JPH09318986A - 光周波数シフタおよび本シフタを用いた光ソリトン伝送システム - Google Patents

光周波数シフタおよび本シフタを用いた光ソリトン伝送システム

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JPH09318986A
JPH09318986A JP8133819A JP13381996A JPH09318986A JP H09318986 A JPH09318986 A JP H09318986A JP 8133819 A JP8133819 A JP 8133819A JP 13381996 A JP13381996 A JP 13381996A JP H09318986 A JPH09318986 A JP H09318986A
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逸郎 森田
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Shigeyuki Akiba
重幸 秋葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 損失の偏光依存性および偏波モード分散のな
い理想的な光周波数シフタおよび該光周波数シフタを使
用して、ソリトン伝送特性を向上し、超大容量の波長多
重光ソリトン伝送システムを提供する。 【解決手段】 電気音響光学素子1に光を入射し、その
回折格子1aで超音波の進行方向と同方向に回折された
一次回折光19をコーナーミラー8によって該一次回折
光19に平行な逆方向に全反射して、ファラデー回転素
子10を通過させ、その偏光面をファラデー回転素子1
0で90度回転させ、この偏光面を90度回転された一
次回折光を再び電気音響光学素子に入射し、その回折格
子で超音波の進行方向と同方向に回折された一次回折光
を出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気音響効果を使
用し、損失の偏光依存性および偏波モード分散がない光
周波数シフタ、および該光周波数シフタを使用し、光海
底ケーブル等に利用し得る光ソリトン伝送システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電気音響効果を用いた従来の光周波数シ
フタは、損失の偏光依存性が例えば約0.5dBのよう
に大きく、また偏波モード分散も例えば約10ps遅れ
るというように大きいため、ランダム偏光状態の高速信
号に対して波形歪みを生じさせるなどの問題がある。
【0003】一方、光通信における超大容量化を達成し
得る伝送システムとして、光ソリトンパルスを用いた光
ソリトン伝送システムがある。この光ソリトン伝送シス
テムにおいて、光ソリトンパルスを用いる光増幅システ
ムは、通常のノンリターンツウゼロパルスを用いる光増
幅システムと比較した場合、大容量化が可能であり、多
重化が容易であり、光ファイバの非線形性を利用するの
で非線形性による劣化が少ない等の利点があり、現在盛
んに研究が進められている。
【0004】光ソリトン通信においては、光増幅器の雑
音は、受信端での光パルスのタイミングジッタに影響を
及ぼし、伝送特性を劣化させる。すなわち、雑音が重畳
した光ソリトンでは、光強度がランダムに揺らぎ、理想
的な光ソリトンの形から僅かにずれるため、非線形光学
効果によるキャリア周波数のシフト量に揺らぎが生じ
る。これが各中継器毎に繰り返されるため、有限な分散
値を持つ光ファイバを伝搬するうちに光パルスの到着時
間がランダムに揺らぎ、タイミングジッタが引き起こさ
れる。この現象は、ゴードンハウス効果と呼ばれ、光ソ
リトン通信の主たる伝送特性の制限要因となっている。
【0005】情報を有する複数の光ソリトンを伝送する
場合、それぞれのソリトンの形は変化しないものの、隣
り合うソリトン同士の間隔が狭いとソリトン同士が干渉
し、引き寄せられたり、反発し合ったりする現象が観察
される。これも受信端でのタイミングジッタとなるた
め、通信への応用上は好ましくない。ソリトンの干渉を
抑制するためには、隣接したソリトン同士の間隔はある
程度広くとる必要がある。
【0006】上述したタイミングジッタを克服すべく、
人為的にタイミングジッタを抑制するソリトン制御技術
の研究が活発に進められており、ソリトン伝送実験はこ
こ数年間で急速に進展した。一つは、ランダム周波数シ
フトを光フィルタを用いて周波数領域で制御するもので
あり、もう一つは、タイミングジッタそのものを時間領
域で直接制御する方法である。
【0007】周波数領域での制御は、タイミングジッタ
の原因となるランダム周波数シフトを、光増幅器の後に
設置した光狭帯域バンドパスフィルタを通すことにより
フィルタの中心周波数に近づけ、タイミングジッタを抑
制するものである。このフィルタは中心からずれようと
するソリトンを周波数領域でガイドすることから、周波
数ガイディングフィルタと呼ばれている。フィルタの帯
域幅は、ソリトンのスペクトル幅の5〜10倍程度の狭
帯域である。また、中心周波数を固定した周波数ガイデ
ィングでは、雑音が累積するため、光フィルタの中心周
波数を距離とともに僅かにスライドさせる方法も検討さ
れており、周波数スライディングガイディングフィルタ
と呼ばれている。
【0008】自ら周波数チャープを生じながら伝搬する
非線形の波であるソリトン成分は、フィルタの中心周波
数の僅かな変化に追従するが、線形の波である雑音成分
はフィルタの周波数シフトに追従せず、徐々にフィルタ
の帯域外へ追いやられ、結果的に雑音累積を抑制すると
いうものである。中心周波数のスライド量は1000k
mで約−6GHzである。
【0009】しかしながら、これらの狭帯域光フィルタ
は、実システムへの適用は極めて困難である。光の周波
数は約200THzであるが、例えば周波数スライディ
ングガイディングフィルタでは、各中継器毎にフィルタ
の中心周波数の絶対値を200MHz程度(中心周波数
に対して0.0001%の確度)シフトさせる必要があ
り、現在の技術レベルと実システムの温度変化などの環
境変化を考慮すると、このような狭帯域光フィルタの精
密制御は実際のシステムではほぼ不可能と予想される。
光ソリトン通信の光海底ケーブルへの適用を考慮する
と、高信頼性が要求される中継器内部での超狭帯域光フ
ィルタの使用を伴う従来の技術はシステムの長期的な信
頼性などの実用的観点からは望ましくない。
【0010】一方、中継器内に周波数シフタと固定光フ
ィルタを設けることによって、実効的にスライディング
