JPH09323878A - エレベーター用敷居溝清掃装置 - Google Patents

エレベーター用敷居溝清掃装置

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JPH09323878A
JPH09323878A JP14632096A JP14632096A JPH09323878A JP H09323878 A JPH09323878 A JP H09323878A JP 14632096 A JP14632096 A JP 14632096A JP 14632096 A JP14632096 A JP 14632096A JP H09323878 A JPH09323878 A JP H09323878A
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JP
Japan
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door
foreign matter
movable piece
groove
cleaning device
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JP14632096A
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English (en)
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Toshio Sato
俊雄 佐藤
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸の足の下部と敷居溝底との間に異物が食い
込み戸を動かない状態にしてしまうことがないエレベー
ター用敷居溝清掃装置を得ることが課題である。 【解決手段】 戸1の開閉動作に連動して敷居溝4内を
移動して敷居溝4内の異物を掃きとる異物除去手段50
と、戸の足2と異物除去手段50との間に位置し、敷居
溝4内の異物の有無を検出する異物検出手段60と、異
物があることを報知する報知手段と、戸1の開閉動作の
少なくとも一方の動作時に異物検出手段50からの異物
検出信号に基づいて、戸を一旦反対方向に所定距離動作
させた後再び進行方向に動作させる反転動作を行わせ、
戸の反転動作が所定回数繰り返されると、戸の動作を停
止させるとともに、報知手段に敷居溝内に異物があるこ
とを報知させる制御手段20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーター用
敷居溝清掃装置に関し、特に異物除去手段によっても除
去出来なかった場合に戸を反転させ、戸が異物によって
動かなくなることを防止することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来のエレベーター用敷居溝清
掃装置の一例を示す斜視図である。図20は敷居溝内の
異物を戸の足が噛み込んだ状態を示す図である。図19
において、1はエレベーターかごのかご戸である。3は
かご戸1の戸の足2の基部から延びる腕である。腕3は
先端が敷居溝4方向に向けて直角に折れ曲がっている。
5は腕3の先端に固定された台座である。6は台座5の
主面から敷居溝4内に向かって突設された鋼製のピン、
7はピン6の周囲に台座5の主面から敷居溝4内に向か
って突設されたナイロン製のブラシである。腕3、台座
5、ピン6、およびブラシ7は、通称ピン付きブラシと
呼ばれ、戸の足2より閉戸方向の敷居溝4内に設けられ
ている。そして、かご戸の開閉動作に伴ってかご戸に連
れて移動し、敷居溝4内の異物を掃きとる異物除去手段
40を構成している。
【0003】このように構成された従来のエレベーター
用敷居溝清掃装置には、かご戸1の移動に伴ってピン6
とブラシ7が敷居溝4内を移動する。そして、敷居溝4
内に混入した砂等の異物はブラシ7で除去され、敷居溝
4内に噛み込まれた小石等の異物はピン6で弾き飛ばさ
れて除去される。尚このようなエレベーター用敷居溝清
掃装置はエレベーターのかご戸に設けられるだけでなく
乗り場の戸にも用いられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来のエレベーター用敷居溝清掃装置においては、敷居
溝4内に噛み込まれた異物8の噛み込まれ方が強固で、
ピン6で弾き飛ばすことができない場合、異物8と衝突
したピン6が変形してしまう。そして異物8は除去され
ずに敷居溝4内に残る。そしてさらに戸の足2の下面と
敷居溝4底との間に異物8が食い込んでしまい、かご戸
1を動かない状態にしてしまう(図20)。
【0005】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、かご戸あるいは乗り場の戸の開閉動作
とともに行われる異物除去において、1度の異物除去動
作によって、除去されなかった異物に対して、複数回の
異物除去動作をさせ、それでも異物が除去できない場
合、戸の開閉動作を停止させるとともに異常を報知す
る。そのため戸の足と敷居溝底との間に異物が食い込み
戸を動かない状態にしてしまうことがないエレベーター
用敷居溝清掃装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のエレベーター
