JPH09319564A - バージョンチェック方法およびその方法を実施する計算機装置 - Google Patents

バージョンチェック方法およびその方法を実施する計算機装置

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JPH09319564A
JPH09319564A JP13239796A JP13239796A JPH09319564A JP H09319564 A JPH09319564 A JP H09319564A JP 13239796 A JP13239796 A JP 13239796A JP 13239796 A JP13239796 A JP 13239796A JP H09319564 A JPH09319564 A JP H09319564A
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JP13239796A
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Toshiyuki Tawara
俊幸 田原
Yoshihisa Iwaki
喜久 岩城
Hiroshi Maeda
博 前田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 システム構成時に定義されたバージョン情報
を管理するシステム構成定義ファイルが破壊されると、
バージョン適正の判断ができなくなり、バージョン管理
ができなくなるなどの課題があった。 【解決手段】 計算機装置が立ち上がる前に、バージョ
ン情報に記録されている他者ソフトウェア20の識別子
を入力し、出力元の他者ソフトウェア20からバージョ
ン情報信号22を入力し、自己ソフトウェアと他者ソフ
トウェアとのバージョンの整合性を比較し、その比較結
果により適正なバージョンを判定する、ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バージョンの不
一致による計算機装置の動作不良を未然に防ぐことがで
きるバージョンチェック方法およびその方法を実施する
計算機装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば特開平1−229325
号公報に示された従来のバージョンチェック方法のソフ
トウェア構成を示す構成図であり、図において、1は磁
気ディスク等の補助記憶装置、2は電源オン時やシステ
ムリセット時に読み込まれ実行されるOS部分としての
基本ファイル、3,4および5は応用ソフトウェアの実
行に必要なCRTや補助記憶装置の入出力情報を定義し
ている拡張ファイル、6はこれら各拡張ファイルのバー
ジョン情報と各拡張ファイルとのバージョンの組合せに
関する情報とを含むシステム構成定義ファイルである。
【0003】次に動作について説明する。まず、計算機
装置の電源オン時またはリセット時に、入力コマンドの
解釈などのデータ処理の基本を定義した基本ファイル2
が補助記憶装置1から主メモリにロードされてOSに制
御が移行されると、補助記憶装置1から主メモリに、応
用ソフトウェアの実行に必要なCRTディスプレイ、プ
リンタ等のハードウェア構成のOS一般情報を定義する
とともに、これらハードウェアに対するインターフェー
スからのデータ入出力方法等が定義された拡張ファイル
3,4及び5の内から所要拡張ファイル3,4及び5の
読み出しを指定する。
【0004】さらに、基本ファイル2のバージョンに対
して各拡張ファイル3,4及び5が適正に実行され得る
適正バージョンを各拡張ファイル3,4及び5単位で記
憶しておくとともに、各拡張ファイル3,4及び5の組
み合わせにより定まる適用可能バージョンを記憶してお
くシステム構成定義ファイル6がロードされる。さら
に、その作成時の基本ファイル2に準じてバージョンが
付与されている拡張ファイル3,4及び5のうち、シス
テム構成定義ファイル6が指定した所要拡張ファイルが
主メモリにロードされ、これら拡張ファイル名、例えば
“ファイル1,ファイル2,ファイル3”に対応付けて
各拡張ファイル3,4及び5のバージョンがCRTディ
スプレイに表示される。
【0005】そして、この表示されたバージョンと、シ
ステム構成定義ファイル6に記憶している適正バージョ
ンとを比較し、表示されたバージョンが適正バージョン
と一致するか否かを判定し、一致しない場合はCRTデ
ィスプレイに警告メッセージ等を表示する。このような
システムはシステム構成時に定義されたバージョン情報
を管理ファイル、例えばシステム構成定義ファイル6に
相当する一つのファイルに保存するため、システム動作
時に読み出されたソフトウェア群のバージョンの適正の
比較には、システム構成時に定義されたファイルが必要
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のバージョンチェ
ック方法およびその方法を実施する計算機装置は以上の
ように構成されているので、システム構成時に定義され
たバージョン情報を管理するシステム構成定義ファイル
6が破壊されると、バージョン適正の判断ができなくな
り、バージョン管理ができなくなるなどの課題があっ
た。
【0007】また、ソフトウェア自身が、補助記憶装置
1の故障などの何らかの原因により、一部の情報が欠け
ている場合において、それを検出できないなどの課題が
あった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、計算機装置に備えられているソフ
トウェアが互いのバージョン情報を照合し、計算機装置
が正しいソフトウェアから構成されていることを確認で
きるバージョンチェック方法およびその方法を実施する
計算機装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るバージョンチェック方法は、システム構成時に予め定
義されたバージョン情報を管理ファイル保存し、システ
ム動作時に読み出されたソフトウェアのバージョンの適
正を比較するバージョンチェック方法において、システ
ムを構成するソフトウェアが互いのバージョン情報を照
合し、システムが正しいソフトウェアから構成されてい
ることを確認するようにしたものである。
【0010】請求項2記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法は、自己ソフトウェアと他者ソフトウェアとの
バージョンの整合性を比較し、バージョンが一致すれ
ば、その比較結果をバージョン情報提示要求元に出力
