JPH09322741A - 脱水機用洗浄装置 - Google Patents

脱水機用洗浄装置

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JPH09322741A
JPH09322741A JP8144397A JP14439796A JPH09322741A JP H09322741 A JPH09322741 A JP H09322741A JP 8144397 A JP8144397 A JP 8144397A JP 14439796 A JP14439796 A JP 14439796A JP H09322741 A JPH09322741 A JP H09322741A
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sponge
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dehydrator
dewatering
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Kazuhiro Tada
和弘 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水スポンジを海苔脱水機に装着したままで
自動的に洗浄することができる脱水機用洗浄装置を提供
すること。 【解決手段】 上下に対向する脱水スポンジ72a,7
2bの間に洗浄ローラ40を回動自在に配設し、この洗
浄ローラ40に洗浄水を供給する給水管50を取着する
とともに、前記洗浄ローラ40を少なくとも前記脱水ス
ポンジ72a,72bの一端部から他端部まで移動させ
る洗浄駆動部3を配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱水機用洗浄装置に
係り、特に、抄製海苔を脱水する脱水機の脱水スポンジ
を洗浄する脱水機用洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乾燥海苔を生産する場合には、
抄製した海苔を乾燥する前に一旦脱水している。
【0003】図10および図11は、従来の海苔脱水機
71の一例を示したものである。
【0004】この従来例は、脱水スポンジ72を利用し
て脱水するものである。すなわち、抄製工程において海
苔簀ホルダ73に展張されている海苔簀74上に抄かれ
た抄製海苔75が海苔簀74と一緒に海苔脱水機71に
移送されてくると、抄製海苔75の上方の固定板76に
配置された上部脱水スポンジ72aが昇降機構(図示せ
ず)によって抄製海苔75に向けて下降され、同時に海
苔簀74の下方に配置された下部脱水スポンジ72bが
同様にして海苔簀74に向けて上昇される。この下部脱
水スポンジ72bには、上下に貫通した複数の吸引排出
孔77,77…が形成されている。この下部脱水スポン
ジ72bは吸引ハウジング78の上部に設けた多孔板7
9上の固定枠部材80内に収納するようにして載置され
ている。この下部脱水スポンジ72bの吸引排出孔77
と多孔板79の貫通孔81とは上下に合致する位置に穿
設されている。ここで示す従来例では、1個の海苔簀ホ
ルダ73に横一列に展張された5枚の海苔簀74,74
…上に抄かれた抄製海苔75,75…を脱水するため
に、下部脱水スポンジ72bと上部脱水スポンジ72a
との組を横一列に5組設けている。
【0005】そして、これらの上部脱水スポンジ72a
と下部脱水スポンジ72bとにより抄製海苔75を海苔
簀74と一緒に挟持して脱水するとともに、下部脱水ス
ポンジ72bの下側から吸引源(図示せず)に連結され
ている吸引管82を通して吸引力を作用させる。これに
より抄製海苔75から含有水分が脱水され、下部脱水ス
ポンジ72b、多孔板79の貫通孔81、吸引ハウジン
グ78および吸引管82の順に通って排出され、前記抄
製海苔75は均一に脱水され、次の乾燥工程へ移送され
る。
【0006】そして、以上のような脱水工程を繰り返す
と、前記上部脱水スポンジ72aおよび下部脱水スポン
ジ72bが汚れてしまうため、所定回数脱水工程を終え
ると脱水スポンジを前記海苔脱水機から取外して洗浄す
るようにされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来において
は、前記脱水スポンジ72を洗浄する度ごとに前記脱水
スポンジ72を海苔脱水機71から取り外して洗浄して
いたため、きわめて不便であり面倒な作業であった。こ
のため、多少の汚れであれば放っておいて汚れがひどく
なった時点でまとめて洗浄する業者がでるおそれもあ
り、衛生面上の問題があった。
【0008】逆に言えば、脱水スポンジ72をこまめに
洗浄することができれば、衛生面上良好であるのみなら
ず、抄製海苔75の乾燥効率を上げることができ、脱水
スポンジ72の寿命も延びることとなりコスト面でも有
効である。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、脱水スポンジを海苔脱水機に装着したままで
自動的に洗浄することができる脱水機用洗浄装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に記載の脱水機用洗浄装置の特徴は、
上下に対向する脱水スポンジの間に洗浄ローラを回動自
在に配設し、この洗浄ローラに洗浄水を供給する給水管
を取着するとともに、前記洗浄ローラを少なくとも前記
脱水スポンジの一端部から他端部まで移動させる洗浄駆
動部を配設した点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、脱水スポンジを海苔脱水機に装着し
たままで自動的に洗浄することができる。
【0011】また、請求項2に記載の脱水機用洗浄装置
の特徴は、洗浄ローラを上下2段の複数の洗浄ローラに
より構成した点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、脱水スポンジの洗浄の際に上下に対向
する脱水スポンジに対して洗浄ローラの調整がし易くな
る。
【0012】また、請求項3に記載の脱水機用洗浄装置
の特徴は、洗浄ローラの表面に凹凸を形成した点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、よ
り効果的に脱水スポンジを洗浄することができる。
【0013】また、請求項4に記載の脱水機用洗浄装置
の特徴は、上下に対向する脱水スポンジが脱水機に複数
組配設されている場合に、前記洗浄駆動部が前記各脱水
スポンジのうち少なくとも最端部に配設された脱水スポ
ンジの外側端部から反対側の最端部に配設された脱水ス
ポンジの外側端部まで洗浄ローラを移動させるようにす
る点にある。そして、このような構成を採用したことに
より、複数組の上下の脱水スポンジを効率的に洗浄する
ことができる。
【0014】また、請求項5に記載の脱水機用洗浄装置
の特徴は、脱水機の脱水スポンジの洗浄が終了したとき
に、洗浄駆動部が洗浄ローラを前記脱水スポンジ間から
外側へずらすとともに、洗浄駆動部を支持する支持部が
回動して前記洗浄ローラを前記脱水スポンジから退避さ
せるようにした点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、前記海苔脱水機による抄製海苔の脱
水が開始されたとしても邪魔になることはなく、スムー
ズに脱水が行なわれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の脱水機用洗浄装置
1の実施の形態を図1乃至図9を参照して説明する。
【0016】従来例と同様の構成については同一の符号
を付して説明する。
【0017】図1は本発明の脱水機用洗浄装置1の一実
施形態を示す正面図であり、図2は図1の平面図であ
り、図3は図1の右側面図である。
【0018】本実施形態における脱水機用洗浄装置1
は、海苔脱水機6の脱水スポンジ72を洗浄するための
装置であり、本体支持部2、洗浄駆動部3、洗浄部4お
よび給水部5から構成されている。
【0019】まず、これらの各構成部の概要を説明する
と、前記本体支持部2は前記海苔脱水機6に固定される
ことにより、この脱水機用洗浄装置1自体を支持するた
めのものである。そして、この本体支持部2には前記洗
浄駆動部3が前記海苔脱水機6の長手方向に延在するよ
うにして配設されており、さらに、この洗浄駆動部3に