用敷居溝清掃装置においては、敷居溝内に位置するよう
に、戸の下部から下方に向かって突出して設けられ、戸
の開閉動作に連動して敷居溝内を移動して敷居溝内の異
物を掃きとる異物除去手段と、戸の下部から下方に向か
って突出して設けられ、かつ、戸の足と異物除去手段と
の間の敷居溝内に位置し、戸の動作に連動して敷居溝内
を移動し敷居溝内の異物の有無を検出する異物検出手段
と、敷居溝内に異物があることを報知する報知手段と、
戸の開閉動作の少なくとも一方の動作時に異物検出手段
からの異物検出信号に基づいて、戸を一旦反対方向に所
定距離動作させた後再び進行方向に動作させる反転動作
を行わせ、戸の反転動作が所定回数繰り返されると、戸
の動作を停止させるとともに、報知手段に敷居溝内に異
物があることを報知させる制御手段とを備えている。
【0007】請求項2のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物除去手段は戸の足の移動方向のいずれ
か一方に設けられ、異物検出手段は、異物除去手段と戸
の足の間に設けられ、制御手段は、戸の開閉動作の異物
除去手段に対応した一方の動作時に異物検出手段からの
異物検出信号に基づいて、戸の反転動作をさせる。
【0008】請求項3のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物除去手段は戸の足の移動方向の両側に
設けられ、異物検出手段は、2個の異物除去手段と戸の
足の間にそれぞれ設けられ、制御手段は、戸の開閉動作
時に戸の開閉動作に対応した異物検出手段からの異物検
出信号に基づいて、戸の反転動作をさせる。
【0009】請求項4のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸に設けられ、戸の開閉
方向に沿って延びるガイドと、ガイドに案内されて戸の
開閉方向に移動可能に支持され、敷居溝内の異物に接触
して移動する可動片と、可動片より戸の足方向の敷居溝
内に、戸から支持されて固定された支持板と、可動片と
支持板との間に縮設され、可動片を戸の足と反対方向に
付勢する弾性体と、可動片と支持板との間に設けられ、
可動片が戸の足方向に移動された時ONするスイッチと
で構成されている。
【0010】請求項5のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸に設けられ、鉛直方向
に延びるガイドと、ガイドに案内されて、戸の下部から
敷居溝の底方向に向かって出没自在に支持され、敷居溝
内の異物に接触して移動する可動片と、可動片と戸との
間に縮設され、可動片を下方に付勢し、可動片の先端部
を敷居溝の底に当接させる弾性体と、可動片と戸との間
に設けられ、可動片が上方に移動されたときONするス
イッチとで構成されている。
【0011】請求項6のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸から敷居溝内に突設さ
れ、底面に開口が設けられた箱体と、箱体の内部に、開
口から一端を突出し、戸の主面と直角に配設された軸に
貫通されて回動自在に支持され、敷居溝内の異物に接触
して回動する棒状の可動片と、可動片と箱体との間に設
けられ、可動片の回動を抑制する弾性体と、可動片と箱
体との間に設けられ、可動片の下部先端が戸の足方向に
移動したときにONするスイッチとで構成されている。
【0012】請求項7のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段の可動片は、異物除去手段を
兼ねている。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明のエレベーター用敷居溝清
掃装置の一部を破断した斜視図である。図2は横断面図
である。図3は縦断面図である。図1乃至図3におい
て、3は従来と同じ様に図示しないエレベーター戸の足
の基部から延びる腕である。腕3は図示しないが先端従
来と同じように敷居溝方向に向けて直角に折れ曲がって
いる。腕3の先端には、矩形箱状のケース9が固定され
ている。ケース9はその全体を図示しない敷居溝内に収
納されている。ケース9の一端部の下部には、台座5が
固定されており、台座5の下面には、従来と同じ目的の
鋼製のピン6とナイロン製のブラシ7が図示しない敷居
溝の底面に向かって突設されている。台座5、ピン6お
よびブラシ7は、従来と同じようにかご戸の閉戸動作に
伴ってかご戸に連れて移動し、敷居溝内の異物を掃きと
る異物除去手段50を構成している。
【0014】ケース9の内部には、可動片である検出板
10が配置されている。検出板10は両側部に形成され
た翼部10aを、ケース9の内部において両側面に設け
られかご戸の開閉方向に沿って延びる一対のガイド11
に案内されてかご戸の開閉方向と同じ方向に移動可能に
支持されている。検出板10においては、戸の足方向と
反対側の一端に設けられた断面三角形の突出部10b
が、ケース9の下面に設けられた長穴9aから突出され
ている。突出部10bの先端は鋭角に尖っている。
【0015】検出板10の他端には可動接点取付板12
が固定されている。またケース9内部の戸の足方向の端
部には可動接点取付板12と対向するように支持板であ
る固定接点取付板13が立設されている。固定接点取付
板13の可動接点取付板12側に向いた主面には、連結