し、バージョンが不一致である場合には、警告メッセー
ジを表示するようにしたものである。
【0011】請求項3記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法は、自己および他者のバージョン情報を有する
ソフトウェアから構成された計算機装置が立ち上がる前
に、バージョン情報に記録されている他者ソフトウェア
の識別子を入力し、自己ソフトウェアと依存関係にある
他者ソフトウェアに対してバージョン情報提示要求信号
を出力し、出力先の他者ソフトウェアからバージョン情
報信号を入力し、自己ソフトウェアと他者ソフトウェア
とのバージョンの整合性を比較し、その比較結果をバー
ジョン情報提示要求元に出力するようにしたものであ
る。
【0012】請求項4記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法を実施する計算機装置は、計算機装置が立ち上
がる前に、他者ソフトウェアからのバージョン情報提示
要求信号を入力すると、自己ソフトウェアのバージョン
の出力を指示するとともに、自己ソフトウェアと依存関
係にある他者ソフトウェアの提示を指示するバージョン
情報提示要求受取部と、このバージョン情報提示要求受
取部から依存関係にある他者ソフトウェアの提示を指示
されると、他者ソフトウェアの識別子を入力し、自己ソ
フトウェアと依存関係にある他者ソフトウェアを提示す
るバージョン情報提示処理部と、このバージョン情報提
示処理部で提示された他者ソフトウェアに対してバージ
ョン情報提示要求信号を出力し、出力先の他者ソフトウ
ェアからバージョン情報信号を入力するバージョン情報
提示要求処理部と、バージョン情報信号を読み込み、自
己ソフトウェアと他者ソフトウェアとのバージョンの整
合性を比較し、その比較結果をバージョン情報提示要求
元に出力するバージョン情報比較処理部とを備えたもの
である。
【0013】請求項5記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法は、自己ソフトウェアが製作された時点での製
作時チェックサムと現在チェックサムとからソフトウェ
アのチェックサム状態が正常か否かを診断するととも
に、自己ソフトウェアと依存関係にある他者ソフトウェ
アを識別子記録テーブルから検索し、依存関係にある他
者ソフトウェアに対して、チェックサム確認要求信号を
出力するようにしたものである。
【0014】請求項6記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法を実施する計算機装置は、現在チェックサムを
計算するチェックサム算出部と、製作時チェックサムと
現在チェックサムとからソフトウェアのチェックサム状
態が正常か否かを診断する診断部と、自己ソフトウェア
が依存関係にある他者ソフトウェアの識別子を記録した
識別子記録テーブルと、自己ソフトウェアと依存関係に
ある他者ソフトウェアを識別子記録テーブルから検索
し、依存関係にある他者ソフトウェアに対して、チェッ
クサム確認要求信号を出力するチェックサム確認要求依
頼部とを備えたものである。
【0015】請求項7記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法は、ソフトウェアに対し提示された自己のバー
ジョン情報と依存ソフトウェア情報のバージョン情報を
比較し、一致しなければエラーメッセージを表示し、要
求元に自己のバージョン情報を出力するとともに、依存
ソフトウェア情報の全てのソフトウェアIDについて、
それが示すソフトウェアに対し、バージョン情報記録を
要求し、その結果提示されたバージョン情報を依存ソフ
トウェア情報の対応するソフトウェアIDのバージョン
情報として記録するようにしたものである。
【0016】請求項8記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法を実施する計算機装置は、他者ソフトウェアの
ソフトウェアIDとバージョン情報とを有する依存ソフ
トウェア情報と、依存ソフトウェア情報の全てのソフト
ウェアIDについて、それが示すソフトウェアに対し提
示された自己のバージョン情報と依存ソフトウェア情報
のバージョン情報を比較するバージョン情報比較処理
と、このバージョン情報比較処理の処理後に、要求元に
自己のバージョン情報を出力するバージョン情報提示処
理と、提示されたバージョン情報と依存ソフトウェア情
報のバージョン情報とが一致しなければエラーメッセー
ジを表示するメッセージ表示処理と、依存ソフトウェア
情報の全てのソフトウェアIDについて、それが示すソ
フトウェアに対し、バージョン情報記録を要求するバー
ジョン情報記録要求処理と、依存ソフトウェア情報の全
てのソフトウェアIDに対し、バージョン情報記録を要
求し、その結果提示されたバージョン情報を依存ソフト
ウェア情報の対応するソフトウェアIDのバージョン情
報として記録するバージョン情報記録処理とを備えたも
のである。
【0017】請求項9記載の発明に係るバージョンチェ
ック方法は、チェックサム提示処理により、全てのソフ
トウェアIDについてチェックサム比較処理を実行し、
提示されたチェックサムと依存ソフトウェア情報のチェ
ックサムとを比較し、一致しなければ、メッセージ表示
処理によりエラーメッセージを出力し、一致すれば、チ
ェックサム計算処理により自己のチェックサムを計算さ
せた後、自己のチェックサムが正常であるか否かを判断
し、正常でなければ、メッセージ表示処理によりエラー
メッセージを表示させた後、チェックサムを要求元に提
示するとともに、チェックサム記録処理により、全ての
ソフトウェアIDについてチェックサム記録処理を実行
していない場合には、チェックサム記録要求処理により
それが示すソフトウェアに対し、チェックサム記録を要
求し、その結果、提示されたチェックサムを依存ソフト
ウェア情報の対応するソフトウェアIDのチェックサム
として記録し、全てのソフトウェアIDについてチェッ
クサム記録処理を実行している場合には、チェックサム
計算処理により自己のチェックサムを計算させ、計算結
果を自己のチェックサムに記録するとともに、計算結果
を要求元に提示するようにしたものである。
【0018】請求項10記載の発明に係るバージョンチ
ェック方法を実施する計算機装置は、提示された自己の
チェックサムと依存ソフトウェア情報のチェックサムと
を比較し、一致しなければ、メッセージ表示処理により
エラーメッセージを出力するチェックサム比較処理、お
よび自己のチェックサムを計算させた後、自己のチェッ
クサムが正常であるか否かを判断し、正常でなければ、
