JPH09320406A - 開閉装置 - Google Patents
開閉装置Info
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- JPH09320406A JPH09320406A JP8140222A JP14022296A JPH09320406A JP H09320406 A JPH09320406 A JP H09320406A JP 8140222 A JP8140222 A JP 8140222A JP 14022296 A JP14022296 A JP 14022296A JP H09320406 A JPH09320406 A JP H09320406A
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- closing
- screw rod
- switch
- shaft
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Links
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Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】動力源の設置数を減少することにより、従来に
比してさらに一層の小形化および構成の簡素化を可能と
し、ひいては設置スペースの有効利用および低コスト化
の進展が有効的に図れる開閉装置を提供する。 【解決手段】遮断器22、断路器23、接地開閉器のう
ち、少なくとも2以上の機器を同一の箱体に組み込む。
これらの機器を開閉操作する瞬時動作用または緩動作用
の操作機構28,29を箱体21内の互いに離間した位
置に配設する。各操作機構は基本的な回転部分を有する
ものとし、その回転力に基づいて開閉用の駆動力または
蓄勢力を得るようにする。各操作機構の基本的な回転部
分を箱体内で互いに近接させて配置するとともに、その
近接した回転部分が配置する位置に単一の回転駆動源3
0を設置する。この単一の回転駆動源30から各操作機
構の基本的な回転部分に動力をそれぞれ伝達する動力伝
達手段31,32を設ける。
比してさらに一層の小形化および構成の簡素化を可能と
し、ひいては設置スペースの有効利用および低コスト化
の進展が有効的に図れる開閉装置を提供する。 【解決手段】遮断器22、断路器23、接地開閉器のう
ち、少なくとも2以上の機器を同一の箱体に組み込む。
これらの機器を開閉操作する瞬時動作用または緩動作用
の操作機構28,29を箱体21内の互いに離間した位
置に配設する。各操作機構は基本的な回転部分を有する
ものとし、その回転力に基づいて開閉用の駆動力または
蓄勢力を得るようにする。各操作機構の基本的な回転部
分を箱体内で互いに近接させて配置するとともに、その
近接した回転部分が配置する位置に単一の回転駆動源3
0を設置する。この単一の回転駆動源30から各操作機
構の基本的な回転部分に動力をそれぞれ伝達する動力伝
達手段31,32を設ける。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、遮断器、断路器、
接地開閉器等の複数の機器を同一の箱体に組み込んだ電
力用の開閉装置に係り、特に組み込んだ機器の操作機構
を単一の動作源で駆動させることにより構成の小形化、
簡素化等を図った開閉装置に関するものである。
接地開閉器等の複数の機器を同一の箱体に組み込んだ電
力用の開閉装置に係り、特に組み込んだ機器の操作機構
を単一の動作源で駆動させることにより構成の小形化、
簡素化等を図った開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送配電線回路を開閉するための開閉装置
として、回路を瞬時に遮断するための遮断器、この遮断
器の開動後に駆動されて回路を完全に切り離す安全用の
断路器、接地回路を開閉するための接地開閉器等、機能
に応じた種々の機器がある。
として、回路を瞬時に遮断するための遮断器、この遮断
器の開動後に駆動されて回路を完全に切り離す安全用の
断路器、接地回路を開閉するための接地開閉器等、機能
に応じた種々の機器がある。
【0003】これらの機器は従来一般に、同一電線回路
上に個別に設置される場合が多かったが、近年では、こ
れらを同一の箱体に組み込む等により、回路機器全体と
しての小形化、簡素化ひいては設置スペースの縮小等を
図ることが行われている。
上に個別に設置される場合が多かったが、近年では、こ
れらを同一の箱体に組み込む等により、回路機器全体と
しての小形化、簡素化ひいては設置スペースの縮小等を
図ることが行われている。
【0004】図8は、このような複数種類の機器を同一
の箱体に組み込んだ開閉装置の構成例を示したものであ
る。この例では、同一の箱体1に遮断器2と上下一対の
断路器3とが組み込まれ、電線回路4を配した固定部5
に対して箱体1を接離動作可能とし、その箱体1を固定
した状態で遮断器2の開閉操作を行い、また箱体1を固
定部5に対して接離動作することで断路器3の開閉操作
を行うようになっている。
の箱体に組み込んだ開閉装置の構成例を示したものであ
る。この例では、同一の箱体1に遮断器2と上下一対の
断路器3とが組み込まれ、電線回路4を配した固定部5
に対して箱体1を接離動作可能とし、その箱体1を固定
した状態で遮断器2の開閉操作を行い、また箱体1を固
定部5に対して接離動作することで断路器3の開閉操作
を行うようになっている。
【0005】すなわち、図8に示すように、箱体1は底
部に車輪6を有して水平な床7上で移動可能となってお
り、固定部5の電線回路4には断路器3を構成する固定
側断路部3aが上下に配置して設けられている。一方、
可動式の箱体1には、前記の断路部3aに対向する配置
で上下の可動側断路部3bが突出して設けられている。
そして、箱体1の上部には遮断器2を開閉操作するため
の瞬時動作用の操作機構8が設けられるとともに、箱体
1の下部には断路器3を開閉操作するための緩動作用の
操作機構9が設けられている。
部に車輪6を有して水平な床7上で移動可能となってお
り、固定部5の電線回路4には断路器3を構成する固定
側断路部3aが上下に配置して設けられている。一方、
可動式の箱体1には、前記の断路部3aに対向する配置
で上下の可動側断路部3bが突出して設けられている。
そして、箱体1の上部には遮断器2を開閉操作するため
の瞬時動作用の操作機構8が設けられるとともに、箱体
1の下部には断路器3を開閉操作するための緩動作用の
操作機構9が設けられている。
【0006】遮断器2を開閉操作するための操作機構8
は、駆動源としての回転用電動機10と、この電動機1
0の回転出力をギア機構等の動力伝達機構11を介して
受け、瞬時開閉操作用の動力を蓄勢するばね式その他の
蓄勢手段12,13とを備えた構成となっている。そし
て、図示しない操作盤の遠隔スイッチを操作することに
より、電動機10の起動,停止による蓄勢手段12,1
3への蓄勢作用を行わせる一方、別のスイッチ操作によ
り蓄勢手段12,13の蓄勢力を放出して遮断器2の瞬
時開閉作用を行わせるようになっている。
は、駆動源としての回転用電動機10と、この電動機1
0の回転出力をギア機構等の動力伝達機構11を介して
受け、瞬時開閉操作用の動力を蓄勢するばね式その他の
蓄勢手段12,13とを備えた構成となっている。そし
て、図示しない操作盤の遠隔スイッチを操作することに
より、電動機10の起動,停止による蓄勢手段12,1
3への蓄勢作用を行わせる一方、別のスイッチ操作によ
り蓄勢手段12,13の蓄勢力を放出して遮断器2の瞬
時開閉作用を行わせるようになっている。
【0007】また、断路器3を開閉操作するための操作
機構9は、前記と別の駆動源である回転用電動機14
と、この電動機14の回転出力をギア機構等の動力伝達
機構15を介して受けて回転するねじ棒16とを有する
構成となっている。このねじ棒16が固定部5に向かっ
て水平に突出しており、このねじ棒16の先端が、固定
部5に設けた図示しない固定ナットに螺合している。そ
して、操作盤のスイッチ操作で電動機14の起動,停止
を行い、例えばねじ棒16が右回転した場合には、その
ねじ棒16の固定ナットへの捩じ込みが増すことによ
り、箱体1全体が固定部5側(矢印a方向)に移動して
固定側断路部3aと可動側断路部3bとが接合し、断路
器3の閉操作が行われるようになっている。また逆に、
ねじ棒16を左回転した場合には、ねじ棒16の固定ナ
ットへの捩じ込みが減じることにより、箱体1の全体が
固定部5から離間する方向(矢印b方向)に移動し、そ
れにより固定側断路部3aと可動側断路部3bとが離れ
て断路器3の開操作が行われるようになっている。
機構9は、前記と別の駆動源である回転用電動機14
と、この電動機14の回転出力をギア機構等の動力伝達
機構15を介して受けて回転するねじ棒16とを有する
構成となっている。このねじ棒16が固定部5に向かっ
て水平に突出しており、このねじ棒16の先端が、固定
部5に設けた図示しない固定ナットに螺合している。そ
して、操作盤のスイッチ操作で電動機14の起動,停止
を行い、例えばねじ棒16が右回転した場合には、その
