JPH09319777A - 電気回路の故障解析方法 - Google Patents

電気回路の故障解析方法

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JPH09319777A
JPH09319777A JP8132202A JP13220296A JPH09319777A JP H09319777 A JPH09319777 A JP H09319777A JP 8132202 A JP8132202 A JP 8132202A JP 13220296 A JP13220296 A JP 13220296A JP H09319777 A JPH09319777 A JP H09319777A
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JP
Japan
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electric circuit
circuit
failure
state
component
Prior art date
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JP8132202A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Maehane
利昭 前羽
Sadayuki Tanaka
貞行 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報演算処理装置上でシミュレーションを行
って電気回路の安全設計の向上を図るための電気回路の
故障解析方法を提供すること。 【解決手段】 検査者が、回路図エディタ1のエディタ
画面に、予め設定される電気回路の構成を示す回路情報
を入力すると、回路図エディタ1では、その回路情報で
あるネットリストが自動的に生成され、そのネットリス
トはシミュレーション用ネットリスト作成部2に出力さ
れる。シミュレーション用ネットリスト作成部2では、
ネットリストの構成要素である接続ネットがショート状
態または開放された複数種類の検証用ネットリスト群が
自動的に作成される。作成された検証用ネットリスト群
はシミュレータ3に与えられる。結果比較部4では、シ
ミュレータ3の解析結果とネットリストとが比較され、
接続ネットのショート状態またはオープン状態に対し
て、電気回路の構成要素に異常が発生するか否かが自動
的に解析される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報演算処理装置
でシミュレーションを行って、電源回路ユニットなどの
電気回路の検査を行う電気回路の故障解析方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電源ユニットなどの電気回路が設計さ
れ、作成されると、作成された電気回路の安全性を確保
するための試験が行われる。この試験は、実際に作成さ
れた電気回路を構成する回路部品に対して意図的に発
煙、発火などを引起こすことによって、事前に電気回路
の安全確認を行う試験である。この試験は、電源ユニッ
トなどの実際に作成された電気回路配線基板の回路部品
を故障状態、たとえば端子間を短絡(以下、ショート状
態と称する場合がある)し、端子を開放(以下、オープ
ン状態と称する場合がある)することによって、他の回
路部品の状態、たとえば発煙、発火などが調べられて、
電気回路の安全性が調べられる。
【0003】またこれとは別に、実際に作成された電気
回路の配線などの不具合箇所を調べる検査も存在する。
この検査に対しては、情報演算処理装置でシミュレーシ
ョンを行って、電気回路の検査を行う技術が特開平5−
40143に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術に示さ
れる試験では、実際に作成された電気回路を構成する全
ての回路部品の端子に対して、試験者によって故障状
態、たとえば端子間の短絡および端子の開放を設定する
ので、多数の発煙、発火を起こす回路部品が生じ、コス
トが増大している。また実際に作成された電気回路を構
成する全ての回路部品に対して、試験を行う場合に故障
状態の設定の手間がかかり、さらに設定忘れ、設定ミス
などによって、試験結果が間違われることがある。さら
にまた複数の回路部品における故障状態の全ての組合わ
せに基づいて、試験者が故障状態を設定するには困難で
あり、事実上不可能である。
【0005】本発明の目的は、情報演算処理装置でシミ
ュレーションを行って電気回路の安全設計を図るための
電気回路の故障解析方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め設定され
る電気回路の構成を示す回路情報に基づいて、電気回路
の構成要素の故障状態を含む複数種類の電気回路を作成
し、作成された電気回路の動作状態を予め作成されるシ
ミュレーションプログラムを用いて解析し、解析結果に
従って電気回路の構成要素に異常が発生するか否かを解
析することを特徴とする電気回路の故障解析方法であ
る。本発明に従えば、利用者によってシミュレーション
プログラムを実行することができる情報演算処理装置に
入力されると、情報演算処理装置は、入力された電気回
路の構成要素が故障状態に設定されることによって複数
種類の電気回路を自動的かつ仮想的に作成する。作成さ
れた複数種類の電気回路の動作状態は、シミュレーショ
ンプログラムを実行することによって1種類ずつ自動的
に解析される。この解析では、構成要素の故障状態に対
する他の構成要素の動作状態が調べられる。その解析結
果に従って、電気回路の構成要素の故障状態に対して他
の構成要素に異常が発生するか否かが自動的に検査され
る。したがって利用者は、予め設定される電気回路、す
なわち検査されるべき電気回路の構成などを示す回路情
報を情報演算処理装置に入力するだけで、故意に構成要
素に故障状態を発生させた電気回路の検査を情報演算処
理装置で自動的かつ仮想的に行うことができるので、検
査されるべき電気回路の故障状態の設定などの手間をか
けずに容易に検査を行うことができる。また電気回路の
故障状態の設定ミスによる検査ミスを減少させることが
できる。さらにまた情報演算処理装置で仮想的に検査が
行われるので、検査を行う場合に実際に電気回路を構成
する必要がなく、電気回路部品の消耗を抑えることがで
き、コストを低減することができる。
【0007】また本発明の電気回路の構成要素の故障状
態は単一部品の故障であり、複数の単一部品についての
故障状態を含む複数種類の電気回路を作成することを特
徴とする。本発明に従えば、検査されるべき電気回路の
構成を示す回路情報が、情報演算処理装置に入力される
と、その電気回路を構成する複数の電気回路部品のう
ち、単一の電気回路部品だけに故障状態を発生させた複