ピン14が主面に垂直に立設されている。連結ピン14
の先端部は可動接点取付板12の主面に穿孔された穴1
2aを貫通し、そして先端14aは穴12aから抜け落
ちないように潰されて直径が大きくされている。
【0016】連結ピン14に貫通されて配置された弾性
体であるバネ15が、可動接点取付板12と固定接点取
付板13との間に縮設されている。検出板10はバネ1
5によって、戸の足と反対方向である図1の右方向に付
勢されている。そして、連結ピン14の先端14aによ
って押し止まっている。
【0017】可動接点取付板12の固定接点取付板13
側の主面には、絶縁体16を介して可動接点17が取り
付けられている。一方、固定接点取付板13の可動接点
取付板12側の主面には、絶縁体16を介して固定接点
18が取り付けられている。可動接点17と固定接点1
8は、検出板10が戸の足方向に移動されたとき接触す
る。可動接点17と固定接点18は配線19によって制
御手段である制御装置20と電気的に接続されている。
可動片である検出板10と、ガイド11と、支持板であ
る固定接点取付板13と、弾性体であるばね15と、可
動接点17および固定接点18から構成されるスイッチ
は、敷居溝4内の異物の有無を検出する異物検出手段6
0を構成している。
【0018】図4は制御手段である制御装置20内の一
部の回路図である。21は異物検出手段60の可動接点
17と固定接点18がONしたとき閉となる常開接点、
22は常開接点21が閉となった時付勢される検出リレ
ー、22aは検出リレー22が付勢されたとき閉となる
常開接点である。常開接点22aは検出リレー22の自
己保持回路を構成している。22bは同じく検出リレー
22が付勢されたとき閉となる常開接点である。23は
かご戸全開で開となる常閉接点で、検出リレー22の自
己保持回路を断路する。24は常開接点22bが閉とな
ったときカウントをする検出板可動接点動作回数検出リ
レー24である。
【0019】次に、本実施の形態のエレベーター用敷居
溝清掃装置の動作を、図5の機能構成図および図6のフ
ローチャートを交えながら説明する。かっこ内に示した
番号は、図6のフローチャートのステップ番号を示す。
本実施の形態のエレベーター用敷居溝清掃装置において
は、かご戸の閉戸動作が開始する(S1)と、図1にお
いて図示しないかご戸が図1の右側であるかご戸の閉戸
方向に移動する。
【0020】そして、異物除去手段50のピン6とブラ
シ7の作用で従来の装置と同じように敷居溝内の異物が
掃きとられて除去される。その後かご戸はさらに図1の
右方向に進む。そして、異物が敷居溝内から除去されて
無くなった場合には、そのまま通常通りの閉戸動作が続
行されて、閉戸動作が正常に終了する(S2,S3,S
4)。
【0021】異物が異物除去手段50のピン6とブラシ
7で除去されなかった場合は、異物が検出板10の突出
部10bに衝突し、検出板10をかご戸の閉戸方向と反
対方向の戸の足方向に移動させる。ばね15の付勢力は
充分に大きいので、検出板10が異物をはね飛ばす場合
もある。検出板10が異物をはね飛ばし、異物が除去さ
れて無くなった場合には、そのまま閉戸動作が続行され
て、閉戸動作が正常に終了する(S5)。
【0022】検出板10が異物をはね飛ばすことができ
ず、検出板10がさらにかご戸の閉戸方向と反対方向に
移動し、可動接点17と固定接点18が接触すると図4
の回路図の常開接点21が閉となり、検出リレー22が
付勢される(S6)。検出リレー22の出力は、制御装
置20内の図示しない戸管制回路に伝達されかご戸を反
転動作させる(S7)。すなわち、図1の右側である閉
戸方向に移動していたかご戸が、図1の左側である開戸
方向に向きを変えて移動する。検出リレー22が動作し
ている間は常開接点22aが閉となり自己保持回路が働
くので、その後常開接点21が開となっても、検出リレ
ー22は引き続き付勢され、かご戸は引き続き開戸方向
に移動する。
【0023】がご戸が開戸方向に移動し全開位置に達す
ると常閉接点23が開となり、検出リレー22が消勢さ
る。すると図6のフローチャートに示されるように、制
御は閉戸動作の開始に戻り、かご戸が再び閉戸方向に移
動をはじめ、閉戸動作が開始される(S10)。そして
以上の閉戸の動作および異物除去の動作並びに異物検出
の動作が再び繰り返される。この動作が繰り返される中
で、異物が除去されればかご戸は正常に閉戸し閉戸動作
を終了する。しかし、異物が除去されずに検出板10が
再びかご戸の閉戸方向と反対方向に移動されると、上記
の動作が繰り返される。
【0024】一方、検出リレー22が付勢された回数す
なわち戸の反転動作が行われた回数は、検出板可動接点
動作回数検出リレー24でカウントされる。そして、制
御装置20は図6のフローチャートに示されるように、
かご戸の反転の動作が2回以上続いたときは、かご戸を
反転させた後、かご戸が全開になった状態でかご戸の開
閉動作を停止させる(S8)。そして、かご内に設けら
れた既存のスピーカーから「敷居溝を点検して下さい」
等のアナウンスが発せられ利用者に異物の存在の報知が
される(S9)。すなわち、図5の機能構成図に示され
るように、カウンターを備えた制御リレーによって、ア
ナウンス用音声合成装置が動作してアナウンスが発せら
れる。
【0025】このような構成のエレベーター用敷居溝清
掃装置においては、従来と同じ異物の除去機能に加え