周波数フィルタと同等な効果を得られることが知られて
いる。雑音は周波数シフタにより光フィルタの帯域外に
追いやられるが、光ソリトンは固定フィルタの中心周波
数にトラップされる。しかしながら、従来の周波数シフ
タは損失の偏光依存性および偏波モード分散が大きく、
実際のシステムには使用できないという問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、損失の偏
光依存性および偏波モード分散のない理想的な光周波数
シフタおよび該光周波数シフタを使用して、ソリトン伝
送特性を向上し、超大容量の波長多重光ソリトン伝送シ
ステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、超音波を発生する超音波
発生手段と、該超音波発生手段からの超音波を印加さ
れ、該超音波の印加により回折格子が形成される電気音
響光学素子と、前記超音波の進行方向と同方向または反
対方向となる前記電気音響光学素子の回折格子のブラッ
グ角から該電気音響光学素子に光を入射する入射手段
と、該入射手段から入射された光から形成される一次回
折光の偏光面を90度回転させる回転手段と、前記偏光
面を90度回転された光を前記入射手段で選択した前記
超音波の進行方向に対する方向と同方向となる前記電気
音響光学素子の回折格子のブラッグ角から該電気音響光
学素子に入射させ、該電気音響光学素子の回折格子で形
成された一次回折光を出射する手段とを有することを要
旨とする。
【0013】請求項1記載の本発明にあっては、電気音
響光学素子に光を入射し、その回折格子で超音波の進行
方向と同方向または反対方向に回折された一次回折光の
偏光面を90度回転させ、この偏光面を90度回転され
た光を電気音響光学素子に入射し、その回折格子で超音
波の進行方向と同方向または反対方向に回折された一次
回折光を出射しているので、電気音響光学素子を入射光
と直交した状態で通過させるため、損失の偏光依存性及
び偏波モード分散は互いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0014】また、請求項2記載の本発明は、超音波を
発生する超音波発生手段と、該超音波発生手段からの超
音波を印加され、該超音波の印加により回折格子が形成
される電気音響光学素子と、前記超音波の進行方向と同
方向または反対方向となる前記電気音響光学素子の前記
回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素子に光を入
射する入射手段と、該入射手段で入射された光から形成
された一次回折光を全反射する第1のミラーと、該第1
のミラーで全反射された光の偏光面を90度回転させる
ファラデー回転素子と、該ファラデー回転素子で90度
偏光面の回転した光を前記入射手段で選択した前記超音
波の進行方向に対する方向と同方向となる前記電気音響
光学素子の回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素
子に入射するように全反射する第2のミラーと、該第2
のミラーで全反射されて入射した光から形成された一次
回折光を出射する出射手段とを有することを要旨とす
る。
【0015】請求項2記載の本発明にあっては、電気音
響光学素子に光を入射し、その回折格子で超音波の進行
方向と同方向または反対方向に回折された一次回折光を
第1のミラーで反射した後その偏光面をファラデー回転
素子で90度回転させ、更に第2のミラーで反射して、
電気音響光学素子に入射し、その回折格子で超音波の進
行方向と同方向または反対方向に回折された一次回折光
を出射しているので、電気音響光学素子を入射光と直交
した状態で通過させるため、損失の偏光依存性および偏
波モード分散は互いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0016】更に、請求項3記載の本発明は、超音波を
発生する超音波発生手段と、該超音波発生手段からの超
音波を印加され、該超音波の印加により回折格子が形成
される電気音響光学素子と、前記超音波の進行方向と同
方向または反対方向となる前記電気音響光学素子の前記
回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素子に光を入
射する入射手段と、該入射手段で入射された光から形成
された一次回折光の偏光面を45度回転させるファラデ
ー回転素子と、該ファラデー回転素子で45度偏光面の
回転した光を更に前記ファラデー回転素子を通過させ
て、該光の偏光面を45度回転させるとともに、該ファ
ラデー回転素子を通過した光を前記入射手段で選択した
前記超音波の進行方向に対する方向と同方向となる前記
電気音響光学素子の回折格子のブラッグ角から該電気音
響光学素子に入射するように全反射するミラーと、該ミ
ラーで全反射されて入射した光から形成された一次回折
光を出射する出射手段とを有することを要旨とする。
【0017】請求項3記載の本発明にあっては、電気音
響光学素子に光を入射し、その回折格子で超音波の進行
方向と同方向または反対方向に回折された一次回折光の
偏光面をファラデー回転素子で45度回転させ、この偏
光面を45度回転された一次回折光を該一次回折光に平
行な逆方向にミラーで全反射し、ファラデー回転素子を
再度通過させ、更に偏光面を45度回転させ、該光を電
気音響光学素子に入射し、その回折格子で超音波の進行
方向と同方向または反対方向に回折された一次回折光を
出射しているので、電気音響光学素子を入射光と直交し
た状態で通過させるため、損失の偏光依存性および偏波
モード分散は互いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0018】更に、請求項4記載の本発明は、超音波を
発生する第1の超音波発生手段と、該第1の超音波発生
手段からの超音波を印加され、該超音波の印加により回
折格子が形成される第1の電気音響光学素子と、前記超
音波の進行方向と同方向または反対方向となる前記第1
の電気音響光学素子の前記回折格子のブラッグ角から該
第1の電気音響光学素子に光を入射する入射手段と、該
入射手段で入射した光から形成された一次回折光の偏光
面を90度回転させるファラデー回転素子と、超音波を
発生する第2の超音波発生手段と、該第2の超音波発生
手段からの超音波を印加され、該超音波の印加により回
折格子が形成される第2の電気音響光学素子と、前記フ
ァラデー回転素子で90度偏光面の回転した光を前記入