数種類の電気回路が自動的かつ仮想的に生成される。生
成された複数種類の電気回路は、シミュレーションプロ
グラムによって自動的に解析され、故障状態ではない構
成要素に異常が発生するが否かの検査が自動的に行われ
る。したがって、予め設定された電気回路の構成など
を、情報演算処理装置に入力するだけで、単一の電気回
路部品だけに故障状態を発生させた複数種類の電気回路
の全てに対して、自動的かつ仮想的に検査を行うことが
できるので、検査されるべき電気回路の故障状態の設定
などの手間をかけずに容易に検査を行うことができ、高
速で正確な検査結果を求めることができる。また電気回
路の故障状態の設定ミスによる検査ミスを減少させるこ
とができる。さらにまた情報演算処理装置で仮想的に検
査が行われるので、検査を行う場合に実際に電気回路を
構成する必要がなく、電気回路部品の消耗を抑えること
ができ、コストを低減することができる。
【0008】また本発明の電気回路の構成要素の故障状
態は複数部品の故障であり、複数部品の故障の組合わせ
の状態を含む複数種類の電気回路を作成することを特徴
とする。本発明に従えば、検査されるべき電気回路の構
成を示す回路情報が情報演算処理装置に入力されると、
その電気回路を構成する複数の電気回路部品の組合わせ
に基づいて故障状態が設定された複数種類の電気回路
が、自動的かつ仮想的に生成される。生成された複数種
類の電気回路は、シミュレーションプログラムによって
自動的に解析され、故障状態の設定されない構成要素に
異常が発生するか否かの検査が自動的に行われる。した
がって、電気回路を構成する複数の電気回路部品の故障
状態の組合わせは多数であり、実際に検査者が電気回路
を構成して検査を行う従来技術では、全て組合わせにつ
いて検査することは時間的かつ経済的に問題が生じ実質
的には不可能である。しかし本発明では、検査されるべ
き電気回路の構成を情報演算処理装置に入力するだけ
で、電気回路の構成部品の全ての組合わせについて自動
的に検査することができるので、容易かつ高速に正確な
検査結果を求めることができる。また実際に電気回路を
構成する必要がないので、電気回路部品の消耗を抑える
ことができ、コストを低減することができる。
【0009】また本発明の回路情報は、回路を構成する
構成部品の情報と、構成部品に接続される信号線を示す
ネットとが表形式で構成されるネットリストで表され、
ネットリストの構成部品に接続されるネットについてシ
ョート状態またはオープン状態を表す形式に書換えるこ
とによって、故障状態を含む複数種類の電気回路を作成
することを特徴とする。本発明に従えば、検査されるべ
き電気回路の構成が、情報演算処理装置に入力される
と、入力された電気回路の回路情報を示すネットリスト
が自動的に生成される。このネットリストは、電気回路
の構成要素である構成部品と、各構成部品の接続状態を
示すネットとで構成される。このネットリストが生成さ
れると、構成部品の接続状態を示すネットをショート状
態またはオープン状態に自動的に書換えることによっ
て、故障状態を有する複数種類の電気回路が自動的かつ
仮想的に作成される。作成された複数種類の電気回路
は、シミュレーションプログラムによって1種類ずつ自
動的に解析され、ショート状態またはオープン状態に設
定されない構成要素に異常が発生するか否かの検査が自
動的に行われる。したがって、実際に検査者が電気回路
を構成して検査を行う従来技術では、各電気回路部品を
ショート状態またはオープン状態に設定して電気回路を
構成することに手間を要する。しかし本発明では、検査
されるべき電気回路の構成を情報演算処理装置に入力す
るだけで、入力された電気回路の回路情報を示すネット
リストが自動的に生成され、そのネットリストの各ネッ
トがショート状態およびオープン状態に自動的に書換え
られるので、ショート状態およびオープン状態に設定さ
れた電気回路の検査を手間をかけずに効率的に行うこと
ができ、さらに正確な検査結果を求めることができる。
【0010】また本発明のネットリストの構成部品に接
続されるネットのショート状態またはオープン状態を表
す形式の書換えは、複数の構成部品間の組合わせについ
て行うことを特徴とする。本発明に従えば、予め設定さ
れる電気回路の構成などが、情報演算処理装置に入力さ
れると、入力された電気回路の回路情報を示すネットリ
ストが自動的に生成される。このネットリストが生成さ
れると、ネットリストの各ネットは、複数の構成部品間
の組合わせに基づいて、ショート状態またはオープン状
態に自動的に書換えられる。これによって、故障状態の
有する複数種類の電気回路が自動的かつ仮想的に作成さ
れる。作成された複数種類の電気回路は、シミュレーシ
ョンプログラムによって1種類ずつ自動的に解析され、
ショート状態またはオープン状態に設定されない構成要
素に異常が発生するか否かの検査が自動的に行われる。
したがって、複数の電気回路部品で構成される電気回路
の各構成部品間の組合わせは多数であり、実際に検査者
が電気回路を構成して検査を行う従来技術では、全ての
組合わせについて検査することは実質的に不可能である
が、本発明では、予め設定される電気回路を情報演算処
理装置に入力するだけで、各構成部品間の組合わせに応
じて、自動的に各ネットがショート状態またはオープン
状態に書換えられるので、ショート状態およびオープン
状態に設定された電気回路の検査を手間をかけずに効率
的に行うことができ、正確な検査結果を高速に求めるこ
とができる。
【0011】また本発明では、電気回路の構成要素に異
常が発生するとき、故障状態と異常が発生する構成要素
とを組にして記憶しておき、記憶された組について故障
状態と異常発生構成要素とを電気回路として画像表示す
る際に、電気回路の画像表示部分とは異なる態様となる
ように表示することを特徴とする。本発明に従えば、予
め設定される電気回路の構成などが、情報演算処理装置
に入力されると、入力された電気回路に基づいて生成さ
れた故障状態を備える複数種類の電気回路の検査が1種
類ずつ自動的に行われる。その検査において電気回路の
構成要素である電気回路部品に異常が発生するときに、
その故障状態と異常が発生する構成要素とが1組とされ
て、たとえば情報演算処理装置に設けられるメモリに記
憶される。記憶された故障状態と異常発生構成要素と
は、情報演算処理装置の表示画面に画像表示される電気
回路において、他の構成部品と異なる態様の表示、たと
えば点滅表示がされる。したがって、検査が行われた後
に、故障状態と異常発生構成要素とを他の電気回路の構
成要素とは異なる態様の表示を行うので、検査者は容易
に検査結果を把握することができる。また実際に検査者
が回路設計図をもとに電気回路を構成して検査を行う従
来技術の場合には、故障状態と異常発生構成要素の対応
関係は回路設計図に書込まれていたので、複数の書込み
が行われると他の構成部品と区別しにくかったが、本発