ねじ棒16の固定ナットへの捩じ込みが増すことによ
り、箱体1全体が固定部5側(矢印a方向)に移動して
固定側断路部3aと可動側断路部3bとが接合し、断路
器3の閉操作が行われるようになっている。また逆に、
ねじ棒16を左回転した場合には、ねじ棒16の固定ナ
ットへの捩じ込みが減じることにより、箱体1の全体が
固定部5から離間する方向(矢印b方向)に移動し、そ
れにより固定側断路部3aと可動側断路部3bとが離れ
て断路器3の開操作が行われるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の開閉装置では、遮断器2を開閉操作するための操作
機構8と、断路器3を開閉操作するための操作機構9と
が別個に構成されている。そして、各操作機構8,9に
は、それぞれ専用の動力源としての電動機10,14が
備えられ、これら複数の電動機10,14の起動,停止
によって、遮断器2の操作機構8の蓄勢作用および断路
器3の開閉操作が行われるようになっている。なお、上
記構成の他、図示しないが接地開閉器等を組み込むよう
な場合においても、従来ではさらに別の電動機等の駆動
源を備える構成となる。
来の開閉装置では、遮断器2を開閉操作するための操作
機構8と、断路器3を開閉操作するための操作機構9と
が別個に構成されている。そして、各操作機構8,9に
は、それぞれ専用の動力源としての電動機10,14が
備えられ、これら複数の電動機10,14の起動,停止
によって、遮断器2の操作機構8の蓄勢作用および断路
器3の開閉操作が行われるようになっている。なお、上
記構成の他、図示しないが接地開閉器等を組み込むよう
な場合においても、従来ではさらに別の電動機等の駆動
源を備える構成となる。
【0009】したがって、従来の開閉装置では箱体に組
み込まれる遮断器、断路器、接地開閉器等の開閉操作用
の操作機構に対して動力源が複数、個別に内臓されるこ
とになり、このため遮断器、断路器、接地開閉器等の数
だけ駆動源としての電動機が必要となり、開閉装置の小
形化や操作機構の簡素化に制約を受け、設置スペースの
有効利用および製造コストの低減等の進展が阻害されて
いた。
み込まれる遮断器、断路器、接地開閉器等の開閉操作用
の操作機構に対して動力源が複数、個別に内臓されるこ
とになり、このため遮断器、断路器、接地開閉器等の数
だけ駆動源としての電動機が必要となり、開閉装置の小
形化や操作機構の簡素化に制約を受け、設置スペースの
有効利用および製造コストの低減等の進展が阻害されて
いた。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、動力源の設置数を減少することにより、従来に
比してさらに一層の小形化および構成の簡素化を可能と
し、ひいては設置スペースの有効利用および低コスト化
の進展が有効的に図れる開閉装置を提供することを目的
とする。
もので、動力源の設置数を減少することにより、従来に
比してさらに一層の小形化および構成の簡素化を可能と
し、ひいては設置スペースの有効利用および低コスト化
の進展が有効的に図れる開閉装置を提供することを目的
とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、前記の如く小
形化および簡素化が図れるものでありながらも、開閉操
作が円滑かつ確実に行え、高信頼性を得ることができる
開閉装置を提供することにある。
形化および簡素化が図れるものでありながらも、開閉操
作が円滑かつ確実に行え、高信頼性を得ることができる
開閉装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、遮断器、断路器、接地開閉器
のうち、少なくとも2以上の機器を同一の箱体に組み込
み、これらの機器を開閉操作する瞬時動作用または緩動
作用の操作機構を前記箱体内の互いに離間した位置に配
設し、前記各操作機構は基本的な回転部分を有するもの
として、その回転力に基づいて開閉操作を行うようにし
た開閉装置において、前記各操作機構の基本的な回転部
分を前記箱体内で互いに近接させて配置するとともに、
その近接した基本的な回転部分が配置する位置に単一の
回転駆動源を設置し、この単一の回転駆動源から前記各
操作機構の基本的な回転部分に動力をそれぞれ伝達する
動力伝達手段を設けたことを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、遮断器、断路器、接地開閉器
のうち、少なくとも2以上の機器を同一の箱体に組み込
み、これらの機器を開閉操作する瞬時動作用または緩動
作用の操作機構を前記箱体内の互いに離間した位置に配
設し、前記各操作機構は基本的な回転部分を有するもの
として、その回転力に基づいて開閉操作を行うようにし
た開閉装置において、前記各操作機構の基本的な回転部
分を前記箱体内で互いに近接させて配置するとともに、
その近接した基本的な回転部分が配置する位置に単一の
回転駆動源を設置し、この単一の回転駆動源から前記各
操作機構の基本的な回転部分に動力をそれぞれ伝達する
動力伝達手段を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の開閉装
置において、瞬時動作用の操作機構は、回転自在な主軸
と、この主軸にリンク機構を介して連結され主軸回転に
より一方向への付勢力を蓄える閉動作用蓄勢手段および
これと反対の方向への付勢力を蓄える開動作用蓄勢手段
と、前記主軸を前記各蓄勢手段による蓄勢位置で停止保
持できるとともにスイッチ操作でその保持力を瞬時に解
除できるラッチ機構と、前記主軸を前記閉動作用蓄勢手
段の蓄勢位置まで回転させることができる爪送り機構
と、この爪送り機構を駆動する基本的な回転部分として
の偏心カム軸とを備えたものであり、回転駆動源から前
記偏心カム軸に動力を伝達する動力伝達手段は傘歯車そ
の他のギア機構であることを特徴とする。
置において、瞬時動作用の操作機構は、回転自在な主軸
と、この主軸にリンク機構を介して連結され主軸回転に
より一方向への付勢力を蓄える閉動作用蓄勢手段および
これと反対の方向への付勢力を蓄える開動作用蓄勢手段
と、前記主軸を前記各蓄勢手段による蓄勢位置で停止保
持できるとともにスイッチ操作でその保持力を瞬時に解
除できるラッチ機構と、前記主軸を前記閉動作用蓄勢手
段の蓄勢位置まで回転させることができる爪送り機構
と、この爪送り機構を駆動する基本的な回転部分として
の偏心カム軸とを備えたものであり、回転駆動源から前
記偏心カム軸に動力を伝達する動力伝達手段は傘歯車そ
の他のギア機構であることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載の開閉装
置において、瞬時動作用の操作機構を構成する爪送り機
構は、主軸と一体回転可能に設けられ閉動作用蓄勢手段
の蓄勢作用の初期から蓄勢終了までに亘る回転位置に対
応して略半周の範囲に歯部を有するとともに他の半周部
分が円弧状をなす爪歯車と、この爪歯車の歯部に係合す
る平行な一対の送り爪とを有するものであり、前記各送
り爪は、偏心カム軸に互いに逆方向に偏心して設けられ
た偏心カムに係合して交互に前記爪歯車の歯部に対する
送り作用を行うとともに、前記爪歯車の円弧状部分では
摺動によって非送り状態となる構成とされていることを
特徴とする。
置において、瞬時動作用の操作機構を構成する爪送り機
構は、主軸と一体回転可能に設けられ閉動作用蓄勢手段
の蓄勢作用の初期から蓄勢終了までに亘る回転位置に対
応して略半周の範囲に歯部を有するとともに他の半周部
分が円弧状をなす爪歯車と、この爪歯車の歯部に係合す
る平行な一対の送り爪とを有するものであり、前記各送
り爪は、偏心カム軸に互いに逆方向に偏心して設けられ
た偏心カムに係合して交互に前記爪歯車の歯部に対する
送り作用を行うとともに、前記爪歯車の円弧状部分では
摺動によって非送り状態となる構成とされていることを
特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1記載の開閉装
置において、緩動作用の操作機構は、ねじ送りによって
開閉動作を行わせる一方向のねじ山を有する正逆回転可
能なねじ棒と、このねじ棒をチェーン機構によって駆動
する基本的な回転部分としてのスプロケット軸と、この
スプロケット軸に設けられ前記ねじ棒との連結を解除で
きるクラッチとを有するものであり、回転駆動源から前
記スプロケット軸に動力を伝達する動力伝達手段は傘歯
車その他のギア機構であることを特徴とする。
置において、緩動作用の操作機構は、ねじ送りによって
開閉動作を行わせる一方向のねじ山を有する正逆回転可
能なねじ棒と、このねじ棒をチェーン機構によって駆動
する基本的な回転部分としてのスプロケット軸と、この
スプロケット軸に設けられ前記ねじ棒との連結を解除で
きるクラッチとを有するものであり、回転駆動源から前
記スプロケット軸に動力を伝達する動力伝達手段は傘歯
車その他のギア機構であることを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項3記載の瞬時動
作用の操作機構と、請求項4記載の緩動作用の操作機構
とを、共に備えたことを特徴とする。