射手段で選択した前記超音波の進行方向に対する方向と
同方向となる前記第2の電気音響光学素子の回折格子の
ブラッグ角から該第2の電気音響光学素子に入射させ、
この入射された光から形成された一次回折光を出射する
出射手段とを有することを要旨とする。
【0019】請求項4記載の本発明にあっては、第1の
電気音響光学素子に光を入射し、その回折格子で超音波
の進行方向と同方向または反対方向に回折された一次回
折光の偏光面をファラデー回転素子で90度回転させ、
この90度偏光面の回転した光を第2の電気音響光学素
子に入射させ、その回折格子で超音波の進行方向と同方
向または反対方向に回折された一次回折光を出射してい
るので、電気音響光学素子を入射光と直交した状態で通
過させるため、損失の偏光依存性及び偏波モード分散は
互いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0020】請求項5記載の本発明は、波長多重光ソリ
トンパルスを伝送する光ソリトン伝送システムであっ
て、複数の異なる波長の光ソリトンパルスを発生する複
数のソリトン光源と、該ソリトン光源から発生する光ソ
リトンパルスを伝送する伝送用光ファイバと、該伝送用
光ファイバに所定の中継間隔で挿入される複数の光増幅
中継器であって、該光増幅中継器の少なくとも1つは、
(イ)エルビウムドープ光ファイバ増幅器、(ロ)光ア
イソレータ、(ハ)超音波を発生する超音波発生手段
と、該超音波発生手段からの超音波を印加され、該超音
波の印加により回折格子が形成される電気音響光学素子
と、前記超音波の進行方向と同方向または反対方向とな
る前記電気音響光学素子の回折格子のブラッグ角から該
電気音響光学素子に光を入射する入射手段と、該入射手
段から入射された光から形成される一次回折光の偏光面
を90度回転させる回転手段と、前記偏光面を90度回
転された光を前記入射手段で選択した前記超音波の進行
方向に対する方向と同方向となる前記電気音響光学素子
の回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素子に入射
させ、該電気音響光学素子の回折格子で形成された一次
回折光を出射する手段とを有する光周波数シフタ、およ
び(ニ)前記複数の異なる波長に対する光透過特性を有
する固定光フィルタを有する複数の光増幅中継器と、該
光増幅中継器から出力される光ソリトンパルスをそれぞ
れ受信する複数の受信器とを有することを要旨とする。
【0021】請求項5記載の本発明にあっては、電気音
響光学素子を入射光と直交した状態で通過させて偏光無
依存性の光周波数シフタおよび固定光フィルタを使用し
た光増幅中継器を伝送用光ファイバに挿入して、ソリト
ンパルスを中継増幅しているため、周波数スライディン
グフィルタと同等な伝送特性を達成することができる。
【0022】請求項6記載の本発明は、波長多重光ソリ
トンパルスを伝送する光ソリトン伝送システムであっ
て、異なる波長の光ソリトンパルスを発生する複数のソ
リトン光源と、該ソリトン光源から発生する光ソリトン
パルスを伝送する伝送用光ファイバと、該伝送用光ファ
イバに所定の中継間隔で挿入される複数の光増幅中継器
であって、該光増幅中継器の少なくとも1つは、(イ)
エルビウムドープ光ファイバ増幅器、(ロ)光アイソレ
ータ、(ハ)超音波を発生する第1の超音波発生手段
と、該第1の超音波発生手段からの超音波を印加され、
該超音波の印加により回折格子が形成される第1の電気
音響光学素子と、前記超音波の進行方向と同方向または
反対方向となる前記第1の電気音響光学素子の前記回折
格子のブラッグ角から該第1の電気音響光学素子に光を
入射する入射手段と、該入射手段で入射した光から形成
された一次回折光の偏光面を90度回転させるファラデ
ー回転素子と、超音波を発生する第2の超音波発生手段
と、該第2の超音波発生手段からの超音波を印加され、
該超音波の印加により回折格子が形成される第2の電気
音響光学素子と、前記ファラデー回転素子で90度偏光
面の回転した光を前記入射手段で選択した前記超音波の
進行方向に対する方向と同方向となる前記第2の電気音
響光学素子の回折格子のブラッグ角から該第2の電気音
響光学素子に入射させ、この入射された光から形成され
た一次回折光を出射する出射手段とを有する光周波数シ
フタ、および(ニ)前記複数の異なる波長に対する光透
過特性を有する固定光フィルタを有する複数の光増幅中
継器と、該光増幅中継器から出力される光ソリトンパル
スをそれぞれ受信する複数の受信器とを有することを要
旨とする。
【0023】請求項6記載の本発明にあっては、電気音
響光学素子を入射光と直交した状態で通過させて偏光無
依存性の光周波数シフタおよび固定光フィルタを使用し
た光増幅中継器を伝送用光ファイバに挿入して、ソリト
ンパルスを中継増幅しているため、周波数スライディン
グフィルタと同等な伝送特性を達成することができる。
【0024】また、請求項7記載の本発明は、請求項5
または6記載の本発明において、前記複数の光周波数シ
フタの周波数シフトの方向を光ソリトン伝送システムの
中央で反転させ、雑音成分を信号波長の長波側と短波側
に分配することにより、波長多重化を容易にすることを
要旨とする。
【0025】請求項7記載の本発明にあっては、光周波
数シフタの周波数シフトの方向を光ソリトン伝送システ
ムの中央で反転させるので、波長多重時に雑音が隣接チ
ャネルに回り込むことを防止できるため、伝送特性を向
上することができる。
【0026】更に、請求項8記載の本発明は、請求項5
または6または7記載の本発明において、前記伝送用光
ファイバと波長分散が零となる波長の平均値が該システ
ムを伝送する光信号波長より短波長とし、該伝送用光フ
ァイバの累積波長分散値が伝送距離に従い巨視的に増加
する傾向にあり、該伝送用光ファイバが複数の区間に分
割され、該複数の区間の少なくとも最終区間以外の各区
間における該伝送用光ファイバの累積波長分散値に応じ
て、該光信号波長における当該区間の累積波長分散をほ
ぼ打ち消し、一定値以下となるように局部的に波長分散
変動を与える波長分散媒質が当該区間内に挿入すること
により、タイミングジッタを抑制することを要旨とす
る。
【0027】請求項8記載の本発明にあっては、タイミ
ングジッタの原因となる累積波長分散が小さくなってい
ることから、少ない周波数シフトでも良好な伝送特性が
達成される。
【0028】請求項9記載の本発明は、請求項5または
6または7記載の本発明において、前記伝送用光ファイ
バの波長分散が零となる波長の平均値が該システムを伝
送する光信号波長より短波長とし、該伝送用光ファイバ
