JPH09323084A - 海水の淡水化装置 - Google Patents
海水の淡水化装置Info
- Publication number
- JPH09323084A JPH09323084A JP8143108A JP14310896A JPH09323084A JP H09323084 A JPH09323084 A JP H09323084A JP 8143108 A JP8143108 A JP 8143108A JP 14310896 A JP14310896 A JP 14310896A JP H09323084 A JPH09323084 A JP H09323084A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- seawater
- water
- pressure pump
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
- Y02A20/131—Reverse-osmosis
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 逆浸透膜分離装置による海水の淡水化装置に
おいて、逆浸透膜分離装置に供給する海水を、凝集剤、
殺菌剤を添加することなく、しかも、濾過速度が速くて
小形で設置スペースの面積が小さく済む機器により前処
理する。 【解決手段】 逆浸透膜分離装置１０に高圧ポンプ１１
で海水を供給して淡水を得る海水の淡水化装置におい
て、高圧ポンプの手前に渦流濾過器３０、その手前にデ
ィスクフィルター２０を配置し、高圧ポンプに供給する
海水を上記ディスクフィルター、渦流濾過器で前処理す
る。
おいて、逆浸透膜分離装置に供給する海水を、凝集剤、
殺菌剤を添加することなく、しかも、濾過速度が速くて
小形で設置スペースの面積が小さく済む機器により前処
理する。 【解決手段】 逆浸透膜分離装置１０に高圧ポンプ１１
で海水を供給して淡水を得る海水の淡水化装置におい
て、高圧ポンプの手前に渦流濾過器３０、その手前にデ
ィスクフィルター２０を配置し、高圧ポンプに供給する
海水を上記ディスクフィルター、渦流濾過器で前処理す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、海水中の全溶解
固形分（ＴＤＳ）約３５０００ｍｇ／立を約９９％除去
して淡水を得るため、逆浸透膜分離装置を用いた海水の
淡水化装置に関する。
固形分（ＴＤＳ）約３５０００ｍｇ／立を約９９％除去
して淡水を得るため、逆浸透膜分離装置を用いた海水の
淡水化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような海水の淡水化装置では、逆浸
透膜分離装置に海水中の濁質が蓄積して性能が低下する
のを防止し、性能を維持するために前処理装置を設ける
ことが必要であり、従来は、高圧ポンプの手前に砂によ
るポリッシング濾過器、その手前に砂の二層濾過器を配
置して前処理装置を構成していた。
透膜分離装置に海水中の濁質が蓄積して性能が低下する
のを防止し、性能を維持するために前処理装置を設ける
ことが必要であり、従来は、高圧ポンプの手前に砂によ
るポリッシング濾過器、その手前に砂の二層濾過器を配
置して前処理装置を構成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の前処理装置
では、装置に供給する海水に、海水中の濁質を凝集する
ため鉄塩等の凝集剤と、二層濾過器の濾層中にバクテリ
アが繁殖するのを防止するための殺菌剤を夫々薬注装置
で添加する必要があるので、薬注設備、薬品代によって
運転コストが嵩むと共に、薬品注入の維持、管理も行わ
ねばならない。更に、二層濾過器、ポリッシング濾過器
の濾過速度は６〜１５ｍ／日と低いため装置は大形にな
るので広い設置スペースが必要になる。又、海水はＳＳ
（懸濁固形物）を含んでいるので、前処理装置の前段の
二層濾過器や、後段のポリッシング濾過器の性能を維持
するために、濾層が捕捉したＳＳを除去する洗浄を行わ
ねばならないが、１回の洗浄に約２０〜３０分を要し、
ＳＳ濃度が高い場合は洗浄頻度は二層濾過器が３時間毎
に１回（１日に８回）程度、ポリッシング濾過器が１日