作用の操作機構と、請求項4記載の緩動作用の操作機構
とを、共に備えたことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項5記載の開閉装
置において、回転駆動源は正逆回転可能な電動機とされ
て正逆回転用の切換え回路に接続される一方、緩動作用
の操作機構のクラッチは電磁クラッチとされて開閉用の
切換え回路に接続されており、これらの切換え回路は、
電動機の正方向回転用通電を行わせて瞬時動作用の操作
機構の閉動作用蓄勢手段の蓄勢作用のみを行わせる蓄勢
用スイッチ機構と、前記電動機の正方向回転および前記
電磁クラッチの接続用通電を同時に行わせて前記閉動作
用蓄勢手段の蓄勢およびスプロケット軸により回転する
ねじ棒を正方向動作させる蓄勢およびねじ棒駆動用スイ
ッチ機構と、前記電動機の逆方向回転および前記電磁ク
ラッチの接続用通電を同時に行わせて前記ねじ棒の逆方
向回転のみを行わせるねじ棒逆方向駆動用スイッチ機構
とを備えたことを特徴とする。
置において、回転駆動源は正逆回転可能な電動機とされ
て正逆回転用の切換え回路に接続される一方、緩動作用
の操作機構のクラッチは電磁クラッチとされて開閉用の
切換え回路に接続されており、これらの切換え回路は、
電動機の正方向回転用通電を行わせて瞬時動作用の操作
機構の閉動作用蓄勢手段の蓄勢作用のみを行わせる蓄勢
用スイッチ機構と、前記電動機の正方向回転および前記
電磁クラッチの接続用通電を同時に行わせて前記閉動作
用蓄勢手段の蓄勢およびスプロケット軸により回転する
ねじ棒を正方向動作させる蓄勢およびねじ棒駆動用スイ
ッチ機構と、前記電動機の逆方向回転および前記電磁ク
ラッチの接続用通電を同時に行わせて前記ねじ棒の逆方
向回転のみを行わせるねじ棒逆方向駆動用スイッチ機構
とを備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る開閉装置の一
実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。な
お、本実施形態は遮断器と断路器とを一つの箱体に組み
込んだ構成として適用した場合についてのものである。
実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。な
お、本実施形態は遮断器と断路器とを一つの箱体に組み
込んだ構成として適用した場合についてのものである。
【0019】図1は本実施形態による開閉装置の全体構
成を示す正面図であり、図2は図1の側面図である。図
3は操作機構の要部を示す斜視図であり、図4および図
5は、蓄勢手段の部分構成を示す説明図である。図6は
操作機構の回路構成を示す配線図であり、図7は操作方
法を説明するためのフローチャートである。
成を示す正面図であり、図2は図1の側面図である。図
3は操作機構の要部を示す斜視図であり、図4および図
5は、蓄勢手段の部分構成を示す説明図である。図6は
操作機構の回路構成を示す配線図であり、図7は操作方
法を説明するためのフローチャートである。
【0020】まず、図1および図2によって全体構成を
概略的に説明すると、移動可能な箱体21に遮断器22
と上下一対の断路器23とが組み込まれ、この箱体21
が電線回路24を配した固定部25に対して接離動作可
能とされている。そして、遮断器22の開閉操作は箱体
21を固定した状態で行われ、また断路器23の開閉操
作は箱体21を固定部25に対して接離動作することで
を行われるようになっている。
概略的に説明すると、移動可能な箱体21に遮断器22
と上下一対の断路器23とが組み込まれ、この箱体21
が電線回路24を配した固定部25に対して接離動作可
能とされている。そして、遮断器22の開閉操作は箱体
21を固定した状態で行われ、また断路器23の開閉操
作は箱体21を固定部25に対して接離動作することで
を行われるようになっている。
【0021】すなわち、箱体21は底部に車輪26を有
して水平な床27上で移動可能となっており、固定部2
5の電線回路24には、断路器23を構成する固定側断
路部23aが上下に配置して設けられている。箱体21
には、固定側断路部23aに対向する配置で上下の可動
側断路部23bが突出して設けられている。
して水平な床27上で移動可能となっており、固定部2
5の電線回路24には、断路器23を構成する固定側断
路部23aが上下に配置して設けられている。箱体21
には、固定側断路部23aに対向する配置で上下の可動
側断路部23bが突出して設けられている。
【0022】箱体21の上部には、遮断器22を開閉操
作するための瞬時動作用の操作機構28が設けられると
ともに、箱体21の下部には、断路器23を開閉操作す
るための緩動作用の操作機構29が設けられている。こ
れらの各操作機構28,29は以下に説明するように、
基本的な回転部分が箱体21内で互いに近接して配置さ
れている。そして本実施形態では、その近接した基本的
な回転部分が配置する位置に、単一の回転駆動源として
正逆回転可能な電動機30が設置され、この電動機30
から各操作機構28,29の基本的な回転部分に動力伝
達手段31,32を介して動力がそれぞれ伝達されるよ
うになっている。
作するための瞬時動作用の操作機構28が設けられると
ともに、箱体21の下部には、断路器23を開閉操作す
るための緩動作用の操作機構29が設けられている。こ
れらの各操作機構28,29は以下に説明するように、
基本的な回転部分が箱体21内で互いに近接して配置さ
れている。そして本実施形態では、その近接した基本的
な回転部分が配置する位置に、単一の回転駆動源として
正逆回転可能な電動機30が設置され、この電動機30
から各操作機構28,29の基本的な回転部分に動力伝
達手段31,32を介して動力がそれぞれ伝達されるよ
うになっている。
【0023】図3〜図5は、各操作機構28,29の構
成と、これらに対する電動機30および動力伝達手段3
1,32の連結構成等とを詳細に示している。
成と、これらに対する電動機30および動力伝達手段3
1,32の連結構成等とを詳細に示している。
【0024】まず、遮断器22を開閉操作するための瞬
時動作用の操作機構28について説明する。この操作機
構28は図3に示すように、回転自在な主軸33と、こ
の主軸33にリンク機構34,35を介してそれぞれ連
結された閉動作用蓄勢手段36および開動作用蓄勢手段
37と、この各蓄勢手段36,37の停止保持および保
持力解除を行うラッチ機構38,39と、主軸33を回
転駆動する爪送り機構40と、この爪送り機構40を駆
動する基本的な回転部分としての偏心カム軸41とを備
えている。
時動作用の操作機構28について説明する。この操作機
構28は図3に示すように、回転自在な主軸33と、こ
の主軸33にリンク機構34,35を介してそれぞれ連
結された閉動作用蓄勢手段36および開動作用蓄勢手段
37と、この各蓄勢手段36,37の停止保持および保
持力解除を行うラッチ機構38,39と、主軸33を回
転駆動する爪送り機構40と、この爪送り機構40を駆
動する基本的な回転部分としての偏心カム軸41とを備
えている。
【0025】閉動作用蓄勢手段36は、図3および図4
に示すように、水平に配置した主軸33の下方に配置し
た縦長な蓄勢用の圧縮コイルばね(「入」操作用ばね)
42と、主軸33に一体回転可能に設けられたレバー4
3と、このレバー43に軸44を介して連結され略中間
部が支点軸45で支持された揺動可能なハンガー46と
で構成され、このハンガー46の下端部が、「入」操作
用ばね42の下部に連結されている。そして、図4に示
すように、主軸33が一方向(矢印c方向)に回転し
て、レバー43が主軸33の上方に回動する際に「入」
操作用ばね42が圧縮され、「入」操作用の押下げ力
(矢印d)が蓄勢されるようになっている。レバー43
は、「入」操作用ばね42の蓄勢力が最大となる主軸3
3の真上の位置を少し超えた回動位置でラッチ機構38
によって停止保持される。
に示すように、水平に配置した主軸33の下方に配置し
た縦長な蓄勢用の圧縮コイルばね(「入」操作用ばね)
42と、主軸33に一体回転可能に設けられたレバー4
3と、このレバー43に軸44を介して連結され略中間
部が支点軸45で支持された揺動可能なハンガー46と
で構成され、このハンガー46の下端部が、「入」操作
用ばね42の下部に連結されている。そして、図4に示
すように、主軸33が一方向(矢印c方向)に回転し
て、レバー43が主軸33の上方に回動する際に「入」
操作用ばね42が圧縮され、「入」操作用の押下げ力
(矢印d)が蓄勢されるようになっている。レバー43
は、「入」操作用ばね42の蓄勢力が最大となる主軸3
3の真上の位置を少し超えた回動位置でラッチ機構38
によって停止保持される。
【0026】このラッチ機構38は、レバー43の軸4
4に設けたローラ47と、このローラ47に一端が当接
するラッチ(「入」操作用ラッチ)48とで構成されて
いる。この「入」操作用ラッチ48は中間部を軸49で
支持されてローラ47に接離する方向(矢印e方向)に
揺動可能とされ、巻ばね50によってローラ停止側(矢
印f方向)に付勢されている。このラッチ48の他端
は、電磁操作用コイル(「入」操作用コイル)51に支