の累積波長分散値が伝送距離に従い巨視的に増加する傾
向にあり、該伝送用光ファイバが複数の区間に分割さ
れ、該複数の区間の少なくとも最終区間以外の各区間に
おける該伝送用光ファイバの累積波長分散値に応じて、
該光信号の各波長における当該区間の累積波長分散をほ
ぼ打ち消し、一定値以下となるように局部的に波長分散
変動を与える波長スローブ補償媒質を当該区間内に挿入
することにより、すべての信号波長でのタイミングジッ
タを抑制することを要旨とする。
【0029】請求項9記載の本発明にあっては、すべて
の波長でタイミングジッタの原因となる累積波長分散が
小さくなっていることから、ゴードンハウスタイミング
ジッタによる伝送特性の劣化がない上、異なる波長の信
号が伝送中に衝突することにより生じるタイミングジッ
タの影響もほとんど生じない極めて良好な伝送特性が達
成できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施形態に係わる光周
波数シフタの構成を示す図である。同図に示す光周波数
シフタは、例えばモリブデン酸鉛(PbMoO4 )の単
結晶からなる電気音響光学素子1を有し、該電気音響光
学素子1の一端には超音波発生手段3が接続され、該超
音波発生手段3から例えば周波数fo で出力される超音
波は電気音響光学素子1に印加され、矢印23で示す方
向に電気音響光学素子1を進行する。電気音響光学素子
1は、超音波を印加されると、その屈折率が周期的に変
化し、回折格子1aが図示のように形成される。
【0032】図1に示す光周波数シフタにおいて、例え
ば周波数fの入射光を光サーキュレータ5を通して電気
音響光学素子1の回折格子1aのブラッグ角θB から該
電気音響光学素子1に入射すると、該光は回折格子1a
で超音波発生手段3からの超音波の進行方向と同方向に
ブラッグ角θB で回折され、矢印で示す一次回折光19
としてコーナーミラー8に向かって進む。
【0033】なお、入射光は、電気音響光学素子1の回
折格子1aに対してブラッグ角θBから入射することに
より、同じブラッグ角θB でのみ一次回折光19が生じ
る。このブラッグ角θB は、次式で表される。
【0034】θB =sin-1(λ/2∧)≒λf/2v ここで、入射光の波長はλ、超音波の波長は∧、fは超
音波の周波数、vは音速である。
【0035】上述したように電気音響光学素子1の回折
格子1aで回折された一次回折光19は、超音波の進行
方向と同方向に回折されるので、ドップラ効果により該
一次回折光19の周波数は、f+fo となる。
【0036】回折格子1aで回折されてコーナーミラー
8に向かって進む一次回折光19は、コーナーミラー8
によって90°で2度全反射され、一次回折光19の進
行方向と反対の方向に進み、ファラデー回転素子10を
通過する。
【0037】そして、ファラデー回転素子11を再度通
過することにより、更にその偏光面を90度回転され、
前記一次回折光19と平行な逆方向に電気音響光学素子
1の回折格子1aのブラッグ角θB から電気音響光学素
子1に再び入射する。
【0038】この入射光は、電気音響光学素子1の回折
格子1aで回折され、一次回折光21が得られる。この
一次回折光21は、その進行方向が超音波の進行方向と
同方向であるため、再びドップラ効果によりその周波数
は、(f+fo )+fo となり、入射光の周波数から2
o だけ周波数がシフトする。この一次回折光21は、
光サーキュレータ5を通り、出射光として出力される。
【0039】上述したように、本光周波数シフタを通過
した光は、2回のドップラ効果により周波数が超音波の
周波数の倍だけシフトされて出射され、また電気音響光
学素子1を入射光と偏光状態が直交した状態で通過する
ため、挿入損失の偏光依存性および偏波モード分散は互
いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0040】本発明者らが行った実施形態においては、
本光周波数シフタの挿入損失の偏光依存性は従来の0.
5dBから0.01dBに低減し、また偏波モード分散
も従来の10psから0.1ps以下に低減することが
確認された。
【0041】図2は、本発明の他の実施形態に係わる光
周波数シフタの構成を示す図である。同図に示す光周波
数シフタは、図1に示す光周波数シフタにおいてコーナ
ーミラー8の代わりに全反射ミラー9を設けるととも
に、90度のファラデー回転素子10の代わりに45度
のファラデー回転素子11を設け、回折格子1aからの
一次回折光19が45度のファラデー回転素子11を2
度通過することによりその偏光面を合計で90度回転さ
せるように構成した点が異なるのみで、その他の構成は
図1のものと同じである。
【0042】このように構成される光周波数シフタにお
いては、周波数fの入射光を光サーキュレータ5を通し
て電気音響光学素子1の回折格子1aのブラッグ角θB
から電気音響光学素子1に入射すると、該光は回折格子
1aで超音波発生手段3からの超音波の進行方向と同方
向にブラッグ角θB で回折され、矢印で示す一次回折光
19としてファラデー回転素子11を通過する。なお、
この場合、一次回折光19の周波数は、図1の実施形態
と同様にf+fo となる。
【0043】ファラデー回転素子11を通過した一次回
折光19は、その偏光面を45度回転され、それから全
反射ミラー9で一次回折光19に平行な逆方向に反射さ
れ、再度ファラデー回転素子11を通過する。そして、
ファラデー回転素子11を再度通過することにより、更
にその偏光面を45度回転され、合計で90度回転した
光は、前記一次回折光19と平行な逆方向に電気音響光
学素子1の回折格子1aのブラッグ角θB から電気音響
光学素子1に再び入射する。
【0044】この入射光は、電気音響光学素子1の回折
格子1aで回折され、一次回折光21が得られる。この
一次回折光21は、その進行方向が超音波の進行方向と
同方向であるため、再びドップラ効果によりその周波数
は、(f+fo )+fo となり、入射光の周波数から2
o だけ周波数がシフトする。この一次回折光21は、
光サーキュレータ5を通り、出射光として出力される。
【0045】上述したように、本光周波数シフタを通過
した光は、2回のドップラ効果により周波数が超音波の
周波数の倍だけシフトされて出射され、また電気音響光
学素子1を入射光と偏光状態が直交した状態で通過する
ため、挿入損失の偏光依存性および偏波モード分散は互
いに打ち消され、ほぼ0となる。
【0046】本発明者らが行った実施形態においては、
本光周波数シフタの挿入損失の偏光依存性は従来の0.