１回程度であるため、そのトータル時間の間は淡水化運
転を中断せねばならず、淡水化装置の運転稼動率が低下
する。
では、装置に供給する海水に、海水中の濁質を凝集する
ため鉄塩等の凝集剤と、二層濾過器の濾層中にバクテリ
アが繁殖するのを防止するための殺菌剤を夫々薬注装置
で添加する必要があるので、薬注設備、薬品代によって
運転コストが嵩むと共に、薬品注入の維持、管理も行わ
ねばならない。更に、二層濾過器、ポリッシング濾過器
の濾過速度は６〜１５ｍ／日と低いため装置は大形にな
るので広い設置スペースが必要になる。又、海水はＳＳ
（懸濁固形物）を含んでいるので、前処理装置の前段の
二層濾過器や、後段のポリッシング濾過器の性能を維持
するために、濾層が捕捉したＳＳを除去する洗浄を行わ
ねばならないが、１回の洗浄に約２０〜３０分を要し、
ＳＳ濃度が高い場合は洗浄頻度は二層濾過器が３時間毎
に１回（１日に８回）程度、ポリッシング濾過器が１日
１回程度であるため、そのトータル時間の間は淡水化運
転を中断せねばならず、淡水化装置の運転稼動率が低下
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、凝集
剤、殺菌剤の添加が不要で、濾過速度が早く、且つ洗浄
時間も短い機器で前処理装置を構成し、装置の設置スペ
ース、及び運転コストの節減と、運転稼動率の向上を図
ったのである。
剤、殺菌剤の添加が不要で、濾過速度が早く、且つ洗浄
時間も短い機器で前処理装置を構成し、装置の設置スペ
ース、及び運転コストの節減と、運転稼動率の向上を図
ったのである。
【０００５】
【発明の実施の形態】このため、本発明は、逆浸透膜分
離装置に海水を供給する高圧ポンプの手前に渦流濾過
器、その手前にディスクフィルターを配置し、高圧ポン
プに供給する海水を上記ディスクフィルター、渦流濾過
器で前処理することを特徴とする。
離装置に海水を供給する高圧ポンプの手前に渦流濾過
器、その手前にディスクフィルターを配置し、高圧ポン
プに供給する海水を上記ディスクフィルター、渦流濾過
器で前処理することを特徴とする。
【０００６】
【実施例】図示の実施例において、１０は逆浸透膜分離
装置、２０は前処理装置の前段のディスクフィルタ、３
０は後段の渦流濾過器を示す。
装置、２０は前処理装置の前段のディスクフィルタ、３
０は後段の渦流濾過器を示す。
【０００７】逆浸透膜分離装置は、１段脱塩式でも、２
段脱塩式等、任意のものでよいが、目詰まりを起しにく
い型式としてはスパイラル型モジュールが好ましい。こ
の逆浸透膜装置には前処理した海水を高圧ポンプ１１を
用い、５０〜７０ｋｇｆ／ｃｍ2 の圧力で供給する。
又、１２は、前処理装置に異常が発生し、濾材が流出し
た場合に、濾材が高圧ポンプ、逆浸透膜分離装置に流入
するのを防止するため、高圧ポンプの前段に通常、設置
する逆浸透膜分離装置に付属した保安フィルターを示
す。
段脱塩式等、任意のものでよいが、目詰まりを起しにく
い型式としてはスパイラル型モジュールが好ましい。こ
の逆浸透膜装置には前処理した海水を高圧ポンプ１１を
用い、５０〜７０ｋｇｆ／ｃｍ2 の圧力で供給する。
又、１２は、前処理装置に異常が発生し、濾材が流出し
た場合に、濾材が高圧ポンプ、逆浸透膜分離装置に流入
するのを防止するため、高圧ポンプの前段に通常、設置
する逆浸透膜分離装置に付属した保安フィルターを示
す。
【０００８】ディスクフィルター２０は、処理塔２１の
内部を海水が供給される下室２１ａと、その海水を処理
した処理水が入る上室２１ｂとに仕切板２２で仕切り、
その仕切板２２の下面に、例えば０．５〜１ｍｍ厚のポ
リプロピレンやポリエチレン製のドーナツ形円盤の上下
両面に、内周と外周に開通する放射状の浅い溝２５´を
形成した多数枚の濾板２４を積層すると共に、上下に隣
接した濾板の溝２５´を一致させて濾過孔２５とし、そ
の下端に同径の底板２６を固定して濾板の内周により形
成された上下方向の水路２７を閉鎖した円筒形の多数の
濾過エレメント２３の上面を取付けて下室１ａ内に垂設
したもので、例えばアメロイド社の商品名アメロイドフ
ィルタを使用することができる。尚、上室には洗浄用の
給気管２８と、処理水の排出管、下室には海水の供給管
と、洗浄排水の排水管２９が接続してある。
内部を海水が供給される下室２１ａと、その海水を処理