て、1度の異物除去動作によって、除去されなかった異
物において、複数回の異物除去動作が試みられる。そし
て、それでも異物が除去できない場合、アナウンスが発
せられて、利用者に異物の存在が報知される。そのた
め、戸の足の下部と敷居溝底との間に異物が食い込みか
ご戸を動かない状態にしてしまうことがない。
【0026】尚、本実施の形態の異物検出手段の検出板
10は、異物をはね飛ばし除去することが出来るので、
異物除去手段も兼ねるものである。また、反転動作の最
大回数は2回に限るものでなく、必要に応じて回数を加
減することは可能である。また、本実施の形態では、本
発明のエレベーター用敷居溝清掃装置は、エレベーター
のかごのかご戸に用いられたが、エレベーターの乗り場
の戸に用いられることも出来る。
【0027】実施の形態2.図7は本発明のエレベータ
ー用敷居溝清掃装置の他の例を示す側面図である。図8
はフードの斜視図である。本実施の形態においては、可
動接点17と固定接点18とは弾性体である支持ばね2
5に支持されて固定されている。また図8に示す形状の
絶縁体材料で作製されたラッパ状のフード26が、可動
接点17と固定接点18を覆うように取り付けられてい
る。図7においては、フード26は解り安いように、連
結ピン14に沿って半分に切断された図となっている。
フード26は、両接点17,18の動きをガイドするの
と同時に、支持ばね25が互いに絡み付くのを防止して
いる。その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0028】このような構成のエレベーター用敷居溝清
掃装置においては、可動接点17と固定接点18が接触
するとき、緩衝部材である支持ばね25によって、その
衝撃が和らげられる、そのため接点が痛まないので、長
期間の使用に耐えることが出来る。
【0029】実施の形態3.図9は本発明のエレベータ
ー用敷居溝清掃装置の他の例を示す縦断面図である。図
10は横断面図である。本実施の形態においては、検出
板10の両側面には各々ローラー27が配設されてい
る。さらに、検出板10の下面にはローラー28が配設
されている。ローラー27およびローラー28は、ケー
ス9の内側面および底面と接触して検出板10の移動を
滑らかなものとする。その他の構成は実施の形態1と同
様である。
【0030】このような構成のエレベーター用敷居溝清
掃装置においては、検出板10の摺動摩擦が低減され、
検出板10の側面および下面がすり減らないので、長期
間の使用に耐えることが出来る。
【0031】実施の形態4.図11は本発明のエレベー
ター用敷居溝清掃装置の他の例を示す異物検出手段の斜
視図である。また、図12は異物検出手段の要部断面
図。図13はばねの様子を示す断面図である。図14は
異物除去手段、異物検出手段の位置関係を示すかご戸の
正面図である。図11において、3は従来と同じ様に図
示しない戸の足の基部から延びる腕である。腕3は先端
が図示しない敷居溝方向に向けて直角に折れ曲がってい
る。腕3の先端には、下面を開放された箱状のケース3
0が固定されている。
【0032】ケース30の中には、開放された下面から
下半分を突出する可動部材31が収納されている。可動
部材31はケース30の内側面に案内支持されてケース
30の下面から出没するように支持されている。可動部
材31の下部先端には、球形の接触片32が、軸31a
に貫通されて回転可能に支持されている。可動部材31
の上部とケース30との間には、弾性体であるばね33
が縮設されている。可動部材31は、ばね33によっ
て、図示しない敷居溝底方向に付勢されている。可動部
材31は、先端に備えられた接触片32を敷居溝底に当
接させて押し止まっている。ケース30は鉛直方向に延
びるガイドを構成している。可動部材31と接触片32
は、ケース30に案内されてかご戸の下部から敷居溝の
底方向に向かって出没自在に支持された可動片を構成し
ている。
【0033】図12に示されるように、可動部材31の
上部には、可動接点17が緩衝部材である支持ばね25
を介して固定されている。また、ケース30の内側の上
面には固定接点18が同じく緩衝部材である支持ばね2
5を介して固定されている。可動接点17と固定接点1
8は、図示しない配線によって制御手段である図示しな
い制御装置と電気的に接続されている。
【0034】絶縁体で作製されたラッパ状のフード26
が、可動接点17と固定接点18を覆うよう配設されて
いる。ばね33は、図13に示されるようにケース30
の内側面に接触するように広がり、可動接点17と固定
接点18及びフード26は、ばね33の内側に配設され
ている。可動片の先端を構成する接触片32は、敷居溝
の底に先端を当接したままかご戸の移動に連れて、敷居
溝内を移動する。そして、接触片32が異物に接触する
と可動部材31が上方に移動して、可動接点17と固定
接点18が接触する。
【0035】以上説明した図11乃至図13で示された
部分は、本実施の形態のエレベーター用敷居溝清掃装置
において、敷居溝内の異物を検出する異物検出手段70
を構成している。そして、図14に示されるように、異
物検出手段70は戸の足2の両側に、それぞれ戸の足2
の基部から延びる腕3に支えられて、図示しない敷居溝
内に配置されている。各々の異物検出手段70のさらに
外側の敷居溝内には、従来と同様のピン付きブラシであ
る異物除去手段40がそれぞれ配置されている。そし