持され、「入」操作用レバー43の停止保持状態からの
解除動作が行えるようになっている。この解除動作が行
われると、「入」操作用ばね42の蓄勢力によってハン
ガー46が下方に引かれ、レバー43を介して主軸33
が略半回転することになる。
4に設けたローラ47と、このローラ47に一端が当接
するラッチ(「入」操作用ラッチ)48とで構成されて
いる。この「入」操作用ラッチ48は中間部を軸49で
支持されてローラ47に接離する方向(矢印e方向)に
揺動可能とされ、巻ばね50によってローラ停止側(矢
印f方向)に付勢されている。このラッチ48の他端
は、電磁操作用コイル(「入」操作用コイル)51に支
持され、「入」操作用レバー43の停止保持状態からの
解除動作が行えるようになっている。この解除動作が行
われると、「入」操作用ばね42の蓄勢力によってハン
ガー46が下方に引かれ、レバー43を介して主軸33
が略半回転することになる。
【0027】また、開動作用蓄勢手段37は、図3およ
び図5(図4と逆向き)に示すように、主軸33の上方
に配置した横長な蓄勢用の圧縮コイルばね(「切」操作
用ばね)52と、主軸33に一体回転可能に設けられ前
記の閉動作用蓄勢手段36のレバー43と反対(軸対
称)の側に凸部53aが形成されたカム53と、縦長で
略中間部が支点軸54により支持された揺動可能(矢印
g方向)なメインレバー55とで構成され、このメイン
レバー55の支点軸54の下側に設けたローラ56にカ
ム53の凸部53aが係合するとともに、このメインレ
バー55の上端部が、「切」操作用ばね52にアーム5
7、軸58およびフレーム59を介して連結されてい
る。なお、フレーム59には、遮断器ユニット86が取
付けられている。そして、図5に示すように、主軸33
が一方向(矢印c方向)に回転して、カム53の凸部5
3aによってメインレバー55が押動される際に「切」
操作用ばね52が圧縮され、「切」操作用の押付け力
(矢印h)が蓄勢されるようになっている。メインレバ
ー55は、「切」操作用ばね52の蓄勢力が最大となる
揺動位置(図5の仮想線の位置)でラッチ機構39によ
って停止保持される。
び図5(図4と逆向き)に示すように、主軸33の上方
に配置した横長な蓄勢用の圧縮コイルばね(「切」操作
用ばね)52と、主軸33に一体回転可能に設けられ前
記の閉動作用蓄勢手段36のレバー43と反対(軸対
称)の側に凸部53aが形成されたカム53と、縦長で
略中間部が支点軸54により支持された揺動可能(矢印
g方向)なメインレバー55とで構成され、このメイン
レバー55の支点軸54の下側に設けたローラ56にカ
ム53の凸部53aが係合するとともに、このメインレ
バー55の上端部が、「切」操作用ばね52にアーム5
7、軸58およびフレーム59を介して連結されてい
る。なお、フレーム59には、遮断器ユニット86が取
付けられている。そして、図5に示すように、主軸33
が一方向(矢印c方向)に回転して、カム53の凸部5
3aによってメインレバー55が押動される際に「切」
操作用ばね52が圧縮され、「切」操作用の押付け力
(矢印h)が蓄勢されるようになっている。メインレバ
ー55は、「切」操作用ばね52の蓄勢力が最大となる
揺動位置(図5の仮想線の位置)でラッチ機構39によ
って停止保持される。
【0028】このラッチ機構39は、メインレバー55
の下端部に設けたローラ60と、このローラ60に一端
が当接するラッチ(「切」操作用ラッチ)61とで構成
されている。この「切」操作用ラッチ61は中間部を軸
62で支持されてローラ60に接離する方向(矢印i方
向)に揺動可能とされ、巻ばね63によってローラ停止
側(矢印j方向)に付勢されている。この「切」操作用
ラッチ61の他端は、電磁操作用コイル(「切」操作用
コイル)64に支持され、メインレバー55の停止保持
状態からの解除動作が行えるようになっている。この解
除動作が行われると、「切」操作用ばね52の蓄勢力h
によってフレーム59が側方に押動され、遮断器開
(「切」)の状態なる。この場合、メインレバー57の
上端が側方に押動されて、図5に実線で示す状態とな
る。
の下端部に設けたローラ60と、このローラ60に一端
が当接するラッチ(「切」操作用ラッチ)61とで構成
されている。この「切」操作用ラッチ61は中間部を軸
62で支持されてローラ60に接離する方向(矢印i方
向)に揺動可能とされ、巻ばね63によってローラ停止
側(矢印j方向)に付勢されている。この「切」操作用
ラッチ61の他端は、電磁操作用コイル(「切」操作用
コイル)64に支持され、メインレバー55の停止保持
状態からの解除動作が行えるようになっている。この解
除動作が行われると、「切」操作用ばね52の蓄勢力h
によってフレーム59が側方に押動され、遮断器開
(「切」)の状態なる。この場合、メインレバー57の
上端が側方に押動されて、図5に実線で示す状態とな
る。
【0029】次に、爪送り機構は図1〜図3に示すよう
に、主軸33に一体回転可能に設けられて「入」操作用
ばね42の蓄勢初期から蓄勢終了までに亘る回転位置に
対応して略半周の範囲に歯部65aを有するとともに他
の半周部分が円弧状をなす爪歯車65と、この爪歯車6
5の歯部65aに係合する平行な一対の送り爪66,6
7とを有するものである。各送り爪66,67は、瞬時
動作用の操作機構28の基本的な回転部分となる偏心カ
ム軸41に互いに逆方向に偏心して設けられた一対の偏
心カム68,69にそれぞれ係合して取り付けられ、交
互に爪歯車65の歯部65aに対する送り作用を行うと
ともに、爪歯車65の円弧状部分では摺動自在、すなわ
ち非送り状態となる構成とされている。
に、主軸33に一体回転可能に設けられて「入」操作用
ばね42の蓄勢初期から蓄勢終了までに亘る回転位置に
対応して略半周の範囲に歯部65aを有するとともに他
の半周部分が円弧状をなす爪歯車65と、この爪歯車6
5の歯部65aに係合する平行な一対の送り爪66,6
7とを有するものである。各送り爪66,67は、瞬時
動作用の操作機構28の基本的な回転部分となる偏心カ
ム軸41に互いに逆方向に偏心して設けられた一対の偏
心カム68,69にそれぞれ係合して取り付けられ、交
互に爪歯車65の歯部65aに対する送り作用を行うと
ともに、爪歯車65の円弧状部分では摺動自在、すなわ
ち非送り状態となる構成とされている。
【0030】この偏心カム軸41が、単一の回転駆動源
である電動機30の出力軸30aに、動力伝達手段31
としての傘歯車70,71によって連結されている。こ
れにより、電動機30の回転駆動によって偏心カム軸4
1が回転し、送り爪66,67によって爪歯車65が略
半回転駆動され、主軸およびレバー43も略半回転して
「入」操作用ばね42の蓄勢が行われ、「入」操作用ラ
ッチ48によって蓄勢位置に保持される。なお、爪歯車
65の歯部65aは略半周に形成されているので、
「入」操作用ばね42の蓄勢が終了した後は、送り爪6
6,67が円弧部分で摺動するだけで非送り状態となる
ので、主軸33は非回転状態となる。また、主軸33に
は、この主軸33の外周部に形成した溝72に係合して
オン(「入」)、オフ(「切」)するリミットスイッチ
73が設けられている。このリミットスイッチ73は、
後述する電気回路に組み込まれ、主軸33の回転位置に
応じて電動機30の駆動、停止の制御に用いられる。
である電動機30の出力軸30aに、動力伝達手段31
としての傘歯車70,71によって連結されている。こ
れにより、電動機30の回転駆動によって偏心カム軸4
1が回転し、送り爪66,67によって爪歯車65が略
半回転駆動され、主軸およびレバー43も略半回転して
「入」操作用ばね42の蓄勢が行われ、「入」操作用ラ
ッチ48によって蓄勢位置に保持される。なお、爪歯車
65の歯部65aは略半周に形成されているので、
「入」操作用ばね42の蓄勢が終了した後は、送り爪6
6,67が円弧部分で摺動するだけで非送り状態となる
ので、主軸33は非回転状態となる。また、主軸33に
は、この主軸33の外周部に形成した溝72に係合して
オン(「入」)、オフ(「切」)するリミットスイッチ
73が設けられている。このリミットスイッチ73は、
後述する電気回路に組み込まれ、主軸33の回転位置に
応じて電動機30の駆動、停止の制御に用いられる。
【0031】一方、断路器23の開閉動作を緩動作とし
て行うための操作機構29は、図1〜図3に示すよう
に、箱体21から突出したねじ棒74を有する構成とな
っている。このねじ棒74は正逆回転可能で、一方向の
ねじ山を有し、箱体21から固定部25側に向かって水
平に突出しており、このねじ棒74の先端が、固定部2
5に設けた固定ナット75に螺合している。そして、例
えばねじ棒74が右回転した場合には、そのねじ棒74
の固定ナット75へのねじ込み深さ増す状態となり、そ
れにより箱体21全体が固定部25側に移動して固定側
断路部23aと可動側断路部23bとが接合し、断路器
23の閉操作が行われるようになっている。また逆に、
ねじ棒74を左回転した場合には、ねじ棒74の固定ナ
ット75へのねじ込みが減じる状態となり、箱体21の
全体が固定側から離間し、それにより固定側断路部23
aと可動側断路部23bとが離れて断路器23の開操作