5dBから0.01dBに低減し、また偏波モード分散
も従来の10psから0.1ps以下に低減することが
確認された。
【0047】図3は、本発明の更に他の実施形態に係わ
る光周波数シフタの構成を示す図である。同図に示す光
周波数シフタは、図2の光周波数シフタにおいて全反射
ミラー9を削除し、その代わりに電気音響光学素子およ
び超音波発生手段を更に1個ずつ追加し、第1および第
2の2個の電気音響光学素子1,41および第1および
第2の2個の超音波発生手段3,43を設けるととも
に、45度のファラデー回転素子11の代わりに90度
のファラデー回転素子13を設けた点が異なるのみであ
り、その他の構成は図1のものと同じである。なお、第
2の超音波発生手段43からの超音波の周波数もfo
する。
【0048】このように構成される光周波数シフタにお
いて、周波数fの光が第1の電気音響光学素子1の回折
格子1aのブラッグ角から該電気音響光学素子1に入射
すると、該入射光は回折格子1aで超音波の進行方向と
同方向に回折され、一次回折光45としてファラデー回
転素子13を通過する。なお、この場合の一次回折光4
5の周波数は、該光の進行方向が第一次回折光の超音波
発生手段3からの超音波の進行方向と同方向であるた
め、ドップラ効果によりf+fo となる。
【0049】ファラデー回転素子13を通過した一次回
折光45は、その偏光面が90度回転し、第2の電気音
響光学素子41の回折格子41aのブラッグ角から該電
気音響光学素子41に入射し、該回折格子41aで第2
の超音波発生手段43からの超音波の進行方向と同方向
に回折され、一次回折光47として出射する。この出射
する一次回折光47は、該光の進行方向が第2の超音波
発生手段43からの超音波の進行方向と同方向であるた
め、再度ドップラ効果により周波数が(f+fo )+f
o =f+2fo となり、入射光の周波数から2fo だけ
周波数シフトしたことになる。
【0050】このように構成される光周波数シフタにお
いても、図1,2の実施形態と同様に、本光周波数シフ
タからの出射光は、2回のドップラ効果により周波数が
入射光の周波数から2fo シフトし、周波数シフタとし
て機能するとともに、第2の電気音響光学素子41を入
射光と直交した状態で通過するため、挿入損失の偏光依
存性および偏波モード分散は互いに打ち消され、ほぼ0
となる。
【0051】本発明者らが行った実施形態においては、
本光周波数シフタの挿入損失の偏光依存性は従来の0.
5dBから0.01dBに低減し、また偏波モード分散
も従来の10psから0.1ps以下に低減することが
確認された。
【0052】なお、上記実施形態では、入射光を電気音
響光学素子の回折格子で超音波の進行方向と同方向に2
度回折する場合について説明したが、これに限定される
ものでなく、超音波の進行方向と反対方向に2度回折さ
れて周波数シフトが−2foとなるよう構成してもよい
ものである。
【0053】図4は、本発明の別の実施形態に係わる光
ソリトン伝送システムの構成を示す図である。同図に示
す光ソリトン伝送システムは、その光増幅中継器内に図
1ないし図3に示した偏光無依存性の光周波数シフタを
固定光フィルタとともに使用し、これにより雑音を光周
波数シフタにより光フィルタの帯域外に追い出し、光ソ
リトンを固定光フィルタの中心周波数にトラップし、実
効的にスライディング周波数フィルタと同等に伝送特性
を達成しようとするものである。
【0054】図4に示す波長多重方式の光ソリトン伝送
システムでは、複数の10Gb/sソリトン送信器51
a,51b,・・・51nからそれぞれ出力される複数
の波長1,2,・・・nのソリトンパルスは、伝送用光
ファイバ53および複数の光増幅中継器55を通って複
数の10Gb/s光受信器57a,57b,・・・57
nでそれぞれ受信される。
【0055】前記光増幅中継器55は、その詳細な構成
を図5に示すように、エルビウムドープ光ファイバ(E
DF)61、該エルビウムドープ光ファイバ61の出力
側に設けられたWDMカップラ63、WDMカップラ6
3を介してエルビウムドープ光ファイバ61に励起用レ
ーザ光を供給して入力光信号を増幅させるべくWDMカ
ップラ63に接続されている励起光源65からなるエル
ビウムドープ光ファイバ増幅器(以下、EDF増幅器と
略称する)、該EDF増幅器の出力側に接続され、出力
側からの反射光を遮断する光アイソレータ67、該光ア
イソレータ67の出力に接続され、挿入損失の偏光依存
性および偏波モード分散がない図1ないし図3に示した
光周波数シフタ69、および図6に示すような各波長
1,2,・・・nに対して光透過特性を有する固定光フ
ィルタ71を有する。なお、図6に示す光透過特性にお
いて各波長の間隔は1nmである。
【0056】以上のように構成される光ソリトン伝送シ
ステムでは、各光増幅中継器55内に損失の偏光依存性
および偏波モード分散のない光周波数シフタ69が固定
光フィルタ71と組み合わせて設けられているため、光
周波数シフタ69により雑音は固定光フィルタ71の帯
域外に追いやられるが、光ソリトンは固定光フィルタ7
1の中心周波数にトラップされ、スライディング周波数
フィルタと同等な効果を達成し得るので、ソリトン伝送
特性を改善することができ、超大容量の波長多重光ソリ
トン伝送システムを実現することができる。
【0057】本光ソリトン伝送システムの第1の実施形
態としては、n台の10Gb/sソリトン送信器51
a,51b,・・・51n、および図5に示す構成の光
周波数シフタ69および固定光フィルタ71を有する光
増幅中継器55を中継間隔30km、波長間隔1nm、
伝送距離9000kmで300台で中継するように設け
るとともに、該光周波数シフタ69の周波数シフト量を
1〜300の中継まで+または−160MHzに設定す
る。図6に示す周期的光透過率を有する固定光フィルタ
71は、ファブリペロエタロン(FSR=1nm)の端
面光反射10%程度とすることにより実現できる。
【0058】光ソリトン伝送システムの第1の実施形態
における具体例として、ソリトン送信器51の台数nを
2、ビットレートを10Gb/s、(送信パルスのパル
ス幅(半値全幅)を15ps)とし、各送信器出力の波
長を1558および1559nmとした。光増幅中継器
55の出力レベルは0dBm 、中継間隔30km、光フ
ァイバの波長分散(システム全体の平均値)を0.5p
s/km/nm(@1559nm)とすることにより、
図7に示すように、各光増幅中継器毎に雑音成分と信号
成分を分離することができ、2波長とも9000km伝
送後で、符号誤り率10-9以下を達成することができ
る。
【0059】また、第2の実施形態としては、n台の1
0Gb/sソリトン送信器51a,51b,・・・51
n、および図4に示す構成の光周波数シフタ69および
固定光フィルタ71を有する光増幅中継器55を中継間