て、異物除去手段40と異物検出手段70は、かご戸1
の移動に伴って敷居溝内を移動する。
【0036】尚、本実施の形態のエレベーター用敷居溝
清掃装置は、図15に示されるフローチャートに基づい
て制御される。まず、かご戸の開閉動作が開始される
(S20)と、その動作が閉戸動作の場合、閉戸動作の
制御が行われる(S21)、閉戸動作においては、実施
の形態1の制御と概略同じである。まず、かご戸1が閉
戸の方向である図14の右側に移動すると、かご戸1に
伴って異物除去手段40が移動し敷居溝内の異物が掃き
とられて除去される。そして、異物が敷居溝内から除去
されて無くなった場合には、そのまま通常通りの閉戸動
作が行われて、閉戸動作が正常に終了する(S22,S
23)。
【0037】しかし、異物が異物除去手段40で除去さ
れなかった場合は、異物は戸の足2より閉戸方向に設け
られた異物検出手段70で検出され(S22)、それに
よりかご戸がその位置から一旦開戸され、再び閉戸方向
に移動される反転動作が行われる(S24)。尚、この
とき戸の足2より開戸方向である図14の左側に設けら
れた異物検出手段70から出力される信号は無視され
る。そして反転動作が2回以上になるまでは、繰り返し
反転動作が行われる(S25)。反転動作が繰り返され
る中で、異物が除去されるとそのまま正常に閉戸動作が
終了する(S22,S23)。
【0038】反転動作が2回以上になると、開戸方向に
移動され開戸完了後(S26)、かご内に設けられたス
ピーカーから「敷居溝を点検して下さい」等のアナウン
スが発せられ利用者に異物の存在の報知がされる(S2
7)。
【0039】一方、かご戸の動作が開戸動作の場合(S
28)、まずかご戸1が開戸の方向である図14の左側
に移動すると、かご戸1に伴って異物除去手段40が移
動し敷居溝内の異物が掃きとられて除去される。そし
て、異物が敷居溝内から除去されて無くなった場合に
は、そのまま通常通りの開戸動作が行われて、開戸動作
が正常に終了する(S29,S30)。
【0040】異物除去手段40で除去されなかった異物
は、戸の足2より開戸方向に設けられた異物検出手段7
0で検出され(S29)、それによりかご戸が一旦閉戸
され、再び開戸方向に移動される反転動作が行われる
(S31)。尚、このとき戸の足2より図14の右側で
ある開戸方向に設けられた異物検出手段70から出力さ
れる信号は無視される。そして反転動作が2回以上にな
るまでは、反転動作が繰り返される(S32)。反転動
作が繰り返される中で、異物が除去されるとそのまま正
常に開戸動作が終了する(S29,S30)。反転動作
が2回以上になると、閉戸方向に移動され閉戸完了後
(S33)、かごが最寄階へ走行する。
【0041】そしてかごが最寄階に到着した後、かご内
に設けられた既存のスピーカーから「敷居溝内に異物を
検出したので点検して下さい」等のアナウンスが発せら
れ利用者に異物の存在の報知がされる。さらに図示しな
い自動通報装置でエレベーターかごの敷居溝内に異物が
あることが、エレベーターの保守会社に通報される(S
34)。
【0042】このような構成のエレベーター用敷居溝清
掃装置においては、異物除去手段40は戸の足2の移動
方向の両側に設けられ、異物検出手段70は、2個の異
物除去手段40と戸の足2の間にそれぞれ設けられ、制
御装置20は、戸の開動作時と閉動作時に対応した異物
検出手段70からの異物検出信号に基づいて、戸の反転
動作を行わせる。そのため、戸の足2と敷居溝底との間
に異物が食い込みかご戸を動かない状態にしてしまうこ
とをさらに確実に防止することが出来る。
【0043】また、一般にかご戸1は、反転動作がされ
る際、反転の信号が入ったときその場ですぐに反転出来
る訳ではなく、その速度およびかご戸の重量に応じた流
れ量の距離だけ行き過ぎた後停止し、その後反転する。
本実施の形態のエレベーター用敷居溝清掃装置において
は、流れ量が大きなかご戸に使用された場合、接触片3
2は異物を乗り越えて行き過ぎることが可能なので、接
触片32を含む異物検出手段70が破損することがな
い。すなわち、本実施の形態のエレベーター用敷居溝清
掃装置は、流れ量の大きな戸においても用いることが出
来る。
【0044】尚、接触片32は、図11に示されるよう
な球形でなくローラー状のものでもよい(図16)。ロ
ーラー状のものであると、敷居溝底面に接触する面積が
大きくなるので、より確実に異物の検出をすることが出
来る。しかし、ローラーの側面に異物が食い込まれる可
能性がある。また、本発明のエレベーター用敷居溝清掃
装置は、エレベーターのかごのかご戸1に用いられた
が、エレベーターの乗り場の戸に用いられることも可能
である。その場合、図15に示すフローチャートのS3
4の動作にうちかごが最寄階へ走行する動作が省略され
る。
【0045】実施の形態5.図17は本発明のエレベー
ター用敷居溝清掃装置の他の例を示す縦断面図である。
また図18は横断面図である。3は図示しないエレベー
ターかごの戸の下部から従来と同じ様に先端を敷居溝方
向に向けて突設された腕である。腕3の先端には、矩形
箱状の箱体であるケース35が固定されている。ケース
35はその全体を図示しない敷居溝内に収納されてい
る。ケース35の内部には、棒状の可動片である角形棒
状のピン36が、下半分をケース35の下面に穿孔され
た長穴35bから外部に突出して配置されている。
