JPH09321727A - 多重化装置 - Google Patents

多重化装置

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JPH09321727A
JPH09321727A JP12993996A JP12993996A JPH09321727A JP H09321727 A JPH09321727 A JP H09321727A JP 12993996 A JP12993996 A JP 12993996A JP 12993996 A JP12993996 A JP 12993996A JP H09321727 A JPH09321727 A JP H09321727A
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JP12993996A
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Izumi Usuki
泉 薄木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダから基準クロックを受けることな
くPCR補正が行える多重化装置を提供することであ
る。 【解決手段】 多重化装置2内に基準クロック源7を設
け、この基準クロック源7から出力される基準クロック
をもとに、TSパケット入力時刻計測部8およびTSパ
ケット出力予定時刻演算部9が、TSパケットの到着時
刻および出力予定時刻を計測および演算する。そして、
PCR補正部10は、これら到着時刻および出力予定時
刻に基づいてPCRの補正値を算出し、この補正値を元
のPCRに加算することにより、PCR補正を行うよう
にしている。このように、本多重化装置では、エンコー
ダ101から多重化装置2に向けて、基準クロックを伝
送する必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重化装置に関し、よ
り特定的には、データフォーマットとしてTS(トラン
スポートストリーム)を用いたデータ伝送システムにお
いて用いられる多重化装置であって、さらに特定的に
は、改善されたPCR補正を行う多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISO13818−1で規定されている
MPEG2SYSTEMSに準拠した多重化装置を利用
したデジタル映像伝送システムでは、PCR(プログラ
ム・クロック・リファランス)と呼ばれるクロック情報
を伝送し、受信側ではこれを基準にクロック信号を再生
する。これによって、送信側と受信側とで同期の一致が
図られる。
【0003】多重化装置は、図3に示すように、複数の
エンコーダ(図3には、一例として、3つのエンコーダ
ENC1〜ENC3が示されている)から様々な伝送速
度で非同期に送られてくるTS(トランスポートストリ
ーム)を、1つのTSに、時分割的に多重化する装置で
ある。なお、以下の説明では、多重化前のTSをTS
β、多重化後のTSをTSβと称することにする。各T
Sαには、エンコード時の時刻情報であるPCRorg
が含まれている。多重化装置内で、複数のTSαを1つ
のTSβに多重化すると、多重化装置のバッファ内で、
TSαにおける各TSパケットの遅延量が変動する。そ
のため、多重化装置内において、各TSパケットのPC
Rorgを補正、すなわち新しいPCR値に付け代える
必要がある。
【0004】図4は、従来のデジタル映像伝送システム
における送信系の構成を示すブロック図である。図4に
おいて、従来のデジタル映像伝送システムにおける送信
系は、複数のエンコーダ101と、多重化装置102
と、変調器103とを備えている。各エンコーダ101
は、PCR基準クロック源104と、PCR生成部10
5と、TS生成部106とを含む。多重化装置102
は、TSパケット出力予定時刻演算部109と、PCR
補正部110と、入力バッファ111とを含む。
【0005】上記のような構成において、各エンコーダ
101におけるTS生成部106は、TSパケットの集
合であるTSαを生成する。PCR生成部105は、カ
ウンタ等によって構成され、PCR基準クロック源10
4から出力される基準クロックを計数することにより、
TS生成部106がTSパケットを送出する時刻、すな