明では故障状態と異常発生構成要素とを、他の電気回路
の構成要素とは異なる態様となるように表示が行なわれ
るので、検査者は故障状態と異常発生構成要素との対応
関係を容易に把握することができる。
【0012】また本発明では、電気回路の構成要素に異
常が発生するときの故障状態と異常発生との関係を論理
式に表し、複数の論理式間で簡単化を行い、簡単化され
た論理式に基づいて、フォルトツリー図を作成すること
を特徴とする。本発明に従えば、検査されるべき電気回
路の構成などが、情報演算処理装置に入力されると、入
力された電気回路に基づいて生成された故障状態を備え
る複数種類の電気回路の検査が1種類ずつ自動的に行わ
れる。その検査において電気回路部品に異常が発生する
ときに、その故障状態と異常が発生する構成要素との関
係が論理式に表される。この論理式は、1つの異常発生
構成要素について、複数個構成される。たとえば、この
論理式は、論理積で表された論理式である。1つの異常
発生構成要素に対して、複数の論理式間で簡単化が行わ
れ、簡単化された1つの論理式が構成される。たとえ
ば、右辺が1つの異常発生構成要素を示し、左辺が論理
積で示される論理式の論理和で示され、この左辺の論理
式が簡単化される。簡単化された論理式に基づいて、異
常発生構成要素に対する故障状態の関係を示すフォルト
ツリー図が作成される。したがって、異常発生構成要素
に対する故障状態の関係を示すフォルトツリー図が、た
とえば情報演算処理装置の表示画面に表示されるため、
異常発生構成要素と故障状態との関係を容易に把握する
ことができる。またフォルトツリー図を実際に検査者に
構成された電気回路での実験結果および机上の計算で作
成する従来技術では、フォルトツリー図の作成に手間を
要し、さらに故障状態の漏れがあり信頼性が低いが、予
め設定される電気回路が情報演算処理装置に入力される
と、自動的にフォルトツリー図を生成するので、手間を
かけずに正確なフォルトツリー図を生成することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある故障解析を行う解析システムを構成するブロック図
である。解析システムは、情報演算処理装置、たとえば
汎用コンピュータで実現される。解析システムは、回路
図エディタ1、シミュレーション用ネットリスト作成部
2、シミュレータ3、結果比較部4、フォルトツリー
(以下、FTと略称する場合もある)図出力部5、電気
回路部品ライブラリ6によって構成される。
【0014】解析システムには、2つの処理モード、検
証モードとFT図生成モードとを備える。検証モード
は、回路図エディタ1、ネットリスト作成部2、シミュ
レータ3、シミュレーション結果比較部4、電気回路部
品ライブラリ6によって実現される。FT生成モード
は、回路図エディタ1、ネットリスト作成部2、シミュ
レータ3、シミュレーション結果比較部4、FT図出力
部5、電気回路部品ライブラリ6によって実現される。
各モードの指定は、回路図エディタ1で、各モードをそ
れぞれ指定するコマンドが入力されることによって行わ
れる。
【0015】図2は解析システムの検証モードの動作を
説明するためのフローチャートである。回路図エディタ
1で、検証モードをそれぞれ指定するコマンドが入力さ
れ、検証モードが設定される。ステップs1では、回路
図エディタ1が利用されて、検査されるべき電気回路の
回路図が回路図エディタ1で生成される。回路図エディ
タ1は、検査されるべき電気回路の構成と電気回路を構
成する電気回路部品の情報とを入力できるエディタ画面
を備える。また回路図エディタ1は、電気回路の構成お
よび電気回路部品の情報の入力が行われると、電気回路
の構成とその電気回路の構成部品のパラメータとの関係
を示すネットリストを自動的に構成する。
【0016】回路図エディタ1の表示画面であるエディ
タ画面が、情報演算処理装置の表示画面に表示される。
表示されたエディタ画面では、電気回路部品ライブラリ
6に備えられる電気回路部品に関するデータ(以下、回
路部品データと称する場合がある)が、たとえばアイコ
ンとして表示される。利用者は、情報演算処理装置に備
えられるポインティングデバイスであるマウス等を用い
て、その表示された回路部品データを選択でき、選択さ
れた回路部品データはエディタ画面上に配置される。エ
ディタ画面に配置された各回路部品データの間を、利用
者はマウスで信号線(以下、ネットと称するときもあ
る)を結ぶように配線することによって、回路図エディ
タ1に、検査されるべき電気回路の回路図が入力され
る。検査されるべき電気回路の回路図が入力されると、
回路図エディタ1は、各ネットに自動的にネット番号
(以下、接続ネットと称する場合がある)を付する。
【0017】図3は、回路図エディタ1上に生成された
検査されるべき回路を示す図である。利用者によって、
エディタ画面に表示された電気回路部品ライブラリ6に
備えられる回路部品データのうち、電力を供給する電源
A1と、抵抗R1,R2と、定電圧を作るツェナーダイ
オードZD1と、電力を消費する負荷X1とが選択さ
れ、エディタ画面に配置される。利用者によって、各回
路部品間がネットで接続され、検査されるべき電気回路
の回路構成図が入力されると、回路図エディタ1は、電
源A1と抵抗R1との間には接続ネットN1、抵抗R1
と抵抗R2とツェナーダイオードZD1との間には接続
ネットN2、電源A1とツェナーダイオードZD1と負
荷X1との間には接続ネットN3、抵抗R2と負荷X1
との間には接続ネットN4を自動的に付する。
【0018】また回路図エディタ1では、電気回路部品
ライブラリ6から回路部品データが選択されるときに、
利用者によって、選択された回路部品データの示す電気
回路部品の定格値および電気回路部品固有のパラメータ
が登録される。この定格値およびパラメータは回路図エ
ディタ1のエディタ画面によって入力され、入力された
定格値およびパラメータは電気回路部品ライブラリ6に
登録されている回路部品データに関連付けて登録され
る。たとえば、図3で示される電気回路部品の定格値お
よび選択された電気回路部品固有のパラメータについ
て、ツェナーダイオードZD1の消費電力5W、抵抗R
2の抵抗12Ωおよび消費電力4W、抵抗R1の抵抗8
Ωおよび消費電力3W、負荷X1の抵抗100Ωおよび
耐圧6Vが、利用者によって登録される。なお、電気回
路部品ライブラリ6は、定格値、パラメータなどの情報
を含んだ回路部品データのデータベースであり、回路部
品データによっては、パラメータおよび定格値などが予
め設定されている場合もある。
【0019】ステップs2では、入力された電気回路の
回路構成図と電気回路部品固有のパラメータなどとに基
づいて、ネットリストが自動的に生成される。図4は、
本実施の一形態であるネットリストを説明するための図
表である。ネットリストは、複数のデータ群で構成され
る。ネットリストを構成する1つのデータ群は、電気回
路部品の配置番号と、各電気回路部品の一端子および他