メッセージ表示処理によりエラーメッセージを表示させ
た後、自己のチェックサムを要求元に提示するチェック
サム計算処理とから構成されるチェックサム提示処理
と、全てのソフトウェアIDについてチェックサム記録
処理を実行していない場合には、チェックサム記録要求
処理によりそれが示すソフトウェアに対し、チェックサ
ム記録を要求するチェックサム記録要求処理、および提
示された自己のチェックサムを依存ソフトウェア情報の
対応するソフトウェアIDのチェックサムとして記録し
ていない場合には、自己のチェックサムを計算させ、計
算結果を自己のチェックサムに記録するとともに、計算
結果を要求元に提示するチェックサム計算処理とから構
成されるチェックサム記録処理とを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるバ
ージョンチェック方法のソフトウェア構成を示す構成
図、図2はこの発明の実施の形態1によるバージョンチ
ェック方法におけるバージョン情報に形成されたバージ
ョン組合せテーブルを示す構成図、図3はこの発明の実
施の形態1によるバージョンチェック方法のソフトウェ
ア間におけるバージョン情報の受渡しを模式的に示す構
成図である。図において、11はこの発明の実施の形態
1による自己ソフトウェア、13はバージョン情報12
を読み込み、その情報を提示するバージョン情報提示処
理部、14はバージョン情報比較処理部であり、バージ
ョン情報12を読み込み、自己ソフトウェア11と他者
ソフトウェア20とのバージョンの整合性を比較し、そ
の比較結果をバージョン情報提示要求元に出力するもの
である。
【0020】15はバージョン情報提示要求処理部であ
り、他者ソフトウェア20に対してバージョン情報提示
要求信号21を出力し、出力先の他者ソフトウェア20
からバージョン情報信号22を受けとるものである。1
6はバージョン情報提示要求受取部であり、バージョン
情報提示要求処理部15に、自己ソフトウェア11と依
存関係にあるソフトウェアに対してバージョン情報信号
22を提示させるように指示するものである。17はバ
ージョン情報12内の自己ソフトウェア11のバージョ
ン、18は自己ソフトウェア11が動作するために必要
な他者ソフトウェア20の識別子である。なお、識別子
18は複数のソフトウェアから、目的とするソフトウェ
アを一意に定めることができるものである。
【0021】次に動作について説明する。まず、バージ
ョン情報提示要求受取部16では、計算機装置が立ち上
がる前に、他者ソフトウェア20からのバージョン情報
提示要求信号21を受け取ると、バージョン情報提示処
理部13にバージョン情報を提示するように指示し、バ
ージョン情報提示要求処理部15に、自己ソフトウェア
11と依存関係にあるソフトウェアに対してバージョン
情報を提示させるように指示する。次に、バージョン情
報提示処理部13では、バージョン情報提示要求受取部
16からの指示により、バージョン情報12を読み込
み、その情報を提示する。
【0022】また、バージョン情報提示要求処理部15
では、バージョン情報12に保持されている他者ソフト
ウェア20の識別子18によって一意に定まる他者ソフ
トウェア20に対してバージョン情報提示要求信号21
を出力し、出力先の他者ソフトウェア20からバージョ
ン情報信号22を入力する。次に、バージョン情報信号
22を受け取ったバージョン情報提示要求処理部15
は、その受け取ったバージョン情報信号22をバージョ
ン情報比較処理部14に出力する。そして、バージョン
情報信号22を受け取ったバージョン情報比較処理部1
4では、バージョン情報信号22を読み込み、自己ソフ
トウェア11と他者ソフトウェア20とのバージョンの
整合性を比較し、整合性が合えばその比較結果をバージ
ョン情報提示要求元に出力する。しかし、この比較の結
果、バージョンが不一致である場合には、計算機装置の
動作不良を未然に防ぐために、例えばCRTディスプレ
イに警告メッセージ等を表示する。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、計算機装置が立ち上がる前に、バージョン情報に記
録されている他者ソフトウェア20の識別子18を入力
し、自己ソフトウェア11と依存関係にある他者ソフト
ウェア20に対してバージョン情報提示要求信号21を
出力し、出力先の他者ソフトウェア20からバージョン
情報信号22を入力し、上記自己ソフトウェアと上記他
者ソフトウェアとのバージョンの整合性を比較し、その
比較結果をバージョン情報提示要求元に出力することに
より、バージョンの不一致による計算機装置の動作不良
を未然に防ぐことができる効果が得られる。
【0024】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるバージョンチェック方法のソフトウェア構成
を示す構成図であり、図において、実施の形態1のもの
と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略
する。32は自己ソフトウェア31が製作された時点で
の製作時チェックサム、33は現在チェックサム34を
計算するチェックサム算出部、35は製作時チェックサ
ム32と現在チェックサム34とからソフトウェアのチ
ェックサム状態が正常か否かを診断する診断部、36は
自己ソフトウェア31が依存関係にある他者ソフトウェ
ア20の識別子18を記録した識別子記録テーブル、3
7は自己ソフトウェア31と依存関係にある他者ソフト
ウェア20を識別子記録テーブル36から検索し、依存
関係にある他者ソフトウェア20に対して、チェックサ
ム確認要求信号38を出力するチェックサム確認要求依
頼部である。
【0025】次に動作について説明する。まず、自己ソ
フトウェア31はチェックサム確認要求信号38を入力
すると、チェックサム算出部33に現在チェックサム3
4を算出するとともに、チェックサム確認要求依頼部3
7を介して自己ソフトウェア31と依存関係にある他者
ソフトウェア20に対して、チェックサム確認要求信号
38を出力する。次に、チェックサム算出部33により
現在チェックサム34を算出させ、診断部35により製
作時チェックサム32と現在チェックサム34から、状
態が正常か否かを診断させる。
【0026】詳しくは、製作時チェックサム32と現在
チェックサム34とを比較し、内容が同じであれば、そ
のまま自己ソフトウェア31を実行させるが、もし内容
が異なっていれば、自己ソフトウェア31に異常がある
と判断して、実行を中止させる。また、チェックサム確