は前記脱水スポンジ72を洗浄するための前記洗浄部4
が連結されている。そして、この洗浄部4には、洗浄水
を前記洗浄部4および前記脱水スポンジ72に供給する
ための前記給水部5が取着されている。
【0020】より具体的に説明すると、前記本体支持部
2は、脱水機用洗浄装置1自体を支持するとともにこれ
を海苔脱水機6に固定する役割を有する構成部であり、
本体固定部材20、本体回動軸21および本体支持アー
ム22とから形成されている。
【0021】前記本体固定部材20は、前記海苔脱水機
6の側面部分に固定される側板20aと、この側板20
aから直角に延出された上板20bとにより形成されて
おり、この上板20bの上面には前記本体回動軸21を
支持するための1対の軸支持板20cが配設されてい
る。
【0022】この1対の軸支持板20cには前記本体回
動軸21が軸受(図示せず)を介して水平軸まわりに回
動自在に軸支されており、さらに、この本体回動軸21
には、前記本体支持アーム22が嵌合されており、この
本体支持アーム22は前記本体回動軸21の回動に伴っ
て回動するようになっている。そして、この本体支持ア
ーム22の上方部には、前記洗浄駆動部3が支持されて
いる。また、この本体支持アーム22の上方部分の内部
には、前記洗浄駆動部3の駆動源である駆動モータ36
が配設されている。
【0023】つぎに、前記洗浄駆動部3について説明す
ると、この洗浄駆動部3は、洗浄部支持アーム30、1
対のスプロケット32とスプロケット軸33との組に巻
回されている駆動チェーン31と、洗浄部支持アーム3
0の長手方向に平行に延在している1対のガイド軸34
とにより形成されている。
【0024】前記洗浄部支持アーム30は、角形鋼管に
よって形成されており、前記海苔脱水機6の長手方向の
全長にわたって延在するように前記本体支持部2の本体
支持アーム22に固定されている。この洗浄部支持アー
ム30は、図示しない駆動機構によって前記本体支持ア
ーム22と一緒に本体回動軸21を中心として揺動させ
られて図1および図6の水平位置と、図8の上昇位置と
に移動させられる。
【0025】また、この洗浄部支持アーム30内であっ
てその両端部には、この洗浄部支持アーム30の長手方
向に対して直角方向に前記スプロケット軸33が軸支さ
れており、これらのスプロケット軸33には、スプロケ
ット32がそれぞれ嵌合されている。そして、これら両
端のスプロケット32には、前記駆動チェーン31が巻
回されている。
【0026】さらに、前記洗浄部支持アーム30の両端
部近傍には、前記ガイド軸34を支持するためのガイド
支持板35が配設されており、このガイド支持板35に
は、1対のガイド軸34が前記洗浄部支持アーム30の
下方であってこれと平行に延在するように支持されてい
る。このガイド軸34においては、前記洗浄部4を前記
上部脱水スポンジ72aと前記下部脱水スポンジ72b
との間において移動させたときに、前記ガイド軸34の
外周に沿って軸方向に摺動するようになっている。
【0027】つぎに、前記洗浄部4について説明する
と、この洗浄部4は、洗浄ローラ40とこれを支持する
ローラ支持台41と、このローラ支持台41を前記洗浄
駆動部3に連結させるための連結部材42とにより形成
されている。
【0028】前記連結部材42は、前記洗浄駆動部3の
前記ガイド軸34に摺動自在に嵌合されているととも
に、前記駆動チェーン31に取着されている。このた
め、この連結部材42は前記駆動チェーン31の移動に
伴って、前記ガイド軸34に沿って移動するようになっ
ている。
【0029】また、前記ローラ支持台41は、図4
(a)、(b)に示すように、連結板41a、ローラ支
持板41b、ローラ支持軸41cにより形成されてい
る。このうち、前記連結板41aが前記連結部材42の
下部にボルト等により固定される。この連結板41aの
下面には、1対の前記ローラ支持板41bが下方へ延出
するように連結されており、これらのローラ支持板41
bを貫通して前記ローラ支持軸41cが上下2段に配設
されている。そして、これらのローラ支持軸41cに
は、前記洗浄ローラ40が前記ローラ支持板41bを中
心として左右2段にそれぞれ軸受を介して回動自在に装
着されている。
【0030】この洗浄ローラ40は、ステンレス材料等