端子に接続される接続ネットと、その電気回路部品固有
のパラメータなどとに関するデータによって構成され
る。すなわち、1つのデータ群は、1つの電気回路部品
に対して、配置番号,接続ネット,抵抗(Ω),耐圧
(V),電流(A),電力(W)の各データで構成され
る。なお、配置番号は、説明の便宜上、各電気回路部品
の参照符を用いる。
【0020】たとえばネットリストは、図4に示される
ように、ツェナーダイオードZD1に対するデータ群1
1は、ZD1,N2 N3,,,,5Wで構成され、抵
抗R2に対するデータ群12は、R2,N2,N4,1
2Ω,,,4Wで構成され、残りの部品である抵抗R
1、電源A1、負荷X1の各データ群13,14,15
についても図4に示されるように構成される。
【0021】図3に示される検査されるべき電気回路の
ネットリストは、5つのデータ群によって構成される。
またデータ群を構成する各データ、たとえば“ZD1”
を示す配置番号データ17と“N2 N3”を示すネッ
トデータ18とは、図4に示されるように「,」で区切
られる。上述のように回路図エディタ1で自動的に生成
されたネットリストは、シミュレーション用ネットリス
ト生成部2に出力される。
【0022】ステップs3では、回路図エディタ1から
与えられたネットリストに基づいて、自動的に検証用ネ
ットリスト群が作成される。検証用ネットリスト群は、
複数の検証用ネットリストによって構成される。この検
証用ネットリストは、検査されるべき電気回路の電気回
路部品を構成する端子が故障状態、たとえばショート状
態またはオープン状態にされたときの電気回路に基づい
て構成されるネットリストを示す。この検証用ネットリ
ストは、ネットリストを構成する接続ネットを示すデー
タを自動的に変更することで実現される。
【0023】図5は、本実施の一形態であるツェナーダ
イオードZD1がショート状態にされたときの電気回路
の検証用ネットリストを示す図表である。ツェナーダイ
オードZD1がショート状態にされたときの検証用ネッ
トリストは、図4に示されるネットリストの配置番号Z
D1に対するネットデータ18の“N2,N3”のうち
大きい数値のネットデータ18を構成する“N3”を小
さい数値の接続ネットデータ19の“N2”に自動的に
変換し、さらに他の配置番号A1,X1に対する接続ネ
ットデータ20,21の“N3”についても、接続ネッ
トデータ“N2”に自動的に変換することによって実現
される。このように、図4に示されるネットリストの接
続ネットN3が接続ネットN2に自動的に変換されたネ
ットリストが検証用ネットリストとなる。図5の下線を
有する接続ネットデータ“N2”は、接続ネットN3か
ら接続ネットN2に変換されたことを示す。これによっ
て、解析システム内では、ツェナーダイオードZD1の
2つの端子がショート状態であると認識される。
【0024】図6は、本実施の一形態であるツェナーダ
イオードZD1の一端子に接続される接続ネットN3が
オープン状態にされたことを示す検証用ネットリストを
説明するための図である。検証用ネットリストは、配置
番号ZD1のツェナーダイオードZD1を構成する一端
子または他端子をオープン状態にすることによっても生
成される。ツェナーダイオードZD1の一端子に接続さ
れる接続ネットN3がオープン状態にされたときの検証
用ネットリストは、図4に示されるネットリストの配置
番号ZD1によって示されるツェナーダイオードZD1
の一端子に接続される接続ネットデータの“N3”を、
図6に示されるように、開放ネットデータ22の示す
“−”に変換することによって実現される。これによっ
て、解析システム内では、ツェナーダイオードZD1の
一端子の接続ネットN3が接続されていない状態として
認識される。
【0025】他の配置番号R2,R1,X1によって示
される抵抗R2,R1および負荷X1を構成する端子が
ショート状態およびオープン状態にされたときの検証用
ネットリストも、同様に上述のように自動的に作成され
る。
【0026】上述のように、電気回路を構成する各電気
回路部品のうち、単一回路部品の端子がショート状態ま
たはオープン状態された場合の検証用ネットリスト数
は、以下の式(1)によって求められる数の検証用ネッ
トリストによって構成される。
【0027】
【数1】
【0028】式(1)の右辺は、検査するべき電気回路
の各電気回路部品を構成する各端子をショート状態にし
た場合を示す式と、検査するべき電気回路の各電気回路
部品を構成する各端子をそれぞれ開放した場合を示す式
との和を示す式である。式(1)の変数miは位置iに
対する部品の端子数を示し、変数nは部品数を示す。
【0029】たとえば、図4に示される電気回路につい
ての検証用ネットリストについて求めると、電気回路部
品数は電源A1を除いて4つであり、4個全ての電気回
路部品について、端子数は2つである。これによって、
式(1)は、検証用ネットリスト数 =(1+1+1+
1)+(2×4)=12となり、図4に示される電気回
路について、単一の回路部品だけが故障状態であるとき
の検証用ネットリスト数は12個となる。
【0030】また電気回路を構成する各電気回路部品の
組合わせに基づいて、複数の電気回路部品を構成する端
子がショート状態およびオープン状態にされたときの検
証用ネットリスト、たとえば配置番号ZD1,R2に対
するツェナーダイオードZD1および抵抗R2のそれぞ
れに設けられる端子がそれぞれショート状態またはオー
プン状態にされたときの検証用ネットリストが自動的に
作成される。これによって、検証用ネットリスト群は、
以下の(2)式で求められる。この(2)式について、
このモードでのn端子の電気回路部品1個に対するオー
プン状態にされる場合の数はn個であり、ショート状態
にされる場合の数はn2個であり、オープン状態もショ
ート状態もされない場合は1個である。ただし、2端子
の電気回路部品では、どちらをオープン状態にしても同
じであるため、場合の数は1個となる。また全部品の状
態の組合わせ分が発生し、全く故障状態の存在しない場
合の数である1を引いて、(2)式が以下に説明され
る。
【0031】 検証用ネットリスト数 = (1+22+1)A ×(3+32+1)B × …×(n+n2+1)Y−1 …(2) Aは2端子の電気回路部品数を示し、Bは3端子の電気
回路部品数を示し、Yはn端子の電気回路部品数を示
す。なお式(2)で求められる数は、式(1)で求めら
れる数を包含している。したがって、式(2)で求めら
れる検証用ネットリスト数は、単一回路部品だけがショ
ート状態およびオープン状態に設定されたときの検証用
ネットリスト数も含まれる。
【0032】たとえば、図4に示されるネットリストに
ついて、2端子電気回路部品は抵抗R1,R2と、ツェ
ナーダイオードZD1と、負荷X1との4つであるた
め、(2)式は(1+22+1)4 −1=34 −1=8
0となり、検証用ネットリスト数は80個と求められ