わちPCRorgを計測する。このPCRorgは、T
S生成部106によってTSパケットに多重されて、多
重化装置102へと送られる。なお、各エンコーダ10
1は、それぞれのPCR基準クロック源104から出力
される基準クロックが同期するように構成されている。
そして、いずれか1つのエンコーダ101で生成された
基準クロックが、多重化装置102へと送られる。
【0006】多重化装置102において、入力バッファ
111は、各エンコーダ101から送られてくるTSα
を、一時的に記憶し、1つのTSβに多重化する。TS
パケット出力時刻計測部109は、いずれか1つのエン
コーダ101から受け取った基準クロックに基づいて計
時動作を行う。PCR補正部110は、入力バッファ1
11からPCR値(PCRorg)を含むTSパケット
が出力されると、当該PCRorgを、そのときTSパ
ケット出力時刻計測部109から与えられる計時時刻に
付け替える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
デジタル映像伝送システムにおける送信系では、エンコ
ーダ101から多重化装置102に向けて、基準クロッ
クを伝送する必要がある。そのため、エンコーダ101
と多重化装置102とが離隔して配置されており、それ
らの間の伝送にISDN等の網を利用する場合、データ
用の回線の他に、基準クロック伝送用の回線が必要とな
るという問題点があった。
【0008】また、従来のデジタル映像伝送システムに
おける送信系では、各エンコーダ101におけるPCR
基準クロック源104の出力クロックを同期させる必要
がある。そのため、各エンコーダ101間に基準クロッ
ク伝送のための配線を施し、かつ各エンコーダ101内
にPLL等の同期補正回路を設ける必要があった。その
結果、装置の構成が複雑となり、かつコストが高くなる
という問題点があった。
【0009】それ故に、本発明の目的は、エンコーダか
ら基準クロックを受けることなくPCR補正が行える多
重化装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、TSパケットの連なりであるTS(トランスポ
ート・ストリーム)を複数本入力し、それぞれを時分割
的に多重化して出力するための装置であって、各TSに
は、時刻情報としてのPCR(プログラム・クロック・
リファランス)が、それぞれ独自に付されており、自立
的に基準クロックを出力する基準クロック源と、複数の
TSパケットをバッファリングすることにより、複数本
のTSを多重化するための多重化部と、基準クロックに
基づいて、多重化部にTSパケットが到着した時刻を計
測するTSパケット入力時刻計測部と、基準クロックに
基づいて、多重化部からTSパケットが出力される予定
時刻を演算するTSパケット出力予定時刻演算部と、T
Sパケット入力時刻計測部によって計測されたTSパケ
ット到着時刻と、TSパケット出力予定時刻演算部によ
って演算されたTSパケット出力予定時刻とに基づいて
PCR補正値を演算し、多重化部から出力される対応す
るTSパケットのPCR値を、当該演算されたPCR補
正値によって補正するPCR補正部とを備えている。
【0011】上記のように、第1の発明では、多重化装
置内に独立の基準クロック源を設け、この基準クロック
源から出力される基準クロックに基づいて、TSパケッ
トが多重化装置内を通過する遅延量の変化分を計測し、
それを補正値としてオリジナルのPCRの値に加算する
ことによりPCR値を補正するようにしている。従っ
て、エンコーダから基準クロックを受けることなくPC
R値を補正することが可能となり、基準クロック伝送用
の信号線を不要とできる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、多重
部は、TSパケット入力時刻計測部によって計測された
TSパケット到着時刻を、対応するTSパケットに付属
する所定のデータ部に挿入してPCR補正部に送出する
ことを特徴とする。
【0013】上記のように、第2の発明では、TSパケ
ットに付属する所定のデータ部(例えば、リードソロモ
ン誤り訂正符号挿入部)にTSパケット到着時刻を挿入
してPCR補正部に送出するようにしているので、TS
パケット到着時刻を伝えるための信号線が不要となり、