【0046】ピン36は、かご戸の移動方向と直角にか
つ水平に配設された軸35aに貫通されて回動自在に支
持されている。ピン36の下半分は図示しない敷居溝の
底方向に向き底と接近している。
【0047】ピン36の上半分は、かご戸の移動方向
に、ピン36の上部両側面とケース35の内側面との間
に縮設された一対の弾性体であるばね37によって、両
側から押圧されて支持されている。尚、図17および図
18においては図の右側のばね37は省略されている。
【0048】ピン36の上部の戸の足と反対方向の側面
には、ばね37の内側において、可動接点17が支持ば
ね25を介して固定されている。またケース35の内側
の戸の足と反対方向の端部には、固定接点18が可動接
点17と対向するように支持ばね25を介して固定され
ている。可動接点17と固定接点18はスイッチを構成
している。そして、絶縁体で作製されたラッパ状のフー
ド26が、可動接点17と固定接点18を覆うように配
設されている。尚、図17および図18においては、フ
ード26は解り安いように、半分に切断された図となっ
ている。ピン36の上部が戸の足と反対方向に回動した
とき、可動接点17と固定接点18が接触する。
【0049】箱体であるケース35、可動片であるピン
36、弾性体であるばね37および可動接点17と固定
接点18とで構成されるスイッチは、敷居溝内の異物の
有無を検出する異物検出手段80を構成している。ケー
ス35の下面には、ナイロン製のブラシ38が従来のも
のと同じ目的で図示しない敷居溝の底面に向かって突設
されている。
【0050】本実施の形態の異物検出手段80は、図1
4の異物検出手段70と同じように戸の足の両側の敷居
溝内に左右を反転させて2個設けられている。しかし、
本実施の形態においては、その両側に異物除去手段40
は設けられていない。
【0051】そして、本実施の形態の図示しない制御装
置の制御は、図15に示される実施の形態4と同様のも
のである。そして、可動接点17と固定接点18が接触
した後のかご戸の動作、およびかご戸が複数回反転動作
をしても異物が除去されなかった時のアナウンス等の動
作においても実施の形態4と同様である。
【0052】本実施の形態の可動片であるピン36は、
従来の装置の異物を除去する機能を有する。ピン36を
上部で支えるばね37はそのため、強い付勢力を持った
ものが用いられている。すなわち、ピン36は、ブラシ
38と協同して敷居溝内の異物を掃きとる異物除去手段
を兼ねている。
【0053】このような構成のエレベーター用敷居溝清
掃装置においては、可動片であるピン36は異物に接触
して回動する。そのため、かご戸の流れ量が大きい場合
ピン36は異物に押圧されて逃げ破損することがない。
また、ピン36は、異物除去手段を兼ねている。そのた
め、装置全体を小さなものとすることが出来る。
【0054】
【発明の効果】請求項1のエレベーター用敷居溝清掃装
置においては、敷居溝内に位置するように、戸の下部か
ら下方に向かって突出して設けられ、戸の開閉動作に連
動して敷居溝内を移動して敷居溝内の異物を掃きとる異
物除去手段と、戸の下部から下方に向かって突出して設
けられ、かつ、戸の足と異物除去手段との間の敷居溝内
に位置し、戸の動作に連動して敷居溝内を移動し敷居溝
内の異物の有無を検出する異物検出手段と、敷居溝内に
異物があることを報知する報知手段と、戸の開閉動作の
少なくとも一方の動作時に異物検出手段からの異物検出
信号に基づいて、戸を一旦反対方向に所定距離動作させ
た後再び進行方向に動作させる反転動作を行わせ、戸の
反転動作が所定回数繰り返されると、戸の動作を停止さ
せるとともに、報知手段に敷居溝内に異物があることを
報知させる制御手段とを備えている。そのため、1度の
異物除去動作によって、除去されなかった異物におい
て、複数回の異物除去動作が試みられる。そして、それ
でも異物が除去できない場合、戸の動作が停止されると
ともに、報知手段により敷居溝内に異物があることが報
知される。そのため、戸の足の下部と敷居溝底との間に
異物が食い込み戸を動かない状態にしてしまうことがな
い。
【0055】請求項2のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物除去手段は戸の足の移動方向のいずれ
か一方に設けられ、異物検出手段は、異物除去手段と戸
の足の間に設けられ、制御手段は、戸の開閉動作の異物
除去手段に対応した一方の動作時に異物検出手段からの
異物検出信号に基づいて、戸の反転動作をさせる。その
ため、戸の足の下部と敷居溝底との間に異物が食い込み
戸を動かない状態にしてしまうことがない。
【0056】請求項3のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物除去手段は戸の足の移動方向の両側に
設けられ、異物検出手段は、2個の異物除去手段と戸の
足の間にそれぞれ設けられ、制御手段は、戸の開閉動作
時に戸の開閉動作に対応した異物検出手段からの異物検
出信号に基づいて、戸の反転動作をさせる。そのため、
戸の足の下部と敷居溝底との間に異物が食い込み戸を動
かない状態にしてしまうことをさらに確実に防止する。
【0057】請求項4のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸に設けられ、戸の開閉
方向に沿って延びるガイドと、ガイドに案内されて戸の