が行われるようになっている。
て行うための操作機構29は、図1〜図3に示すよう
に、箱体21から突出したねじ棒74を有する構成とな
っている。このねじ棒74は正逆回転可能で、一方向の
ねじ山を有し、箱体21から固定部25側に向かって水
平に突出しており、このねじ棒74の先端が、固定部2
5に設けた固定ナット75に螺合している。そして、例
えばねじ棒74が右回転した場合には、そのねじ棒74
の固定ナット75へのねじ込み深さ増す状態となり、そ
れにより箱体21全体が固定部25側に移動して固定側
断路部23aと可動側断路部23bとが接合し、断路器
23の閉操作が行われるようになっている。また逆に、
ねじ棒74を左回転した場合には、ねじ棒74の固定ナ
ット75へのねじ込みが減じる状態となり、箱体21の
全体が固定側から離間し、それにより固定側断路部23
aと可動側断路部23bとが離れて断路器23の開操作
が行われるようになっている。
【0032】このねじ棒74は、チェーン機構76によ
って駆動するようになっている。すなわち、前記の電動
機30の近傍には駆動用スプロケット77を有する基本
的な回転部分としてのスプロケット軸78が配置されて
いる。このスプロケット軸78には傘歯車79が設けら
れ、その傘歯車79が偏心カム軸41の傘歯車71に噛
合し、これによってスプロケット軸78が単一の駆動源
である正逆回転用の電動機30に連結されて、回転駆動
されるようになっている。ねじ棒74の箱体内部側の端
部にも従動用スプロケット80が設けられており、この
従動用スプロケット80がスプロケット軸78の駆動用
スプロケット77にチェーン81によって連結されてい
る。さらに、スプロケット軸78には駆動用スプロケッ
ト77との連結、解除が電気的に切換え操作できる電磁
クラッチ82が設けられている。この電磁クラッチ82
の切換え操作によって、ねじ棒74の回転が制御され
る。なお、図1に示すように、箱体21の底部には断路
器操作用の一対のリミットスイッチ83,84が設けら
れ、箱体21が移動する床27上の固定部材85との接
触によって「入」「切」動作するようになっている。こ
れらのリミットスイッチの作用については、後の記述で
説明する。
って駆動するようになっている。すなわち、前記の電動
機30の近傍には駆動用スプロケット77を有する基本
的な回転部分としてのスプロケット軸78が配置されて
いる。このスプロケット軸78には傘歯車79が設けら
れ、その傘歯車79が偏心カム軸41の傘歯車71に噛
合し、これによってスプロケット軸78が単一の駆動源
である正逆回転用の電動機30に連結されて、回転駆動
されるようになっている。ねじ棒74の箱体内部側の端
部にも従動用スプロケット80が設けられており、この
従動用スプロケット80がスプロケット軸78の駆動用
スプロケット77にチェーン81によって連結されてい
る。さらに、スプロケット軸78には駆動用スプロケッ
ト77との連結、解除が電気的に切換え操作できる電磁
クラッチ82が設けられている。この電磁クラッチ82
の切換え操作によって、ねじ棒74の回転が制御され
る。なお、図1に示すように、箱体21の底部には断路
器操作用の一対のリミットスイッチ83,84が設けら
れ、箱体21が移動する床27上の固定部材85との接
触によって「入」「切」動作するようになっている。こ
れらのリミットスイッチの作用については、後の記述で
説明する。
【0033】図6は、以上の機構を動作させるための電
気回路の構成を示している。この回路には、電源スイッ
チ(図示せず)とともに、遮断器「入」、「切」用のス
イッチ91,92、断路器「入」、「切」用のスイッチ
93,94がそれぞれ設けられている。遮断器「入」用
の回路には、「入」スイッチ91によって動作する前述
した「入」操作用コイル51が接続され、遮断器「切」
用の回路には「切」スイッチ92によって動作する前述
した「切」操作用コイル64が接続されている。また、
断路器「入」用の回路には「入」スイッチ93によって
動作する電磁接触器95と、箱体21下部のリミットス
イッチ83とが設けられ、断路器「切」用の回路には
「切」スイッチ94によって動作する電磁接触器96
と、箱体21下部のリミットスイッチ84とが設けられ
ている。これらのリミットスイッチ83,84は、断路
器の「入」、「切」終了後に「切」となるものである。
気回路の構成を示している。この回路には、電源スイッ
チ(図示せず)とともに、遮断器「入」、「切」用のス
イッチ91,92、断路器「入」、「切」用のスイッチ
93,94がそれぞれ設けられている。遮断器「入」用
の回路には、「入」スイッチ91によって動作する前述
した「入」操作用コイル51が接続され、遮断器「切」
用の回路には「切」スイッチ92によって動作する前述
した「切」操作用コイル64が接続されている。また、
断路器「入」用の回路には「入」スイッチ93によって
動作する電磁接触器95と、箱体21下部のリミットス
イッチ83とが設けられ、断路器「切」用の回路には
「切」スイッチ94によって動作する電磁接触器96
と、箱体21下部のリミットスイッチ84とが設けられ
ている。これらのリミットスイッチ83,84は、断路
器の「入」、「切」終了後に「切」となるものである。
【0034】また、主軸33の回転位置に応じて
「入」、「切」操作される前述したリミットスイッチ7
3と、このリミットスイッチ73によって動作する電磁
接触器97とを有する主軸検出回路が設けられている。
この主軸検出回路のリミットスイッチ73は、主軸33
が「入」操作用ばね42の非蓄勢位置で「入」となり、
「入」操作用ばね42が蓄勢状態となる位置まで主軸が
回転した後で「切」となる。
「入」、「切」操作される前述したリミットスイッチ7
3と、このリミットスイッチ73によって動作する電磁
接触器97とを有する主軸検出回路が設けられている。
この主軸検出回路のリミットスイッチ73は、主軸33
が「入」操作用ばね42の非蓄勢位置で「入」となり、
「入」操作用ばね42が蓄勢状態となる位置まで主軸が
回転した後で「切」となる。
【0035】さらに、この電気回路で示すように、本実
施形態では電動機30および電磁クラッチ82を
「入」、「切」するための切換え回路が設けられてい
る。すなわち、電動機30には、前記の3種の電磁接触
器95,96,97に応動するリレースイッチ101,
102,103を有する電動機スイッチ回路と、前記の
2種の電磁接触器95,96に応動するリレースイッチ
104,105を有する電磁クラッチスイッチ回路とが
設けられている。これらのスイッチ回路の組合せによ
り、電動機30の正方向回転用通電を行わせて瞬時動作
用の操作機構28の閉動作用蓄勢手段36の蓄勢作用の
みを行わせる蓄勢用スイッチ機構と、電動機30の正方
向回転および電磁クラッチ82の接続用通電を同時に行
わせて閉動作用蓄勢手段36の蓄勢およびスプロケット
軸78により回転するねじ棒74を正方向動作させる蓄
勢およびねじ棒駆動用スイッチ機構と、電動機30の逆
方向回転および電磁クラッチ82の接続用通電を同時に
行わせてねじ棒74の逆方向回転のみを行わせるねじ棒
逆方向駆動用スイッチ機構とが形成される。
施形態では電動機30および電磁クラッチ82を
「入」、「切」するための切換え回路が設けられてい
る。すなわち、電動機30には、前記の3種の電磁接触
器95,96,97に応動するリレースイッチ101,
102,103を有する電動機スイッチ回路と、前記の
2種の電磁接触器95,96に応動するリレースイッチ
104,105を有する電磁クラッチスイッチ回路とが
設けられている。これらのスイッチ回路の組合せによ
り、電動機30の正方向回転用通電を行わせて瞬時動作
用の操作機構28の閉動作用蓄勢手段36の蓄勢作用の
みを行わせる蓄勢用スイッチ機構と、電動機30の正方
向回転および電磁クラッチ82の接続用通電を同時に行
わせて閉動作用蓄勢手段36の蓄勢およびスプロケット
軸78により回転するねじ棒74を正方向動作させる蓄
勢およびねじ棒駆動用スイッチ機構と、電動機30の逆
方向回転および電磁クラッチ82の接続用通電を同時に
行わせてねじ棒74の逆方向回転のみを行わせるねじ棒
逆方向駆動用スイッチ機構とが形成される。
【0036】次に本実施形態の作用を、図6の回路図お
よび図7のフローチャートを参照して説明する。なお、
(1)蓄勢作用、(2)遮断器の閉(「入」)および開
(「切」)作用、(3)断路器の閉(「入」)および開
(「切」)作用の順に説明する。
よび図7のフローチャートを参照して説明する。なお、
(1)蓄勢作用、(2)遮断器の閉(「入」)および開
(「切」)作用、(3)断路器の閉(「入」)および開
(「切」)作用の順に説明する。
【0037】(1)蓄勢作用 遮断器22および断路器23とも「切」の状態では、
「入」操作用ばね42が未圧縮の状態にあり、リミット
スイッチ73は「入」状態となっている。そこで、操作
電源スイッチ(図示せず)を「入」操作すると(S10
1)、電磁接触器97が閉動作して、リレースイッチ1
03が「入」となり、電動機30が起動(正方向回転)
する(S301)。
「入」操作用ばね42が未圧縮の状態にあり、リミット
スイッチ73は「入」状態となっている。そこで、操作