多重化装置内の構成が簡素化される。
【0014】第3の発明は、第1の発明において、PC
R補正部は、多重化部からk番目(kは、2以上の正の
整数)に出力されるTSパケットのPCR補正値を、当
該k番目のTSパケットの到着時刻と出力予定時刻との
差から、多重部に最初に到着したTSパケットの到着時
刻と出力予定時刻との差を減算することにより求めるこ
とを特徴とする。
【0015】上記のように、第3の発明では、遅延量の
変動分のみを補正値として用いることになるため、独立
な2つの基準クロック源(エンコーダ側の基準クロック
源と多重化装置側の基準クロック源)の精度の差に起因
する誤差の蓄積を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る多重化装置を用いたデジタル映像伝送システムの送信
系の構成を示すブロック図である。図2は、TSの一般
的なフォーマット構造を示す図である。
【0017】図1において、本送信系は、複数のエンコ
ーダ101と、多重化装置2と、変調器103とを備え
ている。各エンコーダ101は、PCR基準クロック源
104と、PCR生成部105と、TS生成部106と
を含む。多重化装置2は、PCR基準クロック源7と、
TSパケット入力時刻計測部8と、TSパケット出力予
定時刻演算部9と、PCR補正部10と、多重部11と
を含む。なお、PCR基準クロック源7が生成する基準
クロックは、各エンコーダ101におけるPCR基準ク
ロック源104で生成される基準クロックと非同期では
あるが、その周期は同一に選ばれている。
【0018】図1に示す送信系は、図4に示す従来の送
信系と比べて、多重化装置2の構成が異なるだけであ
る。従って、図1の送信系の構成において、従来の送信
系の構成と相当する部分には、同一の参照番号を付して
おく。
【0019】次に、図1に示す送信系の動作を説明す
る。各エンコーダ101におけるTS生成部106は、
TSパケットの集合であるTSαを生成する。PCR生
成部105は、カウンタ等によって構成され、PCR基
準クロック源104から出力される基準クロックを計数
することにより、TS生成部106がTSパケットを送
出する時刻、すなわちPCRの値(PCRorg
(n);nは1以上の正の整数)を計測する。このPC
Rorg(n)は、TS生成部106によってTSパケ
ットに多重されて、多重化装置102へと送られる。な
お、本送信系では、図4に示す従来の送信系とは異な
り、エンコーダ101から多重化装置2に向けて、基準
クロックは伝送されない。
【0020】多重化装置2では、TSパケット入力時刻
計測部8が、PCR基準クロック源7から出力される基
準クロックを計数することにより、入力PCR多重部1
1にTSパケットが到着する時刻PCRin(n)を計
測する。多重部11は、多重化回路およびバッファメモ
リ等を含み、各エンコーダ101から送られてくるTS
αに、入力時刻計測部8で計測されたTSパケット到着
時刻PCRin(n)を多重化すると共に、各TSαを
一時的に記憶して、1つのTSβに時分割的に多重化す
る。
【0021】図2に示すように、TSのフォーマット
は、通常、188バイトのTSパケット(ただし、4バ
イトのTSパケットヘッダを含む)と、16バイトのR
S部(リードソロモン誤り訂正符号を挿入する部分)と
の、合計204バイトのブロックが繰り返す構造になっ
ている。ここで、リードソロモン誤り訂正符号は、後段
の変調器103においてRS部に付加されるため、多重
化装置2内において、RS部は空き領域となっている。
そこで、多重部11は、TSパケット入力時刻計測部8
から得たPCRin(n)を、このRS部に付加してP
CR補正部10に送る。これによって、TSパケット入
力時刻計測部8からPCR補正部10に対してPCRi
n(n)を伝える必要が無くなり、両者間でPCRin
(n)を伝送するための信号線を設ける必要が無くな
る。
【0022】一方、TSパケット出力予定時刻演算部9
は、多重部11におけるTSパケットの滞留量と送出速
度とから、各TSパケットの送出予定時刻PCRout
(n)を演算する。すなわち、TSパケット出力予定時
刻演算部9は、PCR基準クロック源7から出力される
基準クロックに基づいて時刻を計時する時間カウンタを
備えており、この時間カウンタの計時時刻がいくらの値