隔30km、波長間隔1nm、伝送距離9000kmで
300台で中継するように設けるとともに、該光周波数
シフタ69の周波数シフト量を1〜150中継までは+
または−320MHzとし、151〜300までは−ま
たは+320MHzとして、周波数シフトの向きをシス
テムの中央で反転するように設定する。このように設定
することにより、雑音成分が信号波長の長波長側と短波
長側に均等に分配することが可能となり、雑音が隣接チ
ャネルに回り込むことを防止することができ、伝送特性
を改善することができる。
【0060】光ソリトン伝送システムの上記第2の実施
形態における具体例として、周波数シフト量=320M
Hz(第1の実施形態の2倍)とし、周波数のシフトの
向きがシステムの中央で反転するように設定し、その他
の条件は上述した第1の実施形態の具体例と同じ条件、
すなわちソリトン送信器51の台数nを2、ビットレー
トを10Gb/s(送信パルスのパルス幅(半値全幅)
を15ps)とし、各送信器出力の波長を1558およ
び1559nmとした。光増幅中継器55の出力レベル
は0dBm 、中継間隔30km、光ファイバの波長分散
(システム全体の平均値)を0.5ps/km/nm
(@1559nm)とする。第1の実施形態では、雑音
が一方向に進行するため、周波数シフト量を大きくする
と、隣接チャネルの帯域内に雑音が回り込むため、最適
な(より大きな)周波数シフトを与えることができない
が、この第2の実施形態では、図8に示すように、各光
増幅中継器における雑音成分の進行方向が中央で反転す
るため、最適な周波数を与えることができ、伝送特性は
更に改善され、10000km以上の伝送が可能とな
る。
【0061】図9は、本発明の光ソリトン伝送システム
の第3の実施形態を示す図である。この第3の実施形態
では、ソリトン送信器51の台数nを2、ビットレート
を20Gb/s、送信器出力光の波長は1558および
1559nmであり、送信パルスのパルス幅(半値全
幅)は10psである。光増幅中継器55の出力レベル
は3dBm 、中継間隔は30km、各光増幅中継器内に
設置された光周波数シフタの周波数シフト量は光ソリト
ン伝送システムの第1の実施形態の具体例と同じ−16
0MHzである。光ファイバの波長分散(システム全体
の平均値)は0.5ps/km/nm(@1559n
m)、光ファイバの波長分散スロープ=0.07ps/
km/nm2 のものを用い、5中継(150km)毎
に、−60ps/nmの正常分散を有する分散補償ファ
イバからなる分散補償器91を挿入し、5中継の累積波
長分散(+64.5ps/nm@1558nmおよび+
75ps/nm@1559nm)を打ち消している。こ
のように設定することにより、累積分散によるゴードン
ハウスジッタの影響を大幅に緩和することができ、波長
当りの伝送速度を20Gb/sまで上げても、9000
km伝送後で、10-9以下の符号誤り率が達成できる。
【0062】図10は、本発明の光ソリトン伝送システ
ムの第4の実施形態を示す図である。この第4の実施形
態では、ソリトン送信器51の台数nを5、ビットレー
トを20Gb/s、各送信器出力光の波長をそれぞれ1
556,1557,1558,1559および1560
nmとし、送信パルスのパルス幅(半値全幅)は10p
sとした。光増幅中継器55の出力レベルは7dB、中
継間隔は30km、各光増幅中継器内に設置された光周
波数シフタの周波数シフト量は光ソリトン伝送システム
の第1の実施形態の具体例と同じ−160MHzであ
る。光ファイバの波長分散(システム全体の平均値)は
0.5ps/km/nm(@1559nm)、光ファイ
バの波長分散スロープは0.07ps/km/nm2
あり、5中継(150km)毎に、波長分散−60ps
/nm(@1558nm)を有し、かつ、分散スロープ
−10.5ps/nm2 を有する分散スロープ補償器9
3を挿入し、伝送用光ファイバの波長分散スローブが補
償されて、すべての波長における5中継の累積波長分散
を+4.5ps/nmとしている。本分散スロープ補償
器はチャープドファイバグレーティングにより実現し
た。
【0063】また、光増幅中継器の多段接続により、利
得帯域幅が減少するのを防止するために、5中継毎に、
その利得特性(波長特性)の逆特性を有する利得等化器
95を挿入している。
【0064】以上のように構成することにより、すべて
の波長で、累積波長分散が十分小さくなっていることか
ら、累積分散によるゴードンハウスジッタの影響を大幅
に緩和することができる。また、複数の波長多重伝送時
には、異なる波長の信号同士が伝送中に衝突することに
より生じる周波数揺らぎが受信端でタイミングジッタと
なるという問題があるが、本構成では分散の絶対値が十
分小さいため、周波数揺らぎがタイミングジッタに変換
されず、すべての信号波長で、9000km伝送後で1
-9以下の符号誤り率が達成でき、総伝送容量の大幅な
拡大が可能となる。また、本方式によれば、更なる多波
長化も可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
記載の本発明によれば、電気音響光学素子に光を入射
し、その回折格子で超音波の進行方向と同方向または反
対方向に回折された一次回折光の偏光面を90度回転さ
せ、該光を電気音響光学素子に再度入射し、その回折格
子で超音波の進行方向と同方向または反対方向に回折さ
れた一次回折光を出射しているので、電気音響光学素子
を入射光と偏光状態が直交した状態で通過させるため、
損失の偏光依存性および偏波モード分散は互いに打ち消
され、ほぼ理想的な光周波数シフタを実現することがで
きる。
【0066】また、請求項3記載の本発明によれば、電
気音響光学素子に光を入射し、その回折格子で超音波の
進行方向と同方向または反対方向に回折された一次回折
光の偏光面を45度回転させ、該光を前記一次回折光に
平行な逆方向に全反射し、更に偏光面を45度回転さ
せ、電気音響光学素子に入射し、その回折格子で超音波
の進行方向と同方向または反対方向に回折された一次回
折光を出射しているので、電気音響光学素子を入射光と
偏光状態が直交した状態で通過させるため、損失の偏光
依存性および偏波モード分散は互いに打ち消され、ほぼ
0となり、ほぼ理想的な光周波数シフタを実現すること
ができる。
【0067】更に、請求項4記載の本発明によれば、第
1の電気音響光学素子に光を入射し、その回折格子で超
音波の進行方向と同方向または反対方向に回折された一
次回折光の偏光面をファラデー回転素子で90度回転さ
せ、この90度偏光面の回転した光を第2の電気音響光
学素子に入射させ、その回折格子で超音波の進行方向と
同方向または反対方向に回折された一次回折光を出射し
ているので、電気音響光学素子を入射光と偏光状態が直
交した状態で通過させるため、損失の偏光依存性および
偏波モード分散は互いに打ち消され、ほぼ0となり、ほ