電源スイッチ(図示せず)を「入」操作すると(S10
1)、電磁接触器97が閉動作して、リレースイッチ1
03が「入」となり、電動機30が起動(正方向回転)
する(S301)。
【0038】この電動機30の出力軸30aの回転は傘
歯車70,71を介して偏心カム軸41に伝達される。
偏心軸41には偏心カム68,69を介して送り爪6
6,67が設けられているので、これらの送り爪66,
67が交互に往復動作して、これらに係合している主軸
33の爪歯車65が歯部65aの1ピッチずつ送られて
回転し、その回転力によって主軸33が回転する。
歯車70,71を介して偏心カム軸41に伝達される。
偏心軸41には偏心カム68,69を介して送り爪6
6,67が設けられているので、これらの送り爪66,
67が交互に往復動作して、これらに係合している主軸
33の爪歯車65が歯部65aの1ピッチずつ送られて
回転し、その回転力によって主軸33が回転する。
【0039】主軸33が回転すると、この主軸33に連
結されているレバー43が回転し、このレバー43に連
結されたハンガー46の動作によって「入」操作用ばね
42が圧縮されて、蓄勢作用が始まる。主軸33の回転
に伴うレバー43の回転によって次第に「入」動作用ば
ね42が圧縮されてゆく(S201)。そして、レバー
43が略半回転した状態において、主軸33に半周分だ
け設けられている爪歯車65の歯部65aと送り爪6
6,67との係合が終了するので、主軸33がフリーな
状態となる(S202)。この状態でレバー43が主軸
33の真上を超えるので、主軸33がフリーであること
によって、レバー43は「入」操作用ばね42にハンガ
ー46を介して引張られて真上を超えた位置からさらに
下方に回転しようとする。但し、この位置からレバー4
3が少し回転した位置で、レバー43に設けられたロー
ラ47が「入」操作用ラッチ48と当接して停止するの
で、それ以上の回転が阻止され、レバー43の回転はこ
の位置で停止となる(図4の実線の状態)。これにより
「入」操作用ばね42は最大限圧縮した状態から僅かに
伸びた状態で停止保持され、これにより遮断器22を閉
操作するための駆動力となる圧縮作用が完了して蓄勢状
態となる(S102)。この蓄勢完了に連動してリミッ
トスイッチ73が「切」となり、電磁接触器97が復帰
し、リレースイッチ103が「切」となって電動機30
が停止する(S302)。
結されているレバー43が回転し、このレバー43に連
結されたハンガー46の動作によって「入」操作用ばね
42が圧縮されて、蓄勢作用が始まる。主軸33の回転
に伴うレバー43の回転によって次第に「入」動作用ば
ね42が圧縮されてゆく(S201)。そして、レバー
43が略半回転した状態において、主軸33に半周分だ
け設けられている爪歯車65の歯部65aと送り爪6
6,67との係合が終了するので、主軸33がフリーな
状態となる(S202)。この状態でレバー43が主軸
33の真上を超えるので、主軸33がフリーであること
によって、レバー43は「入」操作用ばね42にハンガ
ー46を介して引張られて真上を超えた位置からさらに
下方に回転しようとする。但し、この位置からレバー4
3が少し回転した位置で、レバー43に設けられたロー
ラ47が「入」操作用ラッチ48と当接して停止するの
で、それ以上の回転が阻止され、レバー43の回転はこ
の位置で停止となる(図4の実線の状態)。これにより
「入」操作用ばね42は最大限圧縮した状態から僅かに
伸びた状態で停止保持され、これにより遮断器22を閉
操作するための駆動力となる圧縮作用が完了して蓄勢状
態となる(S102)。この蓄勢完了に連動してリミッ
トスイッチ73が「切」となり、電磁接触器97が復帰
し、リレースイッチ103が「切」となって電動機30
が停止する(S302)。
【0040】(2)遮断器の「入」および「切」作用 (2a)遮断器「入」 遠隔操作により、遮断器「入」操作用スイッチ91を
「入」操作すると(S103)、「入」操作用コイル5
1が動作して(S303)、「入」操作用ラッチ48の
他端が引き下ろされる。これにより、「入」操作用ラッ
チ48が軸49を支点として一端が上向き動作し、ロー
ラ47から外れる(図4の仮想線の状態)。これによ
り、「入」操作用ばね42が蓄勢力によって下方に伸
び、ハンガー46が引き下ろされ、レバー43によって
主軸33が略半回転する(S203)。この回転によ
り、主軸33に設けられているレバー43と反対の向き
に凸部53aを有するカム53が回転し、メインレバー
55のローラ56を押動するので(S204)、メイン
レバー55が軸54を支点として回動することにより
(図5の仮想線の状態)、「切」操作用ばね52が圧縮
された状態となりつつ、フレーム59および遮断器ユニ
ット96が「入」操作方向に移動して遮断器「入」完了
となる(S104)。この時、「切」操作用ラッチ61
が巻きばね63の力でメインレバー55のローラ60と
係合するので(S205)、遮断器「入」の状態が保持
される(図5の仮想線の状態)。この場合、主軸33の
半回転によってリミットスイッチ73が「入」の状態と
なるので、電磁接触器97が動作し、電動機30が正方
向に回転して(S304)、傘歯車70,71、偏心カ
ム軸41、送り爪66,67、爪歯車65が動作して、
主軸33が回転を始め、レバー43、ハンガー46の動
作によって再び「入」操作用ばね42の圧縮が開始され
る(S105)。そして、レバー43が主軸33の真上
を超えた位置で、前述した蓄勢作用と同様に「入」操作
用ばね42の圧縮が完了して蓄勢状態となり(S10
6)、送り爪66,67と爪歯車65との係合が外れる
とともに(S206)、リミットスイッチ73が
「切」、電磁接触器97が復帰、電動機30が停止とな
る(S305)。すなわち、閉動作用蓄勢手段36は常
に蓄勢状態となって待機することになる。
「入」操作すると(S103)、「入」操作用コイル5
1が動作して(S303)、「入」操作用ラッチ48の
他端が引き下ろされる。これにより、「入」操作用ラッ
チ48が軸49を支点として一端が上向き動作し、ロー
ラ47から外れる(図4の仮想線の状態)。これによ
り、「入」操作用ばね42が蓄勢力によって下方に伸
び、ハンガー46が引き下ろされ、レバー43によって
主軸33が略半回転する(S203)。この回転によ
り、主軸33に設けられているレバー43と反対の向き
に凸部53aを有するカム53が回転し、メインレバー
55のローラ56を押動するので(S204)、メイン
レバー55が軸54を支点として回動することにより
(図5の仮想線の状態)、「切」操作用ばね52が圧縮
された状態となりつつ、フレーム59および遮断器ユニ
ット96が「入」操作方向に移動して遮断器「入」完了
となる(S104)。この時、「切」操作用ラッチ61
が巻きばね63の力でメインレバー55のローラ60と
係合するので(S205)、遮断器「入」の状態が保持
される(図5の仮想線の状態)。この場合、主軸33の
半回転によってリミットスイッチ73が「入」の状態と
なるので、電磁接触器97が動作し、電動機30が正方
向に回転して(S304)、傘歯車70,71、偏心カ
ム軸41、送り爪66,67、爪歯車65が動作して、
主軸33が回転を始め、レバー43、ハンガー46の動
作によって再び「入」操作用ばね42の圧縮が開始され
る(S105)。そして、レバー43が主軸33の真上
を超えた位置で、前述した蓄勢作用と同様に「入」操作
用ばね42の圧縮が完了して蓄勢状態となり(S10
6)、送り爪66,67と爪歯車65との係合が外れる
とともに(S206)、リミットスイッチ73が
「切」、電磁接触器97が復帰、電動機30が停止とな
る(S305)。すなわち、閉動作用蓄勢手段36は常
に蓄勢状態となって待機することになる。
【0041】(2b)遮断器「切」 遠隔操作により、遮断器「切」操作用スイッチ92を
「切」操作すると(S107)、「切」操作用コイル6
4が動作して(S306)、「切」操作用ラッチ61の
他端が引き下ろされる。これにより、「切」操作用ラッ
チ61が軸62を支点として一端が上向き動作し、メイ
ンレバー55のローラ60から外れる(図5の実線の状
態)。これにより、「切」操作用ばね52が蓄勢力によ
って伸び、遮断器「切」の動作が行われる。この場合、
メインレバー55が軸54を中心として回動し(S20
7:図5の実線の状態)、遮断器「切」の完了となる
(S108)。この遮断器「切」操作においては主軸3
3が回転せず、「入」操作用ばね42は圧縮状態のまま
であり、閉動作用蓄勢手段36は常に蓄勢状態となって
待機するので、次回の「入」動作が可能な状態に保持さ
れる。
「切」操作すると(S107)、「切」操作用コイル6
4が動作して(S306)、「切」操作用ラッチ61の
他端が引き下ろされる。これにより、「切」操作用ラッ
チ61が軸62を支点として一端が上向き動作し、メイ
ンレバー55のローラ60から外れる(図5の実線の状
態)。これにより、「切」操作用ばね52が蓄勢力によ
って伸び、遮断器「切」の動作が行われる。この場合、
メインレバー55が軸54を中心として回動し(S20
7:図5の実線の状態)、遮断器「切」の完了となる
(S108)。この遮断器「切」操作においては主軸3