る。したがって図4に示されるネットリストに対する検
証用ネットリスト群は、80個の検証用ネットリストで
構成される。
【0033】ステップs4では、シミュレータ3によっ
て各電気回路部品の電圧値、電流値および電力値が算出
される。シミュレーション用ネットリスト作成部2で作
成された検証用ネットリスト群を構成する検証用ネット
リストが、1つずつ、シミュレータ3に与えられる。た
とえば、図5に示される検証用ネットリストが、シミュ
レータ3に与えられる。シミュレータ3は、公知技術S
pice(米国Microsim Corporatinの登録商標)のア
ナログシミュレータで構成される。Spiceは、電子
部品の定数を決定する際に用いられ、特に最適な部品を
選定する場合に使用される。シミュレータ3は、上述の
検証用ネットリストが1つずつ与えられると、シミュレ
ーション結果をシミュレーション結果比較モジュール4
に出力する。図7は、図5に示される検証用ネットリス
トに対するシミュレータ3の算出結果を示す図である。
たとえば、図5に示される検証用ネットリストがシミュ
レータ3に与えられると、図7に示されるようにツェナ
ーダイオードZD1以外の抵抗R1、抵抗R2、電源A
1、負荷X1の電圧値、電流値および電力値が算出され
る。
【0034】ステップs5では、シミュレータ3で算出
された1つの検証用ネットリストに対する各電気回路部
品の電圧値、電流値、電力値と、それぞれの電気回路部
品の定格値およびパラメータとが比較される。シミュレ
ータ3で求められた算出結果は、結果比較部4に出力さ
れ、各電気回路部品ごとに算出された電圧値、電流値、
電力値と、定格値およびパラメータとが比較される。結
果比較部4で比較された結果、算出結果が定格値以上で
ある電気回路部品が存在する場合はステップs6に進
み、存在しない場合はステップs7に進む。
【0035】たとえば、図7に示されるツェナーダイオ
ードZD1の2つの端子がショート状態にしたときの検
証用ネットリストのシミュレータ3の算出結果と、図4
に示されるネットリストの定格値とを比較すると、配置
番号R1で示される抵抗R1の電力値12.5Wが、定
格値3Wより大きいので、ステップs6に進む。
【0036】ステップs6では、算出された電圧値、電
流値、電力値が定格値より大きい電気回路部品を異常発
生の予測される電気回路部品として、その電気回路部品
と、そのときのショート状態またはオープン状態にされ
た電気回路部品とが1つのグループとしてメモリに記憶
される。たとえば、図7に示される算出結果に基づい
て、ショート状態にされたツェナーダイオードZD1と
異常発生の予測される抵抗R1とが、1つのグループと
してメモリに記憶される。
【0037】ステップs7では、次に検証用ネットリス
トが存在するかどうか判断される。次に検証用ネットリ
ストが存在する場合はステップs4に戻り、存在しない
場合はステップs8に進む。
【0038】ステップs8では、回路図エディタ1でメ
モリに記憶された異常発生の予測される電気回路部品
と、そのときのショート状態またはオープン状態された
電気回路部品とが点滅表示される。図8は、異常発生の
予測される抵抗R1とショート状態にされたツェナーダ
イオードZD1とが点滅表示される例を示す図であり、
図9は異常発生の予測されツェナーダイオードZD1と
ショート状態にされた抵抗R1とが点滅表示される例を
示す図である。図8、図9に示される構成は、図3に示
される構成と類似するため、同一の構成には、同一の参
照符号を付して説明を省略する。図3に示される回路図
に対する検証結果は、図8および図9のように示され
る。エディタ画面35には、図8に示されるように、メ
モリに記憶された2つのグループのうちの1グループ目
の検証結果の表示が行われ、後候補釦32が選択される
と、図9に示されるように、2つのグループのうちの2
グループ目の検証結果の表示が行われる。このときに、
前候補釦31が選択されると、1グループ目の検証結果
の表示が再び行われる。表示状態欄30に、メモリに記
憶されたグループの数およびエディタ画面35に表示さ
れているグループの順番が表示される。
【0039】図10は、FT図作成モードの動作を説明
するための図である。上述したように、回路図エディタ
1のエディタ画面で、FT図作成モードを指定するコマ
ンドが入力されると、FT図作成モードが選択される。
ステップt1では、回路図エディタ1が利用されて、検
査されるべき電気回路の回路図が回路図エディタ1上で
生成される。回路図の生成は、図2に示されるフローチ
ャートのステップs1と同様であるため、説明を省略す
る。なお、このFT図作成モードにおける検査されるべ
き電気回路は、図3に示される回路図を用いる。
【0040】ステップt2では、登録された電気回路部
品固有のパラメータに基づいて、ネットリストが自動的
に生成される。ネットリストの生成は、図2に示される
フローチャートのステップt2と同様であるので、説明
を省略する。なお、このFT図作成モードにおける検査
されるべき回路に対するネットリストは、図4に示され
るネットリストを用いる。回路図エディタ1で生成され
たネットリストは、シミュレーション用ネットリスト作
成部2に与えられる。
【0041】ステップt3では、FT図出力用ネットリ
スト群が作成される。シミュレーション用ネットリスト
作成部2では、与えられたネットリストに基づいて、電
源を除いた各回路部品を構成する端子が、ショート状態
またはオープン状態に設定され、複数のFT図出力用ネ
ットリストが生成される。
【0042】このモードでのFT図出力用ネットリスト
の数は、以下の(3)式で求められる。この(3)式に
ついて、このモードでのn端子の回路部品1個に対する
オープン状態となる場合の数はn個であり、ショート状
態にされる場合の数はn2個であり、オープン状態もシ
ョート状態もならない場合は1個である。ただし、2端
子の電気回路部品では、どちらをオープン状態にしても
同じであるため、場合の数は1個となる。さらに、全部
品の状態の組合わせ分が発生することによって、(3)
式が以下に説明される。
【0043】 (1+22+1)A ×(3+32+1)B × … ×(n+n2+1)Y …(3) Aは2端子の電気回路部品数を示し、Bは3端子の電気
回路部品数を示し、Yはn端子の電気回路部品数を示
す。
【0044】たとえば、図4に示されるネットリストに
ついて、2端子電気回路部品は抵抗R1,R2と、ツェ
ナーダイオードZD1と、負荷X1との4つであるた
め、(3)式は(1+22+1)4=34=81となり、
FT図出力用ネットリストの数は81個と求められる。
このようにして、FT図出力用ネットリストの数が求め
られ、FT図出力用ネットリスト群が、81個のFT図
出力ネットリストで構成される。生成されたFT図出力
用ネットリスト群は、シミュレータ3に与えられる。
【0045】ステップt4では、シミュレータ3によっ