ぼ理想的な光周波数シフタを実現することができるとと
もに、構造が比較的簡単であるため、信頼性を向上する
ことができる。
【0068】請求項5記載の本発明によれば、電気音響
光学素子を入射光と直交した状態で通過させて偏光無依
存性の光周波数シフタおよび固定光フィルタを使用した
光増幅中継器を伝送用光ファイバに所定の中継間隔で挿
入して、ソリトンパルスを中継増幅しているため、周波
数スライディングフィルタと同等な伝送特性を達成する
ことができ、超大容量の光ソリトン伝送システムを実現
することができる。
【0069】また、請求項6記載の本発明によれば、電
気音響光学素子を入射光と直交した状態で通過させて偏
光無依存性の光周波数シフタおよび固定光フィルタを使
用した光増幅中継器を伝送用光ファイバに挿入して、ソ
リトンパルスを中継増幅しているため、周波数スライデ
ィングフィルタと同等な伝送特性を達成することができ
る。
【0070】更に、請求項7記載の本発明によれば、光
周波数シフタの周波数シフトの方向を光ソリトン伝送シ
ステムの中央で反転させるので、波長多重時に雑音が隣
接チャネルに回り込むことを防止できるため、伝送特性
を向上することができる。
【0071】請求項8記載の本発明によれば、タイミン
グジッタの原因となる累積波長分散が小さくなっている
ことから、少ない周波数シフトでも良好な伝送特性が達
成される。
【0072】また、請求項9記載の本発明によれば、す
べての波長でタイミングジッタの原因となる累積波長分
散が小さくなっていることから、ゴードンハウスタイミ
ングジッタによる伝送特性の劣化がない上、異なる波長
の信号が伝送中に衝突することにより生じるタイミング
ジッタの影響もほとんど生じない極めて良好な伝送特性
が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる光周波数シフタの
構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係わる光周波数シフタ
の構成を示す図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態に係わる光周波数シ
フタの構成を示す図である。
【図4】本発明の別の実施形態に係わる光ソリトン伝送
システムの構成を示す図である。
【図5】図4に示す光ソリトン伝送システムに使用され
ている光増幅中継器の構成を示す図である。
【図6】図5に示す光増幅中継器に使用されている固定
光フィルタの各波長に対する光透過特性を示す図であ
る。
【図7】図4に示す光ソリトン伝送システムの第1の実
施形態の具体例における信号と雑音の伝搬の様子を示す
図である。
【図8】図4に示す光ソリトン伝送システムの第2の実
施形態の具体例における信号と雑音の伝搬の様子を示す
図である。
【図9】本発明の光ソリトン伝送システムの第3の実施
形態を示す図である。
【図10】本発明の光ソリトン伝送システムの第4の実
施形態を示す図である。
【符号の説明】
1,41 電気音響光学素子 1a,41a 回折格子 3,43 超音波発生手段 9 全反射ミラー 11,13 ファラデー回転素子 51a〜51n 10Gb/sソリトン送信器 53 伝送用光ファイバ 55 光増幅中継器 57a〜57n 10Gb/s光受信器 61 エルビウムドープ光ファイバ 63 WDMカップラ 65 励起光源 67 光アイソレータ 69 光周波数シフタ 71 光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/16 (72)発明者 山本 周 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内 (72)発明者 秋葉 重幸 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発生する超音波発生手段と、 該超音波発生手段からの超音波を印加され、該超音波の
    印加により回折格子が形成される電気音響光学素子と、 前記超音波の進行方向と同方向または反対方向となる前
    記電気音響光学素子の回折格子のブラッグ角から該電気
    音響光学素子に光を入射する入射手段と、 該入射手段から入射された光から形成される一次回折光
    の偏光面を90度回転させる回転手段と、 前記偏光面を90度回転された光を前記入射手段で選択
    した前記超音波の進行方向に対する方向と同方向となる
    前記電気音響光学素子の回折格子のブラッグ角から該電
    気音響光学素子に入射させ、該電気音響光学素子の回折
    格子で形成された一次回折光を出射する手段とを有する
    ことを特徴とする光周波数シフタ。
  2. 【請求項2】 超音波を発生する超音波発生手段と、 該超音波発生手段からの超音波を印加され、該超音波の
    印加により回折格子が形成される電気音響光学素子と、 前記超音波の進行方向と同方向または反対方向となる前
    記電気音響光学素子の前記回折格子のブラッグ角から該
    電気音響光学素子に光を入射する入射手段と、 該入射手段で入射された光から形成された一次回折光を
    全反射する第1のミラーと、 該第1のミラーで全反射された光の偏光面を90度回転
    させるファラデー回転素子と、 該ファラデー回転素子で90度偏光面の回転した光を前
    記入射手段で選択した前記超音波の進行方向に対する方
    向と同方向となる前記電気音響光学素子の回折格子のブ
    ラッグ角から該電気音響光学素子に入射するように全反
    射する第2のミラーと、 該第2のミラーで全反射されて入射した光から形成され
    た一次回折光を出射する出射手段とを有することを特徴
    とする光周波数シフタ。
  3. 【請求項3】 超音波を発生する超音波発生手段と、 該超音波発生手段からの超音波を印加され、該超音波の
    印加により回折格子が形成される電気音響光学素子と、 前記超音波の進行方向と同方向または反対方向となる前
    記電気音響光学素子の前記回折格子のブラッグ角から該
    電気音響光学素子に光を入射する入射手段と、 該入射手段で入射された光から形成された一次回折光の
    偏光面を45度回転させるファラデー回転素子と、 該ファラデー回転素子で45度偏光面の回転した光を更
    に前記ファラデー回転素子を通過させて、該光の偏光面
    を45度回転させるとともに、該ファラデー回転素子を
    通過した光を前記入射手段で選択した前記超音波の進行
    方向に対する方向と同方向となる前記電気音響光学素子
    の回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素子に入射
    するように全反射するミラーと、 該ミラーで全反射されて入射した光から形成された一次
    回折光を出射する出射手段とを有することを特徴とする