の防錆効果を有する材料により丸管状に形成されてお
り、その表面には凹凸が形成されている。本実施形態に
おける前記洗浄ローラ40は断面セレーション形状に形
成されている。このセレーション形状は、一体成形によ
り形成してもよいが、前記丸管の外周に沿って軸方向に
複数の細長い棒を別途配設するようにして形成してもよ
い。前記洗浄ローラ40がセレーション形状の外周(凹
凸)面を有するため、前記洗浄駆動部3の駆動により前
記上下の脱水スポンジ72をそれぞれ押圧しつつ回転し
移動したときに、これらの脱水スポンジ72をしごくよ
うな動作が為されるようになっている。
【0031】なお、本実施形態では、図4に示すよう
に、左右にそれぞれ2段の洗浄ローラ40が配設されて
いるが、これは、海苔脱水機6の上下に配置された上部
脱水スポンジ72aおよび下部脱水スポンジ72bを洗
浄する際に洗浄ローラ40を容易に調整できるようにす
るために分離して配設されているのであり、場合によっ
ては、前記ローラ支持軸41cを1本として、このロー
ラ支持軸41cに外径の大きい洗浄ローラ40を1本だ
け左右それぞれに配設するようにしてもよい。また、洗
浄ローラ40の本数も図示した本数に限られず、増加さ
せてもよい。
【0032】つぎに、前記給水部5について説明する。
この給水部5は、前記洗浄ローラ40が前記脱水スポン
ジ72をしごく際に洗浄水(場合によっては水以外の中
性洗剤を含む洗浄液等でもよい)を供給するためのもの
であり、図5に示すように、前記洗浄ローラ40とほぼ
同等の長さを有する給水管50に複数の給水孔51が形
成されている。この給水管50は伸縮可能なホース52
を介して給水源(図示せず)に連結されており、前記洗
浄部4の移動に伴って移動できるようにされている。こ
の給水管50は前記洗浄ローラ40の両端部に取着部材
53により連結されている。したがって、給水源から供
給される洗浄水は、前記ホース52を通って給水管50
の給水孔51から噴射され、前記洗浄ローラ40の外周
面に常に供給されるようになっている。この洗浄水が前
記洗浄ローラ40の外周面に供給されると、その外周面
は洗浄ローラ40のセレーション形状による作用によ
り、前記洗浄水は前記脱水スポンジ72に運ばれ、前記
脱水スポンジ72から汚れが浮き出るようになってい
る。
【0033】次に、本発明の脱水機用洗浄装置1の実施
形態の作用について図6乃至図9を参照しつつ説明す
る。
【0034】図6乃至図9は、前記脱水機用洗浄装置1
を前記海苔脱水機6に配設したときの状態を示してい
る。図6は正面図であり、図7は図6の右側面図、図8
は脱水スポンジ72の洗浄が終了して、前記脱水機用洗
浄装置1を退避させた状態を示しており、前記図9は図
8の右側面図を示している。
【0035】まず、脱水機用洗浄装置1の作用について
説明する前に、本実施形態で示す海苔脱水機6の構成に
ついて説明する。
【0036】この海苔脱水機6は、上部脱水スポンジ7
2aと下部脱水スポンジ72bとの組を2列に6組設け
ている。各脱水スポンジ72は、従来のものと同様に、
固定板76に板ばね等により保持されている。また、下
部脱水スポンジ72bの固定板76は抄製海苔75の脱
水のための吸引ハウジング78に固定されており、前記
上部脱水スポンジ72aの固定板76は海苔脱水機6の
上部に固定されている。また、前記海苔脱水機6は、図
6の左右両端位置において、脱水機支持部材61によっ
て支持されており、この脱水機支持部材61には昇降軸
62が鉛直に配設されている。さらに、前記脱水機支持
部材61の内部には、油圧源(図示せず)が収納されて
おり、この油圧により前記昇降軸62が上下動するよう
になっている。そして、前記昇降軸62の上部と前記海
苔脱水機6の本体上部とが連結されている。このため、
前記上部脱水スポンジ72aは昇降軸62に沿って昇降
可能とされており、抄製海苔75を脱水する場合には下
降して前記下部脱水スポンジ72bとともに抄製海苔7
5を挟持する。
【0037】このような海苔脱水機6に対して、本実施
形態における脱水機用洗浄装置1は、前記洗浄駆動部3
を前記脱水スポンジ72の2列の中間位置に配設してい
る。一方、前記海苔脱水機6の図6の左側面において前
記本体支持部2の前記本体固定部材20を固定し、本体