開閉方向に移動可能に支持され、敷居溝内の異物に接触
して移動する可動片と、可動片より戸の足方向の敷居溝
内に、戸から支持されて固定された支持板と、可動片と
支持板との間に縮設され、可動片を戸の足と反対方向に
付勢する弾性体と、可動片と支持板との間に設けられ、
可動片が戸の足方向に移動された時ONするスイッチと
で構成されている。そのため、そのため、動作が確実で
信頼性が向上する。
【0058】請求項5のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸に設けられ、鉛直方向
に延びるガイドと、ガイドに案内されて、戸の下部から
敷居溝の底方向に向かって出没自在に支持され、敷居溝
内の異物に接触して移動する可動片と、可動片と戸との
間に縮設され、可動片を下方に付勢し、可動片の先端部
を敷居溝の底に当接させる弾性体と、可動片と戸との間
に設けられ、可動片が上方に移動されたときONするス
イッチとで構成されている。そのため、可動片は異物に
接触して、上方に移動する。そのため、かご戸の流れ量
が大きくても可動片は異物を乗り越えることができ、異
物検出手段が破損することがない。すなわち、流れ量の
大きな戸においても用いることが出来る。
【0059】請求項6のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段は、戸から敷居溝内に突設さ
れ、底面に開口が設けられた箱体と、箱体の内部に、開
口から一端を突出し、戸の主面と直角に配設された軸に
貫通されて回動自在に支持され、敷居溝内の異物に接触
して回動する棒状の可動片と、可動片と箱体との間に設
けられ、可動片の回動を抑制する弾性体と、可動片と箱
体との間に設けられ、可動片の下部先端が戸の足方向に
移動したときにONするスイッチとで構成されている。
そのため、可動片は異物に接触して回動する。そして、
戸の流れ量が大きい場合、可動片は異物に押圧されて逃
げ、異物検出手段が破損することがない。また、異物検
出手段をコンパクトに作製することが出来る。
【0060】請求項7のエレベーター用敷居溝清掃装置
においては、異物検出手段の可動片は、異物除去手段を
兼ねている。そのため、装置全体を小さなものとするこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の一
部を破断した斜視図である。
【図2】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の横
断面図である。
【図3】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の縦
断面図である。
【図4】 制御手段の一部の回路図である。
【図5】 機能構成図である。
【図6】 制御手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の他
の例を示す側面図である。
【図8】 フードの斜視図である。
【図9】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の他
の例を示す縦断面図である。
【図10】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の
他の例を示す横断面図である。
【図11】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の
他の例を示す異物検出手段の斜視図である。
【図12】 異物検出手段の要部断面図である。
【図13】 ばねの様子を示す一部を断面とした側面図
である。
【図14】 異物除去手段、異物検出手段の位置関係を
示すかご戸の正面図である。
【図15】 制御手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】 接触片をローラー状のものとした例であ
る。
【図17】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の
他の例を示す縦断面図である。
【図18】 本発明のエレベーター用敷居溝清掃装置の
他の例を示す横断面図である。
【図19】 従来のエレベーター用敷居溝清掃装置の一
例を示す斜視図である。
【図20】 敷居溝内の異物を戸の足が噛み込んだ状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 かご戸(戸)、2 戸の足、4 敷居溝、10 検
出板(可動片)、11ガイド、13 固定接点取付板
(支持板)、15 ばね(弾性体)、17 可動接点
(スイッチ)、18 固定接点(スイッチ)、20 制
御装置(制御手段)、25 支持ばね(緩衝部材)、3
0 ケース(ガイド)、31 可動部材(可動片)、3
2 接触片(可動片)、33 ばね(弾性体)、35
ケース(箱体)、36 ピン(可動片)、37 ばね
(弾性体)、40,50 異物除去手段、60,70,
80 異物検出手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷居溝内に位置するように、戸の下部か
    ら下方に向かって突き出して設けられ、該戸の開閉動作
    に連動して該敷居溝内を移動して該敷居溝内の異物を掃
    きとる異物除去手段と、 上記戸の下部から下方に向かって突き出して設けられ、
