に対して前記の弁座
    (15)から離れる方向へ偏位させて構成した、ことを特
    徴とする高圧ガス用バルブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の高圧
    ガス用バルブ装置において、 前記の閉止部材(12)の底面の中央部から上記の入口路
    (6)内へ絞り部材(41)を突出させて、その閉止部材
    (12)が前記の閉じ状態および部分開き状態へ移動され
    たときに同上の絞り部材(41)の外周面と前記の弁座
    (15)の内周面との間に第2の環状絞り隙間(Y)を形成
    し、 上記の部分開き状態では、前記の入口路(6)を上記の第
    2の環状絞り隙間(Y)と前記の弾性シール部材(16)の
    開き隙間と前記の弁室(8)の底スペース(8a)と前記の
    環状絞り隙間(X)とを順に経て前記の出口路(9)へ連通
    させて構成した、ことを特徴とする高圧ガス用バルブ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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