認要求依頼部37が起動すると、依存関係のある他者ソ
フトウェア20の識別子18を記録した識別子記録テー
ブル36から、依存関係のある他者ソフトウェア20の
識別子18を読み出し、その他者ソフトウェア20に対
してチェックサム確認要求信号38を出力する。
【0027】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、製作時チェックサム32および依存関係のある他者
ソフトウェア20の情報を自己ソフトウェア31に保持
させることにより、その自己ソフトウェア31が動作す
る前に、自己ソフトウェア31および依存関係のある他
者ソフトウェア20との現在チェックサム34と、製作
時チェックサム32を検査すれば、自己ソフトウェア3
1が正常であるか否かを判断でき、異常な状態での自己
ソフトウェア31の動作を未然に防ぐことができる効果
が得られる。
【0028】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3によるバージョンチェック方法のソフトウェア構成
を示す構成図であり、図において、実施の形態1及び実
施の形態2のものと同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。41はこの発明の実施の形態3
による自己ソフトウェア、42はバージョン情報比較処
理43の処理後に、要求元に自分のバージョンを出力す
るバージョン情報提示処理、43はバージョン情報比較
処理であり、依存ソフトウェア情報47の全てのソフト
ウェアIDについて、それが示すソフトウェアに対しバ
ージョン情報要求処理44を実行し、提示されたバージ
ョン情報48と依存ソフトウェア情報47のバージョン
情報を比較する。
【0029】45は提示されたバージョン情報48と依
存ソフトウェア情報47のバージョン情報とが一致しな
ければエラーメッセージを表示するメッセージ表示処
理、46は依存ソフトウェア情報47の全てのソフトウ
ェアIDについて、それが示すソフトウェアに対し、バ
ージョン情報記録を要求するバージョン情報記録要求処
理である。49はバージョン情報記録処理であり、依存
ソフトウェア情報47の全てのソフトウェアIDについ
て、それが示すソフトウェアに対し、バージョン情報記
録を要求し、その結果提示されたバージョン情報48を
依存ソフトウェア情報47の対応するソフトウェアID
のバージョン情報として記録する。
【0030】なお、他者ソフトウェア51〜54におい
ても、自己ソフトウェア41と同一のバージョン情報提
示処理42、バージョン情報比較処理43、バージョン
情報要求処理44、メッセージ表示処理45、バージョ
ン情報記録要求処理46、依存ソフトウェア情報47、
バージョン情報48およびバージョン情報記録処理49
から構成される。また、自己ソフトウェア41の動作は
他者ソフトウェア51と他者ソフトウェア52に依存
し、他者ソフトウェア51の動作は他者ソフトウェア5
3と他者ソフトウェア54に依存する。
【0031】次に動作について説明する。図6は図5に
示すソフトウェアの動作手順を示すフローチャート、図
7は図6内のバージョン情報比較処理の動作手順を示す
フローチャートである。まず、バージョン情報提示が要
求されると、バージョン情報提示処理42が起動し(ス
テップST1)、バージョン情報比較処理43が実行さ
れる(ステップST11)。このバージョン情報比較処
理43では、まず、依存ソフトウェア情報47の全ての
ソフトウェアID47aにおいてバージョン情報比較処
理43を実行したか否かを判断し(ステップST1
2)、全てのソフトウェアID47aにおいてバージョ
ン情報比較処理43を実行した場合(YES)には、バ
ージョン情報比較処理43を終了する(ステップST1
6)、そして、ステップST2へ移行し、自身のバージ
ョン情報48を要求元に提示し終了する。
【0032】一方、ステップST12の判断の結果、全
てのソフトウェアID47aにおいてバージョン情報比
較処理43を実行していない場合(NO)には、それが
示すソフトウェアに対しバージョン情報要求処理44を
実行し(ステップST13)、提示されたバージョン情
報48と依存ソフトウェア情報47のバージョン情報4
7bとが一致するか否かを判断し(ステップST1
4)、一致するのであれば(YES)、ステップST1
2に戻る。一方、ステップST14の判断の結果、提示
されたバージョン情報48と依存ソフトウェア情報47
のバージョン情報47bとが一致しないのであれば(N
O)、メッセージ表示処理45によりエラーメッセージ
を出力させ(ステップST15)、ステップST12に
戻る。
【0033】次に、図8を用いてバージョン情報記録が
外部から要求された時の動作を説明する。図8はバージ
ョン情報記録処理の動作手順を示すフローチャートであ
る。まず、バージョン情報記録が要求されると、バージ
ョン情報記録処理49が起動され(ステップST2
1)、依存ソフトウェア情報47の全てのソフトウェア
ID47aについて、バージョン情報記録処理49が実
行されたか否かを判断し(ステップST22)、全ての
ソフトウェアID47aについて、バージョン情報記録
処理49が実行されている場合(YES)には、バージ
ョン情報記録処理49を終了し、自身のバージョン情報
48を要求元に提示し終了する(ステップST23)。
一方、ステップST22の判断の結果、全てのソフトウ
ェアID47aについて、バージョン情報記録処理49
が実行されていない場合(NO)には、このバージョン
情報記録要求処理46が起動され、依存ソフトウェア情
報の全てのソフトウェアIDについて、それが示すソフ
トウェアに対し、バージョン情報記録を要求し、その結
果、提示されたバージョン情報を依存ソフトウェア情報
47の対応するソフトウェアID47aのバージョン情
報47bとして記録し(ステップST25)、ステップ
ST22へ移行する。
【0034】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ソフトウェアの試験終了段階で、バージョン情報記
録を行なうことで、従来繁雑な依存ソフトウェア情報の
設定が自動的に正確且つ短時間で行なえる効果が得られ
る。
【0035】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4によるバージョンチェック方法のソフトウェア構成
を示す構成図であり、図において、実施の形態1から実
施の形態3までのものと同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。61はこの発明の実施の形