    かつ、上記戸の足と上記異物除去手段との間の上記敷居
    溝内に位置し、該戸の動作に連動して該敷居溝内を移動
    し該敷居溝内の異物の有無を検出する異物検出手段と、 上記敷居溝内に上記異物があることを報知する報知手段
    と、 上記戸の開閉動作の少なくとも一方の動作時に上記異物
    検出手段からの異物検出信号に基づいて、該戸を一旦反
    対方向に所定距離動作させた後再び進行方向に動作させ
    る反転動作を行わせ、該戸の反転動作が所定回数繰り返
    されると、該戸の動作を停止させるとともに、上記報知
    手段に上記敷居溝内に異物があることを報知させる制御
    手段とを備えたことを特徴とするエレベーター用敷居溝
    清掃装置。
  2. 【請求項2】 上記異物除去手段は上記戸の足の移動方
    向のいずれか一方に設けられ、上記異物検出手段は、該
    異物除去手段と上記戸の足の間に設けられ、上記制御手
    段は、戸の開閉動作の上記異物除去手段に対応した一方
    の動作時に該異物検出手段からの異物検出信号に基づい
    て、戸の反転動作をさせることを特徴とする請求項1記
    載のエレベーター用敷居溝清掃装置。
  3. 【請求項3】 上記異物除去手段は上記戸の足の移動方
    向の両側に設けられ、上記異物検出手段は、該2個の異
    物除去手段と上記戸の足の間にそれぞれ設けられ、上記
    制御手段は、戸の開閉動作時に戸の開閉動作に対応した
    上記異物検出手段からの異物検出信号に基づいて、戸の
    反転動作をさせることを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベーター用敷居溝清掃装置。
  4. 【請求項4】 上記異物検出手段は、 上記戸に設けられ、上記戸の開閉方向に沿って延びるガ
    イドと、 上記ガイドに案内されて上記戸の開閉方向に移動可能に
    支持され、上記敷居溝内の異物に接触して移動する可動
    片と、 上記可動片より上記戸の足方向の敷居溝内に、上記戸か
    ら支持されて固定された支持板と、 上記可動片と上記支持板との間に縮設され、上記可動片
    を上記戸の足と反対方向に付勢する弾性体と、 上記可動片と上記支持板との間に設けられ、上記可動片
    が戸の足方向に移動された時ONするスイッチとで構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のエレベーター用敷居溝清掃装置。
  5. 【請求項5】 上記異物検出手段は、 上記戸に設けられ、鉛直方向に延びるガイドと、 上記ガイドに案内されて、上記戸の下部から上記敷居溝
    の底方向に向かって出没自在に支持され、上記敷居溝内
    の異物に接触して移動する可動片と、 上記可動片と上記戸との間に縮設され、上記可動片を下
    方に付勢し、上記可動片の先端部を上記敷居溝の底に当
    接させる弾性体と、 上記可動片と上記戸との間に設けられ、上記可動片が上
    方に移動されたときONするスイッチとで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載のエレベーター用敷居溝清掃装置。
  6. 【請求項6】 上記異物検出手段は、 上記戸から上記敷居溝内に突設され、底面に開口が設け
    られた箱体と、 上記箱体の内部に、上記開口から一端を突出し、戸の主
    面と直角に配設された軸に貫通されて回動自在に支持さ
    れ、上記敷居溝内の異物に接触して回動する棒状の可動
    片と、 上記可動片と上記箱体との間に設けられ、上記可動片の
    回動を抑制する弾性体と、 上記可動片と上記箱体との間に設けられ、該可動片の下
    部先端が上記戸の足方向に移動したときにONするスイ
    ッチとで構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のエレベーター用敷居溝清掃
    装置。
  7. 【請求項7】 上記異物検出手段の上記可動片は、異物
    除去手段を兼ねている請求項1乃至請求項6のいずれか
    に記載のエレベーター用敷居溝清掃装置。
JP14632096A 1996-06-07 1996-06-07 エレベーター用敷居溝清掃装置 Pending JPH09323878A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502866A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 オーチス エレベータ カンパニー エレベータドアシステム
JP2015101464A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターのかごドア装置
CN112960525A (zh) * 2021-04-22 2021-06-15 苏州美嘉智选电梯有限公司 一种电梯的层门地坎装置
KR102404345B1 (ko) * 2022-01-28 2022-06-07 경일엘리베이터 주식회사 엘리베이터 슬라이딩 도어의 이탈방지장치를 사용하여 엘리베이터 가이드 레일을 청소하는 방법

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