    光周波数シフタ。
  4. 【請求項4】 超音波を発生する第1の超音波発生手段
    と、 該第1の超音波発生手段からの超音波を印加され、該超
    音波の印加により回折格子が形成される第1の電気音響
    光学素子と、 前記超音波の進行方向と同方向または反対方向となる前
    記第1の電気音響光学素子の前記回折格子のブラッグ角
    から該第1の電気音響光学素子に光を入射する入射手段
    と、 該入射手段で入射した光から形成された一次回折光の偏
    光面を90度回転させるファラデー回転素子と、 超音波を発生する第2の超音波発生手段と、 該第2の超音波発生手段からの超音波を印加され、該超
    音波の印加により回折格子が形成される第2の電気音響
    光学素子と、 前記ファラデー回転素子で90度偏光面の回転した光を
    前記入射手段で選択した前記超音波の進行方向に対する
    方向と同方向となる前記第2の電気音響光学素子の回折
    格子のブラッグ角から該第2の電気音響光学素子に入射
    させ、この入射された光から形成された一次回折光を出
    射する出射手段とを有することを特徴とする光周波数シ
    フタ。
  5. 【請求項5】 波長多重光ソリトンパルスを伝送する光
    ソリトン伝送システムであって、 複数の異なる波長の光ソリトンパルスを発生する複数の
    ソリトン光源と、 該ソリトン光源から発生する光ソリトンパルスを伝送す
    る伝送用光ファイバと、 該伝送用光ファイバに所定の中継間隔で挿入される複数
    の光増幅中継器であって、該光増幅中継器の少なくとも
    1つは、 (イ) エルビウムドープ光ファイバ増幅器、 (ロ) 光アイソレータ、 (ハ) 超音波を発生する超音波発生手段、該超音波発
    生手段からの超音波を印加され、該超音波の印加により
    回折格子が形成される電気音響光学素子、前記超音波の
    進行方向と同方向または反対方向となる前記電気音響光
    学素子の回折格子のブラッグ角から該電気音響光学素子
    に光を入射する入射手段、該入射手段から入射された光
    から形成される一次回折光の偏光面を90度回転させる
    回転手段、および前記偏光面を90度回転された光を前
    記入射手段で選択した前記超音波の進行方向に対する方
    向と同方向となる前記電気音響光学素子の回折格子のブ
    ラッグ角から該電気音響光学素子に入射させ、該電気音
    響光学素子の回折格子で形成された一次回折光を出射す
    る手段を有する光周波数シフタ、および (ニ) 前記複数の異なる波長に対する光透過特性を有
    する固定光フィルタを有する複数の光増幅中継器と、 該光増幅中継器から出力される光ソリトンパルスをそれ
    ぞれ受信する複数の受信器とを有することを特徴とする
    光ソリトン伝送システム。
  6. 【請求項6】 波長多重光ソリトンパルスを伝送する光
    ソリトン伝送システムであって、 異なる波長の光ソリトンパルスを発生する複数のソリト
    ン光源と、 該ソリトン光源から発生する光ソリトンパルスを伝送す
    る伝送用光ファイバと、 該伝送用光ファイバに所定の中継間隔で挿入される複数
    の光増幅中継器であって、該光増幅中継器の少なくとも
    1つは、 (イ) エルビウムドープ光ファイバ増幅器、 (ロ) 光アイソレータ、 (ハ) 超音波を発生する第1の超音波発生手段、該第
    1の超音波発生手段からの超音波を印加され、該超音波
    の印加により回折格子が形成される第1の電気音響光学
    素子、前記超音波の進行方向と同方向または反対方向と
    なる前記第1の電気音響光学素子の前記回折格子のブラ
    ッグ角から該第1の電気音響光学素子に光を入射する入
    射手段、該入射手段で入射した光から形成された一次回
    折光の偏光面を90度回転させるファラデー回転素子、
    超音波を発生する第2の超音波発生手段、該第2の超音
    波発生手段からの超音波を印加され、該超音波の印加に
    より回折格子が形成される第2の電気音響光学素子、お
    よび前記ファラデー回転素子で90度偏光面の回転した
    光を前記入射手段で選択した前記超音波の進行方向に対
    する方向と同方向となる前記第2の電気音響光学素子の
    回折格子のブラッグ角から該第2の電気音響光学素子に
    入射させ、この入射された光から形成された一次回折光
    を出射する出射手段を有する光周波数シフタ、および (ニ) 前記複数の異なる波長に対する光透過特性を有
    する固定光フィルタを有する複数の光増幅中継器と、 該光増幅中継器から出力される光ソリトンパルスをそれ
    ぞれ受信する複数の受信器とを有することを特徴とする
    光ソリトン伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記複数の光周波数シフタの周波数シフ
    トの方向を光ソリトン伝送システムの中央で反転させる
    ことを特徴とする請求項5または6記載の光ソリトン伝
    送システム。
  8. 【請求項8】 前記伝送用光ファイバと波長分散が零と
    なる波長の平均値が該システムを伝送する光信号波長よ
    り短波長とし、該伝送用光ファイバの累積波長分散値が
    伝送距離に従い巨視的に増加する傾向にあり、該伝送用
    光ファイバが複数の区間に分割され、該複数の区間の少
    なくとも最終区間以外の各区間における該伝送用光ファ
    イバの累積波長分散値に応じて、該光信号波長における
    当該区間の累積波長分散をほぼ打ち消し、一定値以下と
    なるように局部的に波長分散変動を与える波長分散媒質
    が当該区間内に挿入されていることを特徴とする請求項
    5または6または7記載の光ソリトン伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記伝送用光ファイバの波長分散が零と
    なる波長の平均値が該システムを伝送する光信号波長よ
    り短波長とし、該伝送用光ファイバの累積波長分散値が
    伝送距離に従い巨視的に増加する傾向にあり、該伝送用
    光ファイバが複数の区間に分割され、該複数の区間の少
    なくとも最終区間以外の各区間における該伝送用光ファ
    イバの累積波長分散値に応じて、該光信号の各波長にお
    ける当該区間の累積波長分散をほぼ打ち消し、一定値以
    下となるように局部的に波長分散変動を与える波長スロ
    ーブ補償媒質を当該区間内に挿入されていることを特徴
    とする請求項5または6または7記載の光ソリトン伝送
    システム。
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