支持アーム22により装置本体を支持している。
【0038】そして、前記脱水スポンジ72を洗浄する
場合には、前記洗浄駆動部3の洗浄部支持アーム30が
水平を維持するように支持し、前記洗浄部4の洗浄ロー
ラ40を前記上部脱水スポンジ72aと前記下部脱水ス
ポンジ72bとの間に配置する。このとき、前記海苔脱
水機6の前記上部脱水スポンジ72aは降下して、前記
下部脱水スポンジ72bとともに前記洗浄ローラ40を
挟持するようになる。この状態から、前記本体支持アー
ム22内に配設されている前記駆動モータ36を駆動さ
せ、前記1対のスプロケット32,32を回転させて前
記スプロケット32に巻回している駆動チェーン31を
図6の時計方向に回転させる。この駆動チェーン31が
回転すると、この駆動チェーン31に取着されている連
結部材42も従動し、前記ガイド軸34に沿って図6の
左方向へ移動する。この連結部材42の移動に伴って、
これに固定されている前記洗浄部4のローラ支持台41
およびこのローラ支持台41のローラ支持軸41cに装
着されている洗浄ローラ40が移動する。この洗浄ロー
ラ40は前記ローラ支持軸41cに軸受を介して回動自
在に装着されているため、前記上下の脱水スポンジ72
の間を移動する場合には、前記脱水スポンジ72との摩
擦力により回転しながら移動することとなる。また、こ
の洗浄ローラ40が移動する場合には、これに取着して
いる給水管50から洗浄水が供給される。このため、前
記洗浄ローラ40は、給水により水を含んだ前記上部脱
水スポンジ72aと下部脱水スポンジ72bとをしごく
ようにして移動し、各脱水スポンジ72を自動的に洗浄
する。
【0039】前記洗浄ローラ40が図6の左右へ1往復
すると1サイクルの洗浄が終了する。脱水スポンジ72
の汚れの程度に応じて、洗浄サイクルを定めることとな
る。
【0040】そして、前記海苔脱水機6の脱水スポンジ
72の洗浄が終了し、海苔脱水機6により抄製海苔75
の脱水を開始する場合には、図8および図9に示すよう
に、前記洗浄ローラ40を図8の右端部にある脱水スポ
ンジ72の外側へ移動して前記上下の脱水スポンジ72
の間からはずし、前記脱水機用洗浄装置1を前記本体支
持部2の前記本体回動軸21を中心として、図8の反時
計方向へ回転して前記脱水機用洗浄装置1を退避位置に
移動する。このように脱水機用洗浄装置1を退避させる
ことで、前記上部脱水スポンジ72aの昇降がスムーズ
に行なわれるようになり海苔脱水機6による抄製海苔7
5の脱水を行なうことができる。
【0041】したがって、本発明の実施形態によれば、
脱水スポンジ72を海苔脱水機6に装着したまま自動洗
浄することができるため、脱水スポンジ72の洗浄が容
易で効率よくできる。
【0042】また、脱水スポンジ72の洗浄が容易とな
ったことにより、前記脱水スポンジ72の汚れをこまめ
に落とすことができて衛生面の向上を図れるとともに、
抄製海苔75の乾燥効率を上げることができるし、前記
脱水スポンジ72の寿命も延びることとなる。
【0043】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0044】たとえば、前記洗浄ローラ40は前記海苔
脱水機6の長手方向に移動する構成としたが、これを長
手方向に対して90度だけ移動方向を変更して短手方向
に移動する構成としてもよい。
【0045】また、前記海苔脱水機6に配設する脱水ス
ポンジ72の組数等に応じて前記洗浄駆動部3による前
記洗浄部4の駆動範囲を変更してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る脱水機用
洗浄装置によれば、脱水スポンジを海苔脱水機に装着し
たまま自動洗浄することができるため、脱水スポンジの
洗浄が容易で効率よくできる。
【0047】また、脱水スポンジの洗浄が容易となった
ことにより、前記脱水スポンジの汚れをこまめに落とす
ことができて衛生面の向上を図れるとともに、抄製海苔
の乾燥効率を上げることができるし、前記脱水スポンジ
の寿命を延ばすことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る脱水機用洗浄装置の一実施形態
を示す正面図
【図2】 図1の平面図