した処理水が入る上室２１ｂとに仕切板２２で仕切り、
その仕切板２２の下面に、例えば０．５〜１ｍｍ厚のポ
リプロピレンやポリエチレン製のドーナツ形円盤の上下
両面に、内周と外周に開通する放射状の浅い溝２５´を
形成した多数枚の濾板２４を積層すると共に、上下に隣
接した濾板の溝２５´を一致させて濾過孔２５とし、そ
の下端に同径の底板２６を固定して濾板の内周により形
成された上下方向の水路２７を閉鎖した円筒形の多数の
濾過エレメント２３の上面を取付けて下室１ａ内に垂設
したもので、例えばアメロイド社の商品名アメロイドフ
ィルタを使用することができる。尚、上室には洗浄用の
給気管２８と、処理水の排出管、下室には海水の供給管
と、洗浄排水の排水管２９が接続してある。
【０００９】渦流濾過器３０は、通常の濾過器と同様
に、粒径０．３〜０．４ｍｍ程度の砂、ガーネットなど
の比較的に比重が大きい粒状物を充填した濾層３２を円
筒形の濾過塔３１の内部に設けたもので、濾過塔内には
濾層の上方に接線方向に設けられた給水口３３から前記
ディスクフィルターで処理された処理水が供給され、濾
過塔の底部から濾過処理水が排出され、前述の保安フィ
ルタ１２に供給される。濾層３２を逆洗するために洗浄
水の供給管３４が濾層の下方に設けられ、洗浄排水の排
出管３５が濾層の上方で濾過筒に接続してある。この渦
流濾過器も市販のものを使用することができる。
に、粒径０．３〜０．４ｍｍ程度の砂、ガーネットなど
の比較的に比重が大きい粒状物を充填した濾層３２を円
筒形の濾過塔３１の内部に設けたもので、濾過塔内には
濾層の上方に接線方向に設けられた給水口３３から前記
ディスクフィルターで処理された処理水が供給され、濾
過塔の底部から濾過処理水が排出され、前述の保安フィ
ルタ１２に供給される。濾層３２を逆洗するために洗浄
水の供給管３４が濾層の下方に設けられ、洗浄排水の排
出管３５が濾層の上方で濾過筒に接続してある。この渦
流濾過器も市販のものを使用することができる。
【００１０】海水を淡水化するには給液ポンプ１３、給
水管１４でディスクフィルター２０の下室２１ａに海水
を供給する。下室に供給された海水は、仕切板２２から
下室２１ａ内に垂下する多数の濾過エレメント２３の回
りから濾過孔２５を通過できる濾過処理水のみが各エレ
メントの上下方向の水路２７に流入し、水路中を上向流
してディスクフィルタの上室２１ｂに集まり、配管１５
で渦流濾過器３０の接線方向の給水口３３に供給され、
濾過孔に入り得ない濁質は分離排除される。ディスクフ
ィルタの濾過孔２５の孔径は、細か過ぎると負荷が大き
くなって逆洗頻度が多くなり、粗過ぎると濁質の除去効
果が低下するので、２０〜６０μｍ程度がよい。このデ
ィスクフィルタでの濾過速度は５０〜６０ｍ／時であ
る。
水管１４でディスクフィルター２０の下室２１ａに海水
を供給する。下室に供給された海水は、仕切板２２から
下室２１ａ内に垂下する多数の濾過エレメント２３の回
りから濾過孔２５を通過できる濾過処理水のみが各エレ
メントの上下方向の水路２７に流入し、水路中を上向流
してディスクフィルタの上室２１ｂに集まり、配管１５
で渦流濾過器３０の接線方向の給水口３３に供給され、
濾過孔に入り得ない濁質は分離排除される。ディスクフ
ィルタの濾過孔２５の孔径は、細か過ぎると負荷が大き
くなって逆洗頻度が多くなり、粗過ぎると濁質の除去効
果が低下するので、２０〜６０μｍ程度がよい。このデ
ィスクフィルタでの濾過速度は５０〜６０ｍ／時であ
る。
【００１１】渦流濾過器の濾層３２の上方に接線方向の
給水口３３から供給されたディスクフィルターの濾過処
理水は、濾層の上で旋回流を生じ、この旋回流は濾層の
上部を中高に盛り上げて濾層を常時、洗浄しながら濾層
中を下向流し、その際に水中の微細な濁質は濾層の下部
で捕捉され、濾層全体で濾過を行い、所謂、体積濾過が
行われて長時間濾過が可能になる。
給水口３３から供給されたディスクフィルターの濾過処
理水は、濾層の上で旋回流を生じ、この旋回流は濾層の
上部を中高に盛り上げて濾層を常時、洗浄しながら濾層
中を下向流し、その際に水中の微細な濁質は濾層の下部
で捕捉され、濾層全体で濾過を行い、所謂、体積濾過が
行われて長時間濾過が可能になる。
【００１２】こうして渦流濾過器で濾過された濾過処理
水は、濾過塔３１の底部から配管１６で保安フィルター