て、各FT図出力用ネットリストごとに、各電気回路部
品の電圧値、電流値および電力値が算出される。シミュ
レータ3は、FT図出力用ネットリスト群がシミュレー
ション用ネットリスト作成部2から与えられると、各F
T図出力ネットリストごとにシミュレーションが行わ
れ、その結果である各電気回路部品の電圧値、電流値お
よび電力値をシミュレーション結果比較モジュール4に
出力する。
【0046】ステップt5では、シミュレータ3で算出
された各FT図出力用ネットリストごとの各電気回路部
品の電圧値、電流値、電力値と、それぞれの電気回路部
品の定格値とが比較される。シミュレータ3で求められ
た算出結果は、結果比較部4に出力され、各電気回路部
品ごとに算出された電圧値、電流値、電力値と、定格値
とが比較される。結果比較部4で比較された結果、算出
結果が定格値以上である電気回路部品が存在する場合に
は、その電気回路部品を異常発生の予測される電気回路
部品として、その電気回路部品と、そのときのショート
状態またはオープン状態された電気回路部品とが1つの
グループとしてメモリに記憶される。
【0047】図11は、メモリの記憶内容である電気回
路部品のショート状態およびオープン状態と、異常発生
の予測される電気回路部品との関係を示す図である。た
とえば、メモリには、図11の1段目に示されるよう
に、抵抗R1がショート状態にされ、ツェナーダイオー
ドZD1がオープン状態にされ、抵抗R2がショート状
態にされた場合に、負荷X1に異常発生が予測されるこ
とを示すデータが1グループとして記憶されている。な
お、図11に示される“ショート”は、電気回路部品を
構成する2つの端子間がショート状態にされたことを示
し、“オープン”は、電気回路部品を構成する2つの端
子のうちのどちらか一方がオープン状態にされているこ
とを示す。
【0048】ステップt6では、メモリの記憶内容に基
づいてFT図を作成するための論理式が生成される。F
T図出力部5は、メモリの記憶内容に基づいて、各グル
ープごとに論理式を生成する。たとえば、図11の1段
目に示される1グループについて、FT図出力部5で
は、以下の論理式(4)に示されるような論理式が生成
される。論理式では、電気回路部品を構成する2つの端
子間がショート状態にされたことを示す場合は、その電
気回路部品の配置番号の前に“↓”が付され、電気回路
部品を構成する2つの端子のうちどちらか一方がオープ
ン状態にされていることを示す場合は、その電気回路部
品の配置番号の前に“↑”が付される。
【0049】 電源異常 = ↓R1・↓ZD1・↑R2・X1 …(4) またFT図出力部5では、メモリに記憶される全てのグ
ループについて、論理式(4)に示されるように、論理
式化が行われる。
【0050】ステップt7では、メモリの記憶内容に基
づいて作成された論理式が簡単化される。FT図出力部
5では、メモリの記憶内容の全グループに基づいて生成
された論理式のうち、同じ左辺の論理値、たとえば電源
異常を有する各論理式の右辺が、論理式(5)に示され
るように、論理和で1つの論理式にまとめられる。
【0051】 電源異常 = (↓R1・↓ZD1・↑R2・X1) +(↓R1・↓ZD1・↓R2・X1) +(↓R1・↓ZD1・R2・X1) +(↓R1・↓ZD1・↑R2・↑X1) +(↓R1・↓ZD1・↓R2・↑X1) +(↓R1・↓ZD1・R2・↑X1) +(↓R1・↑ZD1・↓R2・↓X1) +(↓R1・↓ZD1・↑R2・↓X1) +(↓R1・↓ZD1・↓R2・↓X1) +(↓R1・↓ZD1・R2・↓X1) …(5) この論理式(5)は展開され、同一項でまとめられて、
論理式(6)が生成される。
【0052】 電源異常 = (↓R1・↓ZD1・↑R2)・(X1+↑X1+↓X1) +(↓R1・↓ZD1・↓R2)・(X1+↑X1+↓X1) +(↓R1・↓ZD1・R2)・(X1+↑X1+↓X1) +(↓R1・↑ZD1・↓R2・↓X1) …(6) 論理式(6)の第1〜3項に示される(X1+↑X1+
↓X1)は、負荷X1の全ての状態を論理和でまとめて
いるため、第1〜3項は負荷X1の状態に影響されるこ
とがない。これによって、論理式(7)に示されるよう
に、(X1+↑X1+↓X1)が省略される。
【0053】 電源異常 = (↓R1・↓ZD1・↑R2) +(↓R1・↓ZD1・↑R2) +(↓R1・↓ZD1・↑R2) +(↓R1・↑ZD1・↓R2・↓X1) …(7) また、この論理式(7)は展開され、同一項でまとめら
れて、論理式(8)が生成される。
【0054】 電源異常 = (↓R1・↓ZD1)・(↑R2+↓R2+R2) +(↓R1・↑ZD1・↓R2・↓X1) …(8) この論理式(8)の第1項に示される(↑R2+↓R2
+R2)は(X1+↑X1+↓X1)の場合と同様に省
略され、さらに電源自体の不良の場合を論理和で付け加
えて、左辺の論理値、電源A1の異常発生の条件が、論
理式(9)に示されるように求められる。
【0055】 電源異常 = (↓R1・↓ZD1) +(↓R1・↑ZD1・↓R2・↓X1)+電源不良 …(9) 図11に示されるメモリの記憶内容に基づいて、異常発
生が予測される各電気回路部品、ツェナーダイオードZ
D1、抵抗R1,R2、負荷X1についても電源A1と
同様に以下の論理式(10),(11),(12),(13)に
示される論理式に簡単化される。
【0056】 ツェナーダイオードZD1異常 = R1+ZD1不良 …(10) 抵抗R1異常 = ↓ZD1+(↑ZD1・↓R2・↓負荷) +(ZD1・↓R2・↓負荷)+R1不良 …(11) 抵抗R2異常 = (↓R1・↑ZD1・↓負荷)+R2不良 …(12) 負荷X1異常 = (↓R1・↑ZD1・↓R2) +(↓R1・↑ZD1・R2) +(R1・↑ZD1・↓R2) +(R1・↑ZD1・R2)+負荷不良 …(13) ステップt8では、ステップt7で簡単化された論理式
について、以下の処理手順(A)〜(C)に基づいて、
FT図が生成されて、表示画面に表示される。手順
(A)では、左辺のの事象を表示画面の左側に表示す
る。手順(B)では、右辺の論理積で構成される項数と
同じ数の入力端子を備える論理和記号を、出力端子が手
順(A)で表示した事象に接続されるように表示画面に
表示する。ただし、論理積で構成される項数が1つであ
るときは、論理和記号を表示せず、論理和記号の入力端
子から出力端子までの距離と同一の距離の線を表示画面
上に表示する。手順(C)では、右辺の各論理積項の構
成要素数と同じ入力端子数を有する論理積記号が、その
論理積記号の出力端子が論理和記号の入力端子に接続さ
れるように表示され、論理積記号の各入力端子に構成要
素の内容を表示する。ただし、論理積の構成要素が1つ
であるときは、論理積記号は表示されず、論理積記号の
入力端子から出力端子までの距離と同一の距離の線を表
示画面上に表示する。
【0057】図12(a)〜(d)は、論理式(9)〜