態4による自己ソフトウェア、62はチェックサム提示
処理、63はチェックサム比較処理、64は他者ソフト
ウェア71〜74のソフトウェアID64aとチェック
サム64bから形成される依存ソフトウェア情報、65
は全てのソフトウェアID64aについてチェックサム
比較処理を実行していないとき(NO)には、それが示
すソフトウェアに対し処理するチェックサム要求処理、
66は自己のチェックサム、67はエラーメッセージを
出力するメッセージ表示処理である。68はチェックサ
ム記録処理であり、依存ソフトウェア情報64の全ての
ソフトウェアID64aについて、チェックサム記録処
理68を実行したか否かを判断し、チェックサム記録要
求処理70によりそれが示すソフトウェアに対し、チェ
ックサム記録をするものである。69は自己のチェック
サム66を計算するチェックサム計算処理、71〜74
は他者ソフトウェアである。
【0036】次に動作について説明する。図10は図9
に示すソフトウェアの動作手順を示すフローチャート、
図11は図10内のチェックサム比較処理の動作手順を
示すフローチャートである。まず、バージョン情報提示
が要求されると、チェックサム提示処理62が起動し、
図11のチェックサム比較処理63を実行する(ステッ
プST31)。このチェックサム比較処理63では、ま
ず依存ソフトウェア情報64の全てのソフトウェアID
64aについて、チェックサム比較処理を実行したか否
かを判断し(ステップST41)、全てのソフトウェア
ID64aについてチェックサム比較処理を実行したと
き(YES)には終了する(ステップST42)。一
方、全てのソフトウェアID64aについてチェックサ
ム比較処理を実行していないとき(NO)には、それが
示すソフトウェアに対しチェックサム要求処理65を実
行する(ステップST43)。
【0037】そして、提示されたチェックサム66と依
存ソフトウェア情報64のチェックサム64bとを比較
し(ステップST44)、チェックサム66と依存ソフ
トウェア情報64のチェックサム64bとが一致しなけ
れば(NO)、メッセージ表示処理67によりエラーメ
ッセージを出力し(ステップST45)、ステップST
41に戻る。一方、ステップST44の判断の結果、チ
ェックサム66と依存ソフトウェア情報64のチェック
サム64bとが一致すれば(YES)、ステップST4
1に戻る。次に、図10へ戻り、チェックサム比較処理
63の後、チェックサム計算処理69により自己のチェ
ックサム66を計算させた後(ステップST32)、自
己のチェックサム66が正常であるか否かを判断し(ス
テップST33)、自己のチェックサム66が正常でな
ければ(NO)、メッセージ表示処理67によりエラー
メッセージを表示させた後(ステップST34)、ステ
ップST32で計算したチェックサム66を要求元に提
示し(ステップST35)、終了する。
【0038】次に、チェックサム記録が外部から要求さ
れた時の動作を図12を用いて説明する。図12はチェ
ックサム記録処理の動作手順を示すフローチャートであ
る。まず、チェックサム記録が要求されると、チェック
サム記録処理68が起動される(ステップST51)。
このチェックサム記録処理68では、依存ソフトウェア
情報64の全てのソフトウェアID64aについて、チ
ェックサム記録処理68を実行したか否かを判断し(ス
テップST52)、全てのソフトウェアID64aにつ
いてチェックサム記録処理68を実行していない場合に
は(NO)、チェックサム記録要求処理70によりそれ
が示すソフトウェアに対し、チェックサム記録を要求さ
せ(ステップST53)、その結果、提示されたチェッ
クサム66を依存ソフトウェア情報64の対応するソフ
トウェアID64aのチェックサム64bとして記録し
(ステップST54)、ステップST51へ戻る。
【0039】一方、ステップST52の判断の結果、全
てのソフトウェアID64aについてチェックサム記録
処理68を実行している場合(YES)には、チェック
サム計算処理69により自己のチェックサムを計算させ
(ステップST55)、計算結果を自身のチェックサム
66に記録するとともに(ステップST56)、計算結
果を要求元に提示し(ステップST57)、終了する。
【0040】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、ソフトウェアの試験終了段階で、チェックサム記録
を行なうことで、従来繁雑な依存ソフトウェアのチェッ
クサムの設定が自動的に、正確且つ短時間で実行するこ
とができる効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、システム構成時に予め定義されたバージョン情報
を管理ファイル保存し、システム動作時に読み出された
ソフトウェアのバージョンの適正を比較するバージョン
チェック方法において、システムを構成するソフトウェ
アが互いのバージョン情報を照合し、システムが正しい
ソフトウェアから構成されていることを確認するように
構成したので、バージョンの不一致による計算機装置の
動作不良を未然に防ぐことができる効果がある。
【0042】請求項2記載の発明によれば、自己ソフト
ウェアと他者ソフトウェアとのバージョンの整合性を比
較し、バージョンが一致すれば、その比較結果をバージ
ョン情報提示要求元に出力し、バージョンが不一致であ
る場合には、警告メッセージを表示するように構成した
ので、バージョンの不一致による計算機装置の動作不良
を未然に防ぐことができる効果がある。
【0043】請求項3記載の発明によれば、自己および
他者のバージョン情報を有するソフトウェアから構成さ
れた計算機装置が立ち上がる前に、バージョン情報に記
録されている他者ソフトウェアの識別子を入力し、自己
ソフトウェアと依存関係にある他者ソフトウェアに対し
てバージョン情報提示要求信号を出力し、出力先の他者
ソフトウェアからバージョン情報信号を入力し、自己ソ
フトウェアと他者ソフトウェアとのバージョンの整合性
を比較し、その比較結果をバージョン情報提示要求元に
出力するように構成したので、バージョンの不一致によ
る計算機装置の動作不良を未然に防ぐことができる効果
がある。
【0044】請求項4記載の発明によれば、計算機装置
が立ち上がる前に、他者ソフトウェアからのバージョン
情報提示要求信号を入力すると、自己ソフトウェアのバ
ージョンの出力を指示するとともに、自己ソフトウェア
と依存関係にある他者ソフトウェアの提示を指示するバ
ージョン情報提示要求受取部と、このバージョン情報提
示要求受取部から依存関係にある他者ソフトウェアの提