１２の下室に供給し、保安フィルターの上室から配管１
７で高圧ポンプ１１に供給し、高圧ポンプで逆浸透膜分
離装置１０に供給し、膜を透過した淡水を採水する。
又、膜を透過しない濃縮水は排出管１８で系外に排水す
る。
水は、濾過塔３１の底部から配管１６で保安フィルター
１２の下室に供給し、保安フィルターの上室から配管１
７で高圧ポンプ１１に供給し、高圧ポンプで逆浸透膜分
離装置１０に供給し、膜を透過した淡水を採水する。
又、膜を透過しない濃縮水は排出管１８で系外に排水す
る。
【００１３】ディスクフィルター２０の濾過性能が、濾
過の継続により差圧が上昇して性能が低下したとき、或
いは濾過を行って一定時間経過したら濾過エレメント２
３を洗浄する。それには、配管１４，１５の弁Ｖ1 ，Ｖ
2 を閉じ、上室２１ａ内に圧力空気を給気管２８で圧入
し、上室２１ｂ中の水を各濾過エレメントの上下方向の
水路２７を通じ濾過孔２５に逆流させ、濾過孔に堆積し
た濁質を剥離して下室２１ａに出し、洗浄排水と一緒に
排水管２９から排出する。この洗浄は、例えば５〜１０
秒、長くても５分程度の短時間で行うことができる。
又、この洗浄は空気の供給、洗浄排水の排出、洗浄水と
空気の供給、洗浄排水の排出を数回、繰返して行っても
よい。更に洗浄頻度は２〜４時間に１回程度行うのがよ
い。
過の継続により差圧が上昇して性能が低下したとき、或
いは濾過を行って一定時間経過したら濾過エレメント２
３を洗浄する。それには、配管１４，１５の弁Ｖ1 ，Ｖ
2 を閉じ、上室２１ａ内に圧力空気を給気管２８で圧入
し、上室２１ｂ中の水を各濾過エレメントの上下方向の
水路２７を通じ濾過孔２５に逆流させ、濾過孔に堆積し
た濁質を剥離して下室２１ａに出し、洗浄排水と一緒に
排水管２９から排出する。この洗浄は、例えば５〜１０
秒、長くても５分程度の短時間で行うことができる。
又、この洗浄は空気の供給、洗浄排水の排出、洗浄水と
空気の供給、洗浄排水の排出を数回、繰返して行っても
よい。更に洗浄頻度は２〜４時間に１回程度行うのがよ
い。
【００１４】渦流濾過器は、前段のディスクフィルター
のポリッシャの役割を行うもので、海水中の大部分の濁
質はディスクフィルターで除去し、渦流濾過器では海水
中に残存する微量の濁質を除去の対象とし、加えて濾層
は体積を行うので、濾過能力は高く、濾過速度も３０〜
５０ｍ／時と高速であるため小型化できる。又、微量の
濁質を除去するだけであるから、洗浄時間は５〜２０分
程度であると共に、洗浄頻度は１日に１〜２回程度でよ
い。尚、洗浄を行う際は、配管１５，１６の弁Ｖ2 ，Ｖ
3 を閉じ、洗浄水供給管３４から洗浄水を供給し、洗浄
水が濾層中を上向流する際に濾層を攪乱し、濾層が捕捉
した濁質を剥離し、洗浄排水と一緒に排出管３５から系
外に排水する。
のポリッシャの役割を行うもので、海水中の大部分の濁
質はディスクフィルターで除去し、渦流濾過器では海水
中に残存する微量の濁質を除去の対象とし、加えて濾層
は体積を行うので、濾過能力は高く、濾過速度も３０〜
５０ｍ／時と高速であるため小型化できる。又、微量の
濁質を除去するだけであるから、洗浄時間は５〜２０分
程度であると共に、洗浄頻度は１日に１〜２回程度でよ
い。尚、洗浄を行う際は、配管１５，１６の弁Ｖ2 ，Ｖ
3 を閉じ、洗浄水供給管３４から洗浄水を供給し、洗浄
水が濾層中を上向流する際に濾層を攪乱し、濾層が捕捉
した濁質を剥離し、洗浄排水と一緒に排出管３５から系
外に排水する。
【００１５】
【発明の効果】従来の前処理装置と、本発明の前処理装
置を比較すると、表１のようになる。
置を比較すると、表１のようになる。
【表１】 尚、逆浸透膜装置への濾過水質のＦＩは、一般に使用さ
れている逆浸透膜分離装置への給水の水質を表わす指標
であって、値が小さいほど良い。
れている逆浸透膜分離装置への給水の水質を表わす指標
であって、値が小さいほど良い。
【００１６】以上で明らかなようにディスクフィルタを
使用することにより、海水中の微細な濁質を分離できる
ので、従来の二層濾過器の場合に使用が必要であった微
細な濁質を凝集するための凝集剤の添加は必要ない。
又、ディスクフィルターは従来の二層濾過器のような粒
状の濾層を使用しないので、濾層中に堆積した濁質によ
るマッドボールは生成しない。従ってバクテリアの繁殖