(13)について生成されたFT図を説明するための図で
ある。たとえば、電源A1の異常発生が予測される場合
のFT図の作成について説明を行う。論理式(9)にお
いて、手順(A)に基づいて、図12に示されるよう
に、表示画面の左側に、“電源A1異常”が表示され
る。手順(B)に基づいて、論理式(9)は3つの論理
積項で構成されるので、3入力端子を備える論理和記号
ORが表示される。手順(C)に基づいて、3つの論理
積項は、それぞれ2つの構成要素と4つの構成要素と1
つの構成要素とによって構成されるので、2入力端子数
を有する論理積記号AN1と、4入力端子数を有する論
理積記号AN2とが構成される。論理積記号AN1,A
N2の出力端子は、論理和記号ORの入力端子にそれぞ
れ接続される。論理積記号AN1,AN2の構成要素の
内容である“R1ショート”、“ZD1ショート”およ
び“R1ショート”、“ZD1オープン”、“R2ショ
ート”、“X1ショート”が表示され、その構成要素の
内容が論理積記号AN1,AN2の各入力端子に接続さ
れる。また1つ構成要素で構成される論理積項は、その
構成要素の内容である“電源不良”が表示され、その構
成要素の内容が、論理和記号OR1の入力端子に接続さ
れる。したがって、電源A1異常発生が予測される条件
が、図12(a)に示されるFT図によって、容易に把
握することができる。
【0058】また、他の電気回路部品の異常発生が予測
される条件を示すFT図についても、電源A1の場合と
同様に手順(A)〜(C)に基づいて生成される。ツェ
ナーダイオードZD1異常が示されるFT図について、
論理式(10)によって、図12(b)に示されるよう
に、論理和記号OR2で構成されたFT図が表示画面に
表示される。抵抗R1異常が示されるFT図について、
論理式(11)によって、図12(c)に示されるよう
に、論理積記号AN31,AN32と論理和記号OR3
とで構成されたFT図が、表示画面に表示される。抵抗
R2異常が示されるFT図について、論理式(12)によ
って、図12(d)に示されるように、論理積記号AN
41と論理和記号OR4とで構成されたFT図が、表示
画面に表示される。負荷X1異常が示されるFT図につ
いて、論理式(13)によって、図12(e)に示される
ように、論理積記号AN51,AN52,AN53,A
N54と論理和記号OR5とで構成されたFT図が、表
示画面に表示される。なお、図12(a)〜(e)に示
されるFT図は、表示画面に表示されているエディタ画
面とは異なる表示領域に表示される。これによって、表
示されたFT図を参照しながら、検証モードで検出され
た検証結果を検索することもできる。
【0059】上述の本実施の形態によれば、利用者は、
検査されるべき電気回路を回路図エディタ1に入力する
だけで、検査を自動的かつ仮想的に行うことができるの
で、検査されるべき電気回路のショート状態およびオー
プン状態の設定の手間をかけずに容易に検査を行うこと
ができる。また電気回路のショート状態およびオープン
状態の設定ミスによる検査ミスを減少させることができ
る。さらにまた情報演算処理装置で仮想的に検査が行わ
れるので、検査を行う場合に実際に電気回路を構成する
必要がなく、電気回路部品の消耗を抑えることができ、
コストを低減することができる。
【0060】また本実施の形態によれば、検査されるべ
き電気回路の構成を回路図エディタ1で入力するだけ
で、検査されるべき電気回路の回路部品のショート状態
およびオープン状態の全ての組合わせについて自動的に
検査することができるので、容易かつ高速に正確な検査
結果を求めることができる。
【0061】また本実施の形態によれば、ネットリスト
の各ネットがショート状態およびオープン状態に自動的
に書換えられるので、ショート状態およびオープン状態
に設定された電気回路の検査を手間をかけずに効率的に
行うことができる。また検査が行われた後に、ショート
状態およびオープン状態の回路部品と、異常発生した回
路部品とを他の回路部品とは異なる態様の表示を行うの
で、検査者は容易に検査結果を把握することができる。
さらにまた検査者はショート状態およびオープン状態
と、異常発生した回路部品との対応関係を容易に把握す
ることができ、検査ミスを削減することができる。
【0062】また本実施の形態によれば、異常発生した
回路部品に対するショート状態およびオープン状態の関
係を示すFT図が、表示画面に表示されるので、異常発
生構成要素と故障状態との関係を容易に把握することが
できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、利用者
は、予め設定される電気回路、すなわち検査されるべき
電気回路の構成など示す回路情報を情報演算処理装置に
入力するだけで、故意に構成要素に故障状態を発生させ
た電気回路の検査を情報演算処理装置で自動的かつ仮想
的に行うことができるので、検査されるべき電気回路の
故障状態の設定などの手間をかけずに容易に検査を行う
ことができる。また電気回路の故障状態の設定ミスによ
る検査ミスを減少させることができる。さらにまた情報
演算処理装置で仮想的に検査が行われるので、検査を行
う場合に実際に電気回路を構成する必要がなく、電気回
路部品の消耗を抑えることができ、コストを低減するこ
とができる。
【0064】また本発明によれば、予め設定された電気
回路の構成などを、情報演算処理装置に入力するだけ
で、単一の電気回路部品だけに故障状態を発生させた複
数種類の電気回路の全てに対して、自動的かつ仮想的に
検査を行うことができるので、検査されるべき電気回路
の故障状態の設定などの手間をかけずに容易に検査を行
うことができ、高速で正確な検査結果を求めることがで
きる。また電気回路の故障状態の設定ミスによる検査ミ
スを減少させることができる。
【0065】また本発明によれば、電気回路を構成する
複数の電気回路部品の故障状態の組合わせは多数であ
り、実際に検査者が電気回路を構成して検査を行う従来
技術では、全ての組合わせについて検査することは時間
的かつ経済的に問題が生じ実質的には不可能であった
が、検査されるべき電気回路の構成を情報演算処理装置
に入力するだけで、電気回路の構成部品の全ての組合わ
せについて自動的に検査することができるので、容易か
つ高速に正確な検査結果を求めることができる。
【0066】また本発明によれば、実際に検査者が電気
回路を構成して検査を行う従来技術では、各電気回路部
品をショート状態またはオープン状態に設定して電気回
路を構成することに手間を要するが、検査されるべき電
気回路の構成を情報演算処理装置に入力するだけで、入
力された電気回路の回路情報を示すネットリストが自動
的に生成され、そのネットリストの各ネットがショート
状態およびオープン状態に自動的に書換えられるので、
ショート状態およびオープン状態に設定された電気回路
の検査を手間をかけずに効率的に行うことができ、さら
に正確な検査結果を求めることができる。