示を指示されると、他者ソフトウェアの識別子を入力
し、自己ソフトウェアと依存関係にある他者ソフトウェ
アを提示するバージョン情報提示処理部と、このバージ
ョン情報提示処理部で提示された他者ソフトウェアに対
してバージョン情報提示要求信号を出力し、出力先の他
者ソフトウェアからバージョン情報信号を入力するバー
ジョン情報提示要求処理部と、バージョン情報信号を読
み込み、自己ソフトウェアと他者ソフトウェアとのバー
ジョンの整合性を比較し、その比較結果をバージョン情
報提示要求元に出力するバージョン情報比較処理部とを
備えるように構成したので、バージョンの不一致による
計算機装置の動作不良を未然に防ぐことができる効果が
ある。
【0045】請求項5記載の発明によれば、自己ソフト
ウェアが製作された時点での製作時チェックサムと現在
チェックサムとからソフトウェアのチェックサム状態が
正常か否かを診断するとともに、自己ソフトウェアと依
存関係にある他者ソフトウェアを識別子記録テーブルか
ら検索し、依存関係にある他者ソフトウェアに対して、
チェックサム確認要求信号を出力するように構成したの
で、異常な状態での自己ソフトウェアの動作を未然に防
ぐことができる効果がある。
【0046】請求項6記載の発明によれば、現在チェッ
クサムを計算するチェックサム算出部と、製作時チェッ
クサムと現在チェックサムとからソフトウェアのチェッ
クサム状態が正常か否かを診断する診断部と、自己ソフ
トウェアが依存関係にある他者ソフトウェアの識別子を
記録した識別子記録テーブルと、自己ソフトウェアと依
存関係にある他者ソフトウェアを識別子記録テーブルか
ら検索し、依存関係にある他者ソフトウェアに対して、
チェックサム確認要求信号を出力するチェックサム確認
要求依頼部とを備えるように構成したので、異常な状態
での自己ソフトウェアの動作を未然に防ぐことができる
効果がある。
【0047】請求項7記載の発明によれば、ソフトウェ
アに対し提示された自己のバージョン情報と依存ソフト
ウェア情報のバージョン情報を比較し、一致しなければ
エラーメッセージを表示し、要求元に自己のバージョン
情報を出力するとともに、依存ソフトウェア情報の全て
のソフトウェアIDについて、それが示すソフトウェア
に対し、バージョン情報記録を要求し、その結果提示さ
れたバージョン情報を依存ソフトウェア情報の対応する
ソフトウェアIDのバージョン情報として記録するよう
に構成したので、ソフトウェアの試験終了段階で、バー
ジョン情報記録を行なうことで、従来繁雑な依存ソフト
ウェア情報の設定が自動的に、正確且つ短時間で行なえ
る効果がある。
【0048】請求項8記載の発明によれば、他者ソフト
ウェアのソフトウェアIDとバージョン情報とを有する
依存ソフトウェア情報と、依存ソフトウェア情報の全て
のソフトウェアIDについて、それが示すソフトウェア
に対し提示された自己のバージョン情報と依存ソフトウ
ェア情報のバージョン情報を比較するバージョン情報比
較処理と、このバージョン情報比較処理の処理後に、要
求元に自己のバージョン情報を出力するバージョン情報
提示処理と、提示されたバージョン情報と依存ソフトウ
ェア情報のバージョン情報とが一致しなければエラーメ
ッセージを表示するメッセージ表示処理と、依存ソフト
ウェア情報の全てのソフトウェアIDについて、それが
示すソフトウェアに対し、バージョン情報記録を要求す
るバージョン情報記録要求処理と、依存ソフトウェア情
報の全てのソフトウェアIDに対し、バージョン情報記
録を要求し、その結果提示されたバージョン情報を依存
ソフトウェア情報の対応するソフトウェアIDのバージ
ョン情報として記録するバージョン情報記録処理とを備
えるように構成したので、ソフトウェアの試験終了段階
で、バージョン情報記録を行なうことで、従来繁雑な依
存ソフトウェア情報の設定が自動的に、正確且つ短時間
で行なえる効果がある。
【0049】請求項9記載の発明によれば、チェックサ
ム提示処理により、全てのソフトウェアIDについてチ
ェックサム比較処理を実行し、提示されたチェックサム
と依存ソフトウェア情報のチェックサムとを比較し、一
致しなければ、メッセージ表示処理によりエラーメッセ
ージを出力し、一致すれば、チェックサム計算処理によ
り自己のチェックサムを計算させた後、自己のチェック
サムが正常であるか否かを判断し、正常でなければ、メ
ッセージ表示処理によりエラーメッセージを表示させた
後、チェックサムを要求元に提示するとともに、チェッ
クサム記録処理により、全てのソフトウェアIDについ
てチェックサム記録処理を実行していない場合には、チ
ェックサム記録要求処理によりそれが示すソフトウェア
に対し、チェックサム記録を要求し、その結果、提示さ
れたチェックサムを依存ソフトウェア情報の対応するソ
フトウェアIDのチェックサムとして記録し、全てのソ
フトウェアIDについてチェックサム記録処理を実行し
ている場合には、チェックサム計算処理により自己のチ
ェックサムを計算させ、計算結果を自己のチェックサム
に記録するとともに、計算結果を要求元に提示するよう
に構成したので、ソフトウェアの試験終了段階で、チェ
ックサム記録を行なうことで、従来繁雑な依存ソフトウ
ェアのチェックサムの設定が自動的に、正確且つ短時間
で実行することができる効果がある。
【0050】請求項10記載の発明によれば、提示され
た自己のチェックサムと依存ソフトウェア情報のチェッ
クサムとを比較し、一致しなければ、メッセージ表示処
理によりエラーメッセージを出力するチェックサム比較
処理、および自己のチェックサムを計算させた後、自己
のチェックサムが正常であるか否かを判断し、正常でな
ければ、メッセージ表示処理によりエラーメッセージを
表示させた後、自己のチェックサムを要求元に提示する
チェックサム計算処理とから構成されるチェックサム提
示処理と、全てのソフトウェアIDについてチェックサ
ム記録処理を実行していない場合には、チェックサム記
録要求処理によりそれが示すソフトウェアに対し、チェ
ックサム記録を要求するチェックサム記録要求処理、お
よび提示された自己のチェックサムを依存ソフトウェア
情報の対応するソフトウェアIDのチェックサムとして
記録していない場合には、自己のチェックサムを計算さ
せ、計算結果を自己のチェックサムに記録するととも
に、計算結果を要求元に提示するチェックサム計算処理
とから構成されるチェックサム記録処理とを備えるよう
に構成したので、ソフトウェアの試験終了段階で、チェ
ックサム記録を行なうことで、従来繁雑な依存ソフトウ
ェアのチェックサムの設定が自動的に、正確且つ短時間