が低減するため、殺菌剤の添加も必要なくなる。従っ
て、薬品代、薬注設備、薬注の維持管理はすべて不要に
なり、設備コスト、運転コストは低減する。尚、ディス
クフィルターの洗浄時間は極めて短いので、洗浄頻度を
増しても運転稼動率に大した悪影響は生ぜず、却って器
内でのバクテリアの繁殖を効果的に抑制できるので好ま
しい。又、上表で明らかなように、１日当りの洗浄時間
が極めて短いため装置の運転稼動率が著しく向上すると
共に、前処理段階での濾過速度が速いため、ディスクフ
ィルター、渦流濾過器は小型のものが使用でき、その設
置スペースの面積も低減できる。
使用することにより、海水中の微細な濁質を分離できる
ので、従来の二層濾過器の場合に使用が必要であった微
細な濁質を凝集するための凝集剤の添加は必要ない。
又、ディスクフィルターは従来の二層濾過器のような粒
状の濾層を使用しないので、濾層中に堆積した濁質によ
るマッドボールは生成しない。従ってバクテリアの繁殖
が低減するため、殺菌剤の添加も必要なくなる。従っ
て、薬品代、薬注設備、薬注の維持管理はすべて不要に
なり、設備コスト、運転コストは低減する。尚、ディス
クフィルターの洗浄時間は極めて短いので、洗浄頻度を
増しても運転稼動率に大した悪影響は生ぜず、却って器
内でのバクテリアの繁殖を効果的に抑制できるので好ま
しい。又、上表で明らかなように、１日当りの洗浄時間
が極めて短いため装置の運転稼動率が著しく向上すると
共に、前処理段階での濾過速度が速いため、ディスクフ
ィルター、渦流濾過器は小型のものが使用でき、その設
置スペースの面積も低減できる。
【図１】本発明の淡水化装置の一実施例のフローシート
である。
である。
【図２】ディスクフィルターの拡大断面図である。
【図３】ディスクフィルターの濾過エレメントの一部
の、一部を分解して示した斜視図である。
の、一部を分解して示した斜視図である。
【図４】渦流濾過器の平面図である。
【図５】渦流濾過器の動作時の模式図である。
１０ 逆浸透膜分離装置 １１ 高圧ポンプ １２ 保安フィルタ １３ ディスクフィルターへの海水供給ポンプ ２０ ディスクフィルター ２１ ディスクフィルターの処理塔 ２２ ディスクフィルター内の仕切板 ２３ ディスクフィルターの濾過エレメント ２４ ディスクフィルターの濾板 ２５ ディスクフィルターの濾過孔 ３０ 渦流濾過器 ３１ 濾過塔 ３２ 濾層 ３３ 濾層上で濾過塔に設けた接線方向の給水口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 61/04 Ｂ０１Ｄ 29/08 ５１０Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 逆浸透膜分離装置に高圧ポンプで海水を
供給して淡水を得る海水の淡水化装置において、高圧ポ
ンプの手前に渦流濾過器、その手前にディスクフィルタ
ーを配置し、高圧ポンプに供給する海水を上記ディスク
フィルター、渦流濾過器で前処理することを特徴とする
海水の淡水化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143108A JPH09323084A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 海水の淡水化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143108A JPH09323084A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 海水の淡水化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323084A true JPH09323084A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15331100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143108A Pending JPH09323084A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 