3が回転せず、「入」操作用ばね42は圧縮状態のまま
であり、閉動作用蓄勢手段36は常に蓄勢状態となって
待機するので、次回の「入」動作が可能な状態に保持さ
れる。
【0042】(3)断路器の「入」および「切」作用 (3a)断路器「入」 断路器「切」の位置では箱体21が固定部25から離間
しており、この状態では箱体21底部の一方のリミット
スイッチ83が「入」の状態にある。そこで、遠隔操作
により、断路器「入」操作用スイッチ93を「入」操作
すると(S109)、電磁接触器95が動作して、リレ
ースイッチ101,104が「入」となり、電動機30
が正方向に回転するとともに、電磁クラッチ82が動作
して(S307)スプロケット軸78とねじ棒74とが
連結状態となる。そして、電動機30の出力軸30aの
回転が傘歯車70,71,79、スプロケット77,8
0およびチェーン81を介してねじ棒74の右回転とし
て伝達され(S208)、このねじ棒74と固定ナット
75との捩じ込みが増す状態となって箱体21が固定部
25側に移動し、断路器「入」となる。箱体21が所定
の「入」位置まで移動すると、リミットスイッチ83が
「切」となり、電磁接触器95が「切」となり、電動機
30および電磁クラッチ82とも「切」となり(S30
8)、ねじ棒74の回転が停止して(S209)断路器
「入」動作が完了する(S110)。なお、以上の断路
器「入」動作の際に、電動機30の主軸30aの回転は
傘歯車70,71を介して偏心カム軸33にも伝達され
るが、この場合には爪歯車65の歯部65aと送り爪6
6,67とは係合しておらず、送り爪66,67は爪歯
車65の円弧部分で摺動するだけで空転状態にあるた
め、遮断器側には何等の影響も及ぼされない。
しており、この状態では箱体21底部の一方のリミット
スイッチ83が「入」の状態にある。そこで、遠隔操作
により、断路器「入」操作用スイッチ93を「入」操作
すると(S109)、電磁接触器95が動作して、リレ
ースイッチ101,104が「入」となり、電動機30
が正方向に回転するとともに、電磁クラッチ82が動作
して(S307)スプロケット軸78とねじ棒74とが
連結状態となる。そして、電動機30の出力軸30aの
回転が傘歯車70,71,79、スプロケット77,8
0およびチェーン81を介してねじ棒74の右回転とし
て伝達され(S208)、このねじ棒74と固定ナット
75との捩じ込みが増す状態となって箱体21が固定部
25側に移動し、断路器「入」となる。箱体21が所定
の「入」位置まで移動すると、リミットスイッチ83が
「切」となり、電磁接触器95が「切」となり、電動機
30および電磁クラッチ82とも「切」となり(S30
8)、ねじ棒74の回転が停止して(S209)断路器
「入」動作が完了する(S110)。なお、以上の断路
器「入」動作の際に、電動機30の主軸30aの回転は
傘歯車70,71を介して偏心カム軸33にも伝達され
るが、この場合には爪歯車65の歯部65aと送り爪6
6,67とは係合しておらず、送り爪66,67は爪歯
車65の円弧部分で摺動するだけで空転状態にあるた
め、遮断器側には何等の影響も及ぼされない。
【0043】(3b)断路器「切」 断路器「入」の位置では箱体21が固定部25側に接近
しており、この状態では箱体底部の他方のリミットスイ
ッチ84が「入」の状態にある。そこで、遠隔操作によ
り、断路器「切」操作用スイッチ94を「切」操作(オ
ン)すると(S111)、電磁接触器96が動作して、
リレースイッチ102,105が「入」となる。この場
合には、電動機30の切り換え回路が逆方向となってい
るので、電動機は逆方向に回転し、これと同時に電磁ク
ラッチが動作して(S309)スプロケット軸78とね
じ棒74とが連結状態となる。したがって、スプロケッ
ト軸78が左回転となり、スプロケット77,80およ
びチェーン81を介してねじ棒74も左回転となって
(S210)、ねじ棒74と固定ナット75との捩じ込
みが減じる状態となり、箱体21が固定部25側から離
間する方向に移動し、断路器「切」となる。箱体が所定
の「切」位置まで移動すると、リミットスイッチ84が
「切」となり、電磁接触器96が「切」となり、電動機
30および電磁クラッチ82とも「切」となり(S31
0)、ねじ棒74の回転が停止して(S211)断路器
「切」動作が完了する(S112)。なお、以上の断路
器「切」動作の際においても、電動機30の主軸30a
の回転は傘歯車70,71を介して偏心カム軸41にも
伝達されるが、この場合にも爪歯車65の歯部65aと
送り爪66,67とは係合しておらず、送り爪66,6
7は爪歯車65の円弧部分で摺動するだけで空転状態に
あるため、遮断器側には何等の影響も及ぼされない。
しており、この状態では箱体底部の他方のリミットスイ
ッチ84が「入」の状態にある。そこで、遠隔操作によ
り、断路器「切」操作用スイッチ94を「切」操作(オ
ン)すると(S111)、電磁接触器96が動作して、
リレースイッチ102,105が「入」となる。この場
合には、電動機30の切り換え回路が逆方向となってい
るので、電動機は逆方向に回転し、これと同時に電磁ク
ラッチが動作して(S309)スプロケット軸78とね
じ棒74とが連結状態となる。したがって、スプロケッ
ト軸78が左回転となり、スプロケット77,80およ
びチェーン81を介してねじ棒74も左回転となって
(S210)、ねじ棒74と固定ナット75との捩じ込
みが減じる状態となり、箱体21が固定部25側から離
間する方向に移動し、断路器「切」となる。箱体が所定
の「切」位置まで移動すると、リミットスイッチ84が
「切」となり、電磁接触器96が「切」となり、電動機
30および電磁クラッチ82とも「切」となり(S31
0)、ねじ棒74の回転が停止して(S211)断路器
「切」動作が完了する(S112)。なお、以上の断路
器「切」動作の際においても、電動機30の主軸30a
の回転は傘歯車70,71を介して偏心カム軸41にも
伝達されるが、この場合にも爪歯車65の歯部65aと
送り爪66,67とは係合しておらず、送り爪66,6
7は爪歯車65の円弧部分で摺動するだけで空転状態に
あるため、遮断器側には何等の影響も及ぼされない。
【0044】なお、以上の各作用で述べた動作に基づい
て、本実施形態の開閉装置を使用して実際設備により
「入」および「切」操作を行う場合には、(1)遮断器
「切」の後に断路器「切」、(2)断路器「入」の後に
遮断器「入」という手順を行うものである。
て、本実施形態の開閉装置を使用して実際設備により
「入」および「切」操作を行う場合には、(1)遮断器
「切」の後に断路器「切」、(2)断路器「入」の後に
遮断器「入」という手順を行うものである。
【0045】以上の本実施形態の開閉装置によれば、動
力源としての単一の電動機30を有する構成としたこと
により、駆動源の設置数を減少することができるので、
従来の複数機器組み込み型の開閉設置に比して、さらに
一層の小形化および構成の簡素化が可能となり、設置ス
ペースの有効利用および低コスト化の進展が有効的に図
れるようになる。また、動力伝達手段31,32、一対
の送り爪66,67を有する爪送り機構40等、ならび
に電磁クラッチ82およびスイッチ機構等の採用によっ
て、小形化および簡素化が図れるものでありながらも、
開閉操作が円滑かつ確実に行え、高信頼性を得ることが
できるものとなる。
力源としての単一の電動機30を有する構成としたこと
により、駆動源の設置数を減少することができるので、
従来の複数機器組み込み型の開閉設置に比して、さらに
一層の小形化および構成の簡素化が可能となり、設置ス
ペースの有効利用および低コスト化の進展が有効的に図
れるようになる。また、動力伝達手段31,32、一対
の送り爪66,67を有する爪送り機構40等、ならび
に電磁クラッチ82およびスイッチ機構等の採用によっ
て、小形化および簡素化が図れるものでありながらも、
開閉操作が円滑かつ確実に行え、高信頼性を得ることが
できるものとなる。
【0046】なお、前記実施形態では同一の箱体に遮断
器および断路器を組み込んだ開閉装置について説明した
が、本発明ではこれに限らず、接地開閉器も組み込んで
3つの機器を設けた場合、あるいは遮断器と接地開閉器
との組合わせ、断路器と接地開閉器との組合せ等、2以
上の機器を同一の箱体に組み込んで適宜実施することが
できるものである。
器および断路器を組み込んだ開閉装置について説明した
が、本発明ではこれに限らず、接地開閉器も組み込んで
3つの機器を設けた場合、あるいは遮断器と接地開閉器
との組合わせ、断路器と接地開閉器との組合せ等、2以
上の機器を同一の箱体に組み込んで適宜実施することが
できるものである。
【0047】また、前記実施形態では蓄勢機構として、
「入」操作用ばね、あるいは「切」操作用ばね等、弾性
部材を用いた蓄勢機構を適用したが、本発明ではこれら
に限らず、ガス圧縮その他の手段を適用することが可能
である。
「入」操作用ばね、あるいは「切」操作用ばね等、弾性
部材を用いた蓄勢機構を適用したが、本発明ではこれら
に限らず、ガス圧縮その他の手段を適用することが可能
である。
【0048】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明に係る開