で実行することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるバージョンチ
ェック方法のソフトウェア構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるバージョンチ
ェック方法におけるバージョン情報に形成されたバージ
ョン組合せテーブルを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるバージョンチ
ェック方法のソフトウェア間におけるバージョン情報の
受渡しを模式的に示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるバージョンチ
ェック方法のソフトウェア構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるバージョンチ
ェック方法のソフトウェア構成を示す構成図である。
【図6】 図5に示すソフトウェアの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】 図6内のバージョン情報比較処理の動作手順
を示すフローチャートである。
【図8】 バージョン情報記録処理の動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4によるバージョンチ
ェック方法のソフトウェア構成を示す構成図である。
【図10】 図9に示すソフトウェアの動作手順を示す
フローチャートである。
【図11】 図10内のチェックサム比較処理の動作手
順を示すフローチャートである。
【図12】 チェックサム記録処理の動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】 従来のバージョンチェック方法のソフトウ
ェア構成を示す構成図である。
【符号の説明】 11,31,41,61 自己ソフトウェア、12,4
8 バージョン情報、13 バージョン情報提示処理
部、14 バージョン情報比較処理部、15 バージョ
ン情報提示要求処理部、16 バージョン情報提示要求
受取部、18 識別子、20,51〜54,71〜74
他者ソフトウェア、21 バージョン情報提示要求信
号、22 バージョン情報信号、32 製作時チェック
サム、33チェックサム算出部、34 現在チェックサ
ム、35 診断部、36 識別子記録テーブル、37
チェックサム確認要求依頼部、38 チェックサム確認
要求信号、42 バージョン情報提示処理、43 バー
ジョン情報比較処理、45,67 メッセージ表示処
理、46 バージョン情報記録要求処理、47,64依
存ソフトウェア情報、49 バージョン情報記録処理、
64a ソフトウェアID、64b,66 チェックサ
ム、68 チェックサム記録処理、69 チェックサム
計算処理、70 チェックサム記録要求処理。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム構成時に予め定義されたバージ
    ョン情報を管理ファイル保存し、上記システム動作時に
    読み出されたソフトウェアのバージョンの適正を比較す
    るバージョンチェック方法において、システムを構成す
    るソフトウェアが互いのバージョン情報を照合し、上記
    システムが正しい上記ソフトウェアから構成されている
    ことを確認するバージョンチェック方法。
  2. 【請求項2】 自己ソフトウェアと他者ソフトウェアと
    のバージョンの整合性を比較し、上記バージョンが一致
    すれば、その比較結果をバージョン情報提示要求元に出
    力し、上記バージョンが不一致である場合には、警告メ
    ッセージを表示することを特徴とする請求項1記載のバ
    ージョンチェック方法。
  3. 【請求項3】 自己および他者のバージョン情報を有す
    るソフトウェアから構成された計算機装置が立ち上がる
    前に、上記バージョン情報に記録されている他者ソフト
    ウェアの識別子を入力し、上記自己ソフトウェアと依存
    関係にある上記他者ソフトウェアに対してバージョン情
    報提示要求信号を出力し、出力先の上記他者ソフトウェ
    アからバージョン情報信号を入力し、上記自己ソフトウ
    ェアと上記他者ソフトウェアとのバージョンの整合性を
    比較し、その比較結果をバージョン情報提示要求元に出
    力するバージョンチェック方法。
  4. 【請求項4】 自己ソフトウェアのバージョン、他者ソ
    フトウェアのバージョンおよび上記自己ソフトウェアが
    動作するために必要な他者ソフトウェアの識別子を備え
    るバージョン情報と、計算機装置が立ち上がる前に、上
    記他者ソフトウェアからのバージョン情報提示要求信号
    を入力すると、上記自己ソフトウェアのバージョンの出
    力を指示するとともに、上記自己ソフトウェアと依存関
    係にある上記他者ソフトウェアの提示を指示するバージ
    ョン情報提示要求受取部と、このバージョン情報提示要
    求受取部から依存関係にある上記他者ソフトウェアの提
    示を指示されると、上記他者ソフトウェアの識別子を入
    力し、上記自己ソフトウェアと依存関係にある上記他者
    ソフトウェアを提示するバージョン情報提示処理部と、
    このバージョン情報提示処理部で提示された上記他者ソ
    フトウェアに対してバージョン情報提示要求信号を出力
    し、出力先の上記他者ソフトウェアからバージョン情報
    信号を入力するバージョン情報提示要求処理部と、上記
    バージョン情報信号を読み込み、上記自己ソフトウェア
    と上記他者ソフトウェアとのバージョンの整合性を比較
    し、その比較結果をバージョン情報提示要求元に出力す
    るバージョン情報比較処理部とを備えたバージョンチェ
    ック方法を実施する計算機装置。
  5. 【請求項5】 自己ソフトウェアが製作された時点での
    製作時チェックサムと現在チェックサムとからソフトウ
    ェアのチェックサム状態が正常か否かを診断するととも
    に、上記自己ソフトウェアと依存関係にある他者ソフト
    ウェアを識別子記録テーブルから検索し、依存関係にあ
    る上記他者ソフトウェアに対して、チェックサム確認要
    求信号を出力するバージョンチェック方法。
  6. 【請求項6】 自己ソフトウェアが製作された時点での
    製作時チェックサムと、現在チェックサムを計算するチ
    ェックサム算出部と、上記製作時チェックサムと上記現
    在チェックサムとからソフトウェアのチェックサム状態