海水の淡水化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323084A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040079720A (ko) * | 2003-03-10 | 2004-09-16 | 아이앤아이스틸 주식회사 | 공업용수의 공급시스템 |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP8143108A patent/JPH09323084A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040079720A (ko) * | 2003-03-10 | 2004-09-16 | 아이앤아이스틸 주식회사 | 공업용수의 공급시스템 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3313367B2 (ja) | 初期濾液隔離，改良された逆洗及び改良された気泡発生を伴う浄水装置 | |
| EP0725669B1 (en) | Method and apparatus for recovering water from a sewer main | |
| JPH07112185A (ja) | 排水処理装置およびその洗浄方法 | |
| US7713427B2 (en) | Water filtration and recycling for fabrication equipment | |
| RU204652U1 (ru) | Устройство для разделения дисперсий | |
| JP2010207800A (ja) | ろ過ユニットおよびこれを備えたろ過装置 | |
| US5178773A (en) | High efficiency filter to remove suspended solids from aqueous media | |
| CN106219797A (zh) | 一种微滤膜油田污水处理装置和处理方法 | |
| JP3948205B2 (ja) | 懸濁液の処理装置 | |
| KR100301650B1 (ko) | 원추형경사판을 이용한 폐수 정화 처리장치 | |
| RO201400001U1 (ro) | Dispozitiv pentru tratarea şi post-tratarea biologică a apei uzate şi metodă de tratare şi post-tratare biologică a apei uzate | |
| US5252230A (en) | Granulated filter for the filtration of fine graded suspensions | |
| US6896818B2 (en) | Water filtration and recycling for stone fabrication equipment | |
| JPS6216125B2 (ja) | ||
| JPH09323084A (ja) | 海水の淡水化装置 | |
| US20050072718A1 (en) | System and device to treat sanitary and municipal wastewater and storm water run-offs | |
| CN212151703U (zh) | 一种基于防止膜污染的废水处理回收装置 | |
| KR100720598B1 (ko) | 고도처리장치용 여과기 | |
| KR200381733Y1 (ko) | 고도처리장치용 여과기 | |
| KR100606602B1 (ko) | 초음파 진동을 이용한 역세척이 가능한 여과장치 및 역세척 방법 | |
| JP3429111B2 (ja) | 固液分離装置 | |
| JP3106859B2 (ja) | 沈澱池のろ過装置 | |
| KR200355755Y1 (ko) | 초음파 진동을 이용한 역세척이 가능한 여과장치 | |
| KR100338525B1 (ko) | 급속여과지의 하부집수장치 | |
| WO2024070864A1 (ja) | 水処理装置 |