【0067】また本発明によれば、複数の電気回路部品
で構成される電気回路の各構成部品間の組合わせは多数
であり、実際に検査者が電気回路を構成して検査を行う
従来技術では、全ての組合わせについて検査することは
実質的に不可能であるが、予め設定される電気回路を情
報演算処理装置に入力するだけで、各構成部品間の組合
わせに応じて、自動的に各ネットがショート状態または
オープン状態に書換えられるので、ショート状態および
オープン状態に設定された電気回路の検査を手間をかけ
ずに効率的に行うことができ、正確な検査結果を高速に
求めることができる。
【0068】また本発明によれば、検査が行われた後
に、故障状態と異常発生構成要素とを他の電気回路の構
成要素とは異なる態様の表示を行うので、検査者は容易
に検査結果を把握することができる。また実際に検査者
が回路設計図をもとに電気回路を構成して検査を行う従
来技術の場合には、故障状態と異常発生構成要素の対応
関係は回路設計図に書込まれていたので、複数の書込み
が行われると他の構成部品と区別しにくかったが、本発
明では故障状態と異常発生構成要素とを、他の電気回路
の構成要素とは異なる態様となるように表示が行なわれ
るので、検査者は故障状態と異常発生構成要素との対応
関係を容易に把握することができ、検査ミスを削減する
ことができる。
【0069】また本発明によれば、異常発生構成要素に
対する故障状態の関係を示すフォルトツリー図が、たと
えば情報演算処理装置の表示画面に表示されるので、異
常発生構成要素と故障状態との関係を容易に把握するこ
とができる。またフォルトツリー図を実際に検査者に構
成された電気回路での実験結果および机上の計算で作成
する従来技術では、フォルトツリー図の作成に手間を要
し、さらに故障状態の漏れがあり信頼性が低いが、予め
設定される電気回路が情報演算処理装置に入力される
と、自動的にフォルトツリー図を生成するので、手間を
かけずに正確なフォルトツリー図を生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である故障解析を行う解
析システムを構成するブロック図である。
【図2】解析システムの検証モードの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】回路図エディタ1上に生成された検査されるべ
き回路を示す図である。
【図4】本実施の一形態であるネットリストを説明する
ための図表である。
【図5】本実施の一形態であるツェナーダイオードZD
1がショート状態にされたときの検証用ネットリストを
示す図表である。
【図6】本実施の一形態であるツェナーダイオードZD
1の一端子に接続される接続ネットN3がオープン状態
にされたことを示す検証用ネットリストを説明するため
の図表である。
【図7】図5に示される検証用ネットリストに対するシ
ミュレータ3の算出結果を示す図表である。
【図8】異常発生の予測される抵抗R1とショート状態
にされたツェナーダイオードZD1とが点滅表示される
例を示す図である。
【図9】異常発生の予測されツェナーダイオードZD1
とショート状態にされた抵抗R1とが点滅表示される例
を示す図である。
【図10】FT図作成モードの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】メモリの記憶内容である電気回路部品のショ
ート状態およびオープン状態と、異常発生の予測される
電気回路部品との関係を示す図である。
【図12】論理式(9)〜(13)に基づいて生成された
FT図を説明するための図である。
【符号の説明】
1 回路図エディタ 2 シミュレーション用ネットリスト作成部 3 シミュレータ 4 結果比較部 5 FT図出力部 6 電気回路部品ライブラリ 35 エディタ画面 A1 電源 AN1,AN2,AN31,AN32,AN41,AN
51,AN52,AN53,AN54 論理積記号 N1〜N4 ネット OR,OR2,OR3,OR4,OR5 論理和記号 R1,R2 抵抗 X1 負荷 ZD1 ツェナダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定される電気回路の構成を示す回
    路情報に基づいて、電気回路の構成要素の故障状態を含
    む複数種類の電気回路を作成し、 作成された電気回路の動作状態を予め作成されるシミュ
    レーションプログラムを用いて解析し、 解析結果に従って電気回路の構成要素に異常が発生する
    か否かを解析することを特徴とする電気回路の故障解析
    方法。
  2. 【請求項2】 前記電気回路構成要素の故障状態は単一
    部品の故障であり、複数の単一部品についての故障状態
    を含む複数種類の電気回路を作成することを特徴とする
    請求項1記載の電気回路の故障解析方法。
  3. 【請求項3】 前記電気回路構成要素の故障状態は複数
    部品の故障であり、複数部品の故障の組合わせの状態を
    含む複数種類の電気回路を作成することを特徴とする請
    求項1記載の電気回路の故障解析方法。
  4. 【請求項4】 前記回路情報は、回路を構成する構成部
    品の情報と、構成部品に接続される信号線を示すネット
    とが表形式で構成されるネットリストで表され、 ネットリストの構成部品に接続されるネットについてシ
    ョート状態またはオープン状態を表す形式に書換えるこ
    とによって、故障状態を含む複数種類の電気回路を作成
    することを特徴とする請求項1記載の電気回路の故障解
    析方法。
  5. 【請求項5】 前記ネットリストの構成部品に接続され
    るネットのショート状態またはオープン状態を表す形式
    の書換えは、複数の構成部品間の組合わせに基づいて行
    うことを特徴とする請求項4記載の電気回路の故障解析
    方法。
  6. 【請求項6】 電気回路の構成要素に異常が発生すると
    き、故障状態と異常が発生する構成要素とを組にして記
    憶しておき、 記憶された組について、故障状態と異常発生構成要素と
    を電気回路として画像表示する際に、電気回路の画像表
    示部分とは異なる態様となるように表示することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気回路の故障
    解析方法。
  7. 【請求項7】 電気回路の構成要素に異常が発生すると
    きの故障状態と異常発生構成要素との関係を論理式に表
    し、 複数の論理式間で簡単化を行い、 簡単化された論理式に基づいて、フォルトツリー図を作
    成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の電気回路の故障解析方法。
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