    が正常か否かを診断する診断部と、上記自己ソフトウェ
    アが依存関係にある他者ソフトウェアの識別子を記録し
    た識別子記録テーブルと、上記自己ソフトウェアと依存
    関係にある上記他者ソフトウェアを上記識別子記録テー
    ブルから検索し、依存関係にある上記他者ソフトウェア
    に対して、チェックサム確認要求信号を出力するチェッ
    クサム確認要求依頼部とを備えたバージョンチェック方
    法を実施する計算機装置。
  7. 【請求項7】 依存ソフトウェア情報の全てのソフトウ
    ェアIDについて、それが示すソフトウェアに対し提示
    された自己のバージョン情報と上記依存ソフトウェア情
    報のバージョン情報を比較し、上記自己のバージョン情
    報と上記依存ソフトウェア情報のバージョン情報とが一
    致しなければエラーメッセージを表示し、要求元に上記
    自己のバージョン情報を出力するとともに、上記依存ソ
    フトウェア情報の全てのソフトウェアIDについて、そ
    れが示すソフトウェアに対し、バージョン情報記録を要
    求し、その結果提示された上記バージョン情報を上記依
    存ソフトウェア情報の対応するソフトウェアIDのバー
    ジョン情報として記録するバージョンチェック方法。
  8. 【請求項8】 他者ソフトウェアのソフトウェアIDと
    バージョン情報とを有する依存ソフトウェア情報と、上
    記依存ソフトウェア情報の全てのソフトウェアIDにつ
    いて、それが示すソフトウェアに対し提示された自己の
    バージョン情報と依存ソフトウェア情報のバージョン情
    報を比較するバージョン情報比較処理と、このバージョ
    ン情報比較処理の処理後に、要求元に上記自己のバージ
    ョン情報を出力するバージョン情報提示処理と、上記提
    示されたバージョン情報と上記依存ソフトウェア情報の
    バージョン情報とが一致しなければエラーメッセージを
    表示するメッセージ表示処理と、上記依存ソフトウェア
    情報の全てのソフトウェアIDについて、それが示すソ
    フトウェアに対し、バージョン情報記録を要求するバー
    ジョン情報記録要求処理と、上記依存ソフトウェア情報
    の全てのソフトウェアIDについて、それが示すソフト
    ウェアに対し、上記バージョン情報記録を要求し、その
    結果提示された上記バージョン情報を依存ソフトウェア
    情報の対応するソフトウェアIDのバージョン情報とし
    て記録するバージョン情報記録処理とを備えたバージョ
    ンチェック方法を実施する計算機装置。
  9. 【請求項9】 チェックサム提示処理により、全てのソ
    フトウェアIDについてチェックサム比較処理を実行
    し、提示されたチェックサムと依存ソフトウェア情報の
    チェックサムとを比較し、上記チェックサムと上記依存
    ソフトウェア情報のチェックサムとが一致しなければ、
    メッセージ表示処理によりエラーメッセージを出力し、
    一致すれば、チェックサム計算処理により自己のチェッ
    クサムを計算させた後、上記自己のチェックサムが正常
    であるか否かを判断し、上記自己のチェックサムが正常
    でなければ、メッセージ表示処理によりエラーメッセー
    ジを表示させた後、上記チェックサムを要求元に提示す
    るとともに、チェックサム記録処理により、全てのソフ
    トウェアIDについてチェックサム記録処理を実行して
    いない場合には、チェックサム記録要求処理によりそれ
    が示すソフトウェアに対し、上記チェックサム記録を要
    求し、その結果、提示されたチェックサムを上記依存ソ
    フトウェア情報の対応するソフトウェアIDのチェック
    サムとして記録し、上記全てのソフトウェアIDについ
    てチェックサム記録処理を実行している場合には、チェ
    ックサム計算処理により上記自己のチェックサムを計算
    させ、計算結果を上記自己のチェックサムに記録すると
    ともに、計算結果を要求元に提示するバージョンチェッ
    ク方法。
  10. 【請求項10】 提示された自己のチェックサムと依存
    ソフトウェア情報のチェックサムとを比較し、一致しな
    ければ、メッセージ表示処理によりエラーメッセージを
    出力するチェックサム比較処理、および上記自己のチェ
    ックサムを計算させた後、上記自己のチェックサムが正
    常であるか否かを判断し、正常でなければ、メッセージ
    表示処理によりエラーメッセージを表示させた後、上記
    自己のチェックサムを要求元に提示するチェックサム計
    算処理とから構成されるチェックサム提示処理と、全て
    のソフトウェアIDについてチェックサム記録処理を実
    行していない場合には、チェックサム記録要求処理によ
    りそれが示すソフトウェアに対し、チェックサム記録を
    要求するチェックサム記録要求処理、および提示された
    上記自己のチェックサムを上記依存ソフトウェア情報の
    対応するソフトウェアIDのチェックサムとして記録し
    ていない場合には、上記自己のチェックサムを計算さ
    せ、計算結果を上記自己のチェックサムに記録するとと
    もに、計算結果を要求元に提示するチェックサム計算処
    理とから構成されるチェックサム記録処理とを備えたバ
    ージョンチェック方法を実施する計算機装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033553A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Olympus Corp バージョン管理システムおよびバージョン管理方法
JP2009082719A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Olympus Medical Systems Corp 画像表示装置
KR102132482B1 (ko) * 2019-03-05 2020-07-09 엘지전자 주식회사 어플라이언스의 테스트 방법, 테스트 장치, 및 테스트 시스템
CN117784741A (zh) * 2024-02-27 2024-03-29 宁德时代新能源科技股份有限公司 信息同步方法及系统

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