になったときに多重部11から対象となるTSパケット
が出力されるかを演算する。この送出予定時刻PCRo
ut(n)は、PCR補正部10に出力される。
【0023】PCR補正部10は、多重部11でRS部
に多重されたTSパケット到着時刻PCRin(n)
と、TSパケット出力予定時刻演算部9から得た送出予
定時刻PCRout(n)とに基づいて、PCRorg
の補正を行う。以下に、その動作を詳細に説明する。
【0024】まず、多重部11から最初のTSパケット
が出力された場合の動作について説明する。この場合、
PCR補正部10は、TSパケット出力予定時刻演算部
9で演算された送出予定時刻PCRout(1)と、当
該最初のTSパケットに付属するRS部に格納されてい
る到着時刻PCRin(1)との差ΔT(1)を、次式
(1)を用いて演算する。 ΔT(1)=PCRout(1)−PCRin(1) …(1)
【0025】最初のTSパケットは、多重化装置2に到
着後、多重部11のバッファ内で待機することなく、直
ちに変調器103へと出力される。従って、最初のTS
パケットは、多重化装置2内において、信号が素通りす
る際に生じる遅延のみを受ける。この遅延は、固定的な
ものであり、その後に到着する全てのTSパケットに対
しても同様に発生すると考えられる。PCR補正部10
は、上式(1)を用いて、この固定的な遅延量ΔT
(1)を演算する。そして、PCR補正部10は、演算
した遅延量ΔT(1)を記憶する。このとき、PCR補
正部10は、多重部11から出力される最初のTSパケ
ットについては、PCR値の補正を行わない。
【0026】次に、多重部11からk番目(ただし、k
は、2以上n以下の正の整数)以降のTSパケットが出
力された場合の動作について説明する。この場合、PC
R補正部10は、TSパケット出力予定時刻演算部9で
演算された送出予定時刻PCRout(k)と、当該T
Sパケットに付属するRS部に格納されている到着時刻
PCRin(k)との差ΔT(k)を、次式(2)を用
いて演算する。 ΔT(k)=PCRout(k)−PCRin(k) …(2) 上式(2)で得られるΔT(k)は、k番目のTSパケ
ットが多重化装置2内で受ける遅延時間に相当してい
る。
【0027】次に、PCR補正部10は、次式(3)を
用いて、k番目のTSパケットに対する補正値ΔPCR
(k)を演算する。 ΔPCR(k)=ΔT(k)−ΔT(1) …(3)
【0028】次に、PCR補正部10は、次式(4)を
用いて、k番目のTSパケットに対する補正後のPCR
値PCRnew(k)を演算する。 PCRnew(k)=PCRorg(k)+ΔPCR(k) …(4)
【0029】次に、PCR補正部10は、k番目のTS
パケットに含まれるPCR値PCRorg(k)を、補
正後のPCR値PCRnew(k)に付け替える。これ
によって、PCR値の補正が完了する。以後、多重部か
ら出力される各TSパケットについて同様の動作が繰り
返される。
【0030】PCR補正部10でPCR値が補正された
TSβは、変調器103に出力され、所定の変調方式で
変調された後、図示しない出力系へと伝送される。
【0031】なお、上記実施形態では、各エンコーダ1
01におけるPCR基準クロック源104は、それぞれ
が同一の発振信周波数を有しているが、互いに非同期に
動作している。従って、各エンコーダ101から多重化
装置2には、異なる時間軸上で与えられたPCRを有す
るTSαが伝送されてくる。一方、多重化装置2内で
は、単一の時間軸上で測定され演算された補正値が、T
Sβに対して付加される。各TSαが多重化装置101
内で受ける遅延時間の誤差は、相対的なものであり、補
正値を演算する際に、各TSαの時間軸のずれを考慮す
る必要はない。各TSαの時間軸のずれは、伝送された
TSβが受信系において再び各TSαに分離されたとき
に解消される。
【0032】また、上記実施形態では、k番目のTSパ
ケットが多重化装置2内で受ける遅延時間ΔT(k)か
ら、最初のTSパケットが多重化装置2内で受ける遅延
時間ΔT(1)を差し引くことにより、k番目のTSパ
ケットの補正値ΔPCR(k)を演算するようにしてい
る。原理的には、遅延時間ΔT(k)そのものを、k番
目のTSパケットの補正値ΔPCR(k)として用いる
ことも可能である。にもかかわらず、遅延時間ΔT