閉装置によれば、動力源の設置数を減少することによ
り、従来に比してさらに一層の小形化および構成の簡素
化を可能とし、ひいては設置スペースの有効利用および
低コスト化の進展が有効的に図れる。また、小形化およ
び簡素化が図れるものでありながらも、開閉操作が円滑
かつ確実に行え、高信頼性を得ることができる等の優れ
た効果が奏される。
閉装置によれば、動力源の設置数を減少することによ
り、従来に比してさらに一層の小形化および構成の簡素
化を可能とし、ひいては設置スペースの有効利用および
低コスト化の進展が有効的に図れる。また、小形化およ
び簡素化が図れるものでありながらも、開閉操作が円滑
かつ確実に行え、高信頼性を得ることができる等の優れ
た効果が奏される。
【図1】本発明に係る開閉装置の一実施形態による全体
構成を示す正面図。
構成を示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】前記実施形態の部品組み立て構成を示す斜視
図。
図。
【図4】前記実施形態における閉動作用蓄勢手段を示す
説明図。
説明図。
【図5】前記実施形態における開動作用蓄勢手段を示す
説明図。
説明図。
【図6】前記実施形態における電気回路構成を示す図。
【図7】前記実施形態の作用を説明するためのフローチ
ャート。
ャート。
【図8】従来例を示す構成図。
21 箱体 22 遮断器 23 断路器 23a 固定側断路部 23b 可動側断路部 24 電線回路 25 固定部 26 車輪 27 床 28,29 操作機構 30 電動機 30a 主軸 31,32 動力伝達手段 33 主軸 34,35 リンク機構 36 閉動作用蓄勢手段 37 開動作用蓄勢手段 38,39 ラッチ機構 40 爪送り機構 41 偏心カム軸 42 圧縮コイルばね(「入」操作用ばね) 43 レバー 44 軸 45 支点軸 46 ハンガー 47 ローラ 48 ラッチ(「入」操作用ラッチ) 49 軸 50 巻ばね 51 電磁操作用コイル(「入」操作用コイル) 52 圧縮コイルばね(「切」操作用ばね) 53 カム 53a 凸部 54 支点軸 55 メインレバー 56 ローラ 57 アーム 58 軸 59 フレーム 60 ローラ 61 ラッチ(「切」操作用ラッチ) 62 軸 63 巻ばね 64 電磁操作用コイル(「切」操作用コイル) 65 爪歯車 65a 歯部 66,67 送り爪 68,69 偏心カム 70,71 傘歯車 72 溝 73 リミットスイッチ 74 ねじ棒 75 固定ナット 76 チェーン機構 77 駆動用スプロケット 78 スプロケット軸 79 傘歯車 80 従動用スプロケット 81 チェーン 82 電磁クラッチ 83,84 リミットスイッチ 85 固定部材 86 遮断器ユニット 91 遮断器「入」用のスイッチ 92 遮断器「切」用のスイッチ 93 断路器「入」用のスイッチ 94 断路器「切」用のスイッチ 95,96,97 電磁接触器 101,102,103 リレースイッチ 104,105 リレースイッチ
Claims (6)
- 【請求項1】 遮断器、断路器、接地開閉器のうち、少
なくとも2以上の機器を同一の箱体に組み込み、これら
の機器を開閉操作する瞬時動作用または緩動作用の操作
機構を前記箱体内の互いに離間した位置に配設し、前記
各操作機構は基本的な回転部分を有するものとして、そ
の回転力に基づいて開閉用の駆動力または蓄勢力を得る
ようにした開閉装置において、前記各操作機構の基本的
な回転部分を前記箱体内で互いに近接させて配置すると
ともに、その近接した回転部分が配置する位置に単一の
回転駆動源を設置し、この単一の回転駆動源から前記各
操作機構の基本的な回転部分に動力をそれぞれ伝達する
動力伝達手段を設けたことを特徴とする開閉装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の開閉装置において、瞬時
動作用の操作機構は、回転自在な主軸と、この主軸にリ
ンク機構を介して連結され主軸回転により一方向への付
勢力を蓄える閉動作用蓄勢手段およびこれと反対の方向
への付勢力を蓄える開動作用蓄勢手段と、前記主軸を前
記各蓄勢手段による蓄勢位置で停止保持できるとともに
スイッチ操作でその保持力を瞬時に解除できるラッチ機
構と、前記主軸を前記閉動作用蓄勢手段の蓄勢位置まで
回転させることができる爪送り機構と、この爪送り機構
を駆動する基本的な回転部分としての偏心カム軸とを備
えたものであり、回転駆動源から前記偏心カム軸に動力
を伝達する動力伝達手段は傘歯車その他のギア機構であ
ることを特徴とする開閉装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の開閉装置において、瞬時
動作用の操作機構を構成する爪送り機構は、主軸と一体
回転可能に設けられ閉動作用蓄勢手段の蓄勢作用の初期
から蓄勢終了までに亘る回転位置に対応して略半周の範
囲に歯部を有するとともに他の半周部分が円弧状をなす
爪歯車と、この爪歯車の歯部に係合する平行な一対の送
り爪とを有するものであり、前記各送り爪は、偏心カム
軸に互いに逆方向に偏心して設けられた偏心カムに係合
して交互に前記爪歯車の歯部に対する送り作用を行うと
ともに、前記爪歯車の円弧状部分では摺動によって非送
り状態となる構成とされていることを特徴とする開閉装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載の開閉装置において、緩動
作用の操作機構は、ねじ送りによって開閉動作を行わせ
る一方向のねじ山を有する正逆回転可能なねじ棒と、こ
のねじ棒をチェーン機構によって駆動する基本的な回転
部分としてのスプロケット軸と、このスプロケット軸に
設けられ前記ねじ棒との連結を解除できるクラッチとを
有するものであり、回転駆動源から前記スプロケット軸
に動力を伝達する動力伝達手段は傘歯車その他のギア機
構であることを特徴とする開閉装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の瞬時動作用の操作機構
と、請求項4記載の緩動作用の操作機構とを、共に備え
たことを特徴とする開閉装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の開閉装置において、回転
駆動源は正逆回転可能な電動機とされて正逆回転用の切
換え回路に接続される一方、緩動作用の操作機構のクラ
ッチは電磁クラッチとされて開閉用の切換え回路に接続
されており、これらの切換え回路は、電動機の正方向回
転用通電を行わせて瞬時動作用の操作機構の閉動作用蓄
勢手段の蓄勢作用のみを行わせる蓄勢用スイッチ機構
と、前記電動機の正方向回転および前記電磁クラッチの
接続用通電を同時に行わせて前記閉動作用蓄勢手段の蓄
勢およびスプロケット軸により回転するねじ棒を正方向
動作させる蓄勢およびねじ棒駆動用スイッチ機構と、前
記電動機の逆方向回転および前記電磁クラッチの接続用
通電を同時に行わせて前記ねじ棒の逆方向回転のみを行
わせるねじ棒逆方向駆動用スイッチ機構とを備えたこと
を特徴とする開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140222A JPH09320406A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140222A JPH09320406A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320406A true JPH09320406A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15263755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8140222A Pending JPH09320406A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320406A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425854B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2004-04-03 | 엘지산전 주식회사 | 가스배전반용 단로기의 구동메카니즘 |
JP2010252533A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置 |
CN108161975A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-15 | 乐清市先驱自动化设备有限公司 | 一种便于拆卸的自动化机械手 |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP8140222A patent/JPH09320406A/ja active Pending
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