【図3】 海苔脱水機を点線で表示した図1の右側面図
【図4】 (a)は本実施形態における脱水機用洗浄装
置のローラ支持台を示す断面図、(b)は図4(a)の
側面断面図
【図5】 本実施形態における脱水機用洗浄装置の洗浄
ローラおよび給水管を示す斜視図
【図6】 本実施形態における脱水機用洗浄装置を配設
した海苔脱水機を示す正面図
【図7】 図6の右側面図
【図8】 図6において脱水機用洗浄装置を退避させた
状態を示す説明図
【図9】 図8の右側面図
【図10】 従来の脱水スポンジを配設した抄製海苔脱
水装置を示す斜視図
【図11】 図7のB−B線に沿った断面図
【符号の説明】
1 脱水機用洗浄装置 2 本体支持部 3 洗浄駆動部 4 洗浄部 5 給水部 6 海苔脱水装置 20 本体固定部材 21 本体回動部材 22 本体支持アーム 30 洗浄部支持アーム 31 駆動チェーン 32 スプロケット 33 スプロケット軸 34 ガイド軸 35 ガイド支持板 36 駆動モータ 40 洗浄ローラ 41 ローラ支持台 42 連結部材 50 給水管 51 給水孔 52 ホース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄製海苔を上下に対向する脱水スポンジ
    により挟持して脱水する脱水機の脱水スポンジを洗浄す
    る脱水機用洗浄装置において、前記対向する脱水スポン
    ジの間に洗浄ローラを回動自在に配設し、この洗浄ロー
    ラに洗浄液を供給する給液管を取着するとともに、前記
    洗浄ローラを少なくとも前記脱水スポンジの一端部から
    他端部まで移動させる洗浄駆動部を配設したことを特徴
    とする脱水機用洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ローラを上下2段の複数の洗浄
    ローラにより構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の脱水機用洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄ローラの表面に凹凸を形成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱水
    機用洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄駆動部は、前記上下の脱水スポ
    ンジが前記脱水機に複数組配設されている場合に、これ
    らの脱水スポンジのうち少なくとも最端部に配設された
    脱水スポンジの外側端部から反対側の最端部に配設され
    た脱水スポンジの外側端部まで前記洗浄ローラを移動さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載の脱水機用洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記脱水機の前記脱水スポンジの洗浄が
    終了したときに、前記洗浄駆動部が前記洗浄ローラを前
    記脱水スポンジ間から外側へずらすとともに、前記洗浄
    駆動部を支持する支持部が回動して前記洗浄ローラを前
    記脱水スポンジから退避させるようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の脱水
    機用洗浄装置。
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JP2017042114A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社大坪鉄工 海苔製造装置
JP2017123876A (ja) * 2017-04-25 2017-07-20 株式会社大坪鉄工 海苔製造装置
JP2017139988A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 株式会社大坪鉄工 海苔製造装置および海苔製造装置におけるスポンジ部材の清掃方法

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