(k)から遅延時間ΔT(1)を差し引いた値を、補正
値ΔPCR(k)として用いるようにしているのは、以
下の理由による。
【0033】前述したように、TSパケット出力予定時
刻演算部9は、PCR基準クロック源7が生成する基準
クロックを基準にしてTSパケットの出力予定時刻を演
算するようにしている。このPCR基準クロック源7の
発振周波数は、各エンコーダ101内のPCR基準クロ
ック源104の発振周波数と同一になるように設計され
ているが、特性変動や経時変化によって多少の周波数誤
差が生じる恐れがある。そのため、TSパケットの出力
予定時刻と到着時刻との差そのものを補正値として用
い、しかも当該差が大きい場合、上記周波数誤差が補正
値に与える影響が大きくなる。そこで、上記実施形態で
は、各TSパケットが多重化装置2内で受ける固定的な
遅延時間を、補正値から差し引くことによって、上記周
波数誤差が補正値に与える影響をできるだけ小さくなる
ようにしているのである。
【0034】なお、上記実施形態は、デジタル映像を伝
送するシステムについて示したが、本発明は、その他の
情報(音声情報、データ)を伝送するシステムについて
も適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多重化装置を用いた
デジタル映像伝送システムの送信系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】TSパケットの一般的なフォーマット構造を示
す図である。
【図3】TSを用いたデジタル映像伝送システムにおい
て行われる多重化動作を模式的に示す図である。
【図4】従来のデジタル映像伝送システムの送信系の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…エンコーダ 2…多重化装置 103…変調器 104…PCR基準クロック源 105…PCR生成部 106…TS生成部 7…PCR基準クロック源 8…TSパケット入力時刻計測部 9…TSパケット出力予定時刻演算部 10…PCR補正部 11…多重部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TSパケットの連なりであるTS(トラ
    ンスポート・ストリーム)を複数本入力し、それぞれを
    時分割的に多重化して出力するための装置であって、 各前記TSには、時刻情報としてのPCR(プログラム
    ・クロック・リファランス)が、それぞれ独自に付され
    ており、 自立的に基準クロックを出力する基準クロック源と、複
    数のTSパケットをバッファリングすることにより、前
    記複数本のTSを多重化するための多重化部と、 前記基準クロックに基づいて、前記多重化部にTSパケ
    ットが到着した時刻を計測するTSパケット入力時刻計
    測部と、 前記基準クロックに基づいて、前記多重化部からTSパ
    ケットが出力される予定時刻を演算するTSパケット出
    力予定時刻演算部と、 前記TSパケット入力時刻計測部によって計測されたT
    Sパケット到着時刻と、前記TSパケット出力予定時刻
    演算部によって演算されたTSパケット出力予定時刻と
    に基づいてPCR補正値を演算し、前記多重化部から出
    力される対応するTSパケットのPCR値を、当該演算
    されたPCR補正値によって補正するPCR補正部とを
    備える、多重化装置。
  2. 【請求項2】 前記多重部は、前記TSパケット入力時
    刻計測部によって計測されたTSパケット到着時刻を、
    対応するTSパケットに付属する所定のデータ部に挿入
    して前記PCR補正部に送出することを特徴とする、請
    求項1に記載の多重化装置。
  3. 【請求項3】 前記PCR補正部は、前記多重化部から
    k番目(kは、2以上の正の整数)に出力されるTSパ
    ケットのPCR補正値を、当該k番目のTSパケットの
    到着時刻と出力予定時刻との差から、前記多重部に最初
    に到着したTSパケットの到着時刻と出力予定時刻との
    差を減算することにより求めることを特徴とする、請求
    項1に記載の多重化装置。
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